• "被害防止対策"(/)
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  1. 名護市議会 2022-06-09
    06月15日-04号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和4年第207回名護市定例会              第207回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和4年6月9日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和4年6月15日 水曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和4年6月15日 水曜日 午後3時10分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 24名 欠  席 1名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  14  │  平   光 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 欠 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │    │    欠 員    │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       21番 金城 善英  24番 神山 正樹 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長      比 嘉 一 文    企画部長     棚 橋 邦 晃 地域経済部長    平 得  薫     市民部長     仲 本  太  福祉部長      大 城 智 美    こども家庭部長  高 里 盛 克 農林水産部長    當 山  賢     建設部長     玉 城  勝  環境水道部長    佐久川 博 光    消防長      安 里  順               教育長  岸 本 敏 孝 教育次長      岸 本 尚 志議会事務局出席者 事務局長      屋 部 憲 克    次長兼庶務係長  大 城 秀 樹 議事係長      宮 城  建     庶務係調査法制  金 城  浩                       担当主査 議事係       島 袋 ちえり    庶務係      比 嘉 ちなみ 会計年度任用職員  玉 城 直 喜 ○大城秀樹議長 これから本日の会議を開きます。休憩します。                              休 憩(午前10時0分) (名護小学校6年生の議会見学のお知らせあり)                              再 開(午前10時0分) ○大城秀樹議長 再開いたします。日程より一般質問を行います。比嘉忍議員、一般質問を許します。 ◆比嘉忍議員 名護小学校6年生が来る予定で導入文も考えていたのですが、入場してからやりたいのでしばし……。昨日は金城善英議員からもありましたように、今期、我々4年目の結びの一般質問となりました。私も平成22年に当選させていただきまして、金城善英議員みたいに連続とはいきませんでしたが、これまで5回ほどは一般質問ができない議会がございましたが、それ以外の一般質問に関しましては住民の皆様からの様々な要望やご意見等を踏まえて質問させていただき、市役所、行政の皆様の真摯なる対応で取組ができてきたと思っております。また去る議会においても、その前からも大北区等の街灯設置の件とか、為又区においての浸水箇所の工事の件とかをお願い申し上げて、しっかりできております。それから仲尾次区においては、市営団地の敷地の駐車場化というのを団地の皆様から要望をいただいて、しっかり対応していただき、今できているところであります。そういった市民の暮らしにもしっかりと反映しながら、行政と連携しながら、やっていただいたことには改めて感謝申し上げます。ここで6年4組の皆さんが、名護小学校6年生が昨日に引き続きお越しです。私も97期生、名護小学校の6年2組でした。昨日から引き続きまして6年生が、社会科の「わたしたちの暮らしを支える政治」の単元において役所や議会の働きを調べ、住民と政治の関わりを捉える学習の一環として見学にお越しです。本当にありがとうございます。ここにいらっしゃる市長をはじめ、こちらが役所の皆さんで、私たち議員が様々な質問をして、それに答える答弁者という形になっております。今いらっしゃるここを議場と言いますけれども、議場の中にいる大人の皆さんが、皆さんのお越しを歓迎しているところであります。名護小について少し話をさせていただきますが、ご案内のとおり創立が明治15年4月5日ということで、去る4月5日は140周年だったと思います。私もさっき申し上げましたが、昭和55年3月の名護小学校6年2組の卒業生でありました。昨日からお越しいただいている皆さんは平成22年度生まれだと思いますけれども、皆さんが生まれる1年前には名護小学校にプールがありまして。このプールが老朽化により取り壊されました。皆さんが生まれる1年前です。そして運動場が拡張された。それから皆さんと同年になりますね、平成23年1月に今の幼稚園の園舎が新築されまして、新築祝いをしたところであります。そんな名護小学校では、本日校長先生もお越しでございますが、「六諭のこころ」で一人一人が輝く小学校を目指し、未来を拓く「たくましい子」の育成を学校教育目標に掲げ、子どもたちや先生たちが日々頑張っております。そんな頼もしい名護小学校の6年生が見学に訪れ、今回の議会見学をきっかけに世の中の仕組みとしての議会と市役所の役割や住民と政治の関わりを知って大きく成長できますよう願って一般質問をさせていただきたいと思います。3年ぐらい前には校長先生もこちらの演壇で答弁をしておりました。それでは令和4年6月定例会の一般質問を始めさせていただきます。今回は小学6年生がいらっしゃるということで、小学生にも分かりやすい、関連のあるような事項に限定させていただいております。事項1 放課後児童健全育成事業について。放課後児童健全育成事業について次のとおり答弁を求めます。要旨(1)取組状況について。要旨(2)課題について。要旨(3)今後の取組の見通しについて。放課後児童健全育成事業とは、6年生は多分ほとんど部活や習い事、あるいは塾で利用はされていないと思いますが、放課後の学童のことです。弟さんや妹さんがいらっしゃる方々は、1年生、2年生、3年生がほとんどの利用者の割合を占めている、そのことについていま質問しております。事項2 教育行政について。GIGAスクール構想事業について次のとおり答弁を求めます。要旨(1)進捗状況について。要旨(2)支援体制について。これは皆さんも学校から配付されております。一人一人にタブレットを配付して、授業等で活用していると思いますが、この事業全体のことについて質問しております。それから事項3 副食費の補足給付事業について。副食費の補足給付事業について次のとおり答弁を求めます。要旨(1)取組状況について。要旨(2)課題について。要旨(3)今後の取組の見通しについて。この件は、学校給食費、それから市立幼稚園等も給食費が無償になっておりますが、名護市立ではない私立の保育園、幼稚園に通う児童の中で、条件があるんですが、条件を満たす児童あるいはその世帯に対しては、その給食副食費が無償になるという事業がございます。国の事業です。その件について質問しております。事項4 多機能型事業児童発達支援について。多機能型事業児童発達支援について次のとおり答弁を求めます。要旨(1)取組状況について。要旨(2)課題について。要旨(3)今後の取組の見通しについてでございます。これは発達障害とかの児童について、通常では学童に行けないような仲間たちをデイサービスとかいろいろなところで受け入れている事業所がございます。そのことについて質問しております。以上、一次質問とし二次質問は自席より行います。質問方式は一問一答事項別でございます。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 それでは私のほうからは質問の事項1要旨(1)、(2)、(3)についてお答えいたします。まず要旨(1)の取組状況についてでございますが、本市では令和2年3月に「名護市子ども・子育て支援事業計画」を策定しまして、放課後児童クラブを含めた子育てをめぐる現状と課題に対して、質の高い教育・保育の確保、保育の量的拡大・確保をはじめ各種子育て支援に取り組んでまいりました。具体的には児童生徒数の人口動態予測に基づき、計画の中では地区ごとの適正数が令和4年度までに23クラブの整備が必要であると示されており、現在のところ計画どおり23クラブを整備し、補助金の交付を行ってまいりました。その内訳は名護地域が15クラブ、屋部地域が4クラブ、羽地地域が2クラブ、屋我地地域が1クラブ、久辺地域・二見以北地域が1クラブとなっております。続きまして要旨(2)の課題についてでございますが、先に述べました地域ごとの設置クラブ数が計画と若干乖離(かいり)があること、また補助を受けていない学童クラブについての考え方など改めて利用ニーズの調査が必要になるものと考えております。最後に要旨(3)の今後の取組の見通しについてでございますが、今年度は計画期間の中間年度に当たることから、国の市町村子ども・子育て支援事業計画等に関する中間見直しのための考え方に基づき、現在の計画の量の見込みと利用状況や利用希望が大きく乖離している場合につきましては、適切な基盤整備を行う必要があるため計画の見直しが必要であるとされております。現状といたしましては、市全体では計画どおりにクラブ数を確保したところでございますが、要旨(2)の答弁で申し上げましたとおり、実際の利用ニーズが若干異なり、地域別に乖離が生じているところでございます。そういった状況もあることから小学生のお子さんを持つ保護者に向けてアンケートによるニーズ調査と併せまして、補助を受けていないクラブの状況確認なども検討しておりまして、その結果を踏まえ今後の市の対応を検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 今、部長のほうから答弁がありましたように、「あけみお・すくすくプラン第2期名護市子ども・子育て支援事業計画」という冊子にしっかりうたわれておりまして、私も確認させていただきました。答弁にもありましたように、計画的には令和2年度からでございますね。令和6年度までの計画が示されておりまして、ちょうどいま令和4年度ということで中間ということになっております。先ほどもニーズ調査が必要ということと計画の見直し等もあり得るという答弁もございましたが、様々な、補助金を受ける受けない等で運営等の質等も若干変わってきますし、それから保護者等の負担、利用料も変わってくるかと思います。それから運営としてもやはり子どもたちにしっかりとした事業のサービスを展開するという上でも、役所としてニーズを拾い上げて力強くやっていただきたいという思いでございます。そこで何点か二次質問をさせていただきますが、このあけみお・すくすくプランの57ページに「クラブ間の情報交換や情報共有する場として名護市学童保育連絡協議会への加入を促進し、各クラブとの連携を強化します。」とありますが、協議会の加入状況と連携強化について答弁を求めたいと思います。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 市の学童保育連絡協議会の加入状況につきましては、現在23クラブ中15クラブが加入しておりまして、加入率は65%となっております。連携強化の件につきましては、当協議会の役員と年数回の意見交換会を持つ形でございます。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 23クラブのうち15クラブということで、私も議員をさせていただく前に民間にいながら、会社として所属する団体とか、あるいは会社にいながら個人として所属する団体等にもいくつか加入させていただきましたが、やはりいろいろな情報交換の場でもありますし、課題等の共有、それから共に解決策を模索するような勉強会等も実施できていたという様々な団体がございますので、しっかりその辺をサポートしながら、フォローアップという形も役所としてやっていただけたらと思っています。それからプランにもありますように特殊な配慮を必要とする児童について、現状と支援員の研修等はいかがでしょうか。お尋ねいたします。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 配慮を必要とする児童への対応につきましては、対象児童を担当する職員を配置する学童クラブに対しまして、その職員の人件費分として補助金を交付しております。令和3年度の実績といたしましては23クラブ中17クラブが担当職員を配置しておりまして、支援員の研修につきましては毎年委託事業として放課後児童支援員の資質向上研修を実施しております。担当職員につきましては、その研修コースのうち障害児加配担当支援員研修コースを必ず受講することとしております。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 今は支援員の配置を必要としている、配置をしているクラブもあるということで特別な配慮を必要とする児童等にもしっかり対応していただいているということであります。現在の余裕教室等の活用状況について答弁をお願いします。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 現在、小学校の余裕教室の活用実績というのはございませんが、幼稚園の園舎を活用した学童クラブが4か所ございます。今年度中に追加見直しを予定している市の子ども・子育て支援事業計画においてニーズ調査を実施する予定となっておりますが、その調査の結果、クラブの増が必要となれば幼稚園の園舎も含め小学校に余裕教室があるのか、あと活用が可能なのかという点も含めて担当部署と調整を図ってまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 それからあけみお・すくすくプランの34ページから引用して、運営指導の取組実績についてお尋ねします。
    大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 学童クラブの運営指導に係る取組につきましては、勤務している職員が継続して就労していただけるように、職員の処遇改善や労働環境の改善等を代表者に適宜指導しているという形になってございます。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 これの57ページに放課後児童健全育成事業について、「保護者が就労等により、昼間、家庭にいない小学生に対し、放課後の適切な遊び及び生活の場を確保し、児童の健全な育成を図る事業」ということで位置付けられておりまして、先ほどの答弁でもございましたが中間見直し、それからニーズ調査もしていきたいということであります。大西区におきましては、補助金を受けていないクラブから相談を受けまして、見学もさせていただきました。やはりしっかりと子どもたちと向き合いながら対応していただいておりますが、補助金を受けていないということでやはり限界がありますし、それから保護者から徴収する利用料もほかの補助金を受けているクラブよりは若干高めになるという現実がありまして、そういった部分もニーズ調査を今回やっていただくということでございますので、校区別になってくるかと思いますが、しっかりニーズ調査を実施して声を拾い上げて、現状として補助金を受けていないクラブでも補助金を交付されているクラブと同等な、あるいはそれ以上のサービスを私は提供していると思っています。そういったクラブこそしっかり皆さんが把握して認めていただいて、補助金を交付するという流れが望ましいかなと思っておりますが、先ほどの答弁と重複すると思いますが、ぜひしっかり今後も展開していただきたいという思いですがいかがですか。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 先ほどの答弁でもお答えしたところにはなりますが、今後小学生のお子さんを持つ保護者の方に向けてアンケートによるニーズ調査を実施する予定となっております。それと併せて現状で補助を受けていない学童クラブの状況の確認等も検討しておりますので、これらの調査の結果を踏まえて今後の市の対応を検討してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 しっかりとまた対応していただきたいと思っております。議長、事項2をお願いします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 それでは質問の事項2質問の要旨(1)についてお答えします。GIGAスクール事業の進捗状況につきましては、校内の大容量高速通信環境と児童生徒1人1台の端末配付は令和2年度内で終えているところでございます。毎年必要な作業として進級処理や新入生アカウントの作成、端末の配付などの年度処理がありますが、その年度処理も滞りなく完了しているところでございます。授業においては、デジタル教材やデジタル教科書を使ったICTドリル学習、カメラ機能を使った発表資料の作成、ウェブ会議アプリを使用した他校間交流授業等が行われております。また委員会活動、部活動などではオンラインミーティング、校務では検温の集計や保護者面談、生活アンケート等で活用されており、ほぼ毎日Chromebookを活用した活動が行われているところでございます。次に質問の事項2質問の要旨(2)についてお答えします。令和4年度のGIGAスクール支援体制につきましては、ICTを活用した授業の実践に当たり操作・活用方法の支援と不具合に対応するため、その際の要望・案件に応じICT支援員が支援しております。ICT支援員は、現在段階的に増員し、会計年度任用職員として5人を配置しているところでございます。ICT支援員は学校に固定配置ではなく、研修や不具合対応など、求めに応じて案件によって複数人での体制で対応するなど柔軟に運用しているところでございます。またICTを活用した授業において、授業当日にICT支援員が現地に赴きサポートしているところです。これまでGoogleの教育クラウドサービスを活用した授業の支援やデジタル教科書の対応、Zoomなどの遠隔対面ソフトの活用支援など多岐にわたり支援をしているところでございます。今後もこれまで同様個々の事案に対して支援できるよう努めてまいります。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 これまでにも私を含め多くの議員から導入前に質問等があったと思います。私も昨年の3月議会だったと思いますが、支援員を3名の状況から5名に増員しますということで、いま答弁でしっかり配置されているということでありました。そういった形で、また議員からの一般質問等でもやはりネット環境がない家庭もあるだろうということで、Wi-Fiのルーター等も貸出しされていると思いますが、その状況についてはいかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 Wi-Fiルーターの貸出状況につきましてですが、これまでに192件の貸出しをしております。今後も同様に貸出しの申出があった児童生徒につきましては、これまでどおり貸出しを行っていきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 192件の実績があるということで、192名の児童が家庭に、自宅に戻ってもルーターを活用できる環境に置かれて、しっかりとタブレットを活用しての学習に取り組むことができる環境に今あるということで、それから漏れている児童はいらっしゃらない、もう全てそのような、しっかりと放課後も家庭でタブレットを活用しての学習に取り組むことができているということでよろしいですか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 それ以外にも環境の整っていない児童生徒に関しまして、学校や公民館とかWi-Fi環境のある所で休業中に活用されたという実績はございます。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 それから昨年3月に私も質問させていただいて、昨年度、令和3年度にいろいろな研修に取り組むということであったんですが、GIGAスクール関連の研修の実施状況について答弁を求めたいと思います。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 研修状況ですけれども、情報教育担当教員を対象にした情報研修会を6回、これまで行っております。また研修としましては4月に「NHK for School ワークショップ」をオンラインで、10月に「NHK for School 基礎セミナー」をオンラインで実施をしております。またAIドリル教材ということで、「ラインズeライブラリ」を6月から7月にかけて、全学校を対象に研修を3回行っております。またGoogle社と連携しまして「Kickstart Program」を実施しております。GIGAスクール教育グループ研究会の研修としてこれまで12回の研修、内容としてはChromebookを活用した先進事例の調査、プログラミング教育に関する公開授業と授業研究会、教材を共有するGoogleドライブの開設、Googleフォームを活用した単元の振り返り、朝のログイン・健康観察、夏休みにおけるChromebookの活用方法などの研修を実践しております。またICT支援員が講師となりまして、各学校の求めに応じて校内研修を実施してきているところでございます。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 環境だけではなく、やはり先生方もしっかり把握して、研修を受けながら学校現場での授業等に大きく活用して、実りある授業ができるという体制でしっかり昨年度もやっていただいたということでございます。同じような形で昨年度の実績をいま答弁いただきましたが、今年度に関しての計画についてはいかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 令和4年度の研修計画につきましては、GIGAスクール教育グループの研修会を12回、著作権、肖像権、ICTを活用した働き方改革をテーマにした情報教育研修会を行います。さらに名護市情報教育研修会でのセキュリティー等の研修、各校の求めに応じた校内研修、その他として校長会研修、教頭会研修やその他の研修会と連携した研修、それに国、県、企業、団体が実施する研修への参加を呼びかけて研修を実施していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 昨年度に引き続きまして、今年度も先ほどありましたように計画どおり実施されまして、学校現場でタブレットを活用した授業が浸透していって、ひいてはまた子どもたちの学習意欲、そういった学力向上にもつながって、よりよい教育環境の提供づくりをまたよろしくお願いしたいと思っております。それでは議長、事項3をお願いします。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 質問の事項3要旨(1)についてお答えいたします。まず議員からご質問のあります副食費の補足給付事業の概要といたしましては、子ども・子育て支援法に基づく新制度に移行していない幼稚園において、食事提供費用のうち副食材料費の保護者実費負担分を補助する事業となっております。対象となる子どもは施設利用給付認定を受けた子どものうち、対象条件が2つありまして、1つ目に低所得世帯の子ども、2つ目に小学校3年生以下のきょうだいの中で3番目以降の子どもとなっております。現在、名護市には新制度に移行していない私立幼稚園が1園ございます。要旨(1)の名護市の現在の取組状況といたしましては、市内の未移行私立幼稚園から、昨年末に副食費の補足給付事業を行いたいという相談を受けておりまして、6月2日に事業内容の説明と現在の幼稚園での食事提供体制に関する聞き取りを行っております。続きまして要旨(2)についてお答えいたします。当該私立幼稚園への聞き取りから感じております事業化に向けた課題といたしましては、食事提供業者が主食と副食の費用を分けて1人当たりの副食材料費を算定できるのかという点がございます。副食材料費の分離については当該私立幼稚園に確認していただき、事業の予算規模等の検討を進めてまいります。最後に要旨(3)についてお答えいたします。今後の見通しにつきましては、まずは市の補正予算での計上に向け、県内他市における実施方法などについて情報収集をし、事業の適正な実施のための要綱案の作成等を行ってまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 部長の答弁にもありました、6月2日に事業内容の説明と幼稚園での聞き取りを行っていただいてありがとうございます。それを踏まえて、また答弁の最後のほうには予算の定例会での計上に向けて、あるいは他市の状況を収集してとございますが、6月2日以降の市予算の計上に向けての段取りというかタイムスケジュール的なものについて答弁をお願いします。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 先ほどの答弁で簡単な説明をさせていただきましたが、既に対象となる施設の代表者には事業の概要について私どものほうから説明させていただいております。今後につきましては施設側のほうで副食費に係る費用を算出していただき、事業の予算規模のほうを確定すると。その後我々のほうで早ければ9月定例会のほうで補正予算を計上させていただき、議会においてご審議願う形となっています。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 早ければ9月定例会で予算計上に向けてということで、しっかり聞き取りも行っていきたいということでございましたので、そのようにしっかり取り組んでいただきたいと思っております。この件に関しましては私立幼稚園の先生から相談がありまして、またこの先生方もそれに該当する児童がいれば負担軽減のためにもしっかりフォローアップしていきたい、それから負担を軽減してあげたいという幼稚園の先生の思いがありまして、それをまた役所の皆さんにお伝えさせていただきました。答弁にもありましたように昨年末に相談があったということで、その辺も踏まえてまた今後しっかりと対応していただけたらと思っております。保護者の皆さんの負担軽減にしっかりつなげたいという先生方の熱い思いがございましたので、よろしくお願いしたいと思っております。それでは議長、事項4をお願いします。 ○大城秀樹議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 それでは質問の事項4について答弁をさせていただきます。要旨(1)から(3)は関連いたしますので一括で答弁いたします。多機能型事業児童発達支援につきましては、児童福祉法に規定されております障害児通所支援事業として、主に未就学児童を対象とした「児童発達支援」と就学児童を対象とした「放課後等デイサービス」がございます。提供する支援の内容や対象児童が異なるため、それぞれ個別の事業所として施設基準や人員配置基準を満たし、都道府県等の指定を受けることとなります。質問にあります多機能型事業児童発達支援とは、それぞれを別々の事業所としてではなく2つ以上のサービスを一体的に行う多機能型として施設基準や人員配置基準を満たし、指定を受けることになります。ちなみに事業所へ支払う報酬算定については、例えば利用定員が10人以下の事業所と10人を超える事業所とでは、利用定員が少ない場合はより手厚い支援・サービスが提供できることもあり、利用定員が増えるにしたがって逓減していく仕組みになっております。市内には18の事業所が児童発達支援と放課後等デイサービスの両方の指定を受けておりますが、報酬算定上はそれぞれの利用定員で別々の事業所として報酬が算定されております。実際のところ同一の施設の共有、ある程度の事業所職員の兼務が認められており、同一の施設で同じ事業所職員が両方の支援・サービスを提供していることから、そういった事業所は多機能型事業所となっている場合がございます。名護市における令和4年3月31日現在のそれぞれのサービスの支給決定者数は、児童発達支援で97名、放課後等デイサービスで346名となっております。また令和3年度の利用延べ人数は、児童発達支援で1,011人、放課後等デイサービスで4,747人、事業費といたしましては児童発達支援が1億1,514万9,371円、放課後等デイサービスが4億9,546万2,069円となっており、それぞれ一人一月当たり児童発達支援は11万3,896円余り、放課後等デイサービスは10万4,373円余りとなっております。六、七年前に比べまして事業所数は増加しており、利用定員が増え利用しやすくなったり、利用する事業所の選択肢が増えたりと環境は整ってきている状況ではありますが、同時に支給決定人数も右肩上がりで増えていることもあり、事業費の増加や事業所の利用定員の不足などが今後懸念されております。状況を確認し、事業所とも情報交換等、連携を図りながら障害児通所支援事業を進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 サービスを行って、それが事業所に対する1回当たりの報酬、それの金額と利用者の自己負担等があるのか、その割合と金額等の答弁をお願いします。 ○大城秀樹議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 利用者の親御さんの自己負担でありますが、利用者負担については住民税非課税世帯等の低所得者世帯につきましては利用者負担はございません。課税世帯につきましては一月の利用料の1割負担を基本としておりまして、利用者負担上限月額が設定されており、ほとんどの世帯で月額4,600円が上限となっております。ですので、さきほど1人当たり一月の利用料を児童発達支援では11万3,896円余りとお話ししましたが、利用者負担額は1割の1万1,389円ではなく上限額の4,600円となります。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 これは自己負担があるということで、この事業とは別ですが、以前に自分が民間にいた頃に精神疾患者のデイサービスとか、そういった部分で1割の部分も沖振法で軽減されていて、自己負担の10%分も沖振法でカバーされて、利用者負担はないということがございます。こういった、今回のこのような自己負担があるわけですが、その辺の部分の議論とかというのは国のほうでされているのかどうかというのはご存じでしょうか。 ○大城秀樹議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 現状では自己負担の軽減については、まだ議論には上がっていない状況でございます。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 昨日から6年生にお越しいただいて、名護小学校の1組、2組、3組さん、本日が4組さんということで、終わった後にまた私、子どもたちの質疑応答にも答えていきたいと思っております。私の一般質問はこれで終わりますけれども、結びに昨日から本日とお越しいただいております名護小学校の6年生、我々の宝である子どもたちの学習の一環としてお越しいただいて本当にありがたく思いますし、小学生の皆さんに渡具知市長のほうから激励のメッセージをお願いできたらと思っております。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 それでは私のほうから一言申し上げたいと思います。名護小学校の6年生の皆さん、ようこそ。名護市議会へ見学にお越しいただきましてありがとうございます。一人の一般質問で3回の入れ替わりということで、いま見てじきだということでいろいろな感想もお持ちだというふうに思っておりますが、ここ名護市議会では大切ないろいろな案件を名護市の職員が議員の皆さんと一緒になっていろいろ話合いをして、ここで物事を決定することが多くあります。先ほども質問にあった中でGIGAスクールの件がございましたが、パソコンをいま皆さん1人1台お持ちだと思いますが、そのパソコンについても1人1台持たせていいのかどうか、またそのパソコンを購入する費用はどうするのかというようなことをここの、議会の中で決定をするわけでございます。ですから議員の皆さんの承諾が、承認がなければこのパソコンも皆さんのほうには渡らなかったというようなことになりますので、名護市で行われているいろいろなことがこの議会で決定をされているということを覚えていただければ、今回の見学は100点満点ではないかと思っているところでございます。児童の皆さんは6年生ということで、名護小学校の最高学年となってはや2か月がたち、学校を引っ張っていただいているものだと思っております。来年4月には中学校へ進学することになりますが、どうか名護小学校で過ごす残り短い時間を先生と力を合わせて、心を一つにして楽しい学級にしていただき、そして友達と協力して互いに学び合えるよりよい学級をつくりあげてくれるよう市長のほうからお願いをしたいと思います。新型コロナウイルス感染症に負けずに元気いっぱい学校生活を送ってください。今日は名護市議会へ見学に来てくれてありがとうございます。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 今3パーティー目ですか。最初のパーティーの際にもお話をさせていただきましたが、市長をはじめこちらにいらっしゃる議員、それから役所の職員、みんな、子どもたちである皆さんがすくすくと成長し、健康に育つことを願っておりますので、今日の研修を糧に大きく飛躍していただきたいと思っております。以上で私、比嘉忍の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時49分)                              再 開(午前11時0分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮城さゆり議員一般質問を許します。 ◆宮城さゆり議員 ただいま大城秀樹議長のお許しをいただきましたので、議席番号9番、礎之会、宮城さゆり、一般質問に入らせていただきます。質問に入る前に所感を少し述べさせていただきます。第14期名護市議会議員として様々な一般質問をさせていただきました。議員としてこれまで市民からの要望や陳情、相談を受け、子育て環境の充実、福祉の向上に努めて住みよい名護市づくりに努めてまいりました。これも当局の職員の誠意ある対応で解決できましたことに改めて感謝申し上げます。市長をはじめ市民と共に、もっと住みよい名護市づくりに努めてまいりたいと決意を新たにした次第でございます。今議会の一般質問はこれまでの集大成なので、明確な答弁をよろしくお願いいたします。では通告に従いまして一般質問に入ります。質問事項1 福祉行政について。要旨(1)生活保護制度は生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的としております。当市の生活保護の状況についてお伺いいたします。ア 直近3年分の生活保護受給状況について。資料提供ありがとうございました。イ 年代別の保護世帯について。資料提供ありがとうございました。要旨(2)高齢者居住の安定的な確保について。ア 市営住宅における高齢者の入居状況について。イ 高齢者の居住に関する課題への対応と今後の取組についてお伺いいたします。質問事項2 子育て支援について。要旨(1)子どもの情報の記録、管理機能(予防接種情報、成長記録等)、各種申請、案内、イベント情報などの子育て支援情報の発信や、市役所からの情報受信機能がついている母子手帳アプリの導入について伺います。要旨(2)保育行政について、現在の待機児童の解消が進まない要因と課題への対応、待機児童解消に向けた取組について伺います。要旨(3)子育てをめぐる社会情勢は変化しております。地域特性やニーズを踏まえた上で幼児教育、保育の総合的な提供が望まれます。当市における公立幼稚園の現状と今後の在り方、方針についてお伺いいたします。質問事項3 通学路の状況について。要旨(1)子どもたちが安全に、安心して通学できる環境整備について。ア 東江小学校正門、博物館前、レンガ歩道全体についてお伺いいたします。イ 東江小学校裏門付近の道路(歩道)整備の進捗状況についてお伺いいたします。以上を一次質問とし、二次質問は自席にて行います。答弁をよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 私のほうからは事項1要旨(1)、要旨(2)のイについてお答えいたします。生活保護の受給状況につきましては、資料を提供しておりますのでご確認をお願いいたします。資料の2ページは、令和元年度から令和3年度までの被保護世帯数、被保護人員数、保護率の推移となっております。令和4年5月末時点の被保護世帯数は1,274世帯で1,571人の方が受給しております。続きまして資料の3ページは、令和元年度から令和3年度までの相談、保護申請、保護開始の件数となっております。令和4年5月末時点の相談件数は51件、保護申請は24件、保護開始は24件となっております。資料の4ページは年代別の保護世帯人員となっております。令和4年3月末時点での被保護者の人数は1,574人、年齢別ではゼロ歳から19歳が139人、20歳から39歳が90人、40歳から59歳が301人、60歳から69歳が396人、70歳以上が648人となっており60歳以上が66%を占めております。今後も地域のつながりによる支え合い、助け合いにより、だれもが安心して暮らせるまちづくりを目指すとともに、地域で生活に困っている方には、民生委員や区長さんをはじめ地域の皆様と協力して対応していきたいと考えております。続きまして要旨(2)のイについてお答えいたします。老人福祉や介護保険制度の中で把握している高齢者の居住に関する課題としては、公営住宅を含む賃貸住宅の入居者や持家に住む方々が年齢を重ね高齢となった際に、住居内外のわずかな段差などが移動動作に影響が出てくるとともに、外出のしづらさにつながる点があります。この点につきましては、段差解消や立ち上がりの際に支えとなる手すりを設置するなどの住宅改修を行うことで、その改善につながっております。要介護または要支援の状態にある高齢者の方を対象としまして、介護保険制度として住宅改修費用20万円の範囲内でその費用額の9割から7割を所得に応じて給付いたします。さらに一般会計の老人福祉費におきまして、市の事業である高齢者いきいき住宅改造助成事業として、おおむね65歳以上の高齢者が居住している非課税世帯または生活保護世帯を対象に、さきの介護保険制度を優先して併用できる形で実施しており、10万円の範囲内で費用額の10割または9割を給付しております。住宅改修は介護支援専門員または福祉住環境コーディネーター2級以上を有する者により、より安全安心に日常生活を送れるよう利用者の状態を考慮した改修内容を事前に書面で申請してもらい、その改修内容を確認した上で承認することで、より有効な住宅改修となるよう実施しております。なお住宅改修に際しましては、その住宅所有者の承諾が必要となっております。次に賃貸住宅に入居する場合も含めた高齢者の居住環境に係る支援も必要と考えております。その点につきましては、慢性疾患があり日常生活を営む上で常時注意を要する一人暮らしの高齢者または高齢者のみの世帯の方には、急病や事故などの事態となった場合に備え緊急通報機器をあらかじめ設置し、通報、連絡手段として利用いただく事業がございます。もし体調面での不安を感じた場合は、たとえ誤報であっても遠慮なく通報いただけるよう受託事業者との事前調整をしております。また住み慣れた地域での相談体制としての地域型包括支援センターや在宅介護支援センターとの連携により、高齢者の見守り体制を構築することで高齢者の方の在宅生活を支援し、併せて賃貸住宅管理者や所有者の方が高齢者入居の際の安心につながることと考えております。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 私のほうから質問の事項1質問の要旨(2)のアについてお答えいたします。市営住宅における高齢者の入居状況につきましては、令和4年6月7日現在、市営住宅に入居する全世帯数844世帯のうち65歳以上の世帯主が371世帯、高齢者世帯の割合は43.95%となっております。また市営住宅入居者2,110名のうち65歳以上の入居者が496名、高齢者の割合は23.5%となっております。これらのことから、市営住宅の入居状況については高齢者世帯の割合が高く、特に単身高齢者世帯の割合が増えている傾向にあるということになっております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 これより何点か二次質問をさせていただきます。今、コロナ禍の、新型コロナウイルス感染症関連の各種給付が8月に多分終了すると言われておりまして、生活困窮や生活保護の相談が増えてくると予想されますが、窓口の周知などについてどのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 周知の方法についてでございますが、関係機関との連携策の一つとして、国から生活困窮家庭やひとり親家庭等のお子さんがいる世帯に対する支援と連携を図ることとされております。それらの家庭について経済的困窮を把握した場合には、生活困窮者自立支援窓口または生活保護の相談窓口への連絡や連携を図っていただいております。地域においても、民生委員や区長さんをはじめ地域の皆様からも生活に困窮されている方の相談が多くあります。今後も地域の皆様や関係機関、庁内各部署と連携して対応していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 また、今後相談が急増、増えた場合の対応等はどのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 現在実施している各制度の貸付資金等の延長が終了することとなれば、やはり保護の相談が増加することも見込まれております。相談申請が急増することも想定して現状を把握するとともに、面接相談員やケースワーカーを増員することも検討する必要があると思いますので、体制を整備し適正な保護制度の実施に努めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 ニーズに合わせて職員配置をよろしくお願いいたします。生活保護の制度について、適正に支援が行われていると考えますが、生活困窮者も含めた支援についてどのように対応していきますか。お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 生活保護制度または生活困窮者自立支援制度において就労支援や家計改善支援などの支援を受けていた方については、保護脱却後または保護受給後も引き続き支援を継続することが望ましいとされております。現在生活支援課におきましては両制度を担当していることから、それぞれの支援担当者の紹介や支援状況の情報共有などの連携を図っております。また地域の実情に応じて対応できるよう窓口の相談だけでなく、アウトリーチ等の事業で訪問や巡回相談などの支援体制を構築しており、今後もこうした支援を継続していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 では生活保護世帯数の増とまた新型コロナウイルス感染症拡大による影響について、何らかの関連はあると思われますか。お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 生活保護世帯数は増加傾向にありますが、新型コロナウイルス感染症による急激な増加には至っていない状況です。理由の一つとしまして、生活福祉資金の貸付けや住居確保給付金事業の期間の延長、自立支援給付金の活用により保護申請の件数は抑えられているものと考えております。しかし相談の申請内容から、新型コロナウイルスにより家族の収入が減少したことにより、これまで援助により生活できていた世帯が困窮していることやこれから困窮することが予想されるなど、直接ではなく間接的に困窮するといった内容が多く挙がっていることから、今後は相談・申請が増えてくるものと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 最後に、生活保護の相談には不特定多数の方々が来られると思いますが、業務における新型コロナウイルス感染症対策についてどのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 相談体制における新型コロナウイルス感染症対策ですが、県や市から示されている対策を実施しているところでございます。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の期間中はサテライトを実施して、訪問を実施する際はサテライトで勤務、内勤の場合は事務所で業務を行うこととしておりました。外部と接触する職員と接触しない職員とを分け、その日の業務で職員が勤務場所を往来しないよう対応していた状況でございます。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 職員の皆様には、本当にコロナ禍の相談業務対応に感謝いたします。名護市においても、今後ますます高齢化が進んでまいります。個々の必要に応じた支援をよろしくお願いいたします。また支え合い、助け合いながら誰もが安心して暮らせるまちづくりを、地域と連携を図りながら支援の継続をよろしくお願いいたします。次に高齢者居住の安定的な確保ですけれども、しっかりと行われているのが見えてきました。そして高齢者相談から、見守りを地域型包括支援センターや在宅介護支援センターの職員と連携しながら、高齢者が住み慣れた地域で安全安心に日常生活が送られるよう横断的な連携とサービスの提供をよろしくお願いいたします。また、屋我地地区と羽地地区に今年度設置予定だと思いますけれども、その時期的なものを1点だけ答弁をお願いできますか。 ○大城秀樹議長 大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 高齢者の地域での暮らしを総合的に支えていくために、地域包括ケアシステムの推進のために令和2年度より、現在は4か所の地域型包括支援センターを設置しております。現在直営で実施をしております。羽地・屋我地地区についても、できるだけ早い時期に地域型包括支援センターが設置できるよう、今年度でできるよう調整を進めているところでございます。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 では事項2をよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは事項2要旨(1)についてお答えいたします。母子手帳アプリ「母子モ」につきましては、第200回定例会、第204回定例会におきましても宮城さゆり議員よりご質問いただき、母子健康包括支援センターの設置、産後ケア事業の開始等と母子保健事業の推進の取組を進める中で並行して検討してまいりましたが、現在導入には至っておりません。母子モを含めた母子健康手帳に関連したアプリにつきましては統一した基準がなく、紙の母子健康手帳を電子化したものではありませんので、従来の紙の母子健康手帳を補完するサービスとして、併用した形で活用されるものと考えております。現在健康増進課では妊娠届出時に母子手帳を交付し、妊産婦健診、新生児・乳児訪問、乳幼児健診、予防接種、各教室など妊娠・出産・育児に関する健康相談やアドバイスを通し、妊産婦や乳幼児の健診結果や接種歴を母子手帳に記録しております。また市民のひろばや健康だより、市ホームページを通した情報提供も行っております。その中で母子保健・子育て支援のタイムリーな情報発信や予約方法、台風時やコロナ禍での急な日程、場所の変更の連絡等が課題となっております。母子手帳アプリ、母子モは、妊産婦と子どもの健康データの記録・管理や予防接種のスケジュール管理、出産・育児に関するアドバイス、市役所からの情報発信の媒体として効果が期待できるものと認識しております。妊産婦や乳幼児がいる若い世代の情報収集はスマホであり、いま必須アイテムとなっていることから、情報発信機能に加え、予約・キャンセル機能等が備わったアプリの導入について、他自治体の導入状況や課題等の情報も得ながら、予算、事務量、効果的な活用の仕組みも含め検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 それでは私のほうからは質問の事項2要旨(2)、(3)についてお答えいたします。まず要旨(2)についてでございますが、令和4年4月1日時点の待機児童数は52名と、昨年4月1日の65名と比較して13名の減となっておりますが、いまだ待機児童の解消には至っておりません。その要因といたしましては保育士の不足、また1歳児クラスの受皿不足が考えられます。待機児童の解消のための名護市独自の取組といたしましては、潜在保育士や保育士養成校の新卒者などを対象に採用1年目に15万円、2年目継続でフルタイムの場合は15万円、パートタイムの場合は半額の7万5,000円を助成する「名護市保育士等緊急確保事業」であるとか、令和3年度に北部地域で初めて沖縄県保育士・保育所総合支援センターと連携し開催した「沖縄県保育士合同就職説明会」の継続実施、さらに市内保育施設での就職を希望する潜在保育士や保育士養成校の生徒などを対象とした「名護市保育施設等見学ツアー」を今年度も実施してまいります。国や県の補助金を活用した取組につきましては、ハード面におきましては「小規模保育事業所の整備支援」、またソフト面においては、保育士試験に合格し市内保育施設で保育士として就職することを目指す方々を対象とした「保育士試験対策講座」の実施や、保育士の正規雇用化に取り組んだ保育施設に対して補助金を支給する「保育士正規職員雇用支援事業」であるとか、保育施設が保育士を住まわせるために借り上げた宿舎の賃借料を補助する「保育士宿舎借り上げ支援事業」、また保育士の負担軽減のため補助者を雇用するための費用を補助する「保育体制強化事業」などについて今年度も継続して取り組み、さらに今年度から新たに県外在住の保育士等が市内認可保育施設に就職する際にかかる渡航費、引っ越し費用等について助成する「県外保育士誘致支援事業」も実施してまいります。続きまして要旨(3)についてお答えいたします。現在、名護市には公立の幼稚園が12園ございます。そのうち令和4年度において屋我地幼稚園、真喜屋幼稚園、稲田幼稚園、久辺幼稚園が休園となっております。令和4年4月1日現在、690人の定員に対し在園児数は合計で177人となっておりまして、開園している8園のうち2園が10人以下となるなど、園児数の減少が課題となっております。次に名護市の公立幼稚園の今後の在り方、方針についてでございますが、「名護市立幼稚園今後の在り方について(方針)」が平成28年3月に策定されてから6年が経過し、幼稚園を取り巻く状況は策定当時の状況とは変化しており、方針についての見直しが必要との認識から、今年度こども家庭部に新たに設置された政策担当を中心に方針の見直しに取り組んでいくこととしております。4月には公立幼稚園の現状と課題についてこども家庭部内で共有するため、休園中の幼稚園を含め市内全ての幼稚園園舎の現地踏査を行ったところでございます。今後は就学前施設に対する保護者ニーズ調査等を行うなど、名護市の現状を踏まえた上で部内調整、関係機関との調整を行いながら本市の実情に合った今後の幼稚園の在り方、休園中の幼稚園園舎の有効活用等、方針決定に向け段階的に取り組んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 まず初めに母子手帳アプリについてですけれども、これも過去に何度か質問させていただきました。他市においても、結構実施している市町村もあります。そして沖縄市におかれましては4月から実施しておりまして、このアプリの導入のことでメリット等をお聞きになられているんでしたらお答えいただけますか、お願いいたします。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 当該アプリ、母子モを先行導入しています自治体を確認したところ、その効果としてはアプリの導入により今まで窓口で紙に記入、提出していた妊娠届出や問診票をスマホで事前に入力提出ができるようになったと。母子健康手帳を受け取る日時の予約も可能となるため、窓口滞在時間が緩和され、地区保健師や社会福祉士等による保健指導や支援サービスについて効果的に実施することができているということと、予防接種の接種間隔が自動的に管理され誤接種がなくなる、名前や生年月日など基本事項の登録が可能となり予診票への記入の必要がなくなるなどデータ管理ならではの利点が多数挙げられていると、そういった声があります。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 母子手帳アプリですけれども、すごくメリットの多いアプリでございます。本当に100%に近いぐらいの携帯の保有率でありますので、ぜひスピード感をもってしていただきたいのと、5月27日に開かれた検討会、新聞のほうにもありました。厚生労働省は妊娠から出産、育児を記録する母子健康手帳を2023年度にリニューアルすると示している。内容が時代にそぐわなくなっているという指摘もあり、手帳の電子化の見直しを論点にとの新聞の報道もございました。母子手帳アプリはその点からも、本当に早めに市のほうでも検討していただけることを希望いたします。よろしくお願いいたします。次に事項2 子育て支援についてですけれども、二次質問させていただきます。保育行政について、今年度から実施している県外保育士誘致支援事業について、その事業の概要と周知方法、市の役割についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 今年度から実施予定の名護市県外保育士誘致支援事業につきましては、県外からの保育人材を確保し、待機児童を解消するために県外在住の保育士に対し名護市内の認可保育施設への就労にかかる渡航費及び移住費を県の9割補助を受け、単身世帯に10万円、2人以上の世帯に20万円を支給する事業となっております。本事業の周知方法につきましては、県保育士・保育所総合支援センターで実施します就労支援事業を活用した県外からの求職登録者への案内であるとか、県外養成校やハローワークなどへの周知活動のほか、名護市においては今後市のホームページであるとか市民のひろば、SNS等を活用し実施する予定となっております。市の役割につきましては、市内認可保育施設からの渡航費用の申請受付による補助金の支給と支給実績による県への補助金の申請のほか、市で実施を予定している保育施設の見学ツアーについて、県保育士・保育所総合支援センターと連携して誘致活動の調整を実施する予定となっております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 では名護市独自の保育士への助成事業である名護市保育士等緊急確保事業は令和元年度より実施し、保育士の新規確保に成果を上げているとお聞きしておりますが、一方で保育士の定着・離職防止に課題があり、保育士の離職が多いと聞いております。そこで既に園に在籍しております保育士へ向けての支援として、離職防止に向けた対策についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長
    高里盛克こども家庭部長 保育士の離職防止を図ることにつきまして、先ほどの答弁でも申し上げましたが、これまで実施している各種保育士確保事業の継続実施のほか、今年の2月から国の財源のほうを活用して実施している保育士等処遇改善臨時特例交付金事業の実施により、保育士・保育教諭等の処遇改善に努めることなどにより保育士の離職防止を図っていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 渡具知市長は、これまで多くの子育てしやすい環境整備に、子育て支援を実施していただきました。待機児童解消にはなかなか至っていないという答弁もさきにありました。その要因と思われる保育士確保に向けて、保育現場の課題を捉えた上でニーズをしっかり把握していただき、保育士確保への働きかけを継続的に支援していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。では次に要旨(3)の質問をさせていただきます。二次質問です。こども家庭部が公立幼稚園施設の現地踏査を今年度実施したということですけれども、実施の際に、現地踏査をして見えてきたことについてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 現地踏査を行いまして、施設の現在の状況、あと建物の古さであるとか施設の配置関係などを把握して、休園中の幼稚園施設については現在の活用状況についても確認しております。現地踏査をして部内でイメージを共有できたことで、今後の幼稚園施設の在り方についても議論できる材料が増えたものと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 次に幼稚園の在り方について、検討部署が今年度子育て支援課政策担当となるということですが、職員の体制についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 令和4年度のこども家庭部内の組織改正におきまして、子育て支援課内にこども政策担当を配置し、公立幼稚園の今後の在り方についての見直しを行うこととしております。こども政策担当の職員体制につきましては主幹1名、主事2名の体制となっております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 職員体制も整いつつありますので、その幼稚園の在り方について今年度で新たな方針が示せるのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 今年度につきましては、先ほどの答弁でもお答えしたように就学前施設に対する保護者ニーズの調査を行った上で部内調整や関係機関との調整、地域の意向等も踏まえた上で本市の実情に合った今後の幼稚園の在り方、あと休園中の幼稚園の園舎の有効活用などについての方針決定に向けて取り組んでいきたいと考えております。今年度で新たな方針を示せるかという点につきましては、アンケートの結果であるとか地域の意向も踏まえながらの判断になると考えておりますので、現時点では明確にお答えすることはできませんが、可能な限り早めに方針が示せるように取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 本当に現状として年々園児数が減少しております。680人の定員に対し今年は177人と、開園も8園で、5園が1クラス、3園が2クラス。2園は10人以下と年々減少している傾向にあります。もちろんあけみお・すくすくプランの中にも市立幼稚園の今後の在り方について、方針に基づきニーズの推移を見極めながら3歳児保育、預かり保育の充実などを検討してまいりますと。また多くの保護者からの預かり保育を望む声もございます。現状を踏まえて、スピード感を持って幼稚園の今後の在り方、方針について決めていただければと思います。頑張ってください。お願いいたします。では次、よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 それでは事項3要旨(1)アについてお答えいたします。東江小学校及び博物館前の道路につきましては県道18号線で、沖縄県北部土木事務所が管理する道路となっており、歩道についてはレンガを敷き詰めた歩道になっております。雨が続いた場合など条件によっては歩道面のコケなどにより滑りやすい状況となっています。直近では令和4年6月に転倒の情報があり、緊急措置として博物館の職員が博物館から東江小学校前までの約70メートルを高圧ポンプにて清掃を行った経緯がございます。安全安心な通学路を確保するため、管理者である沖縄県北部土木事務所に確認したところ、「清掃の実施に向け調整している」と伺っております。市としましては、今後もパトロールを実施し東江小学校の通学路となる県道18号線の歩道状況について状況を注視してまいります。次に事項3要旨(1)イについてお答えします。山手線は、ENEOS名護東江店前の市道城通り線を起点とし、名護博物館前の県道84号線交差点付近を終点とする延長670メートルの街路整備事業となっております。平成12年度より事業がスタートし、東江公民館に通じる市道名護12号線までの約460メートルを平成28年3月に供用を開始しております。事業の進捗状況としましては、令和3年度末の事業費ベースで約92%となっており、用地取得や物件補償が済んだ区間約540メートルの工事が完了しております。残事業としましては用地が1件3筆、物件補償が1件となっており、本年度で全ての用地と物件の取得を終える予定でございます。工事につきましては市道部約130メートルを令和5年度、交差点改良工事を令和6年度に施工する予定となっており、令和6年度中の事業完了を目指し取り組んでいるところでございます。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 1点だけ、レンガのほうですけれども、これは県管理にはなるんですけれども、先ほど部長のほうから清掃実施に向けて調整しているとありましたけれども、時期的にはいつを予定しているのか確認いたします。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 北部土木事務所へ清掃の時期について確認してございます。その回答として、梅雨が明ければ歩道の清掃を実施するとの回答でございました。しかしながら子どもたちの通学路となっておりますので、名護市としましても再度早急な対応をお願いしているところでございます。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 これは業者がやっているものですけれども、滑り止め施工とかもありますので、月に何回かやるよりも施工していただきたいという声も土木事務所のほうに上げていただければと思います。結構長い距離のレンガタイルになっておりますので、そのあたりも検討をよろしくお願いしますということを部長のほうから県のほうに申し入れていただけるようお願いいたします。あと東江小学校の山手線のほうですけれども、本来ならば2車線になるような用地確保はできていると思うのです。だけれどもなかなか進まないこの事業で、地域住民からも早めにできないかという声が結構上がっております。そして学校側のほうからも、やはりオリオンビール側のほうで駐停車して、学校付近で、交通の安全性に欠けているという声もあります。早急に2車線にしていただくというのも今の答弁からは難しいような気がいたしました。令和5年度に工事が始まって令和6年度完成予定というと、あと2年半、すごく長いですよね。やはり子どもたちの安全安心な環境整備ということで、事業が1年早くなったと思うのですけれども、その事業変更したメニューについてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 今までこの事業が遅れていた大きな理由としましては、予算の交付額が低いことが要因となっております。山手線につきましては都市計画街路事業として事業を進めておりましたが、予算要求額に対して約2割程度の交付額といった低配分が続いたことから、事業を計画的に進めることが難しい状況でございました。そのような状況であったため、令和4年度より北部連携促進事業の定住促進のための基盤整備の一環として事業を組み替えております。東江小学校の通学路の安全確保のため整備を進めている状況でございます。北部連携促進事業につきましては要望額どおりの配分をいただいている状況でございますので、山手線につきましては地域の皆様が期待されている路線ということは十分に承知しております。早期の事業完了を目指し全力で取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。 ◆宮城さゆり議員 もっともっとスピード感を持って、北部連携促進事業で早くなったというのもありますけれども、やはり子どもたちの安全安心のためでございます。それと一方通行になっているというのが混雑の原因にもなりますので、朝の通勤通学ラッシュですよ、そのあたりも考えていただければと思います。通学路の交通安全確保に向けて、また国の補助事業、そして一般財源も活用しながら今後はスピード感を持って通学路の整備に優先的に取り組まれるように切にお願いいたしまして、宮城さゆり6月定例会の一般質問を終わらせていただきます。答弁、誠にありがとうございました。 ○大城秀樹議長 宮城さゆり議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時49分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。長山正邦議員一般質問を許します。 ◆長山正邦議員 ただいま大城議長よりお許しを得ましたので、議席番号2番、礎之会、長山正邦、一般質問に入らせていただきます。その前に簡単に所感を述べたいと思います。4年前に勤めていた琉球銀行を退職いたしまして、議員になって右も左も分からなく、10月に第1回の質問をした日が昨日のように思い出されます。そのときはかなり上がっておりまして、質問というのをたしか答弁と言ったと記憶しております。そういう中で、あっという間に4年間は過ぎるんだなと改めて時の早さを実感している今日この頃です。それでは通告に従いまして質問をさせていただきたいと思います。質問事項1 名護市新設廃棄物処理施設について。質問の要旨(1)今後のスケジュールについて伺います。ア 土地の買上げについて。イ 造成工事の完了時期について。ウ 施設の完成時期について。質問事項2 屋部支所建設工事の進捗状況について。要旨(1)現在計画どおりに進んでいるのか伺います。質問事項3 公立沖縄北部医療センターの進捗状況について。要旨(1)ア 今後のスケジュールの中での懸念事項について、あるかどうか伺います。イ 農業大学校移転の進捗状況について伺います。質問事項4 農水産物供給強化拠点施設設置へ向けての取組について。要旨(1)現在どのように取り組んでいるのかお伺いいたします。質問事項5 市民からの要望について。要旨(1)ア 野犬駆除の取組についてお伺いします。イ タイワンハブ駆除の取組についてお伺いします。ウ 農作物被害に係るカラス駆除の取組についてお伺いします。以上、一次質問といたしまして、二次質問は自席にて行いたいと思います。当局の答弁のほうをよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 それでは質問事項1要旨(1)ア、イ、ウについてお答えいたします。名護市新設廃棄物処理施設整備事業は、国の財源を確保し進めているところであります。そこでアについてお答えいたします。土地の取得につきましては、令和4年2月17日の第301回臨時会で原案可決後、安和地内にある安和幸名原1840番10、安和神崎原1863番13、同じく1865番1の計3筆、2万2,390.23平方メートルを令和4年3月22日までに取得手続を全て完了しております。イについてお答えいたします。造成工事につきましては、令和4年5月に準備工として草木の伐採や赤土等流出防止対策工を行っており、6月からは磁気探査を行いながら切土工事等の工程を進めていき、令和5年2月に完了する予定であります。ウについてお答えいたします。建設工事につきましては、令和4年3月から12月にかけて実施設計を行い造成工事の完了後から建設工事に着手し、令和6年3月末に完成する予定であります。質問事項5要旨(1)ア、イについてお答えいたします。初めにアの野犬の捕獲についてですが、市は担当職員2名体制で、所有する5基の捕獲わなを用いて野犬対策を実施しております。野犬の捕獲につきましては、狂犬病予防法第6条で都道府県が実施しなければならないこととなっており、本市においても名護市飼い犬条例第6条に基づき必要に応じて捕獲を実施することができます。市民から野犬の捕獲依頼があった場合は、担当職員が現地に赴き野犬を捕獲するわなを設置します。設置後は、野犬をおびき寄せる餌を定期的に取り替えながら見回りを実施いたします。野犬が捕獲できた場合は、沖縄県から野犬捕獲の委託を受けている業者へ引渡しを行い、沖縄県動物愛護管理センターへ移送してもらいます。野犬を捕獲するわなは、動物愛護の観点から捕獲した野犬を傷つけない箱型の物を使用しており、1基約15万円程度いたします。本市は、捕獲わなを令和元年度より毎年度1基ずつ購入し、市民からの要望に可能な限り応えられるよう努めているところでございます。しかしながら全ての野犬を捕獲わなで捕獲することはできず、特に警戒心の強い犬は捕獲することが困難な状況もございます。捕獲できない状況が長期化する場合は、業務実施者でもある沖縄県動物愛護管理センターに連絡し、野犬の捕獲を直接実施するよう促しております。また市といたしましては、野犬を捕獲することで市民の安全を図りつつ野犬が発生しない根本的な解決方法も周知していく必要があると考えております。安易に飼い始めない、放し飼いをしない、愛情を注ぎ、終生飼育するなど犬を飼う上での最低限のルール・マナーを市民のひろばに年1回以上掲載し、今後も飼い主や社会全体のモラル向上に努めてまいります。次にイのタイワンハブ駆除の取組についてですが、市は昨年度と同様に4名の人員で市内に設置してある捕獲器を2週間に一度のペースで見回り、捕獲されたハブの回収及びおとりとなるネズミの状態確認を行っております。今後は捕獲器の稼働数を800基まで増やし、さらなる対策の強化に努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうから質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。地域づくりの拠点施設であり、地域における憩いの場としての運用を目指す屋部地区センター整備事業につきましては、現在1階躯体(くたい)コンクリート打設に向け鉄筋及び型枠工事を施工中でございます。5月末時点での進捗状況は約63%で、令和4年度中に供用開始の予定でございます。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうから質問事項3要旨(1)のア及びイについてお答えいたします。まず公立沖縄北部医療センター整備における令和4年度のスケジュールにつきましては、協議会及び幹事会が年に3回予定されております。去る5月26日に開催された「公立沖縄北部医療センター整備に係る名護市議会説明会」においても沖縄県から説明がありましたとおり、同医療センターの設置主体となる沖縄県北部医療組合の設置について、沖縄県及び北部12市町村の12月議会に上程し、令和5年4月に設置を予定しているところでございます。また同医療センターの整備につきましては、令和4年度、今年度から基本設計に着手していく予定となっております。このような同センターの整備状況につきましては、市民の皆様にも情報を提供し理解をしていただくことが重要でありますので、年度内に複数回の住民説明会が予定されております。ご質問にあります懸念事項の主なものといたしまして、当市としては「現在の予定どおりに開院ができるかどうか」ということと考えております。ご存じのとおり、当初同医療センターの開院時期につきましては令和8年度を予定しておりましたが、施設整備において免震構造を採用する点や農業大学校の移転に伴う土質汚染調査等が必要となったことなどから、現在令和10年度の開院予定になっております。建設地となる当市といたしましても、開院にこれ以上の遅れがでないよう同センターの整備の状況について沖縄県と連携をしながら調整を図りたいと考えております。また庁内でも関係する部署と情報をきちんと共有し、必要となる対応策を講じながら同センターの整備を推進してまいりたいと考えております。続きましてイの農業大学校移転の進捗状況ですが、沖縄県に確認しましたところ「実施設計の工期が7月末までと延長になっており、その後、順次、工事を発注する」状況と伺っております。「令和5年度での工事完了につきましては、変更はない」ということでございます。農業大学校につきましては、令和5年度から6年度にかけて名護市から宜野座村に移転し、令和6年度に土壌汚染調査と施設の解体及び撤去を1年かけて行うと伺っております。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 質問事項4要旨(1)についてお答えいたします。農水産物供給強化拠点施設整備事業の取組状況といたしましては、令和3年度に基本計画の策定を終え、今年度におきましては土木基本設計、用地の測量、土質調査、用地取得に取り組む予定となっております。また事業の進捗を図るため、令和5年度に予定していました建築基本設計を今年度に前倒して取り組むことから、本6月定例会において建築基本設計に係る費用を補正予算として計上しております。現在は土木基本設計及び建築基本設計の実施に向け関係課との調整を行っているところであり、早期の施設整備に向け鋭意取組を進めてまいる所存でございます。続きまして質問事項5要旨(1)ウについてお答えいたします。農作物の被害に係るカラスの駆除につきましては、鳥獣による農作物の被害軽減を目的とし、市が鳥獣捕獲を許可している「名護市鳥獣被害対策実施隊員」及びカラス捕獲箱による捕獲・駆除を実施しているところでございます。カラス捕獲箱は個人で所有するもののほか、名護市、JAおきなわが保有するものを生産者や公共施設管理者へ貸与しており、設置場所といたしましては個人の畑や名護市堆肥センターなどの公共施設となっております。過去3年分のカラスの捕獲・駆除実績といたしましては、令和元年度が4,511羽、令和2年度が3,717羽、令和3年度が3,514羽となっております。名護市鳥獣被害防止対策実施隊員においては、近隣北部町村と連動した「広域活動」として例年6月から翌年2月までのうち、1月を除く年8回、それぞれ各月の第一日曜日に一斉に行う駆除活動も行っているところでございます。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 それでは順を追って二次質問をさせていただきます。名護市の新設廃棄物処理施設については、現在の施設が老朽化して、また分別も名護市はちょっと面倒だということで、かなり市民からの要望も強かった事項だと思いますが、現在着々と工事が進行する様子を見るにつけうれしく思っております。その中でいま造成工事が行われておりますが、施設が来年度に完成した暁には、設備が完成するとどれぐらい、何と言いますか、慣らし運転をして本格稼働につなげていくのかという点について質問したいと思います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 施設完成後、本格的な稼働はいつ頃かということでありますけれども、施設建設完了後に120日間の試運転を行う予定となっております。試運転ではごみ焼却の運転調整や性能確認等を行いながら、その後、本格的な稼働に移行していくということであります。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 では4か月ほどのいろいろな試し運転をして、それから本格的に稼働するということですね。今回、この新施設ができて一番のメリットというか、今まではビニール関係が燃やせなくて、その処理に困っていたというのがあったと思うのですが、新しい焼却施設ができればビニール類も燃やせるということで聞いておりますが、その点について再度伺いたいと思います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 新施設が稼働しますとプラスチック・ビニール類が焼却できるようになります。それに伴って現在の16分別から5種10分別へ簡素化することができるようになりますので、ごみ分別の負担軽減につながるものと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 分別が簡素化されるということで、16分別から5種10分別へと言うのですが、もう少し具体的なイメージとして、何がどういう形で、市民がごみを出すときの負担軽減になるのかというようなことについてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 具体的な負担軽減のイメージということでありますが、まず現在週に1回出すことのできるプラスチック製容器包装、それと月2回出すことのできるその他プラスチック・ビニール、それから月1回出すことのできるゴム製品を、現在週に2回出している燃やしていいごみとして1つの指定ごみ袋にまとめて出すことができるようになっております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 今まで分別していたものが燃やしていいごみと一緒に、それら先ほどおっしゃったプラスチック類とビニール類を一緒に入れて燃やせるので、かなり負担が軽減されるということですね、ありがとうございました。それとビニール類はダイオキシンの問題があると思うのですが、このごみ処理をする際に大体何度ぐらいの温度で処理することを想定されているのかお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 まず新たな施設の焼却温度は930度前後で焼却できるようになっています。その根拠としましては、ごみ処理に係るダイオキシン類発生防止等ガイドラインにおいて、新設のごみ焼却炉に関わる対策として焼却温度が850度以上ということになっておりますので、それを根拠に930度前後で予定しているということであります。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 新しいごみ処理施設ができることによって、ごみの分別の負担軽減になると。それとまたダイオキシンの問題も解消されて処理が進むということで楽しみにしております。それでは次に、事項2について質問したいと思います。屋部支所は復帰前のたしか1969年度にできたと伺っております。それからもう50年以上たっているんですが、当時は旧屋部村でかなり大きな役割を果たしていたと思うのですが、今回新しい屋部支所ができますが、どういった機能を備えた支所になるのか、その点についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 先ほど議員がおっしゃったとおりであります。昭和44年に屋部支所は旧屋部村役場として整備がなされ、1町4村合併後には名護市議会議場としても利用されておりました。また地域活動や結婚披露宴などの会場としても親しまれた施設でありました。新しい屋部地区センターにおいては地域活動の拠点としての性格を引き継ぎ、各種イベントを行える機能を強化したいと考えております。また、子どもの居場所機能として学習スペースや児童室などを新たに加えることで地域のニーズに対応する計画となっており、子どもからお年寄りまで多様な世代で利用ができる施設を目指すこととしております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 あらゆる層に対応できるような機能が備えられていて、また子どもたちの居場所づくりとか子どもたちが利用できる場所も十分にあるということですね。それではあと1点、大事なのは、ここ最近は台風の被害はあまりないのですが、沖縄県はご存じのように台風が毎年のように来るので、そういった観点から防災拠点としての機能が考えられると思うのですが、その防災拠点としてはどのような役割を果たすのか。また緊急時のアナウンス態勢とかはどうなっているのかについてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 防災拠点としましては、約150人の収容が可能なホールや備蓄倉庫などを整備し、台風や大雨などの災害時に対応できるような形になっております。また同センターに隣接する消防車車庫の設置を計画しております。消防団屋部分団の活動と連動することになっております。アナウンス態勢につきましては、消防本部、消防団をはじめとする関係各課との連携や各区、学校など、支所ならではの連絡体制を生かし情報発信をしていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 150人以上収容できるスペースがあると。それと備蓄倉庫なども兼ね備えているということであるので、いい施設だと思っております。ただそういったものがあるということを住民が知らないと、いざ利用する場合においてかなり困ると思うので、日頃からその辺、こういったことで災害時には拠点として使えますよというアピールを今後強化して、利用時にはスムーズにできるように計らいをよろしくお願いいたします。それでは次に事項3、公立沖縄北部医療センターについての二次質問に移らせていただきます。今回、これは名護市のみならず北部地域にとっても公立病院の設立は重要な課題ということで、希望ということでかなり待ち望まれている施設だと考えております。当初令和8年度の開院を予定していたのが令和10年度に延びるということがあったので、今後はあまり延びて開院が遅れることがないような形で進んでもらいたいなというのが私の希望です。その中でちょっと懸念されるのが農業大学校、いま新しい建設場所、農業大学校の移転先、建設場所は宜野座村のほうですが、そちらのほう、先ほどの答弁では、若干工事は遅れましたが7月から順調に工事が進んでいく予定だと言っておりましたが、そこの状況と見学ができるのかどうか、その辺についてお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 農業大学校の移転に関する視察のご要望というお尋ねがございましたけれども、沖縄県の保健医療部医療政策課北部医療センター整備推進室に対しまして、農業大学校の現場において移転等に伴う説明の機会を設けていただけないか等、今後調整を図りたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 やはり新しい場所へ農業大学校が移転して、そこに建物等ができない限りは現在の場所が空かないので、その辺どういう状況なのか逐次注目していきたいと思っております。それと今まで出た中で医師の確保をどうするのか、看護師の確保をどうするのかとか、またその他いろいろな問題について、進捗状況に応じていろいろな会議の場で話し合われると思いますので、その辺の動向も見ながら、あまり遅れが出ないような形で見守っていきたいと思っております。私が一番懸念しているのは農業大学校の移転先での建設がスムーズに進むのか、まずは第一にそれを注視して、そこができて現在の場所から移転して、そこに新しく建物をまた造るという計画がスムーズに進むように見守りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それでは次に農水産物供給強化拠点施設設置に向けての二次質問に移らせていただきます。ちょっと長ったらしくて私も言いづらかったのですが、冷凍冷蔵施設、今までそう言っていた施設だと思いますが、この施設ができた場合、そこに貯蔵する予定になっている農作物というのはどういったものが挙げられるのか、その点についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 現在、本部町や今帰仁村の既存施設においてはシークヮーサー果汁やモズク、養殖マグロの餌となる魚などが多く保管されていると伺っております。本施設においても主にシークヮーサー果汁や養殖マグロの餌の保管に要する需要が大きいものと認識しているところであります。しかし、現時点では保管品目を限定するということは考えておりません。ほかの品目についても保管は可能であると考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 現在、北部地域においては本部新港のほうと今帰仁村の運天港のほうにこういった貯蔵施設があるということをお伺いしておりますが、現在その稼働率というか、稼働状況はどうなっているのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 本部町、今帰仁村で冷凍冷蔵施設を管理運営する事業者へヒアリングを行ったところによりますと、倉庫は現在満杯状態にあります。さらにコロナ禍の影響もあり、出庫する量が少ないため在庫が増えている状態と伺っております。また利用者からも本部町、今帰仁村施設で受け入れきれない量につきましては那覇市の業者の施設を利用せざるを得ない状況になっているということで、輸送費が余分にかかり苦しい環境下にあることから、新たな施設の設置を求め名護市へ要請がなされておりますので、施設の早期実現に向け関係機関と調整、連携を図りスピード感をもって取り組んでまいりたいと思っております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 農水産物供給強化拠点施設の重要性は認識していたのですが、なかなか場所とかその辺が決まらないということで、農家の皆さんも今までは多分本部町あるいは今帰仁村のほうに預けていたと思うのですが、そこも稼働状況が先ほどお伺いしたとおり満杯状態だと。ではその次はどうなのかといったら、中南部の施設へ預けざるを得ない。そうすると輸送コストもかかって農家の負担が増えて、結局は極端な話、預けたくても預けられなくて、その農産物がもしかしたら傷んでしまうという状況も発生したのかなと思います。そのためにもこういった貯蔵施設を名護市に設置するということは、とても農家のためにも重要なことだと思いますので、一刻も早く実現へ向けて取り組んでもらいたいと思いますのでよろしくお願いいたします。それでは次に事項5の市民からの要望について二次質問をしたいと思います。野犬の駆除について、私も度々取り上げているのですけれども、最近、3月頃でしたか、勝山のほうで野犬によって鶏が30羽ほどかみ殺されたという事件があったということを区長からもお伺いしています。また新聞にも載っておりました。あと安和の部間のほうでも山のほうから度々野犬が下りてきて被害が出ているということで報告を受けております。今のところ幸いにも人への被害はそんなにないのですが、野犬が狂暴化して幼い子どもたちとか、そういった弱い人を襲うような事態になると困ると思いますので、もう一度この野犬のわなを設置する予算というのは年間どれくらいあるのでしょうか、質問したいと思います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 野犬捕獲の予算ということでありますけれども、野犬捕獲の予算というよりも、先ほど答弁しました捕獲わなの備品の購入費とか、あとは職員2名で行っておりますのでその辺の人件費等を予算として計上しております。金額的なものは手持ちの資料がありませんので、ご理解いただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 聞くところによると、先ほどの答弁にもあったように野犬も賢くなって、同じわなではなかなか捕まらないというような状態も発生していると思いますので、その辺はまた人間と野犬の知恵比べかなとも思いますので、工夫しながら、被害が少なくなるような形で取組の強化をよろしくお願いしたいと思います。あとタイワンハブについてですが、最近は以前に比べてタイワンハブを見たとか、そういう情報はそんなには寄せられてはいないのですが、依然として名護市内ではまだまだタイワンハブが結構駆除されている状況だとお伺いしております。それで、屋部区においてもこのタイワンハブが生息する地域というのはある程度場所が限定されているのでしょうか、傾向として。その辺の情報がありましたらお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 場所の限定ということでありますけれども、私たちもハブを見かけたとか、そういった情報を基に捕獲器を設置していますので、なかなかこの場所に多く生息しているとか、ここにはいませんよといったところまではまだ検証できていないという状況でございます。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 私のほうも、多分水辺とか、あるいは鳥が集まる所とか、そういった所に結構集まってくるのかなと想定して、そのようなことで確認のためにいま言いました。最後にカラスの駆除ですが、見たら何千羽単位で結構捕れているなと思いますけれども、このカラスの駆除に当たる人というのは、どういった方々が当たっているのかについてお伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 まずカラスの捕獲につきましては、名護市鳥獣被害対策実施隊員16名のうち猟銃の免許を有する方は12名おります。またカラス捕獲箱の設置を許可している方は26名おります。その合計38名の方で現在カラスを駆除している状況にあります。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 カラスの駆除の場合、猟銃とかを多分撃つと思うので、市街地ではこういった鉄砲とかは撃てないと思うので、先ほど上がっていた年間の数字というのは、こういった猟銃で仕留めたというのとわなを仕掛けて捕ったというものの合計ということで考えてよろしいでしょうか。お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 猟銃による駆除か捕獲箱で捕獲したかについては、いま細かくは分からないのですけれども、捕獲箱と猟銃を合わせた駆除頭数が一次答弁で報告した状況となっております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 一部は猟銃で、一部は捕獲箱で捕ったものの合計と捉えて、個別については難しいと思いますので、分かりました。ということでいろいろ伺ってきましたが、これにて私の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時11分)                              再 開(午後2時22分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。比嘉拓也議員一般質問を許します。 ◆比嘉拓也議員 ただいま大城秀樹議長から一般質問の許可がありましたので、議席番号17番、礎之会、比嘉拓也、一般質問を行います。今期最後の一般質問でありますので、これまで取り上げてきました質問を主に再度通告しています。当局の答弁をよろしくお願いいたします。本日も天候は曇り、雨。5月4日に沖縄地方が梅雨入りしたとみられると気象庁が発表、全く梅雨らしい天候が続いております。週明けに梅雨が明けるかどうかはっきりしない状況でありますが、今朝の沖縄タイムスの紙面に載っておりました路線バスが通れない仲尾区のトンネル、そこが土砂崩れ、落石があって通行止めになっているということでありました。この長雨で地盤が緩んでいる所が多いので、それぞれの地域でもこういったところに注意をしないといけないのかと感じております。それから海外ではロシア軍によるウクライナ侵攻で、戦争をしております。小麦の一大生産地であります両国がそういう状態にありますので、世界的な食糧危機、小麦の争奪戦が起こり、価格も1.5倍と高騰しております。また気候変動でインドでは記録的な熱波、それにより野生動物が大量死するという状況が起こりましたし、またアメリカ、フランス、ブラジルなどで干ばつに見舞われるというような状況がございます。我が国では原油価格の高騰により電気、ガス料金の値上がり、さらに欧米との政策の違いが影響し、1ドル当たり135円台と急速な円安が進行し、しばらく続きそうであると。今日もまた上がったというニュースを聞きました。農産物につきましては産地の天候不良や輸入品の不足で玉ねぎの価格が例年の2倍以上、また酒や麺類、パン等も値上がり、物価上昇は家計を圧迫し先行きに不安を感じますが、心配ばかりしていてもどうにもなりませんので、これから起きる問題に対して何ができるのか、どのような対策を取るか前向きにいきたいと思います。前置きは以上といたしまして、通告に従い質問いたします。質問の事項1 河川整備について。要旨(1)喜知留川河川整備工事の進捗状況について伺います。もともと軟弱地盤で現場は厳しい工事になると予想されておりましたが、梅雨入りし、この長雨でより厳しさが増していると思います。現場で工事をしている皆さんも安全には気をつけられて、事故がないことを祈ります。また担当する建設部の職員も緊張感を持って仕事に当たっていると思いますが、気を抜くことなく頑張っていただきたいと思います。要旨(2)喜知留川河川整備工事に伴う周辺への影響調査と対策について伺います。これまで何度も言ってまいりましたが、工事現場一帯が軟弱地盤で、大型の重機やトラックなどが動けば一帯が揺れ、住宅が壊れないかと不安を持っております。状況は把握していると思いますが、当局の対策について伺います。質問の事項2 環境・水道行政について。名護市の組織上、環境水道部となっていることもあります。水と水源流域の環境は深い関係がありますのでこのような通告をさせていただいております。水は溶解力が強くいろいろな物質を溶かします。水の源である雨は本来無味無臭できれいな水でありますが、降り注いだ雨水は様々なミネラル成分やその他の成分を溶かし込んでいき、地域や場所で物質の種類や量が異なり、水の成分や性質も異なると言われております。おいしい水もあれば飲料に適さない水もあり、水道水質は名護市のホームページ、環境水道部のお知らせ一覧で見ることができます。名護市の水道水は職員がしっかり検査し、基準に適合した安全な水が給水されていると思います。まず安全な水、安心して飲める名護市の水道水であることに感謝いたします。今後も安心して飲める水を供給していただきたいと思っております。まず要旨(1)不法投棄の現状と対策について伺います。要旨(2)ボランティアごみの回収方法とその処理について。要旨(3)小型家電の処理について。要旨(4)水道の水質管理について。水質基準項目が51項目あり、毎年見直すことになっております。最近テレビや新聞で見るPFOSやPFOAについてどのようになっているのか。また水源地は監視カメラを設置し監視しているとのことでありますが、これまで問題はなかったか伺います。要旨(5)水源流域の管理について。不法投棄がないか、今回も確認しておきたいと思っております。質問の事項3 農業政策について。要旨(1)害獣・害虫(外来種・特殊病害虫等)対策について。イノシシにつきましては、昨日平光男議員からも質問がありましたので、ここではイノシシに関する答弁はよろしいかと思います。それからカラスにつきましても長山正邦議員の質問の中で答弁がございましたので、省いても結構かと思います。最近、アタイグヮー農業を行っている人が増えているように思います。アタイグヮー農業と言いましても、二、三坪ほどの面積に自家用野菜を作っている方から、アタイグヮーとは言えないような面積で野菜や果物を生産している方もおられます。またこのような状況に伴い、道路沿いには無人販売所も増えております。その辺につきましてはいい傾向かと個人的には思っております。ところが今年は5月4日に梅雨入りし、曇り、雨の日が多く、日照不足で農作物の出来はあまりよくないように思います。時期的に旬の葉野菜やキュウリ、トマト、トウモロコシ、ゴーヤー、ヘチマなど多くの野菜が害虫被害で収穫できない状況が多く見受けられる。その対策について、支援について当局に伺います。質問の要旨(2)農地の貸借について伺います。遊休農地を借りて規模拡大を目指している農家から、農地の貸借は条件、手続等農家にとって面倒であるとの話を聞きました。財産の貸し借りなので問題が起きないようきちんとすべきではありますが、役所の職員は行政のプロでありますので、そういった手続にそれほど難しいとの感覚はないかもしれませんが、農家から出た話ですので、農地の貸借がどのように行われているのか説明していただきたい。要旨(3)第205回定例会の一般質問で初めて取り上げました農福連携の推進について、名護市における取組状況を伺います。第205回定例会以降の状況について答弁いただきたいと思います。以上、一次質問といたしまして、二次質問は自席より行います。ご答弁をよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。休憩します。                              休 憩(午後2時35分) (質問方式を一括に変更してほしいとの申出あり)                              再 開(午後2時35分) ○大城秀樹議長 再開します。では一括でお願いいたします。玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 質問の事項1要旨(1)についてお答えします。名護市が管理する普通河川の喜知留川は、沖縄振興特別推進交付金を活用し平成29年度から河川整備事業を開始しております。実施内容としましては喜知留川全体の基本計画策定、河川及び渡名喜橋の実施設計業務を行い、令和2年度から用地買収及び物件補償を実施しております。用地補償の進捗につきましては、現時点で用地が全体で18筆中15筆が完了し残り3筆となっております。物件補償は、全体で13件中9件が完了し残り4件となっております。残りはいずれも渡名喜橋架け替えに係る用地補償となっております。令和3年度からは河川護岸工事に着手し、渡名喜橋付近の深田川との合流部から上流へ右岸側延長約58メートルの矢板護岸工事を実施しておりましたが、矢板護岸工の修正設計の必要が生じたことから護岸工を暫定形で終了し、令和3年度の工事を完了しております。今後、追加で土質調査を実施し、修正設計完了後に引き続き護岸工事を行う予定となっております。今年度につきましては、渡名喜橋側の用地補償及び橋梁(きょうりょう)下部工も予定しており、令和6年度には橋梁上部工及び河川護岸工事を実施し、橋梁前後の取付道路整備を含め喜知留川河川整備事業は令和7年度に事業を完了する計画となっております。なお喜知留川の下流である我部祖河川との合流部分から渡名喜橋までの河川整備につきましては、沖縄県が用地買収を進めており、用地買収が完了した箇所の下流側から護岸工事に着手していくと伺っております。次に要旨(2)についてお答えします。工事による影響調査につきましては、着工前と施工中に工事施工範囲に隣接する家屋8件の調査を実施しております。今回の工事完了に伴い、家屋への影響調査を実施し、工事の影響による被害などが認められた場合には補修等を行いたいと考えております。なお、工事場所に隣接するアパート所有者には、護岸工事が暫定形であることを説明し、護岸工事完了後に修繕作業を実施することで承諾を得ております。喜知留川周辺は軟弱な地盤が多い地域となっておりますので、周辺住民への被害が発生しないよう今後ともより一層慎重に河川整備工事を進めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 それでは質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。名護市における不法投棄の状況といたしましては、環境対策課に通報があり対応した件数としまして令和元年度は36件、令和2年度は148件、令和3年度は105件、今年度は5月末時点で15件となっております。不法投棄につきましては、ふだん人目につかない場所から住宅地域まで市内全域で行われているのが現状であります。ごみの種類としましては、ペットボトルやビニール類、空き瓶といった生活ごみから、リサイクル家電や小型家電、タイヤなど多種にわたっております。特に多いごみといたしましては、ペットボトルや弁当がらといったポイ捨てされたごみや家庭から排出されたと思われる生活ごみとなっております。また冷蔵庫や洗濯機などのリサイクル家電も多くなっております。不法投棄されたごみの処理についてですが、市において不法投棄の現場を確認する際に投棄されたごみの中に原因者を特定する情報があるか確認をいたします。ごみの内容から、事業者から出された産業廃棄物である可能性がある場合は沖縄県北部保健所に通報し、連携して対応しております。また悪質であると判断される場合には、名護警察署とも連携し対応しております。原因者を特定する情報がある場合には、直接訪問し状況確認を行います。確認の結果、原因者が特定できた場合には現場の片づけ、ごみの分別を原因者にしてもらい処理を行っております。原因者が特定できない場合は、投棄された現場の地権者や管理者において対応するようお願いしております。この場合、地権者等にてごみを分別していただき、その後一般廃棄物については市で回収し処理しております。不法投棄の防止対策として、本市では週に1回から2回程度、河川沿いをはじめこれまでに不法投棄された現場を中心にパトロールを実施しています。通報やパトロールにより確認された場合、地権者や管理者に報告し対応を促すとともに、注意喚起のための看板設置を行い対応しているところであります。また市民のひろばへの記事掲載、ホームページに不法投棄関連ページを設けて周知するなど、不法投棄防止を呼びかけております。要旨(2)についてお答えいたします。本市では、ボランティアで市内の道路や公園などの公共の場所を清掃する際に、無償でボランティア袋を交付しております。ボランティア清掃を行う場合は、①燃やしていいごみ、②プラスチック・ビニールごみ、③金属ごみ、④瓶・ガラスごみ、⑤家電製品ごみ、⑥燃えないごみの6種類に分別していただいております。リサイクル家電やタイヤ、バッテリーなど本市で処理できないごみについては、清掃場所の施設管理者に連絡し、管理者にて対応していただくようお願いしております。回収方法につきましては、ボランティア袋を交付する際にごみの集積場所の確認と収集日の調整を行い、回収を行っております。要旨(3)についてお答えいたします。小型家電の処理につきましては、小型家電リサイクル法に基づく再資源化事業計画について、国から認定を受けた県内で唯一稼働している事業者に処理委託をしておりました。しかし令和4年4月より当該事業者が小型家電ごみの受入れを停止したことを受け、現在では一般廃棄物として適正に処理できる県内事業者を選定し、処理を行っております。また本市内の事業者から小型家電の処理を行いたい旨の相談を受けております。今後、当該事業者が小型家電処理を行うために必要な手続等について調整を図ってまいりたいと考えております。要旨(4)についてお答えいたします。水道水の水質管理につきましては、水道法第20条において「水道事業者は、厚生労働省令の定めるところにより、定期及び臨時の水質検査を行わなければならない。」と定められています。安全な水道水を安心してご利用いただくために水源から給水栓まで一元的な水質管理を実施するため、施設課において毎年水質検査計画書を作成し、水質検査計画書に基づき毎日行う自主検査で水の色、濁り、塩素濃度の測定や、水道法で義務付けされた水質検査として一般細菌や大腸菌をはじめとする51項目については、登録水質検査機関へ毎月検査を委託し安全安心な水道水の水質が確保されていることを確認しております。また取水している水源地の有機フッ素化合物についても検査委託をしており、検出されていないことを確認しております。必要な水質検査を行い、安全安心な水が安定的に供給されるよう水質管理に取り組んでおります。また水質検査結果については毎月環境水道部のホームページで公表しております。要旨(5)についてお答えいたします。現在、本市が管理する主な水源は、羽地大川、九年又ダム、潮平川湧水、辺野古ダムの4か所の水源となっております。水源や周辺の管理についてですが、羽地大川、九年又ダム、潮平川湧水、辺野古ダム4か所の取水施設周辺に監視カメラや侵入防止柵を設置し24時間の監視や侵入防止を強化するとともに、水源地や取水施設周辺について定期的に草刈りや清掃等を行い、水源の保全が維持されるよう管理しております。
    大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 質問事項3要旨(1)についてお答えいたします。農作物へ悪影響を与える害虫につきましては、主なものとしてミカンコミバエやウリミバエがあり、かんきつ類やウリ類のほかにパパイヤ、マンゴーなどの果実に産卵し、寄生した幼虫が果肉を食べて果実を腐らせます。ミカンコミバエやウリミバエは、農業振興の大きな阻害要因となったため県や市町村による根絶防除が実施され、ミカンコミバエは1986年に、ウリミバエは1993年に沖縄全域から根絶されております。しかし沖縄県は東南アジア等ミバエ類の発生地域に近く再侵入が常に懸念されることから、根絶後も県全体で侵入防止対策を継続し、現在も実施しております。名護市においても市内39か所に捕獲トラップを設置し、2週間に1回の頻度で調査を行っており、また年4回微量の殺虫剤が混合された木片を市内全域の農地周辺や集落内につり下げて誘殺するなど、ミカンコミバエやウリミバエの侵入防止対策を継続して実施しております。また病害虫防除事業として、生産者の農薬の購入に対し一部を補助する「名護市農畜産物生産奨励事業」を実施しております。本事業の対象者は農業委員会の農業者名簿に登録されており、耕作面積が1,000平方メートル以上あること等、一定要件を満たす生産者となっております。これらの生産者がJAおきなわや花卉園芸農業協同組合で農薬を購入する際に、10パーセントの割合で補助することで農業生産力の増進を図る支援を行っているところでございます。一方、農業者ではない一般個人の家庭菜園などへの支援は行政として難しいと考えますが、防虫ネット等の活用により害虫被害を軽減できるのではないかと思料いたします。また木炭や竹炭を作る際に出る水蒸気や煙を冷やして液体にした木酢液がいわゆる「自然農薬」として効果が期待できるとの声もありますので、各家庭に合った対処法に取り組んでいただきたいと思います。続きまして事項3要旨(2)について答弁いたします。農地の貸し借りの方法につきましては3つの方法があります。その方法の概要についてご説明いたします。1つ目は農地法に基づく農業委員会の許可を得る方法となります。通称農地法第3条と呼ばれ、基本的な方法となります。こちらは借り手側の条件として、農業常時従事日数を年間150日以上とし、権利取得後の農地面積の合計が5,000平方メートル以上の方が借り手としての原則条件となります。これらの条件等を踏まえ、農業委員会での許可を得る必要がございます。なお農地法第3条で貸借による期間は、貸し手と借り手の双方の合意解約が行われなければ自動的に契約が更新される仕組みとなっております。2つ目は農業経営基盤強化促進法に基づく利用権設定等促進事業の方法となります。通称利用権設定と呼ばれております。こちらは貸し手と借り手からの申出に対し、農業委員会の決定を経た上で市が作成する計画により効力が生じます。貸し手と借り手が貸借期間を設定し、期間満了になると一旦契約が終了することとなり、貸し手側の意向が重視される制度となります。3つ目は沖縄県農業振興公社が行う農地中間管理事業による方法となります。通称、農地バンクと呼ばれております。こちらは貸し手側が公社に農地を預け、登録している借り手から選定を行います。よって基本的には借り手を選ぶのは公社となるので、貸し手側は誰に貸すかの選択肢はありません。しかし貸借に関する契約等は公社が行うことから、貸借期間内は安心して貸し出すことができます。以上の3つの方法について、共通の条件として借り手側は全ての農地を効率的に耕作していることが条件として挙げられます。逆を言えば、一筆でも遊休地があれば農地を借りることができないこととなります。また賃借料の設定については、双方で取り決めていただくことになりますが、農地バンクにおいては公社側が地域の相場を考慮し調整を行ってまいります。以上が3つの方法の概要となりますが、ほかにも細かな取り決めがありますので、まずは農業政策課か農業委員会の窓口までご案内いただきますようよろしくお願いいたします。続きまして質問の事項3要旨(3)についてお答えいたします。現在、本市における「農福連携」の推進に向けた取組といたしましては、農林水産部と福祉部で協議を図り、まずは市内における農福連携の状況について把握を行うことが必要であると考え、農業、福祉それぞれの分野における農福連携の状況把握及び課題抽出などの作業を進めているところであります。現状におきましても、市内の農業法人が障がい者と農作業の請負契約を行っている事例や、障害者支援事業所が農業分野に進出し、自ら持つ植物工場で障がい者に農作業の就労支援を行っている農福連携の取組事例があることは把握しておりましたが、今後、農福連携の取組を進めていく上で基礎情報の収集が必要と考え、農業政策課におきましては、市内の農地所有適格法人に対し農福連携の状況確認や農福連携の意向、課題などについて聞き取り調査を実施いたしました。また社会福祉課におきましては、名護市内の障害者支援事業所で構成される「就労支援専門部会」が近日開催されることから、その会議の中で市内の障害者支援事業所に対し農福連携の紹介を行うとともに、農福連携の状況確認、推進に向けての課題等について情報収集を図ることとしております。それらの取組を行った後、次の展開といたしましては双方から挙がった課題等の情報を農業者、障害者支援事業所へ共有し周知を図っていくとともに、本年度内におきまして農福連携に興味がある農業者、障害者支援事業所に声かけし、農福連携に向けて直接意見交換を行うことができる「就労・雇用相談会」のような形でマッチングの機会をつくっていくことを予定しております。今後も農林水産部と福祉部、また農業者、障害者支援事業所が協力し合い、農福連携の推進に向けて取り組んでいきたいと考えているところであります。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 事項の1から順を追って二次質問をさせていただきます。まず河川整備についてでありますが、喜知留川整備工事につきましては、一次質問でも申し上げましたけれども地盤の問題、それからここに来て天候の問題等があって、かなり厳しい状況であるかと思います。しかしながら周辺の方々からは、あまりにも揺れるものですから、建物が壊れやしないかという心配があるということで、私に何度か話がありました。今後も工事が続いていくわけですから、その辺、周辺の方々の不安を払拭していただくために何とかできないかということで、地盤の悪い場所の状況を確認するためにも、職員、担当している方々は再度現場で確認をしていただいて、住民への説明をやっていただければいいのかと思います。これは担当職員、課長だけではなくて部長も一緒になって住民への説明、名護市の今後の計画、考え方などの話合いを持っていただきたいと思いますけれども、建設部長いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 令和3年度から開始した工事において、矢板護岸に傾きが生じたため修正設計が必要となり、周辺住民の皆様には工事による影響への不安やご心配をおかけし申し訳なく思っております。先ほどの一次答弁でも申し上げましたが、今年度は修正設計完了後に河川護岸工事と渡名喜橋下部工の工事を予定しておりますので、工事の実施の際には地域住民の方々に工事内容等の説明を丁寧に行い、ご意見を伺いながら事業を進めてまいりたいと考えております。その際には私も参加して皆さんのご意見を伺いたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 ぜひ部長も一緒になって住民に丁寧な説明をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。それから喜知留川の関連は、伊差川の区長さんのほうから上流部分の木の伐採の要請をしたところ、早速対応していただいてありがとうございます。それでは次に移りたいと思います。質問の事項2 環境・水道行政についてでありますが、名護市の水源流域というのは広大で中南部に比べますと非常に自然が多くて環境的には非常にいいと思うのですけれども、いま問題になっているPFOSとかPFOAなど、そういった有機フッ素化合物などは自然にはないものでありますけれども、不法投棄によってそういったものが発生しないかということが気になりましてその質問をさせていただいているのですけれども、その辺に関しては名護市は大丈夫なのかどうか再度伺いたいと思いますけれども、どうですか、今までそういったものはないということですか。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 名護市の水源としている箇所には、現在までに不法投棄の事例はないということであります。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 次に、ボランティアごみなのかそれ以外のごみなのかはっきりとはしないのですけれども、国道沿いに集められたごみが長期間回収されずに置かれているのですけれども、袋を見ますと名護市が配布しているボランティアごみの袋ではないんですね。それを見た二、三名の方からどうしてあれは名護市は取らないんだというお話がありましたので、そこのところを再度説明していただきたいと思っています。再度答弁をお願いします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 先ほど一次でも答弁しましたけれども、まずはボランティアごみにつきましては清掃する場所とか日時等々、事前に相談していただいて、それで回収をしていくということで進めております。今回の議員のお話の事例に関しましては事前にそういった相談がなく、またボランティア袋でもない袋にそういったごみを置いているということは、なかなか通常のごみの回収でそれを収集していくというのは困難でありますので、その場合は施設の管理者にお願いをして片づけをしていただくこととなりますので、ぜひそこをボランティアとしてやっているのであれば事前に環境対策課のほうにご相談いただければと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 次に事項3の農業政策についてであります。一次質問でアタイグヮー農業の話をしましたけれども、野菜を専門に作っている農家あるいは果物、果樹などを作っている農家の皆さんは、農薬の使い方もしっかりと決められた用法用量、それから使う時期などもしっかりと把握して上手に農薬を使っていると思うのですけれども、どうも専門じゃない皆さんが野菜を一生懸命作って、農薬を使いたがらない方が結構いるんです。そうしますと虫がついて収穫ができないような状況になると。そうしますと放っておくとそこで発生した虫が周りに飛んで行って、周りの畑に害を及ぼすというような状況が一部にあるのです。そういうことで、先ほど補助についても説明がありましたけれども、そういった方々は補助があるから、ないからという話ではないと思うのですけれども、農薬を使わずにやるものですから被害が蔓延(まんえん)してしまって、結局は自分で食べるどころでもないというような状況があります。そういったことで、あまり慣れていない方々については、JAであるとか資材を販売しているところなどでの指導をやっているのかと思いますけれども、その辺の話は聞いていますか。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 現在は市民の方に対して農薬の使用についての周知とかを図っているところではございませんが、今後特にJAとか市内量販店の農薬を扱っている方々にこういう説明等、チラシ等々を作って市民に広く周知等ができるかどうか確認してまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 この件については私も非常に悩ましくて、専業の農家ではないし、一生懸命作っている方に、農薬を使いたくない方に農薬を使ったらとも言いにくい状況があります。あえて今回一般質問で取り上げましたが、しかしながら周りに影響を及ぼすということで放ってもおけないなと思っているわけです。それから農産物だけではなくて、今アカギに被害を及ぼしているケバエなんかも一般の方々は非常に気になっていると思うのです。あれをどのように処理するのか、行政としてどうするんですかということも聞かれますけれども、あれも農薬をまくわけにはいかないだろうと思っております。もともと県内にいた虫、あるいはもともとはいなくてほかから来て大量に発生しているものなど、今後こういったものも増えてくると思うのですけれども、やはりそこは行政としても今後対策を考えていかなくてはいけないのではないかと思っております。そういうことで行政にできることはしっかり行政でやっていただいて、農地の貸借についても農業政策課あるいは窓口に来られたときには手続を丁寧に教えていただきたいと思っております。これで遊休農地の解消ができて農産物がより多く作られて農業の振興につながればと思っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げまして今回の私の一般質問を終わりたいと思います。ご答弁ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員の一般質問を終わります。休憩します。                              休 憩(午後3時9分) (陸特委員会の開催の連絡あり)                              再 開(午後3時9分) ○大城秀樹議長 再開します。本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午後3時10分)...