令和 3年第3回定例会(第3日 9月 8日)
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令和3年 9月(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第3日)
令和3年9月8日(水曜日)
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議事日程(第3号)
令和3年9月8日 午前9時30分開議
日程第1 一般質問
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本日の会議に付した事件
日程第1 一般質問
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出席議員(14名)
1番 高 橋 恵美子君 2番 北 村 千 寿君
3番 糸 原 文 昭君 4番 内 田 裕 紀君
5番 小田川 謙 一君 6番 田 食 道 弘君
7番 糸 原 壽 之君 8番 景 山 利 則君
9番 内 田 雅 人君 10番 石 原 武 志君
11番 川 西 明 徳君 12番 内 田 精 彦君
13番 大 垣 照 子君 14番 藤 原 充 博君
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欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
局長 ───── 石 原 重 夫君 企画員 ──── 石 原 達 也君
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説明のため出席した者の職氏名
町長 ───── 勝 田 康 則君 副町長 ──── 藤 原 努君
教育長 ──── 松 田 武 彦君 総務課長 ─── 堀 谷 智 樹君
企画財政課長 ─ 江 角 啓君 町民課長 ─── 石 原 和 夫君
税務課長補佐 ─ 三 澤 芳 章君
商工観光課長 ─ 本 山 宏 人君
健康福祉課長 ─ 杠 康 彦君
農業振興課長 ─ 荒 川 佳 史君
水道課長 ─── 千 原 明 浩君
地域づくり推進課長 ───────────────── 高 尾 昭 浩君
福祉事務所長 ─ 森 田 近 子君
教育魅力課長 ─ 永 瀬 克 己君
農林土木課長 ─ 秋 田 和 浩君
結婚・
子育て応援課長 ──────────────── 吉 川 明 広君
会計管理者 ── 田 中 修君 病院事務長 ── 中 西 修 一君
建設課長 ─── 松 原 三 美君
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午前9時29分開議
○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
これより日程に入ります。
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◎ 日程第1 一般質問
○議長(藤原 充博君) 日程第1、一般質問を行います。
12番、
内田精彦議員。
○議員(12番 内田 精彦君) 12番、内田精彦でございます。一般質問を行いたいと思います。
今回は、木次線存続と
トロッコ列車の運行関係について、また
仁多斎場施設修繕について、この2つの項目について町長に伺いたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
木次線の存続と
トロッコ列車の関係につきましては、これまでも何回となく質問させていただいておりますが、今回も引き続いて質問をさせていただきます。
これまでの
トロッコ列車の
運行終了記事等について、ちょっと整理してみました。いずれも
山陰中央新報からの記事の抜粋でございます。
まず最初が今年の2月19日の記事で「
地方路線存廃 地方と協議」の見出しで、
JR西日本社長、かなりの線区問題、18日の
定例記者会見で低収益のローカル線について廃止も含めて今後の在り方を見直し、地元と議論を進めていく考えを明らかにしたという記事でございます。木次線は2019年度の
旅客運輸収入が6,900万円で、新幹線を含む51路線で3番目に少ないという記事でございました。
引き続いて4月の14日の記事でございますが「木次線存続へ国関与を」の見出しで、
鉄道事業法改正を求める
木次線強化促進協議会が国土交通省や
県選出国会議員に
鉄道事業法の改正を求めたということでございます。これは事業者の判断で路線を廃止できる現行の
鉄道事業法、これたしか18条だと思いましたが、の改正を町長も行かれるというふうな記事でございました。
それから、4月の19日の記事は
トロッコ列車が出発するということで「待っていたよ
おろち号出発」の見出しで4月18日、今シーズンの運行を始めたというふうな記事でございます。
それから、5月の27日の記事は「
JR西日本 おろち号23年終了」の見出しで
木次線老朽化での方針であることが26日分かったということで、運行を終了すれば低迷する木次線の利用促進に影響を及ぼしそうだという記事でございました。
続いて6月4日の記事でございますが「JR西 おろち号23年度終了発表」の見出しで木次線存廃との関連を否定したという記事でございます。
続いて、6月8日の記事は「
おろち号後継車両の
財政支援検討」の見出しで
丸山島根県知事が7日、JR西に示した。当社からは具体的な返答はなかったというふうな記事が載っておりました。
続いて、6月9日の記事でございますが「6月8日 芸備線一部廃止を含め協議か」の見出しでJR西、自治体に申入れ。これは岡山県新見市と広島県庄原市の区間を議論の対象にした意向だということで記事が載っておりましたが、これは参考でございますが、これ輸送密度、いろいろ言い方があるようですが、
平均通過人員、1日1キロ当たりの利用者数のことでございますが、芸備線の東城から備後落合間が11人で管内の最少であるということ、また備中神代から東城間が81人である。木次線については、190人であるということでございます。こういう記事がこれまで載っておりました。
そこで質問でございますが、令和3年8月4日に松江市内において第1回
木次線観光列車運行検討会が開催されております。これには島根県、広島県、松江市、出雲市、雲南市、奥出雲町、庄原市の5市町とJR西で構成し、島根県が事務局と調整役を担う。島根県、存続を求め姿勢を鮮明にしたと沿線市町と一体での記事が載っておりましたが、具体的にはどのような話合いが行われたのかお答えください。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
この御質問につきましては、昨日の
内田雅人議員の質問に対しまして十分説明をしたつもりでございます。あえて答弁をお願いするということのようでございますので、私のほうから昨日の
内田雅人議員にお答えしたとおりを再度お答えをさせていただきます。
なお、8月4日と8月24日、この2つの件につきましても内田議員さんから御質問をいただいておりますので、この2つを併せたものでよろしゅうございますか。
それでは、2つを併せまして8月4日そして8月24日に開催された
木次線観光列車運行検討会の内容について、再度説明をさせていただきます。
トロッコ列車奥出雲おろち号については、平成10年の運行開始以来20年以上が経過し、
JR西日本から車両の老朽化により2023年までの運行が示されたところでございます。これを受けて、沿線自治体では県主動の下、
木次線観光列車運行検討会を立ち上げ、8月4日に第1回が開催をされました。当日は島根県から松尾副知事の出席の下、雲南市、奥出雲町をはじめとする
関係自治体、松江市、出雲市、広島県庄原市の市長または副市長の参加により、
JR西日本米子支社と活発な議論がなされたところでございます。
会議の概要についてでございますが、初めに
JR西日本から現在の
トロッコ列車の車両の編成内容と
メンテナンス状況、今後の運行に関しての計画などが丁寧に説明をされました。かいつまんで申し上げますと、牽引する機関車については今年度の車検でありますが、来年度以降は
工事用機関車も活用することにより運行継続に努力していく。また、
トロッコ列車と控え車についても鋼体の各部の劣化が進んでおり、都度溶接や床板の修繕を行うということ、また車両に搭載してある発電用のエンジンも代替がない状況で修理不能となった場合には冷房装置が使えなくなるなど、現車両の状況につきまして事細かく説明がございました。
それに対して
関係自治体からは、車両の部品の調達の件や
JR西日本以外の会社からの車両提供の提案など、踏み込んだ議論がなされたところであります。私のほうからは、現在の
トロッコ列車が運行不能になった場合の更新車両について提案をいたしました。具体的には、他の鉄道会社から同型の車両を購入され改造ができないものか。また、京都の嵯峨野鉄道の
トロッコ列車のように比較的簡易な車両の改造により
トロッコ列車として運行ができないものかなど議論を交わしましたが、残念ながら前向きな回答はございませんでした。
2回目の会議は、8月24日に開催されました。開催概要は第1回の検討会の内容確認から始まり、質疑に対するJR側の回答が示されましたが、現在の
トロッコ列車の延命に対する前向きな回答は今のところ示されておりません。次回は10月に開催予定ですが、現在の
トロッコ列車奥出雲おろち号の延命の議論も含めて新たな観光列車について検討することになっております。
いずれにしましても、参加した
関係自治体から運行継続やそれに代わる車両についての質問、意見や提案などがあり、約2時間ばかりの検討会となりました。引き続き意見を交わし、強くJR側に要望していきたいと考えております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君) 1と2と一緒に答弁していただきました。
なかなか前向きな答えは出なかったということでございますが、8月の24日が第2回ということでございますが、これはいつまで続くいいますかね、いつまで検討会があるのかいうことは何かありますでしょうか。もう何回で終わるとかいうのがあれば答えてください。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
時期的なことについては全く未定でございますが、何回の会議を得るかどうか、これが
トロッコ列車のみにとどまらずほかの木次線の存続問題にもなりかねませんので、しっかり要望はしてまいりたいというふうに思っております。以上です。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君) それでは次に行きますが、令和3年8月18日に斐伊川・神戸川流域の4市町でつくる出雲の國・
斐伊川サミットの定例会が出雲市内で開催されております。新聞記事によりますと、JR木次線の
トロッコ列車の運行を支援する。
奥出雲おろち号について、流域を巡る観光ツアーの実施検討など利用促進に取り組むことを決めたということでございますが、この内容を具体的にどういう話をされたのかお答えください。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
出雲の國・
斐伊川サミット定例会の内容についての御質問にお答えをいたします。
当日は構成する市長、町長全員が出席し、議題について審議を行いました。この構成する市町は、出雲市、雲南市、奥出雲町、飯南町でございます。
まず、議事内容は1件のみで、令和2年度の事業報告及び決算報告について審議をいたしました。全会一致で承認を得たところでございます。
事業が終わった後に、
トロッコ列車の運行に係る支援内容について協議、確認を行ったところでございます。詳細は次のとおりでございますが、1つ、
木次線利活用推進協議会が実施する
通勤チャレンジデーに参加する。2つ目に、木次線を活用した
広域観光ツアーの開催。3つ目として、広島市内での情報発信、イベントの開催ということを協議をいたしたところでございます。これらを実施することにより、
斐伊川サミットとして
トロッコ列車を支援していくということを確認をいたしたところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君)
斐伊川サミットでも応援するということでございますので、ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。
次に、
JR線利用促進事業補助金を活用しての
木次線利活用推進協議会が実施主体で行っている木次線に乗ろう
キャンペーンの実施中についての利用状況について伺います。
リーフレットがございますが、「みんなで乗って応援!木次線でGO!」の事業概要と現在の利用状況はどのようなものなのかお答えをお願いします。
○議長(藤原 充博君)
高尾地域づくり推進課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) 御質問のことは、この「木次線でGO!」というチラシの事業内容かと思います。こちらについて、概要を説明させていただきたいと思います。
本年度島根県の支援を受けまして、
木次線利活用推進協議会で実施しております県民による
木次線利用促進事業である「みんなで乗って応援!木次線でGO!」の内容につきましては、このチラシまたはホームページを御覧いただければ詳しく分かりますが、概要について御説明を申し上げます。
利用が低迷しております木次線の乗車率向上を図るため木次線に乗ろう
キャンペーンとして実施しているもので、5人以上のグループで木次線を1区画以上乗車され島根県内を含む中国5県内への旅行者が対象で、木次線を含む旅程のJR運賃、これは島根県内の区間に限りますが、それ及び二次交通となる貸切りバスや
貸切りタクシーなどの経費の2分の1、上限が10万円を補助するものでございます。ただし、現在は広島県や岡山県が
緊急事態宣言となるなどコロナ感染が拡大しておりますので、県内のみの御利用に当面の間制限をさせていただいております。
また、利用状況でございますが、申請ベースで8月末現在、木次線沿線全体でございますが、65件、1,169人となっております。奥出雲町内に限っては、10件の169人となっております。これにつきましては、奥出雲町
木次線活性化促進議員連盟の皆様におかれましては積極的に御利用していただいておりまして、誠にありがとうございます。この場をお借りしまして、お礼を申し上げます。
さて、しかしながら今後の
コロナ感染拡大の関係でキャンセルが多く発生するものと見込まれておりますので、感染拡大が改善されましたらより一層周知いたしまして、利用促進を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君) これまで65件というふうな答弁でございましたが、これは実は当初7月末まででしたね。今は11月末になっておると思いますが、今後この65件がどれだけの事業費に対してか分かりませんが、これまた延びることがあるのかどうか、その辺のことについてもお答え願います。
○議長(藤原 充博君)
高尾地域づくり推進課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) 御質問の期間の延長につきましては、予算の関係を見ながらまだ予算的に余裕があるようでございましたら11月30日を延ばすことも検討してまいりたいと思っております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君) 先ほど課長のほうからちょっとお話がございましたが、奥出雲町の
木次線活性化促進議員連盟もこれに参加いいますか活用させていただいておりますので、ちょっと少し紹介させていただきます。
実は、
木次線活性化促進議員連盟として何かしなければならないというふうなことも含めまして、8月の6日に伯備線・芸備線・木次線一気に
乗り継ぎ体験の旅というものを実施しました。11名の参加でございましたが、これは伯備線の生山駅から乗りまして、備中神代駅で伯備線と芸備線が入っておりますのでここで乗り換えまして備後落合まで行って、そこからまた木次線に乗って横田の駅へ帰ろうとこういう計画で実施はしましたが、伯備線の生山駅では車両が2両でございましたが、7名の乗客でございました。私どもをはねて7名の乗客で、本当に少ない乗客の方でございました。それから備中神代で乗り換えて芸備線へ乗ったわけですが、これはまた反対に車両が1両だけでございましたが、36名の乗客の方が乗っておられました。何か変だなというふうに思っておったところでございますが、それで備後落合まで行きまして木次線に乗り換えたところで木次線の何か高温のために線路が危険だというふうなことで運休するということでございまして、急遽奥出雲交通の大型バスが迎えに来ましてそれに乗って帰ってきたというふうなことでございましたが、当初私どもがこれ計画したのはこの木次線一気に
乗り継ぎ体験の旅ということでございましたが、東城と落合間が輸送密度が11人というふうなことになっておりますので、これの実態を把握しようということも入っておったわけでございますが、実際には36名。それに私どもが入っておりますので、それ以上の人が乗っておったというふうなことで、ちょっと当てが外れたというふうな状況でございます。
なぜこういうふうにたくさんおられたかというのがはっきりしたあれは分かりませんが、当日の乗客の多い原因としては青春18きっぷいうのがございます。これは春夏秋、3
シーズン限定ではございますが、1万2,050円で5日間、全国のJRどこへ行ってもいいというふうなものでございまして、この鉄道ファンいいますかね、こういう方がたくさん乗っておられました。見ておりますと、窓の枠へデジカメとかスマホをやって外の風景をずっと撮影された方もたくさんおられました。こういうものがインターネットでユーチューブなんかでたくさん流れておりますが、そういうとこへ行くのかなというふうに思っておったところでございますが、鉄道ファンが多数おったということと、また木次線の
トロッコ列車廃止の報道によるものと推測されるということで思っております。私のちょうど隣におられた方に聞きましたら、その人は京都から来たというふうなことを言っておられました。
そのほかに、
木次線利用としては新人議員さんの研修が松江でございまして、これにもこれを利用させていただいたというふうなことでございまして、これからもこれを利用させていただきたいというふうに思っているところでございます。
次行きますが、今の事業計画実施しましたですが、この事業を利用するに当たりまず実施計画書を作成し提出して許可、内示書みたいなものを頂きまして、そして利用後に交付申請書、
県実施報告書の提出が必要であるということでございます。このような手続は一般の方、町民の方にはなかなか難儀であるというふうに思っております。そういうお話も多々聞いておりますので、したがってもう少し簡素化できないのか。助成金頂くいうことでございますので、ある程度のことは必要であるというふうには思いますが、簡素化ができないのか。あるいはこのような手続作成は
木次線利活用推進協議会あるいは町の担当者での作成等、便宜が図れないのか伺いますのでお願いします。
○議長(藤原 充博君)
高尾地域づくり推進課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) 実施計画書の申請様式の簡素化という御質問でございますけども、申請書につきましてはこのようなA4、1枚で7項目のみ御記入いただくものでございます。まずA4サイズ1枚で抑えているということで、申請書の代表者の住所、氏名を御記入いただくこと、そして利用目的にチェックをいただく、そのほかJRの利用区間、利用人数、
貸切りバス等がある場合にはその貸切りバスの会社名、そして補助申請額、そして協議会から
交付決定通知の
受け取り方法として郵送がいいのかファクスがいいのかメールでいいのかということにチェックしていただくということで、実際に御記入いただくのは5項目に限っております。また印鑑も不要でございまして、郵送だけでなくファクスでも申請できる非常に簡素な方法と思っておりますので御理解いただければと思いますし、またそれでも困難であるということがございましたら、こちらの役場のほうに御連絡、協議会のほうに御連絡いただければ作成についてもお手伝いをしているという状況でございますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君) それじゃまたそういうことで町民の方から相談があるかと思いますので、よろしく対応していただきたいというふうに思います。
次に、木次線でお試し通勤・通院定期券、回数券、
定期利用モニター募集の事業概要と利用状況について伺いたいと思います。
町職員のダイヤに合わせた
フレックスタイム制の施行状況、この前にもちょっと伺いましたが、その状況と、また民間事業者への働きかけ等はどのようになっておるのかお答えください。
○議長(藤原 充博君)
高尾地域づくり推進課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) 御質問の
定期利用モニター事業につきましては、
内田雅人議員の答弁でも少しお話をいたしましたけども、木次線を利用したお試し通勤や通院をされる方を対象に定期券または回数券により乗車していただく
定期券利用モニターを募集することにより、新たな
木次線利用の掘り起こしを目指して実施、計画しているものでございます。
概要につきましては、新たに定期券や回数券を購入して木次線を利用する方に対して、利用前、利用後にアンケートにお答えいただくことを条件に1か月定期または回数券の全額を補助するほか、最寄り駅の駐車場の
借り上げ料金として上限3,000円も補助することにしております。そして調査協力の謝礼といたしまして、地元特産品である奥出雲和牛を3,000円相当でございますけどもお贈りしているということでございます。
このモニターからのアンケートの結果を踏まえて
利用促進施策に生かすとともに、モニターの方には当初は全額補助や特産品につられて木次線を乗車されるのがきっかけになったかもしれませんが、木次線を利用されて通勤や通院もよいものだなと思っていただいて、継続的な利用促進へとつながればと考えております。
なお、利用実績でございますが、8月末現在木次線全体では19名のモニターに利用していただいております。また、奥出雲町内に限っては7名となっております。目標は50人としておりますので、皆様奮ってモニターとして御利用していただきたいと思っております。
また、町職員に対しての
フレックスタイム制につきましては、運用して数名の方が御利用されております。また、昨日町長が申し上げましたように、9月10日を木次線応援の日ということで町職員に呼びかけておりまして、また新たな数名の方がこのモニター利用して乗ってみようということのお声がけは頂戴しているということでございます。
また、近隣の事業所につきましては、郵便局でありましたりし
まね信用金庫様でありましたりそのほか森林組合さんとJAさん等々にお邪魔してチラシを配布してお願いをしたところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君) それでは次行きますが、
木次線利用に伴う施設整備状況について質問をいたします。
このことは町民の方からも要望がございまして、非常に分かりにくいとかあるのかないのかというふうな質問がたくさん来ております。
木次線利用者がいつでも使える駐車場と駐輪場の各駅ごとの整備状況が分かればお答え願いたいと思います。私も先般、横田の駅へ参りました。私は横田ですけども、よく知っておるはずでしたが駐輪場、向かって右側のとこに立派な駐輪場がありました。ただ、あの中に合併前ですかね、横田町とか防犯協会とかいうことが書いてありますが、ここへ止めなさいとかいうふうなことは一切書いてございませんでした。三井野原から坂根、八川、横田、亀嵩、三成、八代、全部歩いてみましたが、そういう表示があるとこはございませんし、どこどこへ止めてもいいというのがはっきりと分からないという状況であったと思います。この辺のことについてお答え願います。
○議長(藤原 充博君)
高尾地域づくり推進課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) 御質問の駐車場、駐輪場等の整備状況につきましては、奥出雲町以外の駅舎、雲南市等の駅舎はちょっと把握しておりませんが、町内での
木次線利用者が利用できる県または町が整備した駐車場としましては、兼用も含めると出雲三成駅、出雲横田駅、出雲坂根駅、三井野原駅にございます。また、出雲八代駅、亀嵩駅、八川駅は専用の駐車場は設けておりませんが、駅前周辺に
JR西日本の敷地があり、そこに二、三台程度駐車できるものと思っております。
もう1点の駐輪場につきましては、出雲八代駅、出雲三成駅、亀嵩駅、出雲横田駅の4駅に町が整備した駐輪場がございます。また八川駅にもありますけども、
JR西日本の敷地内に老朽化したものがございまして、使用が困難な駐輪場となっています。そのほか出雲坂根駅、三井野原駅には駐輪場はないということで、表示があるかと言われますと、しっかりとした公衆の公用の駅前駐輪場等は表示しておりませんけども、これにつきましては恐らく以前から町民の方は駐輪場と認識されて御利用されてるものと思います。ただ、しかしながら現在において各駐輪場、数か月に1回ぐらい私も回ってみるわけでございますけども、御利用されてる方が例えば八代駅ですと3人程度、三成駅に限っても5名もいないような状況で、非常に利用率が少ないのではないかなと思っています。横田駅につきましても、通常通勤通学等で利用される方も見ますと2台ぐらいしか止まってないような状況で、そのほか八川から三井野原にかけては1台も止められてない、利用も非常に少ないということでないという状況だと思います。
町民の皆様が本当にそこが駐輪場として止めていいものなのか悪いものかと分からないようであればそういう標識も検討はしてみたいと思いますけども、一般的には御理解いただいてるのではないかなと認識しているところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君) お答えいただきましたが、利用者が少ないということは私もよく分かります。だけどもそういう声が町民の方から出るいうことは、それに対応したことをしなければならないというふうに私は思いますので、その辺のことはまたよく考えていただきたいというふうに思います。
それから、次、汽車とバスの連絡調整についてというふうなことで質問をさせていただきます。
現在、横田高校生の常時汽車利用者が昨日も町長65名と言われましたが、私も横田高校へ行って調べました。65名のようでございます。そして、三成駅利用者が約37名と聞いております。全員ではありませんが多くの生徒が部活動をしており、帰宅時間が遅くなっております。横田駅発列車19時01分に乗れば、三成駅着が19時26分に着きます。そこで奥出雲交通の阿井方面のバスが19時30分発に接続をしております。これを利用されておるということでございます。
しかしながら、横田駅発最終列車の19時55分を利用いたしますと、三成駅着が20時15分であります。この時間にはもうバスがございません。現状は、保護者が三成の駅あるいは高校まで迎えに行っておる状況と聞き及んでおります。保護者たちからは、ぜひとも最終列車と接続するバスを願っておられるというふうに聞いております。現在、木次線の1日平均利用密度は先ほどもお話ししましたが190人となっておりますが、これは高校生の通学者が大半を占めております。高校生の通学、一般の利用者も含め便宜を図るのが当然であると考えますが、どのような認識なのか、そして改善する考えがあるのかお答えください。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
木次線の各駅の到着時刻とバスの接続調整に関する御質問でございますが、これまでも申し述べておりますとおり奥出雲交通のバスの運行ダイヤは基本的に学校の通学を中心に調整して時刻を設定されております。このため、学校への到着時間などによりどうしても調整ができない路線もありますが、できる限り乗り継ぎできるよう、最寄りの駅の汽車の時刻に合わせるよう対応しているとの報告を奥出雲交通からは受けております。
また、夕刻につきましては、横田高校生を対象として横田高校入り口をおおむね18時30分前後に発車をいたしまして、鳥上、八川、馬木地区へ向け運行するとともに、出雲横田駅19時1分発の汽車に接続をさせております。そして出雲三成駅に19時21分に着きますので、阿井の内谷行きが待ち受けて生徒を2人ないし3人乗せて運行するのが最終便となります。ただ、これより遅い20時15分出雲三成駅着の汽車もございますが、これに接続する便につきましては利用者がほとんどなかったことから、平成29年度より運行を取りやめております。
また、同時に運転手の労働時間に関する国の基準は、運行計画における運転手の拘束時間を原則1日当たり13時間と定めており、労働局の指導を遵守いたしますと遅い時間帯の運行は困難となっております。以前は座席シートいっぱいの乗車でございましたが、どの路線も家族での送迎が増え、高校生のみならず中学生の利用も急速に減っているのが実情でございます。以上でございます。
それと、昨日
内田雅人議員の御質問のときに、私も一つ告知放送で町民の皆様に周知をするということで、原稿がちょっとそのとき見当たらなかったのであえて今日この場をお借りして、議員の皆さん方にちょっとお知らせをさせていただきたいと思います。
ああして
木次線利活用推進協議会からではございますが、先ほど高尾課長も申し上げましたように木次線応援の日の実施についてをお知らせをしますということで、JR木次線が全線開通した昭和12年12月12日にちなんで、本年9月より毎月12日を木次線応援の日として利用促進を図ります。今月の実施日は9月の12日で日曜日でございます。職場への通勤や今後お買物などのいつでもマイカー通勤をちょっとお休みしていただいて、この日は木次線に乗りましょうというふうなことを告知放送で町民の皆様方にも明日の朝から放送いたしまして、9日、9月の10日のお昼、9月の11日土曜日の夜、それから9月の12日朝というふうなことで4回告知放送をやりますので、ぜひともよろしくお願いを申し上げます。
そして、町内の各事業所のほうにも四十数事業所もございます。そこらにもこの木次線応援の日の設定の御案内を周知させていただきます。以上でございます。大変失礼いたしました。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君) 汽車とバスの連絡調整につきましては、今、町長答弁いただきましたが、そういう事情があるかも分かりませんが、私が今お話ししましたのは現実に今の段階で阿井方面の方からの要望でございますので、またその辺のことも調べていただきまして、できるものならしてあげていただきたいというふうに思いますのでよろしくお願いいたします。
それでは、次に行きます。仁多斎場の件になりますが、仁多斎場、施設の音響施設と玄関口の修繕等についてということで通告しておると思いますが、仁多斎場は平成9年に開設以来今日まで多くの町内、町外の皆様に利用されておりますが、使用料につきましては令和3年3月31日までは町内、町外を問わず同一料金でありました。令和3年4月1日より近隣市町との均衡を図るため、新たに町内・町外利用者の区分を設けられました。町外は町内の約3倍から4倍の使用料になっております。料金改定からまだ5か月ではありますが、これまでと比べどのような町外利用者の使用率なのかお答えください。
○議長(藤原 充博君) 石原町民課長。
○町民課長(石原 和夫君) 御質問にお答えいたします。
令和3年4月1日から、仁多斎場の使用料につきましては近隣市町との均衡を図るため、新たに町外使用料を設けて運営をいたしております。これまで町内、町外を問わず同一使用料としておりましたが、お亡くなりになられた方及び使用申込者ともに町内に住所を有しない場合に、町外使用料を納付いただくものでございます。
町内と町外者の利用率につきましては、令和2年度までの過去3年平均の町外者の占める割合は全体の約8.5%ほどでございました。令和3年度につきましては、7月末時点で約1.3%ほどとなっております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君) 通常は8.5%。今のとこ1.3%というふうな答弁でございました。
先日、私も仁多斎場のほうへちょっと行かせていただいてお話は少し聞かせていただいたところでございますが、ほとんどないというふうなことでございます。3倍から4倍になっておるので、その辺のことが響いておるかなというふうに思っております。
次に、火葬中における家族、親族等の控室いうのがございます。控室いう名前かどうか分かりませんが控室がございますが、そこへの放送が聞きにくいことについてちょっと伺いたいと思いますが、このことについて、町長承知しておられるのかどうか。知っておられるのかおられないのか、まずその辺のことをちょっとお答えください。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
承知はしておりませんでした。今回の一般質問で初めて知ったところでございます。以上です。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君) 放送が聞きにくいことについて、町長承知しておらないということで初めて聞いたというふうなことだったと思いますが、私もちょっとあんまり耳がいいほうじゃありませんが、何回かあそこへ行かせていただいて控室で待っておりましたときに、あと何分したら終わりますよとこういうような放送があると思います。準備してくださいとかいうふうなことがあると思いますが、私も行って何か放送したなというふうなことで、私もあんまり耳がいいほうじゃありませんので知り合いの方に今何言うたかいよ言うたら、いや、私も全然分かりませんでしたということでございました。先般も斎場のほうへ行ってあそこにおられた方に少しそういう話ししましたら、聞きにくいいうことは承知しておるというふうな言い方だったと思います。
それで、あと玄関口のとこもございますが、まず放送施設のことでいきますが、これまでこのことにつきまして予算委員会、あるいは常任委員会で担当課長さんに何回か言っております。もう退職された歴代の課長さんもおられますが、そういう話ししておりますので課長さんは承知はしておられると思います。それが上のほうへ上がっておらないということは、課長のとこでそういうものを直さんでもいいとかというふうな話でそういうことになっておるのか、あるいは町長のとこまで行くまでのとこで財政的にお金が今ないので、次の分も含めてになりますが査定で落とされたのかというふうなことも考えられますが、突然で申し訳ないですが、
企画財政課長、こういう予算要求いうのが出てきたことがありますでしょうか。覚えがあれば、ちょっとお答え願いたいと思います。
○議長(藤原 充博君)
企画財政課長。
○
企画財政課長(江角 啓君) 私のほうでは承知をしておりません。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君) 承知しておらないということでございますので、担当課長のとこで止まってしまったということであろうというふうに思っております。
次の玄関口の石の破損状況について質問いたしますが、多分これも同じではないかと思いますが一応質問してみます。
玄関口の石の破損状況、これは除雪で行ったものでこれははっきりしておりますが、このことについても町長承知しておられないですね。分かりました。
企画財政課長も、これも承知しておられないということでよろしゅうございますか。
町長も
企画財政課長も承知しておらないということのようでございます。これを直すいうことは、私はなぜこんなことを言うかいうことは、聞こえないいうことは間違いありません。それから玄関口の石の破損、除雪で壊れた。この間また行ってみましたら、ずっと言っておったとこよりかもまた次のとこも破損しております。斎場でございますので、あそこでされるときにいろんな方が見えられると思います。親族の方、町内の方だけではないと思いますので、県内の方、県外の方も来られると思います。ああいうとこで営業言っちゃおかしいですが営業しておられますので、直せるものなら直していただきたいというふうに私は思っております。だけど一般質問で町長にそんなこと言っても、町長のとこまでそういう話が上がってきておらないと言われるところでございますのでどうしようもないかと思いますが、担当課長のとこで止めてあるというふうなことでございますので、私が今日お話ししたことは町長も少しは考えていただきたい。本当に現地を見て直さんでもいいものならそれでいいかも分かりませんが、そういうことが担当課長のとこで全部止まってしまうということであれば、また考えようによってはこれは大変なことだというふうに私は思っておりますので、その辺のことはひとつよろしくお願いしたいと思います。
以上で終わります。
○議長(藤原 充博君) ちょっとお待ちください。
担当課長のほうから答弁がございますか。
石原町民課長。
○町民課長(石原 和夫君) 控室等の放送内容、聞きづらいということの御質問につきましてお答えをさせていただきます。
仁多斎場の館内放送につきましては、控室、和室になりますけれども、そちらのほうに1部屋に1か所ずつ、待合ロビーに1か所、スピーカーのほうを設置をさせていただいております。
先般、担当者とともに放送機器、音量等の状況を確認いたしましたところ、機器の不具合は確認できませんでした。放送する際にゆっくり丁寧な言葉遣いをするように委託先に指導いたしましたので、聞きづらさは今後解消するものと思われます。
今後も火葬技術の向上はもとより御遺族への接遇マナーの向上に努めてまいりますので、御理解いただきますようお願いいたします。
○議長(藤原 充博君) 玄関の縁の分は。
勝田町長。
○町長(勝田 康則君) そうしますと玄関口の縁石の修繕についてというふうなことで、これについて私のほうから御質問にお答えをさせていただきます。
仁多斎場の玄関口の縁石の破損については、長年の除雪作業に伴い欠けてしまったものと考えられます。先般、町民課長から報告を受けたところでございます。
現在のところ、トラブル等の報告もなく支障がないものと考えておりますが、当面の応急修繕を早急に実施をいたします。本格的な修繕につきましては、大規模改修等を行う際に併せて実施したいと考えております。このことにつきまして管理不十分であり、今後このようなことがないよう管理するよう指示をいたしたところでございます。
私もあえて内田議員がこのようなことを議会の場で再三申されます。なぜこれを目にしたときに、聞きづらいとか玄関口、修繕が必要であれば即刻すぐ担当課のほうへ行って、奥出雲町は本当にあんな正面玄関の縁が欠けておるというふうなことが分かれば、なぜ早く報告をしていただけないか。議会の場で言って終わるというふうなことじゃないと思います。しっかりそこらは真剣に考えて、奥出雲町をよい町にするためにはやはりしっかり担当課のほうへ、それでも担当課が動かなければ私に言ってください。これもすぐ簡易な応急修繕はいたします。
私が反問権を使ってこういうことがいつ分かりましたかと、こういうことをお聞きしたいと思います。ただ、それは反問権も使えませんが、やはり本当に奥出雲町議員の皆さん方も執行部も、よくするためには都度御報告をいただければいいじゃないかなというふうに思いますので、今回はこのような貴重な御意見をいただきましたので、真摯に対応してまいりますのでどうかよろしくお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 内田議員。
○議員(12番 内田 精彦君) 終わりますが、今町長から直接言ってくれということでございますので、今後は直接言うこともあろうかと思いますが、それはよろしくお願いしたいと思います。
私は、順序として、先ほどもお話ししましたように予算が要るもんですから予算委員会あるいは常任委員会で担当課長に何回も言っております、最初言ったように。そこで対応ができないようなものが、町長のとこへ言ってぱっとなるのかなというふうに今思ったところでございます。
それから、先ほど町民課長から説明いただきましたが、今の町民課長さんはまだ新しい町民課長さんでございますので、今のことは直接言ったことはございません。去年までの町民課長さんにお願いしておったということでございます。
以上で終わります。
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○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。10時40分に再開いたします。
午前10時29分休憩
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午前10時39分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。
1番、高橋恵美子議員。
○議員(1番 高橋恵美子君) 1番、公明党の高橋恵美子でございます。一般質問の機会をいただきましたので、一問一答によりまして質問をさせていただきます。
私は、大きく2項目にわたって質問をさせていただきます。通告書に従って進みたいと思います。
まず、1つ目は防災対策の推進について、2つ目は高田小学校の再利用についてでございます。
先般の奥出雲町の豪雨の被害、遡ると今年は西日本豪雨もあり、本当に全国でたくさんの被害がありました。これは地球温暖化の影響とされ、今後ますますこの気温が上昇することにより、これからは毎年のようにこのような状況が発生すると言われております。想像を超える災害は、これからも十分に起こり得ます。人命に関わる問題となり、そこからやはりこの社会においてもまずは一人一人がこれで大丈夫なのかとまずは自分で考えて、可能な限りの準備が大切になると思います。
災害に関しましては、昨日よりほかの議員の方々の御質問もあり多少重なる点もあるかと思いますけれども、私も質問をさせていただきます。
まず、災害時は自分自身の命は自分で守る自助があります。そこで、一人一人の防災意識を高めるためにもぜひ各家庭における非常持ち出し袋を配布していただき、それぞれの家族が災害避難生活時のイメージと備えの中身を考えながら、家庭、家族、個人の行動を考えてみる今は必要性があると思いますが、町長のお考えはいかがなものでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
議員御指摘のとおり、災害から身を守るには自分の命、家族の命を自分で守るという心構えが非常に大切でございます。一人一人の防災意識を高めるために、現在各地区で小さな拠点づくり事業により様々な取組を進めていただいているところでございます。
議員御提案の非常用持ち出し袋の公費による配布でありますが、非常用持ち出し袋の重要性の周知、そして家庭ごとに異なる中身の選定、実際の備えにつきましては先ほど来の自助の取組の中でお願いをさせていただき、公助としてはハザードマップの作成、避難所の整備、そして備蓄品の確保、防災行政無線の整備など、まずは町で整備すべき事項に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 高橋議員。
○議員(1番 高橋恵美子君) それでは、次の質問に移りたいと思います。
先ほども町長から御答弁がありました避難所開設にする公助とありますが、各避難所での備品についてお伺いいたします。
いろいろな家庭環境や状況がありますが、私はまず女性の視点で考えていきますと、子育ての方や子供用の紙おむつ、粉ミルク、そして使い捨て哺乳瓶、生理用品など考えます。また、避難所ではプライバシーの保護や授乳のしやすい環境は整っているかなどお聞きしたいと思います。
そして、やはり避難に関しまして情報をいち早く察知するには、携帯電話のSNSの活用が大事になってまいります。このモバイルバッテリーとか充電器等は準備ができておりますでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
現在も町の備蓄装置に水、アルファ化米等の食糧、子供用のおむつ、さらには生理用品などの生活必需品は仁多、横田の防災倉庫及び公民館の防災倉庫に備えております。今後も引き続き携帯電話の充電器など、時代の要請に即した応急生活物資の備蓄を計画的に進めてまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 高橋議員。
○議員(1番 高橋恵美子君) 先ほど町長の答弁の中で、私が一つお聞きしたいプライバシー保護の問題についての避難所での対策等はどのようになっておりますでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 堀谷総務課長。
○総務課長(堀谷 智樹君) 避難所におけるプライバシー保護の御質問を頂戴いたしております。
ちょうどコロナのこともございました。そういうふうなことで、密を防ぐというふうなこともございます。そういった中で、パーティションといいまして段ボールでございますが、簡易な目隠しというふうなことでそういうふうなものも設けております。
それから、着替えをするブースですか、そういうプライバシー保護を考えて設備のほうは備蓄をさせていただいております。
それから、今般の大雨の災害避難所設営におきましても、そういうふうなパーティションでありますとか着替え用のブース、そういうふうなものも設営をさせていただいております。
今後、状況に応じまして必要のあるものを精査してまいりたいと思っております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 高橋議員。
○議員(1番 高橋恵美子君) 避難所に対しましては、私のような女性目線の話を聞く場、大体小さな拠点事業の中での女性の発言のほうも取り上げていただいているかと思いますけど、どのような会議のシステムになっておりますでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(藤原 充博君) 堀谷総務課長。
○総務課長(堀谷 智樹君) 女性の皆様方の意見を聞く機会はというふうな御質問であったかと存じます。
今、特定してこういう方に意見をというふうな場面は特には設けておりませんけれども、これまでの各地での災害時における避難所等の設営におきまして、様々な課題があったり御指摘も頂戴しております。そういうふうなものを共有しながら、進めているところでございます。特に機会はございませんけれども、何か御意見等ございましたら担当は総務課のほうでございますので、御意見お寄せいただければまた今後の参考にさせていただきまして、備えをしてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。
○議長(藤原 充博君) 高橋議員。
○議員(1番 高橋恵美子君) 先ほど総務課長からお答えをいただきましたけれども、本当に災害はいつ何どき起こるか分からないという状況ですので、本当に皆で自助、公助、共助という力を合わせてこの災害に備えをしていきたいと思います。
続きまして、3番目の次に高齢者や避難困難者への取組ですが、それぞれの地域の役割は大切ですが、やはり行動計画、いつ誰がどう動くかあらかじめ決める、事象に合わせた動きの想定訓練が大事になっていくと思います。現在、実際これに対しての取組についてはどのような取組状況でございましょうか。そして個別の避難計画というのも行政へ国のほうから方針が出ておりますけれども、今現在どのような計画になっておりますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(藤原 充博君) 堀谷総務課長。
○総務課長(堀谷 智樹君) 御質問にお答えをいたします。
これまで令和元年度には鳥上地区において土砂災害を想定した避難訓練を実施し、安否確認や要支援への対応、地震体験者による体験や避難所の炊き出し訓練などを行っておりますが、昨今コロナウイルス感染症蔓延防止の観点から、その後の避難訓練等は十分に実施できていない状況でございます。こうした状況が収束をすれば、自治会長様、公民館、拠点づくり委員会や地域の皆さん、防災士の方々、消防団等と連携した防災訓練を実施したいと考えております。
なお、現在各地区において地区振興会や小さな拠点づくり自治会の防災対策会議などを開催いただいており、こうした機会を捉え防災講演や災害想定訓練を実施し、身近な危険箇所の確認や緊急連絡網の整備などに取り組んでいただいております。
このコロナ禍において地域活動に何かと制約がある中であり、当面は自主防災活動への支援を中心に進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 高橋議員。
○議員(1番 高橋恵美子君) 先ほど、避難状況の訓練等についてお話をいただきました。課長のお話の中に昨日も防災士についてのお話はあったかと思いますけれども、現在奥出雲町で防災士としての資格を持っている方が何人いらっしゃいますでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(藤原 充博君) 堀谷総務課長。
○総務課長(堀谷 智樹君) 御質問にお答えをいたします。
今、手元のほうに資料がございませんので、何人ということはお答えができかねます。後ほど調べさせていただきまして、お知らせしたいと思います。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 高橋議員。
○議員(1番 高橋恵美子君) 防災士は年に1回試験があると聞いておりまして、私もこのたび防災士の資格を取得したいと考えておりますので、また勉強していきたいと思っております。
続きまして、次、第2項目め、高田小学校の再利用について質問をさせていただきます。
失礼いたしました。先ほどの訓練の話のちょっと足しをさせていただきます。
地域が高齢化が進む中で、地域力の減退も進んでいきます。補完する課題になるかと思いますので、やはりみんなが取り組む意識を高めていくことを願いたいと思います。すみません、足して答弁させていただきました。
次に、高田小学校の再利用についてお話をさせていただきます。
今、学校再編の中で統合へ向けての話も進む中、それぞれの地域で残された学校活用も視野に置かなければなりません。今、高田小学校は小さな拠点事業としての利用となっていく方向でございますが、せっかく大きい校舎ですので、地域も町も使える施設としての利用があるのではないかと感じております。
令和3年3月、第6期障がい福祉計画・第2期奥出雲町障がい児福祉計画の中で、基本的な考えの中で保護者の方の意思を尊重し、必要とされる障害福祉サービスやその他の支援を受けながら、住み慣れた地域で自分らしく生き生きと過ごすことができるように障害福祉サービスや相談支援の体制を図りますとありますが、今現在何らかの理由で学校へ行けない子供たちが奥出雲の中では学べる場所がありません。できれば温泉小学校のようなフリースクール的な場や、総合的に相談施設としての機能をまとめていけるいろいろな活動を展開していける場などが考えていけるのではないかと考えておりますが、町としてのお考えはいかがなものでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
旧高田小学校の活用については、閉校前の平成27年7月より庁内検討会を立ち上げ以来、活用策の提案、検討を行い、地元の皆さんとの協議を重ねてまいりましたが、令和2年3月の地元での管理運営の見送りを受けまして町の管理により今日を迎えておるところでございますが、その後も継続をして地元の皆様と御相談をさせていただいておりました。そうした協議により、今後の施設の活用については会議やイベントなど地元の利用を中心とした亀嵩小さな拠点づくり委員会を中心に、亀嵩地区の活性化につながる様々な活動に利用していただくことになり、施設管理も亀嵩小さな拠点づくり委員会で行っていただくことになったところでございます。
なお、議員御提案の雲南市のキャリア教育推進施設、温泉キャンパスでございますが、このような学校へ行くことが困難な児童生徒への学びの機会や安心できる居場所としての活用はできないかという点についてでございますが、温泉キャンパスは様々な事情で学校を長期にわたって欠席している児童生徒に対し個々の実態に合わせた支援を行い、社会性を身につけることを目的として学校、教育支援センターや関係機関との連携の下、体験活動を通じた人間関係づくりや学習活動など進級、進学に前向きになるよう常駐するスタッフが支援を行っており、隣接自治体も含めた現在は広域的な利用を目指し設置されております。本町からも利用される方がいらっしゃいます。こうしたことから、同様な施設を本町独自に設置し継続的に運営することは、人材の確保や利用の状況などから難しいと考えております。
しかしながら、一方で児童生徒が気軽に出かけられる自己学習などを行う居場所が欲しいとの声もあることから、地域と町が連携し地域の拠点施設を活用することは可能であると考えております。貴重な御意見、御提案いただきましてありがとうございます。以上です。
○議長(藤原 充博君) 高橋議員。
○議員(1番 高橋恵美子君) 先ほど町長より御答弁をいただきまして、高田小学校の再利用についてのいきさつ等を詳しくお話をいただきましたが、本当に奥出雲町の今の学校を考えると、たくさんの学校がいずれ空いていく形にはなっていくと思います。先ほど私が提案いたしました子供の居場所づくりとの兼ね合いも考えていただきまして、この奥出雲町で子供たちが一人一人の特性に応じた切れ目のない支援ができていけるように、どんどん対応していっていただきたいと思います。
また、高田小学校の活用につきましても、亀嵩の高田区域だけでなく他の利用もどんどん奥出雲町の中でも連携をして、みんなで活用していける場としての取組も大事になっていくと思いますので、前向きにいろいろな課が連携して取り組んでいけたらと思っております。
私、地元亀嵩には本当にたくさんの、高田にもまだ残っている施設もたくさんあります。これからどんどん同じような形で各地域に取り残されてしまいがちになっていくと思いますけれども、これからも地域の方と行政がしっかり連絡を密にしながら、奥出雲町の中で活性化していける取組が大事になっていくと思いますので、また前向きに取り組んでまいりたいと思っております。
私の質問はこれで終わらせていただきます。
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○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩をいたします。11時10分から再開いたします。5分間の休憩です。換気をします。
午前11時04分休憩
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午前11時08分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして一般質問を再開いたします。
2番、北村千寿議員。
○議員(2番 北村 千寿君) 2番、北村千寿です。一般質問の機会をいただきましたので、私からは企業誘致について、障害福祉に対する町の取組について、たたら体験学習施設を利用した製鉄文化の普及啓発の3項目について一問一答方式で質問します。よろしくお願いします。
質問に入る前に、このたびの豪雨で被災された方に心よりお見舞いを申し上げます。
また、今回の奥出雲町の対応について、外部の方から早い対応だったと非常に高い評価をいただき、一町民として誇らしく思ったところです。今後も引き続き関係機関と連携を取りながら対応していただきたいと思っております。
それでは、まず第1点の企業誘致について伺います。
私が横田高校を卒業したのは昭和54年3月ですが、ちょうどその年にホシザキ電機横田工場の操業が開始され、多くの同級生が就職することができました。またその後、アキレスの操業が開始されたときは、横田高校でかつてないほどの人数が地元に残ったと言われています。企業誘致は働く場の確保につながり、人口減少対策に大きな効果をもたらすものと思っております。また、他の業種への相乗効果も期待できると思っております。
ちょうど今から32年前に、私は宮城県栗駒町に仕事で行くことがありました。栗駒町は宮城県北西部に位置した丘陵地帯で、仙台平野の裾野に位置した平たんな地が広がっている地域です。栗駒町へ伺ったときの1戸当たりの水田平均面積は約150アールでした。現在の奥出雲町の1戸当たりの水田平均面積は法人化等が進み92アールですが、その当時は70から80アールぐらいの面積だったと記憶しております。当時の栗駒町は1戸当たりの面積が奥出雲町の約2倍であり、2ヘクタール、3ヘクタール所有されている方もかなりいらっしゃったと思います。その頃、規模拡大を目的とした農地の流動化、今で言う農地集積を進めようとしても進まなかった中、栗駒町ではかなり進んでいたと記憶しています。その要因は、30分という通勤圏内に岩手県ではありますが一関市という大きなまちがあり、多くの方が一関市で勤めていたこと。さらにライスセンター、カントリーエレベーターが当時なかったことによるものと思っています。
先ほども述べましたが、個人で水田を3ヘクタール所有されてる方が多くいらっしゃり、案内をいただいた栗駒町役場の方も3ヘクタール所有されていましたが、週1日の休日でできる範囲は当時1ヘクタール程度で、残りは人に貸しておられたケースが多く見受けられました。そうした農地の流動化が進んだ要因に、一関という近くに勤め先があり経済的余裕もあったこと、週1日の休みでできる面積に限界があったからではないかと思っております。こうした働く場の確保につながる企業誘致は、農業をはじめとする他の業種への相乗効果も期待できると思っております。
今回策定された第2期奥出雲町まち・ひと・しごと総合戦略では、取組目標の1番目に稼ぐ地域をつくり奥出雲町で安心して働けるようにすることが掲げてあります。地域全体で稼ぐことは町の活性化につながり、ひいては人口減少対策にもつながります。
6月議会の関連した質問の中で、農業のことを尋ねました。私が期待していた答弁は、玄米から白米で売ることを多く、また白米から御飯で売ることを多く少しでも消費者に近いところで売り、奥出雲町全体の収入向上につなげることを期待をしておりました。答弁は消費者目線に沿った取組を行うということでしたので、方向性が思うところと一致しておりました。さらに今のことを含め、冒頭の町長の演説の中に米が1袋6,400円だと。玄米で売ればそうかもしれませんが、白米で売って高く、その利益をまた還元するような仕組みというのが必要ではないかなというふうに思っています。
元に戻りますが、企業誘致は農業を含めた他の業種へのよい影響もあると思っております。昨日も企業誘致に関する一般質問ありましたが、第2次総合計画にも記載されております。改めてこの企業誘致に関して町としての考えをお尋ねいたします。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
昨日、景山利則議員の御質問において一部答弁させていただきましたが、企業誘致については地域における雇用の場の確保をはじめ地域経済に多くのメリットをもたらすものと認識をいたしております。このため、奥出雲町においても旧町時代において昭和50年代より積極的に製造業の企業誘致に取り組み、現在では本町に約8社の誘致企業が立地している状況でございます。
しかしながら、製造業においてはグローバル化に伴い安価な海外労働力を求めて海外進出が進むなど製造業を取り巻く環境は大きく変わり、特にリーマンショック以降においては製造業の国内企業立地件数は大きく減少している状況でございます。こうした国内環境から、製造業の誘致については現在非常に厳しい環境にさらされていると認識しておりますが、企業誘致は地域の雇用と経済への影響が大きいと考えております。
ちなみに、現在誘致企業で約560人余の雇用をしていただいております。非常に地域経済あるいは町民の雇用の場につながっているというふうに思っております。このようなことから、引き続き県の企業誘致部署との連携を取りながら、誘致案件の情報収集に努めてまいりたいというふうに考えております。
ちなみに、私ども奥出雲町は他の町村と比較をいたしまして第三セクターを多く抱えております。この三セクターでも約400人以上の雇用の場となっている状況でございます。このようにして三セクも非常に高齢化を迎えて人材難に非常に苦慮しているところでございますが、やはり本町も企業誘致にはしっかり力を注いでまいりたいというふうに思っております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 北村議員。
○議員(2番 北村 千寿君) 他の市町村でも、企業誘致に積極的に取り組んでおられます。そうした中、奥出雲町が他の地域とは違う特色を出すことが企業誘致を有利に展開することにつながるのではないかと思っております。
そこで、奥出雲町では何に留意しどんな特色を持って誘致しているのかお尋ねいたします。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
近年において、大きな設備投資を伴わず既存の空き施設やサテライトオフィスへの入居などで立地するIT企業の誘致も全国で進んでおり、本町においても平成28年よりITを中心とした誘致に取り組んでいるところでございます。おかげさまで現在2社のIT企業を誘致しておりますが、この2社は平成29年度に整備をいたしました企業創業支援施設、古民家オフィスみらいと奥出雲、これは三沢にございますけれど、へ入居をいただいております。この古民家オフィスみらいと奥出雲は、起業者支援として安価な家賃で提供するシェアオフィスを設けておりますが、IT企業のサテライトオフィスとしても利用いただいております。またコワーキングスペース、作業や会議もできる部屋も整備しております。
議員御指摘の特色といたしましては、このように古民家を活用したオフィスの整備ということになろうかというふうに考えております。様々他の町村からも注目を集めて、視察等にもお越しいただいている現状でございます。あまり従業員の多くの確保は難しいわけでございますが、今のこの御時世、少人数でもIT企業を誘致したいというふうに思っております。以上です。
○議長(藤原 充博君) 北村議員。
○議員(2番 北村 千寿君) 次の質問に先立って、もう既にそういった要望を今から言おうと思っとったんですけど、整備されてるということでしたけど、重複するかもしれませんけどちょっと質問させていただきたいと思います。
新型コロナウイルス感染拡大を契機にテレワークが進み、会社へ出勤しなくても仕事ができるような状況になりつつあります。
そうした中、地方でのテレワークを活用した移住滞在の取組等への支援が令和2年度、国の第3次補正予算で予算化されました。地方へ新しい人の流れを創出し地方分散型の地域社会に向けた取組で、事業内容は先ほどおっしゃいましたようにサテライトオフィスやコワーキング施設等の整備やビジネスマッチング等が主なものとなっています。
サテライトオフィスとは、最近横文字といいましょうか片仮名文字で非常に分かりにくいんですが、御存じだと思いますけど本社から離れた場所に設置されたオフィス、会社のことです。支店や営業所と異なる点としては、支店や営業所は会社にとって有利になる場所に設置されているものですけど、サテライトオフィスは働く人にとって働きやすい場所、また人が住んでみたい場所にあるオフィスのことです。コワーキング施設も同様に働く人にとって働きやすい場所、また働く人が住んでみたい場所にある共有型のオープンスペースで仕事をする施設で、個人または少人数で利用されるケースが多く、それぞれが情報交換をしながら新たな発想や人脈形成が行われ、大企業のイノベーション、言わば新技術を促進する場としても活用されています。いずれも高速回線のWi−Fiが整っていることが必須ですが、この事業は通信環境整備費も含まれています。どこまでが事業対象になるかは詳細に調査しておりません。また、この事業が昨年の第3次補正予算、事業が継続するかも分かりませんが、もしこの事業が継続されるとするならば、令和7年まで大容量通信可能スポットを2か所整備するとされている第2次総合計画の一環として整備されてはどうかと思います。
サテライトオフィスとは少し違いますが、これに近い例として東京オリンピック、バスケットボール男子日本代表の金丸選手は昨年シーホース三河に所属し、日本人トップの1試合平均得点をマークし、昨年のBリーグのMVPに選ばれた選手です。その金丸選手は、昨日の中央新報に載っておりましたけど、今年、島根スサノオマジックに移籍されました。一説によると、島根スサノオマジックというチームを選んだのではなく、金丸選手の大好きな釣りができるそうした環境が整った島根県にあるチームを選んだとも言われています。
奥出雲町は魅力ある地域と各方面の方から言っていただいています。働く人にとって充実した地域にあるサテライトオフィスやコワーキング施設等が整備されていれば、テレワークを活用した企業誘致やワーク・ライフ・バランスを望む若者の移住を推進する上で有利であると思います。
そこで、奥出雲町ではいわゆる高速大容量通信ができるサテライトオフィスやコワーキング施設を整備する考えはあるのでしょうか。
また、小学校が統合されれば、現小学校を利用してサテライトオフィスやコワーキング施設を整備することも有効と考えます。町の考えをお聞かせください。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 私のほうから御質問にお答えをいたします。
サテライトオフィスやコワーキングスペースなどの新たな施設整備についての御質問にお答えをいたします。
遊休施設などを活用することは施設利活用の一つの手段として考えられますが、既に古民家オフィスみらいと奥出雲での受入れが可能でありますので、早急に受入れ施設を整備する考えについては今のところございません。今後は、状況を見極めながら検討していきたいというふうに思っております。
また、議員御提案いただきました廃校利用については、小学校統合後の施設活用につきましては地域の拠点施設としての活用を校区別協議会の中で議論いただくことをお願いしているところでございます。例えば、町の政策的な活用の中で利用することも可能性の中では十分あるというふうに考えております。このようなことで、企業誘致を行う場合には可能性はあるというふうな考えでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 北村議員。
○議員(2番 北村 千寿君) もう既にそういう施設があるということで新たなことは考えていないという内容だったと思いますが、再三情報通信の話は大容量がいわゆる処理できるように内容を各方面といいましょうか、こういったIT関連の方から聞いております。家庭でそういう大容量を必要とするところはほとんどない、現在の情報で十分だというふうには思っておりますが、そういった情報大容量が処理できるような施設というのが必要ではないかというふうに思っておりますので、そういった今の施設に例えば高速大容量を備えられるのか、あるいはいわゆる私の提案は新たな場所でそういった施設を造って、その施設というのはそういう大容量が処理できるような施設はどうでしょうかということの提案ですので、そこら辺について再度ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
現在、サテライトオフィスやコワーキング施設等で入居されておられる方も、一応期限というものが3年契約で結んであるというふうに思っております。そこを出られる方もあろうかとは存じますが、今後新たな施設を造る場合、あるいは大容量的なことが必要となれば、そこらはまた担当課と協議をして対応してまいりたいというふうに思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 北村議員。
○議員(2番 北村 千寿君) 大容量通信を望んでおられる方が、奥出雲に入られなかったというケースもあります。総合計画の中でも、令和7年までに2か所程度そういった施設といいましょうか、スポットをつくるという計画になっております。その計画に従って、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思っております。
次に、障害福祉に対する町の取組について伺います。
令和3年3月に、第6期奥出雲町障がい福祉計画・第2期奥出雲町障がい児福祉計画が策定されました。この計画では、1つに障害福祉サービス利用における意思の尊重、2つにそれぞれの障害のある方への制度の一元化、3つに地域生活への移行推進が基本的な考えとなっています。障害者の方にとって、必要とされる障害福祉サービスや支援を受けながら住み慣れた地域で自分らしく生き生きと過ごすことができるよう、障害福祉サービスや相談支援などの体制整備を図ることが計画に盛り込まれています。住み慣れた場所で誰もが同じように暮らせることは、とても大事なことだと思います。この計画が着実に実行されることを期待したいと思っています。
まずはこの計画策定に当たっての町の考え方をお聞きいたします。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
令和3年3月に第6期奥出雲町障がい福祉計画・第2期奥出雲町障がい児福祉計画を策定をいたしました。平成19年3月に第1期奥出雲町障がい者福祉計画を策定して以来、国及び県の障害福祉施設との整合性を図りながら計画の見直しを行い、総合的かつ包括的な障害福祉施策の取組に努めております。
今回策定いたしました計画は、障害福祉サービスなどの質の向上、相談支援体制の充実、強化などを基本指針に加えて実施計画となるものであります。住民の方へのアンケート結果を基に、障害者の地域生活への移行や一般就労への移行、障害児支援体制の整備に関する成果の目標やサービスの見込み量とその確保の方策を定めております。
国において、共生社会の実現を目指して障害福祉に関する様々な法律が施行され社会における障壁は取り除かれてきましたが、全てが取り除かれたわけではなく、これからも真の共生社会の実現を目指して障害福祉施策を行っていかなければなりません。
本町において、今後の障害福祉施策の指針として……。
○議長(藤原 充博君) 町長、ちょっとお待ちください。
この分は次の質問に絡んでくる回答だと思いますけど。障害福祉サービスの関係はまだ質問されておりませんが。一応そこまでで。
○町長(勝田 康則君) はい。すみません。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 北村議員。
それで今県内でも小学校あるいは保育所、保育園などでも感染が拡大をしているようでございますが、今現在本町においてはどういうふうな対応を考えられているのかということと、今現在国の司令塔も不安定であやふやな状況になっておりますので、そういう意味においても今現在本当日本全国緊急事態だと思います。そんな中で、本町として絶対にいいかげんなことがあってはならないという思いがしておりますので、これらの対応についてはどのように協議をされやろうとなさっているのか、お聞かせをください。
○議長(藤原 充博君) 松田教育長。
○教育長(松田 武彦君) 失礼します。
議員に確認させていただきますが、学校の対応についてということでよろしいでしょうか。
学校につきましては、現在奥出雲町内において整備というか、学校間での対応についての統一を今進めているところでございます。この段階で非常に難しいなと思っておりますのが、家族が濃厚接触者になった場合、児童生徒、教員が濃厚接触者になった場合、あるいは感染した場合と幾つかの想定が必要だろうというふうに思っております。
それから、奥出雲町内小・中学校含めまして12の学校がございますが、規模的にもかなり差がございます。小さな学校については、給食等ランチルームでみんなが食べてるという場合については、うちの1人が濃厚接触者あるいは感染者になった場合については全ての学校閉鎖を想定しないといけないと思っております。また、大きなところにつきましては、授業等のこともあって1名がなったからといって全部する必要があるかということについては、それぞれの状況によって幾つかの想定が考えられるだろうと思っております。
現在進めておりますのが、まず保護者の方にPCR検査等をお受けになる場合については早めに学校に連絡をしていただくこと。それから感染あるいは濃厚接触者の判明等が分かった場合は、当然それなりの措置を取っていくということ等々、先ほどから議員がおっしゃっておりますように現在のところは奥出雲町内においてはまだちょっとはいいかなと思っておりますが、これから先何が起きるか分からないということで、どうすればいいかということを校長会等も含めまして教育委員会内で学校へ出すような文書、保護者様にお願いするような文書、県あるいは文科省のものを参考にしながら本町の状況に合ったものを作成している途中でございます。まだ素案の段階ですけども、今週のところで学校のほうへ発出するような形で現在進めているところでございます。以上であります。
○議長(藤原 充博君) 大垣議員。
○議員(13番 大垣 照子君) 学校、教育委員会、校長会等で協議をしながら文書作成をして皆さんに届けるということでございますので、その点については対応を考えていらっしゃるのでいいかなというふうに思っておりますが、要は本当に大切な子供たちです。保護者の皆さんと一緒になって、感染を抑えるということに学校の中でも努めていただきたいなというふうに思います。
この感染症の怖いところは、やっぱり目にも見えず臭いもしないし、どこにウイルスが拡散しているのか分からない。だけれども、感染は飛沫感染だというふうに言われております。そして、次々に変異していく。そのたびにますます強力な力をつけてきているということでございます。小学生以下の体力が弱い子供たちにも感染の可能性があるということで、一人一人が感染しない、させないためにこれまで言われている外出から帰ったら手洗い、うがい、マスクの着用とそして三密にならないことと窮屈な生活が続きますが、各自がそれぞれ自覚した行動を取ることが必要と考えます。
新たな治療薬も間もなく国産のものが出てくるようでございますけれども、一日も早く終息してくれることを願ってやみません。
続きまして、次の質問に参ります。町職員の採用と研修について質問をいたします。
町職員の採用については、国はデジタル庁を新設し、デジタル化に対応できる人材確保のために専門的知識を持った人材を民間から500人採用するとしております。国を挙げてのデジタル化が進む中で、当然本町においても国や県との連動も含めて行政事務の多くがデジタル化され、毎年何らかのシステム更新が行われております。その多くは外部委託され、これらの委託料だけでも相当な予算が費やされています。また、デジタル化によって個人情報の漏えいにも注意しなければなりません。
本町においても、これらに対応できる専門的な知識を持った人材の採用が必須と考えますが、町長はどのようにお考えかお聞きをいたします。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
国においては、本年9月にデジタル庁を創設されました。デジタル庁では組織の縦割りを排し、国全体のデジタル化を主動されることとなっております。デジタル庁の取組の中で、行政におけるデジタル化として令和3年度から今後5年間で地方自治体のシステムの統一、標準化を進め、業務の効率化を推進されることとなっており、議員御指摘のシステムの外部委託に伴う自治体経費を削減することや、国においてセキュリティー対策を行うことで、個人情報の保護がより強固になることが示されております。
本町におきましても、国からの情報提供や指導助言を受け、積極的に進めてまいりたいと考えております。
また、デジタル人材の採用につきましては、今後の計画的な採用について検討してまいりたいと考えております。
なお、職員の中には、民間のシステム会社を経験した職員や、役場に採用後、電算業務を長く経験した職員もおり、かなり専門的な知識を現在有しております。日々技術革新が進んでおりますデジタル分野ですので、それぞれに遅れることのないよう、引き続き必要な知識技能が習得できる研修を受講させ、デジタル人材の育成に努めてまいりたい考えでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 大垣議員。
○議員(13番 大垣 照子君) これから本当にデジタル化に向けて、この社会も世の中も高度化してくるようでございます。なかなか私たちの世代はついていけないなということも実感をいたしておりますが、町職員の中にもということでございますので、さらに研修を深めていただいて、こういう業界というのは刻々進化していってるように思いますので、後れを取らないような形で仕事をしていただきたいというふうに思いますが、今回私が質問に出したのはデジタル化に向けた専門知識を持った職員の採用というふうに通告をいたしました。
しかしながら、既に専門的知識を得た、そういう人でないとなかなか仕事が務まらないということも最近は増えてきております。私が知っているところでも専門的な資格を持った職員しか採用しないという自治体も出てきています。それはなぜかというと、住民が求めるサービスをより迅速に、より的確に即応でき、物事がスピーディーに解決できるということでございます。
私の知っている自治体では、こういう自治体では弁護士や臨床心理士等を自治体の採用試験をさらに受けさせて、合格した人について採用すると。その採用期間は、取りあえず5年間。しかしながら、その5年間がたって本人がまだここでやりたい、勤めたいと言った場合には、もう一度試験を受けさせて、それで合格した人はまた5年間採用するというふうな形でやっておられるようでございますけれども、私がなぜこういう質問をするかというと、町民の皆さんの中から役場に行っても間に合わんがねと言われることが結構あります。それはどういうことかいうと、私も一度経験したことがありますけれども、窓口に行って、私がこれをしてくださいと言ったときに、今もうおられませんけど、当時の課長が出てこられまして、今、今日はその職員が休んでおるので分かりませんと、こういう回答でした。何にもしてもらえなかった。私は、これではいけないと思うんですね。課長が全ての仕事を把握せえとは言いませんけれども、少なくとも部下の役割分担、任務、仕事、これは何をやってるかぐらいはちゃんとやっぱり把握していただいて、そして窓口に住民が来たときに対応ができないなんていうようなことがあってはならないと思っています。
今まさに本町は高齢社会です。お年寄りさんは、一回役場に手続行きます。役場行った。そしたら今のような形で、今日は職員休んでて分かりません。また出直してくださいみたいなことを言われた人もいるということでございますので、高齢者の皆さんは役場まで出るのは大変苦労されるわけですよ。我々は車でしゅしゅっと行けますけど、そういうことが私は自治体であってはならないと思っております。窓口へ来た住民を追い払い、そしてそのような失礼なことを言い、即刻窓口で普通ならできることがやってもらえない、こういうことでは私は町民生活のターミナルである役場としてはっきり言って失格だと思います。住民サービスの最たるものがこういうことがすっとできることが当たり前であるというふうに思っておりますので、こういうことがなきように、そのためには分かりませんで済まない専門職の人を配置して、住民が窓口来て困ったときにこういうことで困ってるんですけれどもと言ったときには、この今言ったような自治体のように例えば弁護士がおって、じゃあ、これこうこうこうですと相談に乗ってもらって、それ以上複雑なことになれば弁護士事務所を改めて紹介すると。そうするときちんとつないでいってもらえるわけですね。待たされたとか、何であんな行ったって何にもならせんがね、そういうことにはなりませんので、やっぱり住民サービスというのはこういうことだと思うんですね。そういうことをきちんとやっていただきたいと思いますが、今、町民の皆さんの中からはそういうふうに役場がはっきり言って信頼されていません。ただ、こういうことでは執行部の皆さん一生懸命になってどうしたらいい住民サービスができるかとやっておられるのに、それがちゃんと受け止めもらえないということでは全くこれはもったいない話なので、そこら辺りについてもう少し徹底していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(藤原 充博君) あれがない問題ですが、よろしいですか。
勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 通告外の御質問をいただいたところだと思いますが、私から御質問にお答えをさせていただきます。
先ほどは大垣議員から大変厳しい御意見をいただいたところでございますが、まず弁護士を採用してというふうなことについては、まだ現在検討もしておりませんので、ここらについてはまた他の県内の市町村等のことを念頭に置きながら検討はしてまいりたいというふうに思っとります。
また、厳しい御意見の中で役場に行っても間に合わないとか、そして業務の把握を課長職がしてないというふうなこと、住民サービスがなってないというふうな厳しい御意見をいただいたところでございますが、私が今ここでお答えできるのは、しっかりとして、しっかりと業務の把握等は現在の課長はしっかり把握できているというふうに思っておりますし、住民サービスがおろそかだというふうなことも私は直接住民の方からは御意見がございません。こういうことを大垣議員さんから本日御質問いただきましたので、御意見をいただきましたので、また課内で協議はしてまいりたいというふうに思っとります。今は至って執行部、真面目な職員ばかりでございますので、しっかり対応しているということを私のほうから報告をさせていただきます。以上です。
○議長(藤原 充博君) 大垣議員。
○議員(13番 大垣 照子君) 町長は一家のおうちでいえばお父さんですから、職員は子供ですから、それはかわいい。かわいがらないといけませんよ、それは。それはそうだと思います。
ただ、住民の皆さんとの意識の中の乖離、これが結構大きいものがあるなというふうに、私あちこちで言われるもんですから、本当はこういうことをこういう場で言いたくはなかったんですけれども、一回は仕方がない、言わないといけないかなと思って申し上げました。
結局専門職、専門職と私が言いました。弁護士を今ここに置くか置かんかというのは、別に弁護士でないといけんよということではなくて、よその市町村と比べなくてもいいと思うんです。うちの町の住民に対してどんなサービスをするかということは、やっぱりそこのまちがいいことをすればよそのまちもまねをするわけですので、住民のニーズに合った仕事の仕方というものも考えていただきたいというふうに思います。
私がこんなこと言ったらいけませんけれども、人事権も何にも私にもありませんから私が言うことではありませんけれども、本町の職員体制ですね、正職員、行政職の職員ですね、病院を除く行政職の職員が昨年の4月1日現在の数字でいくと正職員数が145人で、会計年度任用職員134人というふうになっております。正職と会計年度任用職員、約1対1の割合。ちょっとこれも何かひどいんじゃないかなというふうに思いますので、今後に至ってはもう少し考えたらどうかなというふうに思います。
それと最近こうやって見ていますと、管理職の異動というのがあんまりありません。退職した課長がおれば、その後にまた違う人持ってくるということはもちろんありますけれども、もう何年にも至って同じ課で課長をやっているという方が結構いらっしゃいます。これがこれでいいとするならば、本当にそれの専門職にすればいいと思うんです。そういうこともやっぱり考える必要があるんじゃないかなというふうに思います。
さっき私も大分きついことを言いましたけれども、町民の皆さんが役場や職員に対してどのように評価されているのかお聞きなられたことございますでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 大垣議員、できれば通告内の質問にしてください。大分通告より大きくずれておりますので。
○議員(13番 大垣 照子君) いやいや。
○議長(藤原 充博君) 軌道修正をお願いします。
○議員(13番 大垣 照子君) ちょっと私もいろいろ思うことがありまして……。
○議長(藤原 充博君) 興奮しないで。
○議員(13番 大垣 照子君) 答弁ができるんだったらしてください。次の質問に行きますので。
○議長(藤原 充博君) どうされますか。
勝田町長。(発言する者あり)次の。通告外。
そういうことですので、通告外なので答弁はできないということでございます。
大垣議員。
○議員(13番 大垣 照子君) このぐらいの質問には答弁していただけると思いました。
それと続きますけれども、職員の研修についてはどのような研修をなさっているのか伺います。
○議長(藤原 充博君) 堀谷総務課長。
○総務課長(堀谷 智樹君) 御質問にお答えいたします。
職員の研修につきましては、職位ごとの階層別研修を中心に行うものを島根県自治研修所に、必要な知識技能を習得させるための行政実務研修や政策課題研修を中心に行うものを島根県市町村総合事務組合へ事務委託をしており、必要に応じ受講をさせております。
また、このほか町独自で、接遇研修やコンプライアンス研修、人事評価研修、メンタルヘルス研修や実務に係る研修等受講対象となる職員の数や重要度等を考慮して実施をしてるところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 大垣議員。
○議員(13番 大垣 照子君) 今、自治研修所での研修も受けさせてるということでございましたが、この自治研修所の研修にもいろいろ、様々あると思います。この研修の中で、例えば1人の職員に何時間ぐらいの研修を受けさせられているのでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 堀谷総務課長。
○総務課長(堀谷 智樹君) 御質問にお答えをいたします。
自治研修所での研修時間数はどのくらいかという御質問でございます。
研修の時間数につきましては、それぞれその研修の内容によって異なりますので、そのように御理解いただければと思っております。例えば新規採用職員の研修でありますと、前期、後期、2回に分けて、4日から5日を前期、また同じ日数ぐらいを後期というふうなことで研修しておりますし、2日かかるものもありますし、1日の研修というふうなこともございます。これにつきましては階層別ということでございますので、新規採用の職員の研修でありましたり、一般職員であれば1課程、2課程というふうな区分もありますし、長じて中堅職員になれば行政職あるいは医療業務職、そういう業務に応じた研修というふうなこと、あるいは新たに管理職いうふうなことになりますと管理監督者研修というふうなことがあっております。必要に応じてそれぞれ役職における選択研修というふうなこともございます。日数につきましては、あるいは時数につきましては、一様ではございませんので、そのように御理解いただければと思っております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 大垣議員。
○議員(13番 大垣 照子君) 私、前にも言ったことがありますけれども、自治体によっては1人1日1時間とか、5時間とか、新人だったら年2回で4日、5日というふうに今答弁されたと思いますけれども、こういう研修も人数をたくさん出して交代で行かせる場合にはこういうことも必要かとは思いますけれども、例えばこれからのまちづくりについて真剣に取り組むことができるような職員をつくるためには1年を通して同じ人をずっと研修に通わせると、そういうことをやっている自治体も実際にございます。こういうことを例えば1年に1人でもいいからそういうやり方をすれば、10年たてば10人のスペシャリストが生まれるわけですよ。これがやっぱりこれからのこの町のまちづくりの柱になってくれると、私はそういうふうに思いますので、集中的にでもそういうことが必要じゃないかと思うんです。やっぱり人材育成ができてないといざというときに対応ができないということになりますし、それから物事の展開が図れないということもありますし、さっきから言ってますが、住民が求めているサービスが的確に把握できてすることができないと、こういうことがあっては本当にもったいないと思いますので、今後に至っては本当にそのスペシャリスト的な人材育成のためにもそういうふうな研修の仕方も考えていただきたいと。これは町長に申し上げておきますので、聞いてないよということ言わないでください。
次に、狭隘な町道の陰切りについて質問をいたします。
7月、8月に襲った線状降水帯による豪雨と強風、そして県内各地をはじめ全国各地において大きな被害を巻き起こしました。本町においても土砂災害をはじめ道路や河川の路肩、のり面の崩壊、農地・農業用施設の損壊、町道・農道等の通行止め等々、甚大な被害が発生しました。今議会には7月、8月豪雨災害復旧費として専決処分分を含めて9億4,000万円が計上されております。これだけの被害があったということでございます。災害発生は、住民生活に大きな苦痛を与えます。特に住民生活の生命線としての役割がある道路については、通行止めや危険なことがあってはなりません。道路は、安心して通行できることが絶対条件です。これまでも議会でも取り上げてまいっておりますが、なかなか解決をできておりません。確かに個人所有の山から出ているものについては、なかなか手がつけにくいということもあろうかとは思いますけれども、これは地主との、地権者との話合いによって解決できるものもあるんじゃないかというふうに思っています。それで特に道路幅が狭い公道、町道ですね、こういうところは山がそばにありますので、山からもう本当に木が大きくなって、道路を覆うほどの大きな木になって、天空を覆うみたいな感じになっておりますので、そういうところは本当に一つ大雨が降ったり大風が吹いたりすると大変なことが起こりますので、そのところを誰かが通ってたり、車が走ってたりして、その上に落ちてきたなんてことになると本当に命の危険がございますので、これらの伐採について、一度に全部はもちろんできませんから、予算も伴うこと、人手も要ることですから、さっきも話ありましたように、これからまだまだ今年のような豪雨災害というのは地球温暖化によって今後も起こり得ると言われておりますので、地域住民の安全確保のために、年次計画を立ててひどいところから取り組んでいくというお考えがございませんでしょうか、お聞きをいたします。
○議長(藤原 充博君) 町長ですか。
勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
まず、先般の豪雨などによる通行規制の状況について御報告をいたします。初めに、7月の梅雨前線豪雨では町道で14路線、農道で2路線、また、8月の台風9号では町道で5路線、8月豪雨では町道で3路線、農道で1路線、林道で1路線について通行規制を行いましたが、一部路線を除いて、災害協定に基づき地元建設業者の迅速な対応により規制を解除することができました。対応いただきました皆様に対し、この場をお借りして改めて感謝を申し上げます。
また、通行に危険が及んでいる樹木の伐採についてでございますが、現状、道路交通に支障のある樹木については、職員によるパトロールや利用される皆様からの通報により現地調査を行い、建築限界を侵すなど道路交通への危険が迫った場合には、緊急措置として道路管理者において剪定または伐採をし、道路の交通安全を行っております。なお、町所有地に植生してる樹木については町の所有であり、交通に支障のないように管理を行っておりますけれど、隣接する私有地から張り出しております樹木は土地所有者や地上権の方に所有権がございますので、原則、町での伐採は行っておりません。また、樹木が道路に張り出していることが原因で事故が発生した場合には、過去の判例により、樹木所有者の方が責任を問われる場合がございますので、適正な管理をぜひともお願いしたいと存じます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 大垣議員。
○議員(13番 大垣 照子君) 土地所有者の人に適正な管理をしていただきたいということでございますが、しかしながら、現実問題として道路からすぐ手が届くようなとこならいいですけれども、そうじゃないところはやっぱり高層車のような伸びていくようなそういうまず車がないといけないということと、それなりの道具ですね、そういうものがないとなかなかできないので、そうすると早い話がほったらかしみたいな状況になります。
事故があったら手をつけますわということでは私はいけないと思いますので、そこのところは土地所有者の方と話をすれば絶対これは構ってくれるなというところは構いませんけれども、そうじゃないところはやっぱり町のほうも幾ばくかの手入れをしていただいて、本当に安心・安全に道路が使えるように、町道造るために地権者の人は道路出してるわけですから、そういうことも含めて今後そういうことが壊れたらやります、倒れたらやりますというのは、もちろんよく分かりますけれども、そういうこともやっぱりこれからは考えていかないと、どんどんどんどん高齢化して、誰も手構えない。人口が減っていくということにまたこれもつながりかねないと思いますので、今後に至っては地権者、地権者ばかり言わないで考えていただきたいということを申し上げまして終わらせていただきます。
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○議長(藤原 充博君) ここでしばらく休憩といたします。14時5分に開催をします。2時5分。
午後1時55分休憩
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午後2時04分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして一般質問を再開いたしますが、その前に、堀谷総務課長より防災士の件についての報告があります。
堀谷総務課長。
○総務課長(堀谷 智樹君) 失礼いたします。先ほど高橋議員さんから宿題を頂戴いたしております防災士の人数についてでございます。町内では、36人の防災士の皆さんに御活躍をいただいております。そのうち昨年は、9人の方に資格を取得いただいております。今後もたくさんの方に資格の取得をしていただければと思っております。地域の自主防災活動に活発に取り組んでいただければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。
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○議長(藤原 充博君) それでは、一般質問を再開いたします。
7番、糸原壽之議員。
糸原議員、質問の前にちょっと一言申し上げます。
○議員(7番 糸原 壽之君) どうぞ。
○議長(藤原 充博君) 2項目めの質問の第三セクターの質問でございます。この問題については、公社、第三セクターは、行政と異なる団体であります。町が100%出資であったり、町長が社長の場合もありますが、第三セクター、公社の経営のやり方についてなどは質問ができないというふうになっております。
そしてただ、第三セクターあるいは公社の監督権限の行使及び出資、債務保証の適否等の質問はできます。それ以外の質問があっても町長が答弁する法律上の義務はないということです。
また、内容によっては議長が議事整理権に基づいてこれを制止することができると、このことだけは承知をしといてください。
それでは、答弁お願いします。答弁じゃない。(「質問」と呼ぶ者あり)質問お願いします。
○議員(7番 糸原 壽之君) 7番、糸原でございます。一般質問の機会をいただきましたので、先ほど議長からの話もありましたが、質問をさせていただきます。
なお、その前に、7月、8月の豪雨によりまして被災されました全国の皆様、また町内の皆様、お亡くなりになられた方もいるようでございますが、お見舞い申し上げ、お悔やみ申し上げながら一日も早い復興を願うものでございます。
それでは、通告書に従いまして、大きく分けて2点質問いたします。1点目は、出産祝い金第1子目10万円、第2子目15万円、第3子目以降20万円に拡充をと、それから2点目、準備いたしましたのは、第三セクターへの町への寄附金を町は受け取るなと、それから第三セクター各社の借入金と有限会社奥出雲椎茸の借入金返済計画を示されたいと、この2点でございます。
それでは、通告書に従いまして、1点目から質問いたします。これも昨日、今日と少子化に係る同僚議員からの質問もあっておりますけども、私も1点、出産祝い金について質問いたします。少子対策について、これが全てで、これが最高というわけではございませんが、今考えられる最良の施策ではないかと思いますので、質問いたしますので、町長の考えをお伺いいたします。
町の子供の出生数が極端に少なくなり、全体の子供の数が減っている今、このため、一日一日と暗い影が押し寄せ、町の将来が危ぶまれる今日、まあ、いいかどっこものことだから仕方ないなとつい力や手を抜いてしまいそうな今日、私は、産むなら奥出雲町で、育てるなら奥出雲町で、教育を受けるなら奥出雲町で、遊ばせるなら奥出雲町で、体を鍛えるなら奥出雲町で、スポーツをするなら奥出雲町で、子供に苦労させるなら奥出雲町で、自然となじむなら奥出雲町で、その他子育て子供教育では人も羨む、全ての施策が子育て子供教育に直結した整備を進め、環境の整った町をまちづくりのビジョンとして、子供をとにかく増やしていく考えで今後、少子対策を進めたらいかがでしょう。
そしてこの町の将来を任せるにふさわしい後継者を育てることができ、町外からでも子育て子供教育のために移住さえ誘う町をつくっていくよう取り組むべきです。
そこで初めのその一環といたしまして、まずは出産についてお伺いいたします。
現在奥出雲町では、出産祝いとして、10万円分の商品券が支給されています。これも大変すばらしいことだと思っています。
そこで、出産に係る祝い金の拡充についてとして、6月の同僚議員の第1子目10万円、第2子目15万円、第3子目以降20万円の祝い金の段階的支給とする拡充についての一般質問の町長答弁で町長は、果たしてその金額で産んでいただけるだろうかという文言を入れての答弁があっていますが、私が思うに、子供を産むということは夫婦の話合いだったり、その家の子孫繁栄のためなどで、お金の多少で気持ちが変わるものではないと思います。少子化の昨今、役場から出すお金は、地域の後継者となるべき子供を産んでくださってありがとうという、町挙げての感謝の気持ちであろうと思います。金額の問題では決してないと思います。
今ここに少子化という大きな社会問題があります。これからは、同僚議員の質問にあるような2子目、3子目と多くなっていくような祝い金を交付し、余計にそうした配慮をすべきではなかろうかと考えます。
感謝の気持ちを表し、伝えたたえるべきで、そうすれば必ずや次の子へとつながっていくと確信いたします。
町長も気持ちを変えていただき、ぜひ実施していただきたい。提案し、お伺いします。
例えば繁殖センターなどの施設で放牧を経験、学習させて、その放牧経験牛を町内の畜産農家に提供する方式が有効だと考えられます。町長の所見を伺います。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
議員御質問の放牧経験牛の提供でございますが、島根県において、水田を活用した畜産担い手育成強化事業が平成29年度から令和元年までの3年間実施をされたところでございます。
その中で町内の畜産農家3戸が放牧牛バンク登録推奨に9頭の繁殖雌牛を放牧経験牛として登録をさせていただき、新規に放牧される農家に対し、牛の貸出しを行っていただいておりました。現在は、事業が完了したため貸出しは行っておりません。
また、過去には、農業公社の繁殖育成センターの放牧場の一部を開放し畜産農家に御利用いただいておりますが、現在は放牧の受入れを行っておりません。
議員から繁殖育成センターの放牧はの活用の御提案をいただきましたので、畜産農家が新規放牧に手軽に取り組んでいただけるよう、放牧場の再整備に併せ放牧経験牛の育成など、農業公社の機能を有効に活用した支援を検討してまいりたいと考えます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 田食議員。
○議員(6番 田食 道弘君) 第4の質問であります。下水道未接続解消のための助成事業復活についてであります。
2年前の3月、下水道使用料の見直しについて、こういった町長への答申が下水道使用料審議会から町のほうにありました。この中で下水道未接続世帯の解消に向けた柔軟かつ積極的な施策を展開する云々と述べられています。下水道使用料審議会の答申冒頭に述べられているとおり、そもそも下水道は、町民の快適な生活環境や良好な水環境を創出、保全するために欠くことのできない社会基盤であります。
ところが公共下水道への接続は85%弱、農業集落排水へは82%余りです。合併浄化槽の対応地域も含めると、今後まださらに町内の1割をはるかに超える相当数の世帯の接続が必要になっています。
本年3月に終了した住環境リフォーム助成制度は多くの町民が利用し、町内の建築業者にも好評でありました。この対象は、個人または集会所の排水設備を公共下水道、農業集落排水、合併処理浄化槽に新たに接続する町内業者の行う工事でありました。
しかし、本年度になって排水、下水処理設備を希望されたにもかかわらず、工事費用の助成金がなくなったために断念された方も聞いております。このままだと下水道未接続世帯の解消は進みません。
現在人気を博している住宅整備支援事業、この事業自体は非常に効果も高く、評価できるものでありますが、下水道への接続工事も対象にはなりますが、夫婦いずれかが40歳以下であることを大前提としています。これは事業の性格上、致し方ないことだと思っております。
しかしながら、年齢も結婚の有無を問わず、また集会施設でも対象となるような排水、下水処理設備、また生活環境改善と環境保全、町内の業者支援の三重の効果の上がる助成事業を改めて創設すべきではないでしょうか。町長の所見を伺います。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
下水道接続を後押しするため2か年の臨時措置で奥出雲町住環境リフォーム助成金交付要綱を平成20年11月1日から施行し、地域経済の活性化と生活環境の改善及び水質保全を図るため、これまで数回にわたり実施期間を延長し令和3年3月31日で終了いたしました。
これまでの実績でございますが、平成21年度は97件で助成金額は970万円が最高でございました。その後、年間の助成件数は減少し令和2年度は19件で助成金額は155万円。全体で、691件で、トータルでございますが、金額は6,445万円の助成となったところでございます。
下水道接続率は、公共下水道・農業集落排水・合併処理浄化槽の3事業合わせて、平成19年度末で52.4%でございました。助成金の効果もあり、令和2年度末では82.7%になったところでございます。未接続世帯は、高齢者家庭が多く、若い方の同居があれば下水道接続を考えられますが、高齢者世帯では水洗トイレへの改修を見合わせる家庭が多いのが実情でございます。
この助成金は、冒頭で御説明しましたように、下水道接続率の向上を図る目的としておりますが、リーマンショックに伴う経済対策としての意味合いもあることから、令和元年度末で全額一般会計で支出をいたしておりました。
しかしながら、この助成金は本来下水道特別会計で負担すべきものであり、また、10年以上事業を継続してきており、一定の事業成果が達成されたと判断をいたし、最終年度の令和2年度は、水道課の下水道3特別会計の基金を取り崩して対応をいたしたところであります。
下水道特別会計の基金は、緊急対応時のために確保しておく必要がありますし、助成事業の終了につきましては広報・自治会回覧等でお知らせをしてまいりましたので、改めて助成事業を復活する考えは現在ございません。
なお、奥出雲町住環境リフォーム助成金はなくなりましたが、住宅改修の補助金等については、奥出雲町住宅整備支援事業などを御利用いただくようお願いを申し上げます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 田食議員。
○議員(6番 田食 道弘君) 先ほど申し上げましたけども、下水道使用料審議会の答申の中には下水道未接続世帯の解消に向けた柔軟かつ積極的な施策を展開していくということが述べられておりますので、やはり何らかの未接続世帯、決して高齢者世帯でトイレの水洗化を希望しない方ばかりではないと思いますので、その辺りに希望また出た方たちに対応できるようなものを考えていただきたい。
また、住宅整備支援事業については、夫婦いずれかが40歳以下であるということがありまして、いわゆる少し年配になられてIターン、Uターンされた方に対して住宅整備対象になるものがないとか、やっぱりいろいろな問題が残っておると思いますので、その辺りもさらに検討を加えていく必要があるかと思います。
新型コロナ感染症の流行、さらに長期化しています。非常に厳しい情勢で、こういった問題をはじめとしまして様々な思いが町民に募っております。住民本位の町政を実現するためになお一層努力されることを強く求めまして、私の一般質問を終わりたいと思います。
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○議長(藤原 充博君) 以上をもちまして本日の会議日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。
午後3時56分散会
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