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09月18日-04号

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  1. いの町議会 2014-09-18
    09月18日-04号


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    最終取得日: 2021-09-18
    いの町議会 平成26年第3回( 9月)定例会           平成26年第3回いの町定例会会議録招集年月日  平成26年9月18日(木曜日)場   所  い の 町 議 事 堂出席議員議席番号氏     名議席番号氏     名1番高  橋  幸 十 郎11番伊  東  尚  毅2番森  田  千 鶴 子12番尾  崎  敏  明3番森     幹  夫13番岡  田  竜  平4番片  岡  聖  盛14番筒  井  公  二5番大  原  孝  弘15番筒  井  一  水6番森  本  節  子17番井  上  正  臣7番山  崎  き  よ18番森  木  昭  雄8番山  岡     勉19番土  居  豊  榮9番久  武  啓  士20番井  上  敏  雄10番池  沢  紀  子    欠席議員議席番号氏     名議席番号氏     名16番筒  井  幹  夫   事務局職員出席者事務局長山  中  貴  恵書記山  崎  康  正説明のため出席した者町  長塩  田     始副 町 長筒  井  正  典教 育 長藤  岡  孝  雄吾北総合支所長市  川  賢  仁産業経済課長川  崎  信  一本川総合支所長堀  地     正環境課長久  松  隆  雄会計管理者壬  生  憲  一上下水道課長川  村  敏  之吾北総合支所次長高  橋  正  代税務課長西  村  正  信本川総合支所次長山  中  靖  一町民課長中  嶋  隆  司総務課長山  崎  豊  久ほけん福祉課長筒  井  誠  人技術監理課長濵  田  孝  男森林政策課長野  村  考  宏建設課長濵  田  孝  男偕楽荘所長吉  良  高  秀教育次長山  崎  泰  代仁淀病院事務長岡  林  正  憲          平成26年第3回定例会議事日程(第4号)          平成26年9月18日(木曜日)午前10時開議          第1 一般質問                13番  岡  田  竜  平                4番  片  岡  聖  盛                15番  筒  井  一  水                3番  森     幹  夫                17番  井  上  正  臣                10番  池  沢  紀  子      開議 10時0分 ○議長(井上敏雄君) おはようございます。 これから本日の会議を開きます。 ご報告します。 16番、筒井幹夫議員から本日欠席の届け出がありました。 これより日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上敏雄君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。13番、岡田竜平君。      〔13番 岡田竜平君登壇〕 ◆13番(岡田竜平君) おはようございます。 それでは、一般質問をさせていただく前に、まず平成26年8月豪雨にて浸水や土砂災害により被害を受けられた方にお見舞いを申し上げまして、一般質問に入らせていただきます。 通告主題1、災害から身を守る自助・共助・公助のための情報。 質問要点ア、ハザードマップ。 先月の町内の台風被害では役場の方々も被災エリアが広く、大変ご苦労だったことと思います。その中で、各地区の方々が率先して近隣の皆様に避難を促したり、消防団の方々の機敏な行動は本当にすばらしかったと思います。災害後もボランティアが少数で済んだことも地域の力がすばらしかったのだと思われます。そこで、今後の災害に備え、特に自助、共助を期待するに当たっては、住民の方々が情報をいかに把握するかが鍵のように思われました。 そこで、まずハザードマップに関する質問をさせていただきます。 現在いの町は土砂災害と洪水を想定したハザードマップがあるのは皆さんご存じのことだと思います。ですが、この洪水を想定したハザードマップは仁淀川の堤防が決壊した場合を想定してつくられています。今後新たに必要とされるのは、仁淀川増水時に内水による浸水ハザードマップだと思われます。それがあれば、浸水時の避難にも役立つでしょうし、浸水しない避難所を知ることもできます。そして、新たに引っ越してきた方への周知にもつながります。ですので、同じような災害を減らすためにも、新たに内水による浸水ハザードマップの作成はできないものでしょうか。 続きまして、質問要点イ、仁淀川の危険水位とウ、情報の共有をあわせて質問させていただきます。 いの町内の浸水被害は仁淀川の増水に起因するとお聞きしております。それであれば、仁淀川の水位の上昇がいち早く周知できれば、住民の方みずからの判断で行動に移ることができるようになると考えます。幾つかの施設から出されるデータをもとにしますと、プロの目から見ると違うかもしれませんが、大渡ダムの放水量といの町内の仁淀川の水位はある程度連動しています。現在は国交省が仁淀川沿いにかけてその増水のアナウンスをしていますが、私が言いたいのはそれとは別で、仁淀川がいの町を浸水させるような危険水位に達した場合、そのことを浸水危険エリア全域に知らせることはできないかということです。例えば、渦ノ谷での仁淀川の水位が2時間後に8メートルに達しそうであれば、そのことを町民にいち早く知らせてほしいのです。 余り早く浸水の危険を知らせるということは、杞憂に終わることもあるでしょう。ですが、早目にその危険を知らせることにより、住民の皆様に考える時間、行動する余裕は与えられるはずです。特に今回の仁淀川地区の浸水では、新宇治川放水路閉門後の浸水スピードは今までに経験のない早さだったようで、多くの方が対応できず、車の水没や床上浸水による1階の荷物の水没をさせてしまったようです。実際、浸水開始から腰あたりまで浸水するのに10分かからなかったというところもあったようです。 欲しい情報はそれだけではございません。先月の災害時、すこやかセンターと図書館が避難施設として開放されていましたが、知らない方が多くいらっしゃいました。そのため、浸水するかもしれない近所の避難施設には避難せず、自宅でそのまま床上浸水をされた方もいらっしゃいました。災害時は皆さん情報を欲しています。各地域の方からも自分らで何とかせないかん、だから情報が欲しいとの声が上がっています。情報不足による根拠のない不安まで煽ってしまいます。 自主防災組織率も伸びていっている今、自分の身は自分で守る、近隣住民が助け合うといった動きにあると思われます。そのときに情報のあるなしは大きな違いなのです。だからこそ、行政の積極的な情報の提供に期待したいと考えます。先ほど申しました仁淀川の危険水位の情報や避難所情報だけでなく、必要とされる情報の提供をしていただき、役場との情報の共有により地域の中での情報の共有は図れないでしょうか。 続きまして、通告主題2、予防から被災後の復旧までの災害対策事業。 質問要点ア、家具転倒防止金具取りつけ事業。 地震災害の予防対策として住宅に対する耐震改修補助やブロック塀耐震改修補助があります。同様に、家具転倒防止金具取りつけ事業も地震を想定した事業です。ですが、これらの事業には対象者に違いがあります。耐震改修補助は町内に既存住宅を所有している方を対象にしているのに対し、金具取りつけ事業では高齢者や障害者ら自力での作業が困難な方を対象に、困難な世帯を対象としており、身体的弱者、例えば福祉型の災害予防事業と言ってもよいと思います。ということは、もし高齢の方が家具固定金具取りつけを検討した場合、床上浸水をしてその後家具を移動することまで考え、結局家具を固定することをちゅうちょされるのではないかという危惧がございます。 実際、先月の床上浸水による家具の水没で家具を金具固定していたがために移動させて乾かすことができず、困っていらっしゃる方をお見受けいたしました。いろいろなケースが考えられましょうが、まずは床上浸水した場合だけでも家具転倒防止金具取りつけ事業とは別に、この金具の取り外しを町としてできないものか、お尋ねいたします。 続きましては、山に関する質問をさせていただきたいと思います。 通告主題3、森林政策先進地いの町。 質問要点ア、人工林の情報。 いの町の森林率は90%と巨大で、そのうちの3分の2が人工林です。面積でいうと約2万ヘクタールの人工林が林業事業体の皆さん、そしてボランティアの方々の努力のもと手入れをされています。手入れはされていますが、全然追いついていないという現実です。 そこで私が言いたいのが、いの町の人工林を正確なデータで把握した森林カルテをつくりませんかということです。既に森林簿があるじゃないかとおっしゃる方も多いと思います。ですが、この森林簿は間伐実績は反映されていません。面積も地籍調査前のものです。立木の本数も記されておりません。蓄積量、成長量もその地籍調査前の面積から割り出しており、森林を長期的、広域的な目で見ようとすると物足らないものとなっています。じゃあ、林業事業体が出す森林経営計画があるじゃないかとおっしゃる方もいるでしょう。その情報を集めたとしたら、このままのペースでは300年以上かかる状態です。元気モリモリ事業の実績報告でも同様、遅いのです。健全な森林施業をするに当たっては、より正確なものが今必要だということです。 事実、昨年度末に樹立されたいの町森林整備計画では、間伐しないといけないとされる人工林が全体の人工林の83%と、その緊急性を記しています。でも、町内のどこの山で年間どれくらいの木を切れば適正で健全な状態か、それはわからないのです。現在、国土調査課では林地を先行して調査しているとのことで、人工林においての地籍調査は約67%が完了しているとお聞きしています。ということは、森林のデータベース化に一番重要とされている境界線の部分が67%完了したわけです。私は、次に面の調査をやりませんかということを言いたいのです。 それにはまず、山林所有者の許可をいただいた上で町内全ての人工林に対して現地調査を行い、地図、林齢、蓄積量、成長量、立木本数、樹種、被害履歴などをまとめるのです。そして、その森林状況と施業履歴をデータベース化したものを町内の林業事業体を中心に配布することができれば、長期的、広域的な視点での森林管理、施業が可能となります。そうなると、新たな人員が必要でしょうが、そこには雇用が生まれます。そしてでき上がった森林カルテには林業事業体や山林所有者のみならず、森林を水源とするいの町民全体への公益性のあるものとなります。まさにいの町がすべきことがそこに詰まっています。 今から10年前、旧伊野町の「仁淀川」山の手入れで元気モリモリ事業についてが全国規模の選抜コンテスト、日本森林技術協会で発表され、第50回日本森林技術協会理事長賞をいただいたとお聞きいたしました。この町単独での森林整備補助事業というのは全国では初めてだったらしく、それこそ全国から多数視察団がいらっしゃったそうです。今ここの議場にいらっしゃる方でもご存じの方は多いと思います。私はこの話をお聞きし、いの町民として大変誇らしく思いました。 その後、森林分野に特化した森林政策課もでき、ますますの活躍を期待するところでございます。合併した現在も仁淀川流域と吉野川流域をあわせて、さらに森林の丁寧な手入れを積極的に行うことが大切でしょう。林業衰退が言われている今だからこそ、林業を必死で頑張っている方々の一助としても全国に先駆けて自治体主導での人工林のデータベース化はできないでしょうか。 続きまして、質問要点イ、森林環境教育。 昭和40年に実施された国勢調査によりますと、本川地区では住民の約17%が狩猟を含む林業に携わっており、立派な基幹産業として位置づけられていたようです。ですが、現在でその割合は約6%、50年ほどで3分の1ほどになっています。当時は国の営林署もあり、林業が繁栄していたころをご存じの方からすれば、衰退した今の林業を若い世代に勧めるのは忍びないと考える方がいらっしゃるかもしれません。しかし、そうなれば山の荒廃もそうですが、山間部の雇用の衰退にもつながります。 本来、まずは木を切って稼げるようにすることや林業技術、森林経営を学べる環境をつくることが先決でしょうが、いの町として今すぐできることとして未来を担う子どもたちに森林の大切さ、林業の営みを知っておいてほしいと考えます。そんな中、いの町第1次振興計画、そして先ほども述べましたいの町森林整備計画の中に子どもたちへの森林環境教育の積極的な実施の推進がうたわれています。そこで、地域と学校、それぞれでの森林環境教育の実施状況と今後の予定、展望はどうなっているのかお尋ねいたします。 これで1回目の質問を終わります。 ○議長(井上敏雄君) 塩田町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 岡田議員のご質問にお答えをいたします。 まず、ハザードマップについてでございますが、伊野地区で宇治川が大雨によって氾濫し、さらに仁淀川の堤防が町内で決壊した場合の最悪の予想結果に基づいて、浸水域や避難の段階を示した宇治川流域洪水マップを平成7年12月に作成しているところでございます。 ただ、今回の台風12号では、いの町谷観測点で8月2日午前6時から48時間雨量が802ミリ、総雨量が860ミリとなっています。平成7年当時からいいますと、河川改修、ポンプ増設、新宇治川放水路など、水防施設も大きく変わっております。また、以前のハザードマップにつきましては、八田地区、川内地区、神谷地区の浸水域は記載されていませんので、来年度新たなハザードマップ作成について検討したいと考えていますし、今後水防施設の新設に伴うマップも検討してまいりたいと考えているところでございます。 次に、仁淀川危険水位についてでございますが、同じく谷水位計では水防団待機水位5メートル、氾濫注意水位6.6メートル、避難判断水位7.7メートル、氾濫危険水位8.15メートル、計画高水位10.15メートルが設定されております。今回の台風11号では、8月10日午前6時に8.31メートルを観測しているところでございます。 議員のおっしゃる大渡ダムの放水といのの水位の連動といったものは一定私も理解をしておるところでございます。ただ、大渡ダム下流の山に降った雨、これを想定しないと谷の水位というのはなかなかはかれないところがございます。そういった意味で、実は8.31メートルに達するということは8.15を超えておるということなんです。その間、7.7メートルの時点で河川国道事務所、大渡ダム、そしてダム下流の雨量予測、そういったものをして防災会議を開いているところでございます。 そうした中、8メートル30前後でこの雨は通り抜けるという河川国道事務所のお話をいただきました。ただ、過去平成17年に谷で9メートルを超える水位が1回ございました。そのときには国道に水が来るか来んかの状態で、また70センチから1メートルぐらいの余裕があるというふうに私は判断いたしました。そうした中で避難準備はさせましたけど、避難勧告はしませんでした。そういった状況がございますので、ハザードマップ、そういったものの重要性をこれからも考えていきたいというふうに考えております。 次に、情報の共有でございますが、いの町より区長や自主防災会長に情報提供、連絡するということは、災害業務対応時には困難であると考えております。やはりご自身で情報を収集することが肝要ではないかと考えております。そのことも平成7年に作成したハザードマップにも記載しているところでございます。 そのほか、仁淀川谷の水位につきましては、インターネットでは高知県河川課の高知県水防情報システムから雨量とあわせて確認できます。また、携帯電話でも国土交通省の川の防災情報から確認をできます。テレビでは、NHKデータ放送で安全・安心ポータル高知から河川、水位、雨量を選択しますと仁淀川、いのの水位を確認することができます。ただ、議員のおっしゃるように情報の共有といったことは大変大事なことでございまして、いの町としては職員が車に乗って広報するであるとか、そういったことも続けながら防災体制に今入っているところでございます。これからもいろんな有利な情報の共有があればまたご指示願いたいと思います。 私から以上でございます。他の項目につきましては、担当課のほうからお答えいたします。 ○議長(井上敏雄君) 山崎総務課長。      〔総務課長 山崎豊久君登壇〕 ◎総務課長(山崎豊久君) 13番、岡田議員より予防から復旧までの災害対策事業についてお尋ねがございました。 平成24年度から地震に対する揺れ対策として高齢者など、ご自分で家具転倒防止金具を取りつけることができない世帯に対しまして3,000円の自己負担で転倒防止金具を取りつける事業を実施しています。今議員より床上浸水した場合に一度取りつけた金具の取り外しについても別の観点で補助できないかといったお尋ねがございましたが、現在は地震の揺れに対する対策として実施している事業でございまして、今後も普及といった観点を重視してまいりたいと考えていますので、取り外しについては今のところ考えていないところでございます。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 野村森林政策課長。      〔森林政策課長 野村考宏君登壇〕 ◎森林政策課長(野村考宏君) 13番、岡田議員より、通告主題3、森林政策先進地いの町、質問要点ア、人工林の情報、イ、森林環境教育のご質問にお答えいたします。 まず、質問要点ア、人工林の情報でございますが、その植栽樹種や林齢、面積、立木材積といった林況、さらには森林所有者情報を含めた森林情報の整備は持続的な森林経営の確立に欠かせないものでございます。また、間伐実施時期などの森林施業の履歴の整備も極めて重要なものと認識しているところでございます。 現在森林情報については、都道府県知事が作成する地域森林計画の基礎資料となる森林簿、森林計画図があります。しかしながら、我が国、民有林の森林所有形態の特徴上、必ずしも現地と一致しているとは限らないのが現状でございます。このため、町といたしましては関係機関と連携しつつ、森林地域における地籍調査結果や各種補助事業などを通じて保有した情報を平成23年度に導入いたしました森林GISに反映させるとともに、県林務担当部局との連絡調整を密にとりながら、森林簿への反映にも努めてまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、森林情報の整備は地道な取り組みの積み重ねによってなし遂げられるものでございますので、一過性のものとならないよう今後とも継続的に、そして積極的に取り組んでまいる所存でございます。 次に、質問要点イ、森林環境教育でございますが、環境教育につきましては昭和47年のストックホルム人間環境宣言においてその重要性が指摘され、その後さまざまな国際会議の議論において環境教育の目的は環境問題に関心を持ち、環境に対する人間の責任と役割を理解し、環境保全に参加する態度と環境問題解決のための能力を育成することであることが明確に示されました。つまり、行動に結びつく人材を育てることが環境教育の重要な目的とされています。その中で、森林環境教育につきましては、森林、林業、木材利用などの意義や重要性についての理解と関心を深め、さまざまな機能を持つ森林を社会全体で支えるという機運を醸成するとともに、環境に対する負荷の少ない循環型社会の構築にも資するものでございます。 当町におきましては、環境先進企業などとの連携による林業体験活動や木工教室の実施を通じた取り組みを進めているところでございます。平成25年度におきましては、環境先進企業5社、265名を対象に実施いたしました。また、吾北中学校からの依頼によりまして、総合的な学習の時間を利用し、1年生15名を対象にいの町の森林、林業の状況や森林の働き、そういったことについての講義、またチェーンソー、のこぎりによる丸太切り体験を実施したところでございます。これまで町内の小・中学校におきましては高知県山の学習支援事業などを活用いたしまして、平成17年度以降、延べ11校が学校独自の取り組みを実施しているところでございます。今年度も3校で実施する予定でございます。 森林率90%の当町におきましては、環境教育の中でも特に森林環境教育は重要でございます。そして、学校においては児童・生徒の発達段階に応じた森林環境教育を行うこと、各教科間の関連に配慮しながら進めることが必要となってくるものですので、教育委員会との連携をさらに密にしながら取り組んでまいりたいと考えております。加えて、環境課を含めた関係各課との連携を密にとりつつ、今後の森林環境教育への取り組みの充実に向け国有林野事業や試験研究機関との連携も視野に入れた検討を行う必要があるものと認識しているところでございます。 ○議長(井上敏雄君) 13番、岡田竜平君。      〔13番 岡田竜平君登壇〕 ◆13番(岡田竜平君) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 まず、町長からご答弁いただきました件ですけども、仁淀川の危険水位の情報なんですが、町長の答弁では自分で情報を収集という言葉がありましたけども、僕はこれがすごく危険なことだなとすごく、本当に思ってます。実際テレビのニュースなんかでも水路の水かさ見に行ったらおじいちゃんが流されたとか、そういう情報を聞いて、何で行くかなと僕はもう素朴に思うんですけども、実際でも情報を欲してしまうのが人というものだと思っています。 いろんな方にお話を聞いていると、うちんくの畑は水位が何メートルでつかるとか、うちの倉庫はこればあでつかるとかという情報、結構知ってる方が多いと思ったのが僕の感想なんですけども、そのときにもうすぐで7メートルになりそうですよというて、ならんかもしれんけんどでも構わないと思うんですけど、そういう情報があれば非常にいいなと思ってます。 自主防災組織とかそういうところに情報を回すのはなかなか難しいということでしたけども、車の放送、あと町内放送、防災無線を使ったものでも構わないと思ってるんですけども、そういうところで仁淀川の水位を伝えることというのはできないものでしょうか。 あと、家具転倒防止金具取りつけ事業についてですけども、まずはこの事業で普及に努めるということですけども、私が思っているのが実際この取りつけをちゅうちょされる方がいるんではないかという、その取り外しがないことによってちゅうちょされる方がいるんではないかというふうに思うんですけども、普及に努めるときにこの取り外しがないことは弊害にはならないか、そこの部分、どう思ってらっしゃるか、お伺いします。 そして、林業の森林の情報についてですが、GISとも連動させて情報を蓄積していかれるというご答弁をいただきましたけども、今のままでやってるとやっぱり時間的に時間がかかってしまうと思います。人員の新たな配置というのは難しいものなのでしょうか、お伺いいたします。 あと、森林環境教育に関してですけども、野村課長からのご答弁では環境課、そして関係各課との連携が大事だというお話をいただきましたが、今環境課長もいらっしゃいますけども、環境課長も森林環境教育に関しては同じようなお考えでいらっしゃるということでよろしいでしょうか。 以上で2回目の質問を終わります。 ○議長(井上敏雄君) 塩田町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 岡田議員の2回目のご質問にお答えいたします。 まずは水位情報、自己収集というふうに私は答弁をいたしました。それが危険だというのは、当然現場に出ていて水位、水高を見る、それは危険であります。これは今までも防災教育の中でやはり危険なところには立ち向かわないようにという教育をしているところでございます。そして、前もっての情報、その水位というものに特化しなくても、私は危険であるところには前もって放送車を行かせております。当然防災行政無線でも連絡をしておりますが、なかなか雨の中、戸を閉めて聞こえないという情報でございますので、この12号、11号でも各辻々でゆっくりと大きな音でお知らせをしたところでございます。 そのお知らせをするときに、仁淀川の水位が例えば枝川に有効なのかどうかという問題があります。枝川地区では今危なくなってますよという情報を流しています。要するに、いつでも逃げる体制を作っといてくださいよという意味合いなんです。そこで、仁淀川の水位がもうそろそろ7メートル70に達しますよという情報を流しても、枝川の人にはそれだけでは、かみ砕いて話さないとわからないんです。7メートル70で仁淀川が決壊しますよという話はしませんので、行政は。ここはわかっていただかないと困ります。 7メートル70で決壊する、8メートル15というところで決壊するというふうに判断したときには、当然連絡はいたします。そのときの水位というのは私は余り意味がないと思います。それが行政の役割であり、町であり、県であり、国である役割でございます。それを住民に知らすという。というふうに私は感じております。要するに水位だけを知らすんじゃなくして、危険な場合にお知らせをするということで理解をして、危険な、何が危険なんか、やっぱり理由を付して連絡をしているところでございます。 次に、家具転倒防止、これやはり総務課長が答弁しましたように今南海地震対策としてやっていて、大雨が降って取り外しができない高齢者がいらっしゃる。それ確かに不便でしょう。ただ、転倒防止の家具の中身はもう出ちゅうはずなんです、外に。外枠が家の中に残っておるというふうに私は想像しますけど、そういったところは余り緊急性というのがないんじゃないでしょうか。例えば後々地域の自主防災組織でやっていただくとか、そういったところは地域の地域力というのをやはり活用していただきたい。そのためにうちが取り外すのに補助金を出すというのは、これは私は考えておりません。 それから、森林の情報の蓄積、確かに課長が答弁しましたように、本当に一長一短(後段で「一朝一夕」との訂正あり)ではいけない状況なんです。例えば間伐をする、そのときには町、県に届け出が必要なんです。その届け出の情報を持って杉であるとかヒノキであるとか、輪種、何年生、そういったものの情報を少しずつ、少しずつ蓄積するわけですから、やはり遅くなるというのは現状でございます。ただ、それへの人員配置、要するに人をふやしてスピード感を持たないかといった意味合いの質問でございますが、今のところ人員の増というのは考えておりません。そのかわりに研修生として受け入れをしておるところでございます。 研修生、何で受け入れているかというと、いの町の例えば森林組合であるとか、個人の林業体であるとか、そういった若手の職員を育てることによってこういった山の情報、こういったものがスムーズに行政に入ってくるというふうに判断しておるから、研修生を今受け入れているところでございます。 次に、森林環境教育、これは環境課長に当てましたけど、環境課長のみならず教育委員会も全て同じでございまして、先日人口減対策に何がいいのかといった知事との対話がございました。そのときに、私は1次産業の体験教育、それに対する吾北分校のカリキュラムの変更、つまり1次産業を体験しながら教育を受けて、いの町に残っていただく、その人が残っていただく、プラス吾北分校の存続といったものを訴えてまいります。 以上でございます。 失礼いたしました。「一長一短」と言ってしまいました。「一朝一夕」でございました。どうも訂正をさせていただきます。 ○議長(井上敏雄君) 以上で13番、岡田竜平君の一般質問を終わります。 次に、4番、片岡聖盛君の一般質問の発言を許可します。4番、片岡聖盛君。      〔4番 片岡聖盛君登壇〕 ◆4番(片岡聖盛君) それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。 通告主題1、町道諸枝是友線道路改良工事について。 質問要点ア、是友橋に張り出し歩道の設置を。 昨年度から継続事業として町道諸枝是友線道路改良工事が進められ、本年度も既に入札が行われ、工事請負契約の議案が本会議にも提案されております。本町道は、ご存じのとおり伊野中学校への通学路となっており、部分的には伊野小学校、伊野商業高校への通学路ともなっております。今現在、是友橋からの東、是友地区周辺では車道も2車線となり、約3メートルの歩道も整備されて、本年度の改良区間が整備されれば喉元に当たる是友橋部分が問題視される箇所ではありますが、以前町長でしたか、技術監理課でしたか、説明があられましたが、大型車両の制限をかけるために橋の改良は行わないという趣旨の説明があったかと思われますが、この是友橋からの東の西浦6区まではほぼ改良が済んでおると思われますが、西浦6区から東方面への計画はないのか、どのようになっているのか、まずはお伺いいたします。 続きまして、質問要点イの横断歩道の改良、今後の見通しについてお伺いいたします。 町道諸枝是友線道路でございますが、この八坂神社北にあります横断歩道でありますが、児童・生徒の通学路として、また地区の方もよく渡られておりますが、横断歩道が北側から南に横断するには視界が悪く、交差点付近まで来ないと遠方車両の確認が今もできません。また、車両も横断歩道のマーキングふちまで通行してきています。道路が直線部でもあることから、車両のスピードが今現在も上がっております。そして、横断歩道南側にはよく車両も停車しており、視界が妨げられることもあり、昨年交通事故で地区の方が亡くなっておられます。この危険な横断歩道、交差点部の今後の改良計画に入れていかなければならないと思われますが、この点についてお伺いいたします。 通告主題2の土砂災害について。 質問要点ア、高知西バイパス工事の災害の対応はですが、先月の台風12号、11号による大雨等により仁淀川の急激な増水が生じ、道路や住宅の浸水、崖崩れ、土砂災害がいの町でも被害が発生いたしました。また、豪雨により高知西バイパス工事に伴います斜面崩壊が発生し、土砂災害が起こりましたが、近隣地区に住む住民宅まで土砂が押し寄せてきておりました。その原因と今後の対策についてお伺いいたします。 質問要点イ、急傾斜地・土砂災害警戒区域の今後の対策はについてお伺いいたします。 8月に起きました台風12号、11号で広島県は土砂災害などを受け、土砂災害警戒区域の指定のありようが見直され始められていると新聞等々などで伝えられております。急傾斜地、要は土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域の指定がありますが、これは土砂災害から生命を守る、危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅等々の新規立地の抑制を推進していくものでございますが、いの町では住民に区域指定の周知をどのようにされているのかお伺いいたします。 続きまして、通告主題3、教育行政について。 質問要点ア、いじめ対策はでお伺いします。 これは昨日7番議員からも一般質問しておりますが、重複するかと思いますが、大変重要なことなので一般質問させていただきます。 6月議会でもいじめに関する質問をさせていただきました。〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇子どもからSOSは出ていたはずです。そして、そのSOSのサインを感知することもできなかったと受け取られますが、子どものためには〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇教育委員会と学校との連携はできているのでしょうか。そして、どのような指導をしておられるのでしょうか、お伺いします。そして、無料アプリ、これLINEですよね。そして、ネットに対するいじめ、これも今現在も後を絶っておりませんが、今後の対策についてお伺いいたします。 これで1回目の質問を終わります。 ○議長(井上敏雄君) 暫時休憩します。      休憩 10時49分      開議 10時50分 ○議長(井上敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 濵田技術監理課長。      〔技術監理課長 濵田孝男君登壇〕 ◎技術監理課長(濵田孝男君) 4番、片岡議員の1、町道諸枝是友線道路改良工事についてのイ、横断歩道の改良、今後の見通しはのご質問にお答えをいたします。 是友橋より東側につきましては、是友地区の皆様や当時の新宇治川放水路呑口対策委員会からご要望をいただき、平成13年度から平成15年度にかけ道路改良工事に伴い歩道を設置したものでございます。以前は車と歩行者が混在する道で、かつ道路幅も狭く、車の行き違いもつらく、特に歩行者は危険であったため車道拡幅にあわせ歩道を設置し、地域の安全性が大きく向上いたしました。 ご質問の八坂神社北側の交差点にある横断歩道につきましても、先ほどご説明した工事にて改良工事を行っておりますが、いま一度現地調査を実施し、より安全な交差点が確保できないか検討したいと考えております。 次に、2、土砂災害について、ア、高知西バイパス工事の災害の対応はについてお答えをいたします。 8月3日、台風12号による記録的な豪雨に見舞われ、想定外の大雨により土砂流出等が生じたことにつきまして、8月7日開催の是友奥名地区工事説明会にて多数のご指摘をいただいたところでございます。国土交通省に確認したところ、大雨が予想される場合には国土交通省が工事現場の点検を行い、堆積土砂の撤去や仮排水路、土のう、土堤等の設置を行い、対応を行ってきたところであると伺っております。 台風12号による記録的な豪雨により一部施工中箇所からの土砂流出が発生しましたが、さらに万全を期するよう町からも国土交通省に対して申し入れをしたところでございます。町といたしましては、従来どおり大雨時には高知西バイパス担当職員が役場で待機をし、また現場及び周辺の巡視を行い、国土交通省と連携を図りながら対応を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 山崎総務課長。      〔総務課長 山崎豊久君登壇〕
    ◎総務課長(山崎豊久君) 4番、片岡議員の急傾斜地・土砂災害警戒区域の今後の対策はについてお答えいたします。 いの町では、土砂災害警戒区域の調査指定後には該当地区に土砂災害警戒区域をお示しした土砂災害警戒区域指定のお知らせを全戸配布し、県中央西土木事務所と共催で該当地区での説明会を実施してきています。また、土砂災害警戒区域指定箇所は県や町のホームページでも確認できますが、自主防災会の学習会などを通じて危険な箇所の周知徹底を図っており、みずからの命は自分で守るといったことの重要性を認識していただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 藤岡教育長。      〔教育長 藤岡孝雄君登壇〕 ◎教育長(藤岡孝雄君) 4番、片岡議員のご質問にお答えいたします。 主題の3、教育行政について、要点のいじめ対策はでございます。 議員より町内の公立学校での具体のご質問がございましたが、個々具体の事案についての答弁は差し控えさせていただきたいと思います。一般的な対応について答弁をさせていただきます。 その中で、まず教職員、子ども、生徒との信頼関係、これは当然のことでございます。いじめの早期発見というのは児童・生徒の表情やその言動、出欠、遅刻状況等、ささいな変化や発するサインに気づき、気づいた情報を確実に共有することが大事な項目でございます。さらに、日ごろから先生と児童・生徒との信頼関係のもと、理解を深め合い、いじめの早期発見に努めていくことが非常に大切でございます。また、学級担任、そして学校だけが抱え込むのではなく、学校、教育委員会、保護者、そして必要に応じまして関係機関が一丸となってそのいじめ防止問題に取り組むことが大切であると考えております。 そして、ネットいじめの件がご質問でございました。その取り組みでございます。 これは本年度、高知県の県教委のほうが取り組み事業として行っております。目的といたしまして、児童・生徒が学校非公式サイトやプロフ、ブログなどに誹謗中傷の書き込み等が行われるネット上のいじめ等に巻き込まれないか監視を行い、早期発見、早期対応につなげるために学校ネットパトロールを委託業者に県が発注いたしまして、サイトの検索、監視、削除代行等を行っている事業でございます。 調査の回数でございますが、中学校、高等学校におきましては年間12回、そして小学校、特別支援学校、これは年4回、つまり低学年の生徒がそういったネット上にかかわる機会が県は少ないものではないかというふうな判断をされて、この少ない回数となっております。 詳細に申し上げますと、業者が、中部、西部、東部と学校があるわけですが、例えばですが伊野の神谷中学校の関連する文字をネット上に検索をかけますと、例えば具体的には「こうのたに」あるいは「かみたに」あるいは俗語で言う白花センダンがございますけど、こういった関連用語を検索、ヒットすれば、そこからネット上の誹謗中傷の文言へ入っていけますので、そういった情報を県教委を通じまして、そのリスクレベル、危険の度合いによって即座に対応あるいは直接学校への対応あるいは県教委が直接入っていくといったような方策をとって、そのネット上のいじめ問題の早期発見に努めている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 4番、片岡聖盛君。      〔4番 片岡聖盛君登壇〕 ◆4番(片岡聖盛君) 2回目の一般質問をさせていただきます。 通告主題1の町道諸枝是友線道路改良工事について、アの是友橋に張り出し歩道の設置をですが、この是友橋は大型車両の進入を制限するということで、当然自動車等々の通行量も今後増大することになってきますが、現在の是友橋はわずかでありますが気持ちだけの歩道はありますが、交通量の問題やスピードなどの問題も生じてきますが、とりわけこの伊野中学校生徒を主とした通学路の歩道としては現在の歩道では危険きわまりのない歩道となっております。 現在改良されています歩道は道路の南側に施工され、是友橋を渡っても道路南側に歩道が施工されております。したがって、是友橋については、将来に向けての計画になると思われますが、是友橋南側はつまり下流部に張り出し歩道の設置が絶対必要だと思われますが、その計画はどのようになっているのかお伺いします。 土砂災害についての高知西バイパス工事の災害の対応はでございますが、これは現場に被害を受けた住民にお聞きしますと、業者が駆けつける時間が遅かったということも聞いておりますが、この安全管理体制は先ほども答弁できちっとやっていくと言われておりました。しかし、現場に被害を受けた住民の方々は大雨が降ると夜も安心して寝られないと。工事をしていく上できちっとした安全管理体制、災害どきの早急な対応が必要だと思われますが、これについてお伺いいたします。 3の教育行政について、ア、いじめ対策はですが、先ほどもこれから教員とコミュニケーションを図っていくようという答弁がございました。このいじめに関しましても、問題をしっかり受けとめずに事なかれ主義にしているのではないでしょうか。たとえ小さないじめであってもいじめはあってはならないし、子どもにも精神的に苦痛になるのではないでしょうか。 また、いじめ対策に関連いたしまして、少年育成センターでは今のセンターが2名、スクールソーシャルワーカーが2名、学校指導推進委員が1名の配属になっておりますが、このいじめなどで学校そして生徒指導上の課題が上げられる中で、学校との連携はとれておられるのか。また、今5名の配属で対応ができておられると聞いておりますが、本当に5名で対応できておられるのか、お伺いいたします。 これで2回目の質問を終わります。 ○議長(井上敏雄君) 濵田技術監理課長。      〔技術監理課長 濵田孝男君登壇〕 ◎技術監理課長(濵田孝男君) 4番、片岡議員の2回目のご質問にお答えいたします。 1、町道諸枝是友線道路改良工事について、ア、是友橋に張り出し歩道の設置をのご質問にお答えいたします。 現在、事業を行っております町道諸枝是友線の改良工事により仁淀病院南側交差点から是友橋までの歩道幅員は基本3メートルとなります。また、是友橋から東側の是友団地内の歩道も既に拡幅されており、是友橋の歩道のみが幅員1.5メートルと狭くなっている状況でございます。 現在の事業を進める中で、地元説明会にて是友橋の歩道拡幅の要望を受け、近々是友橋歩道の拡幅検討委託業務の発注準備を進めております。しかしながら、歩道橋を設置する方法では事業費が多大となるため、現在の歩道橋を南側へ張り出す方法で歩道橋を拡幅する計画とし、計画の歩道幅員につきましてはこれから委託業務の中で橋上部の構造計算等を行い、可能な限り拡幅を検討したいと地元説明会でも報告している状況でございます。 続きまして、土砂災害について、ア、高知西バイパス工事の災害の対応はということで、安全管理体制また業者が遅かったということでございますが、今後も台風等により大雨が予想される場合には国土交通省が工事現場の点検を行い、排水路が整備されている場所での土砂の堆積が確認された場合には、大雨に備え、撤去を行う等の対応を行いたいと思います。また、工事中であり、排水路の施工が完了していない場所につきましても仮排水路、土のう、土堤等を設置し、排水路以外の場所に雨水が流れ、のり面等が崩れることがないように最善の対策を行いたいと思います。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 藤岡教育長。      〔教育長 藤岡孝雄君登壇〕 ◎教育長(藤岡孝雄君) 4番、片岡議員の2回目のご質問にお答えします。 ご質問、事なかれ主義といった言葉がございましたが、教育委員会といたしましてはいじめは人間として決して許されないことであり、またどのお子さんにも、どの学校によっても、またどの学級においても起こり得るものであると認識に立って、あらゆる教育活動の場においていじめの防止、いじめの早期発見及び早期対応への取り組みに充実して取り組んでまいりたいと思っております。いじめ発覚、早期発見、早期対応、そして継続的な見守り、これを教育委員会は学校現場とともどもに連携して一層充実して取り組んでまいりたいと考えております。 次に、少年育成センターの配置人員の関係で生徒指導上、学校との連携は十分でしょうかといったご質問がございました。 スクールカウンセラー、昨日もお答えしましたように町内で川内小学校を除く各小・中学校へ3名の方が児童・生徒、保護者、教員に対する助言、援助を行うために臨床心理士が定期的に学校を巡回し、教育相談活動を実施しております。 そして、スクールソーシャルワーカー、これは町が雇用した皆さんですが、お二人、臨床心理士、教員免許をお持ちの方、保育士、幼稚園教諭免許、こういった資格の方2名でいじめ、不登校、暴力行為、児童虐待など、生徒指導上の課題に対応するため教育分野に関する知識に加えて、社会福祉等の専門的な知識、技術を用いて児童・生徒の置かれたさまざまな環境、体系について情報収集を行い、気になる子どものケース会議がございますが、その内容を機関等に伝えて、その支援をコーディネートするという役割を担っておるところでございます。 そして、生徒指導推進協力員、これは教員OBの方でございますが、いじめ、自殺等の深刻化する諸問題に対応するものでございまして、悩みや不安を抱える児童・生徒の相談相手となったり、問題行動の早期発見、緊急事案が発生した場合の対応も行っていただいております。 そのほか、臨床心理士、これはハートケア事業相談員という取り組みでございますが、臨床心理士による図書館の休館日を用いてカウンセリングが開催されております。さらに産業カウンセラーといった方で、この先生はのぞみ教室に在室しておりまして、不登校等の長期休暇中のケアに取り組まれております。そして、さらに精神対話士、これはぐりぐら広場で週2回の取り組みが行われております。 最後は小児科医師でございますが、これもぐりぐら広場等で数多くの親子の皆さんに寄り添い、親子関係の構築につながる助言を行っていただいているところでございまして、十分かというご質問に対しては、その十分さをさらに充実させるような取り組みを展開していっていただきたいと願っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 4番、片岡聖盛君。      〔4番 片岡聖盛君登壇〕 ◆4番(片岡聖盛君) 3回目の質問をさせていただきます。 通告主題3の教育行政についてのア、いじめの対策はですが、先ほど教育長のほうからも答弁ございました。早期発見、早期解決と申しておりましたが、なかなか早期解決ができていないということが学校でも聞いております。そして、報道機関でもいじめによる自殺問題にしてみましても、隠蔽したり、責任逃れをする学校が多いと聞いております。〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇学校が見て見ぬふりをする、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇こういう現状があるのに本当に組織体系がきちっとできているのかお伺いします。 これで最後の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(井上敏雄君) 藤岡教育長。      〔教育長 藤岡孝雄君登壇〕 ◎教育長(藤岡孝雄君) 4番、片岡議員の3回目のご質問にお答えいたします。 いじめ対策の中で早期解決ができていないのではないかといったご質問でございました。 いじめが発見、発覚されて、それぞれの先生方、学校が対応あるいは関係機関、職員が参画して取り組みを続けた結果、昨年度の事例でございますが、25年度におきましては認知件数23件という学校から提出された報告書がございまして、そのうち解消が図られたものが21件でございました。うち、2件につきましては、先ほど申し上げましたが、それで終わりじゃなしにそのケースは継続して見守りが必要であるといったことで、ほぼ解消には至っておりますけれども、継続した経過観察といいますか、見守りの中での取り組みがなされているところでございます。そして、本年度の7月末時点の認知件数でございますが、合計で22件、解消したものが13件、ほぼ解消しておりますが引き続いて見守り支援の形が8件、こういう状況にありまして、発覚、解消、そして引き続いての見守りを学校にお願いしているところでございます。 それと、体制そのもの、不十分であるから見直しすべきではないかといったご質問もございました。 まず、学校で発生したいじめ問題につきましては、正確に教育委員会に報告することは、いじめ防止対策推進法第28条でございますが、学校はその規定によって通報を受けたときには学校に在籍する児童・生徒がいじめを受けていると思われるときは速やかに当該児童に係るいじめの事実の有無の確認を行うための措置を講ずるとともに、その結果を学校の設置者、委員会に報告するものと記載をされております。学校はいじめを認知した場合には教育委員会に報告するが、報告する義務が法で規定されておりまして、委員会といたしましては学校長に対して、その周知徹底を図っているところでございます。 また、加えまして、いじめの条例の中の質疑でもお答えさせていただきましたけれども、町のいじめの条例に先立ちまして、3月末には町内の各小・中学校におきましていじめの基本方針といったことで町に準じた形で発見から対応に至る責任を明記したものがございますので、それによって今後より一層のいじめの防止、対応、経過、見守りといった流れの中でいじめがゼロの方向で各学校にはお願いをしていきたいし、委員会としても取り組みを続けてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 以上で4番、片岡聖盛君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。11時35分に再開します。      休憩 11時21分      開議 11時35分 ○議長(井上敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 15番、筒井一水君の一般質問の発言を許可します。15番、筒井一水君。      〔15番 筒井一水君登壇〕 ◆15番(筒井一水君) 議長の許しを得ましたので、通告に従い質問をさせていただきます。 お昼までもう少しですので、簡潔に言いますので、簡潔にお答えください。 1、消防行政について。 ア、火災・災害時の指揮命令は、イ、連絡体制は十分かについてですが、消防団の活動内容には災害、水防また火災、そして行方不明者の捜索と、多岐にわたって招集がかかり、消防団活動を行っております。また、年間には訓練も行い、準備万端に消防団はやっていると思います。特にことしの夏は台風12号また11号と消防団は警戒、住民の避難誘導と大変ご苦労されたと思っております。特に伊野方面隊におかれましては、仁淀川で3件の水難事故、そして同時に火災も発生して、大変苦労をされたと記憶しております。ご苦労さまでございました。 そこで質問ですが、いの消防団は団本部があり、各地区に分団、伊野には6分団、吾北4分団、本川3分団が結成されております。そして、その下には分団の下に伊野には部があり、また吾北、本川には班があります。そして、そういう組織で構成されております。災害が起きたときの指揮命令形態はどのように行われているのか。また、災害時、そういったときの連絡体制はどのようにしているのか、お聞きいたします。 通告主題2、島ヶ峰の開拓についてですが、これは開発です、済いません。 についてですが、ア、道路の延長また農地開拓、太陽光発電と質問要点を書いておりますが、道路延長ですが、現在作業道本郷・馬路線の工事がされており、5,161メートルが抜けているとお聞きしております。島ヶ峰まではすぐ近くまで到達していると聞いております。この島ヶ峰は平成8年に島ヶ峰地区中山間地域総合整備事業の中で計画され、標高800メートルから900メートルの島ヶ峰で農地を開発、造成して、平地との温度差を利用して夏場の高冷地野菜を生産するものでありました。しかし、その後の農産物輸入自由化等により野菜価格の低迷やイノシシ等の鳥獣被害の増大から、事業に見合う収入が困難となり、開発が合併前に15年に中止になったとお聞きしております。 質問要点のアですが、これはア、イ、ウも一緒なんですが、これは島ヶ峰の上の土というか農地は以前調べた中でも黒土で、野菜をつくるにもすごく適したところだと研究もされておりました。実際に川窪の黒土で大根とかいろんなつくっている家庭は全然味が違うというようなことも以前はお聞きしておりました。せっかくというか、作業道が本郷・馬路線という今作業道が抜けて、島ヶ峰までは約1キロないとお聞きしておりますが、この島ヶ峰までの道路延長、またこの上の土地を使って何か太陽光発電とか、また農地の開発とかというようなことができないか、考えることはできないかの質問であります。 そして、これを延長して7キロ向こうまで行くと、陣ケ森というのがあります。この陣ケ森までは7キロで、開発して遊歩道をつくるとかということも視野に入れて、観光面また産業面で何かええ案はないか、執行部にお聞きいたします。 続きまして、主題3、教育行政についてでございます。 伊野幼稚園の進捗状況についてですが、今、今議会の始まったときに建設課のほうから中央公園の変更計画が示されました。これは2週間の短縮になっているとお聞きしております。伊野の幼稚園ですが、小学校、幼稚園の計画はいろんな問題があり、手続上とかいろんなこともありました。そこで1年以上延期もされていると思います。2週間でありますが、この2週間、小学校また幼稚園に通われている方、またご父兄の方にしたら少しでも安心・安全の学校に早く進みたいということもあると思います。この短縮されたことを受けて、教育委員会はどのように考えているか、お聞きします。 そして、伊野幼稚園の設計は十分検討しているかについてですが、伊野幼稚園の設計は前、幼稚園・小学校検討委員会の中でも示されました。この1年間かけて十分検討もされているということは認識しております。しかし、今までこの幼稚園、吾北でいいましたら合併してから吾北の保育園の新築また枝川保育園の新築、そしてことしにおきましては本川の保育園、幼稚園、へき地の新築が行われました。 そこで、吾北の保育園ができたときに、できてからいろいろな問題が起こっております。また、そのときに総務文教常任委員会でもお伺いして、いろんなことも指摘もさせていただきました。そして、枝川保育園にまた視察にも行きました。そのときもまた使い勝手の悪い、いろんなことがあります。そして、ことし、私ちょっと入院してよう行かんかったんですが、総務文教常任委員会が本川に行って視察をしてまいりました。そのときには10何件の指摘、大小ありますが、細かいこともあったと思いますが、いろんなことが出てきております。 そこで、次建設される伊野幼稚園、ここの建設はどのように検討されているのか。今まで聞きますと吾北の場合、末端の現場におる先生方の意見が吸い上げられているかということが疑問にありました。枝川保育園でも一緒です。そういったことは教育委員会としてどこまで吸い上げてこの幼稚園を立ち上げているのかをお聞かせ願いたいと思います。 そして、吾北の保育園をつくった後、問題が1つ出てきました。例としましては、経費削減のために安い材を使ったという業者からの話をお聞きしました。もう少し高い材を使えば雨漏りもしなかったというような話も聞いております。やっぱりそういうことも議論されてしていかないと、1年たって壊れた、2年たってはや壊れたということではいかんと思いますので、その点はどのように考えているか、ご質問いたします。終わります。1回目終わります。 ○議長(井上敏雄君) 筒井副町長。      〔副町長 筒井正典君登壇〕 ◎副町長(筒井正典君) 15番、筒井議員の島ヶ峰の開発についてのご質問にお答えをいたします。 島ヶ峰につきましては、農地の開発造成を目的に平成8年度に着手をいたしました県営事業で、島ヶ峰地区中山間地域総合整備事業が費用対効果あるいは社会情勢の変化とかといった観点から平成15年に事業廃止となった経緯がございます。 この島ヶ峰への道路の延長、道路の整備状況でございますけれども、現在は株式会社林業伊東が事業主体となりまして開設をしております作業道、これが議員ご指摘のとおり現在5,161メートルとなっており、ほぼ山頂付近まで開設が進んでおります。本年度も800メートルを計画しておりまして、かつて農地開発を予定しておりました中心地点の南側へ到達する見込みとなっております。 次に、農地としての再開発と太陽光発電につきましてご提案をいただいたところでございますけれども、島ヶ峰につきましては現地の状況が当時はいわゆるカヤ場、採草地として整備がなされておりましたけれども、その後耕作をする方がいなくなりまして、大きく変化をしております。農地開発が計画された当時の採草地とは随分と違っていると、雑灌木等が繁茂し、現在のところ農地開発としての開発は非常に困難な状況となっているところでございます。 また、太陽光発電についてですが、頂上を切り開くということで伐採、整地といった林地の開発、防災施設の整備等が必須となってまいります。さらに現在開設中の道路は幅員3メートルの作業道でございますので、山頂の開発を行うためには勾配等も考えながら、道路の拡幅など再整備をする必要が出てまいります。 このようなことから、島ヶ峰につきましては今後どのような活用が考えられるのか、関係部署で模索もしてみてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 山崎総務課長。      〔総務課長 山崎豊久君登壇〕 ◎総務課長(山崎豊久君) 15番、筒井一水議員より消防行政についてお尋ねがございました。 まず、火災・災害時の指揮命令についてでございますが、火災は住民等から消防署に通報を受け、また災害時は住民や役場等からの通報を受け、サイレン吹鳴等により消防団員を招集し、現場に急行することとなっています。現場では、消防団階級上位の者の指揮命令に従い、団員は活動することとなっています。 次に、連絡体制についてでございますが、火災等災害発生時の消防団員の招集は現在サイレン吹鳴、団員招集メール配信及び幹部職員への携帯電話連絡をしています。現場での連絡体制は、ことし3月からデジタル消防無線を使用しており、消防団に対しては各車両に10ワット車載型無線機を装備し、各車両に1台、5ワット携帯型無線機を配備しています。また、補助的な通信機器として、昨年度小電力トランシーバーを配備いたしております。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 山崎教育次長。      〔教育次長 山崎泰代君登壇〕 ◎教育次長(山崎泰代君) 15番、筒井一水議員の通告主題3、教育行政についてのご質問にお答えいたします。 まず、アの現在の伊野幼稚園の進捗状況についてでございます。 教育委員会といたしましては、中央公園の中央公園都市計画決定の確認をしっかりと確認しながらの計画を慎重に立てていかなければならないと考えておりますので、現在は伊野中央公園の都市計画決定がなされた後の入札実施に取り組むべく準備を進めているところで、12月議会定例会に伊野幼稚園改築工事の請負工事や関係予算の議案をご提案させていただきたいと考えております。 次に、イの伊野幼稚園の設計は十分検討しているのかといったご質問がございました。 伊野幼稚園の設計につきましては、伊野幼稚園職員、幼稚園PTAの皆様には園長から報告、説明を行い、意見を取りまとめ、教育委員会事務局担当者、設計業者が打ち合わせを行い、作成した図面をもとに工事検討委員会や関係者からもご意見を頂戴しながら協議、検討を重ねてまいりました。 議員のご質問にありましたとおり、近年建設を行いました施設におきましてはたびたび手直しが生じておりますことから、園との打合会の際には管理職、園長、教頭といった管理職だけでなく、そこで働く職員の皆様にも同席していただいて意見を伺っております。また、設計業者からは園舎完成後のイメージにつきましては十分に説明をいただいているところでございます。 いずれにしましても、材料を含めた設計に当たりまして、園児の皆さんの安全や安心といった観点を重視しながら、十分な検討をした上での設計を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 15番、筒井一水君。      〔15番 筒井一水君登壇〕 ◆15番(筒井一水君) 2回目の質問をさせていただきます。 3番の教育行政については、十分に職員また臨時職員、現場で働く人、動いている人、子どもに接している人の意見は聞いていただいたほうが、やっぱり細かいことまでええと思いますので、よろしくお願いします。 消防行政についてですが、連絡体制ですが、3月よりアナログからデジタル無線になったと今答弁もありました。このデジタル無線の配置について、8月の終わりの防災訓練のとき初めて知ったんですが、デジタル無線の配置、今までアナログの場合には各分団、分団長、各分団の一番のトップです、分団長にはアナログ無線、携帯の無線を常備させていました。そして、分団長はそれはもう個人として家にとって帰って、いつ何が起こるかもわかりません。そういうときのために持っておりました。 ただ、このデジタル化になってからデジタル無線機1台100万円近うするということもお聞きしておりますが、今は分団長は所持しておりません。各分団、班長、積載車に1台、班長が所持していることが実態であります。昨日の訓練のときにたまたまうちんくの分団長が仕事で出れなかったため訓練で、僕が、私が副分団長でありますので、指揮命令をする立場にありました。そのときに訓練ではありましたが、現場に行ったときに指揮命令どころか本団から話されていることが何ひとつわかりません。 やはり指揮命令系統は上から順番に行っていくのが組織のあり方だと思っております。幾ら高い高いといっても、いざこれから南海地震とかまたいろんな災害が起こると思います。そのときにやはり消防団の団員というのは上の指揮命令、それが一番強いんです。そこで分団長の右へ行け、左へ行け、誰それこうせえ、どこの班はこうせえという話が出たときに初めて消防団員は動くと思っております。そこのところ、幾ら高いといいましても、もし高くて買えないのであればその形態を何らかの方法はやはり役場、総務課として考えなければならないんではないかと思っております。そのデジタル無線、分団長への配給というのはどのようにお考えになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。終わります。 ○議長(井上敏雄君) 山崎総務課長。      〔総務課長 山崎豊久君登壇〕 ◎総務課長(山崎豊久君) 15番、筒井一水議員の2回目のご質問にお答えいたします。 以前は分団長には携帯の無線を配備していた、買えなければ無線も変えてはどうかといったようなご質問がございました。 デジタル無線の特徴といたしまして、誰か話していると電波を独占してしまうといったような特性がございます。そのために以前のアナログ無線から無線機の数を大きく減少させております。これが実態でございます。高いといったこともございますが、それに増して話ができなくなるといったこともございます。このため、先ほど申し上げました小電力のトランシーバーを配備いたしておりますので、デジタル無線は必要最小限の連絡事項にとどめていただいて、分団内での連絡につきましてはトランシーバーを使用する、こういったことなどに心がけていただきたいと、このように考えております。 そして、今デジタル無線が100万円ほどしておりますけれども、これがアナログからデジタル化の移行期限が終わると、期限が来ますと安くなるといったような情報も入っておりますので、その時期が来れば当然無線機の増設、こういったことも検討しなければならないと考えております。 以上です。 ○議長(井上敏雄君) 15番、筒井一水君。      〔15番 筒井一水君登壇〕 ◆15番(筒井一水君) 3回目。 多分今、総務課長の答弁では、今すっとやなしに、安くなったら装備ができるという答弁だったと思います。消防幹部会が本団とまた幹部会もあると思うんですが、そのときに連絡体制、どのようにするかということもはっきりと明記していただいて、車両にはついています。ただ、車両にはついているんですが、車両にはみんないつもおらんわけでありますので、その連絡体制、どうするかというのもはっきり幹部会のほうでも町のほうから提案をされて議論もしてもらうように。 以上で終わります。 ○議長(井上敏雄君) 山崎総務課長。      〔総務課長 山崎豊久君登壇〕 ◎総務課長(山崎豊久君) 15番、筒井一水議員の3回目のご質問にお答えをいたします。 議員より幹部会で連絡体制の協議をといったお尋ねでございました。 この議会終了後、消防団本部の幹部会がすぐにございます。その中でも今言ったことにつきましては議論を重ねていきたいと思います。 以上です。 ○議長(井上敏雄君) 以上で15番、筒井一水君の一般質問を終わります。 昼食のため午後1時5分に再開をします。暫時休憩します。      休憩 12時1分      開議 13時4分 ○議長(井上敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 3番、森幹夫君の一般質問の発言を許可します。3番、森幹夫君。      〔3番 森 幹夫君登壇〕 ◆3番(森幹夫君) それでは、一般質問をいたします。 中山間地域活性化対策の一環について。 各地域に小規模な共同墓地を造成してはどうか。 その質問ですが、今回の質問は少し趣が変わっております。 昨日は18番議員から現在の空き家対策の質問がありましたが、私は既に亡くなられている故人の空き家対策、無縁墓対策などでの質問となりますが、質問というよりも提言でいいのではないかなとも思われますので、きつきつした頭でっかちの答弁でなく、ご先祖様に思いやりのある優しい答弁を期待しています。 最近お墓参りのスタイルが多様になったとよく報道されています。頻繁にお墓に出向けない人がインターネット画面上で故人をしのぶサービスが評判で、お骨の箱が自動的に運ばれるというハイテク型の納骨堂も人気を集めているようです。また、ITの普及や墓地不足などを背景に、供養の価値観も変わりつつあるようです。パソコン画面に映るネット墓参りも、故郷を遠く離れ、残してきた先祖の墓が気にはなるがめったに行けないという方々は、実際はお墓にお参りをするのが一番いいとしながらでも、それでも故人に対して心を込めて手を合わすことがネットでもできるとの思いから利用しているようであります。 一方、ITを活用し、建物の中に遺骨を納める納骨堂にしても新しいタイプが登場しているようであります。建物内には墓石を備えた複数の参拝スペースがあり、遺族がICカードをかざすとお骨の入った厨子と呼ばれる箱が自動的に運ばれ、約1分で墓石にセット、すりガラスの扉が開くと御影石の墓石は常にきれいに磨かれ、掃除は不要、しかも花や線香も用意されて、天候に関係なく手ぶらでお参りできるのが魅力のようであります。 このように都市部では墓地の不足や価格高に伴い、管理が楽で割安な納骨堂に注目が集まっているようです。また、最近は他の人たちと共同で埋葬される樹林墓地や海に遺灰をまく散骨なども注目されているようです。少子・高齢化や価値観の多さに伴い、従来の形式にとらわれないタイプが一段とふえるかもしれないと報道されています。 このような社会状況の中の無縁墓が近年になるまで全国的な問題として認識されるに至らなかったのは、地域共同体が維持されてきたからとも言われています。その地域共同体が機能しているうちは少なくとも墓は管理され、荒れ果てることはありませんでしたが、今日の無縁墓の問題は地域共同体の崩壊とともに顕在化してきたものと言えます。地域の衰退を招いた最大の要因は地方から都市への人口の大移動により、墓参りをしていた人がしなくなったことであります。歳月とともに出身地に家族、親戚がいなくなっていきますと、地方出身者は里帰りをしなくなり、自分たちの墓は移住先で新たに求めるようになり、地方の墓の無縁化が進んできています。 高知県が抱える大きな問題に無許可墓地の多さがあるとも言われています。墓は墓地埋葬等に関する法律により市町村長や保健所所長などから墓地として許可された場所しか建てられないからであります。この法律ができたころは土葬が主流だったころの施行ですので、現在は法律の想定外だった散骨に踏み切り、この法律が空洞化となっています。墓は日ごろ離れ離れで暮らす家族がお墓参りを通じ地域への帰属意識を呼び込む場として機能してきました。しかしながら、近年どこの市町村も利便性を主としていろいろの方面の電算化により、ふるさとに足を運ぶ機会が少なくなり、以前は住民票あるいは戸籍謄本等々の発行は所定の市町村や各支所に足を運び、そのついでというのか、先祖のお墓参りに行ったり親戚や地域の方々との親睦もあったようですが、このような光景はすっかり影を潜めてしまいました。継承が困難となり、墓の引っ越しや墓の処分などの決断を迫られる人は今後ますますふえていくと思われます。 そして、打ち捨てられた無縁墓は一体何を物語っているのか。見えてきたのは都市への人口流出や核家族化、少子・高齢化など、高度成長を機に始まる時代の激しい変化の中で供養も管理もされなくなった墓はどうなるのかであります。当然無縁墓となりますが、法律上では定められた手続を得た上で無縁墓と認定をされれば処分はできることとなっていますが、実際地方では公共事業による企業用地として買収の対象にならない限り、いつまでも無縁墓のままであります。 このように墓参りのスタイルが多様化、そして無縁墓がふえていく中、故郷を遠く離れて残してきた墓が気になる方々が子ども、お孫さんを連れて故郷に帰れるのは年に一度のお盆の時期が最も多いと言われています。そのような時期にお墓参りに行きたくなるような共同墓地が存在しておれば、ふるさとに同じ思いを持っている方々との出会いも自然と多くできてくるのではないだろうか。また、このような機会に故人をしのびながら親戚や知人、友人、そして地域の方々との親睦、再会もできてくるのでないかなとも思います。もはや墓地行政は環境から福祉の観点で考えなければならない時期に来ています。移住促進も大切ですが、このことが現実性を帯びてくるならば、故郷を思い、懐かしがり、Uターンする者もふえてくるのでないかとも思われます。 そこで、質問に入りますが、このようなお墓参り等々のスタイルの中で、実際のお墓参りをするのが一番いいのは当然のことながら、ふるさと会ならぬ地方創生、ふるさと創生、共同墓地ができるがよ、さすがは町長や、よっしゃふるさとに帰ろうという、そのような意気込みをお墓を通してふるさとのよさを改めて知ってもらうと同時に、また来年も帰ってきたいと言われるような各地域に故人をしのび供養できる小規模な共同墓地を造成し、いの町の活性化政策の一環として考えてみたらどうか、お伺いをいたします。 質問、終わります。 ○議長(井上敏雄君) 久松環境課長。      〔環境課長 久松隆雄君登壇〕 ◎環境課長(久松隆雄君) 3番、森議員からのご質問にお答えいたします。 ご質問の中で、お墓参りのスタイルが多様化してまいりまして、そのスタイルによっては大変寂しい思いもいたします。高齢化によりましてお墓参りができなくなったり、それから墓地の使用者が承継できていなかったり、核家族化等によってふるさとを離れて生活するようになって、帰省することがなかなかできなくなったりとかというさまざまな要因で、お墓参りをする方の減少が危惧されているところでございます。それに伴いまして、墓地の無縁化といったことも今後危惧されているところでございます。 日ごろから墓地のことにつきまして、ご家族、ご親族とお話をしていただくことが重要とも考えますけれども、現実問題として墓地が荒れているといった話をよくお伺いして、心が痛むところでございます。現時点では町のほうでは新たに墓地を造成するというような予定はございませんけれども、中山間地域の活性化につきましてはさまざまな観点から検討をしていかなければならないというふうには考えております。 議員からのご質問につきましては、貴重なご意見といたしまして受けとめさせていただきたいというふうに思います。 以上です。      (3番森 幹夫君「終わります」の声) ○議長(井上敏雄君) 以上で3番、森幹夫君の一般質問を終わります。 次に、17番、井上正臣君の一般質問の発言を許可します。17番、井上正臣君。      〔17番 井上正臣君登壇〕 ◆17番(井上正臣君) 議長から登壇の機会をいただきましたので、通告に従いまして3点について今から質問を執行部にさせていただきます。 通告主題1としまして、自然災害対策について問う。答弁、町長及び担当課長。 質問要点アとしまして、増水による国道・生活道の浸水地域の対策は。 本年8月の台風12号あるいは11号によって、町内では床下、床上合わせて346世帯の家屋浸水被害が発生したと町の発表が先日あったわけです。同じく、住民にとっては非常に大切な国道、県道あるいは町道等も浸水による被害が発生いたしました。これからの水害対策としまして、枝川地域の水害対策はもちろん緊急を要し、しっかりとした対策を講じる必要があるわけですけども、それに伴い国道33号や天王地区を通っている県道38号あるいは鎌田、大内を通っております県道39号等が浸水被害を受けますと住民の移動が制約されるだけではなく、電車やバスといった公共交通もストップしてしまいます。いの町を経由しての通行はできなくなることは近隣市町村にも大きな被害を与えることにもつながります。 そこでですけども、今回の経験を生かしてこれからにおいて災害時での公共交通の確保を初め、緊急自動車の安全通行の確保は是が非でもしなければと考えるわけです。執行部として今回の水害による経験をどのように生かそうと考えているのか、またその対策はどのようなものなのか、お尋ねしたいと思います。 イとしまして、緊急避難場所に指定の建物の設備・備品の把握はについてでありますけども、町の緊急避難場所として集会所や公民館あるいは学校などが指定されておりますけれども、災害時において町とその避難場所との連絡網の設備あるいは備品はどのように配置され、それぞれ把握されているか、まずお伺いいたします。 また、いの町内には避難場所として指定されている場所、例えば旧伊野町、吾北、本川、それぞれ幾つあるのか、またそれぞれの設備の備品等について把握されているか、重ねてお伺いいたします。 通告主題2としまして、老朽化した水道管の管理体制を問う。 ア、長期的改修計画は、イ、今後10年以内での改良の必要な布設の更新管とのその予算について。ア、イ、まとめて質問させていただきます。 高度成長期に開発された枝川あるいは是友地域には耐用年数35年あるいは40年を超過した水道管が埋設されております。耐用年数が超えるということは劣化による水漏れが発生しやすいし、供給水の無駄につながります。また、小規模の地震の揺れにも耐えることができなくなる可能性もあります。このような不安材料がありますと住民が安心して暮らすことができません。日常はもとより、災害時においても住民の暮らしをしっかり守ることとして水道水の安全供給は重要と考えますので、担当として水道管の管理、今後10年をめどに緊急に交換の必要と思われる水道管はどれくらいの長さであるのか、お尋ねいたします。 また、この緊急性のある更新管を交換すればどれぐらいの経費が必要になるかお尋ねします。 ウとしまして、今後の水道料金の見通しについてお伺いいたします。 現在、椙本神社上の配水池と北山配水池の統合を目指した配水池の新設工事が北山地区山頂に計画されておりますし、古い管の交換費用を含めますと多額の経費が必要になると思います。その費用は最終的には上水道を利用している世帯が負担するようになると思います。住民にとりましては、急激な水道料金の値上げは消費税も上がっている中で大きな家計負担となりかねません。また、2年後には簡易水道事業との一本化も計画されていることから、住民は今後の水道料金の行方に大きな関心を持っております。これらのことから、今後の水道料金の見通しについてどのような料金体制が予想されるか、試算されておりましたらご答弁をお願いいたします。 通告主題3としまして、町内文化財の保護と管理について質問させていただきます。 アとしまして、指定文化財の保存、管理体制はでありますが、文化財の定義には建造物、絵画、彫刻、工芸品、古文書などや考古資料及びその他の学術上価値の高い歴史資料などが有形文化財とあります。また、演劇、音楽、工芸技術といった歴史的芸術上価値の高い無形文化財などがあります。町内には国及び高知県やいの町で指定されている文化財がたくさんあると思います。現在、いの町史の編集作業が進められておりますけれども、このタイミングは町として、これらの文化財の保存あるいは管理を見直す機会にもなるわけですが、現在どのようなデータベースにおいて保存管理をされているのか。また、今後においてどのように取り組もうとしているか、お尋ねいたします。 イとしまして、古文書の保管と分析はでありますけども、古文書の特徴としまして、紙で記録されているものですので湿気や虫食いといったものから保存管理は大変難しく、気をつけなければなりません。これらの資料は単に保存すればよいものではなく、文面の解読や分析が最も重要とされます。現在古文書はどのように保存管理され、また解読作業はできているのか、お尋ねいたします。 1回目の質問を終わります。 ○議長(井上敏雄君) 塩田町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 井上正臣議員のご質問にお答えいたします。 自然災害の緊急避難場所の件についてお答えいたします。 町では毎年地域が管理する集会所や地区公民館を避難所として指定している施設について避難所ごとに水道、炊事施設、トイレトイレでも水洗、くみ取り、和式、洋式、男女トイレの別、そして冷暖房器具、駐車スペース、防災用具等の現状を自主防災会会長や区長より聞き取り調査を実施しているところでございます。また、町の管理する小学校やコミュニティセンターなど比較的規模の大きな避難所につきましては、災害救助用毛布、災害用保存水、簡易トイレ、備蓄食糧などを確認しています。 しかし、各自主防災組織が避難所となっている公民館、集会所の敷地に防災倉庫を設置しているケースがございますが、備品等につきましては全て把握しているわけではございません。今後避難所での設備や備品などもまとめた避難所カルテを作成することも検討してまいりたいと思います。 そうした中で、地域別の避難場所数といったご質問がございました。確かに伊野が84、吾北が16、本川が15という施設、避難所数はあるんですけど、自然災害の中に水害であるとか土砂災害であるとか、そして地震であるとか、全てこの避難所が使えるわけではございません。例えば地震のときになりますと、揺れた後、傾いていない、つえていない、そういったところが避難所になるというふうに判断をしているところでございます。いずれにしろ、行政のほうが避難所につきましてはその時点時点で指示をしてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 濵田建設課長。      〔建設課長 濵田孝男君登壇〕 ◎建設課長(濵田孝男君) 17番、井上正臣議員の1、自然災害対策について問う、ア、増水による国道・生活道の浸水地域の対策はについてお答えいたします。 本年8月の台風に伴う集中豪雨により各河川は増水し、町内の国道及び県道、町道が道路の冠水による車両通行どめ箇所が多発いたしました。各主要路線の状況といたしましてJR朝倉駅前から枝川を結ぶ県道386号朝倉伊野線におきましては、電停宇治団地前付近より枝川横断歩道橋の間で道路が冠水し、国道33号におきましては枝川横断歩道橋から電停中山通り付近の間、電停北山付近から電停鳴谷付近の間、さらに紙の博物館付近で道路が冠水いたしました。また、高知市より土佐市を結ぶ県道38号高知土佐線におきましては、天王ニュータウンを挟む東西で道路が冠水し、さらに波川から土佐市を結ぶ県道39号土佐伊野線におきましては波川のJR可動橋のアンダーパス部分などで道路が冠水いたしました。町道におきましても、宇治川流域や奥田川流域などで多くの道路が冠水いたしました。 以上が状況の報告でありましたが、国道33号におきましては平成27年度に開通を予定しております高知西バイパス天神インターチェンジから枝川インターチェンジの供用開始により常時通行可能な道路の確保が図られると考えており、鎌田インターチェンジから国道33号に接する路線の県道39号土佐伊野線のJR可動橋のアンダーパス部分におきましても常時通行可能な道路が確保できるよう引き続き県に要望していきたいと考えております。 また、県道38号高知土佐線と周辺の町道におきましては、現在施工中の奥田川河川改修事業の早期完成、さらにその上流部の河川改修の事業化を引き続き県に要望していきたいと考えております。町といたしましては、災害時における公共交通や特に緊急車両の通行道の確保を最重要課題と捉え、道路の冠水に伴う車両の通行どめを早期に解消しなくてはならないと考えており、国、県、町が連携して浸水対策事業を推進していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 川村上下水道課長。      〔上下水道課長 川村敏之君登壇〕 ◎上下水道課長(川村敏之君) 17番、井上正臣議員のご質問にお答えをします。 通告主題、老朽化した水道管の管理体制を問う。 ア、長期的改修計画は。 長期的改修計画につきましては、平成21年度策定をしました今後20年間のいの町水道事業基本計画に基づき、地盤が弱く、増水などの多い枝川地区から整備事業の実施時期、時期の平準化を図り、財政の健全性を保ちながら改修事業を実施しているところでございます。 質問要点イ、今後10年以内での改修の必要な更新管とその予算について。 長さ、予算ということでした。長期的改修計画では今後10年以内に更新が必要な配管は枝川地区を中心に口径50ミリ以上が約16キロメートルあります。布設がえに要する費用は約8億円程度と考えております。現状の経営状況や将来の事業計画を踏まえ、予算を計上したいと考えているところであります。 質問要点ウ、今後の水道料金の見通しについてでございます。 平成26年4月1日より水道事業会計が新会計基準へ移行したことにより、平成26年度いの町水道事業会計補正予算(第1号)では当年度未処分利益余剰金が3億4,900万円計上されました。現状の経営状況には問題がないように見受けられます。 議員が言われましたとおり、今後においては29年度の簡易水道の統合や北山、大国山配水池統合事業、重要管路の最新化や老朽管路の布設がえ、多額な費用が必要となる事業が控えております。水道料金の値上げは不可欠と考えているところでございます。 今後は各事業を実施した際の財政状況を分析し、平成29年度簡易水道統合時期をめどに適正な料金体系整備を検討したいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(井上敏雄君) 山崎教育次長。      〔教育次長 山崎泰代君登壇〕 ◎教育次長(山崎泰代君) 17番、井上議員のご質問にお答えします。 通告主題3の町内文化財の保護と管理について問う。 まず、アの指定文化財の保存、管理体制はといったご質問がございました。 いの町には国指定文化財が5件、県指定文化財が11件、町指定文化財が83件あります。これらの指定文化財は指定された国、県、町の文化財保護法及び条例等に基づいて所有者が管理しています。それ以外に委託を受け、本川新郷土館で保管しているものもございます。それぞれの文化財の概要や現在の状況については、町史編さん作業の中で写真や現状のわかる書類の整理ナンバーを付してデータ化され、まとめられております。 次にイの古文書の保管と分析はについてでございます。 いの町では古文書を2件指定しております。どちらも解読後にその価値が表面化しまして、文化財に指定されております。1つ目に、柳瀬二社神社に保存されております古文書は、所有者により保管されております。2つ目の高橋鶴吉旧蔵古文書は所有者の委託を受け、本川新郷土館にて保管、展示もされております。この古文書は本川神楽の歴史を塗りかえる画期的な発見となりましたが、何分でも古く、発見時から欠落した部分も多く、全容の把握はできておりません。 古文書の活用としましては、今回の整備いたしました文化財の一覧を図書館等にも置かせていただき、多くの皆様にごらんいただくことも一つの方法でございますし、また学校教育現場では社会の教材として利用することが考えられます。今後他の市町村の実態把握等も行いまして、より効果的な活用法を検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 17番、井上正臣君。      〔17番 井上正臣君登壇〕 ◆17番(井上正臣君) 2回目の質問をさせていただきます。 まず、避難場所についての質問になりますけども、先ほど町長のほうから詳しい答弁いただいたんですけど、その中でですが、避難場所の中で絞り込んでいきますと、例えばですけども障害者やあるいは高齢者、こういった人たちを対象としたあるいはモデルケースとした避難場所、そういったものを現在つくっているかあるいは設定しているかあるいは検討しているかをお尋ねいたします。 それと、上水道の関係での2回目の質問になりますけども、先ほど課長からの答弁の中でウの今後の水道料金の見通しについての答弁がなかったわけですけども、現状において多大な経費を見込まれている中でそういった水道料金の少なくても見通し、現状よりかこれぐらいアップになるかもわからんとか、なるだろうということはある程度担当としては把握すべきと思いますので、これについて今後どうされるか、改めてご答弁をお願いいたします。 教育委員会関係での答弁の中で古文書等のご答弁いただきましたけども、古文書については既に解読されていることをお聞きしましてほっとしたわけなんですが、今後ですけども、その古文書等含めて保存体制の中でデジタルのデータ化をしたような保存体系、それを例えばやっていきますと観光とかあるいは教育にももうちょっと取っつきやすい、普及しやすいというように考えますけども、これについてどういうふうにお考えになりますか、お尋ねします。 ○議長(井上敏雄君) 塩田町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 井上正臣議員の2回目のご質問にお答えします。 まず、障害者、高齢者のモデルケースとして指定しているのかといったものは、偕楽荘とか吾北荘とか本川保健福祉センターとか、こういった公的なところでは指定しているところであります。一方、公民館であるとか集会所であるとか、これは地区の皆様方とお話をする中でバリアフリー化、そういったものを行っておるところでございます。あくまで高齢者だけ、障害者だけを収容するとか避難さすとかということは考えておりませんので、健常者も含めて皆で助け合いながらやるという意味で施設のバリアフリー化を図っているところでございます。 そして、上水道の今後水道料金の見通し、額といったものは、これは実はまだわかっておりません。どういった額、上げなくてはいけないということは上下水道から報告を受けておりますが、これあくまで企業会計なんです。企業会計ということは水道料金で賄うというこれがルールなんです。1つ違うのは、国保と違って水道というのは90何%皆が利用、恩恵を受けているんです。そういったところで議会とも相談をしなくてはなりませんが、企業会計として、これぐらい努力したから一般会計どうなんだというところも今後のせめぎ合いになろうかと思いますので、まだ額については発表するという段階ではございません。 私からは以上でございます。他の項目につきましては、教育委員会からお答えをさせます。 ○議長(井上敏雄君) 山崎教育次長。      〔教育次長 山崎泰代君登壇〕 ◎教育次長(山崎泰代君) 17番、井上議員の2回目のご質問にお答えいたします。 古文書をデジタル化してはどうかといったご質問がございました。古文書も含めて全ての文化財を現在デジタルカメラでおさめて台帳化しておりますので、これをデジタル化したと私たちは思っております。今後の発信方法を考えていく中で、インターネット等を通じて発信することも可能かというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 以上で17番、井上正臣君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。午後2時5分に再開します。      休憩 13時47分      開議 14時4分 ○議長(井上敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 10番、池沢紀子君の一般質問の発言を許可します。10番、池沢紀子君。      〔10番 池沢紀子君登壇〕 ◆10番(池沢紀子君) 10番、通告に従いまして一般質問を行います。 2日目の最終となりました。午前中は比較的年代の若い方たちの、午後はまた私たちの年代が行いますが、なかなか私も還暦になりまして、具体的な数字を上げての質問がいささかできにくくなっておりますが、できる限り簡潔には質問したいと思いますので、ご答弁も簡潔によろしくお願いいたします。 それで、まず通告主題1、安全・安心な住みよいまちづくりについて。 ア、台風12、11号による枝川家屋浸水被害に対する今後の取り組みについて。 ①具体的な今後の事業について、②要望活動について、③住民の不安解消について。 イ、土砂災害警戒区域について。 ①指定について住民へどのように周知徹底しているのか、②今後の対策、課題について、町長及び担当課長にお伺いいたします。 まず初めに、ア、台風12、11号による枝川家屋浸水被害に対する今後の取り組みについてお尋ねをいたします。 2つの台風により枝川地区のみならず被害に遭われました皆様方に心からお見舞いを申し上げます。ちょっとほかの議員と重なるところが多くあるようですが、枝川地域に住まいし、生まれながら、浸水被害に苦しんできている住民の一人としてお尋ねをいたします。 ①具体的な今後の事業について。 約20年前の議会、枝川地区の家屋浸水対策の一般質問を行ったことを思い出します。現在の枝川雨水ポンプ場が建っているところを滝通りといいます。私が幼少のころは台風、大雨が降るたびにその滝通りを越して水が押し寄せてくる、こういった夢を再々見たことを覚えております。その後、枝川地区は開発が進み、現在のように住宅が建ち並ぶようになりましたが、台風、大雨により浸水してしまっておりました。今議会の答弁あるいは今定例会の執行部の発言の中で枝川地区の浸水対策でさまざまな対策がとられたという発言もありました。大きなものに至りましては、伊野商業の下の呑呑貯留施設、また枝川の雨水ポンプ場、さまざまな施策がとられましたが、それでもまだ浸水をいたしておりました。一日も早く枕を高くして眠れるように、さらなる浸水対策を行うべきではないかと質問をいたしました。 そのころは住民、議会また町執行部がともにさまざまな要望活動を行いました。その後、是友、八田地区、そしていの町民の皆様のご理解により新宇治川放水路トンネルがつくられ、おかげさまで浸水被害は軽減され、安心をして暮らしておりました。放水路トンネルがつくられると浸水被害は全くなくなるというのではなく、軽減されるということも承知をしておりました。しかし、放水路トンネルがつくられた当時の事情を知らない枝川地区の住民もふえ、また放水路トンネルがあるから浸水被害は全くないと思っている住民もいたようです。 台風12号の朝、町の放送がありました。仁淀川の水位の関係で放水路トンネルのはけ口の門が閉まり、枝川地区におきましては浸水が予想されるから注意してくださいとの放送がありました。また、町長が答弁で言われましたように、町内を枝川地区内を放送して回って、役場の職員ですか、消防団の方たちでしょうか、放送して回ってこられました。放送は聞こえたり聞こえなかったりした方たちもいらっしゃいました。あれよあれよという間に水位が上がり、車をつからないように移動する人たちで町道が鈴なり、いっぱいになってしまいました。国道も通行どめ、盆地のように回りを山に囲まれている枝川地区は湖のようになってしまい、降りやまない雨の中でちょうど私が住んでおるところから、枝川南地区ですが、もう孤立化しまして、北のほうには行けれなくなったんですが、やっと行けれるようになって国道付近で枝川のサンシャインラヴィーナの前あたりなんですけれども、夜勤明けで慌てて帰ってきた女性と湖のように化した枝川地区を見るにつけ、ただただ呆然と言葉を失い、立ちすくんでしまいました。その目の前、視線の前方では救援ボートに乗った消防団の方々が、浸水し孤立した被災者の方の救出に向かっていました。一刻も早く安全な場所へ避難できるようにと願いました。そのとき以前に大変床上、床下浸水が枝川地区であったときも救援ボートの数がちょっと少なかったんで、今回も足りているのかと心配もいたしました。 浸水被害につきましては、枝川南地区は床上に至らなかったのですが、そのほかの区域、特に西浦9区、5区に床上浸水被害に遭われた方たちが多い状況でした。高齢者の方、ひとり暮らしの方、どんなに心細く不安だったことでしょう。そして、さらに住宅地を取り巻く山々、住宅地の中は腰からまだ上、胸のあたりまでつかっておりましたので、なかなか私も以前40代のころはずっとぞぶって見回りもしておりましたが、還暦を迎え、ちょっと膝上ぐらいでしかよう行かなくなり、山のほうへ、山々といいますか、山のふもとのほうをずっと見て回ったんですけれども、山々から住宅地へ流れ込む、この山は比較的低いのですが、そんなに高くはありませんが、枝川地区へ流れ込む山々からの水は大変多く、かつてないほど多く、農道の崩壊、渓流、谷後の崩壊、それによりまた町道が崩壊されているような状況でした。池ノ内地区から枝川東浦地区への町道は寸断されておりました。人家の裏の土砂崩れなどもあり、これまでにない被害を目の当たりにし、大雨による被害の大きさを実感させられました。 そこでお尋ねをいたします。 具体的な今後の事業についてお尋ねをします。その中で、②の要望活動とともにですが、お尋ねをいたしますが、他議員の答弁にありましたように枝川地区の浸水被害、先ほど言いましたように5区、9区、天神ヶ谷川の氾濫、そして天神ヶ谷川上流部、西バイパス関係で工事がされない分については特別緊急事業を国へ要望していくということでしたけれども、このめど、どのくらいまでに要望活動をし、また何年の特別緊急事業として採択を受けようとしているのかも含めて、具体的な今後の事業について、また②の要望活動についてお尋ねをいたします。 次に、3番の住民の不安解消についてお尋ねをいたします。 放水路トンネルができるまでは、住民の要望もあり、行政からの説明会、懇談会などが多く回数が行われ、住民、執行部、議会ともども要望活動をいたしておりましたけれども、今回につきましてはいち早く町長、執行部のほうが具体的な動きをされております。これにつきまして、また住民のほうから不安解消、浸水被害の軽減、これからの具体的な今後の事業についてなど、枝川地区の住民から意見交換会なり説明会なりをしてほしいという要望があれば、必要があれば町行政としてそれを受けて、住民の要望をかなえてそういったことをしていくのかどうかもあわせてお尋ねをいたします。 次に、イ、土砂災害警戒区域についてお尋ねをいたします。 ①指定について住民へどのように周知徹底されているのか、②今後の対策、課題についてお尋ねをいたします。 これも町長及び担当課長で、①指定について住民へどのように周知徹底しているのかということは4番議員と質問がダブり、そのお答えはホームページで土砂災害警戒区域の指定のお知らせをホームページに上げている、それと説明会を県はしてきているというような答えだったと思います。 高知新聞では、高知県内には7月末時点で6,756カ所の警戒区域があるものの、土砂災害危険箇所に占める警戒区域への指定率は37.3%と全国32番目の低さ。市町村ごとのばらつきも目立っているほか、指定済みの区域でも住民がそれを知らない場合もある。県はできるだけ早く指定率を100%に近づけるように作業速度を上げる一方、今週以降、全県民対象に指定区域などを知らせていく考えで、県の啓発冊子を全戸配布していこうとしているとのことで、県の9月定例議会予算を上げるとかというようなことも耳にしましたが、ちょっと総務課長の答弁の中ですが、私が住んでいるのは枝川南地区です。それで、南の山の麓に突如3枚の土石流危険渓流の看板が立ちました。当時町建設課へ問い合わせをし、県中央西土木事務所へも出かけました。そのときに県が言ったのは、土石流危険渓流の看板設置に当たっては地元住民に一切これまで県は説明をしてきておりませんということでした。しかし、急にそういったものが立った地元としては、ぜひ説明をしてほしいということで説明会の要望をしましたところ、県下で最初だったということです。枝川南地区のほうへ県が中央西土木の班長が中心になって説明に来ていただきました。 課長が言われました。県は随時説明会をしてきていると。この土砂災害警戒区域の指定のお知らせ、いの町は小学校校区で出されております。いの町枝川小学校区で出されております。それで、これに書かれてあるのを見ますと、高知県では平成21年3月に吾川郡いの町、旧伊野町の一部において土砂災害防止法に基づき土砂災害警戒区域の指定を行いました。神谷、川内、伊野南小学校区については平成21年度以降調査予定ですとあります。この平成21年度以降の神谷、川内、伊野南小学校区についても実施されましたか。ちょっと確認のためお伺いをいたします。 それで、山崎課長にお尋ねしますが、この枝川小学校区の土砂災害警戒区域の指定について、いつ、何年何月何日何時から、どこの会場で説明会をしたのかお尋ねをいたします。それと、今後の対策課題についてもあわせてお尋ねをいたします。 次に、通告主題2、教育行政についてお尋ねをいたします。 ア、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正を受けての今後の取り組みについて。 イ、貧困による子どもの教育の機会均等が損なわれないようにするための支援について。 ウ、伊野幼稚園・伊野小学校改築工事について。 ①今後の取り組みについて。 エ、山中家住宅について。 ①今後のあり方について、町長及び教育長並びに担当課長にお尋ねをいたします。 まず、ア、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正を受けてですが、その概要として、教育行政の責任の明確化。教育委員長と教育長を一本化した新たな責任者、新教育長を置く。教育長は首長が議会同意を得て直接任命、罷免を行う。教育長は教育委員会の会務を掌理し、教育委員会を代表する。教育長の任期は3年とする。委員は4年。教育委員から教育長に対し教育委員会会議の招集を求めることができる。また、教育長は委任された事務の執行状況を教育委員会に報告する。 2、総合教育会議の設置大綱の策定。首長は総合教育会議を設ける。会議は首長が招集し、首長、教育委員会により構成される。首長は総合教育会議において教育委員会と協議し、教育基本法第17条に規定する基本的な方針を参酌して教育の振興に関する施策の大綱を策定する。会議では大綱の策定、教育条件の整備など、重点的に講ずべき施策、緊急の場合に講ずべき措置について協議、調整を行う。調整された事項については、構成員は調整の結果を尊重しなければならない。 また、3として国の地方公共団体への関与の見直し。いじめによる自殺の防止など、児童・生徒などの生命または身体への被害の拡大または発生を防止する緊急の必要のある場合に文部科学大臣が教育委員会に対して指示ができることを明確化するため第50条を見直すとあります。 また、その他で、総合教育会議及び教育委員会の会議の議事録を作成し、公表するよう努めなければならない。そして、現在の教育長は委員としての任期満了まで従前の例により在職する。施行期日は平成27年4月1日。 もうすぐですが、こういった改正に向けて町はどのように今後取り組んでいくのか、具体的な取り組みをお尋ねいたします。 次に、イ、貧困による子どもの教育の機会均等が損なわれないようにするための支援についてお尋ねをいたします。 子どもの貧困は平均的な所得の半分を下回る世帯で暮らす子どもの割合、貧困率、これを2012年では16.3%、ひとり親世帯では54.6%、全国の高校進学率は98.4%、生活保護世帯では89.9%、2013年3月。政府は8月、子どもの貧困対策として貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、必要な環境整備と教育の機会均等を図るとしてありますけれども、ここで質問いたします。 ひとり親世帯で54.6%という高い貧困率がありますけれども、ひとり親世帯に対する支援についてどのような支援をいの町として現在できているのか、お尋ねします。 次に、ウ、伊野幼稚園・伊野小学校改築工事について。 ①今後の取り組みについてお尋ねをいたします。 これもちょっと15番議員と重なります。15番議員の質問の中で中央公園の変更計画がこの本会議の開会日、議席の上にありました。配付されておりました。それを見ますと、建設課では15番議員が言ったように2週間の短縮でした。2週間の短縮を受けて、教育委員会の考えを15番議員が尋ねましたが、答えは中央公園の変更計画がなされた後、入札実施に向け云々、12月議会どうのこうのと言われましたけれども、ここで2週間早まってます。そしたら、当然教育委員会の日程も2週間早まるべきではないですか、なぜ早まらないのか。また、タイムスケジュールの変更の資料提出は建設課からありましたが、教育委員会からはない。ないということは早まらないからないということですか、お尋ねをいたします。 次に、エ、山中家住宅について、今後のあり方についてお尋ねをいたします。 いの町第1次振興計画実施計画第10号を見ますと、山中家住宅改修事業として屋根ふきかえ、平成27年度事業費3,000万円、国庫2,400万円、県300万円、町の一般財源300万円、平成28年度火災防火設置改修200万円、事業費が200万円で、これは全て町の一般財源の200万円と、こうあります。この山中家住宅について今後のあり方をどのようにしていくのか。文化財としてあるいは地元の観光資源としてどのようにしていくのか、教育委員会としてどのように考えられているのか、お尋ねをいたします。 次に、3、住民に開かれ、信頼される町政・議会についてお尋ねをいたします。これは町長にお尋ねをいたします。 ア、情報公開について、イ、住民の目線に立って、住民に寄り添って、住民主体とは、ウ、職員が個々の力を発揮できる職場環境整備について、エ、議会基本条例制定について、同じく町長にお尋ねをいたします。 まず、ア、情報公開について。 いの町は情報公開条例が制定されて長くなりますが、職員の認識、統一見解は図られているのか、お尋ねをいたします。町長初め執行部初め全職員が情報公開について一致した考え、認識を持っているのか、統一見解が図られているのか、お尋ねをいたします。 イ、住民の目線に立って、住民に寄り添って、住民主体ということを執行部は答弁の中でよく使われます。この議会、議場でも使われておりますが、これらのことについて町長はどのように認識されて答弁をされているのか、お尋ねをいたします。 次に、ウ、職員が個々の力を発揮できる職場環境整備についてお尋ねをいたします。 教育長がいじめ対策の答弁でしたか、コミュニケーションという言葉を使われましたが、私も職員の方が個々の力を発揮できる職場環境整備についてで人と対する力、人と向き合う力が向上するように、対人関係、町民と職員、職員と職員、上司と部下などの対人関係、対人能力、コミュニケーション能力が求められているのではないかと考えております。 そういったものが対人関係を調整する力が備われば、おのずと職員の方々が自分の力を発揮できる職場環境ができるのではないかと思います。対人関係でコミュニケーション能力が高まれば互いに互いを信頼する、そういったこともでき上がってくるのではないかと思います。これは町民と職員、職員と職員、上司と部下においても信頼関係が大事と考えているという執行部の方々、確かにそういった、町民課長でしたか、言われませんでしたか。部下との関係で信頼関係を大切にしていると言われた課長がいらっしゃったような気がします。そのコミュニケーション能力が求められていますが、どのような工夫をしているのか、お伺いをいたします。新人の研修をどこかに毎年しているとか、そういった答弁は望んでおりませんので、お尋ねをいたします。 その次に、エ、議会基本条例制定についてお尋ねをいたします。 全国の町村議会議員の意識調査というものがありました。その意識調査の結果を踏まえて、平成25年2月に今後の町村議会のあり方と自治制度に関する研究会が作成した冊子、町村議会議員の活動実態と意識の中で新たな議会運営のルールを明確にし、議会改革の法律となる議会基本条例、新しい議会運営の制度化としての議会基本条例について述べてあります。 議会基本条例制定は、北海道栗山町が平成18年、2006年5月に制定したのが最初である。同年12月末日までに三重県、神奈川県湯河原町が加わった。それが平成20年、2008年12月末日までに31自治体、平成21年、2009年4月末日までに54自治体、平成24、2012年3月末日までに286自治体、20道府県6政令市169市19町村に上っている。1,789自治体のうちいまだ16%にすぎない。とはいえ、その制定数は増加している。 また、議会基本条例の制定をしている町村は8.5%にすぎない。平成23年、2011年です。こうした町村の制定数を踏まえて、議員がこれにどうかかわるかが議会改革にとっての重要なポイントである。できるだけ早く制定すべきである、21.2%、制定には十分な議論が必要である、34.8%というように、制定に向けた意向が過半数となっている。これに既に制定している14.3%を加えると70%となっており、議会基本条例制定は大きな流れとなっている。多くはないとはいえ、19%の議員が会議規則や委員会条例で対応できると考えている。地方分権時代の議会運営を明確化すること、議会に不信を持つ住民に対する議会運営のマニフェストの意味を持つこと、そして議員提案条例が少ない中でその策定を学ぶ機会となること、これらは議会基本条例制定の意義である。住民と歩む新しい議会運営はもはや会議規則や委員会条例で対応できるとは思えないとあります。 また、この議会基本条例を一番初めに制定した北海道栗山町の議会基本条例の前文では、栗山町民から選挙で選ばれた議員により構成される栗山町議会は同じく町民から選ばれた栗山町長とともに栗山町の代表機関を構成する。この2つの代表機関はともに町民の信託に応える活動をし、議会は多人数による合議制の機関として、また町長は独任制の機関として、それぞれの異なる特性を生かして町民の意思を町政に的確に反映させるために競い合い、協力し合いながら栗山町としての最良の意思決定を導く共通の使命が課せられている。議会が町民の代表機関として地域における民主主義の発展と町民福祉の向上のために果たすべき役割は将来にかけてますます大きくなる。特に地方分権の時代を迎えて自治体の自主的な決定と責任の範囲が拡大した今日、議会はその持てる権能を十分に駆使して自治体事務の立案、決定、執行、評価における論点、争点を広く町民に明らかにする責務を有している。自由闊達な討議を通してこれら論点、争点を発見、公開することは討論の広場である議会の第一の使命である。このような使命を達成するために本条例を制定すると、こうあります。 こういった全国での動きがありますが、地方分権の時代で自治体の長として議会基本条例の制定の意義についての町長の見解をお伺いをいたします。 次に、議長済いません、あと何分ですか。 ○議長(井上敏雄君) 現在は、今33分。 ◆10番(池沢紀子君) わかりました。済いません、続けます。 4、中山間地域振興について。 ア、吾北分校の存続、イ、地域資源を生かし、雇用を創出し、人口流出を防ぎ、人口増を図るための取り組みについて、ウ、役場職員(臨時を含む)の町内在住者の雇用と町外在住職員の転入について、副町長にお尋ねをいたします。 いの町が合併してことしで10年目、第2次振興計画が策定されようとしています。今後の課題として次の10年間の重要施策の一つに研修がありました。平成26年度、土佐・長岡、吾川郡町村議会議員の研修が中山間地域の発展にでありました。これに刺激を受けまして、本当に中山間地域振興が重要である、重要施策の一つであるということを痛感しておりまして今回の質問となっております。 今後の課題として次の10年間の重要施策の一つに中山間振興策があると私は考えております。私は高知市と隣接する枝川に住んでいることもあり、合併して初めのころは吾北、本川地区の広大な山合いと森林に圧倒される日々でした。伊野町にも山間地域がありますが、吾北、本川地区の雄大さに圧倒されました。いの町は将来的に本川、吾北地区に救われるといった町民の方の声もありました。 私は嶺北の広域行政事務組合議会議員として嶺北地域に定期的に出かけることにより、合併することなく地域を愛し、必死で地域を豊かにし、お互いに助け合い、生き抜こうとしている方々の話を聞く機会に恵まれております。いの町は合併をしました、吾北、本川、伊野と合併をしました。合併10年、合併のデメリットを憂うのではありません。合併のメリットを生かし、前向きに進んでいくしかないんです。前向きに必死に生き抜こうと、知恵と力を出し合わなければならない時期です。いの町として旧本川村、旧吾北村、伊野町が共存共栄していくべきと考えます。幸いにいの町は総合支所方式をとっています。以前はこの総合支所方式がどうなんやろかとも思いましたが、現在におきましては合併して10年、3地区、本川、吾北、伊野、それぞれの地区の特性、特徴、そういったものを生かしてのまちづくり、いの町づくりがこれから先本当に大切になってくると思います。 将来的に20代、30代の女性が少なくなり、また生産人口が減ると財源、収入も少なくなる。これから先は本当に生き残りをかけて必死でやっていかなければならないと考えております。本川地区を愛し、吾北地区を愛し、伊野地区を愛すという郷土愛をより深く、さらに見詰め直すときと考えて、中山間地域振興について質問をさせていただいております。 その中で、ちょっと長くなりました、簡潔に。ア、吾北分校の存続は中山間地域振興に欠かせないことです。これは町長はきょう別の議員の答弁でもありました。吾北地区、吾北分校の存続が中山間地域振興に欠かせません。吾北分校は吾北地域に高校教育の場が欲しいという地域の要望によりつくられた学校と聞いております。今後の吾北分校の存続について、そのあり方、必要性を再確認し、生徒が減ることのないよう魅力ある分校とする必要があります。26年度入学生は20人に及びませんでした。 現在、吾北分校の全学年の生徒数が61人、1学年が15人、2学年が20人、3学年が26人で61人。それで、地区別生徒数が、吾北地区が24人、本川地区が4人、神谷から2人、伊野から11人、伊野南から1人、日高村から4人、仁淀川町から9人、高知市から6人となっております。伊野、高知市合わせて11と6で17人も吾北分校に通っております。仁淀川町からの通学の補助もありますが、またこのいのといいますか、高知市からの通学も便利になるようにすることも必要ではなかろうかと思いますが、来年度以降入学生を確保するための取り組み、ことしが1学年15人ですから、20人を目標としていかなければならないと思いますが、来年度以降入学生を確保、多くするための取り組みをお伺いいたします。 次に、イ、地域資源を生かし、雇用を創出し、人口流出を防ぎ、人口増を図るための取り組みについてお尋ねいたします。 嶺北地域は積極的に移住者をふやす取り組みを行っています。本川地区では40人、1年間に人口が少なくなったともお聞きします。人口が少なくなり、本川村役場が合併により総合支所となり、村のときより職員数が減れば自然と人の心は寂しくもなったりします。本川、吾北地区では地域おこし協力隊員も応募があっていますが、まだまだ嶺北地域の人数には及びません。本川、吾北の地域資源の一つに森林の活用方法をより積極的にしないのでしょうか。 吾北にできました、町有林も総務課の管轄から森林政策課とし、伊野、本川に森林政策課の分室を置きませんか。そういった方法も可能ではないかと思います。そこに雇用が生まれます。職員数のことがあり、無理なことかもしれませんが、雇用のことも考え、本川に森林政策課の分室を置いてみたらどうでしょうか。雇用が生まれます。 地域の大事な資源として森林が位置づけられていますか。今後の町内の建物、構造物に積極的に使用する方法をとりませんか。新本庁舎では町内の材木を使用した壁などをつくると聞いています。1階の町民ホールの椅子が木製と知り、町内の材木かと思いお聞きしましたところ、職員からは外材とのことで、私は大ショックでした。机、椅子、テーブル、案内板、標識など、いろんなものに吾北、本川、伊野の町内の材木が使えるのではないでしょうか。町内で生産することにより雇用も生まれます。今すぐ実現できなくても長期計画は立てられるのではないでしょうか。町内の森林の活用方法、地域の活性化に生かす方法は見つけ出す必要があるのではないでしょうか。お伺いをいたします。 次に、ウ、役場(臨時を含む)の町内在住者の雇用と町外在住者の転入についてお伺いいたします。 人はどこへでも居住する権利がありますので、その権利を侵害する気持ちは全くありません。今後のいの町を考えるとき、本川、吾北、伊野地区を郷土とし愛する、そんな職員がふえることを望み、切望し、お尋ねをいたします。その土地を知り、そこで暮らす人々を知る職員の方がふえることは大事なことではないでしょうか。お尋ねをいたします。 通告主題5、入札について。 ア、公平・公正な入札について、イ、コンプライアンスは守られているのか、あわせて町長にお伺いをいたします。 いの町建設工事競争入札心得があります。その第4条で入札の方法など、入札参加者またはその代理人(以下入札者という)は仕様書、設計書、図面とあります。その第3項に入札者は入札執行者の指定する場所に待機しなければならない。無断で指定する場所を離れた者、入札時間帯に入札しない者は入札を辞退したものとして取り扱う。4、入札執行中は入札者間の私語及び放言並びに携帯電話などでの外部との連絡を禁ずる。指示に従わないときは入札書投函後であっても入札の辞退があったものとして取り扱うことができる。5、入札時間帯を過ぎても指示に従わず、入札書に投函しないときは入札の辞退があったものとして取り扱う。それとあと6ともあります。 こういったいの町建設工事競争入札心得の入札の方法と第4条のコンプライアンスは守られているのか、お尋ねをいたします。 ア、公平・公正な入札がいの町ではできておりますか、イ、コンプライアンスは守られていますか、あわせて町長にお伺いいたします。 また、先日質疑の中で工事請負議案に対する質疑がありましたが、今後町としてどういう体制をとるのか。質疑以後、何らかの動きがあったのかどうか、あわせてお伺いをいたします。 1回目の質問を終わります。 ○議長(井上敏雄君) 塩田町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 池沢議員のご質問にお答えいたします。 私からは安全・安心な住みよいまちづくりについて、その住民の不安解消についてお尋ねがございました。 今回の浸水対策につきましては、議会での行政報告などで状況をお知らせいたしましたが、住民の皆様からも状況説明など、ご要望がございましたら区長を通じてお知らせしていただき、説明会や懇談会のような形で対応を考えていきたいと考えております。情報につきましては、できるだけオープンにするとともに、住民の皆様の不安を一刻も早く解消できるよう、事業推進に力を注いでまいりたいと考えております。 次に、通告主題3、住民に開かれ、信頼される町政・議会についてお尋ねがございました。 まず、情報公開についてお尋ねがございました。 透明かつ公正で民主的な町民参加による町政実現を目指すために情報公開の推進が必要不可欠であると考えており、いの町情報公開条例に基づく公文書の開示を初め、情報公開を進めているところでございます。今後とも開かれた町政を目指し、情報公開を積極的に進めていくつもりでございます。 ただ、議員のおっしゃる全職員の認識、統一見解が図られているかといったお尋ねがございました。それも全職員の認識が一つになっておるとは私もまだ感じておりませんので、今後とも職員の指導、教育を行ってまいりたいと思っております。 次に、住民の目線に立って、住民に寄り添い、住民主体といったお尋ねがございました。 これらは全て同じ事柄を示しているものと考えます。これは施策の決定、実行に当たって、いわゆる役所の論理や都合で行うものではなく、住民の皆様が真に何に困り、その解決に真に何を求めているかといった地域の生きた声を拾い上げ、分析し、そして有効な施策を導き出すことと考えております。そのため、職員は積極的に現場に出て、地域を見て、住民の皆様のお話をよく聞くことが重要であると考えております。また、このことは私も含め、執行部のみならず、住民の皆様もその取り組む姿勢を同じくするものと考えます。 次に、職員が個々の力を発揮できる職場環境整備についてお尋ねがございました。 限られたマンパワーで住民サービスを維持向上させるためには、職員一人一人がその能力を向上させるとともに、その能力を最大限に発揮することが求められますが、そのためには何より議員のおっしゃるとおり職場環境の整備が重要であると考えております。そのためには、上司と部下との間での意見、相談、提案が自由に闊達にできる風通しのよい環境、セクハラやパワハラなど、職員の意欲の低下を招く行為が起こらない環境の整備が必要だと考えております。そのような職場環境の整備について、定期的な庁議等での指示や人権研修等を通じて職員一人一人の意識の向上に努めているところでございます。 また、特に住民の皆様方との対人関係、コミュニケーション、これが本当に職員がこれから成長するかしないかが重要なポイントでございます。そのため日ごろから上司、同僚、そういった業務の中で、また先輩が教えていくような、課長にお願いをしているところでございまして、特に新規採用職員の配置先につきましてはそういった住民の皆様方と接触する、特に接触しやすい場所、そういったところに視点を置いた人事配置も考えているところでございます。 最後に、議会基本条例制定についてお尋ねがございました。 議会基本条例は議会の基本倫理やその運営をどのように行うのか、また議員の倫理等について定めた事項であり、重要なものであると認識していますが、私の立場から議会基本条例の制定について意見を述べるよりも、議員の皆様方において、特に議会改革特別委員会も設置しておりますので、条例制定について前向きの議論をしていただければと考えております。 私からは以上でございます。他の項目につきましては、副町長、担当課のほうからお答えいたします。 ○議長(井上敏雄君) 筒井副町長。      〔副町長 筒井正典君登壇〕 ◎副町長(筒井正典君) 10番、池沢議員のご質問にお答えをいたします。 中山間振興について、まず吾北分校の存続でございますが、吾北地区の現在の人口は2,600人、そのうち65歳以上が1,277人と、高齢化率は49%となっております。少子・高齢化等による地域活力の低下は大きな課題でございますが、現在吾北分校に在学しておる61人の血気盛んな若者が通っている吾北分校の存在というのは中山間地域の大きな活力源となっておるところでございます。 吾北分校存続のために、町では補助金、吾北分校新入生補助金あるいは吾北分校通学費の補助、吾北分校の協力費、吾北分校活動育成費、奨学資金の貸付制度等、財政的な援助の継続や側面からのサポートによる支援、また学校では魅力ある学校づくりの取り組みを積極的に進め、吾北地区の持つ教育環境を生かしながら地域や小・中学校等と連携し、人間のきずなを深め、地域に貢献できる人づくりに取り組んでまいりました。その結果、就学・就職率100%という社会に貢献できる卒業生を送り続けてきたところでございます。 そんな中、本年9月12日には県立高等学校再編振興計画についてパブリックコメントが募集をされました。県への働きかけも何度も行ってまいりましたが、吾北分校存続の条件としましては予定どおり、平成27年度から1学級20人以上を2年連続して満たない状況となった場合は募集停止を検討するとなっております。住民の方々も地域に学校を残したいという思いは熱いものがあります。行政としましても今まで以上に学校と連携を図りながら、子どもが吾北分校に行きたいと思えるような学校づくりのための継続的な支援に努めてまいりたいと思っております。特に地域の中学生の過半数の生徒が進学することが、その地域に高校が存在を意義を認めていただくということにつきまして非常に大切なことであるというふうに考えているところでございます。 次に、地域資源を生かし、雇用を創出し、人口流出を防ぎ、人口増を図るための取り組みについてのご質問にお答えをいたします。 当町は森林面積約4万2,000ヘクタール、森林率は実に90%となっております。そして、当町の森林面積の約5割を占める民有林、人工林は現在そのおよそ半分が育成段階にある50年生以下となっておりますが、10年後にはその8割が51年生以上となり、資源として本格的な利用が可能となる段階を迎えようとしております。この豊かな森林資源を背景といたしまして、県内における大型製材工場や木質バイオマス発電所の稼働により、今後の原木需要の増大が見込まれております。 そのため、効率的な森林整備や原木供給体制の確立に向けた森林施業の集約化や林内路網の整備などへの支援を推進することにより、町内の林業事業体や自伐林家といったさまざまな森林、林業の担い手の経営基盤の強化を図ることが雇用の創出、そして定住化にもつながるものと認識をしているところでございます。また、新本庁舎や幼稚園舎などの内装材に利用することを目的に、昨年度本川地区の町有林を伐採をしたところでございます。 ご指摘のありました新庁舎の職員の机、椅子というものへの使用につきましては、震災への対応がありまして計画ができていないところでございますけれども、そのほか伐採作業、伐採後の造林作業に係る雇用が創出をされました。そして来年度以降、植栽された苗木の育成のための下刈り作業などが必要になってくることなどから、これらを実施するに当たっての雇用の創出も期待をされているところでございます。 このように町産材を利用することは林業生産活動にその収益が還元されることになり、中山間や公共建築物や公共土木工事などにおいては今後とも可能な限り町産材の利用を進めてまいりたいと考えております。 次に、役場職員(臨時を含む)の町内在住者の雇用と町外在住職員の転入についてでございます。 いの町の職員採用に当たりましては、町職員採用試験案内では居住地に関する受験資格は定めておりません。近年は中山間地にお住まいの方が採用された実績は若干少ないという傾向にはありますが、採用試験案内は町広報紙への掲載、町内の高等学校への情報提供などにより広く町内住民への周知を図っているところでございます。受験申込者の町民の割合ですが、約25%でございますので、まずはより多くの町民の方に受験をしていただき、優秀な成績で合格してほしいというふうに願っているところでございます。臨時職員の雇用につきましては、ハローワークを通じて募集をしておりますので、町内在住の方に応募をしてほしいというふうに思っております。 職員が地域を知ることは非常に重要なことでございます。地域に生まれ育ち、地域を熟知し、地域と深い関係を持つ職員の必要性は議員のご指摘のとおりでございまして、その地域で核となる人材や地域に居住する人材を確保することが防災や中山間の振興にもつながるものと考えております。町外在住の職員につきましては、それぞれの事情があってのことと認識をしておりますが、職員の中には吾北支所に異動になって住所を移したというような例もございますけれども、なお一層町内への転入につきまして理解を得るように努めてまいりたいと思います。 私からは以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 藤岡教育長。      〔教育長 藤岡孝雄君登壇〕 ◎教育長(藤岡孝雄君) 10番、池沢議員の通告主題2、教育行政についての要点アからエまで、順次お答えをさせていただきます。 まず、要点のア、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正を受けての今後の取り組みについてお答えをいたします。 議員ご指摘のとおり本法律は本年6月20日に公布されまして、来年4月1日から施行されることとなりました。その中で、概要につきましては議員が述べられたとおりでございますが、具体的にいの町教育委員会が取り組んでおります事項についてご説明をさせていただきたいと思います。 教育委員会定例会におきまして、今回法改正の趣旨、先ほど議員が申されました4項目ですが、その内容の意見交換しながら確認をとっております。そして、現状のいの町教育行政の課題を各委員からの意見の出し合いによって双方お互いが確認し合い、その確認事項を持って1度あるいは2度、町長ともお話し合いをすべく、現在その準備を進めておるところでございますが、町長についてはこれから委員会を通じて要請をしていきたいと考えております。ちなみに、委員会全体での町長との話し合いの場は比較的少のうはございましたけれども、委員長のほうにおきまして数多く町長とは協議がなされているといった報告も受けております。そして、新たな総合教育会議、これの運営についても町長交えて話し合いをしたいというところでございます。 そして、具体的な作業でございますが、条例そして教育委員会規則、さらには要項、数々の委員長の名前が削除されますので、経過措置を盛り込んだ条例あるいは規則の整備に努めながら、これは総務課の法制実務担当のほうの協力もいただきながら制度開始に向けて遅滞なくその作業を進めていきたいと考えております。 いずれにいたしましても、教育の課題はたくさんございます。私たちが地域において抱える課題にもしっかりと目を向けながら、これからの教育行政をどう進めていかなければならないか、子どもたちの成長をどうしていかなければならないか、深く考えながら教育行政を進めていかなければならないものだと考えております。今後、我々教育委員会に課せられました責務は今まで以上に重くなると同時に、厳しさが増してまいります。現状に甘んじることなく、積極的にみずからの見識を高め、地域に密着したいの町教育のよさを生かしつつ教育行政を進めてまいりたいと考えております。 次に、要点のイ、貧困による子どもの教育の機会均等が損なわれないようにするための支援についてでございます。 教育委員会といたしましては、議員のご指摘のありましたひとり親世帯を含む子どもに対しての特別な支援をするのではなく、全ての子どもに対して学力向上のための支援をしていくべきと考えております。確かに家庭の経済力と子どもの学力は比例しているということは各種の調査研究から言われているところでございます。しかしながら、貧困による子どもの教育の機会均等が損なわれている状態とは経済的な理由によって学習塾に通えないことだけを指すものではないとも考えております。むしろ身体的、精神的虐待、ネグレクト、育児に対する親の無関心等の環境で育ってきた子どもたちが心を愛情で満たされない状態であることのほうが大きな問題であるとも思っております。 町内の小学校では学級ごとに課題ができてない場合や学習内容が定着できていない子どもを対象に放課後に補習を行ったり、特定の曜日、時間に学校体制で加力学習の時間を設定したり、長期休業中に保護者の皆さんの了解を得まして補習も行っております。そして、中学校におきましても同様に、国及び県の事業を活用いたしまして長期休業中に集中して補習を実施したり、テスト期間中や特定の期間に全学年や希望者を対象に加力並びにその補習を実施しております。 教育委員会といたしましてはさきに述べた家庭、保護者への支援も含めていの町の子ども全てが自立し、将来の志や夢を実現できるための学力、基礎学力をつけていくための支援を今後も継続してまいりたいと思っております。 次に、要点のウ、伊野幼稚園・伊野小学校改築工事の今後の取り組みについてのご質問でございます。 議員よりは、15番議員の質問答弁に関連しまして2週間短縮できると、委員会サイドで日程の変更をしないのはどうしてかといったご質問内容でございました。 この件につきましては、午前中15番議員に対しまして次長より答弁したように、まず建設課のほうで所管で進められております中央公園の都市計画手続が完了し、同時に委員会サイドとしても開発の許可申請、そして建築確認を県とも担当課とも事前に協議を進めておりまして、2週間確かに早まることが現時点では予測されておりますが、その期間に短くなれば前倒しでもその作業が作業的に乗っかれるように万全の準備を進めておりまして、最終的というか、議案として上げるのは、これも次長が答弁させていただいたように12月の定例議会を目途に、現在その作業を進めて準備を進めております。いずれにいたしましても、安全で安心な施設整備に早急な対応で努めていきたいと、このように思っております。 要点のエ、山中家住宅についての質問にお答えします。 ご承知のように山中家住宅については昭和47年5月15日付で国指定の重要文化財となったということでございます。外観は自由に見学もできまして、年間約200名程度ご来訪いただいております。山中家住宅は個人所有の文化財として登録されておりまして、当時の持ち主が他界されてからはその息子さんの所有となり、管理は所有者の母親に町から委託し、清掃並びに周囲の草刈り等実施をお願いしているところでございます。 これまで修繕につきましては、直近でございますが、平成3年に全面的に屋根のふきかえを行いましたが、以前のように住宅内のいろりで火をたくこともなくなり、かやの劣化が非常に早く、苔や草が生えまして、確かに見た目もよくない状況となっております。現在といいますか、昨年来、その改修に向けて県を交えて所有者と協議を進めておりまして、議員ご指摘のとおり実施計画の第10号で事業計画を27、28と盛り込んでおりましたけれども、所有者の意向というものがやはり、ご存命のときに寄附あるいは管理者をかわるための寄附行為というか、そこの辺でお身内のご家族の中のまとまりが、意見の整理がつかないといった状況でございまして、現時点改修については所有者の意見を、意思決定を待っているような状況でございます。 いずれにいたしましても、古来の建築や風習を学ぶことのできる重要な文化財でもございますので、さまざまな困難が予想されるにもかかわらず、所有物件を文化財として登録し、保存を図ろうと決意された所有者の意思を尊重いたしまして、ともに保存対策を講じてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 筒井副町長。      〔副町長 筒井正典君登壇〕 ◎副町長(筒井正典君) 10番、池沢議員の4番の答弁が若干ぬかっておりましたので、お答えをいたしたいと思います。 4の中山間振興についての中で、森林政策課の分室を本川にというご質問でございましたけれども、森林政策課が現在できましてから2年目を迎えたところでございます。業務内容、いろいろなもののことをもう少し吾北支所での課として検討してまいりたいと思いますが、雇用が生まれるという観点で見ますと、現在本川の支所に直轄砂防の事業対応がございますので、国土調査の職員を本年度から配置をしているといった形で進んでいるところでございます。 ○議長(井上敏雄君) 濵田技術監理課長。      〔技術監理課長 濵田孝男君登壇〕 ◎技術監理課長(濵田孝男君) 10番、池沢議員のご質問にお答えをいたします。 私のほうからは、1、安全・安心な住みよいまちづくりについて、ア、台風12、11号による枝川家屋浸水被害に対する今後の取り組みについてお答えをいたします。 まず、1、具体的な今後の事業についてでございますが、宇治川浸水対策調整会議におきまして浸水被害の検証を踏まえ、具体的な事業の検討が行われ、今後国、県、町がそれぞれ事業を推進していくこととなります。町といたしましては、宇治川支川の河川改修、都市下水道事業などの内水対策が役割となり、国、県と連携し、計画的に事業の推進を図らなければならないと考えております。 次に、2、要望活動についてでございますが、国に対しましては新宇治川放水路のはけ口門が仁淀川からの逆流防止のため閉鎖されている間についても何らかの対応ができるよう、新宇治川放水路の能力向上と内水対策への支援といたしまして、町が事業主体となる河川改修や都市下水道事業などに対する補助事業の整備について国土交通省、財務省、地元選出国会議員へ要望活動を行っております。内水対策への支援に対しましては、国土交通省におきまして新規事業化について検討中であるとお聞きしております。 また、県に対しても天神ヶ谷川の早期改修による浸水被害の解消といたしまして、現在施工中の高知西バイパス工事に伴う天神ヶ谷川改良工事の早期完成、国道33号横断部で計画されている水圧管路の早期着工及び完成、現在施工中の天神ヶ谷川改良工事より上流約320メートルの普通河川東浦側合流点付近までの河川改修の事業化について、高知県議会、高知県知事、土木部中央西土木事務所に要望を行っております。今後につきましても、国、県の浸水対策が早期に事業化されるよう要望活動を計画的に継続していきたいと考えております。 ご質問の中で、天神ヶ谷川のめどというご質問がございましたが、もし今進めております床上浸水対策特別緊急事業に採択がされれば、この採択の要件におおむね5年ということが記載されております。 次に、5の入札について、ア、公平・公正な入札についてのご質問にお答えいたします。 入札につきましては、いの町契約規則、いの町一般競争入札実施要項、いの町指名競争入札実施要項、いの町建設工事競争入札心得等の町の規定に基づき実施をしております。また、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律、公共工事の品質確保の促進に関する法律に基づき、国や県の動向を踏まえ、いの町の状況に応じ制度の見直しも行っております。 平成24年4月には委託業務の前払い金制度を導入し、平成25年2月には請負対象金額5億円以上の建設工事の予定価格の公表を事前から事後に変更しております。今後につきましても、近隣市町村の状況を注視しつつ、社会情勢に沿った公平で公正な入札を実施していきたいと考えております。 次に、イ、コンプライアンスは守られているかとのご質問にお答えいたします。 入札につきましては、日ごろから公正性や透明性の確保に取り組んでおりますが、入札談合の排除や未然防止を徹底するためには入札制度改革の取り組みのほか、コンプライアンス意識の向上や知識の習得が重要になります。このため、8月25、26日には高知県土木部が開催しました平成26年度職員コンプライアンス研修に本町職員も8名が参加したところでございます。今後につきましても、機会があるごとにコンプライアンスの意識の向上や知識の習得に努め、発注事務の的確な遂行に関する職員の理解と意識の高揚を図り、公平で公正な入札を行っていきたいと考えております。 また、ご質問の中で、質疑からきょうまで町としてどのような対策をとったかということで、その中で入札心得の第4条という分がありまして、この部分について談合に対するかかわりという分を疑われることがありましたので、この分の徹底を行っております。また、入札の談合情報の分がございますので、この談合情報があった場合には談合情報の調査委員会を設置するように準備をしておりまして、担当職員も2人指名をしております。 それから、何か動きはあったかということでございますが、けさの朝礼の段階では入札情報については何もございません。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 山崎総務課長。      〔総務課長 山崎豊久君登壇〕 ◎総務課長(山崎豊久君) 10番、池沢議員より土砂災害警戒区域についてお尋ねがございました。 土砂災害警戒区域は、土砂災害防止法に基づき県知事が急傾斜地の崩壊や土石流の危険性のある地域を指定するものでございます。 まず、枝川地区の土砂災害警戒区域指定に関する説明会は平成21年9月5日、枝川コミュニティセンターで開催しております。また、神谷、川内、伊野南小学校区などでの説明会も指定された場合には同様に対象地区での説明会を開催しているところでございます。 次に、今後の対策、課題についてでございますが、ハード事業はなかなか困難であるため、引き続き区域内での居住者に対し自分が危険な地域に住んでいるんだといった周知徹底を図る必要があることはもちろんでございますが、各地区ごとに具体的な情報伝達や避難体制の整備を検討していくことが重要になると考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 暫時休憩をします。午後3時40分に再開をします。      休憩 15時24分      開議 15時39分 ○議長(井上敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 10番、池沢紀子君。      〔10番 池沢紀子君登壇〕 ◆10番(池沢紀子君) 10番、2回目の質問をいたします。 答弁を聞いておりまして、私のコミュニケーション能力のなさを少し感じながら2回目の質問をさせていただきます。 通告主題1の安全・安心な住みよいまちづくりについて、イ、土砂災害警戒区域について、②今後の対策課題について、山崎総務課長にお尋ねします。 例えば指定について住民へ周知徹底していくということですが、例えば土石流危険渓流、土砂災害警戒区域の土石流危険渓流ですが、それが枝川の南地区で高知西バイパスによってそれが土石流危険渓流区域が防ぐようになると。なった場合、それは今後の対策と課題ですけれども、私は一つの課題と思っておりますが、そうやって土石流、土砂災害を西バイパスによって防ぐ、防いだらもうそれで土石流危険渓流の看板はのくのかと思えばのかないようですが、これはどういうことですか。これはここの地区に限らず土砂災害警戒区域に指定されて、それを何らかの形で解消をした、その後、これは課題じゃなかろうかと思いますが、お尋ねをいたします。 それと、通告主題の2、教育行政についてお尋ねをいたします。 この答弁を聞きまして、私のコミュニケーション能力と日ごろの信頼関係のなさかなとか思いながら、教育長には以前笑顔ということを言いましたが、この議会では私はコミュニケーション能力、お互いに、その力がどうかなと思いながら答弁をお聞きしておりました。 まず、イ、貧困による子どもの教育の機会均等が損なわれないようにするための支援についてですが、これは私が全体的に支援するというのは当たり前です。特別にひとり親世帯を支援すべきとの質問はしておりません。その中で、大変質問通告が多かったので、こういったひとり親世帯では54.6%という高い比率を持ってますよと。その全体的に支援する中でこういったことについては特にどのような配慮をしているのか、これを特に特定してここだけやりなさいと、ほかの支援は支援じゃありませんと言ってるんじゃないんです。私のこれはコミュニケーション能力の不足と思いますので、そういった点で私は質問をしておりますので、お尋ねをいたします。 それと、ウの伊野幼稚園・伊野小学校改築工事について、①今後の取り組みについて、これもまた私のコミュニケーション能力の不足でしょう。町長と以前に質問して答弁を受けて、いつまでたっても平行線ですねと言われましたが、これについてもひょっとしたら教育長といつまでたっても平行線かもしれません。しかし、住民のほうはサービスを受ける住民として、特にこの伊野幼稚園・伊野小学校改築工事について、住民とトラブルがあって深く反省してませんでしたか。 中央公園の変更計画について、2週間早まったのなら、当然全体計画として今回の8日の開会日の議場に中央公園の変更計画とありましたが、その裏には教育委員会のスケジュールの変更が出てくるとばっかり思っておりました。出ませんでした。私が言っていることがおわかりになりますでしょうか。 12月議会と言われました。そして、早くなるかもしれませんといったようなことも言うたようにも答弁をお聞きしましたが、議会は臨時議会もあります。安全・安心な、教育長は1回目の答弁で言われましたよね、安全・安心、子どもの安全・安心を一番に考えるべきと。考えるべきなら幼稚園、特に伊野小学校の校舎は安全面で一日でも早く新しく建て直す、工事を着工することが保護者、地域の皆様の安心につながるのではないですか。そういった認識を私は持っておりました。違いますか。 それと同じく、どうして一日でも早く着工する必要があるかということについて、重ねてお尋ねをします。 今、国、県が積極的に工事を発注しております。これから平成26年度末に向かってますます繁忙期を迎えると思われます。このため工事の作業員並びに資材の不足が現在でも叫ばれております。一つの例として、新庁舎建設においても移転後、本格的な工事の発注においては数カ月おくれ、そのため作業員、資材などが大きく不足し、現在でも3カ月おくれとなっているのではないですか。その二の舞を踏まないためにも一日でも早い発注をし、入札をし、作業員、資材の確保などを図らなければ新庁舎と同じ轍を踏むのではないですか。一日でも早く工事を着工すべきではないですかといった質問です。また、重なりますが、子どもたちの安全のためにも一日も早く幼稚園を建築して、さらに伊野小学校の建築にかかるべきではないでしょうか、お尋ねをいたします。 この伊野幼稚園、伊野小学校改築工事と中央公園の変更というのは一つの全体の取り組みですよ。教育委員会は教育委員会、建設課は建設課でばらばらにやっているんじゃないですよ。そういったことが住民から連携がとれてないって言われているんです。住民のほうからとても厳しいご意見が出ております。連携がとれてないとご意見が出ております。建設課、学校教育課との連携はとれてないと。住民からのご意見が上がっております。 それと、通告主題3の住民に開かれ、信頼される町政・議会について町長にお尋ねをいたします。 町長に対する質問も、私も町長に対してもコミュニケーション能力はないようですので、今回は平行線にならないように質問をしなければなりませんが、ウ、職員が個々の力を発揮できる職場環境整備についてですが、人と対する力、コミュニケーション能力ですが、人それぞれ個性があります。事務的なことが得意な職員、また現場に出かけられる職員、特に住民の方と対面して事業に取り組まなければならない職員はおのずと対人能力をつける、養うことができる、できております。しかし、それがまた苦手な職員もいることは事実ではないでしょうか。個人、個性があります。人それぞれ能力が違います。能力に合った職員配置というのも必要になってくると思います。努力をしてもできないことはできません。私もカラオケで歌を歌えと言われてもできません。 そういったそれぞれの職員の個々の力が発揮できる異動なりも今後これから本当に考えていかないと、職員が健康で公僕として住民サービスに努めていくことができなくなっては大変ですので、町長におかれましてはそういったことも今後さらに考えていくべきではなかろうかと思いますが、町長にお尋ねをいたします。 それと、エの議会基本条例制定についてですが、これは制定をするのは当然議会ですので、町長が言ったとおりですが、私が聞いておるのは制定について議会が機能強化をします。この地方分権、そういった時代については例えばそういった基本条例で反問権とかうたったりとか、いろいろしていきます。条例も制定していくとか。どれだけ住民に開かれて議会が機能強化できるか、議会改革ができるかというのはこれからの課題ですが、そういった議会の権能といいますか、機能が強化され、発言が多くなったり、議員活動がさらに活発になったりしていきます。そういったことについて、町長はこの議場でも例えば条例で反問権を認めたとしたら議論も活発になったりしますが、そういったことについて町長は受けて立つのかと言ったら語弊もありますが、そういったことに対してどういった覚悟、どういった見解を持たれているのかお尋ねをいたします。 2回目、終わります。 ○議長(井上敏雄君) 塩田町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 池沢議員の2回目のご質問にお答えします。 私からは、開かれた行政として再度お尋ねがございました。 言われるように事務そして技術、事務でも現場に行く者、内部事務をする者、いろいろございますが、やはり内部にいても電話での住民対応というのは十分必要でございます。そういった意味で先輩方のご指導を仰いでいるといった答弁もさせていただきました。当然職員の皆様方にはその業務が苦手であるとか、対人関係が苦手であるとか、苦手であっても成長するのかなかなか成長しないのか、いろんな個性の方がおいでます。そういったものは当然人事異動によって職場の配置がえといったものを、これは総務そして担当課のご意見を伺いながらその職員が病気にならないように、さらに伸びるような方向で人事異動というのはやっているつもりでございます。 そして、議会基本条例制定についてのお尋ねもございました。 私は1問目で、当議会で議会改革特別委員会が設置されていますので、前向きの議論をしていただきたいといったお答えをいたしました。そうした中で、今反問権といった具体の話があってまいりました。私、反問権も必要であるというふうに考えておりますが、ただ反問権を執行部に許すのか許さないのか、これも特別委員会の中で十分議論をしていただきたいというふうに考えているところでございます。 私からは以上でございます。他の項目につきましては、教育と総務のほうでお答えをいたします。 ○議長(井上敏雄君) 藤岡教育長。      〔教育長 藤岡孝雄君登壇〕 ◎教育長(藤岡孝雄君) 10番、池沢議員の2回目のご質問にお答えいたします。 主題の2、教育行政のイとウについて、お答えをさせていただきます。 まず、イについてでございます。特に配慮といったご質問でございましたが、委員会としましては1回目でもお答えさせていただいたように、特に配慮という特化した項目を設けずに、町内全ての子どもについて教育委員会のできる支援について取り組んでいくという考えで施策を進めておるところでございます。具体には、答えにはならんかもしれませんが、これまでも就学援助の制度を活用しまして、その支援体制をつくっているところでございます。 それから、伊野幼稚園・伊野小学校の改築、1回目もありましたし、議員からもございました。確かに現在のスケジュールでいいますと公聴会がなくなった所要の要件もありますが、2週間前倒しで出てきております。それなのになぜ委員会の先行して建築します幼稚園を待って12月なのかといった趣旨のご質問でございましたが、これについても1回目でお答えいたしました。教育次長も午前中の答弁の中でも答えてきたように、12月をめどに委員会としてできる限りの万全の準備を整えております。 したがいまして、その準備の中で日程が現在のスパンの流れでいきまして2週間前倒しになれば、議員がおっしゃった2週間繰り上げての臨時会の招集も当然視野に入っておりますので、1回目でも重なりますが、要するに期間があかないように、作業、作業を進めて万全の準備を整えていくという思いで幼稚園、さらには来年度以降の小学校の工事についても準備をそれこそ近隣の住民の皆様、そして庁舎内の検討協議会の職員の皆さんの意見を踏まえて、より慎重に取り組んでまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 山崎総務課長。      〔総務課長 山崎豊久君登壇〕 ◎総務課長(山崎豊久君) 10番、池沢議員の2回目のご質問にお答えをいたします。 土砂災害警戒区域についての中で、今後の対策で、高知西バイパスで防げるようになったら看板はのくと思っていたが、これが課題と思っていたといったご質問でございました。 土砂災害警戒区域の指定は土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律第6条の規定により県知事が指定し、指定の解除も県知事が行うこととなっておりますので、西バイパス完成後の状況を判断して県知事が決定するものと考えております。 以上です。 ○議長(井上敏雄君) 10番、池沢紀子君。あと4分です。      〔10番 池沢紀子君登壇〕 ◆10番(池沢紀子君) 10番、3回目の質問をいたします。 通告主題2、教育行政について、ウ、伊野幼稚園・伊野小学校改築工事について、今後の取り組みについて、これは町長及び教育長並びに担当課長とありますので、町長にも通告してありますので、町長と教育長にお尋ねをいたします。 建設課と学校教育課との連携ができているのかという住民のご指摘があっております。それと、学校教育課が庁議とか企画検討委員会、それについて学校教育課でこの伊野幼稚園・伊野小学校改築工事についてまだまだ町長部局との協議ができてないんじゃないですか。これは町長にお尋ねをいたします。 そういったことを1年前にも言いましたが、教育長は笑顔で答えられましたが、まだまだできてないんじゃないですかと町長にお尋ねをいたします。 それで、今教育長からお答えがありました。2週間建設課のほうが早くなっているから学校教育課としてもその可能性はなきにしもあらずといったようなことでしたが、そういったこともタイムスケジュールとして建設課の裏、表か、そこに出してきちんと公開するべきでしょう。これも町長にお尋ねいたします。 それと、小学校の今後の取り組みで、じゃあ幼稚園が遅くても、早かったら臨時議会で請負議案、遅かったら12月議会で請負議案、じゃあいつまでにできますか。着工されて完成予定はいつか。それを受けて小学校の建築は、着工予定といいますか、いつごろからか。また、それが小学校が建築終了するのはいつごろまでか。今後の取り組みについて答えがなかったので、3回目で質問させていただきます。 以上、終わりです。 ○議長(井上敏雄君) 塩田町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 池沢議員の3回目のご質問にお答えをいたします。 建設課と学校教育課との連携、できているのかといったお尋ねがございました。 確かに議員のおっしゃるとおり1年前はまだ学校教育課のほうが先行しておりましたが、対住民との対話、接触、そこでは少し建設課とのずれがあったというふうに私も認識しておりますが、今現在は建設課、学校教育課、連携して中央公園、伊野の幼稚園、伊野の小学校、建設に向けて鋭意取り組んでいる状況でございます。 そういった中で、2週間早くなっているのでタイムスケジュール、これは少し建設課と違ってスケジュール表が出てなかったことは私からおわびをいたします。そして、今学校教育課のほうも鋭意進めておりますので、臨時議会、12月から2週間早い臨時議会となりますと、実は私一番国への要望の重要な時期でございまして、今概算要求で要望いたしました。27年度予算の要望等に走り回りますので、開会は土曜、日曜になろうかと想定をしております。 工期につきましては、少し私今把握しておりませんので、教育委員会のほうからお答えをいたします。 ○議長(井上敏雄君) 藤岡教育長。      〔教育長 藤岡孝雄君登壇〕 ◎教育長(藤岡孝雄君) 10番、池沢議員のご質問にお答えします。 工期のご質問がございました。 まず、伊野幼稚園の完成予定工期でございますが、現時点のタイムスケジュールの今の見通し、めどでございますのでご承知おき願いたいと思っております。 幼稚園の完成が平成27年7月末。続いて、小学校の校舎のほうの発注の予定でございます。これが平成27年8月。幼稚園の完成を受けて後に発注にかかる予定でございます。次に、給食センター、これが配置計画でいきますと一番北側になります。平家の建物でございまして、平成28年8月。そして最後の工事でございます。プールそして体育館の事業ですが、平成29年4月の発注で、小学校の工期が27年8月から28年6月工期。給食センターが28年8月発注で29年2月工期。最後のプール、体育館のほうは平成29年4月発注予定で平成30年2月の工期を現在のところタイムスケジュール的には見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 以上で10番、池沢紀子君の一般質問を終わります。 お諮りします。本日の会議はこれで延会したいと思います。ご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、本日はこれで延会することに決定しました。 あす午前10時に再開します。 本日はこれで延会します。 お疲れさまでございました。      延会 16時4分...