八頭町議会 2017-06-07
平成29年第 5回定例会(第1日目 6月 7日)
平成29年第 5回定例会(第1日目 6月 7日) 平成29年第5回
八頭町議会定例会 会議録 (第1号)
招集年月日 平成29年6月7日
招集の場所
八頭町議会議場
開 会 平成29年6月7日 午前9時30分宣告
(第1日)
応招議員
1番 奥田のぶよ 2番 川西 聡 3番 小倉 一博
4番 小林 久幸 5番 森 亜紀子 6番 中村 美鈴
7番 岡嶋 正広 8番 坂根 實豊 9番 小原 徹也
10番 栄田 秀之 11番 髙橋信一郎 12番 下田 敏夫
13番 尾島 勲 14番 谷本 正敏
不応招議員
なし
出席議員 応招議員に同じ
欠席議員 不応招議員に同じ
議事の経過
◎開会宣告 (午前9時30分)
○議 長(
谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は14名で、定足数に達しております。
よって、平成29年第5回
八頭町議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。
ただいまから本日の会議を開きます。
◎議事日程の報告
○議 長(
谷本正敏君) 本定例会の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
◎
会議録署名議員の指名
○議 長(
谷本正敏君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により
5番
森亜紀子議員
6番
中村美鈴議員を指名いたします。
◎会期の決定
○議 長(
谷本正敏君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から平成29年6月20日までの14日間といたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(
谷本正敏君) 御異議なしと認めます。
よって、会期は本日から平成29年6月20日までの14日間とすることに決定いたしました。
◎諸般の報告
○議 長(
谷本正敏君) 日程第3 諸般の報告を行います。
事務局長より報告させます。
事務局長。
○事務局長(坂本美幸さん) 御報告いたします。
初めに、
請願陳情等につきましては、本日までに受理いたしましたものは、お手元に配付の文書表のとおりでありまして、会議規則第92条の規定により、平成29年陳情第4号、第5号、第6号を
総務教育常任委員会に付託いたします。
次に、3月定例会以降の主な事項につきましては、お手元に配付のとおりであります。
なお、監査報告につきましては、報告書の写しの配付をもって報告にかえさせていただきます。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で諸般の報告を終わります。
◎
町長あいさつ
○議 長(
谷本正敏君) 日程第4、ここで町長から挨拶があります。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。
初夏の強い日差しに新緑の映えるすがすがしい季節を迎えました。平成29年第5回
八頭町議会定例会を招集させていただきましたところ、議員各位におかれましては、全員おそろいで御参会いただき、御審議賜りますことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。
また、日ごろから町政発展のため、さらには町民福祉の向上に御尽力をいただいておりますことに対しまして、厚く感謝を申し上げる次第であります。
新年度が始まって二月がたちましたが、国においては早くも6月の
経済財政運営の指針、骨太方針や30年度予算に向けた議論が始まっており、
教育無償化構想の財源や地方自治体の
地方財政計画のあり方、また社会保障では診療、
介護報酬改定に関し、
負担抑制等の議論が始まろうとしております。
さて、ことしは昨年の暖冬から一転して降雪量の多い厳しい冬の幕開けとなりました。雪害による果樹等への影響が心配されたところでありますが、
例年どおりの開花で霜の被害もなくおおむね順調な生育となっていると伺っております。町内では、農家の皆さん方の田植えも順調に進んでおりますが、秋には果樹を含めまして豊作となることを期待いたすものであります。
4月に入り1日には全国初の
ミニSL博物館「やずぽっぽ」を竹林公園内にオープンし、精巧な16両の
ミニSL機関車の常設展示と乗車体験ができる施設として、多くの皆様方に来場をいただいております。また、隼、大江地域の新路線の
町営バス運行も開始し、自然あふれる観光周遊など今後地域の活性化が図れるものと期待をしているところでもあります。
4日には船岡地域の保育所を統合した新
船岡保育所を開所し、7日には船岡・
八東地域それぞれの小学校を統合した
新生船岡小学校、
新生八東小学校を開校いたしました。これによりまして、小中学校の統廃合は終了し、今後は保育所の適正配置として
八東地域の新保育所の整備に向け設計業務に着手する計画といたしております。
5月の連休は天候に恵まれ、ふなおか竹林まつり、
八東ふる里の
森オープンイベント、安徳の
里姫路公園まつりの開催には多くの皆様方においでをいただき、八頭町のイベントを楽しんでいただきました。また、最近の事業では、5月21日、県内初の収録となりました鳥取・八頭発!うた自慢に予選会を含め出場者と観覧に多くの皆様方においでをいただき、楽しい時間を過ごしていただいております。
5月28日には
観光協会主催の第10回扇ノ山やま開きが開催され、町内外から約70名の
登山愛好家の皆様方に御参加をいただき、扇ノ山の新緑を満喫していただきました。今後も町といたしまして、八頭町の地域資源を生かしました取り組みや支援を行い、多くの皆様方においでいただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。
さて、八頭町の町長に就任させていただき、八頭町政の五つの
まちづくり公約をもとに取り組みを推進してまいりましたが、私の任期も残すところあと1年を切りました。昨年1年を振り返り、主な
取り組み等を申し上げてみたいと思います。
地方創生では、これまで総合戦略の4項目を重点項目として取り組みを進め、平成29年度はこの総合戦略に位置づけました
小学校跡地を活用した隼Lab.や
若桜鉄道の
観光列車化等の具体的な事業を本格的に実施する段階に入りました。また、
果樹後継者の育成、
子育て教育環境の充実にも取り組み、本年度も
地方創生を最重要課題として集中し、実行してまいりたいと考えております。
さて、
まちづくり関係の1点目は、笑顔のあふれる
まちづくり、子育て・健康・福祉であります。町民の皆様方の日々の生活の基本であります
健康づくりのため、健康診断を初め、保健・福祉・医療の連携による
健康づくりを推進しております。子育ての拠点であります保育所の再編としまして、
新生船岡保育所を開所し、引き続き
八東地域の保育所を統合した
保育所整備の準備を進めておりますし、昨年から第2子以降の保育料の無償化による
子育て環境の充実に努めているところであります。また、
地域福祉計画の推進を図るべく、ともに地域で支え合う福祉施設の拠点として、中私都、
郡家東地区の
まちづくり委員会の皆様方に活用していただけるよう、旧保育所の
バリアフリー化等の施設改修を行いました。
さらに、昨年は新たに隼地区の
まちづくり委員会を立ち上げていただき、地域で支え合う福祉の充実を推進しております。今年度は、隼地区と大江地区の拠点施設の整備を進めながら、残された地区に対しまして地区住民の皆様方との合意形成に向けた働きかけを進めてまいりたいと考えているところであります。
2点目は、元気の出る
まちづくり、農林水産・商工・観光であります。八頭町の農業には後継者や
担い手不足等の課題がございますが、平成28年3月に策定しました八頭町
農業ビジョンをもとにした取り組みを初め、農業法人や
認定農業者等への事業助成、
有害鳥獣被害対策、間伐促進など、活力のある
農林水産業の振興を推進しております。
郡家駅
コミュニティ施設ぷらっとぴあ・やずを活用し、観光協会と連携しながら情報発信の拠点はもとより、町民の皆様方の憩いの場として
イベント開催や観光情報の提供を行い、商工・観光の視点からにぎわいの創出と地域振興に努めているところであります。また、恵まれた自然環境、資源を生かした町内外との交流事業や魅力ある
地域づくり、移住・定住の促進、交流人口の拡大を目指すとともに、今後も
地域おこし協力隊等の活動を通して、交流や情報発信による取り組みなど、地域の活性化を図ってまいります。
3点目は、心豊かな
まちづくり、教育・スポーツ・文化であります。小中学校の再編成による
学校教育環境の充実を図り、教育・
スポーツ活動の振興に努めてまいりました。平成24年に方向性が決定された小学校・中学校の適正配置については、最初にも申し上げましたように、本年4月に船岡並びに
八東地域の小学校を統合した新生の小学校を開校し、小中学校の適正配置は終了することとなります。
学校では、少人数学級によるきめ細やかな指導やICTを活用した授業など、教育環境、
子育て環境の充実に努め、小中学校全学級への電子黒板の配置、平成32年度から小学校での必修化が検討されている
プログラミング教育の計画的な実施、
タブレット端末の整備等を進め、ICTを活用した授業の充実を図っているところです。今後も、引き続き
教育委員会と一緒になりまして、教育環境の充実に努めてまいります。
また、2020年、平成32年の
東京オリンピックの開催が決定しておりますが、
スポーツ振興として、またホッケーの町、八頭町として今後
ホッケー競技の
キャンプ地の誘致に向け、鳥取県と連携をとりながら、関係国との接触など取り組みを進めているところであります。
4点目は、優しい
まちづくり、安心安全・環境・人権・公共交通であります。防災体制の充実を図るため、
指定緊急避難場所、
指定避難所等の見直しによる
防災マップ、
地震ハザードマップを活用するなど、防災訓練を通じて啓発に取り組み、また、3月には八頭町避難行動要支援者の
避難支援計画を策定いたしました。今後は、訓練等による検証を行い、地域と一体となって災害に備えたいと考えております。活力ある社会形成と安全・安心な生活環境の確保のため、
公共施設等総合管理計画を策定し、道路、橋梁の長寿命化や上下水道の
老朽化対策と施設統合の整備を進めおります。今後とも、道路、橋梁の
ストック点検を行い、計画的なインフラの整備を行ってまいります。
同和問題を初めとするあらゆる差別の解消に向けた取り組む機関として、昨年
同和教育推進協議会から
人権教育推進協議会に名称変更を行いました。
八頭町人権を尊重する
まちづくり実施計画をもとに、町民の皆様方の人権意識をより高め、行動と実践をすることで一人一人の人権が尊重される
まちづくりを推進してまいります。
また、
若桜鉄道については、経営改善に向け、2町の車両保有による
公有民営化に移行するとともに、
地方創生の交付金を活用した利用促進を展開し、
町営バス運行については路線や料金の見直しを図り、利便性の向上を図ってまいりました。現在、
公共交通機関の維持、
地域活性化の促進を図るべく、県の
東部地域公共交通網形成計画をもとに、町が行う
若桜鉄道の再構築計画の見直しについて検討を行っているところであります。
5点目は、ともに歩む
まちづくり、町民・協働・財政であります。昨年も町内14会場での
行政懇談会を開催し、町民の皆様方の御意見をいただくとともに行政課題の把握に努め、希望される集落や団体等に出向いての
村づくり座談会の開催など、町民の皆様方と行政との情報の共有化を図ってまいりました。
また、
朝日放送系のきれいな受信と
月額利用料の
値下げキャンペーン等により
ケーブルテレビの加入促進を図り、ホームページや広報を充実し、積極的な情報公開に努めております。
行財政運営では、第3次八頭町
行政改革大綱に基づき、スリムで効率的な自治行政の確立により、町民の皆様方にわかりやすい行政運営と
行財政改革を推進するとともに、財政負担の平準化や施設の
適正配置等を進めてまいりたいと考えております。
以上、簡単ではございますが、昨年の取り組みの一端を申し上げました。現在、
まちづくり公約の平成28年度実績を取りまとめており、就任後3年を経過し、残された課題もございますが、検証を行いながら目標に向かって取り組みたいと考えております。
今後も、総合計画との整合性を図りながら、
地方創生の視点で
人口減少対策や地域の活性化に向けた取り組みを行い、町民福祉の向上に努めたいと考えているところであります。
また、例年この定例会で智頭急行の
経営状況を報告させていただいております。智頭急行についてでありますが、6月1日に株主総会が開催され、事業報告がございました。収入については、特急列車の利用者数の減少で
旅客運輸収入は前期比0.8%の減と、
運輸雑収入の
車両使用料の減により、前期比1.2%の減で、収益合計は前期比1.0%の減となりました。支出費用については、原油価格の低下により動力費が減少しましたが、
保守工事等安全施策は前倒しで施工し修繕費が増加となり、営業費用は前期比0.9%の増加で、当期の営業収益は10.7%減の3億9,800万円の黒字、経常利益は増益・増収で6.7%の4億700万円の黒字となり、減収・減益でありました。
なお、
若桜鉄道につきましては、6月14日の取締役会、株主総会を経て、改めまして報告をさせていただきます。
最後に、
決算見込みの報告をさせていただきます。5月31日をもちまして、平成28年度の15会計を閉めました。決算状況でございますが、一般会計におきましては、歳入116億5,700万円余り、歳出110億1,900万円余りになる見込みであります。繰り越しに伴います財源2,300万円余りを差し引きました繰越金は、6億1,400万円余りとなる見込みとなっておりますが、平成29年度当初予算におきまして、既に7,000万円計上させていただいております。特別会計におきましても、おおむね順調に推移し、繰越金を生じておりますことを報告いたしておきます。
以上で、平成29年6月定例会に当たりましての挨拶とさせていただきますが、本定例会に上程いたします議案は、報告4件、選任同意ほか15件、条例改正4件、補正予算1件の計24件であります。十分なる御審議を賜りますようお願い申し上げまして挨拶といたします。
ありがとうございました。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で、町長のあいさつを終わります。
◎一括議題の宣告
○議 長(
谷本正敏君) この際、日程第5 報告第1号 八頭町
土地開発公社の
経営状況についてから、日程第8 報告第4号 平成28年度八頭町
繰越明許費繰越計算書についてまで、報告4件を一括議題といたします。
町長から報告内容の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、ただいま一括議題となりました報告第1号から報告第4号の4件につきまして、
経営状況等を報告させていただきます。
報告第1号 八頭町
土地開発公社の
経営状況についてであります。
平成28年度は、公社運営のための通常業務を行いました。
次に、決算の概要について報告をいたします。
収益的収入及び支出でありますが、収入は、
事業外収益として受取利息の9,000円余りです。支出につきましては、
一般管理費として7万2,000円余りを支出いたしております。これは、町・県の法人税7万1,000円と
事務管理費であります。
次に、
資本的収入及び支出でありますが、
資本的収入・支出はございません。
貸借対照表の資産につきましては、現金及び預金1,917万5,000円余り、
基本財産定期預金500万円となっております。また負債資本につきましては、資本金500万円、
前期繰越準備金1,923万8,000円余り、当期損失はマイナス6万3,000円余りで、資産並びに負債及び資本、それぞれの合計額は2,417万5,000円余りとなりました。
以上で、平成28年度八頭町
土地開発公社の
経営状況の報告を終わります。
次に、報告第2号
一般財団法人八頭町
農業公社の
経営状況についてであります。
平成28年度の事業概要を申し上げますと、農地の
利用権設定業務では、225.9ヘクタールの
利用権設定を行っております。農作業の受託業務では、耕うん、代かき、田植え、稲刈りで49.5ヘクタール、あぜ塗り5,163メートルの業務を行ってまいりました。事業実績を昨年度と比較しますと、
利用権設定面積では11.6ヘクタールの増、農作業の受託面積では5.5ヘクタールの減、あぜ塗りは340メートルの減となっております。
次に、
貸借対照表で見ますと、資産の部の流動資産では、現金預金が1,066万7,000円余りであります。
固定資産税では、定期預金が2,000万円、特定資産では建物304万円余り、
建物附属設備16万7,000円余り、什器備品1円、
減価償却累計額でマスナス87万2,000円余りですので、
固定資産合計は2,233万4,000円余りとなっており、資産合計といたしまして、3,323万6,000円余りとなっております。
負債の部では、
未払金法人税等が14万5,000円余り、未
払消費税等が31万2,000円余りでありますが、負債合計としましては96万3,000円余りとなっております。
大まかな状況を申し上げましたが、トータル的には資産合計と負債及び
正味財産合計それぞれ3,323万6,000円余りで合致いたしております。
収支計算書で申し上げますと、決算額で
次期繰越収支差額が993万7,000円余りとなり、当期末残高となります。公社の経営方針としまして、今後も
利用権設定に伴います受託面積の拡大を図るとともに、平成27年度に策定いたしました
農業ビジョンの
プラン実行に向け、公社としての事業展開も検討してまいりたいと考えております。
また、農地中間管理機構からの受託事業にも前年度に引き続き取り組む計画であります。
以上で、平成28年度の
一般財団法人八頭町
農業公社の
経営状況の報告といたします。
次に、報告第3号
八東地域振興株式会社の
経営状況であります。
平成28年度の事業概要を申し上げますと、前年度に引き続き、フルーツ総合センターの受託管理及び道の駅はっとうの管理事業、また、フルーツ観光園の企画・運営を行い、道の駅利用者へのサービスの向上と販売事業の推進を図ってまいりました。事業の一つとしまして、土曜市を4月から12月まで月2回開催し、集客はふえたものの店舗への来客数は前年比98.8%という結果でありました。フルーツ観光園のリンゴにつきましては、早生ふじの作柄が悪く、入園者数は前年比73%と大きく落ち込みましたが販売が好調で、決算においては若干の赤字にとどまっております。店舗、観光園をあわせた売上高は、前年比98.2%の5,132万円余りとなり、経費の削減を図るなど効率的な事業運営に努めた結果、平成28年度は4万3,000円余りの黒字を計上し、前年の繰越損失を合算しまして11万8,000円余りの繰越損失となっております。
次に、
貸借対照表で見ますと、資産の部の流動資産では、現金・預金、売掛金、商品を合わせまして3,269万9,000円余りであります。固定資産では、有形固定資産と出資金、預託金など、投資その他の資産を加えまして、トータルで32万8,000円余りとなりますので、資産合計といたしまして3,302万7,000円余りとなります。
負債の部では、買掛金、未払金、預り金、未払法人税、未払消費税などの流動負債が224万2,000円余り、退職給与引当金の固定負債が483万9,000円で負債合計は708万1,000円余りとなっております。
次に、純資産の部では、株主資本が資本金、利益剰余金を合わせまして2,594万5,000円となり、負債の部と純資産の部を合わせますと3,302万7,000円余りとなります。したがいまして、資産合計と負債及び純資産合計がそれぞれ3,302万7,000円となり合致いたしております。全体の総売上高は、前年比98.2%の5,132万円余りとなっておりますが、結果、平成28年度につきましては、4万3,000円余りの当期純利益を計上するとなりました。
平成28年度利益金処分のページを見ていただきますと、前期繰越損失金16万1,000円余りに、当期利益金4万3,000円余りを加えまして、11万8,000円余りが次年度繰越損失金となっております。
株主資本等変動計算書の純資産合計で当期末残高としましては、2,594万5,000円余りとなります。昨年は、初めてテナント契約を行い、コーヒー、ソフトクリームなどの販売に取り組み、集客数のアップとあわせにぎわいの創出につながる1年であったと思っております。
さらには、関連関係団体との連携を密にし、地元とタイアップしたイベントの開催やレコードコンサートなど集客確保に努め、より一層多くの方においでいただける道の駅となるよう、引き続き事業展開を図っていかなければならないと考えております。
以上で、平成28年度の
八東地域振興株式会社の
経営状況の報告といたします。
次に、報告第4号 平成28年度八頭町
繰越明許費繰越計算書についてであります。
主なものを申し上げます。議会費の議場改修費、総務費の
地方創生拠点施設整備事業、
若桜鉄道対策費の施設整備等で国の補正予算に係る事業の前倒しによるものであります。
次に、
農林水産業費であります。畜産振興費で畜産・酪農対策補助金、雪害園芸施設等復旧対策事業では、ことしの冬の豪雪によるハウス等被害対策補助金、農業農村整備事業は、山上の県営ため池事業負担金等であります。
土木費につきましては、下門尾地区等の急傾斜地崩壊対策負担金事業、町道東鍛冶屋線及び新道線と乾橋の改良事業等、国の補正予算に係るもの等となっております。5月31日に繰越計算書を調整いたしましたので、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、本議会に報告をするものであります。
よろしく御審議をお願いいたします。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で、報告内容の説明を終わります。
ただいまの報告第1号から第4号に対しての質疑は、審議の都合により6月8日の本会議において行います。
◎一括議題の宣告
○議 長(
谷本正敏君) 次に、日程第9 議案第67号 八頭町
農業委員会の
農業委員に占める
認定農業者等又はこれらに準ずる者の割合を4分の1以上とすることにつき議会の同意を求めることについてから、日程第23 議案第81号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その14)まで、15議案について一括議題といたします。
町長から提案理由の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、ただいま一括議題となりました、議案第67号から議案第81号までの15議案につきまして、提案理由を申し上げます。
議案第67号 八頭町
農業委員会の
農業委員に占める
認定農業者等又はこれらに準ずる者の割合を4分の1以上とすることにつき議会の同意を求めることについてであります。
議案第67号から第81号の15議案につきましては、新制度による
農業委員会について、議会の同意を求めようとするものであります。
農業委員会の組織及び運営について定めた
農業委員会等に関する法律は、平成27年9月に改正となり、
農業委員の選出は以前の選挙制から市町村長が公募により
農業委員候補者を募集・選考し、その候補者について市町村議会の同意を得て任命する方法に変わりました。その際、原則として
農業委員の過半数は認定農業者でなければならないとの規定がありますが、認定農業者数が
農業委員定数の8倍を下回る市町村においては、議会の同意を得ることにより、認定農業者と認定農業者に準ずる者を合わせた合計人数が
農業委員総数の4分の1以上とすることができるようになっております。
今回、応募・推薦をいただいた候補者の方々を選考した結果、認定農業者4名、認定農業者に準ずる者1名であり、過半数である8名を超える認定農業者とはなりませんでしたので、同規定を適用し、
農業委員の総数の4分の1以上を認定農業者及び認定農業者に準じる者としようとするものであります。
なお、八頭町では本年7月19日に現在の
農業委員が任期満了となり、新 しい制度による委員は7月20日から発足することとなります。
農業委員会等に関する法律第8条第5項ただし書き及び
農業委員会等に関する法律施行規則第2条第2号の規定により、本議会の同意を求めるものであります。
次に、議案第68号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その1)であります。
現在の
農業委員は、平成29年7月19日にその任期が満了となることから、新たな委員の募集と選考を1月より行ってきたところであります。募集状況は、定員14名に対し17名の届け出をいただきましたが、厳正な選考を行い、今回提案する14名を決定したところであります。どの方も見識高く意欲にあふれる方ばかりで、後継者不足や遊休農地の増加など、杞憂される問題が山積する本町の農業について、問題解決の中心的役割を担っていただけるものと期待をしているところであります。
議案第68号は、八頭町延命寺108番地、丸山武さんであります。丸山さんは、果樹農家で認定農業者でございます。
議案第69号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その2)であります。
議案第69号は、八頭町船岡934番地1、山根祐一さんであります。山根さんは、農事組合法人八頭船岡農場の理事であり、認定農業者となります。
議案第70号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その3)。
議案第70号は、八頭町日田872番地、小林孝さんです。小林さんは、農事組合法人日田農業生産組合の理事であり、認定農業者となります。
議案第71号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その4)であります。
議案第71号は、八頭町茂田105番地、西田悦子さんです。西田さんは、ブルーベリー等の生産を行う株式会社ノヴァアグリ八頭の代表取締役であり、認定農業者となります。また、平成17年から3年間、
農業委員として活躍をいただいております。
議案第72号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その5)であります。
議案第72号は、八頭町日下部558番地、木原さち子さんです。木原さんの夫は果樹を栽培されている認定農業者であり、御自身は事業専従者として農業を手伝っておられることから、認定農業者に準ずる者の取り扱いとなります。
議案第73号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その6)であります。
議案第73号は、八頭町福本7番地1、綾木晴子さんです。綾木さんは、平成27年に八頭町女性団体連絡協議会長として御活躍されたほか、以前よりボランティア団体郡家ひまわりの会の運営に長く携われており、今回は中立委員の立場からの意見をいただきます。
議案第74号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その7)であります。
議案第74号は、八頭町下野331番地5、谷尾友枝さんであります。谷尾さんは、地元の婦人会で御活躍のほか、御自身は有限会社日研アドバンスの代表取締役をされており、企業経営者の視点からの御意見も伺えるものと考えております。
議案第75号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その8)であります。
議案第75号は、八頭町野町110番地、田中正則さんです。田中さんは、野町地区を中心に農地の集積をされている担い手農家で、認定農業者ではございませんが、その事業規模は認定農業者に匹敵する面積を耕作しておられます。現在、
農業委員として活躍いただいております。
議案第76号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その9)であります。
議案第76号は、八頭町覚王寺53番地、河村久雄さんであります。河村さんは、長く八頭町議会議員として活躍されたことから、その広範な知識からの御意見を期待しております。
議案第77号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その10)であります。
議案第77号は、八頭町郡家310番地、横山和男さんです。横山さんは、柿生産農家で新たな品種栽培にも意欲的に取り組んでおられます。現在、
農業委員として御活躍いただいております。
議案第78号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その11)であります。
議案第78号は、八頭町池田272番地、山嵜幸臣さんです。山嵜さんは、会社を退職後、約150アールの水稲と果樹を経営されており、今後は経営拡大も計画しておられる農業意欲にあふれた方であります。
議案第79号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その12)であります。
議案第79号は、八頭町郡家殿475番地、宮本彰太郎さんであります。宮本さんは、約70アールの水稲及び果樹栽培に積極的に取り組んでおられ、現在、
農業委員として御活躍いただいております。
議案第80号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その13)であります。
議案第80号は、八頭町見槻中419番地、西村辰寿さんです。西村さんは、退職後50アールの所有農地に加え、30アールの農地を借り入れされ、水稲を中心に野菜等の生産にも積極的に取り組んでおられます。
議案第81号
農業委員の任命につき同意を求めることについて(その14)であります。
議案第81号は、八頭町徳丸1388番地1、田中豊秋さんです。田中さんは、土地家屋調査士としてさまざまな農地の転用や登記の御経験もあることから、その貴重な経験をもとに活躍いただけるものと期待をしております。なお、農地は水稲を中心として150アールを経営しておられます。
各委員の任期は、平成29年7月20日から平成32年7月19日までの3年間であります。
以上、14議案を
農業委員会等に関する法律第8条第1号の規定により、本議会の同意を求めるものであります。
よろしく御審議申し上げ、御同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。
◎一括議題の宣告
○議 長(
谷本正敏君) 次に、日程第24 議案第82号 八頭町
情報公開条例の一部改正についてから、日程第28 議案第86号 平成29年度八頭町
一般会計補正予算(第2号)まで、5議案について一括議題といたします。
町長から提案理由の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、ただいま一括議題となりました、議案第82号から議案第86号までの5議案につきまして、提案理由を申し上げます。
議案第82号 八頭町
情報公開条例の一部改正についてであります。
行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律等改正法の施行に伴い、このたび八頭町
情報公開条例の所要の改正を行おうとするものであります。
主な改正内容は、個人情報の定義を明確化し、顔認識データ、指紋認識データ、基礎年金番号、個人番号等を個人情報として定義することにより、これらの個人情報を開示義務から除外しようとするものであります。
議案第83号 八頭町
個人情報保護条例の一部改正についてであります。
議案第82号と同様に、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律等改正法の施行に伴い、このたび八頭町
個人情報保護条例の所要の改正を行おうとするものであります。
主な改正内容は、個人情報の定義を明確化するとともに、個人情報の開示と訂正を求める権利を開示、訂正、削除、利用の停止とし、消去及び提供の停止を求める権利を追加しようとするものであります。また、本人の人種、信条、社会的身分、病歴、犯罪の経歴等、不当な差別や不利益が生じないように、その取り扱いに特に配慮を要する個人情報を要配慮個人情報として新設しようとするものであります。
議案第84号 八頭町職員の
育児休業等に関する条例の一部改正についてであります。
地方公務員の
育児休業等に関する法律に規定されている育児休業について、人事院規則の一部改正に伴い、所要の改正を行おうとするものであります。育児休業の再取得等をすることができる特別の事情は、配偶者の負傷または疾病による入院や配偶者との別居により育児休業をしなければ養育に著しい支障が生じることとなる場合や、そのほかに請求時や終了時に予測することができなかった場合となっております。
今回の改正は、特別の事情として認定こども園、または家庭的保育事業等に利用を希望し、申し込みを行っていても当面その実施が行われないことを加えるものであります。
議案第85号 八頭町
社会体育施設条例の一部改正についてであります。
本年度、小学校の統合に伴い、船岡地域の小学生は船岡小学校のプールを利用することとなりました。また、平成元年竣工の済美プールも老朽化が進んでいることから、社会体育施設から済美プールを廃止するものであります。
以上、議案第82号から議案第85号までの4議案につきまして、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第86号 平成29年度八頭町
一般会計補正予算(第2号)についてであります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ423万5,000円を追加しようとするものであります。
歳入の主なものを申し上げます。
使用料及び手数料は、
ミニSL博物館入館料等で125万円、国庫支出金は番号法制度システム整備の委託料の追加に伴う整備費県補助金22万円余りの増額であります。
県支出金は、農業費の中山間直接支払事業交付金36万円、親元就農促進支援交付金60万円は追加実施によるものですし、米のブランド化事業では、新たな実施に伴う販売拡大支援事業県補助金21万円、土木費の土砂災害特別警戒区域内住宅建替等事業県補助金100万円を追加いたしました。
諸収入は、保健センターの建物及び自動車共済金に51万円等を増額しております。
次に、歳出であります。
総務費は、社会保障・税番号制度事業でシステム整備の開発委託料に24万円余り、民生費では、社会保険の適用拡大に伴う集落支援事業費156万円、病児保育事業の実施業務委託料42万円余り、衛生費では、保健センターの施設修繕等に157万円余りを増額いたしました。
農林水産業費は、農業振興費で米のブランド化事業実施に伴う補助金等110万円、キノコ栽培実用化事業補助金135万円余りを増額いたしました。地籍調査事業費では、入札請差と臨時職員の新規雇用に伴う予算の組み替えを行い、236万円の減額を行っております。また、商工費は
ミニSL博物館管理運営費で看板設置工事等に309万円を増額いたしました。
土木費は、民間企業の郡家西団地宅地造成事業の補助金382万円余りの追加であります。
教育費は、地区公民館総務費で、公民館主事の社会保険料ほか243万円余り、森下広一杯マラソン大会の
通行規制区間の新設に伴う委託料に60万円の増額をいたしております。
予備費、1,448万円を減額いたしました。
地方自治法第96条第1項第2号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
よろしく御審議をお願い申し上げます。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。
◎散 会
○議 長(
谷本正敏君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(
谷本正敏君) 御異議なしと認めます。
よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
なお、次の本会議は、6月8日、午前9時30分から再開いたします。
(平成29年6月7日 午前10時20分散会)
会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。
議 長
署名議員
署名議員...