上野原市議会 > 2017-03-03 >
03月03日-02号

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  1. 上野原市議会 2017-03-03
    03月03日-02号


    取得元: 上野原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-09
    平成29年  3月 定例会(第1回)          平成29年3月上野原市議会第1回定例会               議事日程(第2号)         平成29年3月3日(金)午前10時00分開議第1 議会運営委員会委員の選任について第2 常任委員会委員の選任について第3 選挙    選挙第4号 山梨県東部地域広域水道企業団議会議員の補欠選挙について第4 市政一般に関する質問---------------------------------------● 出席議員(16名)     1番  白鳥純雄君      2番  遠藤美智子君     3番  川田好博君      4番  久嶋成美君     5番  東山洋昭君      6番  小俣 修君     7番  川島秀夫君      8番  杉本公文君     9番  田中英明君     10番  山口好昭君    11番  長田喜巳夫君    12番  杉本友栄君    13番  尾形幸召君     14番  鷹取偉一君    15番  岡部幸喜君     16番  尾形重寅君---------------------------------------● 欠席議員(なし)---------------------------------------● 説明のため出席した者の職氏名 市長         江口英雄君    副市長        小早川 浩君 教育長        和田正樹君    消防長        磯部 忠君 総務部長       石井明文君    市民部長       志村輝雄君 福祉保健部長     野崎広仁君    建設経済部長     天野幾雄君 消防署長       清水正司君    消防総務課長     小林 輝君 企画課長       小澤勇人君    危機管理担当課長   佐藤和弘君 税務課長       上條昭仁君    生活環境課長     藤本保彦君 秋山支所長      磯部八重子君   長寿健康課長     久島和夫君 経済課長       富田昌昭君    都市計画課長     伊藤 弘君 会計管理者      石井源仁君    学校教育課長     上原千歳君 社会教育課長     尾形 篤君---------------------------------------● 事務局出席職員氏名 議会事務局長     佐藤通朗君    書記         横瀬仁彦君 △開議 午前10時00分 ○議長(尾形幸召君) ただいまの出席議員は16人です。 これから、本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元にお配りしたとおりです。--------------------------------------- ○議長(尾形幸召君) 日程第1、議会運営委員会委員の選任についてを議題とします。 お諮りします。 議会運営委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元にお配りした名簿のとおり指名します。 したがって、議会運営委員会委員は、田中英明君、山口好昭君、杉本友栄君、鷹取偉一君、岡部幸喜君及び尾形重寅君を選任することに決定しました。 ただいま選任されました議会運営委員会委員は、後ほど、正副委員長を互選し、その結果を議長に報告願います。--------------------------------------- ○議長(尾形幸召君) 日程第2、常任委員会委員の選任についてを議題とします。 お諮りします。 常任委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元にお配りした名簿のとおり指名したいと思います。 これにご異議はありませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(尾形幸召君) 異議なしと認めます。 したがって、総務産業常任委員会に、白鳥純雄君、川島秀夫君、杉本公文君、田中英明君、杉本友栄君、鷹取偉一君、岡部幸喜君及び尾形重寅君。 文教厚生常任委員会に、遠藤美智子君、川田好博君、久嶋成美君、東山洋昭君、小俣修君、山口好昭君、長田喜巳夫君及び尾形幸召。 議会だより編集常任委員会に、白鳥純雄君、遠藤美智子君、川田好博君、久嶋成美君、東山洋昭君及び川島秀夫君をそれぞれ選任することに決定しました。 ただいま選任されました各常任委員会の委員は、後ほど、常任委員会ごとに正副委員長を互選し、その結果を議長に報告願います。--------------------------------------- ○議長(尾形幸召君) 日程第3、選挙を行います。 山梨県東部地域広域水道企業団議会議員の補欠選挙を行います。 本日までに山梨県東部地域広域水道企業団議会議員川島秀夫君が、同議会萩原剛副議長に一身上の都合により辞職する旨の辞職願を提出し、それが許可されています。したがいまして、山梨県東部地域広域水道企業団議会議員に欠員が生じましたので、補欠選挙を行います。 お諮りします。 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にしたいと思います。 ご異議ございませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(尾形幸召君) 異議なしと認めます。 したがって、選挙の方法は、指名推選で行うことに決定しました。 お諮りします。 指名の方法については、議長が指名することにしたいと思います。 これにご異議ございませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(尾形幸召君) 異議なしと認めます。 したがって、議長が指名することに決定しました。 山梨県東部地域広域水道企業団議会議員に鷹取偉一君を指名します。 お諮りします。 ただいま議長が指名しました鷹取偉一君を、山梨県東部地域広域水道企業団議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(尾形幸召君) 異議なしと認めます。 したがって、ただいま指名しました鷹取偉一君が山梨県東部地域広域水道企業団議会議員に当選されました。 山梨県東部地域広域水道企業団議会議員に当選されました鷹取偉一君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をします。--------------------------------------- ○議長(尾形幸召君) 日程第4、市政一般に関する質問を行います。 通告順に発言を許します。 11番、長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) それでは、ただいまから一般質問を行います。 まず最初の質問項目になります。新年度予算ということであります。ご案内のとおり、骨格予算という形で組まれているわけであります。言うまでもなく市長選挙が行われたということに伴うものであります。予算については、既に明らかにされていますように、一般会計は109億141万8,000円でございます。特別会計については77億6,963万7,000円、合計186億7,105万5,000円になっております。一般会計については、骨格予算ですので、政策的予算については極力抑えて組むのが一般通例になっております。 そこで、骨格予算の概要になります。義務的経費については人件費、扶助費、公債費が中心となりまして約50億1,700万円となっています。投資的経費については約15億4,500万円となっています。そこで、投資的経費について大型継続事業が含まれておりますので、その概要についてまず最初に伺っておきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 小澤企画課長。 ◎企画課長(小澤勇人君) お答えいたします。 まず、平成29年度一般会計当初予算の概要についてご説明いたします。 こちらにつきましては、先ほど議員さんがおっしゃられましたとおり、2月の市長選挙を考慮いたしまして基本的に政策的経費を除く骨格予算となってございます。この中に政策的経費のうち、既に着手してございます継続的な事業などを計上したものとなっており、先ほどおっしゃられましたとおり109億141万8,000円となり、前年度と比較すると25億3,534万円、率にして18.9%の減額となってございます。また、一般会計と特別会計を合わせますと総額186億7,105万5,000円となり、前年度と比較すると26億1,715万8,000円、12.3%の減額となっているものでございます。 なお、ご質問の平成29年度一般会計当初予算に計上しております大型継続事業ということでございますが、まず1点目が仮称総合福祉センター事業が6億9,937万円ほど、中央自動車道スマートインターチェンジ関連事業が1億5,799万円ほど、三つ目といたしまして上野原駅周辺整備事業が1億8,006万円ほどの計上となってございます。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 大型の事業が継続ということで、その予算も含めて今言われたとおりでございますので、いずれにいたしましても6月に向けてという形の本格予算案になっていくということになると思っています。 今は投資的経費ということで質問をしたわけですけれども、その他の予算について43億3,700万円ということになっています。これは物件費繰出金が約33億4,700万円となっております。ということでありますので、このその他予算についての特徴的なものについて伺っておきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 小澤企画課長。 ◎企画課長(小澤勇人君) お答えいたします。 性質別に分けましたその他と区分しております部分でございますが、初めに物件費ということでございます。こちらにつきましては、18億5,800万8,000円となってございます。主な内容といたしましては、市役所庁舎また文化ホールの施設維持管理業務ですとか、クリーンセンターの施設の運転管理業務などの委託業務を始めとした施設の維持に必要な必要経費等が含まれてございます。 次に、繰出金でございますが、こちらは14億8,948万9,000円となってございます。この内容につきましては、国民健康保険特別会計を含む6つの特別会計に対しての繰出金が計上されているものでございます。 また、詳細につきましては後ほど予定されております予算特別委員会で説明をさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 中心的になっているのは繰出金ということで、他会計、特別会計を中心に繰り出しをしているという、こういうことだろうと思います。 そうしますと、今前段申し上げましたように、今回骨格予算ということでありますので、6月の本格予算という形に補正でなるということ、そのように理解をしています。そうしますと、おおむね6月はどのくらいの補正額になるかということになります。あわせてメーンとなる事業について今時点においてどのようにお考えがあるのか伺っておきたいと思います。
    ○議長(尾形幸召君) 小澤企画課長。 ◎企画課長(小澤勇人君) お答えいたします。 29年度の当初予算につきましては、おっしゃるとおり骨格予算でございます。6月補正におきましては、基盤整備などを含めました政策的な予算を編成する予定でございます。補整額と内容につきましては、現在は未調整でございますので、財源等の確保、確認等をしながら今後調整してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 6月の状況は、ほとんど今、明らかにまだまだできないという答弁であります。これから3か月あるということで、基盤整備を中心とした継続事業が今続いています。その延長線上で他の事業が当然出てくると思いますので、まちづくりに向けての本格的な予算をぜひ固めて提案をしていただきたいと、このように思っております。 それから、次の関係で言いますと、財政の状況ということであります。既に、健全化判断比率等につきましては、これは27年度になりますけれども、明らかにしているわけであります。現在の財政状況と今後の見通しということになります。27年度の状況を明確にしていますので、その後それも含めながら今後の財政見通しについて確認をしておきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 小澤企画課長。 ◎企画課長(小澤勇人君) お答えいたします。 財政状況ということでございます。平成27年度決算に基づきます財政健全化判断比率について申し上げますと、実質公債費率が11.3%と前年に比べ1.3ポイント改善されており、これは早期健全化基準、これは国で示すボーダーラインですが、これが25%です。これと比較すると13%下回ったという結果になってございます。また、将来負担比率は60.3%と前年に比べ8.6ポイント改善されてございまして、同じく早期健全化基準の350%を大きく下回る結果となってございます。これは、この調査が開始されました平成19年度以降最も改善した結果となってございます。 次に、地方債残高について申し上げますと、一般会計の残高は平成27年度決算では約142億300万円となっております。なお、このうち約82.5%の117億2,400万円ほどは、後年度に元利償還金を支払う際に、国から交付税で市に補填される予定でございまして、これを差し引きますと実質約24億7,900万円ほど、残額の約17.5%の市の負担で済む予定となってございます。また、町村合併時の平成17年度決算時の起債残高約232億円と比較いたしますと、およそこの10年で約36億円減少となった結果となってございます。 また、一般会計に公共下水道事業簡易水道事業、病院事業の公営企業会計を加えました総合計の起債残高は、約195億5,900万円となってございます。これは、これまで事務事業の見直しを行いながら、地方債の一部繰り上げ償還ですとか、地方債を活用する場合につきましても、合併特例債や国の経済細則に伴う補正予算債、また緊急減災防災事業債など、後年度負担の少ない地方債を選択し、活用してきた結果であると考えております。 現在進めております上野原駅周辺整備事業を始めとする大規模プロジェクトにつきましても、同様な市にとって条件のよい地方債や国の補助金等を活用し、進めているところでございます。 なお、今後の財政状況ということでございますが、これまで進めてきております大規模事業につきましても、市にとって有利な地方債を活用してございます。一時的にでも地方債残高が増加し、将来負担比率等が少なからず影響することも予想されるところでございます。今後につきましては、さらに事務事業の選択と集中の基本方針のもと、財政改革の推進も図りながら将来の世代に大きな負担が残らないよう、健全な財政運営に努めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 財政の状況について今るる述べられました。特に言われています地方債の残高ですけれども、142億ということであります。実質的には交付税バック等がありまして、今の答弁、24億7,000万ぐらいという答弁をされていましたので、財政的には心配は全く要らないという状況であります。ということで、今後につきましても健全財政を目指して種々の各種事業に取り組んでほしい。同時に、有利な起債等を活用する中で積極的な財政を組む中でまちづくりを進めてほしい、このように思います。 それでは次に、江口市政の3期目になったということでございますので、その政策について伺っていきたいと思います。 最初になります。まち・ひと・しごと創生に向けた基本戦略ということであります。 既に、28年3月、昨年の3月に地方創生に向けた総合戦略を策定をしております。言われていますように日本の人口は、このまま推移をしていけば2010年の1億2,800万人から50年後の2060年になるわけですけれども、には8,600万人まで減少するという推計も出されているという、こういう状況があります。既にこれはご案内のとおりです。地方においても50年後には半数以下になる市町村が少なくはないと、このように言われています。 当市においても国立社会保障人口問題研究所の推計によりますと、2015年の2万5,315人から45年後、つまり2060年になりますけれども、そのときの人口が1万854人まで減少するであろうという、あくまでもこれは予測です。推計が出ているということで、これもご案内のとおりです。ちなみに、本年2017年2月1日の上野原市の人口は2万4,124人になっています。 ということで、今言った数字、2015年の数字とこれを単純比較しちゃうと約1,000人ぐらい減っちゃっているんです、2年で。ということは、単純に言うと、50年後は上野原に人がいなくなると、こういうことの数字です。という状況の中で、昨年策定をいたしました当市の人口ビジョン計画は、独自の推計に基づきまして将来の人口目標を設定をしております。それによりますと、先ほどから言われている2060年、平成72年になりますけれども、この人口目標、もう既に明らかにされているように1万3,546人を当市の場合は想定をしています。だから、国立社会保障の数字よりも3,000人以上多く当然見込んでいるということであります。 そのような中、合計特殊出生率については、27年度の1.03から1.70を見込むということでありますので、ぜひそこへ、1.70へ向かっていくという形になりますので、いろいろな施策を展開をしていかないといけないわけです。だから、極めて市の政策が重要になってくるかということは、ご案内のとおりであります。 ちなみに、年齢構成を見ると2060年ですよ。2060年の人口構成をどのように推定をしているかというと、15歳未満です。この年少人口が1,470人で、10.9%を見込んでいます。現在どうかというと、15歳未満は現在約10%です。それから、15歳から64歳までの生産年齢人口につきましては、6,677人を見込んでいるということで、率に直すと49.3%を見込むという数字です。それで、現在はどうかというと、57%あります。きょう現在の構成比は57%。そして、65歳以上です、これは老齢人口になりますけれども、これをどのくらい見ているかというと、50年後、5,399人です、率に直して39.9%。現在の構成比は約33%になっています、老齢人口。ということで、そこを目指して1万3,000人を目指すというのが市の方針になります。 このように大変な状況です。まさに2万4,000から1万3,000ですから、1万1,000人以上が当然減るであろうと、こういう想定になっているわけであります。やはり、その状況を私は全市を挙げて再認識していく必要があると思います。そして、種々の政策に取り組んでいくということが極めて重要であろうとこのように考えます。全ての市民がそれぞれのできる範囲、できることを実行していくということが求められてくると思います。全市を挙げて取り組む、まさに協働という言葉を使っていますけれども、そこへ向かって頑張れば方向は必ず見えてくる、このように私は思っています。 そこで、市が考えている基本戦略について伺っていきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 江口市長。 ◎市長(江口英雄君) ただいまの長田議員のお話のとおり、国の推計でいくと、60年後にはかなりの人口減少になる。これは、上野原市に限らず、日本全体の人口も縮小していく中で上野原市はその程度になっていくという状況があるわけでございますけれども、上野原市まち・ひと・しごと創生総合戦略というものは、急激な人口減少問題を克服し、成長力を確保するため、国と地方とは連携、協働して、昨年度5年間の計画で、市の最重要課題として策定したものでございます。当然、次期任期中において総合戦略に掲げた各種政策を着実に進め、地方の創生を成し遂げていく必要があると考えております。 したがいまして、この総合戦略に掲げた施策の推進を私の3期目の基本戦略として、政策の根幹に位置づけたものでございます。総合戦略に沿って全ての市民が、安全、安心に生活を営むことができる地域基盤の整備、地域を担う個性豊かな人材の確保、育成。魅力的で多様な就業機会の創出、若者世代に対する結婚、出産、子育ての支援等の諸施策を一体的に推進していくことが重要となってまいります。 地域の活性を、特性を生かした諸施策を展開することにより、人口減少時代における諸問題を市民の皆様とともに共有し、持続可能な地域社会の形成を目指してまいりたいと考えております。また、現在進行中の上野原駅周辺整備事業仮称談合坂スマートインターチェンジ関連事業仮称総合福祉センターの建設など、大型継続事業とあわせて、市民、議会、行政が一体となり、協働コラボレーションによるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 今、市長のほうから答弁がされました。 まさに総合戦略をどう実現をしていくかということで、今述べられたわけであります。当市においてご案内のとおり、大型の今事業展開をしています。駅前開発、あるいは談合坂のスマートインター、それから総合福祉センター、さらには四方津の駅のバリアフリー化等々でございます。このようなハード事業とソフト事業、これの連携を図っていくということが極めて重要であろうと、このように認識をしています。 それでは、これらに関連するという形になります次の項目に移っていきたいと思います。地方創生ということで、特に総合戦略、上野原への人の流れをつくるという、こういうことでありますので、その方向について幾つか質問をしていきたいと思います。 まず最初です。上野原の南口です。南口の駅前広場の整備事業ということになります。その概要ということになりますけれども、既に3月2日、きのうですか、この事業の最終版の事業の入札が行われたと思っています。予定の価格については、既に公表していますように2億6,244万円という形になっています。過日、全員協議会の中でも説明がありました。しかし、ここに議会ということの中で、改めてまず、この概要について伺っておきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 伊藤都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤弘君) お答えいたします。 上野原駅南口駅前広場整備工事の工事概要等についてご説明させていただきます。 駅前広場の全体の面積につきましては、約4,000平米でございますが、駅前広場の外側の歩道部分については、ブロック舗装工で面積が1,112平米でございます。このブロック舗装は、透水性で雨などが浸透するブロックを採用しております。歩道には視覚障害者の誘導ブロックも設置いたしますが、これについてもこのブロック舗装の面積の中に含まれております。 次に、歩道の内側のロータリー部分等でございます。この部分はアスファルト舗装工で、面積は2,037平米でございます。ロータリー、車道部分は、路線バス等が一方通行で右回りに周回しますので、通常の舗装よりもハンドルを切ったときなどのタイヤによる舗装のよじれに強いアスファルト舗装で計画されております。 続いて、車道との境の歩道部分には、雨や雪よけのシェルター工を設置します。延長は111メートルで、一般部の幅は2メートルです。ロータリー内の身体障害者の乗降用スペースの上部につきましてもシェルターを設置する予定でございます。また、駅前広場の南西部には駐輪場を整備いたします。この駐輪場には約100台の自転車や原動機つき自転車が駐輪可能でございます。 そのほか、駅前広場に整備する施設としましては、ロータリーの中ほどには電車利用の方のお迎え用の一時駐車場を整備します。厳密に言いますと、駐車場という表現ではなく、待機場という表現のほうがふさわしいと思われますが、ここには一般車12台、障害者用1台の待機スペースを確保し、お迎えのための30分間については無料、それ以降は有料とし、今後長時間駐車をされないような料金設定等について検討してまいりたいと考えております。なお、この待機場に隣接して県警の交通規制課より指導がありました緊急車両の駐車スペースを1台分確保し、また、駅前広場を管理するための公用車や維持管理車両が駐車するスペースも1台分確保します。 駅前広場のその他の機能としましては、路線バスにつきましては、バス乗り場が4台分、バス降り場が1台分、タクシーにつきましては、タクシー乗り場が2台分、タクシー降り場が1台分、タクシープールが6台分、一般車両については、先ほど説明した待機場とは別に、一般車降り場が2台分と障害者の乗り降り用スペースが1台分確保されております。駅前広場のその他の工事につきましては、駅前広場の境界に施工する擁壁工事、北側の市道と駅前広場を上り下りするための階段工事、雨水排水のための側溝工事、駅前広場の管理のための監視カメラの設置や道路照明などの電気工事、また、植栽工事等を行います。 工事概要については以上でございますが、この工事につきましては先ほど議員がおっしゃられたとおり、予定価格が2億6,244万円、税抜きで、入札、開札は昨日の3月2日に行われ、事後審査の結果により落札者が決定し、仮契約を行う予定でございます。議案の上程時期は、議会最終日の3月15日を予定しておりますので、ご可決いただければ直ちに契約となりますので、予定工期は翌日の平成29年3月16日から平成30年3月15日となります。何とぞご審議の上、ご可決いただけますようお願い申し上げます。 工事の概要等については以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 工事概要、今のとおりだろうと思います。ということで、歩道、道路、ロータリー、駐輪場、待機場等々の整備がここで発注になるということであります。そうしますと、今現在進めていますエレベータ棟、昇降棟になりますけれども、7月を完成の目標と、予定になっていると思いますけれども、この進捗状況、予定どおりいけるのかということが1点。 それから、活性化施設という形でつくるということになっています。この活性化施設が現時点においてどのように考えているのかということになります。言われていますように観光案内所であるとか、特産品の販売等も行っていきたいという、こういう状況が出ていますけれども、これらについて現時点でどのような考えを持っているのか確認していきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 伊藤都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤弘君) お答えいたします。 上野原駅南口昇降施設等ほか建設工事につきましては、工事施工区域内での湧水の発生などによりまして、追加工事等が生じ、若干工程におくれが生じておりますが、こちらにつきましては、請負業者である株式会社早野組とともに当初の工期で完成できるかどうかの協議、検討等を行っておりますが、その工期延期というもの以外は順調に進められているという状況となっております。 次に、現時点での地域活性化施設の活用の方向についてでございますが、こちらにつきましては観光案内所及び特産品等の販売を主なものとしまして、これ以外に市の情報発信拠点としても活用してまいりたいと考えていますが、今後も地域活性化施設の活用等につきましては、関係部署や関係団体等と協議、調整を行いながら、その具体化を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) そうしますと、ほぼ予定どおり進んでいるのかなと、こういうことだろうと思います。商業施設への取り組みということになります。周辺の整備ですね、これ、くろがねやさんがディベロッパーという形の中で中心的に今、進めています。駅前広場の整備と並行して取り組んでいくという状況にあるんだろうと、こう理解はしております。民間の施設が、いつごろ、やはり完成目標を立てているのかということについて伺っていきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 伊藤都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤弘君) お答えいたします。 ディベロッパー、開発者であるDCMくろがねや株式会社によりまして、土地区画整理区域内の商業施設エリアの整備計画を進めておりますが、計画内容につきましては、ホームセンターとスーパーマーケットを核店舗とすることまでは伺っていますが、そのほかの店舗配置や施設整備の具体的なものが、現段階におきましては市のほうにも示されておりませんので、今後これら商業施設エリア全体の整備計画がもう少し具体化されれば、その整備内容等につきましても明らかとなってくるものと思われます。 今後の商業施設整備の予定につきましては、市が施行予定の駅前広場整備や区画道路等の整備と並行して進めていくこととなる予定となっており、また、現段階でDCMくろがねやから伺っているところでは、商業施設の工事着手につきましては、開発申請を経て、開発許可がおりた後の8月ごろから工事へ本格着手し、工事完了後の来年の3月には商業施設が開店できるよう取り組んでいく予定であると伺っております。 上野原駅南口周辺整備におきましては、先ほど申し上げた駅前広場や区画道路の整備のほかに、今後、市が発注する工事の予定としましては、多目的トイレ、地域活性化施設などの整備工事を始め、上下水道の布設工事などを発注する予定となっています。また、市が発注する工事以外では、土地区画整理組合の発注により、区域内の造成や水路工事、さらには山梨県富士・東部建設事務所の主要地方道四日市場上野原線の道路改良工事や、山梨県流域下水道事務所の一般県道新田松留線への下水道管渠の布設工事などが発注される予定となっています。 いずれにしましても、今後1年間で数多くの工事が並行して行われる予定となっていますので、それらの工事間の調整は非常に難航するものと思われ、また、湧水やその他工事中の不測の事態等により工事の遅延なども十分考えられますが、県、市、組合、DCMくろがねやで協力し合い、平成30年3月を目標に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 民間開発のほうも並行して、3月には完成を目指しているということであります。そうしますと、まさに来年の4月以降になれば、あそこは新しい環境が整うと、こういう状況で、上野原の一つの顔ができ上がると、こういう状況であろうとこうに理解をします。 それと、特に現在、非常に市民から喜ばれています、好評であります、時間貸しの駐車場です。これが今の時点、ちょっと見えていない部分がありますので、どのようになっているか確認をしていきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 伊藤都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤弘君) お答えいたします。 社会実験による時間貸し駐車場につきましては、議員のおっしゃるとおり、大変ご好評をいただき、常に満車に近い状況となっております。このような結果を踏まえ、市としましても時間貸し駐車場を上野原周辺地区にぜひとも設置していただきたい施設の一つとして捉えております。また、現在の時間貸し駐車場につきましては、工事の進捗状況等を勘案しながら、この数か月の間に撤去させていただきたいと考えております。 撤去後、市が時間貸し駐車場を整備、運営することにつきましては、用地の確保など非常に困難な課題もあり、また、民間でできることは民間にお願いすることが望ましいものと考えておりますので、市が設置、運営するという計画は現在ございません。しかしながら、時間貸し駐車場の必要性につきましては、市としましても十分承知しておりますので、その件につきましては土地区画整理組合やディベロッパー、開発者であるDCMくろがねやに設置、運営等の検討をお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 市としては、設置は予定をしないということであります。そうしますと、当然、民間さんの力をかりて整備をしてもらうという、そういう流れだと思っていますので、ぜひこれはさらに働きかけをしてもらって、民間さんの力で、あそこが時間貸し駐車場がオープンできるよう、市としても最大限の取り組みをしてほしい。要望をしておきます。 次に移ります。情報発信力の強化ということであります。 総合戦略におきましては、上野原市のPR事業とフィルムコミッション強化事業とふるさと納税事業の三つの方向を出しているわけであります。それぞれの項目につきまして、現時点での取り組みの状況について伺っていきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 小澤企画課長。 ◎企画課長(小澤勇人君) それでは、お答えいたします。 当市には、豊かな自然環境や歴史、文化といった地域資源が都心から1時間程度の距離にあり、この都心からの距離は非常に大きなメリットでございます。交流人口を増やし、人の流れをつくるには、この地域資源を知ってもらわなければなりません。そのため、市の総合戦略におきましては、今議員さんがおっしゃられました上野原市PR事業やフィルムコミッション強化事業、ふるさと納税推進事業の推進を掲げてございます。 上野原市PR事業では、ホームページ等での情報発信をうたっておりますが、ホームページについてはこの3月に更新し、これまでと比較し視覚的にも魅力的にわかりやすいサイトとなってございます。また、フェイスブックやツイッターといったソーシャルネットワーキングサービス、いわゆるSNSでの発信も現在利用ガイドラインの作成を進めており、近いうちにはSNSによる行政情報の発信も含め、情報発信力の強化を図ってまいる予定となってございます。 また、フィルムコミッション強化事業の中では、CMやテレビ番組など、市内で撮影された撮影地をホームページで紹介する、PRするなども行っており、また、ふるさと納税事業の中では、インターネットによる納税支援サービスとクレジット決済を導入するとともに、市内の生産品や市にゆかりのある方の作品をお礼の品にするなどして市のPRに努め、寄附額も前年度を大きく上回る実績となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 特に、ふるさと納税でございますけれども、昨年と比較して大分増えているという状況を伺っているところであります。 では、具体的に現在、納税額と返礼品、この状況がどういう状況にあるかということをお願いしたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 小澤企画課長。 ◎企画課長(小澤勇人君) お答えいたします。 ふるさと納税事業につきましては、本年度申し込みからお礼の品の送付までの煩雑な事務を解消するため、インターネットによる納税支援サービスとクレジット決済を導入するとともに、お礼の品の充実を図り、各種イベント等において周知活動も行ってまいりました。その結果、本年度のふるさと納税寄附額は、2月末現在で1,528万1,000円となっており、前年度の269万円と比較すると5.7倍の増額となってございます。また、全国47都道府県中、45の都道府県の方々からご寄附をいただいておりまして、全国各地の皆様に上野原市を応援していただいている状況でもございます。 また、返礼品につきましては、地域の特産品やパラグライダー、そば打ち、ガラス工芸などの体験、また、市にゆかりのある方の作品等を市内に限定した54品目の返礼品を取り扱ってございます。特に人気のある返礼品は、びりゅう館の手作り梅しそ漬けなどを始め、手づくり商品や雑穀等に人気が集まり、早い時期に品切れ状態にもなっております。返礼品を通して地域の産業の振興も図られ、産業者の方からも大変喜ばれているところでございます。今後もふるさと納税本来の趣旨に基づきながら、上野原市の魅力を全国に向け発信し、上野原を応援していただける方が増えていくよう、議員のご質問の情報発信の一つの方策としてこの制度を適切に、また有効に活用してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 大分増えているということで、5.7倍と今言われました。1,500万ほど、今回、今までで納税されていると、こういう状況で喜ばしいということだろうとこう思います。 それでは、次の項目です。 地域資源の環境整備、賑わいの創出ということになります。上野原の駅の南口については既にご案内のとおり、今その方向が見えてきています。総合戦略には、この項目につきましては5項目が記載をされているという状況にあります。既に、スマートインターを中心とする市内西部地域の活性化策と上野原の駅前整備につきましては、ご案内のとおりという状況がありますので、これと並行して進めることが求められておりますのは、特に観光という面から言うと、桂川水辺の公園整備事業というのをタイトルで出していますけれども、この計画は早期に具体化をさせていくべきであろうと考えます。これについての考えを伺っていきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 富田経済課長。 ◎経済課長(富田昌昭君) 地域資源の環境整備、にぎわいの創出という観点から桂川水辺の公園事業につきましてお答えさせていただきます。 地域資源の環境整備につきましては、大野新田地区の住民の皆さんの協力のもとに山梨県が整備した上野原市唯一の眺望ポイントでもありますポケットパーク、この周辺の雑木を皆伐し、富士山の眺望を確保するとともに、花桃の里という観点で周辺整備を行いました。また、伐採した西側の橋梁には河津桜を50本植栽したほか、花桃周辺の橋梁にも47本の花桃を新たに植栽しております。今後も増殖させていく予定でもあります。この植栽により3月中旬から4月上旬にかけて河津桜が咲き、その後、県道沿いには植えられた染井吉野が4月上旬から中旬にかけて咲き、最後に花桃が4月中旬から5月まで咲く、こういった予定で計画をしております。また、大野フラワーロードを念頭に地域が持つ自然や景観等を生かした環境整備にも取り組んでいます。 また、環境整備した新田地区を広報、宣伝するため、昨年4月にはJRと協力し、春の上野原、旧甲州街道歴史散策と花桃、桜ハイキングと題した駅からハイキングを開催しております。この期間中には1,148名の交流人口も創出しております。さらには、昨年11月に秋の上野原、紅葉水辺の風景と題した駅からハイキングを島田地区、桂川水辺を中心として開催をしたところ、1週間で801名の交流人口を創出したところでもございます。上野原の既存の豊かな資源を生かしたまちづくりと交流人口の誘客の増加につながる情報発信、そして魅力的な環境づくりを目標に、にぎわいの創出に取り組んでおります。 次に、桂川水辺の公園事業についてでございますが、経済課では駅前開発と連動させた桂川水辺の風景と、桂川公園の環境整備におきまして日本三大桜でもある山高神代桜、三春滝桜、根尾谷淡墨桜を各3本、植栽してあります。また、身延山久遠寺のしだれ桜3本とともに、一般的なしだれ桜100本を新田の河川公園の右岸に植栽をいたしました。また、今後は日本五大桜の一つでもあります石戸蒲桜を植栽する予定でもございます。加えまして、新田河川公園周辺は与謝野鉄幹、晶子ゆかりの地であることから、与謝野晶子の歌碑を4基設置し、上野原水辺の風景と題してパンフレットとともに紹介をしております。また、4月2日には民話の桃太郎が生まれ育った地、与謝野晶子が愛した水辺の風景、上野原の発展を支えた桂川、春らんまんの島田、松留、八ツ沢を訪ねると題したフットパスウオーキングを開催する予定でもございます。 このように各地域が持つ自然や環境、歴史、伝統、文化等の資源を生かし、地域独自の創意工夫を凝らした取り組みを行いながら、地域資源の環境整備と交流人口、にぎわいの創出につなげていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 天野建設経済部長。 ◎建設経済部長(天野幾雄君) 引き続き関連する答弁でございますが、建設課として維持管理をする立場としてお答えをさせていただきます。 ただいま経済課長が答弁しましたが、桂川河川公園は、川岸の段丘として日本中に知られ、与謝野晶子さんが歌を詠んだことでも有名な桂川に面した水辺の公園であります。水辺の風景として現在三大桜及び五大桜を桂川公園に植栽され、市民を始め市外の方にも愛される水辺の風景になると思います。また、豊かな自然を体で感じられる公園でもあります。このようなことから、本年度より公園一帯の景観整備や維持管理等を新たに作成する予定でおります。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 公園整備、大分、先が見えてきているような気がします。ぜひ、積極的なさらなる取り組みを求めるものであります。 地方創生に向けた取り組みを進めているという状況の中で総合的にやはり整備をしていくということが、極めて重要であろうとこのように考えています。まさに人の流れをつくるということが大きなポイントであります。国の地方創生資金の活用は当然のことであります。29年度においては、国は約1兆円を見込んでいるという状況があります。しかし、国には一定の基準と項目等の枠が設定をされておりますので、これに該当しないとなかなか活用できないという弱点もあります。したがいまして、積極的に単費のほうも投入すべきところはすべきであろうと、このように考えます。 財政状況は、既にご案内のとおりでございますので、有効活用をどう図るかということになります。単独のまちづくりの方向を明確にしていくということも一つの大きなポイントになる、このように理解をします。独自色により他とは違った施策が実現できるということにもなります。 景観整備で一つ申し上げます。前々から言われていますように、この道路沿いの樹木です、大変今通ればわかるとおりの状況がありますので、この樹木をきれいに伐採をしていくという、見通しをよくしていくということによりまして、山の稜線がぱっと見えてきて、景観がすばらしくなって、癒やしの空間にもなるという、こういう状況が前々からずっと言われてはきているわけでございます。 まさに景観整備ということになりますと、これは商品づくりです。商品をつくっていくということ、価値をつくっていくということですから、ここへの投資も当然していかなければいけないとこのように考えるわけであります。冬場には凍結防止対策にもなって、交通安全対策にもなります。ということで、山梨県のほうは24年の4月から森林環境税というのを徴収をしているわけでございます。これらもいろんな基準というかあって、なかなかすぐ使えるという状況に今ないと思いますけれども、やはりこれは県とも協議をしていく中で、そういう環境整備に向けて努力をしていくべきであろうというふうに考えますので、見解を伺っておきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 富田課長。 ◎経済課長(富田昌昭君) お答えいたします。 現在、森林環境税を補助として行う事業といたしましては、荒廃森林再生事業、里山再生事業、森づくり推進事業にとどまっておりますが、これらの事業の中で議員の指摘している道路沿い等の日照、景観、環境等の支障樹木の伐採につきましては、現在対象にならない状況となっております。また、道路沿い等に特化した日照、景観、環境等の支障となる立ち木等の伐採を行うような事業を市が単独で行うとなりますと、現在ではこれら全てのものを市の単独事業として行っていくことは非常に厳しいと想定しております。 今後につきましては、国・県と協議をしながら森林環境税による事業の採択条件の緩和、また山周辺一帯とした区域内での伐採ができるような条件等を提案をしながら、景観、環境上による伐採ができるよう、国・県に働きかけを図っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) ぜひ、この事業を積極的な取り組みをしていくべきであろうと思います。まさに上野原の商品づくりです。これをしていかないと、いつまでたってもこの癒やしの空間が、すごく上野原に来たら癒やしになって、あそこへ毎週末行きたいなという環境をつくっていくという、これはある一定程度の単費投入をしていくぐらいの気持ちがあってしかるべきであろうと、このように考えるところでもあります。ぜひ、前向きに積極的に取り組みをしていくことが必要であろうと思います。小さいけれども毎年毎年、例えば100万単位でも事業をしていくことによって、10年後はそれが重なっていくので、でき上がるんです。だからやはり、毎年毎年計画的に取り組んでいくということが極めて重要であるということを申し上げておきます。 次に、交流人口の増加ということになります。これにつきましては、既にお試しの居住事業であるとか農業体験塾事業、インバウンド観光事業、公共交通充実事業について取り組むという状況が明らかにされております。それぞれの事業について現時点の状況を伺っていきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 小澤企画課長。 ◎企画課長(小澤勇人君) それでは、お答えいたします。 これまでも申し上げましたとおり、豊かな自然を持ちながら、都心から1時間程度の距離にあります都心に近い田舎町としての地の利には非常に大きなメリットがございます。東京、神奈川方面からのお客さんを呼び込み、上野原市に人の流れをつくり、ひいては移住に結びつけていくためには、この地の利を生かした交流人口の増加は必要な条件であると考えてございます。 初めに、お試し居住事業の取り組み状況でございますが、これまでの検討経過といたしましては、市民農園とお試し住宅をセットにしたリンケージ農園事業というのが、山梨県が推薦していることもございまして、県と市の協働により市民農園とお試し住宅とのセットというものを実施可能な場所の選定等を行った経過がございます。 なお、この結果につきましては、さまざまな条件の兼ね合いもあり、現在はまだ実現に至っていない状況でございます。しかしながら、これまでの移住相談会などでの感触、相談内容を見ますと、上野原への移住を考えている方の中には、田舎暮らしとして農業をやってみたいという要望はかなりございます。このため、引き続きこれらの実現に向け、検討を続けていきたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 富田課長。 ◎経済課長(富田昌昭君) 経済課から農業体験塾事業、あとインバウンド観光事業につきましての現時点でのお答えをいたします。 経済課におきましては、交流人口の増加を促進する目的で、有機農業塾、神野ふれあい農園、この事業を推進しているところでございます。有機農業塾につきましては、農法、農業の基礎知識を体系的に学ぶため、毎週日曜日に開催をしております。参加者は首都圏から総勢9名でございます。年度当初は1名だった方が現在は9名ということで、今後の交流人口増への事業展開が期待できるものと思います。次に、神野ふれあい農園の利用状況ですが、本年度は33名が利用されております。うち首都圏からの利用者は30名となっております。週末には家族で来たり、夫婦で来たりと多くの方に利用されております。 首都圏から近い立地条件と自然豊かな環境ということから、今後におきましても両事業のPR等を行い、交流人口の増加を図っていきたいと考えております。 次に、インバウンド観光につきましてお答えします。 交流人口における当市のインバウンド観光数は、非常にわずかであると認識しております。当市におけるインバウンド観光者への対応といたしましては、上野原市のホームページ内に「発見うえのはら!」において、英語サイトを開設しているほか、総合パンフレットの英語バージョンを作成して対応しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) 公共交通関係についてお答えをさせていただきます。 現在、整備を進めております上野原駅南口のロータリーが今後、交通の主要な結節点となることから、供用開始予定である平成30年4月を目標に、バス路線等の再編ができるよう、事業者と協議を行っているところでございます。その中で、例えばハイキング客の利便性の向上のためには、需要が高まっている山がどこで、どの時間帯にバス等を運行すればより魅力が高まるのかといったことを事業者とも確認しながら、どうすれば市内の公共交通を充実していくことができるか、再検討を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 交流人口の増加策という形での幾つかの項目、それと移住、定住の促進ということにつきましても幾つかの項目が明確にされています。一つにつきましては、移住、定住促進事業という形で取り組みますということと、空き家リフォームのご案内のとおりの補助事業、それから就職、居住コンシェルジュ事業に取り組むと、こういう状況になっています。 時間が短くなっていますけれども、これに対して現時点の状況ということになりますので、時間の範囲内で簡潔的にお願いしたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 小澤企画課長。 ◎企画課長(小澤勇人君) お答えいたします。 移住、定住の促進につきましては、昨年1月に企画課内に特命移住担当を設置し、5月には地域おこし協力隊1名を加えて、事業を本格的にスタートいたしました。これまでの取り組み状況といたしましては、東京有楽町のやまなし暮らし支援センターで開催される移住相談会を始めとする移住イベントへの参加、PR活動、またそれの相談対応等を行ってまいりました。 また、それ以外にはこれまでご案内させていただきましたとおり、空き家バンク制度を始めといたします各種補助制度の創設をし、移住の促進を図ってきたところでございます。また、現在も各地域の空き家を継続的に調査し、空き家の掘り起こしを行っているところでございます。これらの取り組みによりまして、市が関与いたしました移住件数は2月13日現在で10件、19名となってございます。 なお、これまで進めております駅周辺整備事業等基盤整備事業も含めまして、これらは福祉や子育て、交通等の面から市内の住環境を整備し、市内の魅力をさらに引き出し、移住につなげようとするものでもございます。また、来年度には東部地域で一体になりましてPRイベントを開催するような予定も計画されているところでございます。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 長田喜巳夫君。 ◆11番(長田喜巳夫君) 時間がなくなったので、わかりました。 移住管理についてはまだいろいろありますので、次の機会とさせてもらいます。 これで一般質問を終わります。 ○議長(尾形幸召君) それでは、11時20分まで休憩します。 △休憩 午前11時07分 △再開 午前11時19分 ○議長(尾形幸召君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(尾形幸召君) 次の通告者の発言を許します。 3番、川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 3番、日本共産党、川田好博です。 通告に従って一般質問を行っていきたいと思います。 まず、第一に子育て支援の問題、就学援助についてお聞きします。 今現在の要保護、準要保護の就学援助の人数とその率についてお答えをお願いします。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 今年度の要保護児童・生徒数は3名、率にいたしまして0.2%です。また、準要保護の児童・生徒数は128名、率にして8.4%でございます。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 両方合わせて8.6%という数字だと思います。国の子供の貧困とは多分16%ぐらいいっている。県の平均でも10%だというふうに承知しておりますが、昨年12月26日に開かれた教育委員会で、上野原市要保護及び準要保護児童・生徒援助費支給要綱の一部を改正する告示についてが審議されました。 これについて、概要をお答えいただきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) このたびの要綱の改正につきましては、就学援助申請者の負担軽減を図るため、申請書の様式を変更し、添付文書の種類を見直したものであります。申請者の収入を証明するものとして、これまでは課税証明書の添付を求めていたものを確定申告書の写しや、源泉徴収票の写しでも可能としたものでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 源泉徴収票、課税証明書のかわりに確定申告の写しでもいいということになると、源泉徴収は1月中旬ぐらい、確定申告についても2月15日、16日でしょうか、過ぎれば、書類としては提出できるという内容ですが、同時にこの教育委員会のところでは、支給の要件について学校教育課長か教育長か、どちらかは存じませんが、発言をされています。その発言についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 就学援助費の支給対象を認定する条件に、学校長や民生児童委員が特に援助を必要とする状態にあるものとございます。その際の目安といたしまして、所得が生活保護基準の1.1倍を超えないものとして定めておりました。教育委員会では、これまでの申請の状況や、他の市町村の基準などを参考にいたしまして、1.3倍の基準に引き下げをいたしまして、このたびの来年度新入学児童・生徒の学用品の支給認定、今年度から来年度に向けて新入学児童・生徒の学用品の支給も行うという中で、支給認定の運用を始めたところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 今までの市長が特に認めたこの基準について、生活保護基準の1.1倍あったものが1.3倍に緩和をしたということの理解でよろしいですね。 それから、もう一件、小学校入学時、中学校入学時、今までは年度が始まってから申請を受け付けて、7月ごろ支給だというふうに伺っておりますが、この支給の時期についてどうなったでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 支給の時期につきましても、ここで見直しを行いまして、4月に入学する小学校、それから中学校の入学につきましても、既に2月の末の教育委員会のところで認定を行いまして、3月中に支給ができるような方向で今、事務処理のほうを進めているところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 昨年3月の定例会で質問された内容について、非常に努力をされたというふうに思います。今後とも、今度は周知の問題で、それぞれの保護者宛ての周知の方法についても工夫をお願いしたいと思っております。 それで、もう一つはその貧困の問題について、県内幾つかの市町村で子供の貧困についての調査をしているというふうに聞いております。上野原市でもぜひ調査をお願いしたいというところで、3月1日の山日新聞で、県が来年度に向けて27市町村含めた協議の中で貧困の調査をしたいというふうに報道発表がされました。この点についてどうお考えでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 尾形社会教育課長。 ◎社会教育課長(尾形篤君) お答えいたします。 きのうの新聞に掲載されていた内容ですが、県のほうでも社会教育課が窓口としまして担当しておりますので、こちらのほうでも確認しましたところ、県においてもただいま議会中で、この内容につきまして今、審議しているところだそうです。 それで、決まり次第、市町村のほうに説明するということですので、連絡が来次第ご報告をさせていただきたいと思います。ご理解いただきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) この調査、なかなか複雑なものを持っていまして、市町村で違うということもありますので、この点については市としての考え方も十分述べていただきたいと。実態が把握できるような調査をお願いしたいというふうに要望だけ伝えておきます。 ですが、現在の状況の中でも、子供の貧困って、いろんなところであらわれてくると思うんです。子供といった場合、大概は就学児ですから、児童・生徒の状況を見れば貧困があらわれるということが起こってくると思うんです。 学校の現場というのは、非常に把握しやすいところだと思いますが、学校の現場から報告は上がっているでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 貧困という限定された範疇で、個々の子供の状況として学校から報告されているということは現在ございませんけれども、ネグレクト、育児放棄と思われる中で、朝食をとっていない、お風呂に入っていないなどの子供たちがいるということは承知をしているところでございます。ネグレクトを始めとして、家庭に問題がある場合は、学校は、児童相談所や福祉課に相談をいたしまして、連携を図りながら解決に向けての対応を図っているところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 学校現場は調査機関ではありませんから、そういう調査というのについては、なかなかまとまったものができませんが、もう一方で、学習を保障するという機関でもあるわけです。学習が保障されないような状況については、きちっと教育委員会なりあるいはそれか児童相談所なり、いろんなところに報告するということで必要だと思いますが、そういうことについては必要性はお感じになっているでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 教育現場のほうでも、子供たちが十分な教育を受けられるようにということで、就学援助費の受給についても窓口となっているところもございますし、教育委員会としてもそのあたりの重要性については十分認識しているところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 子供の経済的な問題なんですけれども、学校で給食費等を徴収していると思います。児童のお母さんからもらったんですが、給食費、教材費、それから積立金という名目で徴収していると聞いているんですが、どのような徴収方法でしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 給食費並びにPTA費を含めまして、学納金という形で徴収をしているところでございます。徴収の方法については、主に口座引き落としとして学校のほうで管理をしているというところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 口座引き落としですが、当然引き落とし漏れが出てくるわけです。漏れたときにはどういう対応になるでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 現金でいただいているところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 現金の徴収は担任でしょうか。
    ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 担任の場合もございますし、教頭が行っている場合もございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 現場の教職員が把握をしているという。では、その滞納の問題ですが、口座引き落としですから、当然、銀行から資料が来るわけです。どのぐらいの割合でその引き落としされなかった世帯とか金額等がおわかりになったらお答えいただきたい。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 平成27年度におきましては、納付がおくれるご家庭はございました。最終的には、全てのご家庭で納付をしていただいているところでございます。 平成28年度におきましても、納付がおくれているご家庭がございます。約7名の児童・生徒のお宅というふうに聞いておるところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) その場合、なかなか家庭の経済事情を担任が把握するというのは、非常に難しい問題を抱えていて、なかなか大変だと思うんです。それで、やはり例えば給食費は学年によって額が違ってくるかなと思うんですが、この方のやつだとやはり給食費だけでも年額4万5,800円ぐらいかかっているというふうに思っているんです。そのことについてやはり、山梨県の中でも2町村でしょうか、給食費全額無料というふうに踏み切った。もちろん、過疎の地帯で人数が少ないということもあるんですが、そういう給食費の無料化ないし援助についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 上野原市の教育課題には、エアコンの設置や老朽化が進む校舎や体育館の大規模改修などの教育環境の整備や、個々の児童・生徒の発達に応じたきめ細やかな教育支援を行うための教育支援員の配置など、一定の予算を伴うものが幾つかございます。 限られた財源の中で、より有効な教育施策を展開していくべきか教育委員会並びに総合教育会議において議論を重ねていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 政府の子供の貧困対策の推進に関する法律という形で、子供の貧困対策については力を入れているというふうに思うのですが、これは教育総合会議の座長であります市長が、何で教育総合会議をつくったのか。一つの目的で行政もかかわってというふうに思うんですが、こうした子供の給食費等の援助について、市長、どうお考えでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 江口市長。 ◎市長(江口英雄君) 小中学校の子供たちが減少する中で、小中学校の統合廃合をこれまで進めてまいりました。そして現在は、小学校、中学校の空調設置ですか、エアコンを順次進めているところでもありますし、あるいは先ほどの学校教育課長がお話ししたように、教育に対する支援を市単独予算でやっております。さまざまな課題があり、これらを解決していくためにもやはり順位というのがある程度あるので、選択と周知の中で順位をつけてやっていきたいと、このように考えております。 簡単に給食費の全額公費となると、議員もおわかりだと思いますけれども、約1億円ぐらいの予算が毎年それにかかるわけで、そういうことも含めた中で、今後検討していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 部分的な援助も含めて検討をお願いしたいというふうに思っております。 それで、ちょっと細かいことなんですが、小中学校で体重測定が多分やられていると思うんですが、どのぐらいの頻度でやられているのでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 小学校での体重測定は、隔月で実施しております。そのうち小規模校では毎月の実施です。また、中学校では各学期の初めに実施しておりまして、その中で増減が著しい生徒につきましては、学期の途中でも測定を実施しまして、発育の状況や生活状況等を観察しているところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 小学校では隔月、2か月に一遍、小規模校では毎月という、中学校は学期ごとということなんですが、特に私、夏休み明け、体重の増減というのが非常に給食との関係もあるので、その点について何か統計的な調査はありますか。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 手元にちょっとその資料がございません。承知はしていないところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 学校の教育現場に対していろんなことは言いたくないのですが、そういうことも喚起していただきたいと。夏休み、給食がないために体重が減少するという影響があらわれてくるので、ぜひ、ご配慮をお願いしたいと思います。 それから、県は来年度、非課税所帯の高校入学時に5万円の補助金を出すということを聞いておりますが、これについて具体的に何かありますか。 ○議長(尾形幸召君) 上原学校教育課長。 ◎学校教育課長(上原千歳君) 山梨県が事業主体となりまして、高校入学者に対して就学援助を行う制度については、現在、開会中の県議会において審議されているところとは聞いておりますが、今の段階では制度の内容については県から示されておりませんので、概要については承知はしていないところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 県議会終了後、情報を素早くつかまえて対処をお願いしたいと思います。 それから、江口市長が医療費の無料化について非常に努力をされてきたと。中学3年までの医療費無料化あるいは重度心身障害児の無料化については、全県で先鞭をつけてやってきたことが県の流れをつくったと、非常に評価をしております。各地は中学3年までが大体そろってきたのか、まだ十分ではないところはあるのですが、高校3年までの医療費無料化について取り組んでいるところが出てきていますが、その辺について市の対応はどうでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 野崎福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(野崎広仁君) お答えをします。 高校3年生までの医療費の窓口無料化の引き上げでございますけれども、受診延べ件数によりますと、年齢が上がるに従って、受診が少なくなるというような傾向があるようでございます。費用額は年齢に余り関係はないようですが、昨年のデータをもとに試算をしてみましたが、費用額では想定額として約1,000万弱という金額が出てございます。 高校3年生までの窓口無料化につきましては、市の子育て支援策を精査しながら、財政状況を踏まえ、さらに検討をしてまいりたいと、そんなように考えてございます。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 国は、今まで医療費無料化についてはペナルティーを課してきたわけです。来年度あたりからは、就学前の児童についてはペナルティーを解除するという話もあるので、その辺の財源も含めて検討をお願いしたいと思います。 続いて、保育所の問題に行きます。新しい保育所、上野原こども園が開園されたときに、あの坂道、車で来る人はいいけれども、歩いて登る人は大変だという声を聞いております。中でも月曜日、金曜日、布団の持ち帰りを、あるいは持って行くのをやって、そして歩いて、特に、雨の日だと非常に困難だという声を聞いております。この点についてどういうふうに対応されるでしょうか、お答えください。 ○議長(尾形幸召君) 野崎福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(野崎広仁君) 現在、今、議員のほうからおっしゃられたように、保護者により、園児の体格だとか好みに合わせて保護者が準備していただいた布団を週1度持ち帰って、シーツの交換等をお願いしているような状況がございます。布団の持ち帰りの保護者の負担については、既にご意見をいただいているような状況がございますが、備えつけ、持ち帰り等々が必要ないような、そういったような内容協議も現在始めてございます。ただ、予算的な問題や費用対効果等も検証する中で、保護者の負担軽減について前向きに検討していきたいと、そういうふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) いろんなことが検討しなければいけないということなので、前向きに検討していただくという回答で、さらに努力をお願いしたいと思っております。 子育て支援の最後なんですが、病後児保育、病児保育についても市長は言及されております。保育所こども園の看護職員を配置するというのは、非常に重要な問題だと思います。私も3人、子供を保育所でやりましたが、一番最初の子供が葛飾区の公立保育園になったときにゼロ歳児を入れました。そのときから、もう看護職員配置が東京の基準になっているんです。このことについて、看護職員あるいは保健師も含めてどう対応されるのかお答えいただきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 野崎福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(野崎広仁君) ここで開園します上野原こども園につきましては、新事業として病後児保育事業を行う予定でございます。こうしたことから、保健師また看護の職員を配置しまして、病後児保育はもとより、安心して預けられる保育環境の整備を目指してまいりたいと、このように考えてございます。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 4月開園から配置するという理解でよろしいですか。 ○議長(尾形幸召君) 野崎福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(野崎広仁君) そういった向きで現在、努力をさせていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 4月になればわかるということでよろしいですね。 それでは、次の2番目の地域コミュニティの支援についてなんですが、高齢者、防災対策、子供の放課後の問題などを考えると、地域コミュニティを形成させることは重要な課題だというふうに考えております。いかがでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 野崎福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(野崎広仁君) 地域コミュニティということでお話をさせていただきたいと思います。 この中にも高齢者、いろいろ地域コミュニティがあると思いますが、高齢者の観点からお話をさせていただきたいと思います。高齢者の地域コミュニティの形成については、地域のつながりを深めることや、情報共有の場として重要であることは認識してございます。現在、市の社会福祉協議会の取り組みでありますが、地域に高齢者のいきいきサロンの形成を促進し、現在までに市内62か所にサロンが立ち上がってございます。こういった高齢者の地域コミュニティをこれからも形成し、大事にしていきたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 佐藤危機管理担当課長。 ◎危機管理担当課長(佐藤和弘君) 防災の観点からお答えしたいと思います。 地域のお祭りや運動会などのコミュニティ活動は、地域住民の連携を育み、結束を強める効果が絶大だと思います。その延長線上に地域の防災力の向上があると考えております。それらの活動は大変重要なことであると考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 尾形社会教育課長。 ◎社会教育課長(尾形篤君) お答えいたします。 地域コミュニティ、子供の放課後問題の立場からお答えいたします。 放課後における安全、安心な子供たちの居場所づくりは児童の健全育成に向けて大変重要なことだと考えます。こうした中で、現在、島田小学校区において帝京科学大学の学生や、島田地区老人会、また地域おこし協力隊などと連携し、放課後子ども教室しまだクラブや市内の全小学生を対象とした上野原放課後子ども教室、また、もみじホール、巌出張所、秋山小中学校においては、基礎学力の定着や学習の習慣化を図るための学力フォローアップ教室を実施しております。今後もさらに子供たちの安全、安心な活動拠点、居場所づくりを推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) いろいろ努力されているということですが、例えば休日、市役所に来ます。あるいは、放課後でもいいんですが、コモアでいうと公正屋のロビーに行きます。小中学生があふれている状況です。こういう状況についてどうご認識しているでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 和田教育長。 ◎教育長(和田正樹君) 前回のご質問でもご指摘をいただいたところで承知をしております。そうした中で、現在、教育委員会におきましては、議員もご承知のとおり、教育基本振興計画も策定を進めているところでございますが、その教育基本計画の施策の中でも重点施策として掲げております子供の放課後の居場所づくりというものは位置づけをさせていただいているところでございます。 長期休暇中とか、それから土日ですとか、例えば学校現場で授業の短縮が、学校行事なんかで授業が短縮になった場合の午後とか、そういうものにつきましては、子供たちの居場所づくり、子供たちの安全、安心の確保ですとか、基礎学力の向上だとか全体的な取り組みの中で、各学校でそういった対応ができないかということを今、検討を始めていきます。平成29年度から順次、取り組みができればというふうに思っております。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 学校で対応できないかと、土曜、日曜、長期休暇で、これについては非常に疑問があるんです。今、教職員が非常に多忙化していると。そういうことについても、配慮しながら取り組みをお願いしたいというふうに、いいです。 それで、その子供の遊び場、遊びについても含めて、児童福祉法第40条で児童館が児童厚生施設として定義されております。児童館が設置されていない市は県内で何市あるでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 野崎福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(野崎広仁君) 児童館が設置されていない市は、県内で3市でございます。この数字については、平成28年5月現在、県内の27市町村中、児童館の設置されていない市町村については9市町村で、うち市については3市、富士吉田、都留、当市でございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 3市しか設置していない、これが富士吉田、都留、それから上野原だということになると思います。 子供の権利条約第31条では、締約国は休息及び余暇についての児童の権利並びに児童がその年齢に適した遊び及びレクリエーションの活動を行い、並びに文化的な生活及び芸術に自由に参加する権利を認めると、こういう児童権利条約が定められ、日本でも批准をされております。子供の遊びというのは非常に重要な課題で、そのためにも児童館が設置されていると思います。 この遊びも含めた子供の厚生施設として児童館を設置することが求められていると思いますが、いかがでしょうか。市長、どうですか。 ○議長(尾形幸召君) 江口市長。 ◎市長(江口英雄君) 若いころのお話でございますけれども、オランダの歴史家であるヨハン・ホイジンガーが人間の呼び名としてホモ・ルーデンスと名づけたことを思い出しました。このホモ・ルーデンスとは遊ぶ人という意味でございます。人間が人間性を獲得するためには遊びが大きな要素を占めるものであり、人間にとって重要な行為であると定義したものであります。人と動物とを分けるのは、遊びかもしれません。 視点を転じまして、学力、学習状況調査によりますと、上野原市の児童・生徒は、スマホやパソコンなどに向かう時間が国・県の平均よりも長くなっております。また、さきの1月末に開催されました、いわゆる子ども議会では、思い切りボールを蹴ったり、投げたりしたい。家族で一緒に遊ぶことができる遊び場をつくってほしいという要望も寄せられてありました。 こうしたことから、子供たちの生活習慣を改善し、子供たちの希望に寄り添い、さらに教育大綱に掲げる、健やかに学び、輝く未来を開く、心触れ合う上野原の人づくりに向けて、子供たちの遊び場、居場所の確保はかなえるべき政策課題の一つであると考えております。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 市長の高邁な理想に向かって努力をお願いしたいと思うのですが、ちょっと観点が違いますが、防災拠点の整備の問題です。 災害が起こったときに、コミュニティの一つとしてその防災拠点を設けるって非常に重要な課題だと。特にコモアの場合に3,800人が居住しております。外とつながっている道路が2本、そのうち1本は冬季閉鎖です。そういうところで災害が起こったときには、そうした防災拠点の必要性って非常に他の地区と比べても高いものと思っております。その点についていかがお考えでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 佐藤危機管理担当課長。 ◎危機管理担当課長(佐藤和弘君) お答えいたします。 コモア地区の防災拠点としましては、指定避難所となっております西小学校となるものと考えております。臨時のヘリポートにも指定されていることから、物資や救護の要所となる役割を担うというように考えております。また、コモアには4つの集会施設がございます。市といたしましては、こうした既存施設の有効活用を前提としております。非常時における地域の活動の拠点として利活用をしていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 人口減少が激しく進んでいる上野原市にとって、例えば先ほどの児童館をつくれとか、いろんなことをやってもなかなか大変だと。これから人口減少が進むから、そういうところについては効率的に運用することが必要だし、有効に活用するというのは必要だと思います。 だから、子供の居場所の問題、高齢者の集う場所、それから災害時のところというふうに考えると、そうした総合的な地域コミュニティ拠点が必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 佐藤危機管理担当課長。 ◎危機管理担当課長(佐藤和弘君) 総合的な利用につきましては、目的とか機能等がありますので何とも言えないところではございますけれども、市ではこれまで地域からの要望もあり、建設に至る経緯がありまして、さまざまでございます。各区の集会施設やコミュニティセンターなど、地域福祉の向上と安定を図るため、きめ細やかな施設の充実を図ってまいりました。それらの施設を拠点として利活用していただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) そういうふうにしておきながら、例えばコモアの場合には公正屋のロビーが小中学生の集まり場所になっているんです。ぜひ、改善をお願いしたいと、そういうことが自由にコミュニティとして使えるような施設について検討をお願いしたいというふうに思っています。これ以上議論をしてもなかなか進みませんので、要望だけしておきます。 それで、2月24日、社会福祉協議会が上野原市社会福祉大会を開きました。そこで、兵庫県西宮のNPO法人つどい場の丸尾多重子さんの講演が行われました。この講演の内容について把握しているでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 野崎福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(野崎広仁君) さきの土曜日にもみじホールで開催されました上野原市社会福祉大会における地域福祉セミナーという枠の中で、私も同席をさせていただきまして受講させていただきました。認知症を地域で支え合う場として、当事者や介護者、医療者、介護職、行政、学生たちなどが気軽に集えるつどいの場さくらというお話でございました。まるちゃんこと、丸尾多重子さんの講義というふうに記憶してございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) その場で私が非常に思ったのは、こういった社会福祉なりあるいは子育てなり必要なのは、一つは場所であると、場所がなければできない。それから、もう一つは人であると。人で接することが必要だ。丸尾さんは、介護の現場で介護保険を使わずにやっているという報告でしたけれども、にもかかわらず場所とお金、それから人の確保については努力をされているという、こういう観点からいろいろ考えるときに、社会福祉なり子育てなり、そういうときには場所の確保と人の確保、そのためのお金をどう配分するのか、今後検討をお願いしたいというふうに思っております。 それでは、次に公共交通の整備についてですが、あしたからJR東日本、ダイヤ改正を行います。昨年、上野原市でもJRに要望、要請を行っておりますが、どのような要請でどのような回答だったかお答えいただきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 伊藤都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤弘君) お答えいたします。 平成27年10月5日に行った上野原市単独によるJR東日本八王子支社への要望につきましては、列車の運行及びダイヤ等に関するものとしまして、主に特急かいじ号、東京直通の快速列車及び普通列車の増便と高尾駅等における乗り継ぎ等の待ち時間短縮などを要望したところでございます。 これらの要望に対しまして、JR東日本八王子支社の回答は、特急かいじ号につきましては、今回のダイヤ改正の理由と同様に上野原駅における利用者が少ないことと、特急を増便するためには、それらに対応する車両を増やす必要があることなどから、増便する予定はないとの回答でございました。 次に、東京直通の快速列車の増便につきましては、これを実施するためにはダイヤの大幅な変更が必要となり、その影響が大きいこととほかの接続する全ての列車の調整を要するため困難であるとの回答でございました。次に、普通列車の増便に関しまして、朝の通勤時間帯の四方津駅始発列車の増便を要望したところでございますが、こちらにつきましては列車を増大しなければならないことと、始発列車に対応する駅員を増員配置しなければならないため、こちらも困難であるとの回答でございました。 次に、高尾駅や立川駅等における乗り継ぎ等の待ち時間短縮及び効率化に関する要望に対しましては、5年後の中央線快速グリーン車の導入に伴うホームの延長工事等を今後3年間をめどに行う必要があることと、時間帯によりダイヤが過密になっているため、調整が困難であるとの回答が出されています。しかしながら、高尾駅での乗りかえにつきましては利便性向上のため、同一のホームでの乗り継ぎができるよう改善を行っているとの回答もございました。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) ダイヤ改正というのは、今回、3月4日にダイヤ改正をすると、もう次のダイヤ改正の準備をするんです。1年なり何年なり、便の変更、非常に大きな困難を抱えておりますけれども、ぜひ積極的に、もっと強力に要請をお願いしたいと思います。私は、JR東日本に今度の特急の停止を全廃することについて、JR東日本に要請をしました。特急の上野原駅の停車を求めるとともに東京直通便の増車を要求したところ、JR東日本から次のような回答が来ました。 いつも中央線をご利用いただきましてまことにありがとうございます。平成29年3月4日ダイヤ改正におきまして、お客様の利用状況を勘案し、上野原駅に停車する特急電車は全て通過させていただくことになりました。また、大月、東京間の直通運転列車の運転本数につきましても、お客様の利用状況等を勘案し、現在の設定とさせていただいております。今回、お客様よりいただきました貴重な意見を真摯に受けとめ、より多くのお客様に満足いただけるようさらなる輸送サービスの向上に努めてまいります。 全くゼロ回答です。この点について、例えば高尾駅下り方面、4時三十何分の列車を見るとすごいいっぱいなんです。座れるか座れないかという、そういうことも含めて、もっとJRに強力に要請をする必要があるのではないか。特に、これは上野原市だけではなくて、大月市もそれから山梨県全体も含めてJRに対する強力な要請が必要だと。地方再生とか交流人口を増やすとか、そういう観点からも要請を行うべきだというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 伊藤都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤弘君) お答えいたします。 今回のJR東日本によるダイヤ改正につきましては、遺憾であり大変ゆゆしきことであると考えております。また、今回のダイヤ改正の内容につきましても、JR東日本によるプレス発表の前日にこのことを伝えられ、市としても交渉の余地や猶予のないまま決定されたことから、JR東日本八王子支社にもこのような進め方は余りにも利用者や地元自治体に対して配慮に欠けているのではないかと抗議をしたところでございます。 これからもこのような改正を行う際には、事前に地元自治体にも相談をしていただくようあわせて要望いたしましたが、このことにつきましては、JR東日本の社の方針として、事前に相談等ができないこととなっているとの事情もあるとのことでした。いずれにしましても、今後もJR東日本に対しましては国・県、関連自治体、関係機関などと連携を密にしながら中央線の利便性向上並びに地域活性化につながるようなダイヤ改正を積極的に要望してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) ダイヤ改正については先ほど申しましたように、もう次のダイヤ改正の準備が始まります。だから、今度のダイヤ改正ということではなくて、直ちに次の改正に向けて行動をお願いしたいと思います。 続いて、四方津駅のバリアフリーですが、改修というか整備計画の実現に向かって期限が迫っております。現在の状況をJRから、2階にするか1階にするかいろいろあると思うのですが、そろそろ決断の時期だと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 伊藤都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤弘君) お答えいたします。 四方津駅バリアフリー化の整備方針等につきましては、昨年の第4回定例会におきまして、その検討内容等をご説明させていただいたところでございます。市の整備方針につきましては、それぞれの案に対し事業規模やその財源、また目標年度である平成32年度までとした場合の事業の実現性などを総合的に勘案した上で、決定してまいりたいと考えております。 また、四方津駅バリアフリー化を実現するためには、国道交渉で進めております国道20号歩道整備事業も大きくかかわってきますが、こちらの事業につきましては、当初は平成28年度に詳細設計を行うと伺っておりましたが、実際には今年度に測量調査を終え、来年度から詳細設計に取り組む予定となったことから、これらの事業計画との整合性を図りながら市の整備方針等も検討し、決定する必要があると考えております。 いずれにしましても、平成32年度までのバリアフリー化が実現できるよう、市の整備方針につきましては来年度のなるべく早い時期には決定してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 整備方針が決定した後、調査設計なり実施設計なり、それから工事の期間なり、かかりますよね。もし、整備方針が決定した後、事業完成まで一体どのぐらいお考えでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 伊藤都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤弘君) この事業の目標年度であります32年度というところから逆算していきますと、国交省とのその詳細設計との調整というものが、連携、調整、連携というものがどのぐらいの時期になるかというところもございますが、その辺の整備方針の見きわめがつきましたら、市のほうも設計を行い、例えば31年、32年度には工事ができるような状況に持って行ければよいかなというふうに考えておるところでございます。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 31年度、32年度工事ができればいいかなという都市計画課長の判断ですが、市長、いいですか。 ○議長(尾形幸召君) 江口市長。 ◎市長(江口英雄君) 市の希望としては、都市計画課長と同じ考えでありますけれども、先ほどお話がありましたように国土交通省の詳細設計、でき上がりますと、国道20号をある程度改良していかなければならない。それには、場合によってはその周辺の地権者が動いていただいたり、そういう問題があって、その辺の調整がどのぐらいの期間で済むかによって後ろの計画も決まってくるのではないかなと。できるだけ早い段階で国交省がこの問題を解決していただければ、今課長が言ったような形で事が進むことができるかと、そんなふうに考えておりますのでご理解いただきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 国道の歩道の整備についてやると、地権者の土地の買収とかというのは当然起こってくると思います。だけど、詳細設計ができれば、それに基づいて計画が進んでいくわけです。ですから、それに土地の賠償どうのこうのよりも設計が完成したところですり合わせができると思っておりますので、努力をお願いしたいと思っております。 続いて、循環バスの整備で、前回も質問させていただきましたけれども、来年3月、新しく南口の開発の整備がされたら、バス路線についても今協議中だという回答を得ております。ぜひ、病院までつなげてほしいと。それから今上野原駅と新井線については黒字になっているかなと思うんです。 その病院までつなげてほしいのと循環バスについてはぜひ、検討をお願いしたいと。この点について再度ご答弁をお願いします。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) それでは、お答えいたします。 現在、整備を進めております上野原駅南口ロータリーが、今後の交通の主要な結節点となることから、先ほど話がありましたように、供用開始であります来年の4月を目標に、路線バスの再編ができますように、引き続き事業者等と協議を行っているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 病院前バス停が、今のところ大型バスの通行は困難だという話であります。でも、富士急山梨バスでは小型のバスの購入も含めて進んでいるかなと思うのですが、病院にバス停をつくってほしいと、こういう要望に対して市はどういうふうにお考えでしょうか。
    ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) そういう市民からの要望もあることは承知しておりますので、主要施設の循環が可能かどうかということについても、引き続き検討をしてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 検討するのはわかっているんです。市の方針として、やはり病院前にバス停は必要だと。例えば、骨折した人だとかあるいは歩くのが困難な人、この中にもたくさんいらっしゃるんですが、やはりバス停が中になければそういう人たちはどこに行くかというと、みんな、八王子、高尾に行っちゃうんです。そういう市の病院経営とか、あるいは高齢者を助けるとか、そういう観点でぜひ、やはり病院のバス停、何とか実現できないのかということを検討をお願いしたいのですが、副市長、どうですか。 ○議長(尾形幸召君) 小早川副市長。 ◎副市長(小早川浩君) お答えいたします。 病院バス停ということは、バス停をつくるということではなくて、病院の中まで車が入るような配慮をというお話かと思います。当然のことですね。現在は、病院の駐車場に接続しております県道に、旧役場とのところがバス停になっております。そこから病院までは距離として150メートルぐらいあると思いますが、そこに関しては歩道や何かが整備されている中で、バリアフリーのような形には一応はなっているということでございます。 ただ、あとそれよりさらに中にということになりますと、先ほど川田議員がおっしゃいますように、今の状況のままですと小型バスとか、そういったふうなことを検討しなければならない話ですので、その辺は先ほど課長が申しましたとおり、事業者とその具体的なお話をさせていただくということでご理解をいただきたいと思います。現在のところは、今すぐにこうしますというふうな回答を得られておりませんので、そういう状況です。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 市としてはそういう利便性を増す必要があるのではないかという理解でよろしいですか。     (「そのとおりです」と呼ぶ者あり) ◆3番(川田好博君) その市民の声をきちんとやはり事業者と含めて検討をお願いしたいというふうに思います。特に、片道ではなくて、郵便局の問題もあるし、そういう利便性について何が可能なのかと、どういうふうになれば可能であり、そして何が障害になっているのかと十分詰めて協議をお願いしたいと思います。 最後に、情報発信についてですが、昨年の第4回定例会で生活環境課長は、デマンドタクシーについてホームページの改善を図るという答弁をされております。その質問の原稿を準備したところ、3月1日に上野原市のホームページが一新されました。非常に見やすくなったというふうに考えております。 デマンドタクシーについてですが、載っていました。ただし、検索がかかりません。これについては担当課のほうに改善をお願いしたいという要望をしているところです。ところが、一つは第4回定例会で生活環境課長は、市内に親族のある方、市内に住居のある方は利用できると答弁されているんです。ところが、今回のホームページを見ても、そのことについてよくわからないのですが、状況はどうなっているのでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) 現在、市内の住民については、当然利用が可能ということになっております。市内にゆかりのある方についても、現在、利用が可能な部分が一部ありますけれども、その辺の詳細についてはまた、詳しい内容についてまた今後も検討をさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 小早川副市長。 ◎副市長(小早川浩君) 今、親族の方とか、そういった方も利用できますというお話がありましたけれども、そこにつきましては、もともとのデマンドタクシーを利用できる目的と言いますか、利用の範囲がございます。今、例えば自宅から病院までに行くとか何かについては、当然、デマンドタクシーの対象となりますが、そういった方で住所がない方で、たまたま娘さんがそこへ介護に来ていて、その方か娘さんがその目的のために行くという場合には、市外の方でも利用できますという意味合いでの親族等ということですので、親族等であればその目的外で使用できるというふうな話ではございませんので。あくまでも目的に沿った形で市民の方以外でもできますということですので、その辺はご理解いただきたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 私、そんなことを言っていないんです。ホームページに載っていないということを言っているんです。誰が利用できると、だから、親族でもこういうものは目的外で利用できませんと載せればいいじゃないですか。それが載っていないから質問しているんです。だから、第4回定例会を12月にやっていて、私、すぐやれと言っても3月や4月にホームページが更新されるから、そこで待ってくれと言うから、待っていたわけです。待っていてもこの状態は一体いかがですかというふうに言っているわけです。 だから、この人が利用できる、この人が利用できないとはっきりしないのはおかしいじゃないですか。特に交流人口とか上野原に戻ってきてほしいとか言っている最中に、じゃ、その戻ってきたいと思う人、住居があったにもかかわらず、住民票がないからどうしようかと迷っている人に、デマンドタクシー利用できますよと積極的に推進するのが市の態度ではないですか、いかがですか。 ○議長(尾形幸召君) 小早川副市長。 ◎副市長(小早川浩君) おっしゃることはもっともだと思います。 その目的というものもはっきりした中で、さらに改善を図っていきたいと。そんなふうに考えております。よろしくお願いします。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) もう一つです。これ、上野原市地域公共交通活性化協議会というもので運営しているというふうに思っております。ところが、この規約が例規集に載っていないんです。この事情についてご説明をお願いします。 ○議長(尾形幸召君) 石井総務部長。 ◎総務部長(石井明文君) お答えいたします。 当市のホームページに掲載をされております例規集につきましては、市または市の行政委員会等が公布をいたしました条例、規則等の例規のほか、市が構成団体となっております一部事務組合等の規約など、その決定に議会の議決を要するものを掲載をすることとしております。 ご指摘の上野原市地域公共交通活性化協議会につきましては、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律及び道路運送法の規定に基づいて、必要な協議を行うために市及び関係する公共交通事業者や道路管理者などで構成をいたします法定協議会でございます。この規約につきましては、その協議会において協議をして定めたものでございます。そのため、当市では市の例規集には掲載をしておりませんが、ホームページにおきまして協議会のページを設けまして、会議の開催状況を始め、規約や諸規定を掲載し、市民の皆様に見ていただけるようにしておるところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) 例規集は、市民だけじゃなくて全国各地の自治体関係者も閲覧するところなんです。法律の要綱事項だからということになりますが、例えば上野原のバリアフリー基本構想策定協議会、きちんと要綱が載っております。これも交通バリアフリー法に基づいたものですが、載っているんです。 市長もいろいろなところで出しておりますけれども、公正、透明性の高い市政を実現するということになる、そしたら載せるのは普通じゃないですか。それも、例えば協議会の規約によれば、事務局は上野原市市民部生活環境課に置く、それから負担金とかあるんですが、市としてこういうふうに決めたよということを例規集に載せるのは、公明性、それからほかの自治体に発信するのも必要なんじゃないですか。そういう点からも、例規集についてはご検討いただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(尾形幸召君) 石井総務部長。 ◎総務部長(石井明文君) お答えいたします。 このような法定協議会等につきましては、今回ご指摘をいただいた協議会だけではないと思います。その他のものも含めまして、今後そういったことがごらんいただけるような対策を検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) いいことですから、もっと積極的に発信してほしいと、どこからかけてもやりたいと。先ほど言いましたデマンドタクシー、トップページから検索かかりませんので、そういうことも含めて、いろいろな状況については、小澤企画課長を先頭に頑張っていただきたいと思います。 そして最後ですが、もう一つ情報発信の問題で、保育所の入所の関係です。 今、東京都も含めて大都市圏では待機児童問題、たくさん起こっているんです。保育所どこにあるかということで、転居をしてみたり、いろいろなところに問い合わせしてみたりと。そうしたときに、上野原市の保育所についても、巌こども園ができました。4月からは上野原こども園ができます。非常に立派な建物です。先ほど言ったように、看護職員も配置しますとか、いろいろなことで努力しているわけです。 そういうことをもっと積極的に発信する必要がある。今までは保育所ネットという形で、全国のいろいろな定員とか、空き定員とかやっていましたが、それ、もうほとんど潰れております。そういう点で、上野原市でもこの保育所、年齢別に空きがありますということを発信する必要が私は強いと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(尾形幸召君) 野崎福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(野崎広仁君) 保育所の空き定員の情報発信というのは、大変重要に思ってございます。当市の子育て支援につながる情報が移住定住へつながるよう、ホームページへの定員係数、数字を、検討して掲載をしていきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 川田好博君。 ◆3番(川田好博君) なかなか市の職員も大変になるかなと思いますが、移住定住の促進する、それから人口減少歯どめをかける、非常に重要な課題だと思っておりますので、積極的な情報発信、進めていっていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(尾形幸召君) 午後1時20分まで休憩します。 △休憩 午後零時16分 △再開 午後1時16分 ○議長(尾形幸召君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(尾形幸召君) 先ほど選任されました議会運営委員会及び各常任委員会の委員の互選の結果、議会運営委員会委員長に尾形重寅君、副委員長に岡部幸喜君、総務産業常任委員会委員長に田中英明君、副委員長に鷹取偉一君、文教厚生常任委員会委員長に長田喜巳夫君、副委員長に小俣修君、議会だより編集常任委員会委員長に東山洋昭君、副委員長に川田好博君がそれぞれ決定しましたので、報告いたします。--------------------------------------- ○議長(尾形幸召君) 引き続き、次の通告者の発言を許します。 5番、東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) 5番、東山洋昭でございます。 ただいまより市政一般に関する質問を行わせていただきます。 今回は見出しとしまして、第一に市長の基本姿勢と政策について、二つには市道及び私有地の管理について、三つ目、空き家等対策の推進に関する特別措置法について、四つ目としましてごみ減量化へ向けてということの4点につきまして質問をさせていただきたいと思います。 市長、当選おめでとうございます。市民から三たびかじ取り役として負託されて、3期目といえどもその責任の重さをひしひしと感じていることとご推察申し上げます。 さて、一方では、市長には批判票も多く、俺たち、私たちは江口市長の政治姿勢や施策について納得していないぞ、もっともっと同意、賛同を得られるような丁寧な説明を行い、まちづくり、基礎づくりをしていきなさいという声も多くあることを、市長は今回の選挙で肌で感じたと思います。 さて、議会の中では、今回の市長選挙の3期目の江口市長を応援し、誕生させた原動力となった議員が多くいます。そのような中、今までは市長が進めていきたいと考えている施策の多くについて、その誕生の一翼を担った議員に、議案や施策に関するものに対し事前に説明を行っていたことも事実であります。それは、過半数の議員が了解しているからならば、その後の本会議でも議事の進行上、非常にスムーズにいくということになるからです。 しかしながら、ここはこのようにしたほうが市民のためによりよいのではないかと意見を述べる議員は少数議員の声となり、もう事前に決まったことだから、多数決の原理により押し切られることもままありました。もっとも市長も人間ですから、市長の施策に対してよい評価はせず、悪い評価、話題だけを取り上げ、殊さらに批判する、そのような議員に対してはどのようなよい意見であろうともなかなか取り入れることは難しいと私も思います。 よい施策は賛成し、修正が必要なものはしっかりとその修正案を出し、反対のときはそれについて意見を述べ、かつ対案を示す。当たり前のことですが、将来の上野原市を見据えたときに、それに対して意見が述べることができる、これはどのような方が今後市長になられても、私たち議員は市民から選ばれた最も大きな責任であるとも感じております。 議会では、新たに尾形幸召議員が議長になりました。議長は二元代表制の議会のまとめ役です。代表であり、市長と対等の立場でいろいろな部分で指摘ができる立場となりました。そして、尾形議長は、少数の議員の意見も十分に尊重し、取り上げていくと言われましたので、私も尾形議長誕生に賛成をいたしました。尾形議長の今までの誠実な対応を見るにつけ、その言動が信頼できるかと考えたからです。 また、同じく副議長になられた川島秀夫副議長にも、私と同期ということで、行政や議会に対して共通の問題意識を持っていると確信していたので、その誕生に賛成しました。今後は議会を代表して、市長当局は幅広く議案等を議会全員に、議員全員に事前説明を行い、幅広い意見の聴取を行った中で、改善すべきもの、修正すべきものがあれば十分論議し、その後、本会議にてしっかりとした議案等の提出を行うべきと要望することとなると思います。 我々両者、市長も議員も常に市民の声に耳を傾け、市民の声を伝えるとともに、それを施策として実現することにより、市民生活の向上を図るために毎日毎日努めております。江口市長には、以上のことを踏まえ、二元代表制の中の議会と3期目はどのような関係を築き上げ、市民からの負託に応えようとしているのか、市長の答弁をいただきたい。 ○議長(尾形幸召君) 江口市長。 ◎市長(江口英雄君) お答えいたします。 二元代表制についてということでありますけれども、法律に基づく考え方とすれば、共に住民の直接選挙によって選ばれた執行機関と議決監視機関という役割を担うものとされています。しかし、首長と議会は立場や機能の違いはあるにせよ、民意を反映した住民福祉の向上という同じ方向を目指しているものと思っております。 私はこの8年間、市民主体の市政、利便性のよい住みやすいまちづくりの推進、公正、透明性の高い市政の実現を市政運営の基本方針とし、議員各位の深いご理解とご協力をいただく中、さまざまな施策に取り組み、成果を上げさせていただきました。このたびの選挙では3期目の市政運営を担わせていただくことになりましたが、私の政治姿勢に対し、市民の皆様からご理解をいただいたものと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) 首長と議会はよく車の両輪に例えられます。私は、そのタイヤの大きさが首長と議会の議員の中では全く大きさが違うなといつも考えております。例えば、行政が持っている情報の量と、それから質、これについては歴然とした差があります。議員はどんなに一所懸命その勉強をしても、到底それに追いつくことができません。 議会は、今、市長が言われたとおり、市民の声を聞きながら市の施策に対して暴走しないように、ブレーキ役、チェック役を果たします。行政に対して時には厳しい話も出るでしょう、するでしょう。しかし、この批判もただ批判するだけではなくて、ポピュリズム、大衆迎合主義といいますけれども、に陥らず、市民がそう言っているからだけではなくて、自分でもしっかりと勉強をし、どこがよくてどこが問題なのかを整理して、しっかりと対案、対策を練るということは、最終的には市民の理解を得て、市長始め行政の皆さんも聞く耳を持ってくれるのかなと考えております。 いずれにしましても、市長は、先ほど私が議長のお話をさせていただきましたけれども、しっかりと少数意見の話も聞いていただく中で、施策実行のほうに務めていただきたいということをお願いしておきます。 さて、次にいきます。 市長の、市長、これ、いいですね、江口市長、江口英雄の政策提言という部分、これにつきましても市長にしかお話は聞くことはできません。市長、よろしくお願いしたいと思います。政策策定に当たって、基本的な視点の中で、私が特にこの部分は聞いておきたいなという2点について、2番目の質問として、また3番目の質問として用意させていただきました。 若者世代の結婚、出産、子育て環境と支援は。 本議会の初日の文教厚生常任委員会報告にもあるとおり、山梨県の東部産科医療圏構想に、この辺では都留市立病院が拠点病院として位置づけられ、県の協力のもと、医師が派遣されて、平成30年4月より出産、分娩体制が完備いたします。先日視察いたしました都留市立病院のお話ですと、そのために常勤医師3名、助産師10名程度、そのほか、緊急手術のため看護師確保が必要とのことです。また、そのほかに産科に必要な設備、機器も億単位で必要となりますとのことでした。 人的な部分とそれに伴う財源捻出については、当市のような小規模な自治体には非常に難しいことは視察した全議員が理解されたと思います。だから仕方がないんだと、そうではないですね。何かできることはないんだろうかということを、当然ながら議員は思います。当局もそうだと思います。 そこでお伺いしたいと思いますが、産前産後の心のケアの問題、経済的な問題を含め、当市でできることはまだまだあると思います。例えば、親子が安心して遊べる場所、親同士、子供同士の交流の場として地域子育て支援センターがあります。本年4月からは、既設の巌こども園内に続き、上野原こども園内にもでき、今までの子育てプレイルームが毎水曜日の1日のみだったものが、4月からは平日の都合のよい日を見つけ、行きたいときに行けることとなります。これは、上野原市の子育て世代には大きな朗報と言えます。 そこで、市長にお伺いします。今、私が話したとおり、市立病院への産科の設置は非常に厳しいものがある、そこで、妊産婦の市外産科等への通院する費用の一部補助、子育て支援の充実という部分で、待ったなしで速やかに対応すべきと思いますが、答弁を求めたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 江口市長。 ◎市長(江口英雄君) 先ほどの長田議員の際にも答弁しましたが、上野原市まち・ひと・しごと創生総合戦略は、上野原市の地方創生のため、昨年度、「産・学・官・金・労・言」の各委員の部門の委員で構成されたまちづくり委員会を中心に、上野原市まち・ひと・しごと創生総合戦略をまとめ、パブリックコメントにより市民の皆様のご意見をいただきながら策定したものでございます。 したがいまして、その総合戦略が私の3期目の基本戦略として政策の根幹に位置づけております。その基本方針の一つとして、今、東山議員がお話ししたように、若者世代の結婚、出産、子育ての希望を叶えるをうたい、各種事業を掲げておりますが、それら各施策を一つ一つ確実に行い、若者世代の定住を図っていきたいというふうに思っています。 今、おっしゃったように巌こども園が、今度の4月には上野原こども園が開園することによって、また幾つかの市民へのサービスも増えてくると思います。その中で、多分、議員さんがおっしゃりたいのは、ここのところに出産ができるから、できると書いてあるけれども、できないんじゃないのということじゃないかなと思います。確かに非常に厳しい課題であります。山梨大学の産婦人科の教授も僕が教えた学生でありますし、部下であります。だから、その辺のことは十分に理解しております。 しかしながら、私も県内で唯一のドクター医師であります。その悲願として、何としてもここに出産ができる施設、それは産科ができれば最高でありますけれども、産科にかわり得るような、場合によっては助産院であってもいいかもしれない、そういうものを含めて、思いとして書いて上げているわけでありまして、ぜひその辺はご理解いただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) 市長、まだ質問に答えていない。そこで、妊産婦の市外産科等への通院にする費用の一部を補助するような制度について考えていますかということです。 ◎市長(江口英雄君) それは、これからまだ正式には3月20日過ぎになるわけですけれども、その中で今おっしゃったようなことは十分に検討に値するものだと思っておりますので、今できますということは言えませんけれども、その中で検討して前向きにいきたいと、こういうふうに思っております。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) 先ほど、今、市長から産科のほうの開設ということが、この中にもうたってあるわけです。うたってあって、整えますと書いてあるものですから、お話ししたけれども、それはもうなかなか厳しいことでしょうと、そういう中で今できることは何なのかという中で、産科の、産科というのか妊産婦の方のそういうふうなもの、上野原で産めない部分、そういうふうな部分で、そこのほうに通う通院費について上野原市としても考えられるのではないかなということでお話ししましたので、ぜひ前向きに導入のほうを考えていただきたいと思います。 それでは次に、富士吉田市の富士・東部小児初期救急医療センターというのがございます。当市からの小児の受け入れ人数ですけれども、土曜日の午後、日曜日、祝日、夜間に年間309人行っております。また、平日午後の上野原市立病院の小児科はやっていませんけれども、その部分を現在、市の開業医の方が診療していただいております。土曜の午後、日曜、祝日、夜間の県外の東京、神奈川へは、今言った309人よりももっと多い小児の方たちが親御さんと一緒に、時間も早く距離も短いために診察に行っているのではないかなと推定されます。 そこで、市長にお伺いしますが、子育て世代のためにも上野原市立病院の平日の午後の小児科の診療、これはどうでしょうか。また、市長も一所懸命に現在、市立病院の小児科医を3名招致するのを目指して、地域医療振興協会や山梨大学と連携し、一生懸命確保に努めていることと思います。大きな課題を抱えております。近隣市では大月中央病院がありますが、ここでは平日の午後は毎日、小児科の診察が可能となっております。 まず、市長にはさらに要望、要請を重ねていっていただきながら、小児科の午後の診療のほうについての強い決意のほどを伺いたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 久島長寿健康課長。 ◎長寿健康課長(久島和夫君) お答えします。 まず、市立病院の小児科の午後診療、土曜日診療ということでお答えをさせていただきます。 市立病院におきましては、地域医療振興協会の医師が中心となりまして診療に当たっております。医療ニーズに合わせるためには、非常勤医師や山梨県に対しての派遣要請が必要となっているのが現状でございます。市立病院においても、県の医療施策に沿う形で、小児科医師については、非常勤医師から常勤医師の配置をようやく1人確保したところでございます。小児科に限らず、医師の偏在は現在も続いており、山梨県からの医師派遣については、山梨大学からの非常勤医師の配置が大半を占めているというところでございます。 当市が単独で常勤医師を配置することは、山梨県の医療圏において、常勤医師が増え、当市に派遣いただいていた非常勤医師については、医師の偏在を緩和する人材として再配置の検討材料ともなり得るところでございます。医師の配置要請については、県内の全医療ニーズに合わせ、山梨県と関係各所の調整により進められるものと考えます。ということで、拙速に当市だけで進めることはできないものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) 課長の言葉はよくわかっていて、そういう中で上野原市の子育て支援の部分で、市長がそのようなことを大きな政策の一つとして掲げている以上、その部分については積極的にこれからも動いていただきたいということです。市長、よろしいですね。 次にいきます。郷土愛あふれるまちひとづくりとは。 本定例会に上程され、本年4月より施行予定の上野原市まちづくり基本条例の前文の中にこう書いてあります。それぞれの地域において先人たちが築き上げた伝統や文化を継承しつつ、郷土愛を育み、地域で活躍する人づくりを推進し、個性豊かで将来にわたり活力あるまちを創り上げていくことが必要です。私は、ここのポイントは、先人たちが築き上げた伝統、文化の継承、これからの上野原市を背負っていく子や孫やその世代、そのことを深く理解し、当市のその方たちがそのことを深く理解し、当市のすばらしさをつないでいく、将来にわたり活力あるまち、それには人口減少を最小限にする施策が、これも必要なんですと、この前文には書いてあると理解しております。 そこで、前回の定例会でも質問し、教育長よりも答弁いただきました。当市に歴史、文化、風俗等が、市民みんなが勉強でき、確認できる施設、上野原市にはこういうものがあって、先人にはこういう人々がいて、築き上げたすばらしい郷土、故郷、ふるさとがある、そういう思いを共有できる場所、本や資料だけではないと思います。これが絶対に必要と考えます。 明治、大正、昭和、平成とそれぞれを生きてこられた方々がいます。その諸先輩方の話を聞く、そして、諸先輩方が体験したことをいろいろと実際行えるものは行っていき、郷土の歴史に触れると、市長はこれからの4年間で次代を担う児童・生徒、若年層のためにも、市の活力のもととなる郷土愛を育むためにも、このような施設を今後4年の中で建設、建築を考えているかどうかを含め、市長の思いを伺いたいと思います。市長、お答えください。 ○議長(尾形幸召君) 和田教育長。 ◎教育長(和田正樹君) 前回の定例会においてもお話をいただきました件でございますが、これについては、昨年策定いたしました上野原市の教育大綱に基づきまして、現在ご案内のとおり、総合教育会議において調査、協議する中で、市の教育振興基本計画を策定しているところでございますが、本計画においても文化遺産の活用と継承を重点施策の一つに考えておりまして、市民に歴史と文化に触れる機会を提供するとともに、貴重な文化遺産を次世代へ引き継いでいくための取り組みとして掲げているところでございます。 今、ご質問の文化財の常設展示につきましても、市民共有の財産である文化遺産に市民がみずから触れ、学ぶことができる学習施設ということで、教育委員会としましても、市としましても、整備に向け努力してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) 市長、いかがでしょうか。市長が答えていただいてよろしいですか。市長が動いていただければ前に進むと思います。市長の思いを、いや、課長はいいですから、市長に答えてもらいたい。 ○議長(尾形幸召君) 先に小澤課長。 ◎企画課長(小澤勇人君) 総合戦略を管轄している観点から説明させていただきます。 総合戦略におきましても、まちづくりは人づくりというふうに定めてございます。地域を元気にしていくためには、地域で活躍する人材を育てていくことも大切ではございます。また、子供のころから地域に愛着を持ち、住んでいる町に誇りを持てるような教育の推進も重要であると考えているものでございます。 上野原市の総合戦略においても、基本方針の一つに、安全安心な暮らしを守り、連携と協働で郷土愛あふれるまち、ひとをつくるを掲げ、各種施策を実施しているところでございます。項目といたしましては、生きがいのある長寿社会の形成、郷土愛を育む教育の推進、地域の人材づくり等を定めてございます。福祉、健康、教育等々の各種事業を着実に行い、地域づくり、人づくりを推進し、郷土愛の醸成につなげるものと考えておるものでございます。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 江口市長。 ◎市長(江口英雄君) お答えいたします。 平成28年3月に策定しましたまち・ひと・しごと創生総合戦略の地域の自然、伝統文化活用プロジェクトの小中学校の総合学習等において、学校林活動や郷土料理など自然豊かな環境の中で、みずから考え行動する力を養う事業を実施し、郷土への愛着心の醸成をテーマとし、ご承知のとおり、総合教育会議において教育委員会と協議、調整する中で、教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策として、上野原市教育大綱を策定いたしました。 この中で、文化遺産の継承と活用につきましては、地域に息づく伝統や文化を次世代に引き継ぐ活動や、先人たちが築いた歴史に触れる機会の提供等により、郷土を愛し、地域を誇りに思う教育を推進することとしております。こうした中で、平成29年4月に開園を予定しております上野原こども園や、現在建設が進められております(仮称)上野原市総合福祉センターの運営開始に伴い、一部施設の機能移転等が想定されます。 また、談合坂スマートインター設置事業に伴うインター周辺の中部丘陵地域の活性化事業による教育環境の整備なども必要と考えております。こうした現在進めております各種事業や既存施設の活用を検討する中で、教育大綱の施策実現に向け、総合的に判断してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) 市長の生の声というものをいただきたかったんだけれども、今、ただつくった原稿を読まれているという状況では、なかなか郷土愛という部分で、私としてはちょっとまだ納得はし切れないなと思います。 ただ、いろいろな保育所等も廃園になったりします。あした3園が閉園日ということで記念会がありますよね。そういうものだとかを、中で、そういうものを箱物としてつくっていくことが、私はこれはいけないことではないと思うし、やらなきゃいけないことだと思います。文化財がどんどん散逸化していくために、上野原市の歴史、文化、風俗等々が消え去ってしまう、そういう部分があってはならない。 現在生きていらっしゃる100歳の方、90歳の方、そういうふうなご高齢の方たちからも、いろいろな部分でお話を聞いて、それを次代に残していって、知恵となり知識となってまた新しいというのか、次代を担う方たちがそれをもとに郷土の愛を育んでいただくということが必要ではないかなと思っておりますから、今回の質問をさせていただきました。もうちょっとこもった答弁がいただきたかったなと思っております。残念ではあります。 次にいきます。 市道及び市有地の管理について、無断や違法駐車する車両の現状と対策。 何度も何度も担当課に出向きまして、このことの対応、対策について私は言っております。そうですね、天野建設経済部長。そして、数か所は適切な対応をしていただいております。しかし、依然として全体的な抜本的な対応策の方向性は見えず、そして、現在に至っているのが現状であります。担当課でも非常に頭の痛いことと私も思っております。 そこで、現状の対処方法と今後の対策について伺います。また、ここで三つの場所を特定してお話を伺いたいと思います。 一つ目は、上野原の原地区、新田倉地区、かかってきますけれども、上野原、新田倉地区に相馬ガソリンさんというところがあります。そこを下っていきますと信号機があり、左のほうに上がっていく道がある、そうしますと中央高速のガードに出ます、ガードの中に入ります。そこから抜けたところに、境界が不明確なために、今までずっと市道でありながら市道上に車が置いてあるようなイメージを与えるような場所があります。実際そうなのかもしれないし、そうでないのかもしれません。境界不確定です。そこについてまず一つ、対策をお願いしたいと思います。 それから、中央高速道路の脇道の新町地区から諏訪地区に通じる市道、上野原市有地に常時駐車している、常時といっても夜はしておりませんけれども、昼間の時間帯に駐車している車両について。これが2点目です。 それから3点目は、旧上野原町役場跡地にあるふれあい公園横の、これは都市計画道路だと認識しておりますけれども、そこの市の市有地の管理、この三つについて、現状と今後の対策について話を伺いたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 天野建設経済部長。 ◎建設経済部長(天野幾雄君) ただいまのご質問にお答えします。 無断違法駐車する車両の現状と対策ということにつきましてお答えします。 先ほど東山議員が言われたとおりに、日ごろは大変ご指導いただき、対策を今やっているところでございます。感謝申し上げます。 今の現状でございますが、市道へ違法駐車する車両についての情報が寄せられた場合、駐車場が駐車禁止である旨の注意書を当該車両へ提示し、車両の移動等をお願いしております。先ほど上げられた地区につきましても、こういった担当による定期的なパトロール等で把握をしながら、注意書等をやっているところでございますが、道路の状況とあわせてこれらの車両についても調査していますが、路線数や道路延長等から考えますと限界もあるというようなことで、市民などから提供された情報をもとに速やかに駐車車両等を取り除くことを現在行っております。 また、車線上へ大きく張り出し、危険なものや、繰り返し駐車をおこなっているような現状を見たときには、特に悪質なケースにつきましては、交通管理者とも連携をとりながら対応しているところでございます。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 石井総務部長。 ◎総務部長(石井明文君) それでは、私からは、ふれあい公園についてということで答弁をさせていただきます。 ご承知のとおり、ふれあい公園は中央防災公園として、災害時には防災の拠点とすることを目的として設置をされましたが、一方では、平常時には市民の交流の促進と健康の増進のために、小さな子供からお年寄りまで気軽に使える憩いの場、触れ合いの場として位置づけられているものでございます。 そのために、駐車場の利用につきましては、現在は特別な決めごとはせず、公園の利用者が誰でも自由に使っていただけるように開放しているところでございます。これまで特段、苦情もなかったこともありまして、現在は利用者の良識にお任せしている、市としては見守っているという状況にあります。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) まず、建設課の部長のほうで話をいただいたほうからお話ししたいと思いますが、具体的な解決策の中に、その車両に対して注意喚起を促す、例えばシールを張る、何かをつける、そういうものは絶対必要だと思います。それから、境界が不確定のところ、これ、予算をつけても、いろいろなところにあると思いますけれども、まずできるところからやっていく、こういうものをやっていっていただきたい、きょう、答弁、要りませんよ、やっていただきたい。 それから、総務部長が話をいただきました、旧役場の跡地のふれあい公園を主に利用する方たちのために、あそこを利用するということになっているんですが、誰もいないのにあそこに車が十数台停まっているんです。そういう現状があるんです。確かに、良識を求めるということは一番大事なことかもしれませんが、これがこと災害とか、防災とか、災害が起こったときに、あそこに車がとまっていたために逆にあのふれあい公園の中の防災施設が使えなくなってしまったり、非常に使い勝手が悪くなってしまったりすることがあると思うんです。 そういうことを踏まえますと、一度や二度でも、まずやっていきましょう。ここはこの方はどこにとまっているんだろうということを、この駐車場はこういう目的のために与えられた駐車場です、もしこの目的でない場合にはご移動くださいとか、そこから始めていただくのもいいのかなと思っております。その辺を考えていただきながら、前向きに進めていただきたいなと思います。本当に防災関係、そういうことも含めて非常にリスクがあるところもありますので、お願いしたいと思います。 次に行きます。 人や車両の通行障害になっている民有地の植栽の現状と対策、これについて答弁を求めます。 ○議長(尾形幸召君) 天野建設経済部長。 ◎建設経済部長(天野幾雄君) 人や車両の通行障害になっている民有地の植栽、現状と対策ということにお答えします。 根株が民有地にある場合、たとえ枝葉が民有地内から道路上にはみ出していても、法令上、道路管理者が勝手に切ることはできないこととなっております。明らかに植栽等が車道上にはみ出し、通行の支障となっている場合、これにつきましては原因者負担の観点から、市では所有者を調査し、はみ出た部分の伐採や手入れをするようお願いしているところでございます。 しかし、当事者が不在者や高齢者であった場合、また、手入れの費用の負担ができないなど改善されるめどが立たないこともあります。これらの場合、通行車両の安全を確保するため、やむを得ず市が肩がわりし、樹木の手入れをしなければならないケースも出ております。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) 今の答弁、私も現実的に考えるとそのとおりになっていると思いますし、私もそれにかかわったことがありますので、よく部長のほうの話もわかります。 ただ、そうは言っても、民間の土地をということで、なかなかちゅうちょするところがあります。ただ、そうは言っても、この間も言われました、小さい子供が自転車に乗ってその市道を通ったときに、相手の反対方向から2トン車ぐらいのでしょうか、運送車両が通って、見えないために、真ん中のあたりを通った自転車と接触しそうになったよと、市道としてもそんなに広くない市道だったと思いますけれども、そういうことも起こってきている。 今後も地域の区長さん、いろいろな役員の方たち、そういうふうな方からご相談があれば、積極的にそういう部分については前に前に進めていっていただきたいなと考えております。また、その敷地というのが、そこの植栽にNTTとか東電の架線があれば、これまた仕事がしやすくなる部分がございます。ただ、そういうことについても地域の方たちからそういうふうな話があって、市が余り動いてしまうとなかなか東電やNTTは動きにくいという部分があるようですので、その辺につきましてもこれからやっていただきたいと思っております。 次に、緊急自動車及び防災、防犯上の課題について。 今言いました民有地の植栽、これ、空き家のことも絡んでくるんです。空き家対策、先ほどはちょっと私も三つ目に出してありますよと話をしたんですけれども、空き家って、家だけじゃないんです。塀だとか、植栽なんかも入ってくるんです。そういう法律なんです。 そういう法律も兼ねてくるので、そして、緊急自動車及びということになってくると、当然、消防署の方も今から答弁していただくと思いますけれども、防災、防犯、防犯というと危機管理課長が答える、それから防犯というとやはり生活環境かなと思いますので、こういうことがあると、現実にはあると、それにとって過去、現在、将来、そのようなもので、例えば消防署は、こういうふうな問題はこうだけれども、今後はこうなる可能性があるので、こういうふうにすべきかなとかということがあると思いますので、短くて結構ですので、答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 清水消防署長。 ◎消防署長(清水正司君) 緊急車両の現状と今後の災害における対応策についてお答えいたします。 救急現場等において、放置車両等により消防活動を行う上で支障を来した事例は、現在ございません。地震災害等において、倒壊建物、車両等により、通行困難となることが予測され、特に道路上に面した共同住宅や中高層建物の周辺の駐車スペース以外の駐車車両により、消防活動に支障を来すことも考えられますので、今後においては関係部署とその対応策を図っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 佐藤危機管理担当課長。 ◎危機管理担当課長(佐藤和弘君) 防災ということなので、お答えいたします。 災害時の緊急車両の通行、物資の輸送、避難路の確保は、防災、減災上、とても重要となります。災害により破損した場合には、当然、道路管理者と復旧に当たるわけですが、事前に障害となるものを除去することも重要となります。管理者としての道路のパトロールや交通事情の確認を行い、関係部署と連携を図りながら対応することになります。 具体的な対策としましては、災害時避難路通行確保対策事業で沿道建物等の耐震化等を進めております。そのほかにつきましても、私物であったりする場合には、危険性をご理解いただきながら働きかける必要があると考えております。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) お答えします。 防犯上ということでございますけれども、このことにつきましてはさまざまなケースがあろうかと思いますので、個々の事例を見ながら関係部署と連携して、できる部分については対応をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) 不法、違法駐車の部分とか、はみ出した植栽とか、そういうものにつきまして今いろいろ答弁をいただきました。 このような問題は、本当に建設課、生活環境課、総務課、消防署、教育委員会等々、ほとんど全ての部署に絡んでくる話だと思います。市民の安全安心を考えたときに、組織超えた問題意識が必要だと。そこに任せればいいや、俺たち関係ないぞじゃないんです。そこの共有意識、認識が本当に必要だなと思っております。 今後とも、このことに基づいて、所管が建設課だから頼むよじゃないんだよと、皆さんが同じ意識を持って本当にやっていってもらわないと、こういう問題で何かが起こったときに、やっぱりそうなったじゃないかという話もありますので、そうならないように事前から意識を持ってやっていただきたいと思いますし、そのことについては、今後、私はしっかりと確認をしてまいりたいなと思います。 3番に行きます。 空家等対策の推進に関する特別措置法について。 過去に行った一般質問後の進捗状況、空き家をA、B、C、Dに分け、Aが現状のまま使用できる、Bが修繕すれば使用可能、Cが大幅な修繕が必要だよという部分、Dについては危険な状態ということにあるわけですけれども、一般質問後の進捗状況、確認したいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) お答えいたします。 空家等対策の推進に関する特別措置法が平成27年5月26日に全面施行をされました。この法律は、適切な管理が行われていない家屋等が、防災、衛生、景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることに鑑み、地域住民の生命、身体、または財産を保護するとともに、生活環境の保全を図り、あわせて空き家等の活用を促進するために制定されたものであります。 この特別措置法の中には、空家等対策計画の作成及び変更並びに実施に関する協議を行うための協議会を組織することができるとなっております。当市においては、平成27年度に市の職員を調査員として協力を得る中で、空き家の実態調査を実施し、その結果については議会の皆様方にも報告をさせていただいたところであります。調査結果につきましては、AからDランクに位置づけまして、Dランクに判定された危険な空き家は49件判明をいたしました。この49件につきましては、再調査を実施し、所有者等に今後、建物をどのようにする考えを持っているのか、アンケート調査を行う準備を進めているところでございます。 また、空き家のデータベース化を進めているとともに、空家対策計画についても原案の作成を進めているところでございまして、協議会等につきましては平成29年度に設置をし、空家対策をさらに進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) ここでの一般質問は行いませんけれども、A、B、いわゆる現状のまま使用できる、修繕すれば使用可能、これについては、この空き家については、企画課の移住担当、ここにも大きく絡んでくる話になると思います。今後は、生活環境課長、しっかりと企画課のほうと連携をとりながら、情報を共有しながら対応していっていただきたいなと思います。 それでは、次の話に行きます。 総合判定で、今、Dという判定が出た、今後お話も出たようで、今出ましたけれども、もう少し詳細にDランクに対しての、非常に危険だよと、建っていることすらもうあれで、先ほど危機管理担当課長が話はいただきましたけれども、壊れてしまったために、その被害が道路上だとか人間だとかいろいろな部分に絡んでくる、そのDランクについてどういう対応をとっていくのか、速やかにとっていけるのか、答弁のほうをお願いしたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) それでは、お答えします。 総合判定でD判定の建物の対策ということでございましたが、先ほどの答弁でもお答えしましたが、Dランクに判定した空き家は49件あります。建物の所有者、もしくは納税管理人が判明した建物が37件、登記されていないため所有者が不明な建物が12件あります。また、担当課職員による現地の再確認をしたところ、既に取り壊し、もしくは片づけられている建物が2件、倒壊するおそれがある建物は3件ありました。残りの建物については今すぐ倒れるおそれはないと判断いたしましたが、専門知識を持たない職員による目視判定によりますので、最終的な判定は、法務、不動産、建築等に関する専門知識を有する者等を含めた協議会等を平成29年度には設置をいたしまして、協議会で協議をしていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) ここで一つ提案がございます。今年度、平成28年度で国の予算の中で、空家対策総合支援事業というのがあります。担当の部長からこういうものをいただきました。これは、空家等対策計画に基づき実施する空き家の活用や除却などを地域のまちづくりの柱として実施する市町村に対して、国が重点的、効率的な支援を行うため、社会資本整備総合交付金とは別枠で措置をする、補助対象となるものについては空家等対策の計画を立てる、もう一つは、先ほど二つ等の質問に対して答えていただいた生活環境課長が協議会を設置する、このことが必須条件になります。 どんなことに使えるかもう一度詳しく言います。もっと詳しく言いますと、空き家の活用、それには観光施設の活用にもなるんじゃないかなと、交流施設のですね。あと、空き家の除却、ポケットパークとして利用するための空き家の解体、それ等々がありまして、事業主体は当然、市町村、補助率は2分の1あります。こういうものができたんです、28年度から。もう28年度はこれ、20億円の枠がついております。 29年度もなかなか、まだ情報見ておりませんので、市長は、3月は骨格予算だったので、なかなか取り出しができなかったと思うんですけれども、6月なり9月なりにこういう部分で間に合うものであれば、そういうものを取り入れながら対応していくのも、上野原市の活性化というんでしょうか、移住定住も含めていろいろな部分で活性化対策になっていくのかなと考えます。そういう部分で前向きに行っていただきたいと思いますけれども、市長、一言いかがでしょう。市長。 ○議長(尾形幸召君) 小早川副市長。 ◎副市長(小早川浩君) お答えいたします。 空家対策ということでは、当市に限らず多くの市町村でそういった課題を抱えているところでございます。そうした中で、先ほど議員申しますAからDというランクの中で、A、Bについては活用する方向でということで、所有者のやっぱり意思確認をする中、有効に活用していくと。 それから、Dランクにつきましては、やはりこれについてはもう、やはり最終的にはご本人、所有者の意思が必要なんですが、その辺の協力を得られる中で、先ほど申しました協議会の中で、じゃ、有効に活用できる、先ほどポケットパークというようなお話もありました、そういったようなものに、それもやはり相手方のご理解いただける中でそういうものを、仕組みをつくれば、補助金の対象となるということも十分承知しておりますので、その辺につきましては、先ほど藤本課長が29年度が立ち上げということで申し上げましたが、その29年度も早い段階で協議会を立ち上げまして、その中で十分ご意見を聞きながら、そしてそのご意見をもとにまとめた案をもとに、相手方にもご理解を求めて進めていきたいと、そんなふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) 副市長がそういうふうにお話しいただきました。これは、相手があってのことなので、家を壊すにしろ何するにしろ、とにかくDランクの方が一番大きなあれかなと思いますけれども、そういう方たちにこういう制度があるので、活用してやっていきませんかと、あなたの持ち分は、出し分がこれだけなんですよとか、そういうお話もできるのかなと思いますし、前に進むのかなという可能性も十分あると思います。 少なくとも、空き家についてはいろいろな問題があって、相当な件数が上野原市にも発生していることも、表をいただいておりますので、これは議会のほうにも出していただきまして、あえてまた出してもいただきましたし、またあえてこの間も出していただきました。いや、こんなにあるんだなということで、寂しい思いもしております。少しでもその部分が減って、町にまた、上野原市全体ににぎわいが取り戻せるような一つのものとして、対応策として考えていければいいのかなと、このように考えております。 もう一問、行きたいと思います。 ごみ減量化に向けて、これはごみ懇話会の設置の目的と再確認ということで、これについては平成28年9月定例会での生活環境課長の答弁で、県のごみ処理広域化計画で県下をA、B、C地区に分けて、当市は東部富士北麓地域に入ってB地区にあるということになっています。 この地域は、当市を含め4地区が現在、クリーンセンター稼働中で、県の計画では平成30年3月までに2施設に集約、最終的には当地域は1施設になるとの予定で、当市と都留市、大月市の3市は将来的見地から共同処理化を目指し、その方向性は確認済みとのことでした。今後は問題点を洗い出しながら協議していくことになっているとのことでしたので、ただ、今は、今の協議者はクリーンセンター等の担当者だったとのことだったものですから、私は首長、市長や議会を巻き込んだ大きな組織としていくべきだと話しました。 また、今年度より10年計画で一般廃棄物ごみ処理基本計画を上野原市は作成しました。前回の基本計画を検証したところ、事業系ごみについては目標を達成したけれども、家庭用ごみリサイクル率、最終処分量は未達成とのことでした。 そこで、私は市にはごみ懇話会というものがあるが、現在はどうなっているんだろうということは尋ねました。現在は休眠状態だということでしたので、新たに今年度から策定したごみ処理計画の発生排出抑制及び資源化計画を実行するために、やはり文教厚生常任委員会でごみ減量化に向けて全会一致で採択をされました、上野原市ごみ問題懇話会を今年度中に立ち上げ、市民と行政が一体となってごみの減量の施策を話し合う場を設けて、ごみの減量化に取り組んでまいりたいと考えておりますという答弁がありました。 そこで、この懇話会の設立目的を再確認したいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) お答えいたします。 ごみの発生と排出抑制、また資源化の推進を図るためには、日々の生活の営みの中で、市民の皆様の意見やご協力をいただく中でごみの減量に取り組む必要があります。ごみ処理に係る諸課題について、このごみ懇話会で協議、検討をする場所といたしまして、ごみ懇話会を設置をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。 ◆5番(東山洋昭君) それでは、現在の状況と将来の施策について伺いたいと思います。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) お答えいたします。 現在の施設でございますが、これまでも申し上げましたが、この施設につきましては平成9年の稼働以来、既に19年が経過をいたしまして、設備の経年劣化等が進んでおります。燃やすごみ量を減らし、施設の寿命を延ばしていくためには、他の先進的な取り組み施策を参考にしながら、ごみが滞ることが起きないよう適正な管理に努めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 東山洋昭君。
    ◆5番(東山洋昭君) 上野原クリーンセンターの焼却炉は、設計上では20年と言われております。平成9年につくりましたので、今年がその20年となります。寿命を迎えたなと、設計上ではということです。そして、この5年間で毎年1億円以上の修理費が発生しております。 以前にも答弁があったとおりなんですけれども、枝、剪定枝、これは非常に火力が強くて炉を傷める一番の原因になっているんだということを聞きました。そのために、修理代がかさんでいるんだよということも聞きました。そこで、剪定枝、いわゆる枝、枝を切ったもの、剪定したものを一般ごみと区別して細かく裁断できるようにして、上野原市もそういうふうな機械を購入したらどうだろうかなということも話しまして、じゃ、先進地に行きましょうよということに現在なっています。 じゃ、何にこれを、それを切ったもので細かくしたものをどうするんだと。これもリサイクルですよね、どこに持っていくんだ、そういうところに、例えば、今、上野原市で取り組んでおりますキヌアの畑とか、それから家庭菜園とか、一般農家が使っている畑のほうに持っていってまぜれば、また土が生きてきますよということになります。そういうことを行いながら、自然環境に優しいものをつくっていければいいのかなと思います。これは好循環の極みだと私は思っています。 このようなことも、ぜひごみ懇話会のほうに委ねる部分もあろうかなと思っております。生活環境課長には、私に答弁いただきましたけれども、これで生活環境課長とは最後の、私にとっては答弁になってきます。本当にそういう部分で、最後の最後まで、3月31日まで、よろしくお願い申し上げ、また、この問題につきまして大いに期待して、私の一般質問を終わりたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(尾形幸召君) 2時30分まで休憩します。 △休憩 午後2時19分 △再開 午後2時29分 ○議長(尾形幸召君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(尾形幸召君) 引き続き、次の通告者の発言を許します。 6番、小俣修君。 ◆6番(小俣修君) 6番、小俣でございます。 本日は、上野原駅南口開発事業についてと、それから県道四日市場上野原線狭隘部拡幅について、もう一つ、上野原市一般廃棄物処理基本計画について、この3点についてお伺いをいたします。 上野原駅南口開発事業については、午前中、長田議員の質問とラップするところもございます。その辺のところは、質問していく上で途中で省略したりというふうなことで進めていきたいと思っています。 まず、上野原駅南口開発事業についてお伺いいたします。 広報うえのはら2月号に、上野原駅南口周辺の展望との見出しで、市長みずからが市民向けに今後の展望を載せておりました。これにより、上野原市の直轄事業と土地区画整理組合事業の完成時期等については、多くの市民が理解されたことと思います。本日は細かい点について質問させていただきます。 長田議員の中でもありましたけれども、昇降施設の供用開始時期についてお伺いいたします。 広報では、今年夏ごろと記載されておりましたが、本来の工事期限は7月末でありましたが、予期せぬ大量の出水により、土留め工事等を追加せねば付近の安全が保てなくなり、完成がおくれるかもしれないと、担当課より説明を受けてまいりました。現状では、エレベーターホール2階部分まで鉄骨が組み立てられました。現時点で完成時期を見きわめるのは難しいと思いますが、供用は8月になるのか、9月になってしまうのか、この点についてダブるかもしれませんけれども、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(尾形幸召君) 伊藤都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤弘君) お答えいたします。 上野原駅南口昇降施設等ほか建設工事につきまして、今年の7月末完成とした工期により、株式会社早野組が請負工事を行っております。本工事につきましては、議員のおっしゃるとおり、追加工事等により若干工程におくれが生じており、現在、請負業者である株式会社早野組には、当初の工期であります7月末に完成できるよう工程等の見直し検討を指示しているところでございますが、現実的には追加工事等の変更、増工に伴う施工日数の工期延長が必要になるものではないかと思われます。 ご質問の昇降施設の供用開始時期につきましては、本工事の完成は当初工期の7月末に完成したといたしましても、昇降施設周辺の工事、駅前広場や区画道路整備工事、これらの発注等がこれからということもあり、工事請負業者が決まっていない現段階におきましては、昇降施設周辺の関連工事等の工程や状況が明確となっておりませんので、具体的にいつから供用開始できるのかをお答えすることが難しい状況であることをぜひご理解いただきたいと思います。 昇降施設の早期供用開始につきましては、市民の皆様の切なる願いであることは十分承知しておりますが、市発注の工事を始め、関連する工事等の状況や関係団体等と調整を図るとともに、何よりも駅利用者や駅周辺の方の安全を確保することが第一でございますので、これら諸条件等を鑑み、昇降施設の供用開始時期等につきましては、見きわめていくとともに部分的な供用開始についても努力してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 小俣修議員。 ◆6番(小俣修君) この施設の完成は、南口利用者の誰もが待ち望んでいることであります。できるだけ早い供用開始を願っております。 次のタイムズ24駐車場の今後についてとありますが、これは午前中の長田議員の質問と重複しますので、要望として述べておきます。 本来ならば、施行期間が昨年3月末で切れたものと承知しておりますが、私の主張などを取り入れていただき、現在まで営業を継続しております。利用者は大変助かっていると思います。最近では満車状態で、河川敷公園の駐車場や下新田地区の少年野球場の駐車場を利用している人もおるやに聞いております。 今後工事が進めば、タイムズ24の駐車場を撤去せざるを得ないと認識しておりますが、撤去後、別の場所にて継続を考えられておられるのか、あるいはDCMくろがねやさんが開業するまで中断し、その後、開業できるのか、はたまた再開は考えていないのか、いろいろなケースがあろうかと思いますが、需要の多いこの時間貸し駐車場の存続について、継続できるよう要望しておきます。 次に、その他施設についてお伺いいたします。 以前に、都市計画課より提供されたDCMくろがねやさんの提案図に、駅前広場南側に接する場所へ店舗1軒、飲食店3店とその他施設と称する表示がありました。この施設の構想は今でも継続しているものであるのかという点と、土地区画整理組合の役員さんより、子供の一時託児所を設けてほしいとの要望があったと承知していますが、これに相当するものであるのかどうかについてお伺いいたします。 ○議長(尾形幸召君) 伊藤都市計画課長。 ◎都市計画課長(伊藤弘君) お答えいたします。 ディベロッパー、開発者であるDCMくろがねや株式会社による商業施設等の店舗配置や施設整備の具体的な計画につきましては、現段階におきましては、市のほうにも示されておりませんので、今後、これら商業施設エリア全体の整備計画がもう少し具体化すれば、その整備内容等につきまして明らかになってくると思われますので、いましばらくお待ちいただければと思います。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 小俣修君。 ◆6番(小俣修君) いましばらく待てとの答弁でございますが、計画期間が残り1年となった現在でも商業施設エリア全体の整備計画が示されていないということでありますが、くろがねやさんは、会社組織であります。会社組織がやることとしては少し遅すぎるのではないかなという気がいたします。いずれにしても、子供の一時託児所ができれば大いに利用されるのではないかと思います。設置すべくこれからも協議していただきたいと思います。設置について協議を要望しておきます。 次に、駅前店舗出店の通告でありますけれども、これは午前中の長田議員の質問と重複しますので、省略させていただきます。 地元の開発事業ということで、この上野原駅南口開発事業は、将来の上野原発展の礎となる大事業であります。これからいろいろな工事が始まり、関係部署は大変なご苦労をされるかと思いますが、上野原市、長年の夢を実現するよう頑張っていただきたいと思います。 続いて、次の2番目の質問に移ります。 県道四日市場上野原線の狭隘部拡幅についてお伺いします。 まず、田ノ入の橋梁工事についてお伺いいたします。 昨年、橋がかかり、そう遠くない時期に完成するのではと期待していましたが、工事が中断しています。最近、トンネル側の工事が始まったようですが、完成はいつごろを予定されておられるのか、わかる範囲でお伺いいたします。 ○議長(尾形幸召君) 天野建設経済部長。 ◎建設経済部長(天野幾雄君) ただいまのご質問にお答えします。 現在、県で行っている事業ですが、田ノ入の橋梁箇所の道路改良事業につきましては、平成28年度事業を進めており、現在、神奈川県県境へと向かう県道で延長71メートルの道路改良工事を施工中であり、本年度完成の予定と県から聞いております。また、事業の完了につきましては、地元のご協力をいただきながら、本年中の供用を目指し、整備を進めていく予定のこととお聞きしております。 なお、この事業につきましては、事業用地の取得は完了しておりますが、沿線関係者との調整等で幾つかの問題が残されていると聞いております。市といたしましても、積極的に事業に協力する中で、1日も早い供用開始を目指しております。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 小俣修君。 ◆6番(小俣修君) あと1年ぐらいでできるということで、楽しみにしております。いろいろと問題があることは承知しておりますけれども、実は次の島田出張所付近の拡幅についてお伺いするわけですけれども、先に田ノ入の橋梁工事についてお伺いしたのは、この工事の次に島田出張所付近の拡幅を県が予定していると、このように聞いておるからであります。 ご承知のように、クレイン農協島田支店付近より島田自動車工業株式会社付近までの間、県道としては狭隘で車のすれ違いには大変気を使うところであります。最近では、秋山方面より休日などは大型観光バスが高速道路のほうへ向かって下りてきます。こういった大型車とすれ違うときなどは、側溝のふたの上に乗ったりしてすれ違いをしているわけでありまして、このような事態を解決すべく拡幅のお願いをしてまいりましたところ、平成27年11月27日に、第1回の地権者への説明が概要図にて行われました。 その際、地権者より、詳細設計図が完成したらまず地権者説明会を行ってほしい旨の提案があり、了承されたと記憶しております。それから1年以上は経過しました。県の事業であるため、市の担当課では細部についての把握は難しいかと思います。現状、この計画はどのようにあるのか、どのような状況にあるのか、わかる範囲で結構です。ご答弁をお願いします。 ○議長(尾形幸召君) 天野建設経済部長。 ◎建設経済部長(天野幾雄君) ただいまのご質問にお答えします。 島田出張所付近の拡幅につきましては、県では平成26年度から測量、設計を進めており、平成27年度には沿線の方を対象に、道路の中心線及び標準断面の検討結果について説明会が開催されたと聞いております。 なお、この道路拡幅事業を進めるためには沿線の方全員の同意が必要となりますので、その同意形成が得られた中で設計を行っていく予定と聞いております。残念ながら、一部の土地所有者の協力が得られない状況から、現在、事業は進んでいないようです。市にとりましても、生活道路としても重要な路線であり、市の発展に必要不可欠な事業であると認識しておりますので、県会議員、市議会議員の先生方、地元の区長さんなど、全ての関係者の皆様方とともに取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○議長(尾形幸召君) 小俣修君。 ◆6番(小俣修君) 今、建設経済部長の言われたことは一部承知をしているところでございます。当初、陳情書をつくるに当たっては、全ての地権者の判をいただいて進めてまいったわけですけれども、地権者が相続によって交代したということで、ちょっとした問題が浮上しているということは承知しております。ぜひ、私どもも一所懸命頑張ってまいりますので、市のほうでもバックアップをぜひよろしくお願いしたいと思います。 この部分が拡幅されますと、2メートルの歩道も設置されます。駅前にできるであろうスーパー等へも安心して徒歩で行くこともできるようになります。早期の着工を県へ継続的な働きかけを要望しておきます。 3番目の質問に移ります。 これは、昨年9月定例会で東山議員が細かい質問を行っておりますけれども、実は先般、東部広域連合の議員の一員として松本にあります焼却場を見学してきたものですから、ちょっと衝撃を受けまして、それでこの基本計画についてお伺いしようというふうに考えました。 平成28年3月より、一般廃棄物処理基本計画が平成37年度までの10年間について策定され、実施されております。こうした中、1月31日、山梨県東部広域連合の連合議員の一員として、松本市にあります松塩地区広域施設組合の運営する松本クリーンセンターを視察いたしました。松塩地区広域施設組合は、松本市、塩尻市、山形村、朝日村の2市2村で構成する組合であります。松本クリーンセンターに併設する温泉施設ラーラ松本を含めた建設費は約450億円との説明を受けました。 松本クリーンセンターは、ごみ焼却処理施設とリサイクルプラザ、容器包装プラスチック処理の3施設で構成された近代的な施設であり、焼却炉は1日150トンの能力を持った炉が3基設置され、常時2基が24時間体制で稼働し、年間9万9,700トンを処理しております。ざっと当市の10倍というところでしょうか。また、余熱を利用した蒸気タービンによる発電能力6,000キロワットの発電機を備えています。現在は4,500キロワットを発電し、クリーンセンター、ラーラ松本、野球場の照明に利用し、残りは売電し、年間3億4,000万円の売り上げになるとの説明でありました。さらに、熱はクリーンセンターの給湯、冷暖房及びラーラ松本の温泉施設で利用しているとのことでした。 上野原市におけるクリーンセンターは、老朽化が進み、最新の施設を見たとき、時代おくれを実感せざるを得ませんでした。当市においても早急にごみ処理施設について対応を考えなければならないと思いながら帰ってまいりました。 それでは、質問に移ります。将来計画の検討についてお伺いします。 ごみの減量化についてお伺いします。基本計画では、啓発、教育、指導にかかわる計画によって減量を図ると記されていますが、家庭ごみについては、現状における分別はできているものと私は考えております。今後はさらに分別を細分化するかどうかだと思います。前述した松本クリーンセンターでは、それを設備が行い、鉄類、不燃物、アルミ、可燃ごみの四通りに分別され、それぞれ処理されます。 また、鶴島の湖南中原地区の自治会では、従来の道路が建設時、ずさんな開発により市道に認定されておらず、道路舗装などの資金捻出のため、ペットボトル、新聞、段ボール、アルミ缶、これらを自治会館へ集め、年2回、業者へ売却し1万円弱の収入を得ています。このことにより、ごみ削減に寄与しているわけです。これは、市側にとっては売却物が減るので余り面白い話ではないかもしれませんけれども、そこで質問いたしますが、市民への分別排出の強化等と記されていますが、どのように分別し、具体的にどう徹底されているのか、お伺いいたします。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) それでは、お答えいたします。 現在のごみ分別につきましては、毎年、全戸配布しておりますごみ収集予定表にごみの種類を、燃えるごみ、瓶類、缶類、資源ごみ、不燃性粗大ごみの5種類に大別して、ごみの出し方も含め市民の皆様への周知を図っております。今回、策定いたしました基本計画の中では、その内容をより充実させるとともに、分別の徹底強化のため、分別するごみの細分化や決められたごみ袋の導入等を行い、ごみの減量に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 小俣修君。 ◆6番(小俣修君) これ、市民分別排出強化、これはいいと思いますけれども、これを具体的に徹底するのが大変ではないかなと。前にテレビでやっていたんですけれども、信州大学の構内におけるごみの分別、物すごく細かくやっているんです。ポリ、弁当箱一つにしても、その周りのものと中のものと全て分別して箱へ分別するというふうな細かいことをやっている事例を放送しておりました。 上野原市でも、こんな細かくはできないだろうと思いますけれども、市民は分別をこういうふうにしなさいと言えば、多分、そのとおりにするんだと思います。ただそれを徹底するのが非常に大変ではないかと、このように考えております。ぜひ、その徹底する部分について、これからいい知恵を出していっていただきたいなというふうに思っております。 それから次に、過剰包装自粛の強化等について書かれておりますが、お伺いいたします。家庭ごみの大部分は、生ごみよりも包装紙とかトレー類、弁当容器、それから抜き取った草、先ほど、東山議員も触れましたけれども、剪定した枝、そういったものが大部分を占めるのではないかと思うんです。生ごみというのはそんなに出ていないのではないかと思います。昔のように、はかり売りで容器も簡単なものであれば、ごみは大変減量されると思いますが、具体的に過剰包装をどのように自粛させようと考えておられるのか、お伺いいたします。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) お答えいたします。 過剰包装自粛策とのご質問でございますが、スーパー等で商品購入の際のマイバッグの持参の推進による過剰包装の自粛や、環境負荷の低減に資する物品等の購入を推進するグリーン購入を推進していくことが挙げられますが、重要となりますのは、市民の過剰包装に対しての意識づけをどう啓発していくかがポイントだと思います。 そのためにも、現在立ち上げを図っております市のごみ問題懇話会の中で、過剰包装の自粛に向けての新たな取り組みを行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 小俣修君。 ◆6番(小俣修君) マイバッグですと、減るのは袋だけですね。袋だけだから、ごみの減量にはそう寄与しないと思います。要はスーパー、ああいう方式が出てきたことが一番の元凶ではないかと私は思います。全てが包装されているわけですから。ですから、先ほど触れたようにはかり売りをするようなお店屋さん、こういうところに何かその表彰状じゃないんですけれども、優遇措置みたいなものがあればいいのではないかなと、スーパーでは恐らくはかり売りは無理だと思うんですけれども、 先ほど課長も触れましたけれども、県全体でそういうものに取り組んでいくということでございますけれども、ぜひ、その量販会社に対して、ごみの軽量化について、県全体として申し入れをするとか、そういったような行動をして、少しでも包装ごみを少なくするように、もうとにかく何か箱詰めのものを行うと箱の部分もごみだし、それからそれをさらに包んであるわけですから、あれって、うちで燃やせたときはいいんですけれども、なかなか今は畑で使ったものを燃やしても、近所で消防署へ通報されて、消防車が飛んできて始末書を書かされると、そういうご時世になってしまったものですから、昔の田舎のいいところが消えつつありますので、ぜひ、この過剰ごみの自粛、この点について頑張って、ぜひスーパー関係へ強力な働きかけを行っていけるようにしていただきたいと、このように要望しておきます。 次に、資源化の推進についてお伺いします。 生ごみの堆肥化については、容器購入の補助をしていますが、焼却灰については、何か資源化について、やっておられること、これからやろうと考えていることについて、ありましたらお伺いいたします。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) お答えいたします。 焼却灰の資源化をというご質問でございますが、焼却灰により発生する焼却灰等は、一般廃棄物最終処分場に搬出し処分を委託しております。県内では笛吹市境川地区に最終処分場を建設中であります。可燃ごみ処理を焼却するのではなく、溶融化し再資源として取り出すことで焼却灰を出さない施設もあることから、今後はそういった施設に処分を委託する方法も検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 小俣修君。 ◆6番(小俣修君) この焼却灰については、先ほど触れました松本市のクリーンセンターでも、やはり業者に委託して、焼却灰を使ってレンガをつくると、そういう事業をやっているようであります。捨てるにしてもお金が大変かかるわけですから、そういった方面で使っていくことを考えてもらえたらなと思います。 それと、生ごみの堆肥化なんですけれども、私もあれを持っていまして、それで生ごみを入れるんですけれども、べちゃべちゃになって気持ちが悪くて1回も使ったことがないです。ですから、これはなかなか、それは新しい電動のやつだといいのかもしれませんけれども、なかなか普及するのが大変かなというふうに思います。 続いて、中間処理計画について、お伺いします。 クリーンセンターの適正な維持管理についてお伺いします。先ほど東山議員の質問の中でもありましたけれども、既存施設が竣工から19年が経過していることによる適正な維持管理が必要と記載されておりますけれども、現在、年間1億円を超える修繕費を投入していますが、これらの処置によって設備の寿命をどれくらい延ばすことが可能と考えられているのでしょうか。20年が一つの目安だというふうに、先ほどもお話がありましたけれども、どのくらい延ばせるものなのかお伺いしておきます。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) お答えいたします。 現在の焼却施設は、ただいま話がありましたように、平成9年10月から稼働しておりまして、経年による劣化の傷みのため、修繕費がかさんでおり、大変ご心配かけております。施設の寿命を延ばすためには、経過年数からいたしますと大規模な改修を行って延命化を図ることも考えられますが、大規模改修を実施する際には、一定期間、施設を休止させて行う必要もありまして、休止期間中のごみ処理をどうするのか、また、修繕費をどう手当てしていくのかという問題もあります。 このようなことから、施設に少しでも負荷をかけないようなごみの減量化に努めるとともに、委託等も視野に入れながら、今後も一層日々の点検や運転管理に最新の注意を払い、適正な維持管理を行う中で長寿命化を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 小俣修君。 ◆6番(小俣修君) 1億という多額のお金が毎年飲み込まれているわけであります。この基本計画には、クリーンセンターの今後の整備について書かれております。これについてお伺いします。計画では、今後の整備について検討を行うと記載されていますが、今後どのような整備を行っていくのか。また、費用は年間どのくらいになると見積もられているのか。 現在は約1億円強ですけれども、これらを行えば、先ほどの質問とラップしますけれども、平成37年までの計画まで設備を稼働していけるのか、検討の途中ではあろうと思いますが、現在考えられておられる範囲内でご答弁をお願いいたします。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) お答えいたします。 先ほども申し上げましたが、現在のクリーンセンターごみ処理施設は、平成9年10月に稼働して以来、20年目を迎えているところでございます。このため、毎年、修繕費に1億円程度の経費を要していることは、これまで申し上げたとおりでございます。 焼却炉の修繕に当たりましては、計画的に1炉を停止しながら修繕を実施している状況です。今後も一層の日々の点検や運転管理に最新の注意を払い、設備、装置の状況の的確な把握に努め、必要となる補修を計画的に行い、適正な維持管理に努めてまいりたいと考えております。年間の費用という点につきましては、今後も1億円程度の修繕費は必要と考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 小俣修君。 ◆6番(小俣修君) 昨年9月の東山議員の質問の中に、災害等でクリーンセンターの機能が失われた場合、どうするんだという質問がありまして、細かな答弁がされておりますけれども、やはり今後の整備という点については、万が一の故障があって、例えば1週間とか10日間とか、処理ができないというふうなことがあったら困るわけです。多少、1億円を超えるような出費があったとしても、次の新しい設備ができるまでは、あの焼却炉を稼働させていかなければ、上野原市は困るんだろうと、このように考えております。そういう意味で、きちんと計画を立てて整備をしていっていただきたいというふうに思います。 最後に、近隣自治体との広域化の検討についてお伺いします。 現在、当市においては、上下水道事業、それから屈折はしご付消防ポンプ自動車の共同購入、共同運用について、大月市と連携して行っております。都留市、大月市、丹波山村、小菅村、道志村の3市3村で山梨県東部広域連合を形成し、大鶴楽生園を運営しており、さらに都留市、大月市の3市で消防指令センターを開設し運営しております。 このように当市においては、広域での事業展開ではノウハウの蓄積ができているものと考えております。このような中で、クリーンセンターの広域化の検討を行っていくと明記されておりますけれども、検討は開始されているのか、検討の内容はどのようなものであるのか、お伺いいたします。 ○議長(尾形幸召君) 藤本生活環境課長。 ◎生活環境課長(藤本保彦君) お答えいたします。 上野原市、大月市、都留市の3市長共同声明の中においては、ごみ処理の広域化を図るとしておりまして、お互い共同処理化を目指す方向は確認をしてきております。今後は、山梨県のごみ処理広域化計画との整合性もあることから、県の指導も仰ぎながら、郡内地域の広域化も含め、その推進を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(尾形幸召君) 小俣修君。 ◆6番(小俣修君) 焼却場の建設については、国の補助金は、今、人口5万人以上でないと出ないというふうに聞いております。上野原市と大月市足しても、下手すると5万人切っちゃうんじゃないかと思います。そうした場合には、都留市ですとか、富士吉田市とか、北都留、南都留が一体になった広域連合のようなものをつくらざるを得ないのかなというふうな考えも湧いてくるわけでありますけれども、ごみについては基本計画にも記されているとおり、中長期的には人口減少によって発生総量は減っていくと考えられます。考えられますが、施設の老朽化もさらに進みます。 総務省も新たな広域連合について力を入れているところであります。基本計画を着実に実行し、支障の出ないように進めていただきたいと要望いたしまして、私の一般質問を終わります。--------------------------------------- ○議長(尾形幸召君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。 △散会 午後3時08分...