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09月27日-11号

  • "下水道特別会計歳入歳出決算認定"(/)
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  1. 与謝野町議会 2021-09-27
    09月27日-11号


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    令和 3年  9月 定例会(第103回)          第103回令和3年9月与謝野町議会定例会会議録(第11号)招集年月日 令和3年9月27日開閉会日時 午前9時30分 開会~午後1時54分 閉会招集の場所 与謝野町議会会議場1.出席議員       1番  高岡伸明       9番  和田裕之       2番  永島洋視      10番  河邉新太郎       3番  杉上忠義      11番  浪江秀明       4番  山崎良磨      12番  渡邉貫治       5番  下村隆夫      13番  家城 功       6番  安達種雄      15番  宮崎有平       7番  今井浩介      16番  多田正成       8番  山崎政史2.欠席議員(なし)3.職務のため議場に出席した者      議会事務局長    前田昌一    書記        須田美鈴4.地方自治法第121条第1項の規定により、説明のため出席した者      町長        山添藤真    代表監査委員    田中眞一      副町長       和田 茂    教育長       長島雅彦      企画財政課長    小池大介    教育次長      柴田勝久      総務課長      長島栄作    社会教育課長    植田弘志      防災安全課長    藤垣浩二    福祉課長      田辺茂雄      CATVセンター長 小牧伸行    子育て応援課長   下川賢司      税務課長      吉田雅広    保健課長      平野公規      住民環境課長    中上伸午    商工振興課長    小室光秀      会計室長      安田 敦    観光交流課長    谷口義明      建設課長      柴山 進    上下水道課長    山添雅男      農林課長      井上雅之5.議事日程  日程第1 議案第99号 令和2年度与謝野町一般会計歳入歳出決算認定について                                (質疑~表決)  日程第2 議案第100号 令和2年度与謝野町宅地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について                                (質疑~表決)  日程第3 議案第101号 令和2年度与謝野町下水道特別会計歳入歳出決算認定について                                (質疑~表決)  日程第4 議案第102号 令和2年度与謝野町農業集落排水特別会計歳入歳出決算認定について                                (質疑~表決)  日程第5 議案第103号 令和2年度与謝野町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について                                (質疑~表決)  日程第6 議案第104号 令和2年度与謝野町土地取得特別会計歳入歳出決算認定について                                (質疑~表決)  日程第7 議案第105号 令和2年度与謝野町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について                                (質疑~表決)  日程第8 議案第106号 令和2年度与謝野町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について                                (質疑~表決)  日程第9 議案第107号 令和2年度与謝野町財産区特別会計歳入歳出決算認定について                                (質疑~表決)  日程第10 議案第108号 令和2年度与謝野町水道事業会計決算認定について                                (質疑~表決)  日程第11 諸般の報告  日程第12 議案第110号 与謝野町過疎地域持続的発展市町村計画の策定について                                (質疑~表決)  日程第13 議案第111号 与謝野町過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の制定について                                (質疑~表決)  日程第14 議員派遣の件  日程第15 閉会中の継続審査(調査)申出書6.議事の経過     (開会 午前9時30分) ○議長(多田正成) 皆さん、おはようございます。 新聞報道ですが、隣町で大変凶悪な事件が起きたようです。怖いことでありますが、物騒な世の中にならないよう、当町では地域、町内会、隣組など、一人一人が心の絆を大切にしたまちづくり、犯罪のない明るい社会となるよう、みんなで心がけなければならないと考えています。 さて、コロナ禍ですが、当町では9月4日発表以来、感染が収まっており、大変うれしく思います。全国的にも少し収まりつつあります。9月30日までの緊急事態宣言も解除されるのではないかと思いますが、まだ収束には至りません。住民の皆さんには解除後も引き続きお気をつけいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、ただいまの出席議員数は15人であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 日程第1 議案第99号 令和2年度与謝野町一般会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。 本案については、既に質疑に入っております。 本日は、会派代表の質疑をお受けしたいと思いますが、2回目の方を再度、確認させていただきます。 2回目の質問の方ありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) ないようですので、それでは会派代表の質疑から進めさせていただきます。 令和2年度の一般会計決算認定の審議も3会派のみ質疑で最後となります。 本日、質疑の基本は基本として心得ていただきながら、多少ずれることがあっても進めさせていただきますが、あまり大きくずれないよう、よろしくお願いいたします。 それでは、これより会派代表の質疑に入ります。 1番目に日本共産党与謝野町議員団、高岡議員。 1番、高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) おはようございます。 それでは、71ページになりますけど、平和首長会議メンバーシップ負担金2,000円が上がっておりますが、この内容について説明をお願いします。 ○議長(多田正成) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) おはようございます。 それでは、決算書の71ページの平和首長会議の負担金についてでございます。こちらにつきましては、平和首長会議というのが全国の組織としてされておりまして、加盟都市がございます。こちらにつきまして、年間2,000円の負担金ということで支出をいたしております。 こちらの平和首長会議につきましては、古くは1945年8月の広島、長崎両市に原爆の投下がされたという中で、その後に世界平和ということで、それぞれの世界の各国加盟都市は163か国、地域、そして7,735の都市が加盟をし、国内では1,732の都市が加盟をし、世界平和を願うというふうな概要だというふうに思っております。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) ありがとうございます。 それでは、核兵器のない国、強いては町の平和についてお聞きいたします。今年も、本町玄関に核兵器による被災の写真が飾ってありました。8月9日は6日の広島に続く長崎市への原爆投下の日です。毎年、この時期になると話題になるのが日本の核兵器に関する立場です。広島で開かれた平和記念式典で挨拶した安倍首相は、唯一の戦争被爆国として核兵器のない世界を、実現に向けた国際社会の取組を指導していく決意を示しています。 一方で、日本政府核兵器禁止条約の批准はもとより、署名すらしておらず、その姿勢に批判の声も多いようです。この条約に対する町長の考えはいかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思います。本町におきましても、先ほどご紹介をいただきましたように、町内の住民の皆様方に対する、平和に関する啓発ということで、様々に取組を行っているという、そういう状況にあります。その上で、先ほどご紹介をさせていただきました、平和首長会議に参画をしながら、同じ目的を持つ自治体とも連携を重ねているところでございます。そのような取組を通じて、住民の皆様方とともに平和に対する思いを共有をすることができればと考えております。 先ほど、議員からのご指摘におきましては、現在、日本国内で批准をしていない核兵器廃絶条約に対する私の私見ということでございます。私といたしましては、先ほどの条約について批准を目指して努力をしていくべきだと考えております。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) はい、分かりました。 2017年7月に国連会議で採択された核兵器禁止条約は、10月24日発効に必要な批准国50国に達し、条約の規定により90日後の2018年1月22日に発効することが確定しましたが、核兵器禁止条約は核兵器の非人道性を厳しく告発し、その開発、実験、生産、製造、取得、保有、貯蔵、移転、受領、使用、使用の威嚇に至るまで全面的な禁止をし、核兵器の配置、設置、配備の禁止、違法化をし、完全廃絶までの枠組みとして筋道を明記しています。この核兵器禁止条約について、町長はどのような認識をお持ちでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問につきましては、核兵器の禁止条約に対する概要の理解ということで承ったところでございます。 先ほど議員から頂きましたように、核兵器禁止条約につきましては、おおむねそのような状況であると考えております。そもそも、この核兵器禁止条約につきましては、現在、世界各国で50か国程度が参加をしているというふうに伺っております。その中では、特に西サモア諸島における核兵器に関する様々な動向が背景にあったものと認識をしております。 私といたしましては、日本、特に広島、長崎の両都市におきましては、唯一の被爆都市ということでもございます。そのような経験を踏まえて、我々としても学び、後世に伝えていく取組が必要であると考えているところでございます。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) 日本政府は、この禁止条約に背を向け続けています。唯一の戦争被爆国として、極めて恥ずかしいことだと思います。これを改め、速やかに条約に署名し、批准すべきだと私は思うのですが、町長のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思います。私自身の理解といたしましては、日本政府におきましても、核兵器禁止条約に対する署名、ないしは批准ということを目指しながら現況に至っているものと考えております。様々な政治的なバランスということを踏まえ、現時点におきましては署名、批准ができていないということでございますけれども、唯一の被爆国として、その責任を果たしていこうとされているものと認識をしているところでございます。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) 菅首相は、今年の国連総会で広島、長崎が繰り返えされてはならない、この決意を胸に日本は非核三原則を堅持しつつ核兵器のない世界の実現に向けて力を尽くしますと演説をしています。日本は核攻撃による被害を体験した唯一の国として、国際社会の中では特別な位置を占めています。 しかし、アメリカの核の傘を頼りにする日本政府は、核兵器廃絶に背を向け、歴代首相や政府は署名も批准もしないと言ってきました。菅政権も、これを継承しています。ただ、唯一の戦争被爆国としてという看板を売りにする日本政府核保有国と完全の同じ主張をすることはできない。そこで核保有国非核保有国との対話を取り持つ橋渡しをするという方針を掲げたようです。 禁止条約に参加せず、核保有国非核保有国の間を取り持つなんていうことを言ってるわけですが、変な話でございます。まず、日本が意思表明をし、核兵器をなくす先頭に立つべきだと私は思っています。また、日本は唯一の戦争被爆国なのに、条約に署名しないため、信用度に関わり、矛盾の国というレッテルが貼られています。つまり広島、長崎に投下された原爆の非人道性や巨悪性を訴えながら、条約に署名しないのは二枚舌だと批判されているわけです。 日本が唯一批准を、日本が批准をしてイニシアチブを発揮してこそ、国際的な信用度も高まり、政策に一貫性があるとみなされると思いますが、町長は、その点はどのように思われますか。
    ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思いますが、先ほどご紹介いただきましたように菅総理、安倍総理、また、歴代の総理におかれましても、世界で唯一の被爆国であるということ、長崎、広島での経験を二度と繰り返させないということで、意思表明をされてきているものと考えております。 その中で、核兵器禁止条約の署名、ないしは批准ということにつきましては、安全保障上の観点から様々な調整が要るものと認識をしております。 私自身は、その内幕を存じてございませんので、その現状であったり、今後の方向性について共有できるものはないわけでありますけれども、いずれにいたしましても、歴代の首相におかれましても、日本の経験を二度と世界各国で起こさせないために、ご尽力をいただいているものと考えております。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) 町長は、毎年行われる原水爆禁止国民平和大行進にメッセージを頂いております。核兵器根絶というメッセージが届くよう取り組まれていることに対してエールを送ります。また、核兵器廃絶等、恒久平和の実現は人類共通の願いであり、未来の子供たちのため、私たちに課せられた使命でもありますといった言葉でメッセージを町長から頂いております。 また、与謝野町は、平成19年3月に与謝野町議会において、非核・平和の町に関する決議が全会一致で議決されており、平成23年7月1日には平和首長会議の趣旨に賛同し、加盟させていただいている町であることを紹介していただいているところです。 核兵器全面禁止及び廃絶の願いが一日も早く達せられることを心から祈念してメッセージとする趣旨に賛同していただいていると思っております。 与謝野町のほうからも、国に対して核兵器禁止条約に批准し、署名するよう強く申し出ていただきたいと思いますが、町長はいかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思います。冒頭でご紹介いただきました平和首長会議におきましても、核兵器禁止条約における早期締結ということで、各国におきましても、様々な動きがなされているものと考えております。 日本国内におきましても、参加をしている首長、ないしは市町村においても、そのような状況を実現するために尽力できているものではないかと考えているところでございます。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) 与謝野町のほうからも、国に対し核兵器禁止条約に批准し、署名するよう強く申し入れていただきたいと思っておるのですが、町長のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えしたいと思いますが、先ほど答弁をさせていただきましたように、平和首長会議におきまして同様の取組を行っているというところでございますので、今後におきましても連携を基礎とした取組を推進していくことができるように、尽力をしていきたいと考えております。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) ありがとうございました。それでは、次に159ページ、広域ごみ処理運営事業について、もう一度、質問いたします。宮津与謝クリーンセンターにおいて、今年2月にダイオキシン類の問題が発生しました。そのことで間違いはございませんか。 ○議長(多田正成) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長中上伸午) 議員のご質問にお答えします。環境組合のほうのダイオキシン類の発生につきましては令和3年、今年になりますが2月16日の測定結果で排ガスが0.2、飛灰が3.4ナノグラムの数値が出ておるということで間違いございません。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) このことは、今年の2月ですので、令和2年度の決算に入るかと思っておりますが、そのことで関連した質問をしたいと思います。 今年8月13日、ごみ処理施設宮津クリーンセンターにおいて、焼却灰から国の基準を超えるダイオキシン類が検出したと発表がありました。 今年2月にも焼却灰の排ガスから基準値を超えるダイオキシン類が検出され、運転停止をしています。5月18日に再開したところでございますが、2月の停止になった原因と今回の停止とは関係あるのでしょうか。 ○議長(多田正成) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長中上伸午) ご質問にお答えします。2月につきましては、今回は飛灰のほうでして、前回は排ガスでございます。2月のときは、特に、その施設の後ろ側のところですね、ろ布とかいったような排ガス関係のほうのダイオキシンが発生しとったということで、そちらと、今回につきましてはガス冷却室がございますが、そちらのほうに入れておりましたガス冷却水の関係がバイオマスのほうから出てきました再利用水と、それから、上水と混合して入れているということで、再利用水のほうの濃度が上がりますと、ダイオキシン類が増えてきているというようなことがありまして、前回のダイオキシン類が発生した理由と、今回の理由については関係はないということでございます。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) 7月28日に自主的に検査を実施したとありますが、これは定期的に行われている検査なのか、前回の不安から行った検査なのか、分かる範囲で結構ですからお答えください。 ○議長(多田正成) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長中上伸午) ご質問にお答えします。7月28日の検査につきましては、運営事業者のほうが自主的に行った検査でございまして、環境組合のほうとしましては、同じ日に試料も採取しておりますが、また別日で上がってきておりまして、前回のクロスチェックの関係で、運営事業者ですね、そちらのほうが行った試験ということになります。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) 定期的にやっているものですか。 ○議長(多田正成) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長中上伸午) 定期的にといいますのは、環境組合のほうが定期的になりますが、環境組合の試験、今回いいますと、同じ7月28日に運営事業者のほうがやっている試験と、それから環境組合でやっている試験と二つございまして、今回につきましては、運営事業者のほうが自主的に行った試験ということでございます。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) はい、よく分かりました。ダイオキシン類が基準値を上回った前回事故後の再稼働から2か月しかたっておらず、前回の事故原因が解決されていないのではないか、焼却施設そのものに問題があるのではないか、プラントメーカーに任せっきりの運営管理に問題があるのではないかといった声が寄せられています。その辺については、担当課として、どのような見解をお持ちですか。 ○議長(多田正成) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長中上伸午) お答えします。DBOの関係になりますので、施設の設計から建設、それから運営まで運営事業者のほうで一括で行っていくということでございますので、環境組合のほうとしては、それの管理をしていくというようなことになってこようかと思います。 私どもの住民環境課のほうとしましては、こういった、2月にダイオキシン類が発生しておりますし、それまでというのは、7月にも検査があったんですけども、その前にですね。試験結果というのは伝えられておりませんでして、そのダイオキシン類の試験結果が出て、ダイオキシン環境基準値を超えてるというようなことがありましたので、今年度に入りましたから、そのダイオキシン類の検査を行ったことがありましたら、その結果について、こちらのほうにも伝えていただいて、その結果を見て、どういうような状況であるかとかいうふうなことを、こちらとしてはつかみたかったというようなことで考えておりました。 ただ、1回目で、突然また出るというようなことはちょっと思っておりませんでしたけども、そういったような試験の結果を確認していくなり、また、あとは担当課長会議とか、そういうようなところもありますので、そういったところでいろいろと意見を聞きながら、ちょっとそこらあたりについて確認をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) モニタリング委員会というのがあるそうですが、このメンバーは、誰がなっていますか。 ○議長(多田正成) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長中上伸午) 委員につきましては、今ちょっと資料を持っておりませんので、正確にはちょっとお答えできませんが、各市町の副市町長ですね、1市2町ありますので、その副市町長、それから学識経験者、それからあと、よその環境組合の、どういいますか、焼却施設がございますが、そちらのほうのOBの方とか、そういった方で構成された委員ということになっております。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) この委員会は、そもそも何を話し合う委員会でしょうか。それと、委員会は、どの程度の権限を持っておられるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(多田正成) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) お答えいたします。モニタリング委員会につきましては、この構成市町の副市町長3名と、今、課長が言いましたように大学の教授が1名と、それから、うちの、この焼却、宮津与謝クリーンセンターと同じような焼却炉を採用している養父市でしたかね、養父市だったか、養父の技術者のOBの方ですね、専門的な知識を有しておられるということで。 モニタリング委員会が立ち上がりまして、まだ一度しか会議は持ててません。そのときは、もうそれぞれの委員さんの紹介と、それから、その施設の概要と、ただ、そのときには、もう既に、先ほどありましたように、2月でしたか、ダイオキシンが基準値を超えた以降の委員会でしたので、その学識経験者の方がものを申されるというのではなくて、構成市町の副市町長のほうが管理運営団体に厳しく、それだけの巨額の事業費をつぎ込んで、また、管理運営も20年で100億円というふうな金額払ってるわけですから、それはしっかりと検証していただいて、対応するべきということを。 それと、住民の皆さんの不安というのも非常にありましたので、これはもう各市町から、一体どうなっとるんだということを厳しく追及をさせていただいたということになっています。ただ、このモニタリング委員会は、こういう事故が起きたときの調査をするような委員会ではございませんので、多分委員長も、そういった趣旨のことをおっしゃったというふうに記憶しています。 ですから、今回の、こういう事故というんか、結果を踏まえて、このモニタリング委員会が調査をして動くというふうな趣旨の委員会ではないというふうに私は認識をいたしております。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) 今、副町長がおっしゃられたとおりなんですが、多額の費用を投じ整備した施設であり、稼働して1年という最新の設備であること。20年間で約110億円という破格の運営管理契約を締結していることを考えれば、設備そのものや運営にも根本から検証しなければ、住民の理解が得られない事態であると思います。 業者に任せっきりというのでは、町民からは理解が得られないと思われますが、担当課としては、どのようにお考えですか。 ○議長(多田正成) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長中上伸午) お答えします。先ほどもDBOの形でされとるというようなことをお答えさせていただきましたが、担当課としましては、今後、ダイオキシン類が発生しないようなことについて意見を上げていくということで、検査結果を確認するなり、それから担当課長会議のときに、意見を述べていくというようなことで考えておるところでございます。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) それでは施設の、今は止まっておるわけですが、この運転開始はいつ頃と言われておりますか。 ○議長(多田正成) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長中上伸午) 試験運転につきましては、先日、21日ですか、申し上げましたとおりで、10月31日まで試験運転を考えておるということで環境組合のほうから聞いております。 その後、試験結果を受けて運営事業者のほうで精査をされて、その後、地元のほうに協議に入られて、本格稼働になるとは思いますが、いつから本格稼働ということは、現時点では申し上げることができませんので、よろしくお願いします。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) 去る9月2日に石川区において、タクマとの話合いがあったようです。そのときに出た話ですが、検証は10月に入ってからでないとはっきりしない、1か月ぐらいかけて確認をするというふうに言っております。原因が分からないのに、1か月も機械を動かすのは、私は疑問に思いますが、その点は大丈夫でしょうか。 ○議長(多田正成) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長中上伸午) お答えします。試験運転1か月ということですが、全員協議会のときもお話をさせていただきましたが、試験運転をしてみないと、先ほど言いましたガス冷却室の中に噴射するガス冷却水ですね、こちらのほうの再利用水と上水の関係の比率であるとか、それから、ガス冷却室の出口の温度、これが今現在が300から350度で運転されておりまして、これを380度から400度ぐらいに上げていったときに、一応、データ上では、ダイオキシン類の発生が少ないんではないかということでございまして、あくまで仮定でございます。 これをしっかり検証していくということになりますと、仮運転、試験運転をして、それで確実にダイオキシン類が出ないということを確認するということがありますので、全くその試験運転をせずにやっていくということはできないということで聞いておりますので、まず、その試験運転をしまして、それで想定どおりのダイオキシン類なるのかどうかということを判断して、それから本格稼働に移っていくということですので、試験運転はやっていかないと、どういう結果になるかということが、ちょっとつかめないということで聞いております。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) 止まっている間のごみの搬入は、通常どおり行うということですが、直るまで搬入し続けるのか、そうではないのか、その辺は、どういうふうになっておりますか。いずれにしましても、町民には迷惑のかからないようになっておりますか。 ○議長(多田正成) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長中上伸午) お答えします。ごみの搬入につきましては、もう通常どおり入れていただくということで、問題はございません。 焼却のほうができませんので、その搬入された可燃ごみにつきましては、管外のほうに持ち出しをするということで聞いておりまして、大阪府のほうと、それから、島根県のほうに搬出されるというようなことで聞いておりまして、町民さんなり事業者が、ごみを搬入するということにつきましては、今までどおりということで、特に問題ないというふうに聞いております。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) これは、町民の方が申されておりました。城崎市長も山添町長も管理責任がありながら、真剣に、この問題を考えていないのではないかと、このように町民は言っておられますが、町長は、そのことをどのように思っておられますか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思います。このたびの宮津与謝クリーンセンターにおけるダイオキシンの発生事案につきましては、私どもとしても、深刻な状況であると捉えております。 現時点での原因と、また、過程の原因に対する対策を講じていくことによって、安心・安全な施設稼働に向けて、尽力をしていきたいと考えております。なお、私のほうといたしましては、石川区の皆さん方との協議に出席をさせていただきまして、石川区の対策委員会の皆様方に対し、同類のお話をさせていただいていると、今そういう状況であります。 今後におきましても、施設の安定的な稼働をしっかりと行っていくということが、私ども正副管理者に課せられた課題であると考えております。 ○議長(多田正成) 高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) それでは、話が変わりますが、宮津市民の方から、このようなことをお聞きしました。ごみの回収において、これはクリーンセンターのダイオキシンの問題とは少し違うかもしれません。この問題に伴って浮上してきました。宮津市では、ごみの分別用に赤いビニール袋を用意しております。それは、こういった袋でございます。 これには、いろいろ書いてあるんですね。それで、要するにビニール、プラスチック類、ガラス類、皮、陶器、金属、これは入れてもよいと、資源ごみ、有害ごみ、危険なごみなどは入れないでくださいと、かみそり、包丁などは、刃物類は紙に包んで入れてくださいということでございます。 そこでですね、分別はするということなんですが、これは、実は何を入れても宮津市では持って帰るというふうに、市民の方が言っておられるわけです。与謝野町では、こういった袋に何かちょっとでも違ったものが入っていると持って帰らないわけですね。 それで、お年寄りなんかは非常に分別に苦労しているわけですが、これで同じクリーンセンターを使っているので、宮津が何を入れても持っていくようでは困ると思いますので、これは一度確認をしていただきたいと思います。 何を入れても持って帰るんだ言うて、市民の方が言うておられるということは、そういうことが事実あるんじゃないかと私は思っておりますので、ぜひこれは一度確認して、厳重に注意をしていただきたいと思います。以上で終わります。 ○議長(多田正成) 次に、2番目、よさの21クラブ、家城功議員。 13番、家城議員。 ◆13番(家城功) それでは、会派代表質問をさせていただきますが、2回目の質疑、途中で終わりましたので、2点ほど建設課長にお願いをしときたいと思います。 町道につきましても、また、町管理の河川につきましても、もちろん街路灯につきましても、各地区、各箇所の点検チェックを定期的に行っていただいて、危険箇所をしっかりと確認をしていただく、これは町管理の河川以外、例えば府道であるとか、府の管理の河川であるとかも含めてお願いがしたいということが一つと、それから、各課をまたいで、いろいろと職場を離れて現場に行かれたり、また移動されてるときにも各課の職員も意識づけを持って、こういったことをしていただきたいという思いがありますが、いかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 失礼します。与謝野町の道路、河川におきましては、町職員のほうは、随時、確認はしておりますし、台風が来た後などにつきましては、その後にも職員が見て回って確認はしております。併せて府道のほうにつきましても、地元からお話があれば確認していき、京都府のほうに伝えるようにしております。 ただ、職員のほうも、少ないものですから、また、町民の皆様から連絡を頂きながら、現場の保全に努めていきたいと思っております。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) あと1点、街路灯で、これは府の管轄になるんですが、自転車道が加悦から岩滝までつながっております。今、加悦谷高校のところまで街路灯ができるとわけですが、今後の予定、分かっとれば教えていただきたいのと、しっかりと要望していただいて、定期的に、町民の皆さんも多く利用されますんで、そういった中で、いつ頃には、こういう形で進むんだというようなことを示していただきたいなと、ちょっと予算から外れますけども、お願いしたいんですが。 ○議長(多田正成) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 府道加悦岩滝自転車動線の街灯につきましては、京都府のほうで設置いただいております。この与謝野町内を3工区に分けまして実施いただきまして、加悦高から石田橋のところまで1工区、2工区が完了しまして、今後は加悦高から与謝方面に設置いただく予定になっております。ただ、京都府のほうも予算のつきようで何メートル進むかというお話が、その年々によって変わってくるわけでして、京都府から連絡がありましたら、また、地元のほうには説明させていただきたいと思いますし、今後とも、なるべく早いこと終わるように、設置ができるように要望は続けていきたいと思います。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) ぜひとも、町民の安心・安全のために、町道、府道関わりなくチェックをお願いしたいと思います。 それでは、会派代表の質問にさせていただきます。231ページ、新型コロナウイルス対策事業でございます。令和2年度においては5億1,400万円ということでございますが、これ1回目の補助金、また、2回目の国からの補助金が入った事業であるというふうに認識をしておりますが、1回目のときから、うちの会派では町長にお願いをしておりましたのが、1回目があっても、それをしっかりと検証して、2回目には、また有効に使っていただきたいということ。 2回目のときも3回目につながる使い方をしっかりと検証していただきたいということをお願いしております。検証はしていただけたでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。先ほど議員からご指摘がございましたように、新型コロナウイルス感染症の関連予算につきましては、令和2年度及び3年度におきまして、約8億円といった予算を講じていくということでございます。 議員ご指摘のように、この8億円の予算の使い方、事業の立案、そして執行におきましては、その都度、その都度におきまして精査をしていく必要があるということから、これまでの間、数回にわたって事業の精査を行っているというところでございます。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 今、精査をしていただいたということですが、1回目を教訓に2回目に何をされたのか。また、2回目を教訓に、これは令和3年度になりますが、どういったことを見いだせたのか、何を改善していただけたのか、その辺、具体的に教えていただけますか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思います。この新型コロナウイルス感染症対策に係る予算につきましては、令和2年度におきましても、複数回の補正予算の編成となってございます。この補正予算の編成に当たりまして、その都度、その都度におきまして、事業の精査を行っていると、今、そういう状況にあります。 議員からは具体的に、どのような精査を行い、学びを得て次につなげてきたのかといったご質問であったと思ってございます。まず、第1に具体的な事例として掲げたいと思います。令和2年度における新型コロナウイルス感染症対策の予算につきましては、特に事業継続支援におきましては、住民の皆様方や事業者の皆様方の事業活動を支えていきたいということで取り組んでまいりました。 具体的に申し上げますと、昨年の7月の段階におきましては、飲食店のキャッシュバックキャンペーンなどを行ったというところでありました。このキャッシュバックキャンペーンにつきましては、予算を1,000万円見たというところでありました。この1,000万円の予算の活用におきまして、事業が終了段階におきましては、飲食店の皆様方、そして、住民の皆様方から、議員の皆様方からも様々なご指摘を頂いたものと考えております。 そのようなことを踏まえまして、私どもといたしましては、この事業におきましても方向感としては、今後におきましても事業執行を行っていきたいと、ただし、感染症対策との相反する状況があるということから、その時期については、一定程度の検証が必要であるといったことを申し上げてきたというところであります。 また、このような経験を踏まえて、我々といたしましては、住民の皆様方や事業者の皆様方が安心して飲食店のご利用ができるようにということで、感染症対策に係るハード的な対策を支えていこうということで、事業の立案と執行も行ってきたというところでありました。いずれにいたしましても、一つ一つの事業執行を丁寧に行いながら、一つ一つの事業における改善点を見いだしながら、その改善点を含んだ支援策を行ってきたというところが現状であると、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) このお金は、国の補助金が原資でございます。その中で、本当にコロナに必要な分に使っていただきたいということを毎回のようにお願いをしております。 今、町長から答弁いただいたように、一部コロナによって影響された弱者、新たに弱者となられた方についての支援もされたということでございますが、例えば、私、今回、濃厚接触者ということを保健所から指示されました。3週間半、自宅でじっとしとれということを言われました。その中で、私の場合は報酬を頂いておりますので、議会をお休みさせていただいても議員報酬は出ます。しかしながら、ご商売をされている方、また、日雇いで日払いで仕事をされている方にとっては、収入全くない状況の中で、3週間半の自宅待機を命じられる。協力をしなければならない。これは感染者の方は、様子を見て、その症状が収まれば自由にできる。 しかし、濃厚接触者はその後、2週間の観察期間を考慮して自宅待機をせえと、これは極端に言うと1か月近い、仕事ができない人も、この町にも80人以上の感染者がおられる。その中で濃厚接触者と呼ばれる方が何人おられるかなと、そういった中で生活に本当に困っておられる方がいるんじゃないかなと、私は家で待機している間に実感をしました。 感染をした方は、京都府から支援物資という名目で段ボールに、大きな箱に消毒液であるとか、非常食であるとか、いろんなものが届けられます。濃厚接触者には何もございません。また、保健所からは、感染者には3日ないし1週間ぐらいに1回は連絡を頂いておられます。濃厚接触者には何の連絡もございません。また、感染された方には最終的には保険適用になって、医療費が保険会社から出たり、お見舞金として一時金が出たりしております。濃厚接触者と言われた方は、何も出ません。非常に不安の中で、同じ状況ではあると思うんですが、自宅から一歩も出れない状況が3週間半、私は命じられました。 本来なら、この前、テレビでもやってましたが、20代をはじめ生徒、学生、児童の自殺も増えてきたと。これ孤独になりますよ。いろいろと、今、SNSや何やかやで連絡を取ってという形もできるんでしょうけども、心底、コロナに関わったと、呼ばれた方は、なかなかそういったことも連絡できない、一人で抱え込まなければならない、そういった中で、そういった期間を過ごさなければならない。 本当に困っている人、例えば、飲食店で、飲食店を経営されとる方には補助が出ますが、それに関わっている酒屋さんであるとか、農家であるとか、材料を納めているとこには何の支援も、ほとんどない状況でございます。やっぱり本当に支援を求められる分野というのが何であるかということをリサーチをしっかりと、例えば4回目の国からの補助金があったときには、こういう形で支援をするんだというような思いを、ぜひ、各課で検討していただきたい。また、情報のアンテナを広げていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思います。まず、議員から、体験を踏まえてのご指摘ということで、まずは、感染者と濃厚接触者に対する行政的なアプローチについて、かなりの差があるということをおっしゃっていただきました。誠に貴重な意見として、私どもも受け止めたいと思います。 その上で、私どもといたしましても、濃厚接触になられた方に対する支援ということで、この第5波の経験を踏まえて、幾つかの事業執行を行っているということでもございますので、ご紹介をさせていただきたいと思います。 濃厚接触になられた方におかれましては、特に自宅から外出をしないようにということで、保健所から連絡を受けられるということを承っております。今回、私どもといたしましても、全世代的に、そのような方がいらっしゃったというふうに認識をいたしました。中には、児童生徒もいるということもありました。そうした中では、学校での学びというものも滞りなく行わなければならないということで、学校における工夫も行っていただいたというところでありました。 また、お一人で生活をされておられる方におかれましては、日常の生活に困難さが生じるということから、買い物支援の取組につきましても、他市町と同様にさせていただいているというような状況にあります。いずれにいたしましても、濃厚接触になられました方に対する支援ということにつきましては、改めて議論をしていかなければならないというふうに考えてございます。 この第5波の経験を踏まえて、我々といたしましても、全庁体制で、どのようなシミュレーションができるのかということも含めて議論を深くしていくことができればと考えております。また、議員からおっしゃっていただきましたように、国・府・自治体からコロナ禍の影響を受けながら十分な支援を受けることができていない方々もいらっしゃるものと思ってございます。そのような中で、先ほど議員からは、飲食店については、一定の財政的な支援があると、ただし、飲食店に関わる事業者については、支援がないのではないかといったご指摘がありました。その点につきましては、私どもといたしましても、状況把握を行ってきました。7月の初旬からは、そのような方々に対しても、上限10万円の支援金も行っていると、今そういう状況にあります。 しかし、議員がご紹介されましたのは、もっと違った形で支援を望まれているけれども、なかなか支援が届いていない方々もたくさんあるんではないかといったご指摘であったと思います。そのような方々を、どのように確知をしていくのかということも含めて、この間の課題の一つではございました。 引き続きそのような方々に対して、必要な支援を届けることができるように、これは私どもの力だけではなし得ないことと考えております。議員の皆様方や住民の皆様方からも様々なご提言を頂きながら、ともにこれらの対策を進めていくことができればと考えているところでございます。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) ぜひ、支援を本当に必要な人というのはどういう人なのか、どういった支援が必要なのか、それを再度確認していただきたいと。 お金だけじゃない、電話1本でできる支援もございます。一言どうですかと、確認をしてあげるだけでも、感染をされた方、また、接触者になられた方、不安の中で安心につながる、やっぱり第一歩ではないかなというふうに思いますので、今後、ぜひそういった取組をお願いしたいということを再度申し上げておきます。 それから、次に商工関連でございます。187ページからのいろんな事業がございますが、恐らく私の勘違いかも分かりませんが、令和2年度当初予算のときに、町内GDPを5ポイント上げるというようなお話を、課長なり町長なりがされたような記憶があるんですが、違っておりましたら申し訳ないですが、そういったお話があったと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。議員のほうからは、町内GDP、市町村民経済計算の関係についてのお問い合わせでございまして、5ポイントを上げるという、その議論につきましては、私自身は若干ちょっと記憶の中にないというところでございますが、常に、この町内GDPの関係については、私どものほうはチェックをしておるという状態でございます。 そういった中において、兼ねてから、このGDPを引き上げていくという論理の答弁については、私のほうは、自身させていただいたというところでございました。いずれにいたしましても、その部分の中で引き上げていく要素として、ものづくりの部分を高めていくという部分の答弁はさせていただいたということでございます。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) なかなか資料を精査する、隅から隅までできていないというのも、私の責任であるんですが、例えば事業評価をされております。そういった中で6次産業の、6次産業化の取組はどういうふうにされたのか。 また、総合産地化の取組はどういうふうにされたのか、何をして、どういった状況の中で、どういった結果が出たのか、そういったことをしっかりとチェックして報告していただいて、事業を評価していただきたいというふうに思っておりましたが、その辺は6次産業化、総合産地化についてはいかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 小室商工振興課長。 ◎商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。議員のほうからは、産業振興を進める上で6次産業化、いわゆる1次産業から2次産業、3次産業に迎えていく方向についてのご指摘だと思っております。これまでの間、この6次産業化の部分につきましては、この議場でも様々な点でご指摘を頂いてきておったと思っております。 私どものほうも、この部分につきましては、現在、産業振興連絡調整会議の中でも、いろんな視点で論議はしているものの、その部分の深まりについては若干足らない状態になっているんではないかというふうに認識をしているところでございます。 先ほど議員のほうからは、この部分についての検証、そういった部分でのご指摘でございますけども、これはこれまでの間、いろんな失敗をしてきたということもあって、それを新しい形の中で、どのように組み入れていくか、そういった部分についての議論を現在、進めているというところでございます。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) コロナ禍だから、あまりどうだったとかいうような言い訳がよく聞こえるわけですが、コロナ禍だからこそ何が協議できたのか、コロナでなければ、こういうことができるんじゃないか、そういったことをコロナの中で一生懸命協議していただく、それが次につながる。 例えば、移動販売車、これは5年間、行政が、しっかりとチェックをしていく、その中で6次産業化を図っていく。また阿蘇ベイエリアの活性化を図っていく、町が責任を持って指導していく、その中で資料は全く出てきておりません。一体、阿蘇ベイエリアで月に何度販売されたのか。6次産業化について、どんな取組をされて、どんな商品開発を試みられたのか、そんなことが全く資料にも上がってきておりません。 一つ一つの事業、例えば産業交流センター、与謝野ブランド戦略一つにしても、どんな取組の中で、どういう成果が表われて、この目的に一歩近づいたとか、そういった報告や資料は全く出てきておりません。 一部、成功した部分だけを、あたかも、この事業が立派に成し遂げられたような報告を、よく受け止めますが、本当の目的が何だったのか、それに対して何を取り組んでいったのか、そういったことをしっかりと資料として出していただく、説明をいただく、それが町民に理解が得られる事業ではないかというふうに思いますが、課長なり町長、いかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思います。先ほど議員からご指摘がございました、与謝野ブランド戦略事業につきましてですけれども、これにつきましては、現在、与謝野町のひと・しごと・まち創生総合戦略に組み込む形で事業の執行を行っていると、今、そういう段階にあります。 令和2年度における、それぞれの事業の評価につきましても、一定程度まとまってきたというところであります。また、後日、与謝野町の総合戦略の会議体、また、総合計画の会議体におきまして、一定の議論をいただくということになっております。その議論を踏まえて、議員の皆様方におかれましては、令和2年度の事業執行がどうだったのか、また、それに対する評価が、どのようになされたのかという点につきましては、後日になりますけれども、資料提供させていただきたいと考えております。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 観光についても、いっぱいさせていただきたかったんですが、時間がないようですので、資料提供を近日中にはという、今、町長、答弁いただきましたが、毎回、毎年のように、そういうふうにお聞きしとって、まだですかと言うても出てきません。 例えば、観光分野においてもSLの計画、管理計画なり運営計画、全然出てきてません。クアハウスの今後の運営計画、今回、指定管理料がまた来年に上がるような見込みの補正が組まれたみたいですが、そういった運営計画、それからしっかりとした修繕計画、カルテ的な分析をもっての資料、全く出てきておりません。 お金を払うだけが職務ではありません。役場の仕事ではありません。しっかりと町の財産、町の産業を見詰めていただいて、その中で何が必要か、何を求めていくのか、それを明確に示していただき、その中で何をするのか、それをしっかりと分かった形で、どういうふうに進めていっていただけるのか、その経過をどうであるか、報告していただく。この仕組みをしっかりとしていただかないと、全く町長のおっしゃる見えるまち、地域に根づく、地域とともに、そういった言葉は成り立たないというふうに思います。 本当に町長がおっしゃる言葉を、しっかりと意味を持って実行していただく、これが今回、決算で学んでいただきたい、行政側に、私の一番の思いでございますが、改めて町長いかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思います。先ほど議員からご指摘がございましたけれども、令和2年度における総合戦略の進捗状況、また、それに対する評価というものに対して、資料を届けていくということを申し上げました。それに対しまして、なかなか資料が出てこない現状があるよということでご指摘を頂いたものと考えております。 この資料につきましては、確実に審議会、ないしは委員の皆さん方からのご意見なども踏まえながらまとめたものを提出をさせていただきたいと思います。 また、個別事業といたしまして、クアハウス岩滝、SL広場などの個別計画におきましても、この間、議員の皆様方からもご指摘を頂きながら、資料提供もさせていただいたものもあるんではないかと思いますが、その中で頂いているご指摘もあろうかと思います。それらも含めまして、改めて議員の皆様方に提案ないしは、協議のお願いをさせていただくことができればと考えております。 ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) 非常に課長の皆さんに厳しいことを言うかもしれませんが、町長が答弁されているときに、町長の答弁の内容をしっかりとご理解いただきたい。 町長が資料を出すと約束されても、課長が出していただけなければ、町長うそつきになりますよ。しっかりと町長が答弁されている内容を自分の職務に当てはめていただいて、その中で自分が何をすべきかということを考えていただかないと、自分には関係ないからというような顔で聞いておられても、私は困ると思います。しっかりと自分たちの職務を全うしていただく、その決意で、この決算をしっかりと受け止めていただきたいというふうに思います。 最後に、この決算では、町長にも確認をさせていただきましたが、重要と考える部分は何ですかという質問をさせていただいて、財政の状況を、現実を確認する、また事業実行の正確な検証をしていくと、その上で監査委員さんの評価にもありますが、PDCAサイクルの確認をしっかりとした中で、次に生かすということを町長からも確認をしていただきました。 その中で財政の厳しさもしっかりと理解していただく、改善を図っていただく、そういったことをお約束していただいたと思いますが、再度、お約束いただけますね。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問につきましては、家城議員から第1回目の質問の中で承ったご質問に対し、私のほうが答弁をさせていただいた内容でありました。 その点につきましては、私のほうでしっかりと管理をさせていただきまして、実行をしていくことができるようにしていきたいと考えております。
    ○議長(多田正成) 家城議員。 ◆13番(家城功) ぜひ、この厳しいコロナの状況の中で町民、行政、議会が一体となって将来につなげる町をつくっていかないと、与謝野町の未来はないと思います。しっかりと、その辺を受け止めていただいて、お願いを申し上げておきます。以上で終わります。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは令和2年度におきましては、通常の事業執行に加えて、新型コロナウイルス感染症に対する対応ということで、ご配慮をいただいた、ご指摘であったかなと思います。確かに、昨年の春以降、私どもといたしましては、議員の皆様方にお認めをいただきました令和2年度の予算の執行と併せて、9回にわたる補正予算の編成、それに関する事業の立案、実行に努めてきたところでございます。 この間、議員の皆様方にも様々な局面でご提言、ないしはご指摘を頂いてまいりました。それに対して私どもにおきましても、真摯に向き合ってきたものと考えております。この1年間におきましては、議員の皆様方におかれましても、住民の皆様方からの様々な意見に向き合われた1年であったと考えております。その1年の中で、ただいま様々にご意見を賜っているものと考えております。 これにつきましては、住民の皆様方の声に耳を傾けていく。また、受け止めていく厳しさを知っている私だからこそ、約束をさせていただきたいと思うんですけれども、議員の皆様方からのご意見というものも踏まえまして、今後における行政運営ないしは新型コロナウイルス感染症の対策に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(多田正成) ここで、11時5分まで休憩とします。     (休憩 午前10時48分)     (再開 午前11時05分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 それでは、3番目、よさのタウンファースト、安達種雄議員。 6番、安達議員。 ◆6番(安達種雄) それでは、令和2年の決算で1、2点確認しておきたいことをお伺いいたします。 まず、最初に建設課長にお伺いします。217ページ、町道改良工事費について伺います。町道岩屋線が令和2年度の事業で完成し、供用開始となって半年、徐々に新しい町道を通過する車も増えてきております。その分、現在の岩屋地域内の府道を走向する車の数が減ってきております。地域住民にとっては、安全な暮らしが保たれつつあります。新しい町道が岩屋バイパスとしての価値が高まり、地域に住んでおるものとしましては、ありがたいことであります。 ただ、峠側、西側の府道との交差点から町道向岩屋線までの部分に、先ほどから町道の街灯が質問されておりますが、街灯が今日現在、設置されておりません。ただ、この部分は道路の両面がほとんど農地であり、民家がないため、その必要を感じておられないのかもしれませんが、今後の街灯の設置の予定を、まず伺いたいと思います。 ○議長(多田正成) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) ご回答申し上げます。岩屋川線の向岩屋線から峠側の民家が隣接しない区間につきまして、この区間につきましては、当面、街灯の設置は考えておりません。 ○議長(多田正成) 安達議員。 ◆6番(安達種雄) また、ある一面、その街灯が設置されて、通行する人が、安全が確保できるということで、民家が増える可能性もあるわけなんで、全くゼロということじゃなく、また、財政的にも多少、そういったような余裕、また、地域からの要望があれば考えていただきたいと思います。 それから、もう1点、これは211ページです。毎年10月に開催されております、主要地方道宮津養父線岩屋峠改良促進協議会の総会、及び毎年、総会後に京都府庁へ要望活動に行っておりますが、今年度の計画をお知らせいただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 府道宮津養父線岩屋峠改良事業につきましては、豊岡市、宮津市、与謝野町の行政、地元自治会等の関係者で組織しました、主要地方道宮津養父線岩屋峠改良促進協議会で要望活動を行っております。 今年度の総会につきましては、10月の末頃に開催する予定で調整を進めております。また、要望活動につきましては、11月頃に実施できるよう、京都府と日程調整を行っているところでございますが、コロナ禍の中、人数を限ってでも実施いただけるのか、または、書面になるのかは今後の状況を見ながら判断されると思います。 ○議長(多田正成) 安達議員。 ◆6番(安達種雄) 前向きにご検討いただいているようで、ありがとうございます。 次に、町長にお伺いします。今、担当課長からお答えいただきましたが、同じく211ページの主要地方道宮津養父線岩屋峠改良促進協議会の負担金が、毎年、同額を負担していただいておりますが、昨年の令和2年度の6月議会におきまして、現在、工事中の岩屋峠の改良工事において、大曲より東側、いわゆる岩屋地域側の現在の府道との設置面につきまして、京都府の従来の計画は岩屋の水源地入り口付近に設置ということを計画されておりましたが、どう考えても安心・安全な道路を今後、新設していただきたいという思いから、岩屋川線と接する面をさらに250メートルほど東側に位置していただきまして、十文字の交差し、より安全な府道となるよう質問させていただきましたが、町長からは課題の認識は、京都府と共有している、今後も協議していくという前向きの答弁をいただきました。その後、京都府とはどのような協議をしていただいているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思います。議員からご指摘がございましたように、先ほどのご指摘がありました課題感につきましては、私どもとしても京都府と認識を共通のものにしていると、今、そういう状況にあります。 一方で、現在の岩屋峠の改良事業につきましては、現計画地というものを、どれだけ早く供用開始に持っていけるのかといった点が非常に重要であると考えております。そうしたことから、現計画地における工事というものをでき得る限り早い段階で完了させるべく、議論を進めてきたと、今、そういう状況にあります。 今後におきましても、第2工区ということで事業の継続を行っていかなければならないというような状況でございますので、そうした現計画における事業実行を着実なものにしつつ、今後の議論の中で、課題についても議論できるタイミングを探していくということが重要であると考えております。そのように京都府との協議を行っていると、今そういう状況にあります。 ○議長(多田正成) 安達議員。 ◆6番(安達種雄) 私も以前申し上げましたように、岩屋峠には、週に一度は現場に出向きまして、工事の進捗状況を自分の目で確認させていただいておりますが、せんだって府のほうの話聞きますと、令和4年3月末に供用開始というような当初の予定が少しずれ込むかも分からん。それはね、やはり相当の高低差があって、工事も大規模な工事になっております。昨年度からですか、8億円余りを予算化していただきまして、今、着手をしていただいております。そんな関係で、相当高額な工事でもあり、また、今、申し上げましたように、大規模な工事でもあります。それを京都府さんの計画を見直していただいて、さらに、今、言いますように、岩屋川線の延長上のところまで250~260メートルはあろうかと思いますが、延長していただいて、そして、十字路の交わる交差点になりますように、ぜひとも。今、町長は、とにかく大曲から上側の、現在の工事を一日も早く完成していただくことが第一だというようにおっしゃいまして、全くそのとおりだとは理解いたしますが、ただ、京都府さんのほうでも、やはり作戦といいますか、岩屋川側の東側への道路も用地買収に入られますと、もう見直しが利かないと思います。そういった計画が、また京都府さんのほうにも尋ねていただきまして、町長も、この思いに同感していただいておるんであれば、何とか、その思いが実現しますように、今後一層の努力をお願いしたいと思いますが、それにつきまして、町長の思いをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(多田正成) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたします。議員ご指摘のとおり、宮津養父線の岩屋峠の改良事業につきましては、この間、地域住民の皆様方、そして、京都府並びに工事関係者の皆様方の多大なるご尽力の中で、現在に至っていると、今、そういう状況にあります。 今年度、事業実行行っていただいております工期区間につきましては、供用開始を今年度末と設定をしておられたというところでありますけれども、様々な事情が重なり、令和4年度の早い段階での供用開始を目指したいということで伺っております。 我々といたしましても、まずは、この令和4年度の早い段階の供用開始というものを早期に実現をしていただく、その後に令和4年度事業の速やかな予算確保執行ということをお願いをしてまいりたいと考えているところでございます。 いずれにいたしましても、先ほど申し上げましたように、現計画案の確実な事業執行と合わせて今後の課題における議論というものにつきましては、タイミングを計りながら我々としても京都府に対しまして意見を申し上げたり、協議をお願いをしていくことが必要であると考えているところでございます。 ○議長(多田正成) 安達議員。 ◆6番(安達種雄) ぜひとも、その方向で、町長のお力で頑張っていただきたいと思います。終わります。 ○議長(多田正成) 会派代表の質疑につきましては、申出のありました全ての会派から発言がありました。 したがいまして、これにて質疑なしと認め、質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 まず、本案に対する反対意見の発言を許します。 1番、高岡議員。 ◆1番(高岡伸明) 日本共産党与謝野町議員団を代表して、令和2年度一般会計決算について反対討論を行います。 第一に、令和2年度決算の特徴は、借金をし過ぎて、このままでは新規の借金は知事許可がないとできない、公債費比率18%を超えることになるので、それを回避するために減債基金を、ほぼ全額の4億8,900万円を取り崩し、起債の繰上償還をしたという、悪い意味で、今までにない決算です。 加えて、我が党、永島議員が12月議会で指摘して、初めて、その状況を町民に知らせたということでございました。 令和3年3月議会で、その対策としての、これからの財政計画に示されましたが、数値目標であり、計画と言えるものではありませんでした。これは情報開示と対策が遅れたことを示す歴然たる事実であり、行政のプロである町の対応としては、恥ずかしい事態であります。 第2に、野田川地域の公共施設統廃合問題に係る第三者委員会の結論であります。既に明らかになっていることなので、内容には触れませんが、町が決めた基本方針を町が守れなかったという、これまた情けない結果でした。 第3に、今決算には条例違反の基金積立てが行われ、そのことを議会に隠すような形で決算を認定しようとしたことであります。条例違反の提案をしただけでも大問題ですが、隠すように十分な説明をしなかったという点では、二重に大問題です。 第4に、これだけ問題ある提案をしながら、その責任を取ろうとしないことであります。担当課のミスであっても、提案した責任者は町長自身です。その責任者が責任を取らないとなれば、部下が信頼してついていくはずがありません。新型コロナウイルス対応緊急融資利子補給基金条例改正議案については、町民生活に影響が及ぶ恐れがあることから、議案に賛成しましたが、決算については賛成する理由は見当たらず、今までにない最悪の決算と言わざるを得ません。その点を指摘して反対討論といたします。 ○議長(多田正成) 次に、本案に対する賛成意見の発言を許可します。 7番、今井議員。 ◆7番(今井浩介) 令和2年度一般会計決算審議に当たりまして、よさの21クラブを代表をいたしまして、賛成の立場で討論をさせていただきます。 令和2年度は、第2次与謝野町総合計画の方針に基づき、加悦地域こども園整備事業など、未来を見据えた事業もスタートしたと感じております。 しかしながら、前年度から続いている新型コロナウイルス感染症の影響を受け、町民の生活様式も行政の施策も、大きくさま変わりをした年度であったと感じております。 歳入歳出は約150億円と、合併以来最大の数字が計上されました。これは国の緊急対策補助も含む結果であると感じておりますが、事業債がかさむ状況は将来への不安も否めない思いがあるのも本音でございます。 財政面でも、令和2年度においては、減債基金を取り崩しをして、地方債の償還を実施するなど、運用における工夫も伺えますが、その場しのぎ的な感じもぬぐえず、まだまだ非常に厳しい状況に変わりはないと受け止めております。 コロナも先行きは依然として不透明であり、ますます念入りな計画と明確な意味や意義が行政には求められると考えております。決算審議において、多くの議員から出されました質疑や指摘、そして、提案などを十分に理解していただき、検証と確認、そして、見直しをしっかりとしていただき、次につながる体制を整えていただきたいと思います。 町民の皆様が安心で安全に、そして、心豊かに過ごせるまちづくりは、行政も議会も町民も全てが一体となってつくり上げていかなければ決してなし得ることはできないと常に感じており、考えております。 さて、今回、当会派議員がご指摘、お願いをいたしました内容を再度申し上げさせていただきます。 一つ目、決算は確認と検証をしっかりとし、次に生かせる形を構築すること。 二つ目に、財政健全化は機構改革、経常経費のスリム化、公共施設の在り方、指定管理の考え方の見直しであること。 三つ目、行政においては、説明の徹底、具体策の明確化、目標や到達点の設定と周知、経過の説明と分析、検証を実施すること。 この三つの中身をご理解いただき、取組に生かした行政運営を強く望み、よさの21クラブからの賛成討論とさせていただきます。 ○議長(多田正成) 次に、本案に対する反対意見の発言を許します。 4番、山崎良磨議員。 ◆4番(山崎良磨) 失礼します。もう多くは申しません。私は1点だけです。 今回の決算は、当初、利子補給のためのコロナ対策基金が条例違反を犯したままの状態で上がっておりました。違反に気づいたのが、議案上程後だったため差し替えできないというルールは一定理解しております。 しかしながら、私たちは議員であります。議員の職務であるチェック機能の観点から、この決算に私は同意することはできません。二度と、このようなことが起こらないことを喚起し、町民の皆様に、この事実を知って、今後こういったことが起こり得ないようにするために、私は、この決算に反対するものといたします。以上です。 ○議長(多田正成) 次に、本案に対する賛成意見の発言を許します。 6番、安達議員。 ◆6番(安達種雄) 今回のコロナ禍における影響は、全国的に観光産業から外食産業へと大きく国民の影響に関わる形へと及び、現在では1次産業へも大きな打撃となっております。今後、今、刈り取りが真っ最中でありますが、米価にも波及するのではないかと言われております。 令和2年度には、農商工業、そして、これを含めた産業、福祉、教育など、全ての課において、通常の業務内容以上にコロナ対策と、近年に例を見ない事務量の対応に、与謝野町の庁舎内がワンチームとなり、新型コロナウイルス感染対策予防本部を中心に取り組まれ、町内においては大きな感染拡大の防止につながったと、私は評価をしております。 町内の1次産業から3次産業にまたがる多くの事業者に影響があり、国からの助成、それらが図られているとは申せ、これからの業者への支援事業が引き続き必要であろうかと思われます。 一方、町財政におきましては、大変厳しい中、経常収支比率が前年度比0.4%悪化したとはいえ、決算審査の中でも申し上げましたが、さらに財政立て直しに向け、きめ細やかな対応を取り組まれるべきと思われます。 いまだ収束が見えないコロナの現状に、9月定例会終了後には、令和4年度の予算案に取り組まれることと思います。大変厳しい中にも夢のある、そして、持続可能なまちづくりに向けて取り組んでいただくことを切に求めまして、令和2年度の一般会計決算においての賛成討論といたします。 ○議長(多田正成) 次に、本案に対する反対意見の発言を許します。 3番、杉上議員。 ◆3番(杉上忠義) それでは、2020年度、令和2年度一般会計の決算認定をしない立場で討論を行います。 新型コロナウイルスの感染者数は、一時的に秋口は落ち着いていましたが、11月には再び増加に転じ始め、第3波が起きた年末年始は、これまでとは全く違う景色に現代社会は出会うことになりました。また、やらなければならない医療ができない状態にもなりました。こうした中、本町は医療介護体制の維持、社会経済への支援に取り組んだところであります。 一方、科学的知見、科学的根拠に基づいた施策をつくり、予算を執行し、町民が早期に通常に近い生活、経済活動を取り戻すことを強く求められたことに応えることができたかは、いま一度よく本町で検証し、次の危機に備えなくてはなりません。 本町の財政指標、依然厳しい結果が出ています。特に町民の間でも、最近よく話題になる収入に対する借金返済額の割合を表わす実質公債費比率は17%と、地方債、借金を発行するときに京都府の許可が要る許可団体の基準、18%は下回りましたが、償還期間の谷間で借金返済が一時的に少し減少したことで17%になったのか、よく見極めることができませんでした。また、町民の中から決算審議の在り方を指摘されています。 DXデジタルトランスフォーメーション、デジタルを活用した業務改革を行っていくことが見えたかどうか、ガバナンス、統治能力を効かせて、役場の業務改革を実行する方向性が見ることができなかったことからも、今決算を認定することはできないのであります。 議員の皆さんに賛同いただくことをお願いいたしまして、私の反対討論といたします。 ○議長(多田正成) 次に、本案に対する賛成意見の発言を許します。 5番、下村議員。 ◆3番(下村隆夫) 賛成討論をさせていただきます。 令和2年決算は、非常にコロナの中、厳しい状況の中において、町長はじめ皆様方も非常によくやっていただいておりました。 特に財政面においては、財政繰入金を崩して、また、新たに公債費比率を18%にならないようにするとか、工夫はなされておりました。ただ、先ほどからも議員から出ました、昨年12月につくりました条例において、与謝野町の企業に対する支援のためにつくられた500万円を限度とする条例がありましたが、3月の議会において、専決で町長が300万円を追加してしまったというイレギュラーなことがありました。 これにつきましては、監査役も業務という中に入っているわけでございますんで、監査役自体の仕事は一体何なんだというところにおいて、今後、監査役業務というものを議員からも1名選出されてます。監査業務というのは、ただ単に数字を右と左、出と入りを見るだけではございません。コンプライアンスというものも含まれます。そういった中において、議会も真摯に、この状況を把握しなきゃならないし、また、町長においても同じように条例をきちんと理解しなければならない。そのためには、法務に関する部署が足りないと私はいつも言ってますが、新しくつくったという言い訳は聞いております。そういったところの問題点はあるのですが、これを踏まえても予算というものの結果をいかに考えるべきか、一番この中で問題なのは、やはり条例違反というのが法律に関わってきます。条例というのは町の法律です。 そういったものをきちっと認識してない監査業務というのは間違ってもおりますので、この辺については、ぜひ是正をしていただきたい。これは当たり前のことですが、このことを見過ごすわけにはいきません。そこだけは注意をしたいと思います。 この件については、町長にも当然、責任はありますが、そういったのを踏まえても、この予算については、コロナ禍において、町民のために思うという気持ちがあったということに免じまして、私は賛成したいと思います。 ○議長(多田正成) ほかに討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第99号を採決します。 本案について、原案のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (起立多数) ○議長(多田正成) 起立多数であります。 よって、議案第99号 令和2年度与謝野町一般会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定することに決定しました。 次に、日程第2 議案第100号 令和2年度与謝野町宅地造成事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第100号を採決します。 本案について、原案のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第100号 令和2年度与謝野町宅地造成事業特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定することに決定しました。 次に、日程第3 議案第101号 令和2年度与謝野町下水道特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第101号を採決します。 本案について、原案のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第101号 令和2年度与謝野町下水道特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定することに決定しました。 次に、日程第4 議案第102号 令和2年度与謝野町農業集落排水特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案102号を採決します。 本案について、原案のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第102号 令和2年度与謝野町農業集落排水特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定することに決定しました。 次に、日程第5 議案第103号 令和2年度与謝野町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第103号を採決します。 本案について、原案のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第103号 令和2年度与謝野町介護保険特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定することに決定しました。 次に、日程第6 議案第104号 令和2年度与謝野町土地取得特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第104号を採決します。 本案について、原案のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第104号 令和2年度与謝野町土地取得特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定することに決定しました。 次に、日程第7 議案第105号 令和2年度与謝野町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第105号を採決します。 本案について、原案のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第105号 令和2年度与謝野町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定することに決定しました。 次に、日程第8 議案第106号 令和2年度与謝野町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第106号を採決します。 本案について、原案のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第106号 令和2年度与謝野町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定することに決定しました。 次に、日程第9 議案第107号 令和2年度与謝野町財産区特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第107号を採決します。 本案について、原案のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第107号 令和2年度与謝野町財産区特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定することに決定しました。 次に、日程第10 議案第108号 令和2年度与謝野町水道事業会計決算認定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第108号を採決します。 本案について、原案のとおり認定することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第108号 令和2年度与謝野町水道事業会計決算認定については、原案のとおり認定することに決定しました。 少し早いですが、ここで1時30分まで休憩とします。     (休憩 午前11時49分)     (再開 午後1時30分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、日程第11 諸般の報告行います。 諸般の報告についての質疑は行いませんので、念のため申し上げておきます。 総務文教厚生常任委員会の報告をお願いします。 杉上委員長。 ◆総務文教厚生常任委員長(杉上忠義) ただいま議長からありました、追加提案されました、与謝野町過疎地域持続的発展市町村計画の策定についてでございます。 御存じのように、今後10年間の過疎支援策を盛り込みました新たな過疎法が国会で成立し、4月1日から施行されております。新法は過疎支援の目的を、これまでの自立促進から持続的発展へと掲げ直されたことは重要な点であると思っているところでございます。 このことを受けまして、与謝野町過疎地域持続的発展市町村計画案が策定され、提案されましたことから、9月21日に総務文教厚生常任委員会を開会し、審査を行いましたので、報告いたします。 企画財政課から説明があり、委員から質問があり、審査の中でありました過疎の基準である昭和50年の旧岩滝町、野田川町、加悦町、3町合計人口が2万8,618人、平成27年の与謝野町の人口が2万1,834人となり、減少人口6,784人であります。 与謝野町の人口減少率が27%でございます。過疎指定を受ける減少率は23%以上になってることから、このことをクリアしているということであります。また、財政力指数が0.4以下、1に近いほうがいいんですけども、本町は0.28で、おおよそ推移していることから、過疎地指定の要件を満たしていることになりました。 この過疎法の指定を受けまして、この計画案が策定されました。委員会の中で、委員からは辺地債が残るのか、使うことができるのかとあり、ほかの起債についてとの関連につきまして、今後、調査研究する余地が要るということになりまして、調査研究することになりました。また、配付しておりますように辺地債と過疎債の事業の比較が、各議員に配付されておるところでございます。 委員会で確認したことは、今後、この過疎法による有効な起債であろうとも、本町の起債合計の上限が10億円にならないことは守る。この計画は、令和3年度から7年度、5年間でありますので、令和7年度までとして、計画の変更は議会に変更案が提出され可決されれば、可決された計画案を京都府、国に報告して修正していくことができることも確認いたしました。 続きまして、この税の面からの優遇措置が税務課から報告されました。特に重要だという委員からのご意見は、お手元にあります製造業、旅館業、また情報サービス業、また、農林水産販売業までに、この課税免除が適用されることと、この規定による課税免除の期間が、固定資産税が課税されることになった年度から3年度にわたるということが重要であるということが委員の間からも出されました。 以上、報告といたしまして、本会議の審議の中で、与謝野町の過疎地域持続的発展市町村計画の議論が深まることを期待しておきます。以上といたします。 ○議長(多田正成) 次に、日程第12 議案第110号 与謝野町過疎地域持続的発展市町村計画の策定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第110号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第110号 与謝野町過疎地域持続的発展市町村計画の策定については、原案のとおり可決することに決定しました。 次に、日程第13 議案第111号 与謝野町過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の制定についてを議題とします。 本案についても、既に提案理由の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。 4番、山崎良磨議員。 ◆4番(山崎良磨) 失礼します。この条例に関して、私は賛成する立場なんですが、総務委員会、私も所管が、そちらですので勉強させてもらった中、一晩考えて、あっこのことも要るんじゃないかなと思って、今後また考えていただきたいなということをちょっと提案したいなと思いまして、すみません。 この与謝野町過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例といいますのは、いわゆる新規事業であったり、新規参入であったり、そういった方たちを応援するための制度の一環でもあるとお聞きをしております。 その中で、これはあくまで購入だけなんですね、現在でしたら。この中で、例えば、この製造業とか広い土地をお求めになったりする場合に、昨今バイパスのテナント、販売業は今回、関係ないんですけど、そういったものであっても、賃貸で土地を借りておられるというパターンが非常に多い。 この賃貸の場合、田んぼを、農地から宅地に代えます。当然、固定資産税は300坪の宅地ということで、それなりに評価額というのが上がってくる中で、こういった事業用に進出された企業の固定資産税という側面だけではなく、貸手側、仮に賃貸が起こった場合、こういった貸手側の固定資産税の数年間の免除という部分も考えたほうが、よりよい企業促進になるのではないかなと私は考えるのですが、その観点はいかがでしょうか。 ○議長(多田正成) 吉田税務課長。 ◎税務課長(吉田雅広) 議員の質問にお答えしたいと思います。ただいま議員からは、貸手側からの固定資産税が結構かかるということで、こちら側にも免除が必要ではないかというご質問だったかと思います。この件に関しましては、まだ、未確認なんですけれども、また、対象になるかならないか、また、交付税の決定権というか、調査のほう持っております京都府のほうとも調整させていただいて、課税免除に該当になるのか、または、ならないのかというのは、また確認していきたいと思いますし、もしならないのであれば、これをまた別の観点から考える必要があるのかなというふうに考えております。 ○議長(多田正成) 山崎議員。 ◆4番(山崎良磨) あくまで本筋とは離れておりますんで、これで終わります。ありがとうございました。 ○議長(多田正成) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(多田正成) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより議案第111号を採決します。 本案については、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(多田正成) 起立全員であります。 よって、議案第111号 与謝野町過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の制定については、原案のとおり可決することに決定しました。 ここで、書類配付のため暫時休憩します。     (休憩 午後1時41分)     (再開 午後1時43分) ○議長(多田正成) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、日程第14 議員派遣の件を議題とします。 お諮りします。 議員派遣の件については、お手元に配付しましたとおり、派遣することにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 したがって、議員派遣の件については、お手元に配付しましたとおり、派遣することに決定しました。 次に、日程第15 閉会中の継続審査(調査)申出書を議題とします。 2常任委員会及び議会運営委員会から、審査(調査)中の事件について、会議規則第73条の規定により、閉会中の継続審査(調査)の申出書が、議長に提出されております。 お諮りします。 委員長の申出のとおり閉会中の継続審査(調査)とすることに、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査(調査)とすることに決定しました。 以上をもちまして、本定例会に付されました議案、その他全て議了しました。 お諮りします。 会議規則第6条の規定により本日で閉会したいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(多田正成) ご異議なしと認めます。 よって、本定例会は本日閉会することに決定しました。 ここで、山添町長より挨拶の申出がありますので、お受けします。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 9月定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 9月1日の開会から本日まで27日間にわたり、本定例会では放棄した債権の報告から、令和2年度の各会計歳入歳出決算の認定及び追加議案の条例の一部改正、過疎地域持続的発展市町村計画の策定など、都合31件について、ご審議をお願いをしてまいりました。 この間、多田議長はじめ議員の皆様方には、本会議や各常任委員会において熱心にご議論をいただきましたこと、まずもって御礼を申し上げます。 今回の議会におきましても、一般質問などを中心に新型コロナウイルス感染症に対する町の取組に関するご質問のほか、地域デザイン会議についてなど、多岐にわたるご質問、ご意見を頂戴をいたしました。 特に新型コロナウイルス感染症対策については、本町におきましても新型コロナウイルスワクチンの集団接種も10月末に終了する見通しであり、また、11月に予定をされます衆議院議員選挙後には、緊急事態宣言が長期化したことによる経済対策などの支援策が創設をされることも考えられますので、様々な分野の皆様方から頂いておりますご要望に対する新たな町の支援策の制度設計を進め、迅速に対応していけるよう取り組んでまいりたいと考えております。 このほか令和2年度の各会計に係る歳入歳出決算認定におきましても、長期間、多岐にわたりご審議をいただき、非常に闊達な議論ができましたこと、誠にありがたく感じているところであります。様々なご意見を承り、全会計の決算におきまして、ご承認を賜りましたこと、心から御礼を申し上げます。 また、監査委員様から頂きました、令和2年度の審査意見書におきましては、総括意見の中でご指摘をいただいております、新型コロナウイルス対応緊急融資利子補給基金の執行につきましては、当定例会議会の冒頭にもご指摘を頂くなど、非常に重く受け止めているところであります。 本件につきましては、決算審議前にご説明を申し上げました、関係法令等と予算との整合性の確認の強化、並びに条例、要綱等の制定や一部改正時の事前確認の強化について、全職員に徹底し、今後、同様の誤りが起きないよう取り組んでまいりたいと考えております。 結びとなりますが、今後におきましても、監査より指摘を頂きました事項はもとより、議員の皆様方より本定例会での審議の中で頂きましたご意見やご提案を重く受け止め、諸施策の推進に努めてまいる所存でございます。 これまでと同様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 以上、本定例会の閉会に当たってのご挨拶に代えさせていただきます。 9月定例会、誠にありがとうございました。 ○議長(多田正成) それでは、私のほうから、閉会に当たり一言ご挨拶申し上げます。 今議会は報告1件、人事4件、事故案件1件、条例改正2件、条例廃止1件、変更2件、町道認定1件、令和3年度各会計補正7件、令和2年度一般・特別・水道会計決算10件、追加2件、以上31件の議案審議をお世話になりました。 一般質問では12名の議員が登壇され、活発な質問、意見、提案などいただきました。 条例審議では、議案第86号、コロナウイルス対応緊急融資利子補給基金条例を審議していただきましたが、条例管理ミスにより決算にまで及ぶ、結果的に条例違反に値する問題となり、議案撤回となりました。 法務や行政業務等には、条例規則など遵守の義務が課せられており、職務、任務など、責任の強化を求めるものであります。 今回は、住民利益につながる案件であり、再提案され承認可決いたしましたが、今後は議会に付議される案件は事前に明確に整理された上、提案していただきたいと考えています。 一般会計第3号補正では、クアハウスの問題が6月議会に引き続き、厳しい指摘が出ておりましたが、当初予算の在り方、規則、条例遵守、指定管理制度の考え方は、経営に関する根幹の問題であります。コロナ禍での経営の厳しさは公共施設の営業だけではありません。我々民間の経営は死活問題にまで陥る厳しさを持っての営業であります。そのことを十分わきまえた上で、公設の営利運営の在り方を行政は厳しく捉える必要があると考えています。 次に、決算審議ですが、令和2年度一般会計決算では2億1,213万1,500円の黒字決算となりましたが、減債基金での繰上償還金を含め、基金7億5,852万6,370円を取り崩しての繰入歳入であります。基金、町債に頼れば黒字になるのは当然でありますが、本来黒字とは、そういうものではありません。黒字にも内容のよし悪しがあり、赤字でも内容がよければ次につながり、行政には、その見極めが最も重要かと思います。 近年、大型事業が続いており、財政への影響は必須かと思いますが、町債は多額であれ、多年度として平準化し、多年度決算の経常経費として賄えるかどうかであります。つまり行政全般で行う施策事業経費、行政業務経費のオーバーフローが要因で、基本的財源で義務的経費、消費的経費が賄えていません。 今回も決算審議の中で出ておりましたが、機構改革、あるいは身を切る改革など、思い切った決断が必要と指摘されておりましたが、ご指摘どおりだと考えますので、ご一考願いたいと思います。 さて、今議会は行政の管理ミス、検査キット配布の在り方など、行政の考え、事業、責任の甘さが指摘されておりましたが、このことは理事者、執行部の皆さんには真摯に受け止めていただき、また本議会はテレビ中継を度々止めさせていただき、視聴者の皆さんからもクレームを頂いております。 今後は議案内容、質疑の在り方、私の不手際も含め、できるだけ中断しなくてもいいように、双方ご協力願いたいと思います。テレビ中継、視聴者の皆さんには改めておわびを申し上げます。 今議会、特に厳しいことばかり申し上げ、お許しを頂きたいと思いますが、団体自治、住民自治をつかさどるためにも、財政を含む行政の在り方、議会の在り方など、政治倫理条例等、行政、議会を含め、今後の課題として考える必要があると感じているところであります。 さて、最後になりましたが、テレビ中継担当、議会事務局の皆さんのご協力をいただき、おかげさまで第103回9月定例会、無事終えることができました。ありがとうございました。 心から感謝を申し上げ、閉会のご挨拶といたします。 ありがとうございました。 それでは、会期を1日残しておりますが、これをもちまして第103回令和3年9月定例会を閉会します。 長時間大変お疲れさまでした。     (閉会 午後1時54分) この会議録の内容が正確であることを証するため、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。      与謝野町議会  議長         同    議員         同    議員...