高石市議会 > 2012-09-04 >
09月13日-02号

ツイート シェア
  1. 高石市議会 2012-09-04
    09月13日-02号


    取得元: 高石市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-24
    平成24年  9月 定例会(第3回)               ◯出席議員(17名)        1番  松本善弘君      2番  畑中政昭君        3番  山敷 恵君      4番  寺島 誠君        5番  綿野宏司君      6番  松尾京子君        7番  宮口典子君      8番  明石宏隆君        9番  出川康二君     10番  永山 誠君       11番  清水明治君     12番  森 博英君       13番  久保田和典君    14番  佐藤一夫君       15番  奥田悦雄君     16番  古賀秀敏君       17番  松本 定君               ◯議会事務局出席員 局長          福村寿之   総務課長        辻田 智 課長代理議事係長   北野哲也   主幹兼庶務係長     相生美恵子 主事          中川雅司               ◯議事説明員 市長          阪口伸六   副市長         芝原哲彦 副市長         三浦良平   教育長         佐野慶子 (政策推進部) 部長          宮下勇樹   理事          池永 斉 次長兼秘書課長総務部危機管理課参事 企画課長総務部危機管理課参事             石川輝之               石栗雅彦 財政課長        石坂秀樹 (総務部) 部長          中井 毅   理事          大場健七郎 次長兼庶務課長     金谷展宏   次長兼契約検査課長                    併土木部上下水道課参事 高山繁樹 人事課長        山本富之 (保健福祉部) 部長          浅井淳一   理事兼次長       嶋坂堅治 次長兼高齢介護障害福祉課長             鶴田 健 (土木部) 部長          木嵜茂巳   理事兼総務部理事    酒井良和 次長兼再開発課長    清水 猛   次長          辻 孝明 連立交通政策課長    薪谷憲雪 (教育委員会教育部) 部長          田野泰偉   次長兼教育総務課長   北口宗彦 次長兼教育指導課長   細越浩嗣 (その他行政委員会等) 監査委員事務局長           会計管理者会計課長  坂口琢磨 併・選挙管理委員会事務局長 併・公平委員会事務局長 上田達也            本日の会議に付した事件  日程第1 議案第1号 災害に強い住宅建設の促進に係る固定資産税特例措置に関する条例制定について            (福祉土木委員会審査結果報告)  日程第2 議案第2号 高石市防災会議条例及び高石市災害対策本部条例の一部を改正する条例制定について            (総務文教委員会審査結果報告)  日程第3 議案第3号 高石市都市公園条例の一部を改正する条例制定について            (福祉土木委員会審査結果報告)  日程第4 議案第4号 高石市廃棄物の減量推進及び適正処理並びに環境美化推進に関する条例の一部を改正する条例制定について            (総務文教委員会審査結果報告)  日程第5 議案第5号 高石市企業立地等促進条例の一部を改正する条例制定について            (総務文教委員会審査結果報告)  日程第6 議案第6号 専決処分の報告について(平成24年度高石市一般会計補正予算)            (予算委員会審査結果報告)  日程第7 議案第7号 平成24年度高石市一般会計補正予算            (予算委員会審査結果報告)  日程第8 議案第8号 平成24年度高石市国民健康保険特別会計補正予算            (予算委員会審査結果報告)  日程第9 議案第9号 平成24年度高石市公共下水道事業特別会計補正予算            (予算委員会審査結果報告)  日程第10 議案第10号 平成24年度高石市介護保険特別会計補正予算            (予算委員会審査結果報告)  日程第11 議案第11号 平成24年度高石市後期高齢者医療保険特別会計補正予算            (予算委員会審査結果報告)  日程第12 議案第12号 平成24年度高石市水道事業会計補正予算            (予算委員会審査結果報告)  日程第13 議案第13号 平成23年度高石市水道事業会計処分利益剰余金の処分について            (決算委員会審査結果報告)  日程第14 議案第14号 平成23年度高石市一般会計歳入歳出決算認定について            (決算委員会審査結果報告)  日程第15 議案第15号 平成23年度高石市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について            (決算委員会審査結果報告)  日程第16 議案第16号 平成23年度高石市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について            (決算委員会審査結果報告)  日程第17 議案第17号 平成23年度高石市墓地事業特別会計歳入歳出決算認定について            (決算委員会審査結果報告)  日程第18 議案第18号 平成23年度高石市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について            (決算委員会審査結果報告)  日程第19 議案第19号 平成23年度高石市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算認定について            (決算委員会審査結果報告)  日程第20 議案第20号 平成23年度高石市水道事業会計決算認定について            (決算委員会審査結果報告)  日程第21 議案第25号 物品の購入について            (総務文教委員会審査結果報告)  日程第22 報告第1号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について            (決算委員会審査結果報告)  日程第23 報告第2号 平成23年度高石市土地開発公社会計決算の報告について            (決算委員会審査結果報告)  日程第24 報告第3号 平成23年度財団法人高石保健医療センター会計決算の報告について            (決算委員会審査結果報告)  日程第25 報告第4号 平成23年度財団法人高石施設管理公社会計決算の報告について            (決算委員会審査結果報告)            (以上日程第1議案第1号から日程第25報告第4号までを一括議題)  日程第26 請願第1号 請願書受理について(羽衣保育所民営化の凍結を求める請願) △会議の顛末      (午後1時11分 開議) ○議長(古賀秀敏君)  議員各位のご出席が定足数に達しておりますので、これより2日目の会議を開きます。 本日の日程は、既に皆様方のお手元に配付しております日程表に基づき、順次進めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。 日程第1 議案第1号 災害に強い住宅建設の促進に係る固定資産税特例措置に関する条例制定についてから日程第25 報告第4号 平成23年度財団法人高石施設管理公社会計決算の報告についてまでの25案件を議会運営委員会の決定に基づき、一括議題にいたしたいと存じます。これにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、日程第1 議案第1号から日程第25 報告第4号までの25案件を一括議題といたします。 ただいま一括議題となりました25案件については、本定例会1日目において福祉土木委員会総務文教委員会予算委員会及び決算委員会へそれぞれ付託され、いずれも慎重審査をいただいておりましたものであります。 これより、順次、各委員長の審査報告を求めることにいたします。 それでは、議案第1号及び議案第3号の2案件について、松尾京子委員長より審査報告をいただきます。 松尾委員長。 ◆6番(松尾京子君)  ご報告申し上げます。 本件は、本定例会1日目において福祉土木委員会に付託されました議案第1号 災害に強い住宅建設の促進に係る固定資産税特例措置に関する条例制定について、議案第3号 高石市都市公園条例の一部を改正する条例制定についての2案件でございまして、去る9月4日に慎重審査いたしました。 その慎重審査の結果、お手元にご配付の書面どおり、議案第1号及び議案第3号につきましては、いずれも全会一致で可決すべきとの結論に達しましたので、ご報告申し上げます。 どうかよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(古賀秀敏君)  次に、議案第2号、議案第4号、議案第5号及び議案第25号の4案件について、清水明治委員長より審査報告をいただきます。 清水委員長。 ◆11番(清水明治君)  ご報告申し上げます。 本件は、本定例会1日目において総務文教委員会に付託されました議案第2号 高石市防災会議条例及び高石市災害対策本部条例の一部を改正する条例制定について、議案第4号 高石市廃棄物の減量推進及び適正処理並びに環境美化推進に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第5号 高石市企業立地等促進条例の一部を改正する条例制定について、議案第25号 物品の購入についての4案件でございまして、去る9月6日に慎重審査いたしました。 その慎重審査の結果、お手元にご配付の書面どおり、議案第2号、議案第5号及び議案第25号につきましては全会一致で、議案第4号につきましては賛成多数で、いずれも可決すべきとの結論に達しましたので、ご報告申し上げます。 どうかよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(古賀秀敏君)  次に、議案第6号から議案第12号までの7案件について、松本 定委員長より審査報告をいただきます。 松本 定委員長。 ◆17番(松本定君)  ご報告申し上げます。 本件は、定例会1日目において予算委員会に付託されました議案第6号 専決処分の報告について(平成24年度高石市一般会計補正予算)及び議案第7号から議案第12号までの平成24年度各会計補正予算の計7案件でございまして、去る9月7日に慎重審査いたしました。 その慎重審査の結果、お手元にご配付の書面どおり、議案第6号につきましては全会一致で承認すべきとの結論に達しました。 議案第7号 平成24年度高石市一般会計補正予算につきましては、債務負担行為補正におきまして、羽衣保育所の民営化に関し、公立1園ではこれまで培ってきた公立園での保育が十分に継承されないなどの理由で、羽衣保育所仮設園舎借上事業の項を削除するものとし、また、歳出の衛生費におきましては、一部従量制による普通ごみ有料化に関し、当該減量化対策や市民への説明も十分に行わないまま、普通ごみ有料化に伴う必要経費が計上されているとして修正案が提出されましたが、賛成少数により否決となり、原案は賛成多数で可決すべきとの結論に達しました。 また、議案第8号から議案第12号までの5案件につきましては、いずれも全会一致で可決すべきとの結論に達しましたので、ご報告申し上げます。 どうかよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(古賀秀敏君)  次に、議案第13号から議案第20号まで、及び報告第1号から報告第4号までの12案件について、森 博英委員長より審査報告をいただきます。 森委員長。 ◆12番(森博英君)  ご報告申し上げます。 本件は、本定例会1日目において決算委員会に付託されました議案第13号 平成23年度高石市水道事業会計処分利益剰余金の処分について、議案第14号から議案第20号までの平成23年度各会計決算認定について、及び報告第1号から報告第4号までの報告4案件の計12案件でございまして、去る9月4日、10日、11日及び12日の4日間で慎重審査いたしました。 その慎重審査の結果、お手元にご配付の書面どおり、議案第13号及び議案第16号から議案第20号までの6案件につきましては全会一致で、議案第14号及び議案第15号の2案件につきましては賛成多数で、いずれも可決・認定すべきとの結論に達しました。 また、報告第1号から報告第4号までの4案件につきましても、本委員会で報告を受けましたので、あわせてご報告申し上げます。 どうかよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(古賀秀敏君)  委員長報告が終わりました。 議会運営委員会の決定に基づき、委員長報告に対する質疑を省略し、各案件に対する討論及び採決に入ります。 討論及び採決は個別に行います。 議案第1号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第1号は、これを可決することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第1号 災害に強い住宅建設の促進に係る固定資産税特例措置に関する条例制定については、原案どおり可決されました。 議案第2号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第2号は、これを可決することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第2号 高石市防災会議条例及び高石市災害対策本部条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。 議案第3号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第3号は、これを可決することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第3号 高石市都市公園条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。 議案第4号につきましては、3名の方より討論の通告を受けておりますので、これを許すことにいたします。 3番 山敷 恵君。 ◆3番(山敷恵君)  それでは、議案第4号 高石市廃棄物の減量推進及び適正処理並びに環境美化推進に関する条例の一部を改正する条例制定についてを、反対の立場から討論させていただきます。 このたびのごみの有料化という案に対しましては、本当に市民の皆様にとっては寝耳に水の話だと思われます。何人かの方に委員会の終了後に、高石市でもごみが有料化になりそうで、この議会で可決されそうですというお話をいたしますと、何も聞いていないです、どうしてですかというお答えが返ってきたところでございます。 他市の例におきましては、委員会有料化の結論が出てから条例化、予算化されるまでには十分な説明会が行われています。市によりましては、委員会での討議をされている途中にパブリックコメントを実施したという市もございます。例を挙げますと、千葉県の野田市では350回、調布市では305回、淡路市では200回、日野市では600回、下関市では665回、ざっと調べただけでもこのように説明会が行われてから、条例の制定がされているわけでございます。 翻って、高石市でございますが、広報にすら「ごみの減量化を進めるために」と書いてあるだけで、有料化を検討中とはっきりわかるようには一度も書いていないんです。ここにその広報を持ってきたんですけれども、4月号からずっと今月号まで見ましたが、4月号には「ごみの減量・再資源化」、5月号には「データで見る高石市のごみの現状」、6月号には「ごみを減量するためのアイデアと工夫」、7月号には「泉北クリーンセンターって?」、8月号に初めて「ごみの減量化を進めるために “一部従量制”の導入を検討」というタイトルがございました。しかし、このタイトルだけで有料化だとわかる市民がどれだけいらっしゃるでしょうか。9月号には「ごみ減量リサイクルフェア」ということで、またなぜか9月号には有料化の言葉はございませんでした。一番下のところにパブリックコメントについて有料化のことで一言断りはありますけれども、記事の本文全体には有料化ということはございませんでした。これは、本当に市民に対して真実をお伝えしていない、もう市民にとってはだまし討ちに遭ったようなものだと思います。 しかも、廃棄物減量等推進審議会は8月23日が最終でございました。これは私も傍聴に行かせていただきましたが、本当にいろんなお声があった審議会でございました。 そして、私どもに議案発送ということで条例案が届きましたのが8月28日、この間、平日はたったの2日という拙速さでございます。 また、ごみの中には47%の紙ごみ、23%のプラスチックごみがあると。これは市が出しておられる書類にそう書いてあったわけでございますけれども、この紙ごみとプラスチックごみを合わせて70%ですが、この2種類の半量が資源化されるだけでも35%が減量できるところでございます。 減量が目的の有料化だとおっしゃるのであれば、まずはその努力をされてから有料化をされるべきです。市民の皆様にご協力をお願いしたら、高石市の市民の皆様は必ずこたえてくださいます。そういう市民を信頼する行政運営が求められている有料化の場面だと思います。 しかし、市民を信頼していただけず、手続も急で思いつきのような有料化をされては、市民にとっては本当に困惑するばかりだと思われます。 以前の高石市のよさは、夏場のごみの収集が3回あったことでございます。それが今では2回となり、さらに、堺市や和泉市では導入していない有料化です。ここ近年、高石市の人口はどんどん流出しているんですけれども、これではますます人口の流出に歯どめがかからなくなるのではないかということを心配いたすものでございます。 パブリックコメントも拝見いたしましたが、半数以上が反対でございました。もっと分別を進めてから考えてくださいという声も複数ございました。高石市は市民の声を真摯に受けとめ説明するという当たり前の手順を踏めなくなっているのかと思い、本当に残念でございます。 実際に、ごみが捨てられることを考えてみますと、45リットルのごみ袋に3枚のシールを張るということでございますが、高石市では早朝5時過ぎより回収をいただいているところでございますけれども、冬の早朝5時過ぎといえば、まだ暗い中で、どうやってごみ袋にシールが張っていることを見分けるとおっしゃるのでしょうか。 そして、心配される不法投棄の防止のための策ですが、委員会でも今までの延長線上のものしか伺っていないところでございます。このようなことがきちんと示されないということは、詳細を煮詰めないままでの有料化と言わざるを得ないところです。 しかも、昨年8月に示された第五次財政健全化計画案の中では、ごみの有料化の効果額は1億円という試算が出されていました。この1億円というのは、今回、導入される一部従量制ではなく、最初の1袋からお金をいただく均一従量制でなければ1億円というのは達成できない金額です。しかし、この8月の時点では均一従量制を考えていたと思われますのに、1年後、なぜか急に一部従量制ということに変更になっていることでございますが、これでは準備が間に合うはずがないと思います。 ごみの有料化というのは市民生活に大きな影響を及ぼします。一方的に行政が決めて市民に従わせるというやり方では、今回の有料化のための条例制定には賛成することはできませんので、反対ということを申し述べて討論を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(古賀秀敏君)  次に、12番 森 博英君の発言を許します。 ◆12番(森博英君)  市民ネット高石の森 博英です。市民ネット高石を代表して、議案第4号に賛成の立場で討論させていただきます。 まず、環境問題に関する視野を世界に向けますと、1997年に地球温暖化を防止するため、温室効果ガス削減を義務づけた京都議定書が採択されました。世界的シェアから見ても、地球温暖化を防止するため環境問題に取り組み、ごみを減量化し、ごみ処理燃焼時に発生する温室効果ガスの削減に取り組もうとの方向性が打ち出されています。 次に、国の方針について言えば、平成17年5月26日、環境省告示第43号の中で、地方公共団体の役割として「経済的インセンティブを活用した一般廃棄物排出抑制再生利用の推進、排出量に応じた負担の公平化及び住民の意識改革を進めるため、一般廃棄物処理有料化の推進を図るべきである。」とあり、国の方針として有料化を推進すべきことを明記しております。冒頭、世界の環境対策状況と国の示す方向性について述べさせてもらいました。 さて、それでは高石市がごみの焼却を和泉市、泉大津市との3市共同で運営している泉北クリーンセンターの焼却炉について着目しますと、泉北クリーンセンターの焼却炉は予備炉を含めて3炉あり、稼働状況は通常、2炉を焼却運転しています。通常は1号炉、2号炉の2炉が稼働しています。現状、3市のごみ量を焼却処理するには、1日当たり150トンの焼却能力のある炉が2炉必要であります。炉の建設費は建設した時代によって違いますが、一番近い平成15年3月竣工の1号、2号炉の建設費は2炉で203億7,000万円でした。1炉当たりの建設費を単純計算で2で割りますと101億8,500万円です。現状のごみの量では二つの炉と一つの予備炉が必要なので、仮にごみの量を減量化できず年々ごみがふえていけば、ごみを処理するためにもう一炉更新しなければなりません。もう一炉更新しますと、単純計算ですが、前述の101億8,500万円が必要になってきます。この費用は、もちろん高石市だけが払うのではなく、共同でごみ焼却を行っている和泉市、泉大津市にも応分に負担してもらうわけですが、現状より仮に1炉更新すれば、市の負担する額、つまり市民の負担する額が必然的にふえるわけです。建設費について言えば、当時と比べると将来価格が上がることがあっても下がることはまず考えられませんので、負担額はもっとふえることが考えられます。 実際問題、焼却炉の耐用年数は25年とされており、いつかは廃炉して、また新設しなければなりません。ごみがふえて市のごみ処理負担額が多くなると、結局、それを負担するのは我々や子どもたち世代の市民です。 これからのことを踏まえ、子どもたちに多くのツケを残さないためにも長期的ビジョンでごみの減量化に取り組むのが現役世代である我々の使命であると考えた上でこの議案を検討しますと、今回の行政提案は、他市でよく見られる均一従量制ごみ有料化とは異なります。つまり、有料化ありきの施策ではなく、一定量を超えるごみの排出についてのみ、その量に応じて手数料を負担していただくものであり、ごみの排出が一定量を超えることがなければ従来どおり無料となるものです。この仕組みであれば、市民の協力のもと、日ごろからごみの減量化に向けたさまざまな知恵や工夫、努力に取り組んでもらえると考えております。また、本年4月より全量搬入量割となった泉北環境クリーンセンターへの分担金の削減にもつながると考えます。 環境問題への対応が叫ばれる中、ごみの減量化、再資源化は行政、市民、事業者が協働して取り組むべき重要課題であり、この議案はこうした取り組みをより一層進めるための初歩であると考え、本議案に賛同するものであります。 以上です。(拍手) ○議長(古賀秀敏君)  次に、9番 出川康二君の発言を許します。 ◆9番(出川康二君)  ただいま上程されております議案第4号 高石市廃棄物の減量推進及び適正処理並びに環境美化推進に関する条例の一部を改正する条例制定について、反対する立場から討論させていただきます。 私は、日本共産党市議団を代表いたしまして、今、上程されております条例改正の問題点について指摘させていただきたいと思います。 本条例改正は、本市始まって以来、初めて普通ごみの収集に対して市民の負担、有料化を導入しようとするものであります。 市当局が説明資料で出されている導入の理由については、ごみの排出量の減量と資源化の推進、市民の負担の公平化、さらにはごみ処理施設である泉北環境整備施設組合への分担金を削減する財政負担の軽減、この3点が大きな目標とされているわけでございます。 しかし、これらの理由は、いずれも私から見れば後づけの理屈であります。有料化導入を初めて言明したのは、昨年8月に発表した第五次高石市財政健全化計画案の中で財政再建の立場から年間1億円の収入増を図るということを決めておったものでありまして、ごみの減量、資源化の推進に本当に本腰の入ったものではないということであります。ですから、私たちは有料化ありきということを指摘しているわけでございます。 この間、本議会までにも、私は議会のたびにこの問題を指摘して、先進自治体の実例等も挙げながら、有料化が本当にごみの減量に直接つながっていくのか、資源化の向上に寄与していくのか、そういうことを訴えてまいりました。大阪府内で有料化している自治体とそうでない自治体のごみの排出量については、そのような明確な相関関係は見られておりません。今回、市民の皆さんにとっては突如として有料化案が提起されているわけであります。 この間、高石市における廃棄物、ごみの減量はどういう実態であったのでしょうか。平成22年3月、今から2年半前に制定された高石市一般廃棄物処理基本計画では、ごみの減量目標を、平成26年を区切りといたします短期目標では平成12年度比で25%削減する、中長期目標では最終年度の平成36年度を目途といたしまして平成12年度比で30%を削減すると決められております。この中長期目標の30%削減も、平成22年度で早くも減量を達成しているのが今日の現状であります。高石市民の皆さんのご協力とご努力によってこのことがなし遂げられているわけでございますから、今回、市当局から突然、有料化を迫られるということは筋違いではないかというご意見が出るのは、当然のことと言わなければなりません。 無論、私たち市議団は、ごみの減量化推進を一層進めることに大いに賛同するものであります。さまざまな先進市の事例を調べてみますと、有料化ありきの立場ではなく、これまでの市民の皆さんの減量化やリサイクルに対するご努力を評価しながら、さらにご一緒に一層、リサイクル・資源化の推進、再利用あるいはごみそのものを削減することなど、多くの市民の皆さんと協働して展開をされているところに、ごみ減量問題の大きな特徴があると思っております。高石市も、これらの先進の自治体に大いに学んで、ごみの減量や焼却灰の処理、そして中間処理施設である泉北環境整備施設組合の焼却炉を延命させていくということが必要であると考えておるわけでございます。 今回、審議会の答申でいただいておりますのは、一部従量制の有料化と同時に新しい減量化目標が示されております。その目標は現在の目標を上回って、平成36年度では平成12年度比で50%の削減、昨年度のごみ排出量の比では30%を削減するという目標であります。この目標達成のためには、特にリサイクル率、総資源化率を高めていく必要があるのであります。平成23年度の高石市のリサイクル率、総資源化率は、集団回収と合わせて13.3%と言われておるわけであります。この数値は、平成22年度の実績でありますけれども、残念ながら全国平均である20.8%を大きく下回っている水準であります。 ごみの減量のためには、ごみ組成の割合の多い紙類、プラスチック類、繊維類、こういうもののリサイクル、リユースを高めることが何よりも必要でありますが、今回の計画では、一部従量制と減量化目標は示されておりますけれども、リサイクル率の目標を設定されておらず、それは今後の課題とされているところでございます。 私たちは、高石市行政が一方的に市民に押しつけるのではなく、市民の知恵と力をかりながら、分別品目数を多くし、回収方法の改善策を提示することなど、リサイクル率を高め、ごみを減量するということに今、全力を傾注すべきところであります。今回の一方的な有料化がその市民の皆さんの運動を阻害する、その危険性を私は大いに心配するものでありまして、その面からも、この有料化には私はとても賛成することができないのであります。 具体的な有料化の中身を判断してみますと、平成23年度の家庭系ごみの原単位、1人当たり一日のごみ排出量は約490グラムとされております。これを4年間で10%削減ということは1年間で2.5%削減するということになるわけでありまして、その排出量は、15リットルのごみ袋に対して1枚の無料シールを張ることによって、その無料シールは世帯の人員構成によって年間何百枚と配布されるわけであります。それが足りなくなった家庭は1枚30円で有料シールを買って、それをごみ袋に張りつけてごみを出すということになるわけでありますが、このような前提に沿って、15リットル袋にはぎゅうぎゅう詰めで約1.8キログラムのごみが詰め込めるというふうに言われておりまして、それで計算してみますと、平成25年度は1人世帯、あるいは2人世帯、3人世帯は何とか減量に努力されれば負担がないかもわかりませんけれども、4人、5人、6人、7人、世帯構成が多くなるに従って2,500円から6,000円、7,000円近くの負担になる、こういう計算になるわけであります。 これを、当局の資料では平成28年度までしか無料シールの配付数が示されておりませんので、平成28年度となりますと、平成25年度からいけば10%ではなくて7.5%の削減で計算されて無料シールが配布されるわけでありますが、これでも3人、4人世帯から自己負担がふえて、先ほど申し上げた金額と同じように世帯構成数の多いご家庭ほど負担が重くなるということの結果が出ているわけであります。これは当然、今回採用された一部従量制というのがその大きな原因で、そこの方式が貫かれていることになるわけであります。 しかし皆さん、今、高石市は2、3世代の同居の促進をしようと、お年寄りの孤独死防止のためにそういう施策を進めてきたじゃありませんか。2、3世代の同居の促進をするために、新しい住宅を建設される皆さんには固定資産税を減免し、免除してあげる、そういう施策がついこの間、条例が施行されたところであります。 ところが、世帯構成が多ければ多いほどごみの負担がふえるということは、この2、3世代同居を促進する施策から言えば全く逆の方向を示すことになるわけであります。しかも市民の負担の増大につながり、これは今日の状況の中で私はやってはならないと考えます。これも反対理由の一つであります。 それから三つ目に、この有料化により高石市が負担をしなくてはならない経費の問題であります。後ほど議題になると思います、市長から提案されました議案第7号では、来年度4月から導入に係る予算として合計約570万円が経費として計上されているわけでございます。この経費が毎年これから必要になっていくわけでございまして、私は、これだけの経費を導入されるのであれば、さらなるリサイクル率向上のために分別の品目をふやしていく、あるいは地域の皆さんとご一緒にリサイクル、資源化を進めるための施策ができる、その必要な財源として生かせるのではないかと思うわけでございます。 したがって、今回提案されております普通ごみの一部従量制による有料化の問題につきましては、現在の状況から見ましても全く道理を感ずることができず、ぜひともこれは撤回あるいは導入しないということをお願いしたいわけでございます。 私は、これまで先ほど来申し上げておりますように、高石市から示された短期目標、中長期目標を超過達成する、その立派なことをなし遂げられた多くの市民がおられるわけでございます。私も、皆さんたちの心を一つにして、ごみの減量化、資源化をやりましょうというそういう立場でやれば、有料化なしでごみの減量化を達成することは全く可能であるということを確信しているわけでございます。ぜひとも皆さんのご理解をいただき、反対に賛同していただきますことを心からお願いいたしまして、反対討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(古賀秀敏君)  以上をもちまして、ご通告のありました討論はすべて終了しましたので、これより採決いたします。 お諮りします。 議案第4号は、これを可決することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 賛成多数と認めます。 よって、議案第4号 高石市廃棄物の減量推進及び適正処理並びに環境美化推進に関する条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。 議案第5号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第5号は、これを可決することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第5号 高石市企業立地等促進条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。 議案第6号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第6号は、これを承認することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第6号 専決処分の報告については原案どおり承認されました。 議案第7号に対し、寺島 誠君外1名より修正の動議が提出され、所定の賛成者がありますので、本動議は成立いたしております。 それでは、寺島 誠君外1名から提出された修正案の趣旨説明を求めます。 4番 寺島 誠君。 ◆4番(寺島誠君)  それでは、平成24年度高石市一般会計補正予算修正案につきまして、提出者を代表いたしましてご説明をさせていただきます。 お手元に配付された資料をごらんになってください。 まず、修正の1点目といたしましては、先ほど可決となりましたが、議案第4号 高石市廃棄物の減量推進及び適正処理並びに環境美化推進に関する条例の一部を改正する条例制定について、これに関係いたします普通可燃ごみ有料化の予算、歳出の衛生費の清掃費、清掃総務費におきまして、消耗品費10万1,000円、印刷製本費374万6,000円、郵便料162万5,000円、普通ごみ処理券等封入委託料18万9,000円、普通ごみJANコード使用料1万1,000円の合計567万2,000円を全額削除し、衛生費の補正額は409万6,000円、補正前の額と合わせて19億9,558万9,000円とします。 また、今回の補正予算には、市民の安全・安心、暮らしにかかわる予算といたしまして交通安全対策、医療、予防接種、防災等々含まれております。ですから、減額はごみ有料化に関する567万2,000円のみとして、歳入歳出ともに233億2,414万円を233億1,846万8,000円といたします。 修正の2点目でございますが、第2表債務負担行為補正におきまして羽衣保育所仮設園舎借上事業の項を削除いたします。以上が修正案の内容でございます。 根拠といたしまして、先ほど議案第4号で同僚の山敷議員が討論を行いました。ここでは多くは申し上げませんが、高石市は廃棄物の減量として将来4Rを進めていくというふうなことを掲げておるわけでございますけれども、これらについては私どもも方向性は同じでございます。廃棄物減量に向けての途上の中、まずは家庭から出される燃えるごみの中に紙ごみは47%含まれているというふうな算定が出されております。そして、その紙ごみをリサイクルすることによって廃棄物の減量をしようということでございますが、その考え方も否定するわけではございません。むしろ必要なことだと、進めていかなければならないというふうに思っております。であるならば、手順として、まず市民の皆様にPR活動を行い、協力を得て、意見交換などを行いながら将来目標に向けて進めていくべきではないでしょうか。 そして、次に羽衣保育所の仮設園舎借上事業の債務負担行為についてでございますが、民営化で保育園舎の建てかえに伴うものでございます。 私どもは、一貫して保育所の民営化については反対してまいりました。過去6園あった保育所もこのままいけばあと残り1園になってしまうというような状況でございますけれども、年々この進め方も性急であり、ひどくなっているように思います。今議会には、羽衣保育所保護者の皆様方より請願書も出されておるという状況でございます。 今までこの場で何度も申し上げてきましたが、保育は人を育てることでございます。お金では換算できない部分が多く含まれているわけでございまして、社会全体で子どもを育てるという観点から、高石市の子どもの成長、発達に寄り添い、そして保護者とともに培われてきた公立保育所の保育を、これからも子どもたちのために継承していくことが重要課題であるというふうに考えております。 その2点をもって、今回の修正案を出させていただいた根拠とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(古賀秀敏君)  説明が終わりました。修正案に対する質疑に入ります。 修正案につきまして、ご発言のある方の順次挙手を求めます。     (なしの声あり) ないようでございますので、質疑を終了いたします。 続いて、討論に入ります。討論は原案と修正案を一括して行います。 議案第7号の原案及び修正案につきまして、2名の方より討論の通告を受けておりますので、これを許すことにいたします。 3番 山敷 恵君。 ◆3番(山敷恵君)  それでは、議案第7号 平成24年度高石市一般会計補正予算の修正案に賛成の立場で、クリア高石を代表いたしまして討論させていただきます。 まず、この補正予算には、羽衣保育所の廃止、民営化のための仮設園舎の費用6,915万円の債務負担行為補正が行われております。 羽衣保育所は、平成23年8月に出されました「高石市の保育のあり方について」、この報告書の11ページの資料によりますと、保育室棟が昭和53年建築でIs値が0.41、482.00平米でございます。ここは耐震化が必要です。しかし、プレイルーム棟というのがございまして、これは平成元年度、平成2年3月31日に竣工しておりまして、これは耐震診断も不要ということが書かれておりまして、こちらの面積が546.70平米となっております。合計1028.7平米のうち、約53%の面積は耐震診断すら不要という建物でございます。 しかし、このたびの案では、これを無償で譲渡し取り壊すということになっております。まだ使える市民の財産を市の勝手な判断で市民から奪おうとする、このような羽衣保育所の取り壊しということに関しても賛成できるものではございません。 また、羽衣保育所の民営化というのは、羽衣幼稚園の廃止とともに平成24年5月30日のお昼休み、12時20分から12時35分というたった15分間の平成24年度第1回高石市行財政改革推進本部会議で決定したということが会議録で明らかになっているところでございます。たった15分間で羽衣保育所と羽衣幼稚園を廃止にするということが決定されたということでございます。 加茂保育所が廃止、民営化された折にも大分、性急であるということを申し上げたんですけれども、このときにはあり方検討委員会が前もって開かれていました。今回はそれもなく、本当に突然、羽衣保育所を民間さんに渡し、建てかえていただいた上で耐震化するという案が出てきたわけでございます。 大切な子どもたちが育つ環境を左右する重大な保育所、幼稚園の廃止をたった15分間で決定するという今の阪口市政は、全く子どもたちのことをないがしろにして、ブランド戦略だとかスマートウエルネスシティだとかに力を傾注するという状態になってしまっていることを残念に思います。 以前、市長は、子どものことを考えればこその民営化だとおっしゃいました。しかし、現在の子どもの育ちというのは、公立保育所の保育士の豊かな経験こそが必要です。市長ご自身も議員時代、平成12年の12月議会、私が請願代表者になって提出いたしました東羽衣保育所の民営化をやめてくださいという請願の紹介議員として、ほかの議員からの質問に答えた際、このようにおっしゃっておられます。「本市で任用されまして、長年、熟練と申しますか、されておられる保育士さんの方々というのは勤続年数の当然長い方もおられるわけでございまして、そういった方々もやはりその熟練をもって、さまざまな、それこそ自分自身のご経験を生かしていろいろな保育ニーズに対しておこたえいただいているわけでございます。」と、そのようなことを阪口議員でいらっしゃった時代におっしゃっていただいたわけでございます。非常に心強く傍聴席から聞かせていただいた覚えがございます。いつ、そのお考えが変わられたのでしょうか。 羽衣保育所全体の47%の面積、この耐震化は市の予算でされればいいと思います。これは政策の選択の問題です。 昨日、担当の方に伺った平成23年度の高石市での虐待の相談件数なんですが、数のカウントを始めた平成12年度以降、最高の数字が出ていました。本当に痛ましいことだと思うんですけれども、きのう伺ったところによりますと、168人の子どもたちが虐待を受けていたというデータがございます。ちなみに、ここ5年間の数字といたしましては、平成18年度から申しますと、100人、110人、126人、72人、153人と、1年を除きまして年々、虐待児がふえているという現状もございます。この虐待を受けた子どもたち、そして虐待した保護者たちにも対応しなければならないのが保育士さんです。 先ほど、平成12年の市長のお考えも申し上げましたけれども、そのことも相まって考えますと、保育士の経験と申しますのは市民の皆様の財産です。子どもにとっての財産であることはもちろんですけれども、虐待を受けた子ども、虐待をされた保護者、この方々も社会の一員として暮らしていかれるわけですので、保育士の経験によってその方々のフォローをしていただけるというのは大変、市民にとって財産であるとも言えると思います。 しかし、このたび急に羽衣保育所が廃止、民営化ということになったことにつきましては、保護者から請願書が出るのも当然で、余りにも突然の、余りにも理のない廃止、民営化ということでございます。このための債務負担行為を認めることはできません。 また、この補正予算には、ごみの有料化のための印刷製本費、郵便料、普通ごみ処理券等封入委託料など合計567万2,000円の予算が計上されております。 先ほどの条例制定への反対討論でも申し上げましたけれども、減量が目的の有料化だとおっしゃるなら、まずはその努力をしてから有料化をお考えになるべきだと思います。生駒市のように、有料化せずにごみの半減が可能かどうかを検証するということが、まずは行政としての努めではないかと考えます。減量化に向けて市のとるべき道が有料化以外にもある中で、この補正予算を認めるわけにはまいりません。 ただ、この予算案には私立保育所の障害児保育に関する予算、四種混合予防接種を個別接種するための予算、子どもたちの通学路を安全にするための予算、学校への発電機の設置の予算など、私どもが大切だと思う予算も計上されております。最後にこのことを申し上げまして、修正案に対する賛成討論といたします。ありがとうございました。(拍手)
    ○議長(古賀秀敏君)  次に、9番 出川康二君の発言を許します。 ◆9番(出川康二君)  私は、日本共産党市議団を代表いたしまして、上程されております議案第7号 平成24年度高石市一般会計補正予算の原案に反対し、ただいま提案されております修正案に賛成する討論を行います。 市長から今回提案されました本年度の一般会計予算は、歳入歳出総額8億8,163万7,000円であります。さらに、それに加えて債務負担行為の大幅な追加もされておりまして、追加額は8億2,959万3,000円に上り、合わせれば17億円を超える大型の補正であります。 その歳出内容を精査してみますと、この補正予算に対しまして賛意を表すべき費目があることは、市民の命を預かっている自治体として当然のことであります。 例えば、総務費においては、昨年3月11日に起こった東日本大震災で被災地の自治体の職員の方々が多数犠牲になられ、その遺族の方々に対する補償関係の予算、あるいは民生費の私立保育園の障害児保育の拡充予算、衛生費では不活化ポリオワクチンの関係予算、農水費では農業用水門補修予算、土木費では通園通学路への歩道整備予算、消防費の防災用機器の整備予算、教育費のいじめ対策、小・中学校に自家発電設置等防災避難対策、緊急時の対策予算などがその点でありまして、これについては賛意を表するものでございます。しかしながら、先ほど冒頭で述べたように、本予算の大宗を占めるのは、総務費に計上されております高石市土地開発公社が所有している東羽衣国鉄清算事業団用地を民間に売却し開発を進める前提で今回、土地開発公社から買い戻す予算であります。 これとともに、先ほど申し上げましたように、これは今回、予算化されるのが所有面積の約半分、さらに債務負担行為で残りの半分を7億2,500万円で買い戻すというわけでありますので、債務負担行為17億円強の中でこれらを買い戻す予算が14億円を占めるという莫大な金額になるわけであります。この差額は、売却益と土地開発公社からの買い戻しの差額、高石市が実際に負担しなければならない損失は10億円以上に上るものではないでしょうか。平米当たり52万円で買い戻す計算になっているわけでございます。 私たちは、この補正予算の審議の中で、こういう差損がわかりにくくなる方式ではなく、例えば特別会計を設置し、土地開発公社の部分を特別会計で購入して、そして売却する、市民にとって幾らの損失が出たかということが明確にわかる、あるいは土地開発公社から直接売却する、そして土地開発公社がその赤字を明確にしていく、そういう方式でこういうことを起こした責任を明確化することが極めて重要ではないでしょうか。しかも今日の情勢は、市民の税金を暮らし、福祉に回して困窮する市民生活を防衛すると同時に、このことで消費を活性化させ、国内経済の回復を図ることが極めて重要であると考えているからであります。 今回のように土地開発公社の物件を買い戻し、そこに重点的に市の予算をつぎ込むということについては、私はどうも理解と納得がいかないのであります。 しかも、土地開発公社にお金を貸し出している銀行等は、お金の都合をつけながら土地開発公社には約2%近い利息、いわゆる手数料を取っているわけでありますから、こういうことでは市民の懐から銀行にお金が流れていることが明らかになるわけであります。こういう点でも私は、こういう形で高石市が進めていくのに賛成できないのであります。それが補正予算に反対する第1点であります。 次の問題は、先ほど議題になりまして残念ながら条例は通過いたしましたけれども、ごみ有料化導入の関連予算に対しても、条例と同時にこういう形で提案されているということ、もう少し市民の皆さんとの意見合意の中で、進めていくということを先ほど来申し上げてまいりました。その点でも、衛生費の約570万円については、この予算を削除してリサイクルや資源化対策に回すことがごみの減量化につながるということを申し上げておきたいのでございます。 さらに、債務負担行為では、先ほど述べた土地開発公社所有の東羽衣の用地の買い戻し、そして羽衣保育所の仮設園舎借り上げ事業6,915万円につきましては、同保育所の保護者の皆さん、園児の方々の了解なしに、今、公立保育所であれ民間保育所であれ保護者、園児との直接契約と申しますか、就学前までの契約になっているわけでございます。この了解なしに突如廃止するということは、これは契約違反というそしりを免れないわけでございまして、関係者の理解を進め、その理解の中で廃止、民営化するならする、こういうことが私は民主主義として当然のことだということを申し上げておきたいと思うわけでございます。 さらに、歳出の中で羽衣駅再開発事業についてでございますが、これについては、我々議会に対しても一遍の説明もされず組合設立がなされ、将来にわたって市民の負担が予想されるわけであります。さらに、再開発組合に対しても高石市が突如、計画変更を提起するなど、少し強引なやり方が目に余るものがあるわけでございまして、この点も十分に反省をしていただきたいというふうに考えるわけでございまして、原案に対して反対する理由であります。 修正案について、クリア高石から出された修正案につきましては、ごみの関連予算や債務負担行為、こういう点については私どもと意見を同一にするものでございまして、よりましなものとして修正案に反対する理屈は成り立ちませんので、賛成をさせていただきます。 しかし、私どもはそれに加えて、財政で大きな問題を抱える高石市が大型公共事業を推進している、こういう財政の使い方については到底納得できないということを申し上げておきたいと思います。 以上で討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(古賀秀敏君)  以上をもちまして、ご通告のありました討論はすべて終了しましたので、これにて討論を打ち切ります。 これより採決に入ります。 初めに、議案第7号に対する寺島 誠君外1名から提出されました修正案について採決いたします。 お諮りします。 本修正案に賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 賛成少数であります。 よって、修正案は否決されました。 次に、原案について採決いたします。 お諮りします。 原案に賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 賛成多数であります。 よって、議案第7号 平成24年度高石市一般会計補正予算は、原案どおり可決されました。 議案第8号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第8号は、これを可決することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第8号 平成24年度高石市国民健康保険特別会計補正予算は、原案どおり可決されました。 議案第9号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第9号は、これを可決することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第9号 平成24年度高石市公共下水道事業特別会計補正予算は、原案どおり可決されました。 議案第10号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第10号は、これを可決することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第10号 平成24年度高石市介護保険特別会計補正予算は、原案どおり可決されました。 議案第11号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第11号は、これを可決することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第11号 平成24年度高石市後期高齢者医療保険特別会計補正予算は、原案どおり可決されました。 議案第12号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第12号は、これを可決することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第12号 平成24年度高石市水道事業会計補正予算は、原案どおり可決されました。 議案第13号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第13号は、これを可決することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第13号 平成23年度高石市水道事業会計処分利益剰余金の処分については、原案どおり可決されました。 議案第14号につきましては、1名の方より討論の通告を受けておりますので、これを許すことにいたします。 9番 出川康二君。 ◆9番(出川康二君)  それでは、日本共産党高石市会議員団を代表いたしまして、ただいま上程されました平成23年度高石市一般会計歳入歳出決算認定について、反対の討論をいたすものでございます。 平成23年度一般会計決算は、歳入総額222億5,634万6,000円、歳出総額221億3,719万3,000円、差引額1億1,915万3,000円の黒字でありまして、翌年度に繰り越すべき額665万8,000円を差し引きますと平成23年度の実質収支は1億1,249万5,000円となっております。平成22年度の一般会計決算と歳出総額で比較いたしますと、約43億5,600万円のマイナスとなっております。この大きな原因は、教育費での小・中学校の耐震補強工事が完了したことによるものとなっておるわけでございます。 さて、そういう数字を前提といたしまして、各施策の問題点を指摘させていただきたいと思います。 総務費におきましては、東羽衣高架下集会所を強行的に廃止、閉鎖、解体したわけでございまして、私たちはこの廃止にも反対してまいりました。今日、3.11大震災以降、地域の自主防災推進等の防災対策の面から、地域のコミュニティの場を廃止したことは、やっぱり早まっていたのではないかということを私は申し上げておきたいと思うわけでございます。 2点目に、民有地との境界確定をめぐる訴訟の問題でありまして、余りの強引なやり方について私は問題を提起し、反対をいたしました。その審議の過程で、過去から市有地の管理に大きなずさんな点があったことを当局におかれては反省すべきではないでしょうかということを申し上げておきたいわけでございます。 3点目、高石の今重要な施策を決定しているのが、市長のブレーン組織でありましょうか、ブランド戦略アドバイザー、こういうところであるように感じられるわけでございます。まちづくりの主人公は主権者である住民であると考えておりますが、こういうところで練られた案が次から次へと押しつけられている、そういう感じがいたすわけでありまして、これをもう解消していただきたいということを申し上げておきたい。 民生費においてでありますが、大きな問題といたしましては、国民健康保険特別会計への法定外繰り入れを平成21年度から廃止いたしましたために、市民は非常に過大な保険料負担で大変困っている実態であります。ぜひとも法定外繰り入れを復活していただきたいということを申し述べておきたいと思います。 2点目に、知的障がい者等への扶助費の打ち切り、これにつきましても復活を求めておきたいと思うわけでありまして、この決算を認めることはできない理由の一つであります。さらには中軽度の障害者医療もかねてから毎年のようにお願いをしてきておりますが、10年経過しようといたしておりますけれども、一向に光が見えてこないので、ぜひとも拡充していただきたい。このことを申し上げておきたいと思います。 今、市内の循環バス、福祉バスを利用されている皆さん方の中で有料化されるのではないかという危惧がありますが、これについては、委員会の中で市長に強く有料化しないことを求めてまいりました。一定、ちょっとあいまいなところはありますけれども、有料化しないようにお願いをしたいと思うわけであります。 さらに、この年度におきましては市立加茂保育所の工事が現在、進展されておるようでありますけれども、これも突如廃止、民営化するということでございました。平成19年当時は3園、各中学校区1園の公立保育所は守っていくんだということが市長の方針であったというふうに私は考えておりましたが、これが取石中学校区の保育所が加茂保育所を廃止、民営化することによってなくなっていくわけでございますので、従来からどのような形で変更になったのか、十分なご説明がされていないということはまことに残念であります。 それから、乳幼児等医療費助成は本年4月から若干の対象年齢の引き上げがされたわけでありますが、これにつきましてもお隣の堺市のように中学校卒業までに引き上げていただきたい、この点でもお願いをしておきたいと思うわけであります。 衛生費において、スマートウエルネスシティたかいしの実施が今されようとしております。これにつきましては、市民は全く説明を受けておりません。その裏では医療情報などの個人情報が非常に漏れる心配があるわけでございまして、私はこの分野からぜひとも手を引いていただきたいということをお願いしたいと思います。反対であります。 土木費において、民間建物耐震改修を促進するために制度の一定の充実が行われたようでありますが、一戸建て、共同住宅等の耐震化率を飛躍的にアップするために一層の充実が必要であると言わなくてはなりません。さらに、平成23年度に改修工事された今川水路において昨年8月と本年9月の2回にわたって連続で溢水事故が起こっていることに、近隣住民は非常に怒り心頭に達しておられるということでございまして、その工事の設計が本当に万全であったのか検討を加えていただき、そして抜本的な対策を強く求めておきたいと思うわけでございます。 それから、街路事業である南海中央線工事におきまして、多額のお金が必要なせせらぎ工事をことしは取りやめていただきたいと。実施設計等がされているようでありますが、これは、現在まで供用されている南海中央線はケヤキ並木道路としてケヤキの保護策を市民の皆さんとご一緒に図り、未来に誇れる道路に改修すべきでありまして、現在のせせらぎ構想は、取りやめていただくことをお願いしたいと私は思うわけであります。 羽衣再開発事業は、本年3月に再開発組合設立が認可されたと聞き及んでおります。南海高石駅東B地区の場合には、組合の設立申請をされる前に議会へ正式に事業計画あるいは図面も含めて報告があったわけでありますが、今回は全く正式な説明抜きで組合を設立されるというようなことであります。しかし、この計画には多額の市民の税金を使い、そしてもしもこの計画が頓挫するような場合には、最終的な責任は高石市にあるということで、ぜひともこういう説明抜きにはやらないでいただきたい、このことを強く求めておきたいと思うわけであります。 消防費においては、主に南海トラフ地震と津波対策に対する地域防災計画の改定に着手したことは、率直に評価いたすところでありますが、臨海コンビナートを有する本市にとって大阪府石油コンビナート等防災計画で災害はどの程度発生し、どの程度防止でき、市民の生命、財産にどのような影響を与えるのか、また与えないのか、この検証が高石市地域防災計画においては何よりも必要であります。しかし、今日まだその災害想定も出されておらないという状況でございます。当該自治体の立場を明確にして、その対策に万全を期していただく、この強い責任感をぜひとも明らかにしていただきたいと思うわけであります。 自主防災組織の設立と、そして活動の重要性のためには、自主防災組織の要綱の改正と金額的な活動助成の拡充がぜひとも必要であると。行政の下部組織の位置づけではなく、自主防と行政が一致して災害防止をしていくという視点が必要であるということを申し上げておきたいと思います。ぜひ改正をしていただきたい。 それから、教育費においては、いじめ問題が極めて全国的に深刻な事態を迎える今日において、教師が児童・生徒とより緊密な関係を築くためには、少人数学級をぜひとも進める必要があると私は認識するものであります。 昨日も申し上げましたとおり、日本の教育への公的な支出は、経済協力開発機構(OECD)加盟31カ国中、GDP比で最低であります。学級規模も多く、教育費の私費負担も重くなっているのが特徴であります。さまざまな対策が必要でありますけれども、未来を担う子どもたちへの根本的な教育への公的な支出というものをぜひとも強化していただかなければならない。市におきましても、ぜひともその点でご努力をお願いしたいと思うわけであります。 さらに、留守家庭学級、学童保育をぜひとも6年生まで拡充していただきたいと申し上げておきたいと思います。 総じて、歳出面では、街路事業等道路事業に多額の財政を投入して、福祉の分野では財政がおろそかになっているのではないかということを指摘しておきたいと思うわけでございます。 歳入についてでありますけれども、高石市が財政面で困難になった最大の要因は、臨海工業地帯の固定資産税が大企業優遇税制の導入により、急激に2000年代に入って落ち込んだことであります。市政上最大の税収を記録したのが平成8年、1996年でありました。そのときの臨海工業地帯の土地の固定資産税額は約39億2,000万円でありました。それが昨年度、平成23年度では13億3,000万円まで落ち込んでいます。下落率は何と66%です。一方、内陸部の下落率は35%で、臨海部の約半分であります。それほど大企業の固定資産税制が優遇されていることの証左ではないかと思うわけでございます。 ぜひともこういう問題も、臨海工業地帯を抱える自治体は、地震、津波から住民あるいは臨海企業で働く労働者の生命、財産を守るためにさまざまな対策のための財政が必要になってくるわけでございまして、そういう点でもこの税制の改善が私はぜひとも必要であると考えておるところでございます。この取り組みが残念ながら現市政でとられていないということはまことに残念な結果でございます。その点を指摘させていただき、平成23年度一般会計決算に反対する理由とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(古賀秀敏君)  以上をもちまして、ご通告のありました討論は終了しましたので、これより採決いたします。 お諮りします。 議案第14号は、これを認定することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 賛成多数と認めます。 よって、議案第14号 平成23年度高石市一般会計歳入歳出決算認定については、これを認定することに決定されました。 議案第15号につきましては、1名の方より討論の通告を受けておりますので、これを許すことにいたします。 9番 出川康二君。 ◆9番(出川康二君)  それでは、ただいま上程されました議案第15号 平成23年度高石市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、日本共産党市会議員団を代表いたしまして反対の立場から討論をさせていただきます。 さきに議題となりました一般会計決算においても述べましたように、一般会計からの法定外繰り入れが廃止されたことにより、市民への多額の保険料を課さざるを得ず、府下トップになったものであります。にもかかわらず、実質収支では法定外繰り入れがゼロになったために多額の赤字を抱えることになっているわけでございます。しかも、この多額の保険料を課しながら、平成23年度からは市独自の減免規程を改悪したために、障がい者の方々や母子家庭、父子家庭の方々に減免が適用されなくなって、負担が重くのしかかっているのでございます。ぜひとも、市民の厳しい生活実態をかんがみていただきまして、この苦しみを緩和するために法定外繰り入れの復活、そして減免規程の改悪をもとに戻すことをお願いし、国民健康保険特別会計決算につきまして、市民泣かせのこのような平成23年度に行われたことに対しまして反対を申し上げて、討論とさせていただきたいと思います。 以上です。(拍手) ○議長(古賀秀敏君)  以上をもちまして、ご通告のありました討論は終了しましたので、これより採決いたします。 お諮りします。 議案第15号は、これを認定することに賛成の方の挙手を求めます。     (賛成者挙手) 賛成多数と認めます。 よって、議案第15号 平成23年度高石市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定については、これを認定することに決定されました。 議案第16号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第16号は、これを認定することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第16号 平成23年度高石市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、これを認定することに決定されました。 議案第17号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第17号は、これを認定することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第17号 平成23年度高石市墓地事業特別会計歳入歳出決算認定については、これを認定することに決定されました。 議案第18号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第18号は、これを認定することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第18号 平成23年度高石市介護保険特別会計歳入歳出決算認定については、これを認定することに決定されました。 議案第19号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第19号は、これを認定することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第19号 平成23年度高石市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算認定については、これを認定することに決定されました。 議案第20号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第20号は、これを認定することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第20号 平成23年度高石市水道事業会計決算認定については、これを認定することに決定されました。 議案第25号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。 お諮りします。 議案第25号は、これを可決することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第25号 物品の購入については、原案どおり可決されました。 なお、ただいま一括議題となっております案件中、報告第1号から報告第4号までの4案件につきましては、決算委員会から報告がありました。本件、議決を必要としない案件でありますので、これをもって審議を終結いたします。 この時点で、暫時休憩いたします。     (午後2時43分 休憩)      -------------     (午後3時15分 再開) ○議長(古賀秀敏君)  休憩前に引き続きまして、本会議を再開いたします。 日程第26 請願第1号 請願書受理についてを議題といたします。 本件につきましては、議会運営委員会の決定に基づき、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、本件につきましては、委員会への付託を省略することに決しました。 本件につきまして、紹介議員より趣旨説明を求めることにいたします。 4番 寺島 誠君。 ◆4番(寺島誠君)  それでは、上程されました請願第1号 請願書受理について、紹介議員としてこの請願の趣旨、そして紹介議員になったその理由をご説明させていただきます。 まず、本件請願は、羽衣保育所保護者会会長を初めとする7,500名の署名を添えて、羽衣保育所民営化の凍結を求められた請願でございます。 では、一読させていただきます。 羽衣保育所民営化の凍結を求める請願。 趣旨。私たちは高石市ですべての子どもたちが健やかに育ち、保護者が安心して子育てできることを願っております。そして、私たち、羽衣保育所の保護者は公立羽衣保育所の保育を信頼して大切なわが子を預けております。 ところが、阪口市長は平成23年に加茂保育所民営化を突如打ち出したかと思うと、一年にも満たない間に羽衣保育所までも民営化を強行しようとしています。しかも、私たち保護者や市民の方々に何の説明もないままに。 阪口市長は以前より「高石市の公立保育所は3園は存続させる」と公式に発言されており、2006年12月には高石市が正式に3園存続を決定しています。市が存続させると決定した公立保育所は綾園保育所、加茂保育所、羽衣保育所です。 羽衣保育所の民営化の大きな理由として羽衣保育所の耐震化が上げられております。しかしながら、民営化しなくても耐震補強はできるはずです。羽衣保育所は施設の一部だけが耐震基準を満たしておらず、すべてを建てかえる必要はありません。この耐震問題と保育所民営化は切り離して考えなければならないと考えております。 市は耐震化や安全確保とは別に高石市の子どもを市がどのように育てていくのかという視点に立ち、保護者や市民の議論の上で導入の可否を検討していただくようにお願いいたします。 理由。地域や保護者の理解を得ない状況で市立羽衣保育所をなくさないでください。高石市の保育子育て支援施設のあり方を市民との合意のもとにつくってください。 これは、2012年9月10日に提出されたものでございます。 私ども、紹介議員をさせていただきまして、この場でいろいろと過去に話をさせていただいた経緯が多々あったと思います。やはり、説明責任がどうなされていたのかというところが非常に保護者の不安をあおってきた部分ではないかというふうに私自身も感じます。何で民営化されなければならないのであろうか、また公立のままではだめなのか、また民営化になったらどうなるんだ、保育料はどうなる、先生はどうなる、子どもたちはどうなるんだ、そういったさまざまな疑問が保護者の中にはあるかというふうに思われます。 そういった中で、行政のほうからは説明会等も開かれているとは聞いておりますけれども、なかなかそういうデリケートな疑問であったりとか保護者の疑問に対しては明確な答えがいただけていないというような話も聞いておるところでございます。それには一定の時間が必要になり、時間をかけて、やはり保護者とともに高石市の保育を考えなければならないというようなことが、この請願の内容からも察知できるところでございます。 ですから、保育所の廃止は既に決まったんだ、だからこのような方法しかないんだ、そういうスケジュール案が示されて、そういった中で高石市として強行な態度で進めていくと、そういうふうに保護者の方は思われて、今回、この請願を出されたというふうに私は感じております。 ですから再度、民営化に対して凍結をしていただき、保護者とともにこれをきっちりと考えてください、そして子どもの保育を考えてくださいということでございます。 先ほども申し上げましたが、私の考えといたしましても、やはり子どもというものは社会全体で育てなければならない。また、保育の基本である育つ、育てる、育ち合う、このお金では換算できない部分を大切にしなければならないというふうに思っております。 今日まで高石市の保育というものは公立が担ってきたという歴史がありますし、そういったものとともに保護者と培ってきた保育というものを今後の将来の子どもたちにも残していくということが、先ほどもお話しさせていただきましたけれども、高石市の力にもなってくるだろうし、ブランド力にもなってくるだろうというふうに私自身も考えまして、今回、この保護者の皆様のお気持ちに賛同させていただき、紹介議員をさせていただきました。 議員の皆様におかれましても、この趣旨をお酌みいただきまして、この請願を採択いただくようよろしくお願い申し上げて、私の説明とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(古賀秀敏君)  本件につきまして、5名の方よりご発言の通告を受けておりますので、これを許すことにいたします。 5番 綿野宏司君。 ◆5番(綿野宏司君)  請願第1号についてご質問させていただきますが、内容に入る前に確認しておきたいことがありますので、よろしくお願いいたします。 地方自治法第74条に直接請求の署名について規定されていますが、どのような規定になっているか、まずお聞かせいただきたいと思います。 ◎選挙管理委員会事務局長上田達也君)  地方自治法第74条は、条例の制定または改廃の請求と、その処置についての直接請求の規定でございます。署名につきましては原則、自署ということで規定されております。 ◆5番(綿野宏司君)  そうですね。今回の請願に関して、この法が適用されるかどうかは別といたしまして、最低限、本人の承諾のない代筆署名は認められるべきではないと思っていますので、よろしくお願いいたします。 そこで、山敷議員にお伺いいたします。 提出された署名は当然、確認されておられますよね。 ◆3番(山敷恵君)  確認というのは1枚1枚見ましたかということですか。はい、見ました。 ◆5番(綿野宏司君)  見られたということなんですが、提出された請願署名の中に、私ども会派の議員の本人と家族のお名前と住所が、もちろん本人や家族の許可や承諾なしに、まして本人、家族が書いていないにもかかわらず掲載されています。今議会の中でも個人情報の取り扱いについて見識高い質問をされていた紹介議員の皆様ですから、このことに対してどのようなお考えか、またどのようなご見解か、お聞かせいただきたいと思います。 ◆3番(山敷恵君)  私も署名を拝見いたしまして、お名前があることは確認いたしました。それの承諾を得ているか得ていないかということは一々7,500名に関して確認することはできませんので、それに関しては確認はいたしておりませんが、ここにお名前があるということに対して、どのような経緯だったかということまでの、しっかりとした確認はとれておりません。 ◆5番(綿野宏司君)  見ていて確認していないということであれば、余計に私どもといたしましては、これ以上、このことが整理できるまでご質問することはできませんので、これに本人は承諾していないんですから、このことに関してはきっちりとした回答をいただけるまで、質問に関しては控えさせていただきます。取り計らいをよろしくお願いします。 ○議長(古賀秀敏君)  事実関係を確認したほうがいいと思いますので、この時点で暫時休憩いたします。     (午後3時25分 休憩)     (午後5時00分 延会)...