上田市議会 > 2019-12-31 >
10月02日-趣旨説明、議案質疑、委員長報告、質疑、討論、採決-05号

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  1. 上田市議会 2019-12-31
    10月02日-趣旨説明、議案質疑、委員長報告、質疑、討論、採決-05号


    取得元: 上田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-10
    令和 元年  9月 定例会(第3回)議事日程 第 1 諸般の報告 第 2 議案第99号 第 3 議案第74号から第77号及び第79号から第81号 第 4 議案第82号 第 5 議案第83号及び第84号 第 6 議案第85号から第87号 第 7 議案第88号及び第89号 第 8 議案第90号から第94号 第 9 議案第96号 第10 議案第97号 第11 議案第98号 第12 議案第100号 第13 閉会中の継続審査(請願第3号)                                              本日の会議に付した事件 日程第1から第13まで                                              出席議員(29名)    1番   石  合  祐  太  君     2番   斉  藤  達  也  君    3番   金  井  清  一  君     4番   中  村  悠  基  君    5番   松  尾     卓  君     6番   成  瀬     拓  君    7番   齊  藤  加 代 美  君     8番   井  澤     毅  君    9番   林     和  明  君    10番   佐  藤  論  征  君   11番   金  子  和  夫  君    12番   原     栄  一  君   13番   宮  下  省  二  君    14番   飯  島  伴  典  君   15番   欠           員    16番   金  沢  広  美  君   17番   古  市  順  子  君    18番   小 坂 井  二  郎  君   19番   土  屋  勝  浩  君    20番   松  山  賢 太 郎  君   21番   西  沢  逸  郎  君    22番   尾  島     勝  君   23番   佐  藤  清  正  君    24番   小  林  隆  利  君   25番   池  田  総 一 郎  君    26番   南  波  清  吾  君   27番   池  上  喜 美 子  君    28番   半  田  大  介  君   29番   久 保 田  由  夫  君    30番   渡  辺  正  博  君                                              説明のため出席した者     市    長   土   屋   陽   一   君     副  市  長   井   上   晴   樹   君     上田市政策研究  吉   澤       猛   君     セ ン ター長     政策企画部長   柳   原       渉   君     総 務 部 長   中   村   栄   孝   君     行政管理課長   小   林       修   君     財 政 部 長   山   口   武   敏   君     財 政 課 長   倉   島   弘   一   君     市民まちづくり  小 宮 山       剛   君     推 進 部 長     上田地域自治     セ ン ター長     生活環境部長   山   口   泰   芳   君     福 祉 部 長   近   藤   聖   一   君     福祉事務所長     健 康 こども   小   林   一   彦   君     未 来 部 長     商工観光部長   大   矢   義   博   君     農 林 部 長   工   藤   秀   樹   君     都市建設部長   藤   澤   純   一   君     消 防 部 長   越       浩   司   君     丸子地域自治   竹   花   国   雄   君     セ ン ター長     真田地域自治   山   崎   完   爾   君     セ ン ター長     武石地域自治   石   井       淳   君     セ ン ター長     会 計 管理者   細   川   真 利 子   君     上下水道局長   柏   木   明   彦   君     教  育  長   峯   村   秀   則   君     教 育 次 長   中   澤   勝   仁   君     監 査 委 員   小   池   功   二   君                                              事務局職員出席者     事 務 局 長   金   井   浩   一   君     事 務 局次長   中   村       史   君     議会担当係長   橋   詰   聡   史   君     主    査   徳   永   頼   信   君          午後 1時30分   開議 ○議長(小林隆利君) これより本日の会議を開きます。                       ◇ △日程第1 諸般の報告 ○議長(小林隆利君) 日程第1、諸般の報告を行います。 市長から、地方自治法第180条第2項の規定により市長専決処分事項の指定に係る報告書の提出がありました。お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。                       ◇ △日程第2 議案第99号 ○議長(小林隆利君) 次に、日程第2、議案第99号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題とし、提案理由の説明を求めます。井上副市長。          〔副市長 井上 晴樹君登壇〕 ◎副市長(井上晴樹君) それでは、追加議案集の1ページをお願い申し上げます。議案第99号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてご説明申し上げます。 現在人権擁護委員として委嘱されております上田地域関口よね子氏、土屋悦夫氏、丸子地域白井美和子氏、草間ウメヨ氏、それから真田地域赤岡愛子氏、若林久芳氏が令和元年12月31日をもって任期満了となります。つきましては、次期委員として引き続き赤岡愛子氏と新たに山浦益男氏、野田淳子氏、出浦美穂氏、櫻井宏二氏、藤岡治氏の計6人を法務大臣に推薦いたしたく、議会のご意見をお願いしたいというものでございます。 以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(小林隆利君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) お諮りします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより採決します。本案は適任と決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) ご異議なしと認めます。よって、本案は適任と決しました。                       ◇ △日程第3 議案第74号~第77号及び第79号~第81号 ○議長(小林隆利君) 次に、日程第3、議案第74号から第77号及び第79号から第81号7件一括議題とし、まず議案第74号及び第75号につき、総務文教委員長の報告を求めます。金子総務文教委員長。          〔総務文教委員長 金子 和夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(金子和夫君) 総務文教委員会は、去る9月13日、17日及び20日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 まず、議案第74号、上田市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例制定について申し上げます。 本案については、平成29年5月17日に公布された地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律により、一般職の非常勤職員として新たに会計年度任用職員制度が導入され、令和2年4月1日から施行されることに伴い、会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関して条例を定めるとともに、関係条例の所要の改正を行うため制定するものであるとの説明を受けました。 質疑において、会計年度任用職員の初任給の算定基準はどうか。 これに対し、基本的には1級と2級に格付し、職務の困難性や正規職員とのバランスなどを考慮して決定している等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第75号、上田市職員の給与に関する条例及び上田市職員の退職手当に関する条例中一部改正について申し上げます。 本案については、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律が6月14日に公布され、12月14日から施行されることに伴い、地方公務員法が規定する公務員の欠格条項から成年被後見人及び被保佐人が削除されることから、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、今回の改正は、成年被後見人及び被保佐人になった場合でも、これまでの業務は継続して行えるとの前提に基づいた改正であるか。 これに対し、成年後見制度申し立てを行うことで利用できる制度であるため、現在の規定では申し立てを行った場合のみ失職することになる。このため、公平性の観点を踏まえ、欠格条項から削除するとともに、状況に応じた個別の判断を行える制度にするため改正を行うものである等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 次に、議案第76号及び第79号につき環境建設委員長の報告を求めます。松尾環境建設委員長。          〔環境建設委員長 松尾 卓君登壇〕 ◎環境建設委員長(松尾卓君) 環境建設委員会は、去る9月18日及び19日に開催し、付託された案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 まず、議案第76号、上田市印鑑登録及び証明に関する条例中一部改正について申し上げます。 本案については、住民基本台帳法施行令等を一部改正する政令が公布され、国の印鑑登録証明事務処理要綱の一部が改正されたことにより、これを踏まえて制定されている本条例について所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、今回この改正に至った経緯及び背景についてはどうか。 これに対し、今回の改正は、社会において旧姓を使用しながら活躍される女性が増加している中で、さまざまな活動の場面で旧姓を使用しやすくするという女性活躍の観点から、住民票と個人カード等に旧氏の記載を可能とするという背景がある等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第79号、上田市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例中一部改正について申し上げます。 本案については、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正等を図るための関係法律の整備に関する法律の公布により、地方公務員法の一部が改正されることに伴い、本条例について所要の改正を行うものである。改正により、条例中、成年被後見人等消防団員となることができないとする規定を削除するとの説明を受け、審査の結果、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 次に、議案第77号につき厚生委員長の報告を求めます。林厚生委員長。          〔厚生委員長 林 和明君登壇〕 ◎厚生委員長(林和明君) 厚生委員会は、去る9月13日及び17日に開催し、付託された案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 議案第77号、上田市災害弔慰金の支給等に関する条例中一部改正について申し上げます。 本案については、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正等に基づき、支払い猶予規定の明確化や償還免除対象範囲の拡大等について改正を行うほか、被災者の生活支援の観点から、条例の見直しを行い、保証人を立てられない場合でも年1.5%の利息を課すことを条件として貸し付けを可能とするなど、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、被災地にあっては、保証人を立てることは困難であり、保証人自身も被災者であるという場合が想定されるが、保証人の設定についてはどのように考えるか。 これに対し、今回の条例改正では、保証人を立てない場合でも貸し付けを可能としたが、災害弔慰金の支給に関する法律は、国において審議中の部分もあることから、審議の状況を把握しながら検討していきたい等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 次に、議案第80号及び第81号につき産業水道委員長の報告を求めます。金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕
    産業水道委員長(金沢広美君) 産業水道委員会は、去る9月18日及び19日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 まず、議案第80号、上田市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例中一部改正について申し上げます。 本案については、地方公務員法及び地方自治法の一部改正により、令和2年4月1日から一般職の非常勤職員として新たに会計年度任用職員制度が導入されることに伴い、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 また、地方公務員法の一部改正により、成年被後見人及び被保佐人に係る欠格条項が削除されたことから、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、現行制度における嘱託職員及びパート職員はそれぞれ何名か。また、公募によらない再度の任用は4回までとのことだが、それ以降も勤務を希望した場合の採用方法はどうか。 これに対し、現在は嘱託職員6名、パート職員12名が採用されている。また、採用から5年経過した後も引き続き勤務を希望する場合は、ハローワーク等を通じて改めて応募していただくこととなる等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第81号、上田市水道条例中一部改正について申し上げます。 本案については、水道法の一部改正等により指定給水装置工事事業者の指定について更新制度が導入されたことから、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、更新制度の導入に当たり、市内事業者への周知状況や反応はどうか。 これに対し、市内事業者が加入している上田市上下水道事業協同組合との会合の場において、更新制度導入に関する情報提供を行っている。また、下水道指定工事店については、既に5年の更新制度が導入されていることや指定を受けることが会社の評価につながることなどから、現状では反対意見等はないものと認識している等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより議案第74号から第77号及び第79号から第81号、7件一括して採決します。本案7件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) ご異議なしと認めます。よって、本案7件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第4 議案第82号 ○議長(小林隆利君) 次に、日程第4、議案第82号を議題とし、一般会計決算特別委員長の報告を求めます。土屋一般会計決算特別委員長。          〔一般会計決算特別委員長 土屋 勝浩君登壇〕 ◎一般会計決算特別委員長(土屋勝浩君) 議案第82号、平成30年度上田市一般会計決算認定について、審査経過の概要と結果をご報告いたします。 一般会計決算特別委員会は、9月2日に設置された後、常任委員会の専門性を生かした審査を行うため、総務文教分科会産業水道分科会厚生分科会環境建設分科会の4つの分科会を設置し、9月13日及び17日から20日に分科会を開催し、詳細な審査を行いました。 最初に、各分科会の審査内容について報告します。 まず、総務文教分科会の質疑において、「まちなかキャンパスうえだ」は、平成28年のオープンから3年間が経過する中で、どのような評価をしているか。 これに対し、開設以来市内4大学の講座は工夫を凝らした内容で行われていることに加え、連携協定を締結した筑波大学の山岳科学センター菅平高原実験所による講座の実施や、今年度の信州上田学上田未来会議の開催などにより、学生や若者が集まる場所になっている。また、高校生、大学生が部活動や学習等で利用するなど、利用の面でも充実が図られていることから、年度ごと利用者数の増減はあるものの、順調な運営が行われていると考えている。 次に、市庁舎改修改築事業費では、旧JA上田店などを仮庁舎として利用するための改修工事費を支出しているが、新本庁舎建設後も旧JA上田店を利用していくのか。 これに対し、新本庁舎建設後は、課所の集約ができることから、旧JA上田店を庁舎として利用する予定はない。 次に、監査委員は、審査意見書の中で、「収納率向上には、調定額の大きい現年度分の収納率を上げ、回収困難で収納率の低い滞納繰越分の調定額を下げることが重要」と指摘しているが、収納率の向上に向けた取り組みはどうか。 これに対し、収納率の向上につなげるための取り組みとして、財産調査を行い、財産があると判断した場合は差し押さえ等滞納処分による収納に努め、財産がないと判断した場合には執行停止を行っている。また、同じ基準で行うため、マニュアルに沿った運用や担当職員の研修などを行っている。 次に、上田地域スポーツ施設は、県外の高校生や大学生の夏合宿に利用されてきたが、平成30年度の利用状況はどうか。 これに対し、上田地域スポーツ施設における7月と8月の利用実績は、35団体、2,107人が利用し、延べ日数は60日間であった。また、上田市全体のスポーツ施設における7月と8月の利用実績は、63団体、3,822人が利用し、延べ日数は142日間であった。 次に、産業水道分科会の質疑において、合同就職面接会開催事業負担金は毎年同じ金額を支出している一方、合同就職面接会に参加する学生は年々減少していることから、より多くの学生に参加してもらうため事業の改善が必要であると考えるが、どうか。 これに対し、市内の大学に直接出向いて面接会の告知をしているほか、無料通信アプリ・ラインを活用した情報発信等を行い、参加者の募集に努めているところである。また、市外で学ぶ学生は面接会に参加するための交通費等が必要となり、経済的な負担が参加者数減少の一因であると考えていることから、現在は学生が集まりやすい時期での開催について検討しているところである。 次に、平成30年度は新規事業として、防ひょう・多目的ネットの導入に対する補助を実施したが、要望に対する補助の実施状況はどうか。また、異常気象による農作物への被害が引き続き心配されるが、補助金に対する今後の考えはどうか。 これに対し、平成30年度はブドウ7件、リンゴ12件の計19件の補助を行い、当初予定していたものは全て実施できたものと考えている。今後も異常気象による被害が心配されることから、補助に対する要望をお聞きしつつ、当面は補助金を継続していく考えである。 次に、厚生分科会の質疑において、児童支援給付費について、平成30年度の給付対象者は前年度と比較して増加しているが、放課後等デイサービスを行う事業所の利用状況はどうか。 これに対し、児童支援給付費の増加に伴い、放課後等デイサービス利用児童数も増加していることから、市内9カ所の事業所は定員の上限に近い状態の利用状況となっている。このような状況から、庁内で定期的に開催している発達支援連携会議において、放課後等デイサービス支援計画を作成し、支援が必要な児童を対象に提供しているサービスであることを踏まえ、軽度の障がいの児童には放課後児童クラブや児童館と併用していただくことなどを協議している状況である。 次に、保育所建設事業費について、丸子統合保育園整備事業において繰越明許費として関連経費が計上されたが、当該施設の完成以降に保育園を統合するなどの具体的な計画はあるか。 これに対し、昨年12月に策定した上田市保育施設整備計画では、保育園の統合については現在建設中の丸子統合保育園までの計画を示しており、当該施設の完成以降の具体的な統合計画は現時点では定まっていないが、幼児教育・保育の無償化の影響や保育需要等を考慮しながら検討していきたい。 次に、環境建設分科会の質疑において、マイナンバーカードの普及について、マイナンバーカード交付率の目標値についてはどうか。また、マイナンバーカードの普及に向けた今後の取り組みについては、どう考えるか。 これに対し、マイナンバーカード交付率の目標値については、全国平均の交付率が13.5%であるのに対し、上田市は11.8%の交付率であるため、市の交付率を国の交付率と同水準とすることを当面の目標としている。また、マイナンバーカードの普及に向けては、窓口での周知はもとより、大型商業店舗において受け付けを行う等、引き続きより多くの皆様に周知を行っていきたいと考えている。 次に、特殊詐欺については、被害件数の減少について、具体的にはどういった取り組みが功を奏したものと分析しているか。 これに対し、詐欺撲滅に向けた取り組みとしては、タクシー会社、バス会社、高齢者や福祉関係の団体、自治会関係者、警察等のさまざまな団体で構成する上田市特殊詐欺等被害防止連絡協議会で年に2回対策会議を開催し、各団体が情報共有を行い、被害防止の呼びかけに役立てている。また、年金支給日等に市と警察が連携し、金融機関、大型店舗等チラシ配布等の啓蒙活動を行うとともに、事案発生時には上田市メール配信等詐欺事例を随時発信している。こうした地道な活動が徐々に市民に浸透し、被害件数の減少につながったと分析している。 次に、市内の住宅の耐震化率を把握しているか。また、耐震化されていない住宅に対しどのような対応を行っているか。 これに対し、現在の市内の住宅の耐震化率は平成25年住宅・土地統計調査から推計すると64.5%である。耐震化されていない住宅への対応として、「広報うえだ」及び自治会回覧により周知活動を行っている。ご自宅の建築年度がわからない方については、市に連絡をいただければ建築年度を確認して個別の相談に応じている。 次に、消防水利計画整備について、30年度は消火栓を計5基新設したとのことだが、消防水利不足地域の状況について現状はどうか。 これに対し、消防水利不足地域については、国で基準が示されており、用途地域等を基準とした一定の面積をメッシュで区切り、メッシュ内に基準水利が整備されていない区域を消防水利不足地域と定義している。この定義に当てはめると、市域の約50%弱が消防水利不足地域となる。消防水利不足地域にあっては、水道配管等の制約がある中で、国の基準には満たないものの、消火栓や防火水槽を適正配置することにより、消防水利の充実を図っているところである等々の質疑応答がありました。 次に、9月30日の委員会において、各分科会長から審査概要の報告を受けるとともに、複数の分科会に関連する内容や政策的判断を求める内容について全体質疑を行い、全体を総括した審査を行った結果、本案については認定すべきものと決定いたしました。 また、本案に対する附帯意見について提案があり、採決を行った結果、全員の賛成により、本案に対して附帯意見を付することを決定しましたので、その内容について申し上げます。 平成30年度上田市一般会計決算の審査を行った結果、次の事項は今後の行財政運営において特に留意すべきものと認識の一致を見たので、特別委員会の総意として、それぞれ時機を逸することなく速やかに取り組まれるよう強く要請する。 1 公平・公正な税務行政の確保について  (1)市税の収納率は年々向上している一方で、平成30年度は8億2,570万円余の多額の収入未済額が    あり、県内他市との収納率の比較では下位に位置することから、引き続き市税の収納対策を推進す    ること。  (2)市税等の未申告対策と課税客体の正確な把握を引き続き行うこと。 2 公共施設マネジメントの推進について    人口減少に伴う税収の減少や少子高齢化の進展により社会保障関連経費が増加する中で、公共施設   マネジメントに取り組むことは、将来にわたる持続可能な行財政運営を行う上で欠かせないものであ   る。よって、上田市公共施設マネジメント基本方針に基づく取り組みを着実に推進すること。 3 地方創生推進交付金を活用した事業を継続するための指導・助言について    地方創生推進交付金を活用した事業には、重要業績評価指標(KPI)と実績に大幅な乖離が見ら   れる事業がある。よって、地方創生推進交付金終了後に自立する事業については、3年間の評価・検   証を踏まえ、事業者に対して、上田市としても指導・助言を行うこと。 以上、議案第82号に対して附帯意見を付したことを報告します。 ○議長(小林隆利君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(小林隆利君) 起立全員であります。よって、本案は認定されました。                       ◇ △日程第5 議案第83号及び第84号 ○議長(小林隆利君) 次に、日程第5、議案第83号及び第84号2件一括議題とし、まず議案第83号につき総務文教委員長の報告を求めます。金子総務文教委員長。          〔総務文教委員長 金子 和夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(金子和夫君) 議案第83号、平成30年度上田市土地取得事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、歳出では滞在型市民農園、クラインガルテン整備事業として34筆の土地を取得しているが、34筆の地目は何か。また、事業を行う際に必要となる用地は取得済みであるか。 これに対し、今回購入した土地の主な地目は畑である。また、事業を行う際に必要となる用地は全て所得済みである等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 次に、議案第84号につき環境建設委員長の報告を求めます。松尾環境建設委員長。          〔環境建設委員長 松尾 卓君登壇〕 ◎環境建設委員長(松尾卓君) 議案第84号、平成30年度上田市同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、同和地区住宅新築資金等貸付事業における貸付金について、回収及び滞納額の状況はどうか。また、回収困難な債権については、抜本的な対策が必要ではないか。 これに対し、同和地区住宅新築資金等貸付金は私債権であり、財産調査権がなく、差し押さえも不可能なため、未回収の債権への対応に苦慮している状況である。 現時点での滞納繰越額は7億4,968万2,000円であり、令和3年度に償還期限が到達しても、これらの債権については引き続き回収を図る必要があるが、それぞれの徴収困難状況を見きわめた上で、徴収が不可能なものについての確認を行い、他市の状況を参考としながら、債権放棄の選択も可能とする債権管理条例の制定についても調査を行っているところである等の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより議案第83号及び第84号を一括して採決します。本案2件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件認定されました。                       ◇ △日程第6 議案第85号~第87号 ○議長(小林隆利君) 次に、日程第6、議案第85号から第87号まで3件一括議題とし、厚生委員長の報告を求めます。林厚生委員長。          〔厚生委員長 林 和明君登壇〕 ◎厚生委員長(林和明君) まず、議案第85号、平成30年度上田市国民健康保険事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、人間ドック検査データ作成及び提供に係る業務委託について、実績件数が平成29年度と比較して281件増加したとのことだが、国民健康保険加入者で人間ドックを受診している方のうち、どの程度の割合の方が検査データを提供しているか。また、人間ドック検査費用の補助については変更を検討しているか。 これに対し、人間ドック検査費用の申請において、検査データの提供に同意していただくことを補助の要件としていることから、全員の方から提供をいただいている。また、特定健診の受診率向上のためにも人間ドックの補助金額を増額してはどうかとの意見はあるが、そのための財源はどのように確保するかなどを含めて現在検討している等の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第86号、平成30年度上田市後期高齢者医療事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、平成30年度の後期高齢者医療保険加入者1人当たりの医療費は、県内19市中1位とのことだが、要因は何か。 これに対し、長野県後期高齢者医療広域連合に分析を依頼したところ、他市と比較して入院費用が高いことや高血圧症、糖尿病の重症化予防に関する受診者が多いこと、メタボリックシンドロームの該当者が多いことなどが要因ではないかと推測されるとのことであった等の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第87号、平成30年度上田市介護保険事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、地域リハビリテーション活動支援事業について、平成30年度の重点目標では実施箇所数を117カ所としていたところ、実績数では目標数を超える131カ所であったが、目標数以上となった要因をどのように分析するか。 これに対し、生活支援体制整備事業をモデル事業として進めた際に、コーディネーターの設置を行ったことにより地域の方に当事業が浸透したほか、介護予防体操やサロン事業などで当事業の周知を行ったことなどが目標数以上となった要因であると分析している。 次に、配食サービス事業委託について、平成29年度と比較して利用者数はほぼ横ばいである一方、配食数が約8,000食減少しているが、原因は何か。 これに対し、配食サービスを継続して利用していた方が施設への入所や医療機関への入院などによりサービス提供を中止したことが原因である等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより議案第85号から第87号まで一括して採決します。本案3件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) ご異議なしと認めます。よって、本案3件認定されました。                       ◇ △日程第7 議案第88号及び第89号 ○議長(小林隆利君) 次に、日程第7、議案第88号及び89号2件一括議題とし、まず議案第88号につき環境建設委員長の報告を求めます。松尾環境建設委員長。          〔環境建設委員長 松尾 卓君登壇〕 ◎環境建設委員長(松尾卓君) 議案第88号、平成30年度上田市駐車場事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、お城口駐車場、温泉口駐車場、お城口第2駐車場の利用台数合計が前年度より9,891台の増ということだが、個別の増減についてはどうか。また、増減の要因については、どのように分析しているか。 これに対し、前年度との比較において、お城口駐車場は利用台数が16.58%の増、使用料が9.99%の増、温泉口駐車場は利用台数が2.68%の増、使用料が9.69%の減、お城口第2駐車場は利用台数が2.37%の減、使用料が4.27%の減であった。増減の確たる要因については定かではないが、減となっている施設については、周辺の民間駐車場の利用料金が市営駐車場よりも若干安価であることが要因の一つと考えられる等の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 次に、議案第89号につき、厚生委員長の報告を求めます。林厚生委員長。          〔厚生委員長 林 和明君登壇〕 ◎厚生委員長(林和明君) 議案第89号、平成30年度上田市武石診療所事業特別会計決算認定について申し上げます。 質疑において、繰入金のうち武石診療所事業基金から1,828万6,000円を繰り入れたとのことであるが、基金が減少する中、今後の運用についてはどのように見込むか。 これに対し、合併当初の基金残高は2億6,500万円余であったが、毎年基金を取り崩した結果、平成30年度末の基金残高が6,281万7,000円余であり、この状況が今後も続くと数年先で基金が尽きてしまうことが見込まれる。このことから、診療所あり方検討会において経営の見直しを含め、基金に頼らない経営方法について協議している等の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより議案第88号及び第89号を一括して採決します。本案2件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件認定されました。                       ◇ △日程第8 議案第90号~第94号 ○議長(小林隆利君) 次に、日程第8、議案第90号から第94号まで5件一括議題とし、まず議案第90号につき環境建設委員長の報告を求めます。松尾環境建設委員長。          〔環境建設委員長 松尾 卓君登壇〕 ◎環境建設委員長(松尾卓君) 議案第90号、平成30年度上田市真田有線放送電話事業会計決算認定及び剰余金処分について申し上げます。 本案については、平成30年度の事業収益は4,458万2,192円で、事業費用が3,590万7,001円であったことから、当年度の純利益は差し引き867万5,191円である。 また、当年度の未処分利益剰余金931万8,191円については、867万5,191円を利益積立金へ、64万3,000円は自己資本金へ組み入れたいとの説明を受け、審査の結果、本案中決算については認定すべきものと決定し、剰余金処分については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 次に、議案第91号につき厚生委員長の報告を求めます。林厚生委員長。          〔厚生委員長 林 和明君登壇〕 ◎厚生委員長(林和明君) 議案第91号、平成30年度上田市立産婦人科病院事業会計決算認定について申し上げます。 質疑において、上田市立産婦人科病院新改革プランにおいて、目標達成に向けた具体的な取り組みのうち、出生数や患者数の変動により、将来的に病床数の見直しを行うこともあり得るとしているが、リスクが高い症例の患者を信州上田医療センターへ依頼することにより新生児病床にあきが生じやすくなっていることから、実際に新生児病床から一般病床への切りかえは行ったか。 これに対し、現時点では新生児病床を減らして一般病床をふやすという状況まで至っていないことから、切りかえについての検討は行っていない。 次に、平成30年度決算において7,000万円を超える純損失であったが、今後の対応策はどうか。 これに対し、非常勤医師をさらに3名確保したことから、リスクが高くない症例の患者を当院で対応することで分娩数の確保に努めるほか、常勤医師の当直回数をふやし、非常勤医師の勤務を減らすなどの職員配置の見直しや、消耗品や在庫の再点検により物品の発注管理方法の見直しを行うことで経費の削減を図るなど、経営の改善に努めている等々の質疑応答があり、本案については認定すべきものと決定いたしました。 また、本案に対する附帯意見について提案があり、採決を行った結果、全員の賛成により、本案に対して附帯意見を付することに決定しましたので、その内容について申し上げます。 平成30年度上田市立産婦人科病院事業会計決算認定において、過去最大の赤字決算となったことから、今後も診療提供体制を維持し、地域の周産期医療提供に影響が出ないようにするためには、常勤医師の確保への継続的な取り組みと収支改善に向けた経費削減の取り組みに努めること、地域の周産期医療提供体制維持のために、各関係機関を交えて当院の役割や経営のあり方を研究する組織を立ち上げること、以上を速やかに実行されるよう委員会の総意として強く要請する。 以上、議案第91号に対して附帯意見を付したことを報告いたします。 ○議長(小林隆利君) 次に、議案第92号から第94号につき産業水道委員長の報告を求めます。金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕 ◎産業水道委員長(金沢広美君) まず、議案第92号、平成30年度上田市水道事業会計決算認定及び剰余金処分について申し上げます。 質疑において、有収率が平成29年度に比べて0.1ポイント低下しているが、有収率が悪化した地域はどこか。また、上田地域で漏水対策を重点的に実施したとのことだが、対象を上田地域とした理由は何か。 これに対し、平成30年度は丸子地域及び真田地域で有収率が悪化したものである。また、全配水量の約8割を占めている上田地域で漏水対策を進めることが、市全体の有収率を向上させることにつながるため、重点的に漏水対策を実施したものである。なお、当面は上田地域の過去最大の有収率92%程度を目標に上田地域で重点的に漏水対策を実施し、それ以降は有収率の低い他の地域で重点的な対策を行っていく考えである。 次に、企業債の残高が約77億円でほぼ横ばいの状況が続いているが、企業債の借り入れに対する今後の考えはどうか。 これに対し、人口減少等により給水収益が減少していく一方、施設の老朽化や耐震化に伴う更新需要が増大していることから、今後も一定程度の企業債の借り入れは必要であり、残高をなるべくふやさない範囲で必要な借り入れを行っていく考えである等々の質疑応答があり、本案中決算については認定すべきものと決定し、剰余金処分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第93号、平成30年度上田市公共下水道事業会計決算認定及び剰余金処分について申し上げます。 質疑において、直近3年間では有収率の改善が見られないが、有収率を改善するための不明水対策の実施状況はどうか。 これに対し、管路等の老朽化に伴うひび割れなどから侵入する水が不明水の原因の一つであるため、テレビカメラ等を使用して管路内の状況を確認し、ひび割れ等に対する改修を行ったところである。また、現状では不明水に対する効果的な対策が確立されていないことから、今年度からモデル地区において、枝管及び宅内配管における不明水流入に関する調査を開始しており、引き続き積極的に不明水対策を推進していきたい等々の質疑応答があり、本案中決算については認定すべきものと決定し、剰余金処分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第94号、平成30年度上田市農業集落排水事業会計決算認定及び剰余金処分について申し上げます。 質疑において、岡地区処理施設で実施した機能強化工事の工事内容はどうか。また、今後も同様の工事が必要な施設はあるか。 これに対し、処理場内で発生した硫化水素等により、コンクリートの表面が劣化したため、防食被覆工事を実施したものである。今後は、真田地域の本原南処理施設及び武石地域の本入処理施設で同様の工事を実施する予定である等の質疑応答があり、本案中決算については認定すべきものと決定し、剰余金処分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。南波議員。          〔26番 南波 清吾君登壇〕 ◆26番(南波清吾君) ただいまの委員長報告に対しまして2点ほどお聞きします。 まず、議案第91号の平成30年度上田市立産婦人科病院事業会計決算認定についてを伺います。この認定につきまして附帯意見をつけられたということで今報告がありました。全員一致でもって附帯意見をつけるということだそうですけれども、皆さんご存じのように、この産婦人科病院、旧上田市産院から移転改築するということで、これまでこの計画の中でも委員会、またこの上田市議会におきましても、さまざまな議論がされました。当然その中で、後年度にわたって赤字決算も想定がなされるというような経過があったわけでございます。 近年の公立病院の経営は、全国的に見ましても大変厳しい内容となっておりまして、そのような状況の中で、当然上田市のこの産婦人科病院も収支決算というのが厳しくなるのは当然でございます。安全で安心してお産をし、医療を受ける環境をつくるためには、やはり一般会計から補填はやむなしというような話がその時点でもありました。その中で、今回このような附帯意見の中で、常勤医師の確保に継続的に努めるとともに、経費の削減等を一層進め、収支改善に向けた取り組みに努めるということですけれども、この経費の削減と言われている中で、これはすなわち医師、あるいは助産師、看護師等の給料経費等もこれ入っていると思うのですけれども、これを削減しろという意味なのでしょうか。片一方で、常勤医師を確保しろと言いながら、片一方で給料の削減をしろというような内容が出てくるということは、ちょっとやっぱりこれは言っていることが前後しているような気もするのですけれども、この辺を委員長、どのような議論がなされたかお聞きしたいと思います。 次に、議案第93号の平成30年度上田市公共下水道事業会計決算認定及び剰余金処分についてでございますけれども、この産業水道委員会の中で渡辺議員のほうから、基準内と基準外の繰り入れについての質問がなされたようでございます。それに対しまして答弁が、農集排の統合の関係で、藤原田の農集を公共へつないでいく第1期の工事を行った、そのときにメルシャンの関係がありまして、急いで計画よりもつなぎ込むという話があった、計画よりも非常に早くつないでもらえないかという要請があったと、そのときにはまだ事業認可、国庫補助のほうがとれていなかった、単費で行ったと。その分については、もともと国庫補助金が入るべき事業だったのだけれども、一般会計のほうから基準外ということで3,000万円を繰り入れたという内容の答弁がなされております。この辺について、委員会でどのような議論がされましたか。委員長にお聞きします。 ○議長(小林隆利君) 最初の関係につきまして、林厚生委員長。          〔厚生委員長 林 和明君登壇〕 ◎厚生委員長(林和明君) ただいま南波議員からいただいた質問ですが、私の先ほどの報告の中にもありましたとおり、今後の対応策の中で、常勤医師の当直回数をふやし、非常勤医師の勤務を減らすなどの職員配置の見直しというのを対応策として委員会の中で答弁をいただいたところではありますが、現状30年度の途中で常勤医師が1名退職するなど、常勤医師1名として病院運営を行っていることから、非常勤医師が非常に多く、質疑の中で出た内容としまして、30年度決算に至って職員給与費に対した医業収益比率というのが105.1%という、収入よりも給与費のほうが多いという状況であったという質疑がございました。こちらに対して、非常勤医師をもって常勤医師の不足に対応している状況から、こういった給与費の増というふうになっていることと思っております。今回附帯意見の中では、常勤医師の確保に対して継続的な取り組みを行ってほしいということで附帯意見を出しておりまして、非常勤医師の削減と常勤医師の確保の取り組みを続けていくことによって、こういった赤字幅の削減というのを求めるために附帯意見をつけたというのが内容でございます。 以上です。 ○議長(小林隆利君) 一つ一つということで、では南波議員、何かございますか。          〔26番 南波 清吾君登壇〕 ◆26番(南波清吾君) 今の委員長の答弁だと、常勤医師が少なくなって、結局非常勤職員に手当が非常に伸びていってしまうという話なのですけれども、ここにあるこの経費の削減という、この経費の削減等を一層進めろということは、今の委員長の答弁とは違う内容なのです。これをだから経費の削減を、言うならば、多分言おうとしていることはほかに経費というのはないと思う、恐らく固定経費というのはやっぱり給与が主だと思いますから、その中で給料を削減しろという内容については、ちょっとこれ問題だと思うのです。常勤医師を確保する場合は、給料をたくさんくれるから常勤医師来てくれという内容にしていかないと、やっぱり経費の削減というのは逆行すると思います。 ○議長(小林隆利君) そのことについて質問したということでいいですか。          〔「はい、お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) 林厚生委員長。          〔厚生委員長 林 和明君登壇〕 ◎厚生委員長(林和明君) 今回附帯意見の中には、経費削減の取り組みに努めることということで挙げておりますが、給与削減の部分についてはここでは挙げておりませんので、その部分については全体的な給与費に占める割合というのは、常勤医師の確保を行うことで可能かと思いますが、給与費の削減については、ここでは附帯意見の中では挙げておりませんので、その部分はご理解いただきたいと思います。 ○議長(小林隆利君) 次の質問に対して、金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕 ◎産業水道委員長(金沢広美君) 議案第93号、平成30年度上田市公共下水道事業会計決算認定及び剰余金処分についての今ご質問が南波議員のほうからございました。 この部分は、監査委員の中の決算審査意見書、これについて説明がございました。それによりますと、基準外ということで3,722万3,000円という支出がされているわけでございますが、これは藤原田の管を公共のほうへつないでいくという第1期の工事を行ったのだけれども、そのときメルシャンの関係がありまして、急いで計画よりもつなぎ込むという話がありました。本来ならば国庫補助金で入るべき事業だったということでありましたが、急いでいたということで私どもも理解をしております。そして、このメルシャンのワイナリーについては、上田市として企業誘致についてずっと取り組んできたわけでございますので、このときには説明についての意見はございませんでした。ですから、企業誘致をして、これについての支出をするということに対しては、これといった意見がなかったというふうに理解をしております。 以上です。 ○議長(小林隆利君) ほかにございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) それでは、これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより議案第90号から第94号まで一括して採決します。本案5件委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) ご異議なしと認めます。よって、本案5件認定及び原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第9 議案第96号 ○議長(小林隆利君) 次に、日程第9、議案第96号を議題とし、まず総務文教委員長の報告を求めます。金子総務文教委員長。          〔総務文教委員長 金子 和夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(金子和夫君) 議案第96号、令和元年度上田市一般会計補正予算第3号中総務文教委員会担当分について申し上げます。 まず、政策企画部ほか関係の質疑において、交流文化芸術センター舞台設備業務委託事業費は、ホールの事業実施に係る舞台機構や舞台音響、舞台照明機器の運用に関する委託業務で、業務に従事する舞台技術者8名の確保に時間を要することから債務負担行為を設定したとのことだが、舞台技術者はどのように確保しているか。また、長期にわたる委託とせずに、1年間の委託としているが、1年間で委託期間が終わることで問題は生じないか。 これに対し、8人の舞台技術者は、業者への一括発注を行うことで確保している。また、委託期間はサントミューゼの開館時から1年であるが、舞台技術者は確保できていることから、問題は生じていない。 次に、総務部ほか関係の質疑において、丸子地域自治センター整備事業費は、丸子地域自治センター南棟耐震化工事と大規模改修工事に伴う事業費を計上し、来年度の事業費については債務負担行為を設定したとのことだが、事業費の財源はどうか。 これに対し、今年度の事業費に係る財源は、緊急防災・減災事業債が2,650万円、合併特例事業債が1,260万円、公共施設整備基金が78万円、一般財源が78万円であり、合計は4,066万円である。また、来年度の事業費に係る財源は、緊急防災・減災事業債が2億3,850万円、合併特例事業債が1億1,370万円、公共施設整備基金が304万5,000円、一般財源が304万5,000円であり、合計は3億5,829万円である。 次に、財政部関係の質疑において、樹木整枝等委託料は、カネボウ跡地の旧食堂棟周辺のヒマラヤスギにアオサギが営巣していることから、通行者への被害の未然防止のために伐採するもので、老木のため、台風等による被害も考慮し、優先度の高いヒマラヤスギから伐採するとのことだが、ヒマラヤスギは何本あり、今年度はそのうちの何本を伐採するのか。 これに対し、ヒマラヤスギは全部で12本あり、そのうちの5本を伐採する予定である。 次に、教育委員会関係の質疑において、上田城跡公園体育施設管理事業費は、城下ちびっこプールの跡地に公園を整備するための工事費で、公園内には芝生広場を整備するとのことだが、芝生広場は親子での利用者に歓迎される一方で、公園内の犬や猫のふん害対策を行わないと利用者から敬遠されることになる。公園の全面にはフェンスを設置するとのことだが、フェンスの高さはどのくらいで、どのような出入り口にするのか。 これに対し、フェンスの高さは、隣接地との高低差が少ないことから、80センチとする予定である。また、出入り口については自由に出入りできる環境とするため、設置するのは車どめのみとする予定であるが、ふん害対策を考慮すると、鍵なしの門扉を設置することも考えられる。このため、出入り口の取り扱いは地元協議を行う中で検討していく等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 次に、産業水道委員長の報告を求めます。金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕 ◎産業水道委員長(金沢広美君) 議案第96号中産業水道委員会担当分について申し上げます。 まず、商工観光部関係の質疑において、雲渓荘の建物内に喫煙所を設置するための経費を計上しているが、建物内に設置する理由は何か。 これに対し、現在は玄関付近に喫煙所を設置しているが、受動喫煙防止の観点からこれを廃止し、現在倉庫として使用している一室を喫煙所とするものである。なお、たばこの煙が建物内に漏れないよう改修工事を実施予定である。 次に、農林部関係の質疑において、クラインガルテンに宿泊棟を整備するための施設整備工事費を計上しているが、施設の維持・管理にかかる年間のコストはどの程度と想定しているか。また、発生するコストは一般財源で賄う考えか。 これに対し、クラインガルテンには管理人を配置する予定としているため、管理人の人件費のほか、利用者が出すごみの処理費用、共同部分の光熱水費等で年間約300万円のコストがかかると想定している。なお、発生するコストについては、一般財源の使用料で賄う予定であり、宿泊棟1棟当たりの使用料は現在のところ年間50万円程度を予定している等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 次に、厚生委員長の報告を求めます。林厚生委員長。          〔厚生委員長 林 和明君登壇〕 ◎厚生委員長(林和明君) 議案第96号中厚生委員会担当分について申し上げます。 まず、福祉部関係の質疑において、地域介護・福祉空間整備等補助金が計上されているが、具体的内容はどうか。 これに対し、市内の認知症高齢者グループホームが行うブロック塀の改修工事に対する補助であり、現在当該施設に設置しているブロック塀のうち、一部は撤去して新たに目隠しフェンスを設置し、もう一部は既存のコンクリートのブロック塀に転倒防止用の処置を行うものである。 次に、健康こども未来部関係の質疑において、未婚の児童扶養手当受給者臨時・特別給付金について、対象者への周知はどうか。 これに対し、制度のチラシを担当窓口に設置するほか、現在把握している対象者には個別に案内を行うなど、対象者の申請漏れがないよう対応する予定である等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 次に、環境建設委員長の報告を求めます。松尾環境建設委員長。          〔環境建設委員長 松尾 卓君登壇〕 ◎環境建設委員長(松尾卓君) 議案第96号中環境建設委員会担当分について申し上げます。 まず、生活環境部関係の質疑において、市営住宅の定期募集について需要と供給はどのような状況か。また、入居者募集に関しての課題はどうか。 これに対し、平成30年度の抽せん倍率は1.14倍であり、直近3年間の平均抽せん倍率は1.24倍である。 課題については、単身でも申し込みができる2部屋タイプ、1部屋タイプの住宅は限られているため、抽せん倍率が高くなる傾向があること、また、3階、4階の住宅は高齢者の希望に沿わない場合があり、必ずしもニーズに対して個別に対応し切れていないことがある。 このような需要と供給のギャップを埋めるため、平成31年3月から募集方法を改善し、これまで世帯向けで募集をしていた中丸子団地のA棟からC棟について、単身での申し込みも可能とした。また、同じ団地で同じタイプの住宅を複数募集する場合は、階数等の希望順位を事前に伺い、当選の際はできるだけ希望順位の上位のものを当てるというような抽せん方法に変更した。 さらに、抽せん会で当選されなかった方を対象に、応募のなかった住宅の再募集及び抽せんを行っている。 次に、都市建設部関係の質疑において、歴史的風致維持向上計画の概要と、市内で対象となる区域についてはどうか。 これに対し、歴史的風致維持向上計画は、歴史まちづくり法に基づき市町村が策定する計画で、国から認定を受けた市町村に対しては、社会資本整備総合交付金などを初めとする有利な財政措置が設けられている。 歴史的風致維持向上計画自体は上田市全域を対象にしているが、維持向上すべき歴史的風致の整備を重点的に事業実施する重点区域の設定については、上田城跡を中心とする地域等について、現在関係部局と検討を行っているところである等の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(小林隆利君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第10 議案第97号 ○議長(小林隆利君) 次に、日程第10、議案第97号を議題とし、総務文教委員長の報告を求めます。金子総務文教委員長。          〔総務文教委員長 金子 和夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(金子和夫君) 議案第97号、上田市新本庁舎建設工事請負変更契約の締結について申し上げます。 本案については、解体する西庁舎及び本庁舎低層棟の建材にアスベストが含まれていたことなどが新たに判明し、撤去や処分を行う必要が生じたことから、5,478万円増額する請負変更契約を締結したいというものであるとの説明を受けました。 質疑において、今回の変更契約に伴う工期への影響はあるか。 これに対し、西庁舎及び本庁舎低層棟の解体工事は順調に進んでおり、変更契約に伴う工期への影響はない等々の質疑応答があり、本案については可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) ご異議なしと認めます。よって、本案は可決されました。                       ◇ △日程第11 議案第98号 ○議長(小林隆利君) 次に、日程第11、議案第98号を議題とし、まず総務文教委員長の報告を求めます。金子総務文教委員長。          〔総務文教委員長 金子 和夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(金子和夫君) 議案第98号、令和元年度上田市一般会計補正予算第4号中、総務文教委員会担当分について申し上げます。 教育委員会関係の質疑において、塩尻小学校では8月7日に発生した強風を伴う豪雨等により雨漏りが発生し、渡り廊下の天井板が崩落したことから、災害復旧に要する工事請負費を計上したとのことだが、天井板崩落による被害はあったか。また、他の小中学校でも同様のことが起こり得るが、危険箇所をどのように把握しているか。 これに対し、天井板崩落による人的被害はなく、崩落箇所の周囲に備品等がなかったことから、物的被害もなかった。また、小中学校の危険箇所を把握するため、職員が学校を訪問し、危険箇所や要望等を聞く機会を設けている等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 次に、産業水道委員長の報告を求めます。金沢産業水道委員長。          〔産業水道委員長 金沢 広美君登壇〕 ◎産業水道委員長(金沢広美君) 議案第98号中、産業水道委員会担当分について申し上げます。 質疑において、農地農業用施設災害復旧費の財源には、一般財源のほかに、特定財源のその他として100万円余が計上されているが、どのような財源であるか。 これに対し、特定財源のその他は、地元分担金を計上したものである。なお、上田市土地改良事業分担金徴収条例等の規定により、農業用施設は5%、農地は10%の地元負担をお願いしているものである等の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 次に、環境建設委員長の報告を求めます。松尾環境建設委員長。          〔環境建設委員長 松尾 卓君登壇〕 ◎環境建設委員長(松尾卓君) 議案第98号中、環境建設委員会担当分について申し上げます。 質疑において、災害復旧について迅速な対応が求められる中で、公共土木施設災害復旧事業において工事費等はどのように積算しているか。 これに対し、7月28日の豪雨災害により護岸及びのり面崩落、河床コンクリート流出の被害があった平沢川の復旧工事の工事費については、必要経費を積算した上で費用を算出している。なお、当該工事費については、国庫負担を申請したものである。 平沢川以外の復旧工事・応急対応については、一定以下の金額であることもあり、過去の被災箇所を参考に試算した金額、あるいは業者見積もりにより概算費用を算出している等の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(小林隆利君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(小林隆利君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第12 議案第100号 ○議長(小林隆利君) 次に、日程第12、議案第100号、会計年度任用職員制度の導入に伴う財政措置を求める意見書を議題とし、総務文教委員長に提案理由の説明を求めます。金子総務文教委員長。          〔総務文教委員長 金子 和夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(金子和夫君) 議案第100号、会計年度任用職員制度の導入に伴う財政措置を求める意見書について趣旨説明を行います。 この意見書は、議案第74号、上田市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例制定についての審査等を通じ、制度の導入に伴う関係経費が示されたことから、財政運営に大きな影響を及ぼさないための財源の確保と財政措置を早期に明確にすることを国に求めるため、委員全員の賛同を得て提案するものであります。 内容としましては、地方自治体の臨時・非常勤職員は、さまざまな分野で任用され、地方行政の重要な担い手となっていますが、任用や勤務条件等に関する取り扱いは不明確であり、地方自治体ごとに異なる取り扱いをしています。 このような状況から、適正な任用や勤務条件等を図るための法改正が行われ、新たに一般職の非常勤職員として会計年度任用職員が法律上制度化されました。制度の導入により会計年度任用職員には期末手当が支給されるなど処遇改善が図られますが、地方自治体は制度導入に伴う関係経費を措置する必要があり、財政運営に大きな影響を及ぼさないための財源の確保が必要となります。 よって、会計年度任用職員制度の導入により、新たに支給する期末手当等の人件費を初め、関係経費に関する国の財政措置を早期に明確にし、必要な財源を確保することを国に強く要望するものであります。 案文はお手元に配付のとおりであります。全員の皆様のご賛同をいただき、ご議決賜りますようお願い申し上げ、趣旨説明といたします。 ○議長(小林隆利君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) 本案については、委員会提出議案のため、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略します。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) これより採決します。本案を原案のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小林隆利君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第13 閉会中の継続審査(請願第3号) ○議長(小林隆利君) 次に、日程第13、閉会中の継続審査を議題とします。 総務文教委員長から、審査中の請願第3号、上田市が発注する印刷物に関する請願について、会議規則第104条の規定による閉会中の継続審査の申し出があります。 この際、会議規則第45条第1項の規定により、審査経過の中間報告を求めます。金子総務文教委員長。          〔総務文教委員長 金子 和夫君登壇〕 ◎総務文教委員長(金子和夫君) 請願第3号、上田市が発注する印刷物に関する請願の審査経過について申し上げます。 審査において、請願の願意が実現した場合、印刷物を取り扱う市内の事業者にどのような影響が及ぶか調査する必要があることから、閉会中の継続審査が妥当であるとの動議があり、挙手採決の結果、賛成多数により、本請願については閉会中の継続審査とすべきものと決定いたしました。
    ○議長(小林隆利君) お諮りします。 本請願については委員長から申し出があったとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(小林隆利君) 起立全員であります。よって、本請願については閉会中の継続審査に付することに決しました。 以上で本日の日程は全て終了しました。 これにて令和元年9月上田市議会定例会を閉会します。          午後 3時06分   閉会...