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令和 4年第3回定例会(第3日10月20日)

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  1. 奥出雲町議会 2022-10-20
    令和 4年第3回定例会(第3日10月20日)


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    最終取得日: 2023-04-28
    令和 4年第3回定例会(第3日10月20日)   ──────────────────────────────────── 令和4年 9月(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第3日)                          令和4年10月20日(木曜日) ────────────────────────────────────             議事日程(第3号)                    令和4年10月20日 午前9時30分開議  日程第1 一般質問    ───────────────────────────────            本日の会議に付した事件  日程第1 一般質問   ───────────────────────────────              出席議員(14名)     1番 高 橋 恵美子君     2番 北 村 千 寿君     3番 糸 原 文 昭君     4番 内 田 裕 紀君     5番 小田川 謙 一君     6番 田 食 道 弘君     7番 糸 原 壽 之君     8番 景 山 利 則君     9番 内 田 雅 人君     10番 石 原 武 志君     11番 川 西 明 徳君     12番 内 田 精 彦君     13番 大 垣 照 子君     14番 藤 原 充 博君
      ───────────────────────────────              欠席議員(なし)   ───────────────────────────────              欠  員(なし)   ───────────────────────────────             事務局出席職員職氏名 局長 ───── 田 中   修君  主事 ───── 山 田 基 貴君   ───────────────────────────────           説明のため出席した者の職氏名 町長 ───── 糸 原   保君  副町長 ──── 藤 原   努君 教育長 ──── 松 田 武 彦君  総務課長 ─── 江 角   啓君 企画財政課長 ─ 杠   康 彦君  税務課長 ─── 秋 田 和 浩君 町民課長 ─── 永 瀬 克 己君  健康福祉課長 ─ 石 原 和 夫君 福祉事務所長 ─ 森 田 近 子君  水道課長 ─── 千 原 明 浩君 まちづくり産業課長 ───────────────── 石 原 耕 司君 農林振興課長 ─ 高 橋 千 昭君  学校再編推進課長 高 尾 昭 浩君 建設課長 ─── 松 原 三 美君  会計管理者 ── 森 山   昇君 教育魅力課長補佐 岸 本 義 弘君 こども家庭支援課長 ───────────────── 吉 川 明 広君 病院事務長 ── 中 西 修 一君   ───────────────────────────────             午前9時28分開議 ○議長(藤原 充博君) おはようございます。  ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しおりますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  これより日程に入ります。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第1 一般質問 ○議長(藤原 充博君) 日程第1、一般質問を行います。  初めに、3番、糸原文昭議員。 ○議員(3番 糸原 文昭君) 皆さん、おはようございます。議席番号3番、糸原文昭でございます。一般質問の機会を与えいただきまし、誠にありがとうございました。通告書に従いまして、一問一答で質問を行いたいと思います。よろしくどうぞお願いをいたします。  人口減少対策につきまし、関連がある2点についてお伺いをいたします。まず、1点目、移住対策についてです。2点目、子育て対策の充実について質問をいたします。  では、最初に、移住対策について質問をさせいただきます。  令和4年8月1日現在の奥出雲町の人口は1万1,733人となり、平成17年の奥出雲町合併時の人口は1万5,812人でした。この間の17年で人口約4,000人減少したことになります。  また、昨年、計画された第2次奥出雲町総合計画では、第2期の人口ビジョン数値目標として2040年に約9,000人、さらに2070年には7,000人と、人口減少の歯止めをかけるとあります。  総務省人口減少率などに基づき過疎地域に指定する自治体2022年度に885市町村となり、全国1,718市町村の半数を超えたところでございます。一方、2021年過疎94市町村で転入転出を上回る転入超過の集計も公表をしたところでございます。  現在、東京一極集中に陰り見える中、人口の分散の流れをどう呼び込むか鍵となっおります。  それでは、最初の質問をいたします。ある調査では、東京都内在住の会社員に対しまして地方や郊外への移住に興味があるかと調査をしたところ、回答者の約46%移住に興味があると回答いたしました。しかし、地方への興味があっても、64%仕事面、56.7%経済面の不安があると回答いたしおります。この数字につきましは、複数回答可で調査をしたものでございます。  移住での人口を求めるのであれば、仕事や経済面での不安解消について考慮すべきだと思います、所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) それでは、一般質問の回答に先立ちまし、一言お時間をいただきます。  料理研究家の中村成子さんにおかれましは、17日午前に町内の病院にて亡くなられました。中村先生は、ひたすら奥出雲を愛し、奥出雲の仁多米のブランド化、食と農を通じて奥出雲の価値を全国に広めいただきました。心から尊敬と感謝、そして御冥福をお祈りしたいと思います。  それでは、糸原議員のまず最初の質問についてお答えをしたいと思います。  移住に当たって仕事や経済面での不安解消についてでございます、本町のような中山間地域においては、都市部と比べ職種も限られ、給与面でも十分でないということは認識しおります。  こうした地理的な条件で厳しい状況にはあります、島根県、奥出雲のような地方は、やはり可処分所得、税や社会保険料を除いたものは少ないですけども、基礎支出、例えば食料、家賃、光熱費、そういったものや通勤時間など機会費用などを差し引くと首都圏よりは恵まれているというデータもございます。奥出雲の豊かな自然環境や人とつながり、子育てのバックアップ体制など、暮らしやすさといった点をさらに改善しいきまし、移住促進につなげいきたいと考えおります。  なお、新型コロナウイルス感染拡大により、テレワーク等による在宅勤務広く推奨され、首都圏を中心に、就労場所にとらわれない選択肢増えた就労者も少なくはありません。働き方の選択肢増える中、転職なき移住も増えていることも事実であり、テレワークや遠隔勤務といった取組についても、起業・創業支援施設みらいと奥出雲を中心に支援しまいります。  また、移住を検討されている方、移住後のフォローアップについても、まち・ひと・しごとセンターにおいて、きめ細やかに対応しまいります。 ○議長(藤原 充博君) 糸原議員。 ○議員(3番 糸原 文昭君) 移住をされる方に対しまして定着するまでの期間、行政しっかりと支援をやらなければならないと私は思っとります。それをしない限り移住については難しいと考えとります。  先ほど町長の答弁の中にございましたけども、今後コロナなくなったとき、収まったとき果たしてどうなのかと思っとります。コロナ禍で考え方も変わりまし、時間や場所を選ばないテレワークなどの柔軟な働き方可能となりました。そして移住も一つの選択となったわけです。コロナ心配なくなったとき、果たしてこのテレワークや在宅勤務どうなっいくかということは非常に危惧をしおります。そういったところも含め御検討いただきたいと思っとります。  次の質問に移らさせいただきます。最近、移住をテーマとしたテレビ番組は非常に多く取り上げられ、本町でも奥出雲町定住支援サイト「DEEP TOWN OKUIZUMO」で町の暮らし、住まい、仕事、子育て、お試し奥出雲など紹介をされとります。  17日には横田高校へ大阪府箕面市からの留学生についての掲載なされとりました。いろいろと幅広く工夫を凝らしたホームページとなってるところでございます。  しかし、全国のいろいろな自治体のホームページを閲覧をいたしますと、いろいろと地域の特徴を生かし移住対策に取り組んでおります、目を引くような発信少ないような気しとります。  今後、奥出雲町の魅力をどう発信をしいくのか、伺いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 移住対策の情報発信については現在、奥出雲定住支援サイト「DEEP TOWN OKUIZUMO」において、奥出雲に住む人たちと全国の奥出雲のファンをつなげるウェブマガジンとして、本町の移住制度、イベント、セミナー情報、さらに、移住後のリアルな生活の様子や体験談など、移住関心層の方興味を持っおられる内容を随時更新しているところです。また、魅力発信としては、3年前から奥出雲町公式インスタグラムにも取り組んでいるところでございます。  議員御指摘のとおり、奥出雲町に関心を持っいただけるよう、目を引くような、様々なメディアや情報誌を活用するとともに、テレビの取材等でありますとか、そういった部分のところもチャンスを逃さぬようアピールをし、観光も含め奥出雲のよさを伝え、さらなる町のアピールに取り組んでいきたいと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 糸原文昭議員。 ○議員(3番 糸原 文昭君) 私思いますのは、ホームページだけの移住の発信については限界があるような気しとります。何らかのきっかけとなる情報を発信をしなければ、奥出雲町の移住には到底難しいのではないかと思います。  例としては、島根県の県人会、それから東京仁多会、それから関西奥出雲会、日比谷しまね館、先ほど町長答弁をされました雑誌などの投稿については、既に行っおられるとは思います。  その中で特に雑誌につきましちょっとお話をさせいただきますと、週刊誌や雑誌、あるいは単行本についてです、最近は持ち運びのできるようなガイドブックも発売をされとります。雑誌の記事の掲載については、重要だと思っおります。待っていても人来ないようであれば、こちらから迎えに行くといった、そういった行動も必要ではないかと思います。  それでは、次の質問に移らせいただきます。奥出雲町への移住を進めるためには、行政や町民広報マンとして、移住を推進することも一つの手段と考えます。  奥出雲町への移住を推進するために、インターネットやSNSなどの情報の発信だけでなく、移住をどう捉え、移住の施策をどう推進しいくのか、お考えを伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 奥出雲町は、住民の皆様既に広報マンとなっ、様々な活動や情報発信を行っいただいおります。  現在、各地域の小さな拠点づくりの取組の中で、地域の特色を生かした活動展開をされおります。それらの活動の反響は大きく、まさにそのこと奥出雲の魅力発信、ひいては移住促進にもつながっていると考えおります。  先月9月には、八川地区においてグルメマラソン開催され、県内外から400名以上の参加があり、また亀嵩地区でも「砂の器記念展」玉峰山荘で開催され、期間中、多くの来場があったと伺っおります。  いずれも地域住民の皆様方の力の結集成功につながっおり、こうした特色を生かした活動展開されるということで、町内にとどまらず県内外からも注目され、たくさんの方に足を運んでいただけると考えおります。  こうした地域の魅力を地域の皆様自身発信いただくことによって、奥出雲の魅力より伝わり、奥出雲ファンとして関わりを持っくださる関係人口の拡大につながっています。  そして何より、この町に住んでいる奥出雲の暮らしに魅力を感じ、愛着を持つこと大切であり、そこから町外の方、この町に行っみたい、関わっみたい、移住したいといった行動変容につながっいくものと考えおります。  私自身も個人的にもSNS等の情報発信も、現在滞っおります、議員の御提案にもありますように、私自身も先頭に立っ情報発信に努めまいりたいと思いますし、今後も関係人口として、継続的に地域に関わっいただけるよう、情報発信や地域とつなぐ施策を推進し、移住者の増加につなげまいります。 ○議長(藤原 充博君) 糸原文昭議員。 ○議員(3番 糸原 文昭君) 移住には、先ほど答弁ございましたとおり情報の発信は非常に大切なことと思っとります。片方では、移住できるような環境も整えいくの施策の一つであろうかと思います。  あるニュースございまし、御紹介をさせいただきたいと思います。これは環境の整備についてのことなんですあるニュースの中では稲作はもうからないというようなこと載っとりました。その中で農業の新規参入者に対して行政から補助金は簡単に下りしまうんですけども、補助金でげたを履かせも成功率は上がっこないというようなこと、とりわけ農業は施設と機械があれば誰でも米作れるよというようなこと書いございました。移住で稲作をやりたいという方に設備とか機械をどう導入をしいくのかということこれからの施策。ですから環境を整えるということは、そういうところから、受ける側の立場から考えいただい、しっかりとその移住できるような、でき定着できるような政策を今後とも考えいただきたいと思っとります。  冒頭にも言いましたように、東京一極集中に陰り見える中、人口の流れをどう呼び込むか鍵となっとります。人口の減少対策として、手をこまねいている暇はないと思います。さらに、都市部に住みながら奥出雲町との関係を継続しいく関係人口を増やすことも一つの移住に関わる施策と考えます。  再質問させいただきます。関係人口についてどうお考えなのか、お聞きします。急な質問でございます、答弁できる限りで結構ですので、よろしくお願いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 関係人口についでございます。  関係人口、これまでいろいろな施策の中で関係人口という言葉、関係人口増やそうと、交流の人口増やそうという言葉まいります。これまでも様々な形で奥出雲町に関係を持っくださってる方おられます。もちろん出身者の方もおられますし、いろんな形で応援をしくださる方、またこちらに来られなくふるさと納税等で協力をいただいてる、これも私は関係しいただい、本当に応援しいただいてる方だと思います。こういった方、これから人口減少しいくという中で、やはりこれは歯止めをかけるということは政策としては一生懸命やっまいりますけれども、奥出雲をこのまま維持しいくにはやはり関係人口の皆様の力を借りいかなければ、これはこちらを増やしいかなければ実質的に20年後、30年後の奥出雲はないかと思っおります。  増やし方というのはいろいろあるかと思います、応援しくださる方は全て関係人口であるという思いを込め、関係人口増やすと、これは各課の、各担当課だけの話ではなく、うちの職員一体となっどうしたら増やしいけるかということも考えいかなければならないと思っおります。奥出雲のことを応援しくださったり、ネットで支えくださるだけでも、これもまた関係人口なのかなと、最近はそういう関わり方もあるんだなというのを痛感しおります。  答えにはならないかとは思います、そうしたものを今後増やし、そうした関係人口、応援しくださる人を増やしいく、こういう施策は本当に人口減少し、商業のなりわいもやっぱりなかなか難しくなっいく中では大切なことだと思っおります。頑張っいきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原文昭議員。 ○議員(3番 糸原 文昭君) 町長には急な質問を申し上げまし、心からおわびを申し上げたいと思っおります、先ほど答弁がありましたとおり町長の熱意を感じたところでございます。  奥出雲町の第2次総合計画の中には、関係人口の創出、拡大について6つのパターンを分け考えおられます。それぞれの特性に応じた取組も行うということでございます。関係人口につきましは、地域の担い手になる可能性を秘めおりますので、スピード感を持っ取り組む必要があると思いますので、その点検討をよろしくお願いをいたします。  それでは、2つ目の子育て対策の充実についてお伺いをいたします。  令和4年10月1日より男性の取得可能な出生時育児休業制度新設をされました。これによりまして、男性の育児に関わる機会も当然増えくることとなります。私のほうから質問させいただきます。  町長は所信表明の中で、国進める施策に併せ、保険料の全世帯無料化などで子育て世代の負担軽減に取り組むと表明をされました。  子育ての経費を削減、軽減することで、人口を増やしているところもあります。この例を紹介しながら質問をさせいただきます。  ある新聞記事では、千葉県流山市は、子育て世代に寄り添うまちづくりをスローガンに掲げ、全国790市でこの5年間の人口の増加率トップであると掲載をされおりました。  この流山市を調査をいたしますと、つくばエクスプレス2005年に開業したことを機に、子育て世代に寄り添うまちづくりと市のイメージアップを図りまし、あわせキャッチコピーとしてお母さんになるなら流山市と積極的にPR活動を行っています。流山市と奥出雲町と比較するのは、東京に近いなど立地も違えば、人口や人口密度、財政力も大きく違っおります。しかし、子育てはどの地域でも同じであって、差があってはならないと思います。  そこで質問をいたします。子育ての負担軽減をするために保育料の無償化は、他の市町村は既に行っているところもあります。保育料の無償化につきましては早急に行う必要があります。子育ての負担軽減は、子供を育てやすいまちづくりとして、人口減少対策へつながっいくものと言えます。このことについて、どうお考えか、お伺いをいたします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 御質問にお答えをいたします。  保育料の無償化につきましては、県内では飯南町をはじめ6町村で実施されています。奥出雲町につきましは、これまで町独自の施策として、第2子を半額、第3子以降を無償としきました、町内の出生数の減少は深刻な状況となっおり、より一層の経済的な負担軽減必要と考えおります。所信表明では、総力戦のまちづくり、目指す4つのまちづくりの一つに子育て環境の充実を上げ、保育料の全世帯無料化について述べました。子育て世代の負担軽減につきましは、喫緊の課題であり、早急に実施したいと考えおり、全世帯の保育料無料化につきましては、来年1月分からの実施に向け準備を進めまいりたいと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 糸原文昭議員。 ○議員(3番 糸原 文昭君) 先ほど町長のほうから、1月1日、1月分から、来年の1月から全世帯無料にするということを表明をいただきました。  先ほど町長も話ございましたとおり、平成17年の出生率100人を超えおりました。昨年の出生率40人と、危機的な数字でございます。お金ないから出産を諦めるような理由ではあってならないということで私も思っとりますので、この件については以上で終わらせいただきます。  2つ目でございます、令和3年3月から町立奥出雲病院では産婦人科診療のうち、分娩の取扱い休止となりました。令和3年6月に雲南市立病院との地域医療連携法人設立をされたところです。出生率も少なくなっおることから、今後も分娩につきましは雲南市立病院との連携行われいくものと考えとります。
     地元の病院での分娩や里帰り分娩できないということは、妊産婦の負担となります。そのため奥出雲町産前・産後サポート事業などの支援を行うその上に、もっと手厚い支援必要となると思います、いかお考えでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 産前・産後の支援につきましは、産前・産後サポート事業におきまして、妊娠届出時の保健師、栄養士による面談、妊娠中の保健師の家庭訪問を実施しおります。医療機関における妊婦健診につきましも、町では14回の受診券を発行し、受診可能となっおりますので、その際に困り事、不安なこと等の相談も可能とはなっおります、妊婦の皆様からは、妊娠期から気軽に行ける場所があればよいなど御意見も伺っおります。  出産後は、保健師の赤ちゃん全戸訪問に加え、初産婦さんについては1か月以内に助産師の訪問を行い、不安定になりやすい産前・産後の相談に対応し、安心し出産、子育てできるようサポートしおります。また、出産前後トラブルがあった産婦さんや新生児につきましは、分娩医療機関と連携を図り、セルフプランを作成し状態に応じたサポートを行っおります。  他市町への里帰り出産へも町から里帰り先の市町村に依頼し、乳児訪問を行っいただき、その結果を連絡しいただい管理し、切れ目のない支援を行っおります。  町立奥出雲病院分娩を取り扱わないことになった現在、雲南市立病院における出産約6割を占め、あとの4割松江市、出雲市の病院や医院となっおります。雲南市立病院においては、奥出雲町までの距離や受診時間などを配慮し、安全な出産への配慮を行っいただいていると聞いおります。また、昨年度から妊産婦健康診査交通費助成事業によって、一律3万円の交通費助成を行い、通院への経済的負担の軽減を図っているところです。出産されるクリニック、病院においては、マタニティー教室など定期的に開催され、妊娠中並びに出産に向けの不安の解消と安心・安全な出産に臨んでいただけるよう取り組んでいただいています。また、奥出雲病院においては、妊婦健診のほか、毎週水曜日に助産師外来はぐくみを開設し、産後の授乳相談や育児相談に応じ、産後のお母さんのサポートを行っているところです。  県内の自治体では、妊娠中から同じ環境の方々同士の関わりを増やすため、御夫婦で参加できる食と離乳食体験などの集いの場や産前・産後の不安や思い話せる場を開催されているとお聞きしおりますので、参考にしながら、今後は、助産師の確保も検討しまし、さらに支援体制を整え、子育て世代安心し子供を産み育ていけるよう、相談体制の充実を図っまいります。  また、こうした奥出雲町の充実されいく支援策子育て世代に周知しいくということも大事だと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 糸原文昭議員。 ○議員(3番 糸原 文昭君) 出生率も非常に少ないことから、相談回数を増やすなど伴走型のきめ細かい保健指導、相談の必要があると考えおります。  出産から退院まで、あるいは生まれまでの関係で雲南市立病院にかかるということでございます、こういったカルテ、雲南市立病院で受けられたカルテにつきましお伺いをしたいと思いますけども、奥出雲町病院あるいは奥出雲町の保健師にその情報というの共有をされているか。先ほど町長の答弁の中に、セルフプラン計画され、産後につきましはやってるということございました。そういった雲南市立病院の妊婦さん、それから生まれた子供の関係のカルテとか、そういった情報奥出雲病院の先ほど申しました保健師さんなり助産師さんのほうに伝わってるかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 石原健康福祉課長。 ○健康福祉課長(石原 和夫君) 御質問にお答えをいたします。  妊娠されましから、母子健康手帳のほうを交付をさせいただいおります。その際から妊婦さんとは関わりを持っ、保健師のほう行わせいただいおります。  また、町外の雲南病院並びにそれ以外のクリニックのほうで出産をされましも、各医療機関とは連携を常に取りながら、出産後のケアにつなげるために情報については連携のほうをさせいただいおります。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 糸原文昭議員。 ○議員(3番 糸原 文昭君) 分かりました。  正常分娩であれば非常に何もないということ多いんですけども、異常分娩の場合、例えば出産予定日よりかなり早い、未熟児生まれたとか、それから帝王切開のこととか、いろんなことカルテに載っおろうかと思います。そういった情報カルテを通してなのか、先生から看護師さん、助産師さんということであって正確な情報伝わってるということであればそれはそれで私はいいと思うんですけども、やっぱり常日頃から雲南市立病院の医師、ドクターと助産師さんとの連携を密にされないと奥出雲町の分娩なくなったということのフォローできてないのでは、できてないと思っおります。そういったところしっかりお願いをしたいと思います。  産後ケアにつきまし、その後の質問と重なりますので、次の質問に移らせいただきます。松江市では、市内2つの施設で、母親と乳児と共に受け入れ、産後間もない母親の夜間の軽減負担と育児不安の解消のために宿泊型の産後ケアを5月から開始をされとります。  本町でも、分娩なくなったとはいえ、奥出雲病院の中に、施設の中に施設や整備を利用しこのような取組できないものかと思っとります。その点どうでございましょうか、御質問いたします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 子育て世代包括支援センターを令和2年に開設したのと同時に、産後ケア事業を実施しきました。利用につきましは、年間延べ利用は件数2から3件と多くはありません、利用者からは子育ての相談できた、安心しゆっくり休め、育児ストレスの軽減になったなど好評を得おり、複数回利用された方もいらっしゃいます。  議員提案された宿泊型の産後ケアにつきましも、私も大事だと考えおります。母子しっかり休んでいただくということは、産後のこうしたケアには非常に大事だと思っおります。既に委託先である町立奥出雲病院とサービス体制などについて協議を始めおりまし、来年度の実施に向け検討しまいりたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原文昭議員。 ○議員(3番 糸原 文昭君) 町長のほうから来年度から奥出雲病院でもそういった産後ケアにつきまし、宿泊型のですね、産後ケアもやっいくということでございます、来年度といいましも3月まであるわけでございますので、こういった点、雲南市立病院との連携も併せながら、雲南市立病院でもできるようであれば一刻も早くやっいただきたいと考えおります。  次に、保育士の就労についてお伺いをいたします。  流山市では、保育就労奨励金制度がありまし、新規の正規保育士に対しまして、初年度のみ30万円の支給制度ございます。  同様に奥出雲町でも保育士確保奨励金ございまし、Iターンの方につきましては50万、Uターンの方につきましては25万円を支給制度ございます。  さらに、流山市は、正規保育士に対しまして給料の上に月額4万3,000円の補助、非正規の保育士につきましは2万円の補助があるようでございます。また、さらに月々の家賃も補助をしてるということでございます。一回きりの補助ではなく、長期にわたる支援を行い保育士の確保を行ってるところであるようです。  奥出雲町にも同様な補助できないか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 保育士に関する奨励金につきましは、議員御指摘のとおり、奥出雲では、保育士確保のため、Iターンの方には50万円、Uターンの方には25万円を支給する制度があります。町内の幼児園に勤務し、町内での居住を条件としおります。残念ながら、今年度は該当の保育士の採用はなかった、事業の利用はなかったということでございます。  現在、町内の保育所につきましは、国の制度を活用し、保育士等の処遇改善は行っおります。町内の保育士の給料等につきましは、委託先である仁多福祉会で規定されおり、他の職種とのバランス等もございますし、処遇改善は給与の面だけではないと推察もしおります。子育て対策の充実につきましは、先ほど申しましたように子育て世帯へのまず経済的負担の軽減を進めたいと考えおります。  処遇改善につきましは、またしっかり私のほうも中身を把握し、委託先の実態も把握したいと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 糸原文昭議員。 ○議員(3番 糸原 文昭君) 先ほど町長のほう答弁しいただきました、やはり保育士だけでなく、介護士、非常に不足をしているということでございます。また、町長の答弁のありました助産師につきましも不足をしてると。町にとっては欠かせない職種でございます。やはりIターン、Uターンだけではなく、定住を目的としたことであれば、一時金だけでなく、そういった給料の面の保障、あるいはそれできない場合では住宅等について保障をしいくと、補助をしいくというようなことも大切なことではないかと思っとります。  現在国会では、出産一時金の増額あるいは出産準備金のクーポンについて検討をされているところでございます。円安やウクライナでの戦争によりまして、ガソリン、食料品、様々なもの値段高騰しているところでございます。総合的に出産、子育てに対しまして奥出雲町としてもさらなる支援できるよう検討いただきたいと思っとります。  先ほど流山市の例を挙げました、人口の増加の高いのは、首都圏の周辺地に比べまし子育てしやすい環境、そして子育て支援きめ細やかなことであるということでございます。さらに、子育て世代に寄り添うまちづくり、市のイメージアップを図っおられ、あわせましキャッチコピーとしてお母さんになるなら流山市と積極的に周辺地域にPR活動行ってるようでございます。  最後に、私のほうから、移住するなら奥出雲町、暮らすなら奥出雲町、子育てをするなら奥出雲町と言っいただけるようなまちづくりを進めいただきまし、人口減少に歯止めをかける施策を早急に実施をお願いをしたいと思っとります。逆に、そこまでそういったとき迫っているのではないかと思っとります。  以上で私の一般質問を終わらせいただきます。   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。10時20分に再開いたします。            午前10時11分休憩   ───────────────────────────────            午前10時19分再開 ○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しおりますので、休憩前に引き続きまし一般質問を行います。  4番、内田裕紀議員。 ○議員(4番 内田 裕紀君) 4番、内田裕紀でございます。  初めに、先ほど冒頭で町長の挨拶にもありました、18日にお亡くなりになりました料理研究家、中村成子先生に対しまして一言申し述べます。  中村先生は、仁多米に縁があって、平成13年に阿井のふれあい交流館、命名され、一味同心塾の塾長として来町されました。事業成功する上で、天の時、地の利、人の縁と、必要だとよく言われます、まさに仁多米を愛し、また先生の縁を通して様々なメディアを活用され、食と農をテーマに全国に情報発信しいただき、仁多米の価値の向上とブランド化を一層推進しいただきました。改めてお礼を申し上げ、御冥福をお祈りいたします。ありがとうございました。  それでは、一般質問の機会をいただきましたので、この9月に奥出雲町の新町長に就任されました糸原町長の所信表明における3項目につきまし基本的な考えを一問一答方式で質問したいと思います。よろしくお願いいたします。  まず、1点目、教育環境の充実についてであります。  人口減少社会を見据えた教育方針を持っ、教育環境の充実に取り組むとのことであります、本町の出生数は、令和3年度40人、令和2年度56人、令和元年度50人、平成30年度56人、平成29年度62人であります。  先般、10月12日の島根県町村議会議員研修会でデータの利活用による地域の諸課題の解決というテーマで総務省統計局の統計利用推進研究官から有意義な講演を受けました、国勢調査によれば、2010年から2020年までの島根県の人口の増減は、全体で6.4%の減少。出雲市以外は全ての市町村減少していて、本町は1万4,456人から1万1,849人と、この10年間で18%も減少しています。  これは本町の男女の人口ピラミッド、ちょっと小さく、イメージだけで捉えください。青と赤で女性と男性、5歳刻みの、すごく子供たちは少ない、典型的な少子高齢化のピラミッドになる。  本題に入ります。このような状況の中で、仁多地域と横田地域において小学校再編協議進んでおります。特に三成と横田地域以外の地区の保護者や自治会の皆さんのほとんど、生徒数大幅に減少し、地元の小学校なくなることについてはやむを得ないと切実な思いで了承されおります。  以前に2つの地区の診療所なくなったときに、医療と学校なくなるとその地区は廃れると、厳しい意見を地元の方からいただいたことがあります。まして小さな拠点づくり各地区で進んでおります、その拠点となる小学校もなくなるのです。  だからこそ、この人口減少の実態を踏まえ、まず1点目、将来に向かっ夢のあるよりよい最適な教育環境の充実をどのように図るのか、基本的な考えを伺います。  なお、できれば、町長は理工系ですので、品質管理、すみません、人と、生徒と物を一緒に捉えはいけません、偏差値的な要素の面からばらつきをなくす4つの項目、つまりマン、マシン、マテリアル、メソッド、人、施設・設備、そして方針、教育方針ですね、観点から考えをお願いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 教育環境の充実については、小学校再編で目指す1学年20人程度の規模を確保するということで、学習活動や集団活動を通して、多様な考えに触れながら、子供子供たちの中で育つことのできる学習環境必要であると思っおります。  小学校については、現在お願いしおります再編統合校において、こうした環境を実現し、最適な学びの環境として施設・設備を整備したいと考えおります。その一つとして、ICT教育への対応、安心・安全な校舎を実現したいと考えています。  中学校については、当面、20人程度の規模は維持できる見込みです、しかし、中学校の特色の一つである部活動については、これまでも御指摘いただいているとおり、単独での部活動成立は難しい状況も想定されます。これについては、運動部、文化部ともに地域移行検討されおり、各種大会への複数校の生徒で構成するクラブチームでの参加も見込まれています。こうした動きも踏まえ、中学校の在り方については、将来的な検討も必要と考えおります。  教育方針については、小学校の再編統合後は、町内2中学校、2小学校となり、小・中の連携は、より強固な形で実施することできます。その中で、たたら学習でありますとか、農業遺産に関わる学習、また地域のこと、送り出しいただきました各地域のことでありますとか、そういった奥出雲の特色を生かした教育を、幼・小・中・高と言っおりました、これから専門学校との連携も視野に、より一層の教育魅力化を進めいくことと考えおります。  今後のよりよい教育環境を目指すため、奥出雲まちづくりの指針となっています総合計画や奥出雲町の目指す子供像、現在作成を進めています教育大綱など各種計画を目標に、学校、地域と協働しながら様々な取組をしまいります。  先ほどお話があったとこで、なかなか製品に例えるというのは非常に難しいことではあります、やはりしかし、必ず施設、環境、これはもちろん大事であります。これはしっかり整備をし、そして人のこと、品質というのもあります、私は、やはり学び、地域学習もです、やはり学力というのを、これもしっかりとつけやらなけりゃ、奥出雲の子にしっかりつけいかなければならない。そうしたとこも含め、やはり子供と、そして先生、そうしたお互いの関係の中でよりパフォーマンス発揮できるようなそうした環境整備をしいく。そして地域もそうした管理、地域もそうしてその教育に携わっ、やはり私たちも評価しいく、参加しいく、そうしたところ大事かと思っおります。  人的な環境、これにつきましは、県配置の教職員に加えまし、学びのサポーターでありますとか、特別支援員、その他必要な人的支援については、小・中問わず今後検討は必要だと考えおります。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田裕紀議員。 ○議員(4番 内田 裕紀君) ありがとうございます。  いろんな方面から言っいただきました、一つ、学力のこともおっしゃいました。先般公表された令和4年度全国学力・学習状況の調査の結果を見ますと、国語と理科と算数ですけれど、数学ですけれど、それぞれ県の平均点上回っいらっしゃる。これはやっぱりそれなりの指導のたまものじゃないかなと思うんですけども、ただ、町長もちょっと今、中学校について触れられました、いろいろの中で、人口減少という中で最適な教育環境を求める場合に、判断につきましは、この時間軸も含め判断すべきではないかなと。先ほどの出生率それを物語っているんじゃないかなと思われます。  2点目に、そういう考えの中で質問させいただきます、令和3年3月の文部科学省初等中等教育局教育課程によれば、2030年度、令和12年度ですからあと8年です、を見据え、ICTを最大限に活用した個別最適な学びと多様な個性を最大限に生かす協働的な学びの一体的な充実を図るとのことでございます。このことについてICTを活用する教員の育成や、また学校規模の適正化を図るとの観点から、小学校、中学校の在り方について伺います。  なお、先ほども言いましたけど、かみ砕い言えば現在の生徒数の減少状況から将来性と、そして後で確認します、財政状況も考慮し、今となっは1つの奥出雲小学校、奥出雲中学校でよいのではいうことも思います、いかがでしょうか、併せ質問いたします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) まず小学校の在り方につきましは、現在進めおります学校再編協議の中で、地域に根差した学習など様々な御意見を頂戴しているところであり、今後さらに議論を重ねまいります。  また、中学校につきましは、島根県においては複式学級といった制度なく、学校兼務による教員配置なされおり、さきに答弁しましたとおり、当面20人程度の規模は維持できる見込みです。  しかしながら、先ほど議員からも話ありました、やがては生徒数さらなる減少もあるということもう見えているということから、当面中学校は部活動の地域移行なども見据え、中学校の在り方については、小学校再編後に検討を進めたいと思っおります。  小学校1つ、中学校1つという部分のことございます、これは地域に対してもこれはまた大きな影響を与えくるというのもあります。町民の皆様のそういった御理解とか、またその時代やってくる中でどうしていくのかというのは本当に大きな課題になると思います。実際、私もちょっと教育の専門ではないです、やはり小学生となると、また移動時間、そしてまた体力どうなのかとか、そういった部分のところ、そして本当にふるさと、自分たちの住んでいるとことの地域との関わり性というのどうなっいくかというのも、小さな拠点を頑張っいただいてる中で、議員前の質問でもしいただきましたけど、私もまず2校ずつと、小学校2校というところでも、これも今これからの本当に地域との関わりをどうまた進めいったらいいのかというのは非常に課題と思っおりますので、そこら辺も加味しながら、私は現在進めている再編の仕方で行かせいただければと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 内田裕紀議員。 ○議員(4番 内田 裕紀君) 実は3番目の質問に多少先ほどのことについてはもう一回触れようと思いますので、今回次の質問に入らせいただきます。  2項目め、魅力ある地域資源を活用した産業振興についてでございます。  このことについて関連がありますので、私は、この3月の議会においても質問いたしましたふるさと納税の受入額の活用について改めて紹介、産業振興の具体的な施策として提案させいただきたいと思います。  このふるさと納税の制度は、15年経過しました。前年比1.2倍、件数も4,447万件と、昨年の1.3倍と、すごい伸び率続いおります。また分かりにくい図で申し訳ないです。もうすごい伸びがあっております。  全国の市町村のトップは、令和3年度は北海道の紋別市、153億円。令和2年度は2位でした。134億円でした。19億円もアップしてる。2位昨年度1位の宮崎県都城市で、146億円。10億円アップしも2位になりました。  島根県においては、令和3年度は1位浜田市で12億円。昨年度も12億円です。奥出雲町は3億9,000万。常に上位しおりまし、このたびの補正でも計上されました、令和4年度は4億円を超える見込みであります。  その30%の、なる返礼品、特産品の調達に係る費用も4億からすると1億2,000万を超えます。何度も言います、すごく大きな市場であると思います。また、これは約30%リピーターということ聞いおります。だから2万人としますと、6,000人関係人口に影響するのではと思っおります。  まず、1点目、このことの評価について伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 本町のふるさと納税の実績は、令和2年度1万4,592件、3億6,849万6,000円、令和3年度は1万7,026件、3億9,064万9,000円となっおります。令和3年度の納税件数は島根県では3位、全国では508位で、納税金額は島根県では4位、全国では499位となっおり、全国では上位30%以内に入っおります。また、今定例会で提案させいただきました補正予算でも寄附金額の増額をお願いしたところでございます。  寄附者にとって、仁多米、奥出雲和牛、シイタケ、清酒など魅力的な返礼品を数多く品ぞろえしていることと、イベント参加や様々な媒体を使ったPRなどの取組成果につながってると考えてるところでございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田裕紀議員。 ○議員(4番 内田 裕紀君) 2点目に入ります。返礼品につきましは、ウニやイクラの海産物の強みを持つ北海道、牛肉や豚肉に強みを持つ九州、この自治体常に上位にランクされています。  そのような中、先般、10月の鹿児島全共におきまして島根県常連の宮崎や鹿児島に肉質において割っ入っ、上位入賞を果たしました。このことは今後のしまね和牛、ひいては奥出雲和牛のブランド化のイメージ向上につながると思います。  そして循環型農業を実践する本町の仁多米、菌床シイタケ雲太等と併せ奥出雲ブランド化を推進し、さらなる魅力ある返礼品としての産業振興を図れるものと思います。  そこで次に、返礼品となる特産品の開発、供給体制、特産品の量です、の強化と、併せ担当部署の体制強化の必要性について伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 現在、2022版のふるさと応援寄附の特産品カタログに掲載しているのは139品目でございます。仁多米、奥出雲和牛、キノコ、しょうゆ、お酒、お菓子、水などの食料品、飲食品のほか、包丁、アウトドア製品、町内の企業開発した新素材を活用した製品、町内温泉等の宿泊券など多岐にわたる品目をそろえおります。また、逐次、新しい品目、限定品などをふるさと納税サイトに追加し、寄附者の目に留まるように努めおります。  返礼品については、既存の商品ほとんどであり、ふるさと納税のためだけに開発した特産品はありません、異なる事業者の商品をコラボレーションさせた品目ございます。例えば現在も仁多米と雲太シイタケのコラボ商品なども検討しおり、近日中に返礼品の品目に追加しまいります。今後もそういった組合せ、コーディネート等の方法も検討しまし、そういうことで新商品という形の開発を進めいきたいと考えおります。  また、ふるさと納税の返礼品に特化した新たな特産品を開発というのは、事業者、また町にしもコスト的にもなかなか見合わなくなっくるということもございまし、今後も一般の商品として開発されたものを採用しまいるという考えでございます。大きな市場でございますので、これも議員御指摘のとおり大きな市場でございます。こういったのをやっいきたいと思っおります。  供給体制の強化でございます。納入業者に対して、年間の返礼品の申込みの傾向を、これも共有しおります。また、計画的な在庫管理、これもお願いし、またどのような返礼品寄附者にとって魅力があるかといった部分も勉強会等の開催を検討、また新たな返礼品を掘り起こし、さらに返礼品の充実に努めまいりたいと思います。  職員のほうは、やはりかなり負担があると聞いおります。実際のところそういったものの管理でありますとか、そういったところは非常に大変かなというところは認識しおります。こういったところ本当にそういった負担過度に生じないように方法、どうしたらいいかなというのは検討しいきたいと思っおります。以上でございます。
    ○議長(藤原 充博君) 内田裕紀議員。 ○議員(4番 内田 裕紀君) 分かりました。  じゃ、続い、3点目、先ほど町長の答弁ありました、新たな特産品、組合せも含めです、の開発や菌床シイタケ雲太等の品質管理の向上対策や研究開発の取組に対しまして、町長おっしゃってる産官学連携の可能性について検討できないか伺います。  このことは非常に僕は大切なことだと思います。それをふるさと納税に限っ言うわけではありません、やはり有利な補助事業等を活用する際、あるいはコロナによって冷え込んだ地元の企業のさらなる活性化、そして特に第三セクター等の経営改善に必ずつながるものだと思っおります。御答弁お願いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 議員から、特産品開発を産官学連携で取り組んではどうかという御提案でございます。現在、例えば島根大学とは包括的連携協定を締結し、大学から提案を言っいただいた、ジゲおこしプロジェクトの提案をいただい、世界農業遺産の推進プロジェクトというのを取り組んでおります。島根大学は他の市町村とも様々な分野で連携した取組をされていますので、そういった事例も参考にしながら今後検討しいきたいと思っおります。  私も産学官連携は自ら本当に担当として取り組んで、企業訪問とか、研究室訪問しきた人間であります。実際奥出雲のように、なかなか研究開発母体、研究開発者を持たない企業さんとか事業者さんというのには、こういった学の力も借り、また新たな競争資金なんかもチャレンジをしいただいというのは非常に有効かなということで、私自身も取り組んでまいりました。  また、学校入っくるといいなと思うのは、そうしたとこのこうした地域をこうしいくんだということとか、商品開発みたいなことにやっぱり学生も入っくれる、若い学生入っ一緒に考えくれる。これもまた違った意味で大きな効果があると思っおります。  また、今後、松江高専でありますとか、島根県立大学でありますとか、そういった学校とも、もちろん地元の専門学校もございます、そういったとこと産学官連携という形で何とかコーディネートできないかということも考えおりますし、そうしたい、そうしいかなきゃならないと思っおります。その中でも、特産品開発部門につきましも取組できないか、こういったのを検討しまいりたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 内田裕紀議員。 ○議員(4番 内田 裕紀君) よろしくお願いいたします。このふるさと納税、4億の市場です。これを4億のままで終わらすんじゃなく、私はやっぱり浜田12億で、浜田市。せいぜい12億は僕はオーバーしたいなと、しいただきたいなと。逆に、そういう目標を持っ取り組むとなると、体制的にもそれなりの体制必要ですし、もしかすると第三セクターを利用し委託しでもこれを実施し実現するような形を考えいただけたらと思います。これは今後のことですので、どうぞ検討よろしくお願いいたします。  3項目めに入ります。最後に、この9月の定例会は、令和3年度の決算認定も兼ねおる。本町の公表すべき財政健全化指標のうち将来負担比率は昨年度よりも20%、20.5%改善しました、臨時財政対策債を除いた地方債残高は146億8,000万。  また、病院事業会計や水道事業会計等の特別会計における地方債残高は126億円、第三セクター等の債務負担行為の限度額の状況は36億4,000万円です。  このことに影響のある本町の職員の人件費、よくラスパイレス指数と言います、91.9%と、県内で最低でございます。当然、前にも質問させいただいたんです、第三セクターの人件費もこれに併せ、コロナ禍でもありますので、経営不振の状況でもあって、同等の状況であります。  まず、1点目、このことをどのように捉えおられるのか伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) まず議員の御質問にもありますように、一般会計における令和3年度末の地方債残高は臨時財政対策債を除くと約146億8,000万と、平成29年度末残高と比べますと30億円の減となっおります。これは、財政健全化対策として実施しきた起債繰上償還と新たに発行する起債の抑制によるものでございます。これにより、後年度において財源確保でき、また将来負担比率も毎年改善をし、平成29年度決算時と比べますと46.8%減少したところでございます。また、債務負担行為の限度額は平成29年度末は約61億4,000万でありました、令和3年度末では約36億4,000万まで減少させおります。このうち、債務保証または損失補償に係るものにつきましも、土地開発公社分については毎年度計画的に解消を図っているところでございます。  これらの結果は、これまで財政健全化に向けた不断の努力を積み重ねた結果だとは考えおります、県内の他の市町村と財政健全化指標を比較しますと、本町の実質公債費比率は県内第1位でありますし、将来負担比率も県内第2位と、依然として高い位置にありますので、次世代への負担軽減できるよう、大規模事業のコスト縮減も図りながら今後も引き続き財政健全化に取り組んでいかなければならないと思っています。  そして先ほど議員からラスの話をいただきました。私も県下の中で奥出雲町の職員さんは低いラスの中でやっいただいてるというのは十分認識しおります。これはもう少し私もちょっと検証しみないといけませんけれども、やはり合併時の調整等で職員給与を引き下げる方針もあったのかなと思っおります。そうしたのまだ合併時おられた職員等の給与もかなり低い状況にあるのかなというところも見据え、そういったとこも見ながら、若年層なんか特にそういった差ないのかというのちょっと今検討してるとこなんですけども、そこら辺の全体の状況等を見、と言いながらラス低いからといっも一生懸命やっいただいてる。私まだ1か月たっおりませんけども、今見る中では職員には感謝をしているところでございます。  こうした状況も私もしっかり調査もしまし、今後また、ちょっとそれを給与だけのことでやるというのはなかなか、また財源伴うということ、急遽の財源を伴うということもありますので、そういった職員のほかの環境のほうで不具合ないかというのも見ながら総合的に考えいきたい、時間もかかるかと思います、と思っおります。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田裕紀議員。 ○議員(4番 内田 裕紀君) すみません。ちょっと難しい質問をさせいただきました。  ただ、いずれにしも投資事業を行う際にやっぱり町長の方針だと思うんです。少しぐらいいい、言い方悪いかもしれませんけれども、産業振興図るんだと、もっと投資事業実施するんだと。もちろん実質公債費比率影響するかもしれません、そうするとやっぱり活性化に跳ね返っくるものかなりあろうかと思います。どうぞそういったことも含め御検討お願いします。  2点目に、同じようなことを聞くようでございます、町長おっしゃっます、今後は既存事業、各種補助金等の見直しについとおっしゃっます。当然費用対効果見られるもんであって、それに伴うアクションプランの実施等は考えいらっしゃると思います、そこの辺について伺います。 ○議長(藤原 充博君) いいですか。  糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 今後の財政運営も踏まえで回答します。  インフラ整備でありますとか、小学校建設及びこれに附帯するハード・ソフト事業、こういったものも財政負担としては大きいと認識をしおります。また、耐震基準を満たさない施設の対応などもこれから取り組まなければならない課題もたくさんあるという状況であります。そうした中で、こうした投資事業でありますとか、維持補修でありますとか、こういった……。 ○議長(藤原 充博君) 町長、ちょっとすみません。今3番目のあれになっます。2番目の分で既存事業とか各補助金の見直しというやつを今やっています。 ○町長(糸原 保君) すみません。じゃ、訂正させもらっ。すみません。ちょっと。  既存事業や各種補助金の見直しについて、すみません、もう一度。道路整備等の生活インフラの整備につきましでございます。町民の要望の声も多くあり、私もやはり緊急性とか費用対効果を勘案し、必要なものについては、これまで同様、計画的に実施しいきたいと考えおります。本当に忙しいものというのは私も認識しおりますので、そうしたところでまず急いでやりたいと思っおります。  また、各種補助金につきましはですけども、一般財源のうち、補助費等占める割合と令和3年度決算において23.8%ということで、公債費の28.6%に次いで高くなっていると。この部分を見直すことによって、一般財源の確保は検討しなくはならない課題と考えます、見直しとなりますとまた補助金の対象となる団体でございますとか、個人等、また補助対象となる内容もちょっと様々であるということもあります。一定の基準で削減するということはなかなか難しいと考えおります。とはいえやるべき事業も、私もちょっと約束しきた、例えば無償化の問題でありますとか、そういったほかのことも、保育料の無償化でありますとか、子育て等の事業等もやっいく中で、やはり予算の集中というのも必要であると考えおります。来年度の当初予算の編成の中で、内容とか費用対効果などによって判断しいきたいと思います。ちょっと間違えまし、申し訳ございませんでした。 ○議長(藤原 充博君) 内田裕紀議員。 ○議員(4番 内田 裕紀君) 町長おっしゃるように、一定の基準で削減するというのはなかなか難しいと思います。  ただ、来年度の当初予算といいましもあと2か月余りしかございませんので、どういった形で費用対効果されるのか、職員の方大変でしょうけども、ひとつ有意義な形でよろしくお願いいたします。あくまでも限られた財源と。  3点目に入ります。最後に、インフラ整備も含めまし、新たな小学校建設や旧耐震施設等の公共施設管理計画、また産業振興等の投資事業の将来負担を見据えた効果的な運営の基本的な考えについて伺います、なお、現在の財政状況を考慮し、例えば具体的に、あくまでも私の私案です、老人介護保健施設の建て替えの検討をいつまでにどうするのか。例えば高田小学校や八川小学校跡地利用どうするのか。エレベーターやスプリンクラーをつけまし、福祉施設として活用できないのか。  また、仁多地域の統合小学校、進んでおります、仮校舎として統合全体を亀嵩小学校の活用も検討できないのか。亀嵩小学校は、実はグラウンド200メートルトラックがあり、校舎に並列し第2グラウンドございます。そして屋内運動場他の屋内運動場の1.6倍の800平米。また、その隣には25メートルのプールもあります。当面は統合小学校の仮校舎としても活用できるんではないかと考えおります。これあくまでも私の私案でございます、そういったことも含めまし効率的な運営の基本的な考え方についてお聞きします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) インフラ整備、小学校建設及びこれに附帯するハード・ソフト事業の財政負担は、これは町としては非常に大きいものと認識しおります。また、耐震基準を満たさない施設の対応などもこれから取り組まなければならない課題であります。これらの投資事業や維持補修の実施につきましは、中期財政計画、実施計画等で管理をしまいりますけれども、学校建設など大規模な投資事業を実施する際は、他の、私はコストの縮減というのは、これはもちろんでございますし、その事業自体のコスト縮減はもちろんでございますし、他の投資事業の進捗を遅らせいくことも、これもやむを得ないかなと考えおります。  例えば老人介護施設の話でございます。これも私も、ちょっと中は見せいただいおりませんけれども、外見とか、皆様の話を聞く中で、これ非常に何とかしなきゃいけない状況だというのはもう十分認識しおります。それをどうしたらいいのかというのもこれまでもいろいろ在り方の検討等もされおられるようであります、これも委託先との話もございますので、そういったとこも詰めながら早急に方針を出しいかなきゃいけない。規模もあります。将来的な規模をどうして決めいくのかということも含め早く解決したいというところは私も就任当初から心の中では思っおります、いま少し回答できる状況にないの実態でございます。  また、学校の仮設校舎の話です。これも私もこうやっ町内を歩く中で、そういった案もお聞きしおります。実際の移動のコストの話も含めいろいろ検討し、今このような形で提案があったとは聞いおりますけれども、しかし、やはりそういった既存の施設を活用することでコスト下げれるということであれば、それやっぱり地域の方受け入れいただく、町民の方、いや、それはいいよということがあれば、そこは真摯に受けいく、意見を傾けいく。私もこうやっ新たに町長にならせもらったからには、そこの点も含め見させいただきたいと思っおります。  なかなかはっきりこうしますと今言えなく申し訳ございません、そういった視点も持っコスト縮減という視点でやっいきたい。これは町政全体そういった財政というのは見据えいかなきゃいけないということで、必要な事業、必要な投資をしいく、産業の振興等にも十分やっいかなきゃいけない、ほかの事業もありますので、そういったとこも含め考えいきたいと思います。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 内田裕紀議員。 ○議員(4番 内田 裕紀君) ありがとうございました。なかなか大変なことであります。  ただ、やはり大切なのは、いつまでにということと、それから今、いわゆる時間軸を含めたやっぱり評価を常にしいただけたらと思っおります。何度も言うようです、財政は大変ですけれども、やっぱりみんなでやろうという姿勢を町長出されれば、ある意味では僕は産業振興優先しもいいんじゃないかな、併せ思います。これは答弁要りません、町長、ひとつよろしくお願いいたします。  以上で一般質問終わります。ありがとうございました。   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。11時15分に再開いたします。            午前11時07分休憩   ───────────────────────────────            午前11時13分再開 ○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しおりますので、休憩前に引き続きまし一般質問を行います。  12番、内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 12番、内田精彦でございます。一般質問をさせいただきます。  まずは今回の奥出雲町の町長選挙におきまして無投票当選されました糸原保町長、お祝いを申し上げます。  無投票当選でございますので、奥出雲町の全町民糸原保町長に期待をし、支持しの結果でございます。9月28日の令和4年度第3回奥出雲町議会定例会の所信表明でもお話しされました、その責任の重大さを痛感し、決意を持っ、決意を新たにしたいと表明ございました。向こう4年間の任期中にこの言葉を忘れずに邁進しいただきたいと思っおります。  さて、所信表明では、数多くの直面する課題、そしてさらに深刻になっいく課題に対しては、行政だけでは到底対処しいくことはできず、町民の全ての皆さんと協働し、総力戦で向かっいかなくはならないと表明されました。  また、町長は、選挙において、総力戦のまちづくりとして、4つのまちづくりを掲げ、訴えこられました。そしてその実現のためには自分自身常に現場感覚を持っ、職員と共に町民に寄り添い、また町民と一緒になっ地域資源を最大限活用し、少ない財源に魂を込め、使命感、情熱、全集中の政治姿勢を持っ町政運営に邁進する所存であるとも表明されおります。  そして施策について町民の皆様総力戦のまちづくりとして、よし、一緒にやろうと真に思っいただく施策や事業をやりたいと申され、そのためには、議会と町行政はいつも車の両輪と例えられます、未来に向け、町民を乗せ一緒になっ、意見や知恵を出し合い進んでいきたいと考えているとも申されおります。これまでもいろんなとこでいろんなお話を聞きます、議会と町行政はいつも車の両輪という言葉はどこでも聞く言葉でございます、その後に未来に向け、町民を乗せ一緒になっ、意見や知恵を出しいきたいということでございますので、町民の幸せを乗せ一緒に行っいただきたいというふうに思っおりますので、どうかよろしくお願いいたします。  そこで私の質問に入ります、町長への手紙、提言箱について質問したいと思います、その前に、少し古いもので申し訳ございません、以前の町長への手紙についての質問をいたします。  当時の同僚議員の一般質問であったと記憶しおります、町民の皆様から御意見、御提案を募る考えについて質問され、町長への手紙制度登場したものと思っおります。これは平成22年9月から始められたと思っとります、現在はこの制度はどのようになっているのか、まずお答えをお願いします。 ○議長(藤原 充博君) いいですか。  糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 町長への手紙は、平成22年広報10月号に当時の井上町長、町民の皆様の生の声をできるだけ多く聴く機会を設けたいということで、また、町長個人に対する御意見をお聞きしたいとの考えから掲載されたもののようでございます。  その後、4回広報に掲載しおるということです。  お手紙を頂戴した件数については31通となっおり、町長により町政運営の参考にされたというふうに考えおります。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 次、成果について伺いたいと思っおります。  今、町長、お話し、答弁しいただきました、これ平成23年5月の広報でございます。私もちょっとこれ取っおりますので、これずっとこの間調べまいりました。これのところに、見られたかどうか分かりません、町長への手紙、町政に関する御意見、御提案をお寄せください、こういう封筒もつけ、裏のほうへ文章をつけ、この封筒に入れ出すというふうなものおります。これ今言われたときに出おったと思います。  私調べたとこでは、平成22年度には8件の御意見があったというふうなことこの広報にも載っおります。広報ナンバー74に記載されおるわけでございます、手紙制度の成果について、ちょっと昔のことでございますので、申し訳ないです、成果について、どのような成果があったのか、お答えを願いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 私もちょっと調べいただいお答えします。  頂戴したお手紙の内容は、提案だけにとどまらず、県外の方からの奥出雲町の感想などもお寄せいただいたということでございます。  一例を挙げますと、現在、ジョーホーの11チャンネルで放送しおります歌詞つきの町歌は、この御提案により実現したものだということです。また、奥出雲町に旅行にお見えになった方から、自然豊かで、人情に厚く、のどかな町などの感想もお寄せいただいたということでございます。  個人的な御相談もあるようでし、全ての提案を御紹介できかねます、事業的に、また規制等の制約から困難なものもございます、町政を行っいく上での参考とさせいただいおり、成果としては表れていると思っています。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 次に、町長への手紙、提言箱についてちょっと質問させいただきたいと思います。  これまでいろいろお話ししいただきました、私、現在はこれないと思っおります。広報にも載っおりませんので、その場限りのものだったというふうに解釈しおります、提案でございますけども、町民の皆様の御意見、御提案を町政に反映させるために、町長への手紙、あるいは提案箱などにより町民の皆様からの貴重なアイデアや提案を募る考えないのか。要するに町長への手紙、提言箱について、そういうものをつくる考えないのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 私も選挙の際にお話ししきたことは、今後の奥出雲町つくっいくには、役場の職員とかだけじゃなく、町民の皆さんもはじめ企業・団体の皆様、また奥出雲町を応援しくださる皆様と一緒になっ、総力戦で課題に立ち向かっいくというお話をさせいただいおります。  したがって、町民の皆様から広く御意見を頂戴したいと、これは真に思っているところでございます。  具体には、町の総合計画であったり総合戦略の見直しをするとお話をさせいただいとります、そのときには、それの際も皆様からの御提言でありますとか、ホームページを活用した御提言でありますとか、またタウンミーティングでありますとか、小さな拠点づくりのメンバーの方々とか、そういったところと意見交換をさせもらうとか、そういったとこで、もう手紙とかそういった部分、様々な方法があろうかと思います。できるだけ意見をいただきたいと思っおります。当然手紙というもののよさもございますけども、どうしても一方通行になっしまう部分もございますので、できれば私もしくは職員も直接お会いする機会を持ちながら、町民の皆様の声や御提言に耳を傾けさせいただきたいというか、生の声を本当は聞きたいなというふうに思っているところです。御意見のほうも参考にさせいただきます。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 町長、これまで県の職員さんでございました。ここに「フォトしまね」というのございます。ここを見ますと、毎月これ出る、これは春、この間の分ですので、春、夏、秋、冬ですかね、4回出るとは思います、いつもは出おらないと思いますけども、ここにちゃんと、ちょうど今と同じようなことで知事への提案箱、こういう欄というか、書いてありまし、これには知事への提案箱として、県の広報誌「フォトしまね」に県民の皆様へアイデアや御提案をファクス、あるいはeメール、郵送にてお寄せいただくよう記述しございます。  ぜひとも町民からの貴重なアイデア、貴重な御提案の制度を設け、町民の意見を取り入れた、奥出雲町のため、そして町民の幸せのための政策をしいただきたいと思います。ぜひとも実現を願うものでございます。町民の皆様からのアイデア、提案、要望については私ども議員もいろいろ聞くわけでございます。そして一般質問等で提案をいたします、なかなか実現に至らないの現実で、実情でございます。直接町民からのアイデア、提案、要望などを聞き、町政に反映すること重要だと私は考えおります。その辺のことでもう一度答弁いただけますか。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 意見等ですね。先ほどちょっと「フォトしまね」の例もいただきました。実際そういう書き方もございましたし、町長への手紙という形で袋とじの形の印刷をしたものも、それもやっおりました。私も直接それでそういった意見出たものに対して、こういうの意見出てるぞということで、担当課におりましたときも実際にそれに対して当時知事どう思ってるのかという話も含め考え回答しまいりました。  確かにいただいたものでも実現できないこともございます。いろんな意見がありまし、確かに私自身もすぐできないもの、しかし、やらなきゃいけないものと、これはまた町民の皆様からいただくということ。  しかし、大事なとこは、そこもできないとか、いついつまでやるとかいうところをやっぱりきちんと回答しいくということも大事かと思っています。これまた行政を担う者の責任かなと思っおります。そういった形で、やはりいただいた意見というのは極力、個人的なちょっと公表できないものは別として、そういった意見については丁寧に回答したり、また皆様にもきちっと分かっいただけるように、こういう回答しましたということ分かっいただけるようにしいくの大事かなということで、そういった意見をしっかり受け止めいく、また返しいくということをしたいと思っています。もちろん全て書き物じゃなく答える場合もあろう、これは直接対話のこともあろうかと思います、極力そういったものも丁寧に説明しいく。  また、私も、これはまた皆様からも質問もあろうかと思いますけども、やはり職員直接住民の方からお話をいただいたことに対して、なかなか上まで話通ってないということもあります。そういったとこも改善しながら、私も職場で例えば町民の方こんな話がありましたというのは極力報告しいただくようにということは申しますし、これからもその姿勢で、ある意味そういった面での風通しのよい職場をつくっいきたいと思っおります。  議会の皆様からも御意見をいただきますし、そういったものに対してもちゃんと返しいけるようにというふうに思っおりますので、これからまたよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) よろしくお願いしたいと思います。  ちょっと一般質問等で提案しもなかなか実現しないというふうなお話ししたんです、ちょっと誠に言いにくいことなんです、一つの例を言いますと、私ども住民の皆さんからいろいろ要望受け、こういうことしもらえんだろうかというふうな要望があるわけでございます。それを言っもなかなかしいただけないの実情でございます。いろいろございます、一つ例を挙げますと、もうちょっと前なんです、奥出雲交通のバスございます。バスの車体の色合併前からずっと一緒な色で来おりまし、その色を何とか、いろいろ老人さんから見れば分かりにくいので、田んぼの色と同じ、稲の色と同じような色でございますので、分からないので、車体の色変えもらえんだろうかという要望直接ありました。そのことでまた質問いたしましたんですけども、なかなかいい返事いただけないいうことでございました、ほかの同僚議員さんも同じようなこと言っおられました。  あるときに奥出雲交通のバス新車入ったときに、デザイン変わっおったんですね。どうしたんですか言ったら、いや、いろいろあって変えたということでした、その私に要望された方、町長に直接言ったんだと、そのこと。私に要望した後で。どのぐらい後か分かりません、それでどうもやっもらったというふうなこと後で聞きまし、ああ、そうでしたか。それは実現できたからよかったですねとは言ったんです、そういうこともありますので、やっぱり直接町長に提案箱とか提言箱とかいうことでもいいですので、直接やっぱり聞いいただきたいという意味からこういうもの発言しとりますので、その辺のことも含めまたお考えをよろしくお願いしたいというふうに思っおります。  じゃ、次、行きます、道路の管理について伺います。  町道、農道、林道の管理でございます、いろいろ道路があります、初めに、町維持管理する町道、農道、林道の延長についてお答えをください。 ○議長(藤原 充博君) いいですか。  松原建設課長。 ○建設課長(松原 三美君) 御質問にお答えいたします。
     まず、町道につきましは、860路線、総延長は548キロでございます。  次に、農林道につきましは建設課管理しているものの路線ということで御理解をいただきたいと思います。  農道109路線、総延長77キロでございます。  林道のほう9路線、総延長は24キロとなっおります。以上でございます。(「20幾つ」と呼ぶ者あり)24キロ。あくまでも建設課管理分でございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 今、町道、農道、林道、数量答弁いただきました、この前にも私ちょっとこの質問いたしまし、平成25年6月議会で質問いたしました。そのときには町道538キロ、農道75キロ、林道45キロというふうな数字だったと思います。若干今違っおる数字ございましたけども、また確認をいただきたいと。別に今これどけこげありませんので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、昨年の暮れから、除雪の関係に入ります。暮れから今年の春までの雪降ったための除雪しおられます、除雪におけるガードレール、路肩、歩道ブロックその他損傷しおると思います。その被害箇所と概算被害額分かれば教えいただきたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 松原建設課長。 ○建設課長(松原 三美君) 御質問にお答えをいたします。  道路の除雪作業につきましは、安全で円滑な冬期交通の確保を図り、大規模な通行止め生じないよう、また、一定程度の旅行速度保たれるように行われるものでございます。  通常何もないとこで行う作業とは違いまし、早朝の暗く降雪により視界の悪い中での作業でございます。また、オペレーターのほうでは少しでも道路幅を確保しようと思いまし拡幅の除雪を行っおります。その際、まれに道路構造物を破損する場合ございます。道路管理者において、通行に支障があると判断いたしました場合には、都度、直営修繕も含めまし、緊急の修繕を行っおります。したがいまし、正確な箇所数や被害額の把握はできていないの現状でございます。  なお、参考数値となります、毎年年度末において除雪作業の受託業者のほうから年度内において作業した作業エリア内、こちらでの道路構造物などの破損状況について報告をしいただいとります。  本年3月末での報告件数をお知らせいたします。町道で37か所、農道で7か所、合わせ44か所の報告を受けおります。  なお、林道につきましは破損報告はございませんでした。  そちらの被害額でございます、報告箇所の修繕といたしまし町道で約250万円、農道で約30万円、合わせまし約280万円となったとこでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 報告いただきまし、なかなか難しいとは思います、これまで今年、令和4年度、現在までの復旧済み、発注済みも含めまし、どのぐらいあるのか分かればお答え願いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 松原建設課長。 ○建設課長(松原 三美君) 御質問にお答えいたします。  先ほど報告いたしました箇所、全て修繕完了いたしおります。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 全て完了しおるということでございますので、私は残っおるかと思っ、残りの箇所も含めの年度内完了の見通しについて伺うつもりで伺いました、発注済み、完了済みということでございますので、それはこれで置きます。  全部除雪で損傷出たというの把握いうのはなかなか難しいとは思います、私はちょうど横田に住んどりまし、昨日もちょっと野呂山のグラウンドゴルフ場イノシシで被害を受けたというふうな話を聞きまし、急遽上がっみましたです、あそこ上がる、町道野呂山線ですかね、あれ、野呂山線につきましは、課長、知っおられるかどうか分かりません、除雪のためにガードレール大変な損傷しおる箇所何か所ございます。これは昨年度じゃなく、もう四、五年なりますかね、なっおりますので、いつもこういうとこ直しいただきたいというふうな要望はしおります、なかなか直っおらん。お金かかりますのではございます、野呂山につきましはグラウンドゴルフ場ございますので、町内の方もお見えになります、町外の方もお見えになります。町外の皆さん来られた方毎年来もやっぱり同じようなことになっとるなというふうなことは誠にちょっと残念に思うわけでございますので、その辺のことにつきまし特に気をつけ、どういいますかね、復旧いいますか、そういうことをやっいただきたいいうふうなことをちょっとここの場で述べさせいただいおきます。  次に行きます。道路の通行止めについてちょっと伺います。  町民に対しての道路の通行止めのお知らせは、どのようにされているのか。近年は、おろち湖周辺のイベント、自転車レース等だけジョーホーテレビの文字放送と有線放送のお知らせで町民に周知されおると思います、他の通行止めについて、道路工事も含め、放送なんかで町民に連絡いいますか、周知徹底することはしなくもいいのかどうか、町の考えを伺います。 ○議長(藤原 充博君) 松原建設課長。 ○建設課長(松原 三美君) 御質問にお答えをいたします。  通行止めの情報につきましは、緊急の通行止めを除きまし、町のホームページ、防災情報サイト、くらしの安全、こちらのほうに掲載をいたしおります。  また、緊急の通行止めを含めまし、工事などにより通行止めを行う場合はございます。その際には、関係いたします自治会長様を通じまして、自治会の皆様に周知をいただいているとこでございます。  なお、2車線以上の道路や緊急輸送道路の指定区域、こちらのほうにおいて、緊急事態により全面通行止めをする必要があった場合、こちらは道路管理者の判断によりまして有線放送などにより周知をすることといたしおります。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) これ参考まででございます、以前は、今、課長申されました、そういうことにつきましも文字放送等で通行止め、図面いいますか、図面入りの、地図入りの通行止めの文字放送おったというふうに思っおりますので、それ最近はないので、どうしてかなというふうなことから今質問させいただいたとこでございますホームページいうにも載っおりますので、承知しおります。  それじゃあ、次に行きます、この道路の通行止めについて、一般的には行政通行止めされやるわけでございます、私用でどうしても通行止めをさせもらわなくはいけないということがあると思います。そのときにはどのように知ればいいのかというの1つと、これまでそういうことで私用での通行止めされた件数とか事案、どういうことで通行止めされたのか、あるいは無断で通行止めされおるのか、そういうことについて分かればお答え願いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 松原建設課長。 ○建設課長(松原 三美君) 御質問にお答えをいたします。  まず、後段の質問のほうからお答えをしたいと思います。  無断での通行止めの件数と事案ということでございましたけども、現在把握している事案はございません。  次に、通行止めの手続、こちらについてでございます、町道などにおいて通行の規制を行う場合には道路通行規制の申請必要となります。書類の提出窓口でございます。奥出雲町内の国道、県道、こちらにつきましは、島根県雲南県土整備事務所仁多土木事業所、こちらに提出をいただくようになります。建設課所管の町道でありますとか農林道、こちらにつきましは提出窓口は建設課となっおります。なお、こちらにつきましも、申請書の様式等、町のホームページ、こちらは「くらし・手続き」、「道路・交通」、こちらのほうに掲載しおりますので、そちらのほうから取得をいただきたいと思います。  また、道路上で工事で作業、また、工作物の設置など、これらを行うときには、道路交通法に基づきます道路使用許可の手続併せ必要となります。こちらにつきましは、所轄の警察署長に申請する必要ございますので、通行規制の申請と同時に直接所轄の警察署に申請を行っいただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 要するに私用の通行止めをしたいときには、手続すればなると、こういう答弁でいいですか。分かりました。  ということで、次、本当は無断で通行止めされてる事案があると思う、道路管理者としての対応はということを質問しようと思ったんだ、要するに、ないという考え方でいいですか、無断で通行止めされとる事案は今のとこ聞いおらないということでいいですかね。じゃあ、そういうことでいきたいと思います。  これも関係します、要するに通行止め、これ警察になるかも分かりません、無断で通行止めにしおって途中で通行止めになっ引き返すというふうなことがあろうかと思います、そういうときの車両事故等の責任はどこにあるのかというふうなことをちょっとお聞きしたいと思ったんです、それも分かれば教えいただきたいです。 ○議長(藤原 充博君) 大丈夫ですか。  松原建設課長。 ○建設課長(松原 三美君) 御質問にお答えいたします。  まず最初に、無断の通行止め、現在把握してるものはございません、仮にあった場合、そのとき道路管理者の対応ということでお答えをしたいと思います。  まず現場のほうへ臨場いたしまし、状況を確認した上で直ちに通行を開放しいただきます。あわせまし、必要な手続についても指導するように行っおります。これ、ちょっと近年の例でございます、全面通行止めではございませんでした、バス路線のところでちょっと通行に支障を来したという事案があって、バスの運行会社のほうから連絡を受けこのような対応をした事例ございます。なお、その場合、従わないときには道路交通法の119条の1項、こちらのほうの適用ございますので、3か月以下の懲役または5万以下の罰金、こちらのほう適用になると考えます。  あわせまし、無断の通行止めがあったとき、引き返し事故があったら誰責任かという質問だったかと思います、こちらは、通常の交通事故と同様と考えおりますので、その原因によって判断されるものと考えます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 無断の通行止めは把握してないし、いろいろございます、実際には無断で通行止めされおるところございます。そのために町民、住民非常に迷惑受けおるというふうなとこもございます。それは、近所であればなかなか通告しにくいという面ございますので、この後、私、相談室の話もございます、提言箱の話もございます、それにも少しは関係があると思いますので、町長、またよろしくお願いしたいというふうに思っおります。  次、通常の道路パトロールについて伺います。  道路のパトロールの必要性についてどのように考えおられるのかと。ちょっと時間ございませんので、このことと、道路のパトロールについて現在はどのようにされおるのか、この2つ一緒にお答え願いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 松原建設課長。 ○建設課長(松原 三美君) 御質問にお答えいたします。  まず、パトロールの必要性についてお答えをいたします。  こちらにつきましは、道路法第42条第1項、こちらのほうに道路管理者は道路を常時良好な状態に保つように維持し、修繕し、もっ一般交通に支障を及ぼさないように努めなければならないというふうに定められおります。当然、道路管理者として道路パトロールは必要であるものと認識をいたしおります。  続きまし、現在の状況でございます、奥出雲町の状況です、道路維持員4名によりまして町内9か所、こちらを年間の巡回計画のほうを立ております。それに基づきまし、道路、河川のパトロールを行っている状況でございます。なお、台風や集中豪雨、地震など異常気象の直後、こちらにつきましは、全地区を対象に緊急の巡回を実施をいたしおります。  人員体制や予算の制約ございますので、それぞれの自治体の道路パトロールの仕方は異なっおります。例えば国のほうでは、道路の巡回業務全て、こちらを民間委託をなさっおります。また、大きな自治体においては、直営で行ったり、一部を民間のほうに委託し行っているところもあるというふうに聞いおります。  一方、奥出雲町のような小さな市町村では、職員他の業務の合間に併せパトロールを行うというの現状でございます。道路管理者といたしましは、日々、道路交通の安全を確保するよう努めおります、なかなか全て把握できていないの実情でございます。議員の皆様をはじめ町民の皆様も、道路の損傷や変状、落下物などを発見されましたら建設課のほうにお知らせをいただきますよう、この場をお借りしまし改めてお願いをいたします。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 道路関係であれば建設課のほうへ報告しくれということでございます、なかなかならない場合もございますので、通常のパトロールに力を入れいただきたいと。予算的なこともあると思いますけれども、その辺のことをお願いをしおきたいというふうに思っおります。  最後でございます、相談窓口設置についてということで質問をいたします。  これは、ちょっとこないだいろいろ調べみました。以前、各市町村において、町民の皆さんからの要望、苦情等について、すぐやる課等を設置され対応し、非常に好評である町村があると聞いおります。この原点は、どうもはっきり分かりません、千葉県の松戸市じゃなかったかと思っおります。この一番は、スズメバチですか、アカバチの巣に困っおるというふうなことで、千葉県の松戸市さんすぐやる課というものを設置されたというふうに聞いおります。  近年はそのような記事はあまりお目にかかりません、これを各市町村において何らかの対応をされていると思っおります。私も議員として働かせいただいおります、町民の皆様から様々なお話、相談、苦情等をお聞きしおります、正直この案件は役場のどの課該当、担当なのか、迷うことも時々あるわけでございます。町民の皆さんは、行政一般、心配事、困り事、要望など、役場の総合相談窓口があれば非常に喜ばれると考えます、専門相談員の設置あるいは相談窓口の設置について町長のお考えを聞きたいというふうに思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 専門職員による相談窓口の設置との御提案でございます。  議員御質問の中でも触れられおりますとおり、町民の皆様からの御相談は、行政一般から個々のプライベートに係る内容、個人のいろんな給付等に係る内容と、そういったことまで様々でございます。その御相談の内容によって、各課において担当しおります専門の担当者によって結局このことは対応しいかなきゃならないという、それベストではございます、一方、どこに相談すればいいか分からないというところは、もちろんそういう町民の方おられるということでございます。  現状、私も確認しみたところ、その際は、基本的には総合窓口は、仁多庁舎は町民課であり、横田庁舎は税務課で相談するということになっおるかと思います。専門の相談員というの確かにおればいいという部分もあろうかと思います、役場に行ったら、まずどこへ行ったらいいかというところを、取りあえず総合案内の看板などもそこの窓口のとこへしっかり置いいくということをまずやっみたい。看板等を置い、仁多庁舎、横田庁舎、ここへまず来くださいというふうな形で置いたらどうかなと思っおります。  あとは、電話等でどこいいのかなというところもちょっとあろうかと思います。この前、私にも電話かかっきたことがあって、一般の方から電話かかっきたこともありまし、確かにそういうのもあるのかなというのは認識したとこでございます。まずは看板設置をし、あと、お声を聞いみながら、町民の方困らないようなことを考えいかなきゃいけないのかなと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 今、町長から答弁いただきました、先ほど、来いただい、受付は仁多庁舎は町民課、横田庁舎は税務課に受付があります。私は、以前に、前町長のときに、受付係はちゃんと設けなさいと、こういう質問をしたんです、なかなかそれは、そこの今言われた仁多庁舎は町民課、横田庁舎は税務課の職員やりますのでということで、聞いていただけませんでした。雲南市さんもちゃんと入っすぐのとこに受付の人、2人ですか、おられます。飯南町さんもいらっしゃいます。やっぱり町民の方は分からないとこがありますので、そういうとこをやっいただきたいというの1つはあります。  この相談窓口いうのは、来もいいんです、電話で相談っちゅうだか、苦情を含めましいろいろあります、ときに、要するに仁多庁舎なら町民課とか総務課か、どっか分かりません、電話したときに、なかなかそれから先進まないというのどうもあるようでございます。  一例を申しますと、電話でしたんだけども、いろいろ言われ、いろんなとこへ電話回っいったみたいです。そこ対応されたような形になったんです、実際はそこ対応されなく、民間の人きたというふうなこともあったようでございまし、それは本人からすれば、行政へ苦情っちゅうだか、お願いしたこと行政からの回答じゃなかったと、こういうことございますんで、それは大変な問題だということで指摘はしおきましたので、関係のとこはよく分かっおられると思います、そういうことがあってはならないというの1つありますし、それから封書なんか、私のとこにも相談がありまし、封書私名義で来ました。その中の宛名は自分じゃなく、ほかの人の来たということで、私のとこへ相談に来られまし、こういうことは間違いだから、役場へ行っ間違えですよと言えばそれで済むわけなんです、役場はこういう仕事をしおりますよということを、あんたは議員だから、ちゃんとそういうことを知っちょりなさいというふうなことで私のとこへ来られたこともございますので、それはどういう形で間違い発生したのか分かりません、要するに私お願いしたいのは、相談窓口に誰か専門員おっ、そこへ一つ行けば、そこで相談すれば、そこから例えばこれはどこどこの課だとそこへ回しいただい、そこで処理しいただい、処理したものを相談員のとこへちゃんとまた返しいただい、ちゃんと処理できたかどうかっちゅうのをしいただきたい。  結局、町民の皆さんからいろんな苦情も、どこまでいったのか分からん、はっきりと回答もらえなかったというふうなことどうもあるようでございますので、そういうことがあってはならないので、責任をちゃんと明確にしもらいたいということで、先ほど言った封書の中の間違いなんかはあるかと思います。どういう形で間違いがあったのか、それは分かりません、そういう間違い例えばあれば、ほかの課でも同じような間違いをしはいけないので、そういう相談員さん、相談室みたいなものを設け、ちゃんと、課長会ですか、そういうことで、こういうことがあったので皆さん、気をつけましょうとか、そういうお話をしいただい、今後の間違いないようなやり方を取っいただきたい。そういう意味から、この相談員の窓口いうものを質問したんです、その辺のことを町長、もう一度、何か考えがあればお答え願いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 先ほど、行政の中で、町の中でそういった間違いがあったりとか、また、それ周りに情報周知されなかったりということはあってはならないことだと思いますので、そのこと起きた際には、起きた際にはっ起こしはいけませんけども、それは内部でしっかり情報共有を図っいきたいと思います。  そこの総合的な対応をする部署というのは、今お答えはできません、飯南町とか雲南市のほうの受付どこまでの役割を担ってるかという部分のところも、そこまで力を持ってる窓口なのかというのは、そこら辺も聞い、本当に皆さん不満ないような形でいけるように、ちょっと私も勉強させいただければと思います。はっきりお答えできなく申し訳ございません。 ○議長(藤原 充博君) 内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) 以上で質問を終わります、今のことにつきましては、必ず相談員を設けるとか相談室を設けなさいとかという意味ではございませんので、そういう例ございますので、これからそういうことないような行政にしいただきたいという意味で申し上げおりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  じゃあ、以上で終わります。   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。13時00分、1時ちょうどに再開いたします。             午後0時04分休憩   ───────────────────────────────             午後0時59分再開 ○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しおりますので、休憩前に引き続きまし一般質問を行います。  それでは、5番、小田川謙一議員。 ○議員(5番 小田川謙一君) 5番、小田川謙一でございます。私は、2項目、6点について、一問一答方式にて一般質問を行います。  まず1項目め、奥出雲創生を進めいくためにについあります。  糸原町長は、奥出雲創生を進めいくために3つの項目を上げおられます。まず1番目に、常に現場感覚を持った町政の運営と内外の連携強化、2番目に、地域資源の有効活用と総力戦のまちづくり、そして3番目に、持続可能な財政運営と今後を見据えた町政の運営であります。第2次奥出雲町総合計画の実現に向けた取組とも共通する点多々あろうと思います。住民ニーズの把握、近隣市町、県、さらには、議員、職員との連携を強化する、そして産学金官の総力戦で奥出雲町のよさを打ち出し、アピールしいく等の取組であります。スマートタウン構想への取組や、選択と集中による限られた財源の有効活用に迫られます。  そこで、このような取組を推進し、真に住民と向き合う時間を増やすためには、奥出雲町役場の行政組織と職員配置の変更を検討し、今以上に有効な組織運営と適材適所への職員配置により奥出雲創生を推進させるお考えないか伺います。仮に行政組織を変更しようとすれば、骨子となる考え方について伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 奥出雲町町の様々な課題から脱却し、奥出雲創生を成し遂げるためには、直面する課題に即応できる体制づくりと、職員一人一人高度な知識、能力を備えいかなければならないと考えおります。また、職員結果を出しいくということのためには、適正な業務量と配分、これも大事だと考えおります。場合によっては、年度途中の組織改編も必要かと考えはおります。  一方で、役場の職員だけでなく、町民の皆様のまちづくりへの参加も不可欠と私も訴えまいりました。そういった意味におきまして、町民の皆様町政へ参加しやすい組織づくり、そういった機構改革を行っいくこと必要ではないかと考えおります。非常に難しいところでございます、具体的には、総合計画、総合戦略の見直しも指示しおりますので、計画に合わせた組織の再編といったものを新年度に向け検討しまいりたいと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 小田川議員。 ○議員(5番 小田川謙一君) あくまで基本的な考え方をお伺いしおりますので、そのようなお答えであろうかと思います。  次に、奥出雲創生を進めるに当たり、目指す4つのまちづくりを示されおりますので、項目別に質問を行います。  まず1点目、子育て、教育の充実と奥出雲を担う人づくりの中の人づくりについてであります。  子育て、教育の充実については、既に同僚議員より質問されおりますので、省かせいただきます。
     全国の多くの市町村においても、子供を中心とした教育だけでなく、人づくりこそまちづくりという観点から、一般教養や資格取得のための多くの講座を開設しおります。近隣の市町村では、まつえ市民大学があります。自分づくり、仲間づくり、地域づくりを基本理念に開校されおり、毎年多くの受講生学んでおられ、市民力を向上させ、活力ある松江市と市民生活の発展に寄与しおられます。意欲のある人は既に自身で種々選択し積極的に行動されている方もあろうかとは思います、町として、有料、無料を問わず機会の提供をすべきと考えます、町長のお考えを伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 奥出雲町では、各公民館において、地域づくりを担う人づくりを重点目標として、文化、スポーツなど、スマホ教室や健康教室等の公民館講座を実施しおります。町民の皆様を巻き込み、目的を共有し共に取り組む住民参画による事業を推進し、各種講座の開催や自主事業に取り組んでいるところでございます。  個人の資格取得については、かなり広い分野でもございますので難しいとこもございます、地域の課題に関わるようなもの、防災士や除雪オペレーターなどは補助を実施しきたというとこです。  しかし、私もこのたび話もしおるところで、建設や介護でありますとか、そういったのを中心に協会や商工会、例えば事業所と真にこれから必要となっくるものというのは、これから協議をしながらやっいくっていうのも手かなと思っおります。そういったことで、これから何かそういった人の確保というのもつながるようなものがあればいいかなと思っおります。  なお、今後も、人づくり、まちづくりにつながるような農業遺産でありますとかたたら関連等の奥出雲の文化でありますとか歴史、あと、健康もそうでございます。町民の皆様の要望に応じた、ニーズに応じた講座であったり、福祉、介護、また、先ほどお話ししました、資格ではないかもしれません、起業等やまちづくりにつながる内容、そういった講座なんかも検討しいきたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 小田川議員。 ○議員(5番 小田川謙一君) 今朝の中央新報の折り込みに入っおりました、商工会主催の事業計画策定セミナー、これも計画をされてるようでございます。商工会等もいろいろと検討されてるようでございますので、連携しながら、できるだけ多くの講座等を開設しいただければなというふうに思っおりますので、よろしくお願いします。  人づくりの2番目、職員の人材育成についてであります。  町の職員元気になれば、まちも元気になっいくという考えから、職員の人材育成に力を入れている市町村多くあります。若手職員集まっプロジェクトチームをつくり、テーマを定め研究し市町村長に事業提案するとか、あるいは女性職員によるプロジェクトチームでは、女性の感性で検討を重ね、業務改善や職場の環境改善に関する提言等、活発に行われているようであります。  行政全体を鳥瞰する力と、具体的な行政課題に向けた専門能力の両方を兼ね備え持つ人材の育成、また、新規採用職員に対して一般行政知識を早期に習得させるための具体的な育成方法等、奥出雲町ではどのように取り組まれたいのか伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 人材育成、特に若手職員の育成についてであります。  奥出雲町の若手職員に対する研修は、新規採用時の研修のほか、おおむね5年、10年、34歳時の計4回の研修、さらには、地方行政制度などの研修を行っおり、これに加え、税ですとか財務など実務の研修、専門的な研修を行っている。また、奥出雲町におきましても、若手職員によるプロジェクトチームを発足され、これまで様々な事業提案行われたということは聞いおります。現在においても、SNSを活用し、奥出雲の魅力を発信するプロジェクトでありますとか、結婚・子育てコンシェルジュなどはこのプロジェクトから発生したとお伺いをしてるところです。  近年は、働き方改革などにより思うような活動できかねているということでございます、行政に携わる職員としては、様々な点においてやっぱり探求心を持っいただい、行政課題に取り組んでいただきたいと考えおります。そのためにも、事務の効率化、こういったことも図っ職員日々の業務だけに追われるということでなく、自ら政策課題を見つけいただい解決に向けた取組できる仕組み、また、町民の皆様と向き合う時間をつくり上げるということ必要だと思っおります。  そのために、コミュニケーション能力とか、あとマネジメント能力とかプレゼン能力と、こういったものも、専門だけではなく、職員積極的に職に向かっいくようなスキルアップを図っいかなきゃいけないかなと。基本的に全て研修ということでなく、OJTということで、新しく配置された職員に実践的な研修を働きながらでも行っいく必要があると思いますし、そこは管理職の皆さんに頑張っいただかなければいけないとこかと思います。  最近におきますと、人材育成も管理職の仕事だということでございますので、そこはやっいただきたい。議員の言われるように、私自身ちょっと、まだ1か月たっおりません、感じますのは、もう少し職員さんも元気出しほしいなというふうに考えおります。公務員根性というか、モチベーションを上げるような、そういった研修も必要ではないかなというのを今感じているところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 小田川議員。 ○議員(5番 小田川謙一君) 2番目に、活力ある産業の振興について、既に同僚議員からも質問ありました、特に第三セクターについて、平成31年1月に奥出雲町行政改革審議会より答申された内容もあります、今後どのような方法で進められるのか、基本的な考え方を伺います。事業の見直しであるとか補助金、予算措置について、重なる部分があろうかと思います、よろしくお願いします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) さきにも申し述べました、第三セクターの経営健全化は喫緊の課題であります。まず、現在、有限会社奥出雲椎茸については、先般の臨時議会において議員の皆様の御理解により、支援に係る予算を補正対応いただいたところでございます、所信表明でも申し述べましたとおり、これに対しては早急に役場内に担当部署を設け、迅速に対応方針の検討を行わなければならないと考えおります。  また、その他の第三セクターにおきましても、コロナ禍における地域経済停滞する中、経営悪化し赤字決算となっている会社がありますので、早急に経営改善に向けた方針を打ち出さなくはならないと考えるところでございます。  第三セクターの経営状況、経営健全化を審議する機関としては、要綱等に定めがあるのは、奥出雲町第三セクター等経営検討委員会と奥出雲町行政改革審議会というものございます。  奥出雲町第三セクター等経営検討委員会は、内部委員としては、副町長、総務課長、企画財政課長、外部委員としては、企業経営専門知識を有する公認会計士でありますとか学識経験者をもって組織され、第三セクター等の経営の評価や経営改革プランの検討等を行うとされおります。これまで平成21年度に開催され、奥出雲町第三セクター等経営改革プランの策定に当たっての検討行われました。  奥出雲町行政改革審議会は、これは第三セクターに特化したものではございませんけれども、町長の諮問により行政改革に関する事項を審議するものであります。審議会委員は、町長任命する委員15名をもって組織されおりまし、議員の御質問にもありますとおり、平成30年度に開催され町長の第三セクター等の経営健全化に関する諮問に対して答申なされたところでございます。このときには、経営悪化していた奥出雲振興の経営健全化ということで現状と課題整理され、今後の方向性と具体的な提言答申に盛り込まれたということでございます。  これからどのような方法で実施するかというのは今後検討しまいります、いずれにしましも、第三セクターの経営健全化の検討には、役場外部の方の見識もお借りしなくはならないと考えおりますし、また、議員の皆様のお力もお借りしないといけないかなと考えおりますので、どうか御協力のほどよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 小田川議員。 ○議員(5番 小田川謙一君) 3番目に、安心し暮らせる生活基盤の確保とまちづくりは、まずは防災・減災、国土強靱化対策等、糸原町長の専門分野でありますので大いに期待をしおります、スマートタウン構想とも絡みますけども、災害時における避難所となる施設を含め、公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進急がれると思います。この件についても平成31年1月に奥出雲町行政改革審議会から答申されおります、今後の進め方について基本的な考え方をお伺いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 公共施設につきましは、旧仁多町、横田町において様々な施設の整備なされまいりました。建築から長い年月たち、老朽化した施設も見受けられるというところでございます。  特に、御質問の災害時の避難所となりますコミュニティー施設につきましは、地域づくりの拠点として活用するようにとの提言もいただいおります。まさに、現在7地区において積極的に展開しいただいおります小さな拠点、また、災害時の避難所として重要な施設であると考えおります。一方で、この答申時には議論されていなかった小学校の再編でありますとか、それに伴う小学校の活用、こういった新たに検討する必要きたところでございます。いずれにいたしましも、現在の公共施設を全て維持しいくと、これもまた非常に難しいことかと考えおります。施設の管理運営の見直しを行っいく必要は、これはあると考えおります。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 小田川謙一議員。 ○議員(5番 小田川謙一君) 前段の質問も重なります、第三セクターの問題あるいは公共施設の問題については、しっかりと検討され、取捨選択をし、残すべきものは残す、発展させるものは発展させる、そういう考え方で取り組んでいただきたいなというふうに思います。  それから、若干細かい話になります、今朝ほどから話おります料理研究家の中村成子さんお亡くなりになりました。御冥福をお祈りしたいというふうに思います、上阿井にある一味同心塾、中村成子さんに大変お世話になりました。現在の状況と今後の取組について、どういうふうな状況なのか、分かれば教えいただきたいなというふうに思います。 ○議長(藤原 充博君) 石原耕司まちづくり産業課長。 ○まちづくり産業課長(石原 耕司君) 御質問にお答えします。  まず初めに、ふれあい交流会一味同心塾の館長として、長年、仁多米の振興、それから奥出雲町の食文化の発信に御尽力いただきました中村成子先生の御冥福を心よりお祈りをしたいと思います。  さて、一味同心塾につきましは、中村先生御不在になられましから現在休館としおります。これまで地域住民の方、また、大手の旅行会社などからも利活用についての声、また、御提案もいただいてるところでございます。現在コロナの状況でなかなか話進んでないという状況でございますけども、いずれにしましも、この施設の有効な活用につきまし、地域住民の皆さんとも今後協議しながら進めまいりたいと考えおります。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 小田川議員。 ○議員(5番 小田川謙一君) 地域の方々で一味同心塾、何とか活用したいなというふうに思っおられるグループ的なところもありますので、今後、地元としっかりお話合いをしいただける機会をつくっいただければというふうに思っおりますので、よろしくお願いいたします。  4番目、危機管理についてであります。  先般9月19日、国道432号の上阿井地内の倒木によって22時より全面通行止め発生いたしました。同時に停電も発生しおります。全力で復旧に取り組んでいただき、18時間程度で通行止めの解除及び停電の解消なされました。尽力された皆様にお礼を申し上げます。  さて、このことにより5軒の方々孤立状態となり、電気、水のない状態で過ごされました。前勝田町長の任期最終日でありました、藤原副町長と共に現地にて該当の方々とコンタクトを取っいただき、飲料水や非常食の手配を行っいただきました。また、真夜中に警察からも出動いただき、安否確認もいただきました。対応は非常に早く適切であったと思います、この倒木の原因についてしっかりと検証され、県とも連携し今後の対策に生かしいただきたいと思います、町長の見解をお伺いします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 台風の倒木により、一時、国道432号遮断され、また、停電により御不便を強いられた皆様にはお見舞いを申し上げます。  この倒木につきましは、台風により強い風を受けたことから耐えられなくなった樹木倒れたものと伺っおります。詳細なメカニズムというのは、この倒木とか落石、落石よりまた倒木は非常に難しいことございまし、原因の追求というか、そういった詳しいメカニズムは、なかなかこれも大変なこともありますことでございます。  しかし、対策ということでございます、対策としては、一般的な対応としましては、町道などにおきましては、道路パトロールの際に、通行の支障となります木々については伐採等を行うという対応ではないかなと思っおります。今回のような自然災害に対する対応についてです、非常に難しいところであり、基本的には、民有地、公有地とも所有者による適切な管理ということではございます。公有地の部分は予算もあります、対応しいくことは可能かなという部分のところはあります、そういったところはパトロールなどでチェックしいくしかないかなと思っおります。  また、防災行政無線整備された際には、これまでお知らせすることできなかった停電地区への放送等、そういった情報提供なども可能となりますので、より細やかな情報提供、そういった孤立等や停電ないこといいんですけども、そういった情報提供というのはやっいかなきゃいけないかなと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 小田川議員。 ○議員(5番 小田川謙一君) 非常に難しい問題であります。通常の倒木等であれば、そういう今、町長のお答えのとおりだと思います、今回の場合は、森林、杉の立木たくさん並んでた箇所を伐採をしたわけですね。大幅に伐採をし、その切っ終わった隣のところ倒れたわけです。台風も来てることは承知はしおられるわけですから、そういう状況の中で、ここの場所で止めおいいいのか、もうちょっと切ったほういいのかとか、これに対する対応はどうなのか。仮に倒れたときに、電線に引っかかったり、国道に倒れたりという危険性はないのかというようなこと今後確認取れるかどうか。  要するに、一般的な倒木等については、先ほどおっしゃったとおり対応はよろしいと思います、工事とか伐採とかした後の作業状況によって、そういう危険な場所発生する可能性ないのかどうなのか、ここら辺を県なり国も含めですか、どういうふうな形いいのかということを検討されるようなお気持ちがあるのかないのか、そこら辺のところをちょっとお伺いしおきたいなと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 申し訳ないんです、私山林の伐採の規模等ちょっと確認できおりません、山林の樹木の伐採について、ある程度の規模のものであれば、原則、役場への申請というの必要であるかなと思っおります。しかしながら、ちょっとそこら辺のところ推量で申し訳ありません、役場としては恐らく申請を受理しというとこで、それ以上の可否という判断とか行われていないの実情かと思います。とは言いつつも、道路管理者とそういった部分のところは、こうしたことがあっては結果いけないと思いますので、少しそこのとこは研究させいただい、より安全なことないのかというとこは調べさせいただい、対応できるものは指導できる範囲で、指導になるかもしれません、検討しみたいと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 小田川議員。 ○議員(5番 小田川謙一君) 冒頭言いましたように、今回のこの倒木の原因について、現地、現状をしっかり把握され、こういうような同様の事故等発生しないようにお願いをしたいという意味で申し上げましたので、よろしくお願いしたいというふうに思います。  最後に、奥出雲の暮らし幸せだと実感できる生活環境づくりに期待をしおります、最近読んだ情報誌の中にぜひとも参考にしたい内容掲載されおりましたので、紹介させいただきたいと思います。  「将来に希望持てる幸せなまちへ」という表題でございます。糸原町長の思いに通ずるのではないでしょうか。4K施策とデジタル化について、市政の最大のミッションは、市民の幸せを守ることだと考えている。幸せの捉え方はそれぞれ違うと思う、もし定義するならば身上安楽ではないかと思う。それを行政に当てはめると、健康で安心し暮らせること、さらに、自分の将来に希望を持てること、このミッションを実現するために取り組んでいる、市民の暮らしに直結する4K施策だ。4Kとは、健康、教育、環境、危機管理の頭文字を取ったもの、これからはこの4K施策でどうデジタル化を推進しいくか重要になる。ICTやデジタル技術等の先端技術のメリットを活用しながら、人と人、自然とつながり、健康、安全、そして希望を持てる幸せになるまちづくりを築いいきたい。そうした施策を進めいく上では、情報発信の在り方も重要になる。行政市民のためになるよい施策を考え、実行されたとしても、市民それを知らなければ何もやっていないのと同じだ。市民よかったと感じられなければ成功したとは言えないというものであります。  本年6月定例会にて私一般質問した中の1つに、デジタルディバイド、情報格差の解消についての問題提起をしおります。高知県の日高村では、スマホ普及100%を目指す取組進められおります。これを含め、今後の糸原町長の実行力と指導力に大いに期待をしおります、町長の今後の町政運営に対する決意を伺いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 初めの御質問でもお答えしおります、私の掲げます奥出雲創生は、役場の職員のみでは解決できるものではありません。町民の皆様お一人お一人をはじめ、議会の皆様にも協力しいただかなければならないと考えおります。限られた財源の中で今後を見据えた町政運営を行っいくためには、事務事業でありますとか施設の運営管理の見直し、これは必須であります。特に事務の効率化でありますとか様々なデータを活用し、奥出雲町の課題解決に取り組み、職員活用することで町民の皆様へのサービスとなっ還元できる仕組み、職員町民の皆様と向き合う時間を増やすためにも、ICTを活用した、スマートタウン構想と言っおりますけども、これへの取組というのは重要であると考えおります。  一方で、ICT活用のためには、先ほど議員からお話がありましたデジタルディバイドの解消、こういったのは必要でありますし、そういったスマートタウン構想の根幹、奥出雲で進めいく根幹としては、誰一人取り残すことなくということ、それ使いこなせるということでなく、やっぱりそれで恩恵を受けるということ大事じゃないかと思っおります。そのためには、例えば、取組で私どもこれから頑張らないといけないとこ、まずもっマイナンバーカードの普及でありますとか、全ての町民さん取得しいただく、そういったところをまず前段で頑張っいきたいと思っおります。今議会の補正予算でもお願いさせいただいおります地域活性化企業人派遣制度、こういったものも使いながら、そういった積極的な対策を行っいきたいと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 小田川議員。 ○議員(5番 小田川謙一君) ありがとうございました。しっかりと取り組んでいただきますことをお願いします。抽象的な質問になっしまいましたこと、おわびを申し上げたいというふうに思います、もう目の前に12月定例会迫っおりますので、このときには、また具体的な質問をさせいただきたいというふうに思っおりますので、しっかりした取組をよろしくお願いします。  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。13時40分に再開いたします。             午後1時31分休憩   ───────────────────────────────             午後1時38分再開 ○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しおりますので、休憩前に引き続きまし一般質問を行います。  6番、田食道弘議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 6番、日本共産党の田食道弘です。私は、大きく分け4つの項目について、一問一答方式により質問をいたします。1つ目は、住み続けたいまち、住みたいまちを実現することについて、2つ目には、農業の全ての分野に支援を行うことについて、3つ目に、町と旧統一協会との関わりについて、4つ目に、国葬における半旗掲揚についてであります。  まず第1に、住み続けたいまち、住みたいまちを実現するためについあります。  島根県職員を依願退職され、奥出雲町の発展、町民の暮らし、福祉向上のために尽くすことを決意された糸原町長、町民の願いを実現する新しい町政に大いに期待をしおります。私は、今議会冒頭で発言された町長所信表明について伺います。  これからの町政の目玉として、子育て環境の充実のために子育て世代の負担軽減を行うとし、今後より一層の経済的負担軽減や、ソフト・ハード面での支援必要と表明されています。その中でも、実施項目としてはっきりと表明されている保育料の全世帯無料化実施について、町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 先ほど糸原文昭議員の一般質問への答弁で申しましたように、保育料の全世帯無料化につきましては、私の掲げました公約の1つであります。これにつきましは、来年1月からの実施に向け準備をしまいりたいと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 来年1月からの無料化を早速実施したいということでございます、その中で、現在、主食費、御飯ですか、米のことですけども、月1,000円を徴収されおります。これも無料化すべきではないかと思います。完全無料化という方向で考えおられるのか、重ね質問をさせいただきます。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 主食費1,000円でございます。実質保育料無償化しますと、負担はこの主食費だけになるのではないかと思います。そのことについては、私もちょっと今お答えする準備はできおりません、それ自体今納めおられるの、利用者の方その委託先でありますところへ納めおられることになると思います。そこの支払いとか委託との関係ございますので、今時点でというのはちょっと控えさせいただきたいかなと思っおります。今時点では、できるできないちょっと言えない状況でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 糸原町長、せっかくでありますので、糸原議員の質問にも御質問にもございましたけども、既に県内でも全国的にもかなり無料化は進んでおりますので、その中でも、さらに一歩といいますか、さらに進んだということで、完全無料化というのを目指しいただきたいというふうに思います。  同じく町長の所信表明におきまして、子育て世代の負担軽減の具体策といたしまし、医療費等の負担軽減について早急な実施、これも検討を掲げられおります。このことについて町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 御質問にお答えいたします。  子供の医療費負担につきましは、現在、乳幼児等医療費として、小学校就学前のお子様に対して、2割の窓口負担分を県と町で2分の1ずつ助成をしおります。また、小学生、中学生については、児童生徒医療費として3割の窓口負担分を町独自で助成をしおります。高校生の医療費無料化につきましては、既に実施している吉賀町のほか、10月から新たに2町実施されるなど、取組進んでいるということでございます。  高校生の医療費負担軽減につきましは、これまで田食議員やほかの議員の皆様からも御提案をいただいおりました。子育て世代の医療費の負担の軽減につきましは、保育料の全世帯無料化と同様、私もそれは必要ではないかと考えおりましたので、高校生以下の医療費の無料化につきましては、今後、実施に向け検討しいくというお答えをさせいただきたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 18歳までの医療費無料化については、私以外にも何人もの議員もこれまで取り上げまいりました。何としも実現に向け進めいただくようにお願いをしたいと思います。  ちなみに、全国的にいろいろな取組やってるんですけども、子育て支援ということで、ちょうど私、兵庫県の明石市の泉市長さん、この方は別に我々の共産党の応援してる方というわけではないですけども、いろいろな面で有名な市長さんでありますけども、5つの無料化ということで、子育て支援ということで、医療費、保育料、おむつ、給食費、遊び場というような具体的に5つ上げそれを実行され、その中で、人口減少に歯止めもかかっ人口増えてる。都市と田舎で大分違いはあるとは思いますけども、やはり糸原町長も掲げられてるように、具体的にこれとこれをやるというような柱をまず打ち出しいただくと、町民の皆さんも安心し応援をしようじゃないかということも出くると思います。  町長の目指すまちづくりで4つ目に掲げられています奥出雲の暮らし幸せだと実感できる生活環境づくりでは、地域包括ケア、文化振興、スポーツの推進、脱炭素、SDGsについての取組を示されています。もちろんいずれも重要な取組であります。しかしながら、ますます厳しさを増しくる暮らし、家計や零細な個人事業、農林業などの経営実態を直視した取組については、言及されているとは言えないかなと見おります。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 御質問にお答えします。  個人事業、農林業などの経営実態を直視した取組につきましは、私の総力戦のまちづくりで奥出雲創生と4つのまちづくりという柱であります中で、活力ある産業の振興で触れさせいただいおると思います。その中で、奥出雲の強みである農業遺産の取組やスマート農業などを活用し、力強く持続可能な農林業、農村の振興、そして地元中小企業を支援するとともに、誘致企業の後押しをし、安定的な雇用の創出、奥出雲で新たに事業にチャレンジする方を積極的に支援するとしおります。  なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、まずは経営の維持存続を最優先として、個人事業主については、減収率要件ございます、国の事業復活支援給付金の給付対象とならない方への町独自の給付金の実施、町内では、新たな開業や販路拡大、新事業展開等の支援を行っおります。  さらに、家計支援については、プレミアム商品券、食たび応援券の発行やバル事業など、商工会と連携しながら町内の消費喚起、消費の下支えを行っているところです。  次に、農林業については、ここ近年、米の価格下落、畜産物の価格低迷、あらゆる生産資材高騰したということによって厳しい経営を強いられている現状であり、6月と8月の補正予算において水稲資材価格高騰支援、畜産経営緊急支援を行ったところです。  こうした中ではございます、10月の6日から10日までの間、鹿児島県で開催されました第12回全国和牛能力共進会では、本町から7頭の奥出雲和牛を出品いただき、第6区の総合評価群において優等賞3席の好成績を収めました。この大会では、若い皆さんワンチームで審査に挑み、これからの畜産を担う方々一致協力し取り組んでいただいたということに大きな希望を感じたところでございます。こうした結果も子牛市場に大きく影響し、畜産農家の経営によい風吹くことを期待してるところです。  また、IoT技術を活用したスマート農業の推進、そういったものも本年、水田センサーの実証圃を7か所設置し水管理について実証事業を行っおります。水稲栽培に不可欠な水張りの水深状況と定点カメラの生育監視を遠隔で行う、こういったことで管理コストの低減を図るものと考えおります。このような先端技術をうまく活用し、パソコンやスマートフォンを利用し圃場管理、作業記録、栽培管理記録や作業進捗状況の把握など、農業経営を見える化するクラウドシステムなどを利用を推進をし、消費者から求められる栽培履歴や栽培記録を蓄積、また、毎年の作業や栽培に活用したいと考えおります。
     また、今議会に上程をしおります、森林資源の活用と資源循環を促す予算を計上、審議いただいおります。森林を定期的に輪伐することで山の再生を図り、生育旺盛な萌芽再生を進めるということでCO2の吸収率を高め、地球環境に貢献する仕組みで好循環を図りたいと考えおります。今後、国から示される経済対策や農業農村対策を注視しつつ、補助事業を積極的に活用しながら各施策に取り組んでいきたいと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 町長も今回の立候補前から精力的に歩かれおりましたし、当選されから町長に就任されからも町民の皆さんとのお話をする機会もあろうかと思います、耳に入ってると思います、自分らの家族なり農業なり家庭、5年先、10年先一体どうなるのか、全く見えないというような方非常に多いわけであります。その実態をよく住民の皆さんの声を聞きながら、それを政策に反映しいくべきだというふうに思います。  特に、昨年の収入、所得、極めて少ない住民税の非課税世帯、これは、さきの本会議でもありましたけども、1,550世帯ということで、もう全世帯の3分の1にも上っています。生活困窮世帯増えているということではないかと思います。これから冬を迎え、日に日に寒さ増しくるわけです。昨年もございましたし、先般も議決をしおりますけども、非課税世帯への1世帯5万円の給付、こういったものおるわけですけども、まだまだ不十分であります。ああやっコロナなり、あるいは円安の影響での灯油代の引き続く高騰ということで、さらに思い切った支援必要であります。この点で町長の所見がありましたらお願いしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) こうした生活困窮世帯といったところの、かなりの町民の方困窮しているという実態もありますし、今、個別の国の支援策等、交付金等を活用しながら、そういった条件に見合ったものというところで対応はしおりますけれども、皆様の御意見も聞きながら本当に必要な支援とは何かというところもございますので、これから皆さんの意見を聞きながら必要なものというものを、そう大きなものできるかということはなかなかありません、検討しいくということはしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 国保税、後期高齢者医療保険料の負担、そしてまた、窓口負担、後期高齢者200万以上の所得の方は倍額負担になったというようなことで、高齢者あるいは年金生活者、自営業者にとって極めて厳しい状況になっおります。中でも、本町の国保加入世帯は、昨年度、年間平均で1,662世帯、町全体の34.9%、被保険者は2,524人、町全体の21%加入されています。国保税の負担を軽減することは、町民生活の大きな課題の一つであります。本年度まで5年間にわたって町は国保税負担軽減に取り組んでます、残念ながら、まだまだ高い国保税支払いに家計を懸命にやりくりされている町民少なくありません。この国保税、幾らぐらいなのかということについては、また町長も、まだ国保税ではございませんので、確認をしいただくとよく分かると思います。さらに、国保会計基金の取崩し、均等割の免除などを実施することなど、保険料、保険税の軽減必要であります。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 御質問にお答えいたします。  国民健康保険制度、後期高齢者医療制度は、もしもの病気やけがをしたときに安心し医療機関で治療を受けることできるよう、加入する皆さんである被保険者保険税、保険料を出し合っ助け合う相互扶助の制度であります。このため、制度を運用するために必要となる保険税や保険料を計算し、被保険者の皆様に御負担をいただいているということでございます。  均等割の軽減につきましは、令和4年度、制度改正により、子育て世代の経済的負担軽減の観点から未就学児の均等割保険税の軽減なされ、奥出雲町におきましても実施をいたしおります。均等割軽減の拡充につきましは、国の施策として全国で統一的に実施されるべきものと考えおり、町といたしましは、知事要望、また、町村会等を通じて、国に対して、対象年齢をさらに拡充するよう引き続き求めまいります。  また、本町では、国保の保険者として、現下の新型コロナウイルス感染症の影響により被保険者の皆様の生活に大きな影響を及ぼしていることから、令和3年度は被保険者お一人につき保険税1万5,000円の特別減税を行ったところであり、令和4年度におきましても、令和3年度に引き続き被保険者お一人につき保険税1万円の特別減税を行っているところであります。これらの財源は基金を活用しおり、令和3年度は約4,700万円、令和4年度は約3,200万円の取崩しをさせいただき取組を行っているところでありますので、御理解をいただきたいと考えおります。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 国保税、市町村によっては保険料でございます、国民健康保険料でございますけども、もともと国民健康保険については、一般の会社勤めの健康保険の保険料負担よりも簡単に言うと倍以上あるということで、これを負担を同じようにするべきだという国の考え方もあって、国庫負担があったもの、国庫負担どんどん減らされいっ非常に国保高くなってるという経過があります。したがって、なかなか市町村において健康保険と同じような額にまで行政負担するということは大変な金額になるわけであります。ただ、奥出雲町におきましては、国保の基金かなりたまっおる中で、その取崩しというのも当然必要ではないか、もっと必要ではないか、市町村によっては積立ての基金ほとんどゼロのところもございます、その点についてはさらに検討しいくべきだと思います。  また、均等割の負担については、子供さんについては政策打ち出されまし取り組んでいただいてるわけでございますけども、これも全国の町村会とか知事会とかから国、政府に対して要望も重ね上げいらっしゃるとお聞きしおりますけども、当然の要求として取り上げいくように町村会の中でも発言をしいただくこと大事だと思います。  次に移りたいと思います。第2の質問であります農業の全ての分野に支援を行うことについてであります。  米、畜産は、本町農業の基幹となるものであり、甚だ不十分と言わざるを得ません、既に緊急支援は実施をされています。先ほどもございました。引き続き支援を行うことは必要なことであります。  野菜、ブドウ、花卉についても本町の農業を担っているものであります。コロナ禍と円安進行によって肥料費などの資材費や燃料費、電気料金等の生産費高騰し、販売価格の低迷も続き、存続の危機にあります。農業の全ての分野、生産者に支援を行うべきであります。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 御質問にお答えします。  議員御指摘のとおり、全ての生産者に影響を及ぼしている世界情勢は危機的状況にあると言えます。このため水稲及び畜産については緊急支援を講じおります。また、肥料については、国によります価格高騰対策10月より実施されることから、本制度の運用を優先し取り組んでいるところです。  この肥料高騰対策については、県より15%の上乗せ支援も先般の県議会において予算成立されおり、スムーズな申請受付並びに交付を地域農業再生協議会で進めることとしおります。  なお、園芸に対する町独自の価格高騰支援につきましも、支援できるように努めまいりたいと考えおり、今議会においてお示しさせいただきたいと存じますので、御理解と御協力をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 今議会中に示しいただくということでございます。期待をしおります。  県西部の邑南町、ここでは、水稲、米に限らず、野菜、穀物類、飼料作物の作付に対しても支援給付金を既に交付されています。野菜では10アール当たりで6,000円の交付をされています。水稲、米よりも肥料を多く使うことから、野菜には2倍の交付をされています。本町でも、野菜やブドウ、花の栽培農家を支援するよう支援金必要であります。  農業経営収入保険、これは3年前、2019年からスタートした国の公的保険です。保険料には国庫負担があります。保険期間中に、生産、販売する米に限らず、野菜、果樹、花などの農作物の販売収入を対象とし、自然災害や販売価格低下、病気やけ、コロナによる販売収入減などのまさかの被害を補償するものであります。加入の前提条件として、青色申告の実績1年以上必要であります。加入可能な農家、経営体は限定されます、全ての農産物の販売金額を対象にしているので、収入減を少しでも補うことのできる、この収入保険を広範な農家に加入を奨励する必要があると思います。  9月末現在、NOSAI島根に聞きましたところ、奥出雲町内の加入経営体は法人、個人合わせ55経営体となっているそうであります。2020年の農業センサスによると、青色申告している町内の経営体は256、21.4%収入保険に加入しているということで、非常に少ない低い状況であります。島根県平均は28.4%であります。町内の経営体は法人、個人合わせ全部で1,311、町全体でいいますと、収入保険には4.2%の加入ということで、非常に低いの実態であります。  農水省は、昨年の2月、経営局長名で都道府県知事宛てに、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した農業経営収入保険の保険料等補助について」と題する通知を出しています。そこでは、同交付金を活用し、収入保険の保険料等への補助の実施を呼びかけています。収入保険加入上の問題点の1つに、加入者負担保険料高いこと上げられているからであります。  具体的にちょっと見ますと、農業収入300万ぐらいの方ですと、加入者負担の最初の保険料、初年度の保険料は約10万ぐらいということのようであります。2年目からは下がります。にしも高いと。本年6月末時点、農水省の調査によりますと、全国で9県、300市町村臨時交付金を活用し、国庫補助に上乗せした独自の補助を実施しています。農水省の通知発令された昨年の2月時点では、国庫補助に上乗せ補助した地方自治体は86で、その後、3.6倍に増えおります。  県内では、邑南町と海士町上乗せ補助を実施しているだけであります。鳥取県では、日南町をはじめ17市町村、岡山県では県全体、県直接補助という格好ですけども、全部実施しています。人口規模近い邑南町では、収入保険の加入者負担保険料について15万円を限度に半分を補助しています。複式簿記不要な簡易な方式による申告も紹介しながら、青色申告への移行を奨励しつつ、収入保険への加入を促すために町の補助金を交付すべきであります。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 農業経営収入保険制度は、米の直接所得補償制度の終了とともに農家の収入を保障する制度として始まったもので、掛金の一部を国補助する仕組みとなっおります。  御指摘のとおり、加入には青色申告をしていること前提となります。青色申告は、御存じのとおり、税制の優遇受けられる申告方法であり、最大65万円の控除や赤字の繰越しなど、事業主にとって有利な申告制度であります。白色申告大多数を占める中、個々の経営の規模や収入により申告方法は選択されるものであり、なるべく青色申告の手続を行い、優遇の措置を受けられるよう、中心的な担い手の皆様にはお知らせしているところであります、記帳の義務などがあり、個々の皆様の判断によりますので、青色申告への移行は鈍い状況であります、国より掛金の補助なされる制度でありますので、収入保険制度の利用について推進しまいりたいと考えおります。  今後、コロナ感染症などの緊急事態発生した場合には、国の動きなどもございまし、慎重に対応しいきたいと考えおります。町の補助というのは、ちょっと今検討しないところでございます。また、その規模等、そこら辺のところ、実のところ私もちょっと今時点承知してないところでございます、今後の動きなどを見考えたいと思っおりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 町長の答弁の中で、米、畜産以外のところの助成措置も検討しているという話もしいただいおります、収入保険の場合には、畜産については若干違うんですけども、畜産以外のいわゆる農産物については対象になるものでありますので、なかなか直接補助については難しい、資金的に限界があると思います。この収入保険の加入の補助をすることによって、皆さんコロナによる減収あるいは円安による諸物価高騰の減収、あるいはそれだけでなく、一般的に何か不作だった場合、そういうものをカバーできるものですので、奨励すること必要だと思います。  その中で、先ほど言いました県全域で補助をやっている岡山県、これは、元年から3年までの間、2.77倍、約2.8倍加入経営体増えてるそうであります。それから鳥取県は多くの市町村補助しますけども、これは1.94倍、島根県ではたった2つしか補助をやってないので、1.67倍ということで、データ的に収入保険の加入割合おります。  それから、保険金の支払いについて見みますと、島根県内で令和3年には43.9%の経営体、4割以上の経営体支払いを受けています。ちなみに、元年は31.7、令和2年には40.4%ということで、どんどん支払い割合も急増しているということでありますので、ぜひともこれはすべきではないかというふうに思います。  第3の質問に移りたいと思います。町と旧統一協会との関わりについあります。  初めに、少し説明をしおきます、私たち日本共産党は、旧統一協会の「協会」の「協」という漢字、「協力」の「協」を一貫し用いています。発言通告書にもその字を、「協力」の「協」を使っおります。統一協会の設立当初から団体自ら使用しきたものであります。キリスト教関係者などからの非難の声もあって、宗教にはふさわしくない、反社会的団体であると認識しているという理由によるものでありまし、この漢字を使っおります。御理解ください。  現在、世界平和統一家庭連合と称している旧統一協会は、世界基督教統一神霊協会として韓国で68年前に設立されました。日本では63年前、1959年、昭和34年に設立され、その5年後には問題視されおります宗教法人の認証を受けています。1978年に発表されたアメリカ合衆国下院のフレイザー委員会の報告では、1961年にクーデターで生まれた朴正煕軍事独裁政権の下で、謀略工作機関KCIA、韓国中央情報部統一協会を組織し政治的用具として利用しきたという情報を記しています。  さらに、その報告では、開祖である文鮮明理想とする国家を韓国につくるための資金集めを担ったの日本の統一協会だとしています。統一協会は、日本の信者をマインドコントロールで違法な霊感商法や高額献金に駆り立てきました。反社会的な活動を続け、マスコミ報道や国会審議にあるとおり、非常に多くの被害者を生み出しています。現在、団体のホームページによりますと、松江家庭教会に約400名在籍し、出雲市にも拠点があり、島根県内でも活動しているようであります。この団体と関連団体の活動は極めて多様です。関連団体の名称も多種多様であります。例えば細田衆議院議長など関係取り沙汰されている平和大使協議会、家庭教育アカデミー、また、世界平和女性連合、世界平和宗教人連合、ワールドカープ・ジャパン、真の家庭運動推進協議会、ハッピーワールド、国際ハイウェイ財団、ワシントンタイムズなど、およそ旧統一協会を連想することのない名前の団体たくさんつくられ、活動しているようであります。  地方自治体との関わりについては、安倍元首相襲撃事件きっかけとなり、今回初めて認識され、公表されている数多くあります。集会やイベントへの祝電、メッセージの送付、来賓としての市長などの出席、自治体等への寄附、関連するボランティア団体の登録など上げられています。この関わりによって旧統一協会関連団体の活動にお墨つきを与えられた重大な問題点も指摘されています。ついに岸田首相も、17日、旧統一協会への調査に向け宗教法人法に基づく質問権行使を表明しました。今盛んにマスコミで、あるいは国会で取り上げおるところであります。  島根県、松江市、出雲市など、県内でも旧統一協会と行政との関わり議会の場でも明らかになっています。奥出雲町は、反社会的な活動を続ける旧統一協会と一切関わりを持つべきではありません。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 旧統一教会についてでございます。  この団体につきましは、現在開催されおります臨時国会において、岸田首相宗教法人法に基づく解散命令について、信教の自由を保障する観点から、判例も踏まえ慎重に判断する必要があると述べられ、宗教法人法に基づく調査を指示されたということでございます。私自身、マスコミで情報をお聞きする程度の認識しかございません。したがいまし、直接答弁ということでは控えさせいただけたらと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 岸田首相もほぼ認めおるように、旧統一協会と関連団体は反社会的団体であります。町の施策への参画、寄附など、これまでの関わりを調査、公表し、町長として、今後も一切関係を持たないよう、事前のチェック体制を明確にするべきであります。この点で町長の所見をお聞かせいただいたらと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 先ほどのお話になります、国のほうでも、こうやっこれから調査、指示等もあって、はっきりとした考え示されるのかなと思っおります。今のお話も十分理解しおります、公式な答弁ということでは、ちょっと控えさせもらえたらなと思っおります。今後の様子を見ということになろうかと思います。(「答弁の内容ここで聞き取れない」と呼ぶ者あり) ○議長(藤原 充博君) 糸原町長、大きな声で言っください。堂々と。 ○町長(糸原 保君) すみません。大きな声で話し。国のほうでも、そうした今調査等の指示出たということで、これからいろんな見解こようかと思っおります。議員の思いとか、そういったお話は十分聞きましたですけど、公式な答弁としては、ちょっとここでは、全容はっきりしからということで、控えさせもらいたいと思っおります。大体よろしいでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 今ああやっ国のほうで進んでおりますので、その動静も見ながらということだろうと思います、非常に先ほど言いましたとおり、分かりにくい、関連団体は特に分かりにくいものでありますので、これまでも、あるいはこれからもそういった団体との関わりこれまであったかもしれません。あるいはこれからそういうのまた来るかもしれません。その辺りの点検あるいは事前のチェックというものをしっかり取るように、これは何も統一協会あるいは関連団体だけに限ったことではありませんけども、その辺りについてはしっかりと取り組んでいただくべきものだと思います。  最後の質問であります。第4の質問は、国葬における半旗掲揚についてであります。  山陰両県で安倍元首相の国葬に弔意を示す半旗を掲げた市町村は、奥出雲町、飯南町、米子市、伯耆町、日野町の5つのみであり、町民は、その行動に意表をつかれ、戸惑っています。山陰中央新報の関係になりますけども、共同通信社の世論調査では、6割以上今回の国葬に反対しおり、住民の内心の自由を尊重し、掲揚すべきではなかったかと考えるところであります。町長の所見を伺います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 安倍元首相の国葬につきましは、賛否があったということは承知をしおります。その上で、奥出雲町の半旗の掲揚につきましは、国葬であったということと、また、県の対応というのも見、それに倣っているということでございます。あくまでも国として国葬として実施されたということで、弔意を示したということでございます。  また、ほかの町村の意向を見ながらということではなく、その点で国葬としてやられたことに対して弔意を示したということでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 糸原町長は、9月21日に就任し、国葬は6日後でありました。大変早々の判断であったとは思います、住民感情への配慮ちょっと足りなかったかなというふうに私は指摘をしおきたいと思います。  ちなみに、隣の日南町議会では、国葬反対の意見書自民党系議員を含め全会一致で可決をされています。今後、同様な重大な判断次々と求められると思います。こういったところでの町長の所見がありましたら伺いたいと思います、どうでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 町長の判断というものは重大なものがあると認識はしおります。もちろん町民さんの感情ということも、これも大事かと思っおります。そういったことも十分考えながらこれからも頑張っいきたいと思っおります。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 以上をもちまして私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。2時40分に再開したいと思います。14時40分に再開をいたします。             午後2時28分休憩   ───────────────────────────────             午後2時39分再開 ○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しおりますので、休憩前に引き続きまし一般質問を行います。  9番、内田雅人議員。 ○議員(9番 内田 雅人君) 内田雅人でございます。通告に従いまして今回大きく3点について一般質問を行います。  まずは、糸原町長、改めて、町長、就任おめでとうございます。御自分の意思で退路を断っ立たれたことに大いなる敬意と期待を感じるところでございます。これからやりたいこと山ほどあろうかと思います、初心を大切に取り組んでいただきたいと思っおります。  質問の1点目は、総合戦略の見直しについてです。  さきの町長の所信表明で、現在の総合計画と総合戦略を選挙で掲げた政策との整合を図りながら見直し、修正を行い、より実効性のある奥出雲創生の基軸となる計画とすると町長は述べられました。現在の第2次総合計画、昨年度からスタートしまし10年間の町の最上位計画です。  これの基本構想は、まず、この表紙にもありますけれども、奥出雲町目指すべき姿として、「つながりで築く幸せと笑顔あふれるまち奥出雲町」でございます。そしてまちづくりの姿勢として、様々な世代チャレンジ、活躍できる協働・共創のまちづくり、まちづくりの理念として3つ、産業と自然つながるまちづくり、人と心つながるまちづくり、安心と暮らしつながるまちづくりとなっています。そしてこのまちづくりの3つの理念の下に7つの基本目標掲げられおり、その目標の下に具体的な施策分野複数設けられていると、そういう構成でつくられおります。  糸原町長は、政策との整合を図りながらこの総合計画、総合戦略を見直し、修正を行い、より実効性のある奥出雲創生の基軸となる計画をするということでございます、私も、やはり計画の見直しというものは必要なことだと思っおりますし、ましてや町のトップ替わるということは、見直し、修正があってしかるべきだと思います。その修正を加える、見直しを加える、そこに町長の思いや力を入れたい部分出るものと思っおりますので、ぜひ具体的に見直すポイントをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 所信表明で総合計画、総合戦略の見直し、修正について述べさせいただきました。私の基本的な考えは、町の総合的な指針である総合計画、総合戦略と私掲げた政策等と可能な限り整合性を図るということであります。  私掲げる政策と総合計画をすり合わせたとき、政策や施策に当たる部分、町の総合計画でいえば、理念とか基本目標に当たる部分不整合となるということで、町民からもこれは分かりにくいということになろうかと思います。具体に計画にのってない個別事業のほうもございます。子育て世代の経済的な負担の軽減でありますとか教育現場のデジタル活用やデータ活用型スマートタウンの構想、地域包括ケアシステムのデジタル技術導入など、こういったものは入っおりません。こういったものも盛り込むような検討もしいきたいと思っおります。  また、計画策定されまだ約1年半であります、その間、菅政権から岸田政権への移行なされ、国の政策の方向性も変わっおります。特に、成長戦略で上げられおりますデジタル田園都市国家構想に基づく自治体DXへの取組の強化は、これからの地方自治体の施策、運営に大きな影響を及ぼすものであります。  また、同じく成長戦略の一つであるカーボンニュートラルの実現でありますとかグリーントランスフォーメーションの実行につきましも、脱炭素への取組はCO2吸収源となる多くの森林を持つ本町にとっては追い風になると考えています。これらの時代の大きな潮流に私も乗り遅れはならないといったことから、この分野を基本計画にきちんと反映させるという考えです。  また、それぞれ基本計画の取組の数値の目標でありますKPIにつきましも、現状から大きく乖離している数値もあるようですので、より施策の進捗正しく見えるように、数値目標になるよう見直しを検討しまいりたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 内田雅人議員。 ○議員(9番 内田 雅人君) そうしますと、糸原町長おっしゃいました、この総合戦略、先ほど申し上げましたけども、基本目標に対して施策分野それぞれ複数ございます。このようにあるわけですけども、それ自体を見直すポイント、この部分は見直すとか修正があるわけではなく、加える部分先ほどあるとおっしゃいました、そういった解釈でよろしいのでしょうか。先ほどおっしゃった教育、それから地域包括ケアシステムの構築、ICTを活用した最先端技術を活用したもの、DX、デジタルトランスフォーメーション、そういったものを活用しいく、今の国の流れにやはり乗ったものにそれを加えいくというふうに今捉えました。  それから、見直すところとしては、KPIの数値を現実的なものにしいくというように捉えました、そこのところでよろしいでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 先ほどの説明に対する補足になります。  ちょっと私もこれを使わせもらうんですけど、やはり私言っおります4つのまちづくりというふうなことで言ってる部分のところが、実はここのところと非常に分かりにくくなっくるということで、例えば人と心つながるまちづくりって何だという話のとこと、じゃあ、4つのまちづくりとどうなるんだと、例えば奥出雲で暮らし幸せだというまちづくりとか、そういったところ本当にここはちょっと不整合になっまいります。どちらかというと、こちらの施策分野とか、それとか個別の状況、これにまた個別の事業ぶらさがっくるわけですけれど、そういったところはかなりこれは補足したり、例えばエネルギーの分野でありますとかCO2の部分、また、包括ケアの文言はここへ入っくるかもしれません、実際のとこ、ここら辺のところもちょっと変えこないと、やってることと理念と違うじゃないかということになっこようかと思います。  ですから、ここのところもやっぱり手をつけさせいただい、分かりやすく、これから皆さんとやっいくまちづくりをどういう観点でやっいくかということで、私は、どちらかというと、やってるその事業自体、継続しいくものももちろんございますし、やっいくんです、この理念と基本目標のここら辺のところをやっぱり少しちょっと整理させいただい、そしてここのところで、続けいくもの、そしてもちろん新たに追加しいく、どちらかというと、そういうイメージでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田雅人議員。 ○議員(9番 内田 雅人君) 理解をいたしました。町長と同じページで示させいただきます、施策分野というよりも、先ほどお聞きしましたけど、その前の理念、3つの理念がありますけど、先ほど申し上げた、その下に基本目標、この言葉、町長変えいく、整理をしいく、そういった見直しをしいくということで理解をいたしました。  もう一点お聞きしますけど、一番大きな基本構想、一番最初に出きますけど、大本の大本といいますか、これは勝田前町長の言葉になるのかもしれません、表紙に書かれている、この「つながりで築く幸せと笑顔あふれるまち奥出雲町」、これキャッチフレーズのようになっおりますけども、これは変える必要はないのか。私は、奥出雲創生という言葉もあってもいいのかなと思ったりもしおります、その点はいかがでしょう。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) この第2次奥出雲町総合計画も、もちろん町民の皆さんで議論いただいここまで来たものだということも承知しおりまし、「つながりで築く幸せと笑顔あふれるまち奥出雲町」、この言葉自体もいい言葉だとは思っおります、私も可能であれば奥出雲創生ということを使っ4つのまちづくりということを前面に出しいかないと、なかなか私、それを強く推進、基軸となるという言葉も使っきました、私たちの町政っていうものは、計画があって、それに基づい予算も要求しいく、進度を確認しいくということから、やはりそういった言葉を議員御指摘のように入れたいというふうに思っおります。この今の言葉をなくすかということは、ちょっとまだ私自身、今、検討中であるということでございます。以上でございます。
    ○議長(藤原 充博君) 内田雅人議員。 ○議員(9番 内田 雅人君) 奥出雲創生と4つのまちづくり、町長掲げられたその言葉をやはりベースにしたいという思いだと思います。私もそれは盛り込んでいただきたいというか、そこは見直しいただきたいかなと思いますし、総力戦のまちづくりということで、町全体をそういった機運を高めいく、引っ張っいくためには、町長の掲げられた奥出雲創生というような言葉まずはやっぱり旗振りの言葉っていいますか、大事になっくるのではないかと私は思っおりますので、ぜひそこら辺は思うように見直しいただいたらと思います。分かりました。  それでは、2つ目の質問に移ります。  糸原町長選挙で掲げられたスローガン、総力戦のまちづくり、奥出雲創生、人口減少にみんなの力で立ち向かうという理念は、賛同するところでございます。地域と一体感を持った協働のまちづくりは、やはり人口減少に立ち向かうために必須だと思っおります。  それで、この総力戦のまちづくりを進めいくために、私は、町職員の奥出雲創生に向けた意識、そういった意識の醸成も当然必要だと考えます。まずこれとても大事ではないかなと思っています。一般的に民間企業でもそうなんですけども、組織の一体感ある雰囲気ですとか信頼関係をつくっいくためには、コミュニケーションや意思の疎通、上下であったり横であったり、そういった関係の中でもコミュニケーション、意思の疎通必要であろうと。また、やりがいを感じる仕事内容、上司の公正な評価と能力育成、待遇改善、そういったところ必要ではないか、大切だと考えおります。  私は、今の奥出雲町行政組織の現状として、職員の退職の多さや休職の多さ、また、医療職も含め県下最低のラスパイレス指数などは、私は、総力戦のまちづくりのために必要な職員の意識醸成からは真逆と言えるようなマイナス要素だと思っています。町長この点をどう思われているか、組織の一体感ある雰囲気、信頼関係づくりをどうしていくのか、三セクについても同様のこと言えるのではないかと思っおりますけども、町長のこれについてのお考え、先ほど職員に対しての答弁の中で、少し元気を出しほしいなという、中に入られの感想、肌で感じるところだと思いますけども、そういったこともおっしゃいましたけども、率直な今どう思われてるかと、こういったことの改善についてお聞きしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 議員のお話にありますように、私の考えます総力戦のまちづくりを行っいく上で、職員の協力はまず必要不可欠であります。就任以来、多くの職員ともお話をする機会ございました。しかし、まだまだたくさんおられまし、できるだけ早いうちに全ての職員とまず対話の時間を持ちたいと思っおります。私自身、今まで県におったときも、部下たくさんおったときでも130名程度でしたですけども、一人一人と面談をし、一緒な思いで頑張っいこうよと言っおりました。そういった思いで、それは変わりませんし、これから少しでも時間を見つけ、期間はかかろうと全ての職員と対話をしいきたいと思っおります。  町の行政組織の現状で、ラスパイレスの話、そして退職職員の多さについて、これは私も課題であるなと思っおります。私といいますか、町民にとって大事な職員であります。大事な職員を預かっおりますので、こういったところもきちんと目を配っ、調査、そして検討しいきたいと思います。三セク会社も同様でございます、待遇面ももちろんそうでございます、組織による一体感の醸成や信頼関係、これは一足飛びでは成り立つものではございません、多少時間かかる場面もあろうかと思います、風通しのよい、やりがいのある職場をつくっいかないと、やはり町民の期待にも応えいけないと思っおります。この点は、私はそう思っおりますし、これから心をそのように思っ進めいきたいと思っおります。 ○議長(藤原 充博君) 内田雅人議員。 ○議員(9番 内田 雅人君) 就任されまだ1か月ぐらいでございますので、やはり全ての職員と対話というのは時間的に無理なことだと思います、それは時間を設けいきたいということでございますし、やはり職員の協力ないとこれは成り立たないと、総力戦のまちづくりを進めいくためにはという言葉、不可欠だという言葉ございました。  今現状、なぜ職員の退職多いのか。特に若手であったり、そしてなぜ休職になっしまうのかっていうところ、フォローアップ必要だとは思うんですけども、今やっらっしゃるそれぞれの仕事内容に対しての、どういいますか、不満っていうのか、先ほど町長ありましたけど、事務的な時間をできるだけ効率よく削っ、やはり町民の町の課題解決にされる時間をつくれるようにしたいと。それもスマートタウン構想の一つに入っくると思うんですけども、そういった時間今現状なかなか取れないのかもしれませんし、今やってる仕事をこれ以上、これからずっと自分は続けいくことに対しての、自分の生き方に対しての疑問っていいますか、そういうのもしかしたら出くるのかもしれませんし、またあるいは上司、公正な評価しっかり行われているのか、そして人材育成、能力開発、能力育成行われているのか。  また、今、人材不足によって仕事量、職員足りてないことによってキャパオーバーになってる、本当にやりたいことまで手つかないのかもしれません。一人一人対話をしたいということですけども、直属の上司の方、やはり悩みとかがあれば表情や態度に出ると思いますし、何らかの私はシグナルっていうのは察知できるんじゃないかなという気おりますし、そういったコミュニケーション大事だと思いますし、そこは、やはりタイムリーなところも必要かなと思っおります。  1点再質問させいただきますけど、待遇改善についてちょっと再質問させいただきたいと思います。  これもちょっと職員のモチベーションアップというところには大事な要素になるのではないかと思います、待遇改善については、まず給与体系ですね。以前、飯南町さん行われたように、県の給与体系に合わせたほういいのではないかと私は思っおりますし、それは前々から勝田町長にも提案をさせいただいたんですけども、現状として、期末手当については国より低い県の基準に合わせおります。給与体系は独自でありまし、県の給与体系よりも低くなってると。結果、県内のどこの市町村よりも低くなっしまってると。ラスパイレス指数91%ということになっますけども、この点は、やはり職員の不満は非常に大きいのではないかと、医療職も含めですね。  そして残業についても、1点、細かいことになるかもしれません、課長補佐級管理職に位置づけられている、奥出雲町は。管理職手当出るわけです、それについても、明らかに残業のほう多い形になっしまってる。イコールサービス残業という形にならざるを得ないのかなと思っおりますし、その課長補佐級管理職に位置づけされてるの、県も管理職に位置づけはされおりませんし、他の市町村でもなっていないということで課長職級は時間外手当支払われている中で、奥出雲町は、給与、期末手当、時間外もちょっと低いほうに合わせてるのではないかなと私は思っています。  なぜそうしているのかと。財政を理由に、私は、今の状態をそれを理由に続けいくのであれば、やはり人は不足しいくし、職員のやっぱり元気のなさっていうのも出くるのかなと思っおります。町長替わった今こそ改めるタイミング、すぐすぐはいかないとは思いますけども、一つのきっかけになる機会だと思います。その点について、待遇改善についてお考えをお聞きします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 職員の待遇改善についてでございます。  ラスのほうこれだけ低いというのは、私も県の前職におったときから、奥出雲町さんは頑張ってるなというところで、そこのところは気にはしおりました。実際、町に入っ、こんなこと言っちゃいけないんですけど、私もちょっと遅くになったりとかし見るんですけど、遅くまで残ってる職員おられます。また、補佐クラスもかなりの負担の仕事をしおられます。こういった中で、働き方等はどうかということも含め今後考えいかなきゃいけないかなと思っおります。  もちろん給与ということになりますと、やはり財源かなり必要になっくるということで、一足飛びにラスを変えるということ非常に難しいかなとは思います、こういった中の実態、例えば町民の皆様の理解も必要でしょうし、そういったとこも含め今の給与体系の現状もちゃんと調査し、また、職員本当に給与も含め、ほかの待遇とかやりがいとか超勤の多さとか、そういったものも全体的な部分を見、私も業務そのものの見直しも含め今後ちょっと考えいきたいなと。これは職員からも本当に業務の削減とか意見等も聞きながら、少しでも改善しいけたらなと思っおります。また、やりがいのある職場であるようにと思っおります。ラスをいつ上げるかというのは、ちょっとお答えすぐできませんけど、そういった思いでおります。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 内田雅人議員。 ○議員(9番 内田 雅人君) ぜひ効率化を進めいただい、仕事のやりがいでありますとか職員の意識醸成、総力戦のまちづくり、私も賛同いたしますし、本当できる限りの協力はしたいと思っおります、まず役場全体やっいきましょうという、そういった機運にならないと、なかなか民間に音頭を取っも、職員横向いたり、後ろに一歩引いてるようではやっぱりがっかりししまう、そういった機運しぼんでしまうということになっいきますので、ぜひ提案をさせいただきたいと思いますし、改善できるところからしいただきたいと思っおります。  それでは、3番目、最後の質問に移ります。スマートタウン構想についてです。  町長は、所信表明で社会課題解決や魅力向上に必要なデータ活用型スマートタウン構想を進めると述べられました。スマートタウン構想とは、簡単に申し上げますと、ICTなど、そういった最先端技術を用い社会課題を解決し、持続可能なまちづくりを目指すことです。新技術を活用しながら計画、整備、管理、運営などを高度化、効率化し、地域の抱える諸課題の解決を行い、新たな価値をつくり続け、持続可能な都市や地域にしいくこと、そのように理解しおります。私今回お聞きしたいのは、町長の考えられるこのスマートタウン構想の理想とする状態についてです。奥出雲町これを活用することで、どういう状態になれば一番いいと、その考えられる理想の状態について。  このスマートタウン構想について、内閣府の資料を見ますと、日本の戦略と言えるソリューション多様に示されおります。9つありますけど、申し上げますと、世界最高レベルの安心・安全な社会の実現、防犯、防災、交通事故減少など、交通・物流インフラの最大限能力発揮、自動運転でありますとかカーシェアとか、今MaaSとか言われますけど、モビリティー・アズ・ア・サービスという問題解決、ニーズに対応した地域課題に資する移動手段ということです。それからエネルギーの効率的活用、そして循環型社会の実現、公衆衛生、感染症対策、教育へのアクセス拡大、質の向上、観光資源の活用、インフラの管理運用、長寿命化、安全で高品質な農業生産、流通基盤というもの上げられおります。  既に交通支援でありますとかスマート農業、そしてエネルギー地産地消、そういった事例日本各地でも出おります。これを進めることによってやはり住民のメリットも多いわけです、行政側のメリットも大きい、それは間違いないと思っおります。先ほどおっしゃいました、職員の事務の軽減であるのは、もう如実に出くるのではないかと思っおります。奥出雲町でこのスマートタウン構想を進めると述べられた町長の描く理想の状態というのをお聞きいたします。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 私は、ICTを活用したスマートタウン構想につきましは、これまで話しおります、町としては、事務の効率化を図っ職員町民の皆様と向き合う時間を増やすためのツール、これは1つとして考えおります。  また、それでそのような職員増え、時間増え職員町民の皆様と連携したまちづくりできること、そしてそういった分野のデータを活用し、要するにデータ活用型という話ございます。以前でいきますと、こういったデジタル系の支援と行政型の整備、どちらかというとハードであったんでしょう、これからは、そういったデータを活用し町民の皆様へのサービス、これ例えば教育、分野先ほどのお話もありました、非常に広うございます、ですが、そのデータを活用することによって、例えば町そういったデータも信用し預けもらうことによって、行政サービスもっとよくなる、移動時間かかる町内において、やはりそういった部分を活用し充実したサービスこれからの新しい技術で期待できるように、そういった基盤、データ活用型の社会を目指しいきたいと思っおります。  また、奥出雲の目指すスマートタウン構想は、やはり私の理想は、皆さん恩恵を受けられるというの一番かと考えおります。マイナンバーカードの普及も、皆様にも御質問をいただいおります、どうしても奥出雲町、今までのところでいくと県下でもやっぱり普及は最下位だという話もいただい、そこは今頑張ってるとこですけど、そういったものを、どこよりも早く皆さんマイナンバーカードを持っいただい、これからの事業を展開する上でも本当にサービス届けられるように、そういったところで今は考えおります。  各分野、いろんな技術も出おりますし、また、使えるものもかなり出おるようでございます。そういったところに向け、どの分野も取り組みたいんですけれども、それはちょっと必要性というところと、また財政のところも見ながら、国事業などをしっかり活用し、町負担でできるところも見ながら進めいきたいなと思っおります。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田雅人議員。 ○議員(9番 内田 雅人君) 分かりました。住民、私たちにとってのメリット非常に大きいということでおっしゃいました。データを活用した社会、奥出雲町でも、やはり移動時間、待ち時間など無駄な時間削減されいくということは大きいかと思いますし、あと、何いいますか、経験で今まで判断していたもの正確なデータ分析による根拠がある中で行われ、それでの施策を提案した場合に、住民の、何いいますか、納得度合い、合意形成というのも円滑になるのではないかなということで、そういったデータ活用というのは非常に大事だと思います。先ほどからあります、町長の思いとしてすごく今回感じたのは、職員の事務作業の時間を本当に削っ、やはり町民とその分、向き合う時間増えいくと、それによって官民協働でできる施策、総力戦のまちづくりの形になっくると、そういった思いを感じたところでございます。  もう一点お聞きします、再質問になりますけど、今おっしゃった理想の状態に向け、今の時点で町長考えられる課題、例えば財政面も出くるとは思います、あと、住民の合意形成、先ほどありましたけど、データ分析でありますとか、いろいろ変わっくるところも出くると思います。なかなか今までやってたことを変えいくことに抵抗がある方もやっぱりいらっしゃいますので、そういった住民の合意形成なども課題にあるのかなと思ったりもします。町長考えられる課題として、スマートタウン構想を進める中で課題大きいと思うことがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 糸原町長。 ○町長(糸原 保君) 課題でございます、1つは、まずこれを進めいく、また、こういった新しい社会に向かっいくための実は人材というのやはり必要であるかなと思っおります。これはなかなか私たち、私自身もそうでございます、いろんな方、これから町全般のスマートタウン構想を進めいくに当たって、絵にはそういう絵とあっても、実際にそこへ届くまでのところはかなりハードルはいろんなところであろうかと思っおります。そういった人材の確保ということ、これは委託も含めてあるのかもしれません、そういったとこは1つ課題かなと思っおります。  もう一つは、やはり町民の皆様の合意形成、または本当にそんな役に立つんかなとかというところからの、そういった皆さんへの合意形成を図る前の段階のところの情報の提供だったり、知らせ方だったり、そういったものをこれからしいかなければいけないなと。町長、何言っとるかいなというふうな、スマートタウン構想って一体何だいやというの大半の今の状況であるかと思います。しかし、放置しおけば、なかなか乗り遅れいきますので、これも何とか少しでも分かりやすく、そしてできるところからやっいきたいと思っています。  1つは、こういった様々な年代もありますけど、学校というものもありますので、そういったところからの普及と、こういったこともしいくっていうの、これは早いかなというふうに思っています。課題はたくさんありつつも、これは取り組まなければいけないということでございますので、まずメリットを感じられるところを至急探し取り組んでいきたいと思っています。役所の手続でありますとか、そういったものからでもいけるものないのかなと今思っおるところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 内田雅人議員。 ○議員(9番 内田 雅人君) 町長のお答えを聞い、課題としてお聞きしましたけど、最初に出きたの人材ということで、なるほどなと思っ納得したところでございました。やはりちょっと専門的なことできる人材っていうこともあろうかと思いますし、ICTに精通したとか、いろいろあろうかと思います。たまたま昨日テレビでそういったのの放送があって見ましたけども、ほかの自治体でしたけど、その自治体で観光の発信をSNSを使ったりし発信をするわけですけど、その採用した方非常に戦略になってると。その方は海外の方で、言語もそうですけども、海外の方を採用しその国の方々に発信をされおりまし、そういった国からインバウンド非常に増えているという事例ございました。  そういった海外人材というのも一つ私は手だなと思っおりましたけど、人材確保というのは確かに本当に大きいかと思いますし、住民の合意形成というのもやはり説明っていいますか、時間かかるところだと思いますけど、最初申し上げました、初志貫徹、そこは非常に大切に取り組んでいただいたらと思います。  今回、糸原町長に最初の一般質問でございましたので、大枠の考えをお聞きいたしました。私は、奥出雲町ならではの、ほかにはないとがった部分、注目される政策っていうの非常に大切だと思っおります。選択と集中ということになろうかと思いますけども、それ町の特色になります。これから、ぜひできるだけ早く糸原カラーを町政に出しいただきたいと思います。  以上で一般質問を終わります。   ─────────────・───・───────────── ○議長(藤原 充博君) ここでお諮りをいたします。本日の会議はこれにて延会としたいと思います。これに御異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、本日は延会とすることに決しました。  なお、10月21日、明日の会議は午前9時30分からの開会といたします。  本日は御苦労さまでした。             午後3時26分延会   ───────────────────────────────...