平成17年 9月 定例会(第305回) 平成17年9月第305回
飯山市議会定例会 ◯議事日程(第1号) 平成17年9月7日(水曜日)午前10時開会 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2
会期決定について 日程第3 議案第80号 平成16年度飯山市
一般会計歳入歳出決算 日程第4 議案第81号 平成16年度飯山市
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算 日程第5 議案第82号 平成16年度飯山市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算 日程第6 議案第83号 平成16年度飯山市
特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算 日程第7 議案第84号 平成16年度飯山市
福祉企業センター特別会計歳入歳出決算 日程第8 議案第85号 平成16年度飯山市
住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算 日程第9 議案第86号 平成16年度飯山市
老人保健医療特別会計歳入歳出決算 日程第10 議案第87号 平成16年度飯山市
簡易水道等特別会計歳入歳出決算 日程第11 議案第88号 平成16年度飯山市
土地取得事業特別会計歳入歳出決算 日程第12 議案第89号 平成16年度飯山市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算 日程第13 議案第90号 平成16年度飯山市
介護保険特別会計歳入歳出決算 日程第14 議案第91号 平成16年度飯山市
ケーブルテレビ事業特別会計歳入歳出決算 日程第15 議案第92号 平成16年度飯山市
水道事業会計歳入歳出決算 日程第16 議案第93号 平成17年度飯山市
一般会計補正予算(第4号) 日程第17 議案第94号 平成17年度飯山市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号) 日程第18 議案第95号 平成17年度飯山市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 日程第19 議案第96号 平成17年度飯山市
特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号) 日程第20 議案第97号 平成17年度飯山市
福祉企業センター特別会計補正予算(第1号) 日程第21 議案第98号 平成17年度飯山市
老人保健医療特別会計補正予算(第1号) 日程第22 議案第99号 平成17年度飯山市
簡易水道等特別会計補正予算(第3号) 日程第23 議案第100号 平成17年度飯山市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号) 日程第24 議案第101号 平成17年度飯山市
介護保険特別会計補正予算(第1号) 日程第25 議案第102号 平成17年度飯山市
ケーブルテレビ事業特別会計補正予算(第2号) 日程第26 議案第103号 平成17年度飯山市
水道事業会計補正予算(第2号) 日程第27 議案第104号
飯山市営住宅条例の一部を改正する条例 日程第28 議案第105号
財産取得について 日程第29 議案第106号 字の区域の変更について 日程第30 議案第107号 辺地に係る
公共的施設の
総合整備計画の変更について 日程第31 議案第108号
長野県民交通災害共済組合を組織する
地方公共団体数の増加及び
長野県民交通災害共済組合規約の変更について 日程第32 議案第109号
専決処分事項の承認を求めることについて 〔平成17年度飯山市
一般会計補正予算(第2号)〕 日程第33 議案第110号
専決処分事項の承認を求めることについて 〔平成17年度飯山市
一般会計補正予算(第3号)〕 日程第34 議案第111号
専決処分事項の承認を求めることについて 〔平成17年度飯山市
簡易水道等特別会計補正予算(第2号)〕◯本日の会議に付した事件
議事日程と同じ
◯出席議員(19名) 1番
水野晴光議員 2番
西條豊致議員 3番
小林初子議員 4番
大野峰太郎議員 5番
水野英夫議員 6番
佐藤正夫議員 7番
渡邉吉晴議員 8番
坪根繁喜議員 9番
久保田幸治議員 10番
山崎一郎議員 11番
小林喜美治議員 12番
田辺謹治議員 13番
沼田喜一議員 14番
大塚武志議員 15番
望月弘幸議員 16番
小林洋之議員 17番
高橋正治議員 19番
坂原シモ議員 20番 高山
功議員◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者 市長
木内正勝 助役 井出澄夫 収入役 野口文明
教育委員長 小山元彦 教育長 清水長雄
監査委員 石田一郎 固定資産評価審査 選挙管理委員長 塩崎孝夫 佐藤 清 委員長
農業委員会長 伊澤春一
総務部長 清水 侃
民生部長兼 足立正則
経済部長 今清水豊治
福祉事務所長 建設水道部長 月岡寿男
教育次長 米持五郎 庶務課長
山田弘一◯議会事務局出席者 局長 鷲尾恒久 局長補佐 関谷竹志 主査 上松浩美 主査 中村 徹午前10時00分開会
△開会の宣告
○議長(高山功) これより平成17年9月第305回
飯山市議会定例会を開会いたします。
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△
市長あいさつ
○議長(高山功) 市長から招集の
あいさつがあります。
木内市長。 〔市長
木内正勝 登壇〕
◎市長(
木内正勝) 本日、9月定例会を招集いたしましたところ、
議員各位のご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。 開会に当たり、一言ご
あいさつ申し上げます。 ことしはなかなか天候が順調に推移せず、6月までの干ばつ、そして過日の8月16日における集中豪雨では、当市に大きなつめ跡を残しましたが、今後は穏やかな天候で、災害のないことを願ってやまないものであります。 さて、懸案となっております新
クリーンセンターの建設問題は、
市民各位のご理解をいただく中で、何としても
建設推進にめどをつけるべく、市民から出された調停問題に対しては、一刻も早い解決を図りたいと考えております。
議員各位のさらなるご指導をお願いいたします。 また、
自立計画につきましては、自立のための
市民会議で、深夜にわたる熱心な討議を展開されておりまして、この秋には自立に向けた提言を
市民会議からいただく予定にしており、それに基づき、足腰の強い飯山市づくりを進めたい所存であります。
北陸新幹線飯山駅
周辺整備計画では、7.7ヘクタールの範囲を
区画整理で整備をする予定にしており、いよいよ目前に迫ってきた
新幹線開通に向けて万全の体制をとっていきたいと考えております。 さらに、過日、
県教育委員会の
高校改革プラン検討過程で、同
教育委員会が高校の具体名を挙げて統合案を示したことに伴い、将来を担う子供たちのためにも、
飯水岳北地区高校の将来を考える会を設立しましたが、議論をしっかり踏まえ、あるべき姿を模索してまいりたいと思います。 なお、市政を取り巻く状況はますます厳しさを増してきており、かつてない試練のときでありますが、飯山市第3次
行財政改革アクションプランの実行、そして
事務事業評価による
予算枠配分などにより、選択と集中を図り、一層の
効率的運営の推進により、この難局を乗り切りたいと考える次第であります。 とどまることは許されない課題山積の状況ですが、次代の市民につけを残すことのないよう、課題を的確に解決し、市政を預かる者として未来への夢を胸に邁進していく所存であります。 私も、今議会で市長に就任しましてからちょうど3年が経過しようとしております。残された任期は1年ですが、市政の課題へ真っ正面から取り組んでいく所存でありますので、
議員各位をはじめ、市民の皆様のご支援、ご協力を一層賜りますようお願い申し上げまして、招集の
あいさつといたします。
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△開議の宣告
○議長(高山功) ただいまの
出席議員は全員であります。よって、直ちに本日の会議を開きます。 今定例会に、市長、助役、収入役、各
行政委員会の長、
監査委員、教育長、各部長、
教育次長及び
関係課長の出席を求めておきましたから、ご了承願います。
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△
会議録署名議員の指名
○議長(高山功) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、議長において、第15番、
望月弘幸議員、第16番、
小林洋之議員を指名いたします。
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△
会期決定について
○議長(高山功) 日程第2、
会期決定についてを議題といたします。
今期定例会の会期及び運営について、
議会運営委員会の協議結果の報告を求めます。
山崎一郎議会運営委員長。 〔10番
山崎一郎議員 登壇〕
◆10番(
山崎一郎) それでは、
議会運営委員会の協議結果についてご報告申し上げます。 当委員会は、去る8月31日に開催いたしまして、協議の結果、今期9月定例会の会期は本日9月7日から9月27日までの21日間と決定いたしました。 なお、細部につきましては、お手元に配付してあります
審査日程表のとおりであります。 以上で報告を終わります。
○議長(高山功) ただいまの
委員長報告について質疑ありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高山功) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。
今期定例会の会期及び運営について、ただいまの
議会運営委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高山功) ご異議なしと認めます。よって、
今期定例会の会期は本日から9月27日までの21日間とし、
議会運営についてもお諮りのとおり決定いたしました。
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△議案第80号~議案第111号の上程、説明
○議長(高山功) 日程第3、議案第80号 平成16年度飯山市
一般会計歳入歳出決算から日程第34、議案第111号
専決処分事項の承認を求めることについて〔平成17年度飯山市
簡易水道等特別会計補正予算(第2号)〕までの32議案を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。
木内市長。 〔市長
木内正勝 登壇〕
◎市長(
木内正勝) ただいま上程されました議案についてご説明申し上げます。 議案は、決算案13件、
補正予算案11件、条例案1件、事件案7件の合わせて32件であります。順次その概要をご説明申し上げます。 議案第80号から92号までの13議案は、平成16年度飯山市
一般会計及び各
特別会計等の
歳入歳出決算の認定に関する案件であります。 平成16年度は、市制施行50周年という節目の年でありました。多くの方々にご協力をいただきながら各事業を実施し、記憶と記録に残る年となりました。 また、野沢温泉村との合併協議を進めてまいりましたが、残念ながら合併という結果には至りませんでした。
三位一体改革が進む中、地方自治体にとって厳しい
財政状況が予想されます。合併をしない自立の道を歩むために、本年度において自立のための
市民会議を設け、
自立計画を策定しているところであります。 そうした状況の中、飯山市の
財政状況も例年以上の厳しさを迎えたところであります。その厳しさを乗り越えるべく、飯山市第3次
行財政改革アクションプランの実行及び
事務事業評価に基づく予算の枠配分などにより、歳出の抑制等を行ってまいりましたが、
公債費等義務的経費が膨らむ中で、一部基金の取り崩しにより対応したところでありますが、今後、さらに第3次
行財政改革を推し進めるとともに、
自立計画策定後は、計画に基づき、国の
財政改革に耐え得る長期的に安定した
財政運営に取り組んでまいります。 ここで平成16年度に実施した事業の主なものをご説明申し上げます。平成16年度は
過疎地域自立促進計画の最終年度として、
過疎対策事業債を充当しながら
市道等インフラ整備を実施してまいりましたが、施設の
建設関係では多くの関係者のご協力をいただきました。
ふるさと学習の拠点となります
ふるさと館の建設が平成16年度途中から始まりました。平成17年度完成、平成18年4月開館を予定しております。 また、
北陸新幹線飯山駅
周辺整備関係では、7.7ヘクタールの範囲を
区画整理で整備することについて、
権利者会総会で決議をいただきました。このことを受けまして、
区画整理にかかわる
基本設計等を実施するなど、具体的な作業を実施いたしました。 また、
都市空間デザイン会議を設置しまして、北信州の玄関口の
整備計画及び
グレードアップのための検討も始めております。 一方、厳しくなる
財政運営を乗り切るため、
行政経営の改革に対する
取り組みも進めてまいりました。平成15年度より本格実施しております
事務事業評価につきましては、前年度の実施方法を踏まえつつ、より事業の成果を客観視しながら、
業務改善等に反映してまいりました。 また、飯山市第3次
行財政改革アクションプランに基づき、実際の
取り組みに着手したのは平成16年度でありました。推進のための部会、小委員会を組織し、目標年の平成19年度までに成果が出るよう各種項目に取り組んでまいりました。職員の削減をさらに進め、目標である40人には既に達しております。 また、補助金の見直し、
市議会議員の報酬削減や
市理事者の給与削減及び部課長の手当削減、さらには市と市民の
協働事業として、協働の
みちづくり事業を試行的に実施してまいりました。平成16年度で
過疎対策事業債が終了することを受け、
請負工事方式から、市民の皆様とともに汗をかきながら市道の整備を進める協働の
みちづくりが今後の
道路整備の標準になると考えております。 また、
事務改善の分野では、入札制度の改革による経費の節減、
施設管理の一元化など、細かい作業の積み重ねによる事務の改善に取り組んでいるところであります。 それでは、
一般会計に
ケーブルテレビ事業、
土地取得事業、
住宅新築資金等貸付事業並びに
福祉企業センターの4つの
特別会計を加えた
普通会計について、平成16年度決算の概要を申し上げます。
歳入総額151億614万6,000円に対し、
歳出総額は146億8,838万6,000円で、差し引き4億1,776万円の黒字となりましたが、翌年度に繰り越すべき財源として3,128万6,000円の明許繰越がございますので、
実質収支では3億8,647万4,000円の
黒字決算となった次第であります。
歳入決算では、前年度対比98.1%、
歳出決算では、前年度対比97.7%となり、
歳入歳出とも前年度比で2%程度縮小となったところであります。 歳出の主な
性質別内容について申し上げますと、まず、
普通建設事業費は15億7,700万円余で、前年度対比7.4%の増となりました。これは本町への
公営住宅建設及び須田峰の
用地取得、そして
ふるさと館の建設等により1億900万円程度増加したことによるものであります。 次に、公債費につきましては25億1,900万円余と、前年度より若干増額となっております。借金返済のピークは平成17年度と予想しており、その後減少に転じる見込みであります。 繰出金については18億700万円余と、前年度対比7.7%の増額で、
老人保健医療、
介護保険の
福祉医療関係の各
特別会計への繰出金や
下水道会計への繰出金の増額が主な要因であります。 人件費については22億5,700万円余と、率にして前年度対比10.7%の減額となっていますが、これは第3次
行財政改革による職員数の削減などがその主な理由となっております。 一方、歳入につきましては、市税は24億2,500万円余と、前年とほぼ同額を確保できました。
地方交付税は61億8,800万円余と、前年度と比べ、額ではおよそ3,300万円、率にして約0.5%の減となっております。
普通交付税につきましては、前年より若干伸びましたが、
特別交付税が前年度と比して4,800万円の減となりました。平成17年度は国勢調査の年でありますが、人口減が確実なことから、平成18年度以降の
普通交付税の大幅な減少が心配されるところであります。 市債につきましては9億9,400万円余と、前年度に比べ、およそ3億4,300万円程度、その発行を抑えることができました。 以上、
普通会計決算の主な内容について申し上げましたが、
各種財政指標では、
公債費比率は17.8%、
起債制限比率は12.1%と、ともにわずかずつ上昇し、
財政指標はやや悪化、また
財政力指数も0.307と悪化しております。 また、全国的な傾向ではありますが、
経常収支比率は87.9%と、こちらもまた徐々に上昇しております。上昇の要因として、もともと起債の償還がピークを迎える中で、
臨時財政対策債の削減など、構造的なことが主な原因であります。 一方、
借入金残高は、返済がピークを迎え、かつ借入金を抑制していることなどから、158億7,800万円と11億6,300万円の大幅な減少となりました。
地方財政の大きな転換期を迎えていることから、今後とも国や県の動向や経済情勢などに注視しつつ、適切な
長期財政推計に基づいた節度ある
財政運営に努めてまいりたいと考えております。
議員各位におかれましては、
市民本位の
財政運営のあり方について、これまで以上に議論を重ねていただき、厳しい目をもってご審議賜りますようお願い申し上げます。
普通会計以外の各
特別会計につきましても、今決算では全会計について
黒字決算を計上することができました。下水道3会計では、合わせておよそ28億円の経費をもって、
維持管理事業並びに
建設事業を進めてまいりました。おかげさまで
公共下水道事業を除き、整備は終了することができ、
下水道普及率も95%に達する状況まで整備が進んでおります。今後も計画的に財源を確保しつつ、残された事業の適切な推進と
維持管理の適正化を図ってまいりたいと考えております。 また、
国民健康保険及び
老人保健医療、
介護保険の
福祉医療の3
特別会計でも、合わせて65億4,000万円余の
事業規模により、医療・
介護関連事業を進めてまいりました。前年度64億3,000万円余に対し、額にして1億700万円、率にして1.7%増と高齢化の進展を反映して
事業規模は拡大していますが、市民生活安定のため、所要財源を見通しながら事業を進めてまいりたいと考えております。
水道事業につきましては、
上水道水源の千曲川からの脱却により、おいしい水が供給されていますが、経営的にも安定した給水体制の確立に取り組んでいるところであります。 また、
簡易水道事業としては、
統合簡易水道の
建設改良を引き続き進めるなど、所要の整備を図ったところであります。 その他の
特別会計につきましても、
議員各位並びに市民の皆様のご協力により、いずれも所期の目的を達することができました。 詳細な説明につきましては省かさせていただきますが、
議員各位におかれましては、既にお届けしてあります
決算書並びに主要施策の成果に関する説明書をごらんいただき、ご審議賜りたいと存じます。 以上、平成16年度決算にかかわる説明をさせていただきました。 次に、議案第93号から第103号までの11議案は、平成17年度
一般会計及び各
特別会計等の
補正予算案であります。各会計とも
本年度事業の適正執行を図るため、必要な
予算措置を行おうとするものであります。以下、順を追ってその概要をご説明申し上げます。 最初に、議案第93号 飯山市
一般会計補正予算について申し上げます。 まず、総務費ですが、公約であります旅産業の創出につきまして、新たな事業として今回提出をさせていただきました。本年度、新幹線を核とした旅産業の創出を目指し、総務部に
旅産業室を配置したところでありますが、半年余りをかけ、今までの
事業総括をし、
旅産業にぎわい創出の
基本方針を策定いたしました。旅産業の柱とは、訪ねてみたい
地域づくりそのものと言えますが、同時に住む人々が誇りを持てる
地域づくりでもあります。飯山市がよそに誇れる美しい自然や
農村風景の保全と人情を大事にした心いやされる日本のふるさとづくりを旅産業の旗印として掲げるものであります。 今回の補正においては、
基本方針の実践として
先導的旅産業創出支援事業を新たに予算計上いたしました。
旅産業創出に当たって、行政が担うべき分野と民間が担うべき分野を双方で認識し、
信頼関係を築きながら実践していくことが大切と思います。意欲ある
民間事業者に対して、起業しやすい環境を整えるため、起業に当たって
先導的旅産業創出支援補助金を新たに創設し、500万円の予算を計上いたしました。 また、行政が実施すべき要因が強いものの、ノウハウが不足することから、
民間事業者に事業を委託した方が効果が大きいと見込まれる事業に対しては、委託料として500万円を計上し、合わせて1,000万円の事業を新設したものであります。 そのほか
関連事業として、
森林療法推進事業において、
森林セラピー全国サミットを
国土緑化推進機構からの負担金を受けながら300万円で実施するもの、及び健康をキーワードとした新たな旅の構築を図るため、
温泉療法推進事業として、
社団法人民間活力開発機構からの補助金を受け、
温泉療法推進プログラム構築を300万円余で実施するものなどがその主な内容であります。 民生費では、駅周辺の
区画整理事業において、支障となる
総合福祉センターについて、移転するための
設計業務等委託料1,700万円、
子育て支援事業として、しろやま保育園に併設しています
子育て支援センターの
施設整備費として400万円を計上しようとするものが主な内容であります。 衛生費では、
岳北広域行政組合への負担金の精算として1,008万円余の
マイナス補正が主な内容であります。
農林水産業費では、当初予定していました
手づくり農村支援事業にかわり、本年度創設されました県の
コモンズ支援金を受けまして、市民との協働で水路・農道を整備します協働の
村づくり事業に450万円を計上し、事業の拡大を図るものが主な内容であります。 商工費では、
観光振興対策事業として、
スキー振興を図るため、市民及び
小・中学生リフト券発行補助及び
観光地再生緊急対策補助金を新たに設け、各
観光協会等において実施される
再生事業に対する
補助金等で900万円余を計上するものが主な内容であります。 土木費では、
市道舗装・補修や
小規模市道改良、
除雪対策事業など、
既存事業に6,000万円余を追加計上し、各事業の充実を図るとともに、協働の
みちづくりに対して
コモンズ支援金が決定しましたので、900万円余を財源充当いたしました。 また、
若者定住対策として、
若者定住用の
中古住宅1戸を1,000万円余で購入しようとするものなどが主な内容であります。 教育費につきましては、戸狩にあります
教員住宅の
車庫設置等施設整備に800万円を計上したほか、
文化財保存管理事業として
財団法人地域創造の助成を受け、
市指定文化財、さつまおどりをデジタル保存する事業に400万円を計上しようとするものが主な内容であります。
災害復旧費につきましては、融雪等による
土木施設の
災害復旧工事並びに7月26、27日の豪雨による
土木施設の圃場災害に870万円を計上しようとするものが主なものであります。 公債費につきましては、
株式会社テレビ飯山の株主総会において、
出資比率に応じた出資金の減資が決議され、飯山市が出資しました1億円のうち7,000万円が返還されることになりました。当初出資しました1億円のうち、7,000万円につきましては、県の市町村振興資金を充当していたことから、返還される7,000万円を財源として償還残金の6,100万円を繰り上げ償還しようとするものであります。 以上、
一般会計歳出の主なものについて申し上げましたが、この結果、
一般会計第4号補正の総額は2億3,921万8,000円の増額補正となったところであります。財源といたしましては、平成16年度からの繰越金や国・県支出金を見込み、収支の均衡を図った次第であります。今回の補正により、
一般会計の予算額は、総額で147億7,064万9,000円となるものであります。 次に、
特別会計補正予算について申し上げます。 議案第94号、96号及び100号の下水道3事業にかかわる
特別会計補正予算につきましては、それぞれ事業の組みかえ及び財源の組みかえ等、円滑な推進を図るための必要な措置を講じたもの及び公債費の確定により減額を実施したものであります。 また、議案第95号、98号、101号の3事業、
国民健康保険、
老人保健医療、
介護保険の各
特別会計の補正予算につきましては、医療費や給付費等の増額を予想し、給付推計の再計算等をもとに、
予算措置を講じたもの及び法改正による給付事業等の見直しによるものであります。 議案第99号 簡易水道等
特別会計並びに議案第103号
水道事業会計の各補正予算につきましては、施設修繕工事及び施設整備工事並びに補償工事などの実施に必要な
予算措置を図った次第であります。 議案第102号
ケーブルテレビ事業特別会計の補正予算につきましては、
一般会計の公債費で説明いたしました
株式会社テレビ飯山の減資による7,000万円のうち、繰り上げ償還への充当残について
一般会計より繰り出しをし、情報化基金へ積み立てるものが主な内容であります。 各
特別会計の補正予算につきましては、それぞれ事業の推進を図る上で必要な
予算措置をさせていただいたものであります。 以上、
補正予算案について申し上げました。 次に、条例案であります。 議案第104号
飯山市営住宅条例の一部を改正する条例は、建てかえの対象である新町団地及び戸狩厚生住宅を廃止し、(仮称)鶴巻団地の名称を本町西団地として、公営住宅に位置づけるものであります。 続いて、事件案でございますが、議案第105号については、ロータリー除雪車の購入について、地方自治法第96条第1項第8号及び飯山市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 議案第106号については、下水沢住宅地造成に伴い、造成計画地に小字が入り組んでいるため、字の区域の変更として、大字常盤字北長峰の一部を大字常盤字西久保に変更するものであります。 議案第107号については、平成15年3月19日に議会の議決を経た平成15年度以降3カ年における辺地に係る
公共的施設の
総合整備計画について、除雪車整備に伴い、その一部を変更したいので、議会の議決を求めるものであります。 議案第108号の
長野県民交通災害共済組合を組織する
地方公共団体数の増加及び
長野県民交通災害共済組合規約の変更については、平成18年4月1日から岡谷市を加入させ、
長野県民交通災害共済組合規約を変更するものであります。 議案第109号から111号までの
専決処分事項の承認を求めることについては、9月議会前に緊急に予算執行が必要となりました選挙及び災害にかかわる補正予算につきまして専決させていただいたものの承認を求めるものであります。 議案第109号 飯山市
一般会計補正予算(第2号)につきましては、衆議院解散に伴う衆議院議員総選挙等の経費1,800万円を
予算措置したものであります。財源につきましては、全額県委託金を充当いたしました。 議案第110号 飯山市
一般会計補正予算(第3号)につきましては、8月16日の集中豪雨災害関連経費を
予算措置したものであります。消防団員出動手当等の災害対策事業費として110万円余、公共
土木施設災害復旧事業として、市内57カ所の市道等災害復旧事業として3,700万円余、農林業施設災害復旧事業として4,500万円余を計上いたしました。そのほかシャンツエ、寺めぐり遊歩道、都市下水路、城山公園など、各種施設の
災害復旧工事で、総計9,200万円余を予算計上したものであります。 財源につきましては、国庫補助金、分担金、起債を充当し、残り一般財源に対して繰越金、交付税を充当いたしました。 議案第111号 飯山市
簡易水道等特別会計補正予算(第2号)につきましても、さきの集中豪雨にかかわる簡易水道施設災害復旧事業として1,600万円を計上したものであります。財源は全額基金繰入金で対応いたしました。 以上、本日提案いたしました議案についてご説明申し上げました。よろしくご審議をいただきまして、それぞれ適切なる認定、議決並びに承認を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。ありがとうございました。
○議長(高山功) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
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△散会の宣告
○議長(高山功) 本日はこれをもって終了といたします。 ご苦労さまでした。午前10時34分散会...