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03月27日-06号

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  1. 高知市議会 2020-03-27
    03月27日-06号


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    令和 2年第474回 3月定例会 第474回高知市議会定例会会議録第6号━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  議事日程 第6号 令和2年3月27日(金曜日)午後2時開議第1市第1号 令和2年度高知市一般会計予算市第2号 令和2年度高知市卸売市場事業特別会計予算市第3号 令和2年度高知市国民健康保険事業特別会計予算市第4号 令和2年度高知市収益事業特別会計予算市第5号 令和2年度高知市駐車場事業特別会計予算市第6号 令和2年度高知市国民宿舎運営事業特別会計予算市第7号 令和2年度高知市産業立地推進事業特別会計予算市第8号 令和2年度高知市土地区画整理事業清算金特別会計予算市第9号 令和2年度高知市へき地診療所事業特別会計予算市第10号 令和2年度高知市農業集落排水事業特別会計予算市第11号 令和2年度高知市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算市第12号 令和2年度高知市介護保険事業特別会計予算市第13号 令和2年度高知市後期高齢者医療事業特別会計予算市第14号 令和2年度高知市水道事業会計予算市第15号 令和2年度高知市公共下水道事業会計予算市第16号 令和元年度高知市一般会計補正予算市第17号 令和元年度高知市卸売市場事業特別会計補正予算市第18号 令和元年度高知市国民健康保険事業特別会計補正予算市第19号 令和元年度高知市産業立地推進事業特別会計補正予算市第20号 令和元年度高知市農業集落排水事業特別会計補正予算市第21号 令和元年度高知市公共下水道事業会計補正予算市第22号 高知市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例議案市第23号 高知市職員定数条例の一部を改正する条例議案市第24号 高知市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例議案市第25号 高知市長等の給与,旅費等に関する条例の一部を改正する条例議案市第26号 高知市職員給与条例の一部を改正する条例議案市第27号 高知市職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例議案市第28号 高知市新庁舎整備基金条例の一部を改正する条例議案市第29号 高知市税条例の一部を改正する条例議案市第30号 高知市手数料並びに延滞金条例の一部を改正する条例議案市第31号 高知市印鑑条例の一部を改正する条例議案市第32号 高知市まちづくり活動検討委員会条例制定議案市第33号 高知市無料低額宿泊所の設備及び運営に関する基準を定める条例制定議案市第34号 高知市老人憩の家条例の一部を改正する条例議案市第35号 高知市老人福祉センター条例の一部を改正する条例議案市第36号 高知市成年後見制度利用促進審議会条例制定議案市第37号 高知市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例議案市第38号 高知市幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例議案市第39号 高知市国民健康保険条例の一部を改正する条例議案市第40号 高知市食品衛生法施行条例の一部を改正する条例議案市第41号 高知市旅館業法施行条例の一部を改正する条例議案市第42号 高知市公衆浴場における配置及び衛生措置等の基準に関する条例の一部を改正する条例議案市第43号 高知市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例議案市第44号 高知市浄化槽の保守点検業者の登録に関する条例の一部を改正する条例議案市第45号 高知市中央卸売市場条例制定議案市第46号 高知市公設水産地方卸売市場条例制定議案市第47号 高知広域都市計画事業下島土地区画整理事業施行規程に関する条例の一部を改正する条例議案市第48号 高知広域都市計画事業中須賀土地区画整理事業施行規程に関する条例の一部を改正する条例議案市第49号 高知市都市公園条例の一部を改正する条例議案市第50号 包括外部監査契約締結議案市第51号 市道路線の廃止に関する議案市第52号 市道路線の認定に関する議案市第53号 訴訟の提起について市第54号 調停の申立てについて市第57号 高知市職員給与条例の一部を改正する条例議案第2 市第58号 教育委員会委員の選任議案 市第59号 固定資産評価審査委員会委員の選任議案第3 市議第1号 高知市報酬並びに費用弁償条例の特例に関する条例制定議案第4 市議第2号 南海地震等災害対策調査特別委員会の付議事件の変更に関する決議案 市議第3号 新型コロナウイルス感染症対策に関する決議案 市議第4号 新型コロナウイルス感染症対策に関する意見書議案 市議第5号 新たな過疎対策法の制定に関する意見書議案 市議第6号 中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書議案 市議第7号 種苗法改定に関する意見書議案 市議第8号 公立・公的病院の国基準に基づく一方的な再編,統合は行わないことを求める意見書議案 市議第9号 公立学校教員に1年単位の変形労働時間制を適用しないことを求める意見書議案第5 請願第1号外7件  ────────────────  本日の会議に付した事件日程第1 市第1号議案から市第54号議案まで,市第57号議案日程第2 市第58号議案,市第59号議案日程第3 市議第1号高知市報酬並びに費用弁償条例の特例に関する条例制定議案日程第4 市議第2号議案から市議第9号議案まで日程第5 請願第1号外7件常任委員会,議会運営委員会の閉会中事務調査の件  ────────────────  出席議員1番 浜口佳寿子君  2番 島崎 保臣君3番 甲木 良作君  4番 木村  亘君5番 神岡 俊輔君  6番 迫  哲郎君7番 はた  愛君  8番 細木  良君9番 岡崎 邦子君  10番 深瀬 裕彦君11番 長尾 和明君  12番 下本 文雄君13番 下元 博司君  15番 岡崎  豊君16番 近藤  強君  17番 戸田 二郎君18番 高橋 裕忠君  19番 海治甲太郎君20番 横山 公大君  21番 大久保尊司君22番 伊藤 弘幸君  23番 氏原 嗣志君24番 吉永 哲也君  25番 清水おさむ君26番 平田 文彦君  27番 西森 美和君28番 寺内 憲資君  29番 川村 貞夫君30番 和田 勝美君  31番 竹村 邦夫君32番 福島  明君  33番 山根 堂宏君34番 高木  妙君  欠席議員14番 田鍋  剛君  ────────────────  説明のため出席した者      市長      岡崎 誠也君      副市長     吉岡  章君      副市長     中澤 慎二君      総務部長    大野 正貴君      防災対策部長  松村 和明君      財務部長    橋本 和明君      市民協働部長  谷脇 禎哉君      健康福祉部長  村岡  晃君      こども未来部長 山川 瑞代君      環境部長    宮村 一郎君      商工観光部長  森田 洋介君      農林水産部長  高橋 尚裕君      都市建設部長  林 日出夫君      教育長     山本 正篤君      上下水道事業管理者              山本三四年君      消防局長    本山 和平君      監査委員    藤原  敏君      財政課長    澤村 素志君  ────────────────  事務局職員出席者      事務局長    藤原  哲君      事務局次長   池畠 正敏君      事務局参事   山崎 敬造君      庶務課長補佐  谷村 守敏君      議事調査課長補佐広松 康児君      議事調査課法務担当管理主幹              竹村 博和君      議事調査課管理主幹              中須賀広典君      秘書係長    西  理恵君      調査係長    田村 章代君      議会庶務担当調整官              松下 智子君      書記      川村 浩之君  ~~~~~~~~~~~~~~~~  午後2時0分開議 ○副議長(寺内憲資君) これより本日の会議を開きます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(寺内憲資君) この際諸般の報告を事務局長からいたします。 ◎事務局長(藤原哲君) 御報告いたします。田鍋剛議員より本日欠席の届け出がありました。 市長から議案の提出がありました。 市第58号議案,市第59号議案でありますが,内容につきましては,印刷してお手元に配付してありますので,朗読を省略させていただきます。 議員から議案の提出がありました。 市議第1号議案から市議第9号議案まででありますが,内容につきましては,印刷してお手元に配付してありますので,朗読を省略させていただきます。 以上でございます。  ────────────────            31重財第149号            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様         高知市長 岡崎 誠也    追加議案の提出について 下記の議案を市議会に追加提出します。         記市第58号 教育委員会委員の選任議案市第59号 固定資産評価審査委員会委員の選任議案  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様 提出者 高知市議会議員 近藤  強             下本 文雄             竹村 邦夫             山根 堂宏             氏原 嗣志     議案の提出について 下記の議案を別紙のとおり地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出します。         記市議第1号 高知市報酬並びに費用弁償条例の特例に関する条例制定議案  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様 提出者 高知市議会議員 近藤  強             下本 文雄             竹村 邦夫             山根 堂宏             氏原 嗣志     議案の提出について 下記の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。         記市議第2号 南海地震等災害対策調査特別委員会の付議事件の変更に関する決議案  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様 提出者 高知市議会議員 近藤  強             下本 文雄             竹村 邦夫             山根 堂宏             氏原 嗣志     議案の提出について 下記の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。         記市議第3号 新型コロナウイルス感染症対策に関する決議案  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様 提出者 高知市議会議員 近藤  強             下本 文雄             竹村 邦夫             山根 堂宏             氏原 嗣志     議案の提出について 下記の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。         記市議第4号 新型コロナウイルス感染症対策に関する意見書議案  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様 提出者 高知市議会議員 岡崎 邦子             大久保尊司             島崎 保臣             神岡 俊輔             迫  哲郎             氏原 嗣志             和田 勝美             福島  明     議案の提出について 下記の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。         記市議第5号 新たな過疎対策法の制定に関する意見書議案  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様 提出者 高知市議会議員 山根 堂宏             高木  妙             西森 美和             伊藤 弘幸             大久保尊司     議案の提出について 下記の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。         記市議第6号 中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書議案  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様 提出者 高知市議会議員 はた  愛             浜口佳寿子             近藤  強             川村 貞夫     議案の提出について 下記の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。         記市議第7号 種苗法改定に関する意見書議案  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様 提出者 高知市議会議員 下本 文雄             下元 博司             島崎 保臣             はた  愛             細木  良             迫  哲郎             浜口佳寿子     議案の提出について 下記の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。         記市議第8号 公立・公的病院の国基準に基づく一方的な再編,統合は行わないことを求める意見書議案  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様 提出者 高知市議会議員 下本 文雄             下元 博司             島崎 保臣             はた  愛             細木  良             迫  哲郎             浜口佳寿子     議案の提出について 下記の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。         記市議第9号 公立学校教員に1年単位の変形労働時間制を適用しないことを求める意見書議案  ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 市第1号議案から市第54号議案まで,市第57号議案 ○副議長(寺内憲資君) 日程第1,市第1号議案から市第54号議案まで,市第57号を一括議題といたします。 予算決算常任委員長の報告を求めます。岡崎豊議員。  ────────────────            令和2年3月25日高知市議会議長 田鍋 剛様   予算決算常任委員長 寺内 憲資       審査報告書 本委員会に付託の事件は,審査の結果下記のとおり決定したから,委員会条例第36条の規定により報告します。         記市第1号 令和2年度高知市一般会計予算            別紙のとおり修正市第2号 令和2年度高知市卸売市場事業特別会計予算      原案可決市第3号 令和2年度高知市国民健康保険事業特別会計予算    原案可決市第4号 令和2年度高知市収益事業特別会計予算        原案可決市第5号 令和2年度高知市駐車場事業特別会計予算       原案可決市第6号 令和2年度高知市国民宿舎運営事業特別会計予算    原案可決市第7号 令和2年度高知市産業立地推進事業特別会計予算    原案可決市第8号 令和2年度高知市土地区画整理事業清算金特別会計予算 原案可決市第9号 令和2年度高知市へき地診療所事業特別会計予算    原案可決市第10号 令和2年度高知市農業集落排水事業特別会計予算    原案可決市第11号 令和2年度高知市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算                               原案可決市第12号 令和2年度高知市介護保険事業特別会計予算      原案可決市第13号 令和2年度高知市後期高齢者医療事業特別会計予算   原案可決市第14号 令和2年度高知市水道事業会計予算          原案可決市第15号 令和2年度高知市公共下水道事業会計予算       原案可決市第16号 令和元年度高知市一般会計補正予算          原案可決市第17号 令和元年度高知市卸売市場事業特別会計補正予算    原案可決市第18号 令和元年度高知市国民健康保険事業特別会計補正予算  原案可決市第19号 令和元年度高知市産業立地推進事業特別会計補正予算  原案可決市第20号 令和元年度高知市農業集落排水事業特別会計補正予算  原案可決市第21号 令和元年度高知市公共下水道事業会計補正予算     原案可決市第28号 高知市新庁舎整備基金条例の一部を改正する条例議案  原案可決市第30号 高知市手数料並びに延滞金条例の一部を改正する条例議案                               原案可決〔市第1号議案修正案は231ページに掲載〕〔市第1号議案附帯決議案は232ページに掲載〕  ────────────────  〔予算決算副委員長岡崎豊君登壇〕 ◎予算決算副委員長(岡崎豊君) 予算決算常任委員会の報告を申し上げます。 第474回定例会におきまして,当委員会に付託されました議案は,予算議案21件,その他議案2件であります。 これらの議案につきましては,4つの分科会において執行部から詳細な説明を求め,審査いたしました結果,市第1号令和2年度高知市一般会計予算は,商工費を減額する修正案を賛成少数で否決し,民放ラジオ難聴地域解消事業に係る総務管理費を減額する修正案のとおり,修正可決すべきものと決しました。 また,市第3号令和2年度高知市国民健康保険事業特別会計予算,市第14号令和2年度高知市水道事業会計予算及び市第16号令和元年度高知市一般会計補正予算については賛成多数で,その他の議案については,いずれも全員の賛成をもって,原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお,市第1号令和2年度高知市一般会計予算に対して,トイレトレーラーの購入費の執行に関する附帯決議案が提出され,全員の賛成をもって可決いたしました。 執行部におかれましては,各分科会での質疑や全体会での附帯決議の趣旨を十分に生かしながら,今後の市政執行に当たっていただくよう申し添えます。 以上で,予算決算常任委員会の報告を終わります。 ○副議長(寺内憲資君) 総務常任委員長の報告を求めます。岡崎邦子議員。  ────────────────            令和2年3月23日高知市議会議長 田鍋 剛様     総務常任委員長 岡崎 邦子       審査報告書 本委員会に付託の事件は,審査の結果下記のとおり決定したから,委員会条例第36条の規定により報告します。         記市第22号 高知市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例議案                               原案可決市第23号 高知市職員定数条例の一部を改正する条例議案     原案可決市第24号 高知市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例議案                               原案可決市第25号 高知市長等の給与,旅費等に関する条例の一部を改正する条例議案                               原案可決市第26号 高知市職員給与条例の一部を改正する条例議案     原案可決市第27号 高知市職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例議案                               原案可決市第29号 高知市税条例の一部を改正する条例議案        原案可決市第31号 高知市印鑑条例の一部を改正する条例議案       原案可決市第32号 高知市まちづくり活動検討委員会条例制定議案     原案可決市第50号 包括外部監査契約締結議案                               原案可決市第53号 訴訟の提起について                 原案可決市第57号 高知市職員給与条例の一部を改正する条例議案     原案可決  ────────────────  〔総務委員長岡崎邦子君登壇〕 ◎総務委員長(岡崎邦子君) 総務常任委員会からの報告を申し上げます。 第474回定例会において,当委員会に付託された議案は,条例議案10件,その他議案2件の計12件です。 これらの議案の審査に当たりましては,執行部に詳細な説明を求め,慎重に審査をした結果,市第22号議案外11議案について,いずれも全員の賛成をもって,原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下,審査の状況について申し上げます。 市第32号高知市まちづくり活動検討委員会条例制定議案について,委員から,まちづくり活動検討委員会委員は10人以内とするとあるが,委員構成はどのように考えているかとの質疑があり,執行部から,来年度の審議事項であるまちづくりファンドであれば,実際にまちづくりファンドを利用されている方や,審査していただいている外部の運営委員,また,令和3年度の審議事項であるこうちこどもファンドでは,子供たちの活動が学校中心になってくることが多いので,学校の先生にお願いするなど,テーマに応じた適任の方を探して委員になっていただきたいと考えており,市の職員が入らない場合も想定しているとの答弁がありました。 次に,市第23号高知市職員定数条例の一部を改正する条例議案について,委員から,上下水道局の技術職員を市長部局へ回すことで期待される効果について質疑があり,執行部から,上下水道局に今後,営繕業務にたけている人を供給し続けることが困難な場合が出てくるので,上下水道局の営繕業務を引き取って公共建築課に集約することで,人数の多い中で業務分担がしやすいといった効果を期待しているとの答弁がありました。 次に,市第27号高知市職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例議案について,委員から,この時期に改正することとなった背景等について質疑があり,執行部から,財政難の状況が続いており,生活修繕としての道路修繕は予算化を図るのが難しく,自前で職員が道路修繕を行うことは,危険性も伴っているということで労働組合からも要求があり,労使交渉の末,国に合わせたものである。 また,手当の新設はするが,来年度は市単道路改良費等の予算を4,000万円ほど増額し,委託できる範囲がふえることから,職員が道路修繕に従事する回数は減るものと考えているとの答弁がありました。 次に,市第57号高知市職員給与条例の一部を改正する条例議案について,委員から,今回のコロナウイルス対策関連の危機対策本部での勤務実態について質疑があり,執行部から,引き続き対策本部があり勤務は続いている。設置当初は,長時間の対応が続いていたが,最近はそこまでの状況ではないと聞いているが,詳細までは把握をしていないとの答弁がありました。 委員からは,条例が可決された場合,実際に手当を支給することとなるが,従事した分の手当を支給すればいいということではなく,中心的な役割を担っている職員に,過剰な負担がないかを客観的に把握することは労務管理の面でも必要であり,勤務実態の把握は,丁寧に行うべきとの意見がありました。 以上で,総務常任委員会からの報告を終わります。 ○副議長(寺内憲資君) 経済文教常任委員長の報告を求めます。吉永哲也議員。  ────────────────            令和2年3月19日高知市議会議長 田鍋 剛様   経済文教常任委員長 吉永 哲也       審査報告書 本委員会に付託の事件は,審査の結果下記のとおり決定したから,委員会条例第36条の規定により報告します。         記市第45号 高知市中央卸売市場条例制定議案                               原案可決市第46号 高知市公設水産地方卸売市場条例制定議案       原案可決  ────────────────  〔経済文教委員長吉永哲也君登壇〕 ◎経済文教委員長(吉永哲也君) 経済文教常任委員会の報告を申し上げます。 第474回定例会において,当委員会に付託されました議案は,市第45号高知市中央卸売市場条例制定議案外1件であります。 当該議案につきましては,執行部に詳細な説明を求め,審査いたしました結果,市第45号議案外1件について,全員の賛成をもって,原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下,審査の状況について申し上げます。 市第45号高知市中央卸売市場条例制定議案及び市第46号高知市公設水産地方卸売市場条例制定議案について,委員から,条例から規則となる部分の今後の改正において,民間の意見をどう反映していくのかとの質疑があり,執行部から,規則となる部分については,市場での取引ルールの部分であることから,関係者で組織する市場運営委員会での意見を聞きながら,改正を行っていくことを考えているとの答弁がありました。 次に,委員から,例外規定の内容について質疑があり,執行部から,第三者販売を例に,本来は許可を受けた者に対してでないと販売できないところを,入荷量が多い時には,許可のない者にも販売が可能とするなどの例外を定めているものであるとの答弁がありました。 次に,委員から,今回の条例制定に係る市場への影響について質疑があり,執行部から,規制緩和の方向で卸売市場法等の改正が行われ,これまで法により条例で定めることとされていた業務許可や取引ルールに関する規定について,管理運営部分のみが条例で,その他については,各市場の状況に応じて規則で規定することができるようになったものである。 市場としては,規制緩和による流通構造の変化で,全国的なレベルでの流通が盛んとなり,産地直送のものがふえることが想定され,環境的には厳しくなるが,市民,県民に安定した生鮮食料品を供給していくための市場の機能を守りつつ,売り上げを上げるためには,どうしていくのがよいのかとの視点で,市場関係者と協議を重ねた結果,今回条例等の制定を行うものであるとの答弁がありました。 以上で,経済文教常任委員会の報告を終わります。 ○副議長(寺内憲資君) 建設環境常任委員長の報告を求めます。伊藤弘幸議員。            令和2年3月19日高知市議会議長 田鍋 剛様   建設環境常任委員長 伊藤 弘幸       審査報告書 本委員会に付託の事件は,審査の結果下記のとおり決定したから,委員会条例第36条の規定により報告します。         記市第43号 高知市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例議案                               原案可決市第44号 高知市浄化槽の保守点検業者の登録に関する条例の一部を改正する条例議案                               原案可決市第47号 高知広域都市計画事業下島土地区画整理事業施行規程に関する条例の一部を改正する条例議案                               原案可決市第48号 高知広域都市計画事業中須賀土地区画整理事業施行規程に関する条例の一部を改正する条例議案                               原案可決市第49号 高知市都市公園条例の一部を改正する条例議案     原案可決市第51号 市道路線の廃止に関する議案             原案可決市第52号 市道路線の認定に関する議案             原案可決市第54号 調停の申立てについて                原案可決  ────────────────  〔建設環境委員長伊藤弘幸君登壇〕 ◎建設環境委員長(伊藤弘幸君) 建設環境常任委員会の報告を申し上げます。 第474回定例会におきまして,当委員会に付託されました議案は,条例議案5件,その他議案3件の計8件であります。 これらの議案につきましては,執行部に詳細な説明を求め,審査いたしました結果,いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下,議案の審査状況について御報告します。 環境部所管の市第43号高知市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例議案について,委員から,同条例に基づくペットボトルの処理を日本容器包装リサイクル協会に変更することに伴い,民間業者のペットボトルリサイクル事業と競合するのではないかとの質疑がありました。 執行部からは,飲料メーカーなどが集めたペットボトルを産業廃棄物として,民間処理業者に委託することが多く,高知市の減容工場で処理するのは量販店に設置する拠点回収ボックスで集めた家庭から排出されたペットボトルであり,産業廃棄物とは異なるため,競合になることはないとの答弁がありました。 続いて,委員から,本改正により収入は今後ふえる見込みなのかとの質疑があり,執行部からは,実績単価は1キログラム17円であったが,売り払いの入札を行う容器包装リサイクル協会の前期の入札では,1キログラム25円で売却できることになっているため,収入は今後ふえる見込みであるとの答弁がありました。 次に,都市建設部所管の市第49号高知市都市公園条例の一部を改正する条例議案について,委員から都市公園内で不法に公園を占有している物品の廃棄,代金充当,費用負担などの処理は,今後大変であると危惧されることから,その取り扱いについて質疑がありました。 執行部からは,廃棄,代金充当,費用負担などの取り扱いは,都市公園法等で定められており,運用について今後検討を進めていくとの答弁がありました。 以上で,建設環境常任委員会の報告を終わります。 ○副議長(寺内憲資君) 厚生常任委員長の報告を求めます。下元博司議員。  ────────────────            令和2年3月19日高知市議会議長 田鍋 剛様     厚生常任委員長 下元 博司       審査報告書 本委員会に付託の事件は,審査の結果下記のとおり決定したから,委員会条例第36条の規定により報告します。         記市第33号 高知市無料低額宿泊所の設備及び運営に関する基準を定める条例制定議案                               原案可決市第34号 高知市老人憩の家条例の一部を改正する条例議案    原案可決市第35号 高知市老人福祉センター条例の一部を改正する条例議案 原案可決市第36号 高知市成年後見制度利用促進審議会条例制定議案    原案可決市第37号 高知市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例議案                               原案可決市第38号 高知市幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例議案                               原案可決市第39号 高知市国民健康保険条例の一部を改正する条例議案   原案可決市第40号 高知市食品衛生法施行条例の一部を改正する条例議案  原案可決市第41号 高知市旅館業法施行条例の一部を改正する条例議案   原案可決市第42号 高知市公衆浴場における配置及び衛生措置等の基準に関する条例の一部を改正する条例議案                               原案可決  ────────────────  〔厚生委員長下元博司君登壇〕 ◎厚生委員長(下元博司君) 厚生常任委員会の報告を申し上げます。 第474回定例会において,当委員会に付託されました議案は,条例議案10件であります。 これらの議案の審査に当たりましては,執行部に詳細な説明を求め,慎重に審査いたしました結果,いずれも全員の賛成をもって,原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下,審査の状況について御報告します。 まず,健康福祉部所管の市第33号高知市無料低額宿泊所の設備及び運営に関する基準を定める条例制定議案について,委員から,入居期間の定めに関する質疑があり,執行部から,原則1年以内を入居期間とし,1年を超える場合は,福祉事務所と協議をし判断していくとの答弁がありました。 また,委員から,条例制定後の見通しについて質疑があり,執行部から,この条例は積極的に事業展開するためのものではなく,あくまでも国の社会福祉法改正に基づき,中核市である高知市が制定しなくてはならないものである。 無料低額宿泊所は,大都市部に多いが,施設設置基準が明確でないことや,火災による死亡事故等の問題が発生をしている。本市としては,基準を明確にした上で,申請があれば適切に対応していくとの答弁がありました。 次に,こども未来部所管の市第37号高知市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例議案について申し上げます。 委員から,放課後支援員確保のための取り組みについて質疑があり,執行部からは,新聞広告による募集を行うほか,昨年は採用試験の回数をふやすなど,欠員状況を改善するための取り組みを進めている。 なお今後は,支援員OBへも支援員確保に向けて協力を呼びかけるほか,臨時職員等の実務経験者への周知も積極的に行うなど,欠員状況改善のための取り組みを進めたいとの答弁がありました。 以上で,厚生常任委員会の報告を終わります。 ○副議長(寺内憲資君) これよりただいまの委員長報告に対する質疑に入るのでありますが,ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。─質疑なしと認めます。 これより電子表決による採決をいたします。 最初に,市第1号令和2年度高知市一般会計予算を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は修正可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成16人,反対16人で可否同数であります。 したがって,地方自治法第116条第1項の規定により,議長において本案に対する可否を裁決いたします。 本案については,議長は可決と裁決いたします。よって,本案は可決されました。 次に,市第3号令和2年度高知市国民健康保険事業特別会計予算を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成25人,反対7人で賛成多数であります。よって,本案は原案のとおり可決されました。 次に,市第14号令和2年度高知市水道事業会計予算を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕
    ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成25人,反対7人で賛成多数であります。よって,本案は原案のとおり可決されました。 次に,市第16号令和元年度高知市一般会計補正予算を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成25人,反対7人で賛成多数であります。よって,本案は原案のとおり可決されました。 次に,市第39号高知市国民健康保険条例の一部を改正する条例議案を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成25人,反対7人で賛成多数であります。よって,本案は原案のとおり可決されました。 次に,市第2号議案,市第4号議案から市第13号議案まで,市第15号議案,市第17号議案から市第38号議案まで,市第40号議案から市第54号議案まで,市第57号議案の50件を一括して採決いたします。 以上50議案に対する委員長の報告は可決であります。 50議案は委員長の報告のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成全員であります。よって,市第2号議案外49件は原案のとおり可決されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 市第58号議案,市第59号議案 ○副議長(寺内憲資君) 日程第2,市第58号議案,市第59号議案を一括議題といたします。  〔別冊議案参照〕 ○副議長(寺内憲資君) 提案理由の説明を求めます。岡崎市長。  〔市長岡崎誠也君登壇〕 ◎市長(岡崎誠也君) 連日の御審議ありがとうございます。 ただいま追加提出をいたしました人事議案につきまして,御説明を申し上げます。 市第58号教育委員会委員の選任議案につきましては,今月29日に任期満了となります中村美佐さんを再任することにつきまして,御同意を求めるものであります。 中村美佐さんは,高知大学教育学部教授として,豊富な御経験を有しますとともに,就任以来,そのすぐれた人格と卓越した識見をもとに,御活躍をいただいており,本市の教育委員会委員として適任であると確信するところであります。 次に,市第59号固定資産評価審査委員会委員の選任議案につきましては,令和元年10月から2名の欠員となっておりましたので,新たに尾崎真紀さん,森岡正さんを選任することにつきまして,御同意を求めるものであります。 お諮りしております尾崎真紀さん,森岡正さんは,お手元に配付しております御経歴のとおり,専門的な知識を有するとともに,すぐれた人格と卓越した識見をお持ちの方であり,本市の固定資産評価審査委員会委員として適任であると確信するところです。 以上,追加提出いたしました議案につきまして,御説明申し上げましたが,よろしく御審議の上,御同意を賜りますようお願いいたします。以上です。 ○副議長(寺内憲資君) これより質疑に入るのでありますが,ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。─質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております市第58号議案外1件については,会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(寺内憲資君) 御異議なしと認めます。よって,市第58号議案外1件については,委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより電子表決による採決をいたします。 まず,市第58号教育委員会委員の選任議案を採決いたします。 教育委員会委員に中村美佐氏を選任することについて同意を求める件は,これに同意することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成全員であります。よって,教育委員会委員に中村美佐氏を選任することについて同意を求める件は,これに同意することに決定いたしました。 次に,市第59号固定資産評価審査委員会委員の選任議案を採決いたします。 固定資産評価審査委員会委員に尾崎真紀氏,森岡正氏を選任することについて同意を求める件は,これに同意することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成全員であります。よって,固定資産評価審査委員会委員に尾崎真紀氏,森岡正氏を選任することについて同意を求める件は,これに同意することに決定いたしました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 市議第1号高知市報酬並びに費用弁償条例の特例に関する条例制定議案 ○副議長(寺内憲資君) 日程第3,市議第1号高知市報酬並びに費用弁償条例の特例に関する条例制定議案を議題といたします。  ────────────────市議第1号   高知市報酬並びに費用弁償条例の特例に関する条例制定議案 高知市議会は,高知市報酬並びに費用弁償条例の特例に関する条例を次のように制定する。  令和2年3月27日 提出者 高知市議会議員 近藤  強             下本 文雄             竹村 邦夫             山根 堂宏             氏原 嗣志   高知市報酬並びに費用弁償条例の特例に関する条例 (趣旨)第1条 この条例は,市議会議員の費用弁償について,高知市報酬並びに費用弁償条例(昭和22年条例第18号。以下「条例」という。)の特例を定めるものとする。 (費用弁償)第2条 令和2年4月1日から令和3年3月31日までの間は,条例第10条第2項の規定にかかわらず,同項に規定する旅費は支給しない。   附 則 (施行期日)1 この条例は,公布の日から施行する。 (この条例の失効)2 この条例は,令和3年3月31日限り,その効力を失う。  ──────────────── ○副議長(寺内憲資君) お諮りいたします。ただいま議題となっております市議第1号議案については,提出者の説明,質疑,委員会付託を省略し,直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(寺内憲資君) 御異議なしと認めます。よって,市議第1号議案については,提出者の説明,質疑,委員会付託を省略し,直ちに採決することに決定いたしました。 これより電子表決による採決をいたします。 市議第1号議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成全員であります。よって,本案は原案のとおり可決されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 市議第2号議案から市議第9号議案まで ○副議長(寺内憲資君) 日程第4,市議第2号議案から市議第9号議案までを一括議題といたします。  ────────────────市議第2号   南海地震等災害対策調査特別委員会の付議事件の変更に関する決議案 高知市議会は,次のとおり決議する。  令和2年3月27日 提出者 高知市議会議員 近藤  強             下本 文雄             竹村 邦夫             山根 堂宏             氏原 嗣志   南海地震等災害対策調査特別委員会の付議事件の変更に関する決議 「3.付議事件 1.南海地震対策の推進に関する件」を「3.付議事件 1.南海地震対策及び大規模風水害対策の推進に関する件」に改める。 以上,決議する。  ────────────────市議第3号   新型コロナウイルス感染症対策に関する決議案 高知市議会は,次のとおり決議する。  令和2年3月27日 提出者 高知市議会議員 近藤  強             下本 文雄             竹村 邦夫             山根 堂宏             氏原 嗣志   新型コロナウイルス感染症対策に関する決議 昨年12月に確認された新型コロナウイルス感染症は,世界各地において感染の拡大に歯どめがかからない状況となっており,我が国においては1,193例(3月24日現在),本市においても7例の感染が報告されている。 感染の流行を早期に収束させるためには,新型コロナウイルスをめぐる状況を的確に把握し,国や地方自治体,医療関係者,事業者,国民が一丸となって感染症対策を講じていくことが重要である。 一方で,政府からのイベント自粛要請や,小・中・高校の休校要請なども相まって,市民生活や経済活動に大きな影響が生じている。とりわけ,旅館・ホテル業については,宴会やブライダル,修学旅行のキャンセルが相次ぐほか,実業団や大学のスポーツキャンプが軒並み中止となり,市内の宿泊施設などに大きな影響を及ぼしている。 さらに,寄港予定であった大型クルーズ船のキャンセルが相次ぐほか,観光イベントでは,本市の春を代表する催しである土佐のおきゃくが中止となり,昨年の経済効果は8億5,000万円と試算されるなど,宿泊や飲食業を中心に大きな影響が生じている。 よって,市長においては,公衆衛生の確保を最優先し,国,県と連携して,引き続き感染拡大防止や検査・治療体制整備に取り組むとともに,地域経済対策を初め,あらゆる分野の対策に国,県の財源を活用できるよう速やかな予算措置を行い,さらには公共調達における工期,納期の柔軟な運用などの諸施策を適時,適切に実施することを強く要請する。 また,本市議会としても,本市の執行部を初め関係機関と連携,協力して,一日も早い安全,安心な市民生活を取り戻すべく全力を挙げて取り組むものである。 以上,決議する。  令和2年3月27日              高知市議会  ────────────────市議第4号   新型コロナウイルス感染症対策に関する意見書議案 高知市議会は,新型コロナウイルス感染症対策に関する意見書を次のとおり提出する。  令和2年3月27日 提出者 高知市議会議員 近藤  強             下本 文雄             竹村 邦夫             山根 堂宏             氏原 嗣志   新型コロナウイルス感染症対策に関する意見書 昨年12月に確認された新型コロナウイルス感染症は,世界各地において感染の拡大に歯どめがかからない状況となっており,我が国においては1,193例(3月24日現在),本市においても7例の感染が報告されている。 感染の流行を早期に収束させるためには,新型コロナウイルスをめぐる状況を的確に把握し,国や地方自治体,医療関係者,事業者,国民が一丸となって感染症対策を講じていくことが重要である。 一方で,政府からのイベント自粛要請や,小・中・高校の休校要請なども相まって,市民生活や経済活動に大きな影響が生じている。とりわけ,旅館・ホテル業については,宴会やブライダル,修学旅行のキャンセルが相次ぐほか,実業団や大学のスポーツキャンプが軒並み中止となり,市内の宿泊施設などに大きな影響を及ぼしている。これらは,本市だけでなく全国的に発生しており,大変深刻な状況となっている。 よって,国に対し,この難局に処するため極めて多様な取り組みを地方自治体に求めていることを踏まえ,その実態を詳細に調査した上で,下記の事項のとおり,適切かつ弾力的な支援を講じることを強く求める。         記1.国内における感染拡大の防止に向け,マスク等の必要な物資の供給体制を支援すること。2.患者の増加に備えた入院,治療体制整備のための支援を行うとともに,医療物資が不足することがないよう,国の責任において必要量の確保に努めること。3.感染症の早期収束に向け,WHOなど国際機関との連携のもと,ワクチン等の研究開発を促進するため,必要な予算を柔軟に配分し,あわせて予防,診断,治療法の開発につながる技術の確立を図ること。4.キャンセルが相次ぐ観光関連産業,飲食業への影響,各種イベントの中止などによる地域経済への影響を最小限にとどめるため,中小・小規模事業者や1次産業従事者への支援策,雇用対策,低所得者や子育て世帯に対する支援の実施など,必要に応じ適切な施策を行うこと。5.地方自治体が実施する新型コロナウイルス感染症対策への財政支援を適切に講じること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年3月27日       高知市議会議長 田鍋 剛衆議院議長  大島 理森様参議院議長  山東 昭子様内閣総理大臣 安倍 晋三様財務大臣   麻生 太郎様総務大臣   高市 早苗様文部科学大臣 萩生田光一様厚生労働大臣 加藤 勝信様経済産業大臣 梶山 弘志様国土交通大臣 赤羽 一嘉様  ────────────────市議第5号   新たな過疎対策法の制定に関する意見書議案 高知市議会は,新たな過疎対策法の制定に関する意見書を次のとおり提出する。  令和2年3月27日 提出者 高知市議会議員 岡崎 邦子             大久保尊司             島崎 保臣             神岡 俊輔             迫  哲郎             氏原 嗣志             和田 勝美             福島  明   新たな過疎対策法の制定に関する意見書 過疎対策については,昭和45年に過疎地域対策緊急措置法を制定して以来,4次にわたる特別措置法の制定により,総合的な過疎対策事業が実施され,過疎地域における生活環境の整備や産業の振興など,一定の成果を上げたところである。 しかしながら,人口減少と高齢化は特に過疎地域において顕著であり,路線バスなど公共交通機関の廃止,医師及び看護師等の不足,耕作放棄地の増加,森林の荒廃など,生活・生産基盤の弱体化が進む中で,多くの集落が消滅の危機に瀕するなど,過疎地域は極めて深刻な状況に直面している。 過疎地域は,我が国の豊かな自然や歴史,文化を有するふるさとの地域であり,また,都市に対して,食糧の供給,水資源の供給,自然環境の保全と癒しの場を提供するとともに,森林による地球温暖化の防止に貢献するなどの多面的・公共的機能を担っている。 過疎地域は,国民共通の財産であり,国民の心のよりどころとなる美しい国土と豊かな環境を未来の世代に引き継ぐ努力をしている地域である。 現行の過疎地域自立促進特別措置法は令和3年3月末をもって失効することとなるが,過疎地域が果たしている多面的・公共的機能を今後も維持していくためには,引き続き,過疎地域の振興を図り,そこに暮らす人々の生活を支えていくことが重要である。 よって,政府に対し,過疎地域が,そこに住み続ける住民にとって,安心,安全に暮らせる地域として健全に維持されるよう,新たな過疎対策法の制定と,引き続き総合的な過疎対策を充実・強化し,住民の生活を支えていく政策を推進するよう,下記の事項を強く求める。         記1.新たな過疎対策法を制定すること。その際,現行法第33条に規定するいわゆるみなし過疎と一部過疎を含めた現行過疎地域を継続して指定対象とすることを基本としつつ,過疎地域の指定要件,指定単位については,過疎地域の特性を的確に反映したものとすること。2.過疎地域において特に深刻な人口減少と高齢化に対処するため,産業振興,雇用拡大,子育て支援等の施策を推進すること。3.住民が安心,安全に暮らせるよう,医療の確保,公共交通の確保,教育環境の整備等,広域的な事業による対応も含めて推進すること。4.過疎地域においても,高度通信等社会の恩恵を享受できるよう,情報通信基盤の整備や財政支援措置を講じること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年3月27日       高知市議会議長 田鍋 剛内閣総理大臣 安倍 晋三様財務大臣   麻生 太郎様総務大臣   高市 早苗様農林水産大臣 江藤  拓様国土交通大臣 赤羽 一嘉様  ────────────────市議第6号   中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書議案 高知市議会は,中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書を次のとおり提出する。  令和2年3月27日 提出者 高知市議会議員 山根 堂宏             高木  妙             西森 美和             伊藤 弘幸             大久保尊司   中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書 従来,ひきこもりは主として若年・青年層の課題としてイメージされてきた。しかし最近では,就職氷河期世代も含め中高年層に及ぶ大きな社会問題としてクローズアップされてきている。 政府が中高年層を対象に初めて実施した全国規模の調査が,昨年3月に公表されたが,40歳から64歳のひきこもりが全国で約61万人に上るという推計は社会に大きな衝撃を与えた。ひきこもり期間の長期化や高齢化により,高齢者の親とともに社会的に孤立するケースも少なくない。 政府としては,これまで都道府県,政令市へのひきこもり地域支援センターの設置や,ひきこもりサポーター養成研修・派遣事業を行ってきたが,今後は,より身近な場所での相談支援の実施や社会参加の場の充実など,就職氷河期世代も含めた中高年のひきこもりに対して,これまで以上に実効性ある支援と対策を講じるべきである。 よって,政府に対し,中高年のひきこもりは,個々人やその家族だけの問題ではなく,社会全体で受けとめるべき大変重要な課題と捉え,下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。         記1.より身近な場所での相談支援を行うため,自立相談支援機関の窓口にアウトリーチ支援員を配置し,同行相談や信頼関係の構築といった対本人型のアウトリーチ支援を実施すること。  また,自立相談支援の機能強化に向けたアウトリーチ等を行うための経費については,新たな財政支援の仕組みを創設すること。2.中高年のひきこもりにある者に適した支援の充実を図るため,市区町村によるひきこもりサポート事業のさらなる強化を図ること。  具体的には,中高年が参加しやすくなるような居場所づくりやボランティア活動など就労に限らない多様な社会参加の場の確保。さらには家族に対する相談や講習会などの取り組みを促進すること。3.8050問題など世帯の複合的なニーズやライフステージの変化に柔軟に対応できるよう,断らない相談支援や伴走型支援など,市区町村がこれまでの制度の枠を超えて包括的に支援することができる新たな仕組みを構築すること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年3月27日       高知市議会議長 田鍋 剛内閣総理大臣 安倍 晋三様厚生労働大臣 加藤 勝信様  ────────────────市議第7号   種苗法改定に関する意見書議案 高知市議会は,種苗法改定に関する意見書を次のとおり提出する。  令和2年3月27日 提出者 高知市議会議員 はた  愛             浜口佳寿子             近藤  強             川村 貞夫   種苗法改定に関する意見書 令和2年1月20日から開催中の通常国会において,種苗法改定,自家増殖(採種)一律禁止法案が審議される。種苗法改定案の概要は,自家増殖を許諾制にすることが記されている。これは登録品種が対象であり,非登録品種は対象外であるとのことであるが,平成30年5月には自家増殖は原則容認から原則禁止の方針になっている。 現行法で原則として認められてきた登録品種の自家増殖を許諾制という形で事実上一律禁止となれば,自家増殖(採種)の権利が著しく制限され,農家は種を毎年購入しなければならないなど,経済負担が増し,離農率の増加につながる。 さらに海外では,特定の民間による種子の寡占化や,農薬と化学肥料がセットである遺伝子組みかえの種による遺伝子汚染が進み,在来種が失われる,土地の破壊につながるなどの問題が起こっており,日本も例外ではないと思われる。 農林水産省は,今回すぐれた日本の品種の海外流出防止を目的の一つとしているが,物理的に不可能なので,海外で先に育苗知見の登録をすることを検討するべきである。種苗法は国内法であり,海外流出防止のために日本農家の自家増殖を禁止する必要はない。 また,種子法廃止案と同時に農業競争力強化支援法を成立させて,国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構各都道府県の優良な育種知見を民間(海外を含む)に提供することを促進することとしている。ここに矛盾が発生している。 2018年国連の人権宣言では,種子は農民の権利であることを採択している。自国での食料の生産性と食の安全性を守っていくことは,国民が生きていく上で外すことのできないものである。 よって,国に対し,種苗法改定に当たっては,国民,農業者の懸念の声を踏まえ,下記の事項の実現を求める。         記1.農業者が,登録品種の収穫物,種苗から得られる収穫物の一部を次期収穫物生産のために種苗として用いる自家採種,増殖は原則自由とすること。  登録品種の育成者権者が種苗の再売買,採種,増殖にかかわる限定条件を附帯した場合(許諾制など)は,農業者に対して許諾料のようなものが発生しないよう措置すること。2.国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構などの公的な機関,また地方公共団体で育種,育成された登録品種については,登録品種であっても,農業者による自家採種・増殖の権利を認めること。3.新品種登録のための検査について,厳正,公平な審査が行われるよう,出願された品種を登録品種として認定するための機関に,農家や農民団体の推薦する代表者と,農業にかかわる生物学者が認定決定権にかかわれるよう措置すること。4.種苗会社などの育種・育成者権者が農業者に対して権利侵害として濫訴しないよう担保するため,権利侵害の立証は現物主義を原則とし,特性表を用いて権利侵害を立証する場合でも,農業者を訴える場合は,農家・農民団体の推薦者と,農家にかかわる遺伝子資源と分類にかかわる生物学者も加えた,農林水産大臣諮問の第三者機関などを設置し,農業者に対する権利侵害で種苗会社や育種・育成者権者が訴える前に,機関に事前通知し,育成者権が及ぶ品種か否かを判定する制度を設けること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年3月27日衆議院議長  大島 理森様参議院議長  山東 昭子様内閣総理大臣 安倍 晋三様農林水産大臣 江藤  拓様  ────────────────市議第8号   公立・公的病院の国基準に基づく一方的な再編,統合は行わないことを求める意見書議案 高知市議会は,公立・公的病院の国基準に基づく一方的な再編,統合は行わないことを求める意見書を次のとおり提出する。  令和2年3月27日 提出者 高知市議会議員 下本 文雄             下元 博司             島崎 保臣             はた  愛             細木  良             迫  哲郎             浜口佳寿子   公立・公的病院の国基準に基づく一方的な再編,統合は行わないことを求める意見書 厚労省は昨年9月,全国の公立・公的病院のうち,424の病院を一方的かつ名指しで,再編や統合の議論が必要な医療機関との発表を行った。その後リストを修正し,約440の病院となったが,県内では高知西病院,JA高知病院を初め,5病院が対象となった。 厚労省は2017年の報告データをもとに,①診療実績が少ない,②ほかの医療機関と競合しているなどの分析を行い,ことし9月までに統廃合,再編,ベッド縮小などの計画を具体化することを求めている。 今回の厚労省の公表と要請は,地域医療構想の進捗のみをめどに,地域や病院の実情や現状を一切勘案することなく,画一的な基準で再検討を迫るものであり,地方自治を侵害するものである。 厚労省の要請に基づいて再編強化が進められれば,地域での医療を必要とする患者,住民が安全で質の高い医療を受けることが困難となる。また,医師や看護師など医療労働者の不安を増大させ,離職,退職の加速や新規採用を一層困難にすることは明らかである。 今回公表された公立・公的病院は,長年にわたり地域に密着し,住民の健康を守るだけでなく,雇用や経済など幅広い分野において,地域になくてはならない役割を果たしている。 厚労省が求める再検証は,安倍政権が掲げる地方創生にも逆行する地方切り捨てであり,現下の新型コロナウイルス対応でも,必要な病床を確保する上でも公的病院等の役割が重要となっている中,容認できるものではない。 公立・公的病院の統合や廃止は,地域の役割や地方における医療の実態をさまざまな角度から慎重に検討し,地域住民の十分な合意を得ることが前提である。 よって,国に対し,地方における公立・公的病院を取り巻く深刻な医療事情の状況把握を欠いたまま,国の基準に基づく一方的な再編,統合を行わないよう強く要望する。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年3月27日       高知市議会議長 田鍋 剛衆議院議長  大島 理森様参議院議長  山東 昭子様内閣総理大臣 安倍 晋三様財務大臣   麻生 太郎様総務大臣   高市 早苗様厚生労働大臣 加藤 勝信様  ────────────────市議第9号   公立学校教員に1年単位の変形労働時間制を適用しないことを求める意見書議案 高知市議会は,公立学校教員に1年単位の変形労働時間制を適用しないことを求める意見書を次のとおり提出する。  令和2年3月27日 提出者 高知市議会議員 下本 文雄             下元 博司             島崎 保臣             はた  愛             細木  良             迫  哲郎             浜口佳寿子   公立学校教員に1年単位の変形労働時間制を適用しないことを求める意見書 平成30(2018)年の厚生労働省,過労死等防止対策白書によれば,小・中・高・特別支援学校を含めた全ての学校の教職員の1日当たりの実勤務時間の平均は,通常時でさえ1日11時間17分(所定勤務時間は7時間45分),1カ月当たりの時間外勤務の平均は77時間44分であり,実に中学校教員の57.7%,小学校教員33.5%が過労死ラインを超えて働いていることを文科省も報告(平成28(2016)年教員勤務実態調査)している。 教員の労働環境は,子供にとっての学習環境である。長時間過密労働の影響は教員だけにとどまらず,教育現場は,子供と過ごす時間も十分にとれない,あしたの授業準備さえままならないなどの悲痛な声であふれており,もはや教育の質を保障できているとは言いがたい状況である。教員がしっかりと子供と向き合い,教育活動に専念できる抜本的な労働環境の改善と日々の教育の質を保障するための投資が,今早急に求められている。 これに対して政府は,令和元(2019)年12月4日,通常の勤務時間を延長し,かわりに夏休みなどの休暇のまとめどりを勧奨する1年単位の変形労働時間制を導入することができるよう,公立学校の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特例措置法(給特法)を一部改正した。 しかし,新学習指導要領への対応で教員の業務はむしろ増加する傾向にある中で,この法改正は,教師の業務や勤務が縮減するわけではないと文科大臣が明言しており,日常における教員の労働環境の抜本的な改善とは言いがたい内容である。 文科大臣は,月45時間,年360時間以内の時間外労働の上限指針(令和2年4月制定予定)の遵守を,1年単位変形労働時間制を導入するための前提条件であると明言している。 しかしながら,本市でも,既に業務改善の取り組みを進めているモデル校調査で,小学校で44.0%,中学校61.6%の教員がこの上限を超えて働いている上に,年次有給休暇は約38%しか取得できておらず,導入の前提条件すら整っていない。 何よりこの制度が導入されれば,ゆとりを持って子供と向き合い個々の成長や発達に寄り添うことが困難にならないか,時間をかけて授業準備をすることが一層難しくなって子供の学力低下を招くことにならないか,日々の疲労回復ができず過労を募らせ夏休み前に倒れる教員が多くならないかなど,懸念は尽きない。 変形労働時間制を導入するよりも,まず教職員定数の抜本的改善によって人をふやし,1人当たりの業務量を低減することで,教員の恒常的な時間外労働を解消することこそが,今求められている。 よって,高知県及び高知県教育委員会に対し,下記の事項を実行することを求める。         記1.1年単位の変形労働時間制導入のための条例制定をしないこと。2.教職員の定数改善を行うよう国に要望すること。3.教員が子供としっかりと向き合い,授業の準備をする時間の確保など,教育の質の保障という観点から教員の労働環境の抜本的な改善を行うこと。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年3月27日       高知市議会議長 田鍋 剛高知県知事  浜田 省司様高知県教育長 伊藤 博明様  ──────────────── ○副議長(寺内憲資君) この際,市議第3号議案に対する提出者の説明を求めます。竹村邦夫議員。  〔竹村邦夫君登壇〕 ◆(竹村邦夫君) ただいま議題となっている市議第3号新型コロナウイルス感染症対策に関する決議案について,提出者を代表して提案理由を説明します。 なお,決議案の文案朗読をもって提案理由説明とさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症対策に関する決議案。昨年12月に確認された新型コロナウイルス感染症は,世界各地において感染の拡大に歯どめがかからない状況となっており,我が国においては1,193例(3月24日現在),本市においても7例の感染が報告されている。 感染の流行を早期に収束させるためには,新型コロナウイルスをめぐる状況を的確に把握し,国や地方自治体,医療関係者,事業者,国民が一丸となって感染症対策を講じていくことが重要である。 一方で,政府からのイベント自粛要請や,小・中・高校の休校要請なども相まって,市民生活や経済活動に大きな影響が生じている。とりわけ,旅館・ホテル業については,宴会やブライダル,修学旅行のキャンセルが相次ぐほか,実業団や大学のスポーツキャンプが軒並み中止となり,市内の宿泊施設などに大きな影響を及ぼしている。 さらに,寄港予定であった大型クルーズ船のキャンセルが相次ぐほか,観光イベントでは,本市の春を代表する催しである土佐のおきゃくが中止となり,昨年の経済効果は8億5,000万円と試算されるなど,宿泊や飲食業を中心に大きな影響が生じている。 よって,市長においては,公衆衛生の確保を最優先し,国,県と連携して,引き続き感染拡大防止や検査・治療体制整備に取り組むとともに,地域経済対策を初め,あらゆる分野の対策に国,県の財源を活用できるよう速やかな予算措置を行い,さらには公共調達における工期,納期の柔軟な運用などの諸施策を適時,適切に実施することを強く要請する。 また,本市議会としても,本市の執行部を初め関係機関と連携,協力して,一日も早い安全,安心な市民生活を取り戻すべく全力を挙げて取り組むものである。以上,決議する。 同僚議員の賛同を求め,提案理由説明とさせていただきます。 ○副議長(寺内憲資君) お諮りいたします。市議第2号議案,市議第4号議案から市議第9号議案までについては,提出者の説明を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(寺内憲資君) 御異議なしと認めます。よって,市議第2号議案,市議第4号議案から市議第9号議案までについては,提出者の説明を省略することに決定いたしました。 これより質疑に入るのでありますが,ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。─質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております市議第2号議案から市議第9号議案までについては,会議規則第36条第3項の規定により,委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(寺内憲資君) 御異議なしと認めます。よって,市議第2号議案から市議第9号議案までについては,委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより電子表決による採決をいたします。 まず,市議第2号議案から市議第5号議案までの4件を一括して採決いたします。 以上4議案は原案のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成全員であります。よって,市議第2号議案外3件は原案のとおり可決されました。 次に,市議第6号中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成29人,反対3人で賛成多数であります。よって,本案は原案のとおり可決されました。 次に,市議第7号種苗法改定に関する意見書議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成13人,反対19人で賛成少数であります。よって,本案は否決されました。 次に,市議第8号公立・公的病院の国基準に基づく一方的な再編,統合は行わないことを求める意見書議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成15人,反対17人で賛成少数であります。よって,本案は否決されました。 次に,市議第9号公立学校教員に1年単位の変形労働時間制を適用しないことを求める意見書議案を採決いたします。 本案は原案のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成7人,反対25人で賛成少数であります。よって,本案は否決されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第5 請願第1号外7件 ○副議長(寺内憲資君) 日程第5,請願第1号外7件を一括議題といたします。  〔審査報告書は233ページに掲載〕 ○副議長(寺内憲資君) これより討論に入ります。 討論の通告がありますので,順次発言を許します。 細木良議員。  〔細木良君登壇〕 ◆(細木良君) 日本共産党,細木良です。請願第2号種苗法改定に関する意見書提出の件に対する賛成討論を行います。 農水省は,2018年3月末をもって廃止した主要農作物種子法に加え,今国会で種苗法改正案を成立させる方針です。 種苗法とは,種や苗の新品種を育成した人の知的所有権を守って,登録された品種が市場で流通できることを目的としたものです。 種子の進化は,農民によって自家増殖が繰り返されることによって,その地域の自然と栽培管理に合うように変化し,それぞれ多様な味や風味がつくり上げられてきており,本市農業で栽培されている米,野菜,果物などの自家増殖は広く行われています。 改正案は,これまで原則として農家に認められてきた登録品種の自家増殖を許諾制にすることで事実上一律禁止し,農家の種取り,自家増殖の権利が著しく制限されることになります。 同時に許諾手続,費用,もしくは種子を毎年購入しなければならないなど,日本の農業を支える圧倒的多数の農家にとっては,新たに大きな負担が発生します。 これは農家の経営を圧迫し,ひいては地域の農業の衰退を招きかねず,昨年から始まった国連家族農業の10年や種子に対する権利が農民にあることを記した農民の権利宣言の精神とも相反するものです。 農水省は,今回の改正が日本国内で開発された品種の海外流出防止のためであることを強調していますが,これまで農水省は,海外への登録品種の持ち出しや海外での無断増殖を全て防ぐ有効な対策は,海外での品種登録を行うことが唯一の方法としてきました。 今回,海外での育成者権の保護強化のために,国内農家の自家増殖を禁ずる必然性は全くありません。今回の改定は,国や地方自治体の公的な種苗事業を縮小させ,種子を企業のビジネスの対象にすることこそが本当の狙いだといえます。 改正案は,在来種,一般品種は育成者権の対象外としていますが,今後,一般品種が登録される可能性も否定できません。 日曜市に出店されている農家の方は,工夫して作物をつくるのが好き。日曜市のお客さんに喜んでもらえるよう,年中品を切らさんようにいろんなものをちょっとずつ,同じ物ばかりでもいかんき,新しいものにも挑戦して,うちの畑は試験場みたいなものですぞねと話されるなど,おいしく安全な農産物をつくるため,品種改良を重ねられていますが,これからは種も全部買わないかんようになるのかなど不安の声が上がっています。 さらに,登録品種に似た性質で,未登録の在来種を栽培している農家が,登録品種を無断で使用したと訴えられ,裁判で負ければ,最高で懲役10年,罰金1,000万円の重罪となります。 このように改正案は,育成者権者にとっては大変有利である一方,農家を委縮させ,在来種の栽培や種取りを断念させる可能性もあります。また,多様な種子が失われ,消費者の選ぶ権利を奪うことにもなりかねません。 地域の中小の種苗会社が,資金的に品種登録をする余裕がない場合,高額な登録料を支払うことのできる特定の民間企業による種子の独占や市場の寡占化が進み,農家や消費者の選択肢をより一層制限することになります。 自家増殖禁止は,地球規模での気候変動による食料不足が心配される中,食料自給率の低い日本においては,食料安全保障の観点にも逆行しています。 本請願は,地域農業や農家,消費者の権利を守り,安定した農作物,食料を確保する観点から,農家の権利を制限する種苗法改正について慎重審議を求める内容となっており,本市農業を守り,発展させる内容となっています。 同僚議員の賛同を心から訴え,請願に対する賛成討論といたします。 ○副議長(寺内憲資君) 下本文雄議員。  〔下本文雄君登壇〕 ◆(下本文雄君) 日本共産党の下本文雄です。陳情第4号消費税10%及び新型肺炎による景気後退から中小業者の営業と生活を守る緊急支援を求める件に対する賛成討論を行います。 まず初めに,消費税については,既に消費税10%を民主的に決定した国会及び政府への批判とも言える陳情を追認することは適当でないといった議論もあります。 しかし,新型肺炎をめぐる国民生活の状況から,国会でも税率引き下げ等の議論が現に行われており,それにもかかわらず,政府批判に当たるからと地方から国へ声を上げる議論を封じるような主張は,民主主義国家として認められるものではありません。 しかも,昨年10月の消費税10%引き上げにより,昨年10月から12月期のGDPは,年率換算で7.1%ものマイナスとなった直後,追い打ちをかけるようなコロナウイルス被害であり,経済学者は,リーマン・ショックよりもはるかに深刻,かつ長期化のおそれがあり,倒産,廃業の危機が迫る自営業者や,非正規労働者など,より深刻な影響を受ける弱者をどう救済するのかが喫緊の課題であると指摘しています。 今,新型コロナウイルス感染拡大の影響は,観光,宿泊,飲食業にとどまらず,幅広い業界,業種へと拡大しています。 高知市内の業者の皆さんからは,キャンセル続出で売り上げが激減,資金繰りの見通しが立たない。学校休校により給食納入業者の売り上げが月50万円減少,消費税10%で客が減った上にコロナウイルスで激減,客がゼロの日もある。グロリオサは,例年1本100円が50円程度値下げ,箱代や運賃,重油代にもならないなどの悲痛な声が相次いでいるほか,原材料などを中国に依存していて,調達できないという声も多数上がっています。 こうした状況に応えるための国の支援策としては,1,働く人の生活と雇用を守る。2,企業者に対して,無利子融資の拡充,税,社会保険料の減免,固定費への直接助成を行う。3,イベントなどの中止に伴う必要経費を補填する。この3つの方向での直接支援が強く求められています。 安倍内閣の西村経済再生担当大臣も,3月19日閣議後の記者会見で,非常に大きなものがあり,リーマン・ショック並みか,それ以上になるかもしれないと述べ,政府が,消費税率引き下げを含む政策の総動員で危機回避に臨む姿勢を示したとの報道もあったところです。 政府もこうした認識を示しながら経済対策を順次打ち出しているところであり,この陳情は,制度の要件緩和,固定費などへの直接補償,消費税の大幅減税など疲弊した地方の中小業者の実情や声に応え,政府が進める対策を後押し,誰ひとり取り残さない支援を求める内容となっています。 本市経済の中核を担う中小業者の支援のため,同僚議員の皆さんの賛同を訴えまして,陳情に対する賛成討論といたします。 ○副議長(寺内憲資君) 以上で通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結いたします。 これより電子表決による採決をいたします。 まず,請願第2号種苗法改定に関する意見書提出の件を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は,委員長の報告のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成13人,反対19人で賛成少数であります。よって,本案は不採択と決定いたしました。 次に,請願第3号新型コロナウイルス感染症に伴う甚大な影響への支援に関する件を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。本案は,委員長の報告のとおり決することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成全員であります。よって,本案は採択することに決定いたしました。 次に,請願第1号放射線副読本を新1年生に配付させない件を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択であります。 本案は,採択することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成12人,反対20人で賛成少数であります。よって,本案は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第1号桜を見る会徹底究明を求める意見書提出の件を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択であります。 本案は,採択することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成15人,反対17人で賛成少数であります。よって,本案は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第2号化学物質過敏症に関する件を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択であります。 本案は,採択することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成者はありません。よって,本案は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第3号高知赤十字病院旧施設をCOVID-19による感染症者の隔離施設として活用することを求める件を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択であります。 本案は,採択することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成者はありません。よって,本案は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第4号消費税10%及び新型肺炎による景気後退から中小業者の営業と生活を守る緊急支援を求める件を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択であります。 本案は,採択することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成7人,反対25人で賛成少数であります。よって,本案は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第5号消費税10%及び新型肺炎による景気後退から中小業者の営業と生活を守る緊急支援を求める件を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択であります。 本案は,採択することについて,賛成または反対のボタンをお押し願います。  〔電子表決開始〕 ○副議長(寺内憲資君) 表決漏れはありませんか。─表決漏れなしと認め,確定いたします。  〔電子表決終了〕 ○副議長(寺内憲資君) 賛成7人,反対25人で賛成少数であります。よって,本案は不採択と決定いたしました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~ 常任委員会,議会運営委員会の閉会中事務調査の件 ○副議長(寺内憲資君) 各常任委員長及び議会運営委員長から委員会条例第40条の規定により,お手元に配付いたしました申出書のとおり,各事件について閉会中の継続調査の申し出があります。  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様       総務常任委員長 岡崎 邦子     閉会中継続調査申出書 本委員会は,下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから,委員会条例第40条の規定により申し出ます。         記1 事件 (1) 市政の総合企画,調整について     (2) 行財政運営の管理,改善と対策について     (3) 事務管理及び情報政策について     (4) 情報公開について     (5) 国際交流並びに平和思想の普及,啓発について     (6) 財産及び契約事務の管理,運営について     (7) 市税,出納,財政の運営,管理について     (8) コミュニティ活動並びに消費者保護行政について     (9) 人権啓発,同和対策並びに男女共同参画について     (10)交通政策について     (11)戸籍及び住民基本台帳について     (12)国民年金について     (13)斎場について     (14)地籍調査及び住居表示について     (15)消防及び防災対策について     (16)選挙事務について       なお,必要がある場合は委員を市内外に派遣して調査するものとする。2 理由 所管事務調査等のため  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様     経済文教常任委員長 吉永 哲也     閉会中継続調査申出書 本委員会は,下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから,委員会条例第40条の規定により申し出ます。         記1 事件 (1) 産業振興の総合調整について     (2) 勤労者福祉及び雇用対策について     (3) 商工業の振興対策について     (4) 観光の振興並びに観光資源の整備,開発について     (5) 収益事業の運営,管理について     (6) 農林水産業の生産基盤及び振興対策について     (7) 中山間地域の振興対策について     (8) 農業集落排水事業について     (9) 卸売市場事業について     (10)教育,文化の振興並びに青少年の健全育成について       なお,必要がある場合は委員を市内外に派遣して調査するものとする。2 理由 所管事務調査等のため  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様     建設環境常任委員長 伊藤 弘幸     閉会中継続調査申出書 本委員会は,下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから,委員会条例第40条の規定により申し出ます。         記1 事件 (1) 工事の検査及び技術管理について     (2) 都市計画及び都市再開発事業について     (3) 土地区画整理事業について     (4) 都市基盤の整備促進について     (5) 都市景観の整備について     (6) 建築,土地保全並びに開発の指導について     (7) 公園及び緑化について     (8) 市営住宅の建設,管理について     (9) 土木施設の整備及び維持管理について     (10)河川,水路及び都市下水路の整備及び維持管理について     (11)水道事業及び簡易水道事業について     (12)下水道事業について     (13)環境保全,廃棄物の処理並びに清掃事業について     (14)墓地行政について       なお,必要がある場合は委員を市内外に派遣して調査するものとする。2 理由 所管事務調査等のため  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様       厚生常任委員長 下元 博司     閉会中継続調査申出書 本委員会は,下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから,委員会条例第40条の規定により申し出ます。         記1 事件 (1) 保健衛生の推進について     (2) 国民健康保険,介護保険,高齢者医療について     (3) 高齢者,障害者,母子・父子,児童福祉について     (4) 生活保護について     (5) 子育て支援について       なお,必要がある場合は委員を市内外に派遣して調査するものとする。2 理由 所管事務調査等のため  ────────────────            令和2年3月27日高知市議会議長 田鍋 剛様       議会運営委員長 岡崎  豊     閉会中継続調査申出書 本委員会は,下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから,委員会条例第40条の規定により申し出ます。         記1 事件 (1) 議会の運営に関する事項     (2) 議会の会議規則,委員会に関する条例等に関する事項     (3) 議長の諮問に関する事項       なお,必要がある場合は委員を市内外に派遣して調査するものとする。2 理由 議会運営を効率的かつ円滑に行うため  ──────────────── ○副議長(寺内憲資君) お諮りいたします。委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(寺内憲資君) 御異議なしと認めます。よって,委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(寺内憲資君) 岡崎市長の発言を許します。  〔市長岡崎誠也君登壇〕 ◎市長(岡崎誠也君) お許しをいただきまして,今月31日をもって退職されます副市長の吉岡章さんに対しまして,心から感謝の言葉を申し上げます。 吉岡章さんは,昭和54年1月に高知市役所に入庁され,公害対策課,職員課研修係,企画部地域計画室などの職場を経験された後,財政課長,企画調整課長,企画財政部副部長,総務部長などの要職を歴任されました。 その後,平成20年4月からは,副市長として3期12年間の長きにわたり,まさに市政運営のかなめの重責を担われ,御活躍を賜りました。 職員時代を通じまして,私どもとともに歩んできた41年間にわたりまして,市政発展に多大なる御尽力を賜り,長きにわたり,私を初めとする執行部を支えていただき,市政発展に向けた,これまでの数多くの御功績に深く感謝を申し上げます。 私が財政課長当時,吉岡さんは財政課の課長補佐としてともに仕事をさせていただきましたが,常に現場で培われた市民目線を第一とした仕事のやり方には,いつも敬意を感じておりました。 吉岡さんが,平成16年の企画財政部副部長から19年までの総務部長の時代には,高知駅周辺の土地区画整理事業において,国の高知第2地方合同庁舎の誘致へ向けた財務省本省との折衝や,高知市総合あんしんセンターの整備構想では,県市医師会を初めとする関係者の皆様とも粘り強く交渉し,見事に総合あんしんセンターの開設につなげていただきました。 これらの事業は,吉岡さんがいなければ完成していなかったと言っても過言ではありません。 平成20年の最初の副市長就任時には,高知市の財政状況が悪化し,危機的な状況の中で,人件費の大胆な削減や投資的事業の抑制など,抜本的な収支改善に向けて,新高知市財政再建推進プランの計画を断行し,健全な財政構造の実現を図っていただきました。 また,高知大学とも連携をして2011高知市総合計画の策定に取り組んでいただくとともに,近隣3市との定住自立圏の構築や,現在のれんけいこうち広域都市圏の取り組みを初め,十河前高知県副知事や現在の岩城副知事を中心としました県市連携への主導的な役割を果たしていただくなど,重要施策につながるさまざまな取り組みを形づくり,強力に推進していく重責を果たしてこられました。 吉岡副市長の市政運営の根本に常にあるのは住民主体のまちづくりであり,多くの市民の皆さんと膝詰めで対話を重ね,住民の方々とともに,まちづくりを実践されてこられました。 このことは,高知市におけるまちづくりの大切な理念として,私たちが引き継がなければならない重要な施策であり,いつまでも住み続けたいと思う高知市型の共生社会の新たな構築に向けまして,私も職員とともに全力を尽くしてまいりたいと思っております。 最後になりますが,吉岡さんの卓越した先見性や調整力は,市議会の皆様からの信頼も厚く,多くの職員からの人望も集めてこられました。 吉岡章さんのこれまでの御活躍と御功績に対し,改めまして心からの敬意と感謝を申し上げ,今後とも市政発展のために御指導と御支援を賜りますようお願い申し上げ,執行部を代表としてのお礼の挨拶とさせていただきます。 本当に長い間ありがとうございました。令和2年3月27日,高知市長岡崎誠也。お世話になりました。(拍手) ○副議長(寺内憲資君) 近藤強議員の発言を許します。  〔近藤強君登壇〕 ◆(近藤強君) 僭越ではございますが,同僚議員各位のお許しをいただきまして,今月末をもって退任されます吉岡副市長に対しまして,議会を代表して感謝の意を表したいと思います。 吉岡副市長の御経歴とその人柄につきましては,皆様方がよく御承知のこととは存じますが,昭和54年1月に高知市職員になられ,当時の公害対策課へ配属となりました。 以降,人事,財政,地域計画,企画調整課などの部署を経験され,平成16年度には,企画財政部副部長に,2年後には総務部長を2年間務められ,そのお人柄や仕事ぶり,行動力が高く認められ,20年4月からの3期12年間にわたって副市長という重責を担われてまいりました。 副市長に就任されましてからは,これまでに培われた豊富な経験と知識,さらに人脈を生かされ,岡崎市長のよき補佐役として本市の発展に御尽力されました。 副市長に就任されました平成20年度当初は,本市は岡崎市長就任時から続く,財政再建に向けたさまざまな取り組みの真っただ中でございましたが,これまでの幹部職員の立場から財務部を所管する副市長という立場で,市長を先頭に全庁一丸となって本市の財政再建に取り組まれ,25年度末には,財政再建を果たしてこられました。 私たち議会においても,平成22年3月議会の場で,現状44名,これまでの40名であった定数を6名減の34名とする英断を下すなど,議会,執行部とともに,財政再建に取り組んだ数年間は記憶に新しいところでございます。 また,吉岡副市長は,若手職員との学習の場や政策提言の場を持つことにも努められ,次世代の高知市を担う若手職員の育成に御尽力されていたとお伺いしております。 加えて,地域コミュニティの推進においては,職員時代から並々ならぬ思いで取り組まれ,市民と行政の協働を築き上げることに御尽力されました。これらの取り組みが,現在,本市の大きなテーマである誰ひとり取り残さない高知市型共生社会の実現につながってきているように感じております。 ある幹部職員に吉岡副市長についてお伺いしたところ,仕事面におけるさまざまな課題に対する適切なアドバイスを,時には大変厳しく,時には御自身の知識と行動力をもって解決にまで導いていただくなど,本当に頼りになる大きな存在であったとお伺いしております。 また,私ども議会側といたしましても,議会と執行部をつなぐパイプ役,調整役として大変大きな役割を果たしていただいたと思っております。 吉岡副市長が退任されますことは,まことに惜別の情にたえないところでございますが,在職中の御功績に対しまして,改めて心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。 最後になりますが,今後とも市政のよき理解者として,本市の発展のため引き続き御指導と御支援をいただきますとともに,年2回開催されます本市功労者会には,ぜひ御出席いただき,変わらぬ御指導と親睦をお願いいたします。 4月からは,新たな分野に進まれることと存じますが,どうぞ御健康には留意されまして,なお一層御活躍をされますことを心よりお祈りいたしまして,十分に意は尽くせませんが議会を代表して,感謝の言葉とさせていただきます。 41年間本当にお疲れ様でした。そして,ありがとうございました。(拍手) ○副議長(寺内憲資君) 吉岡副市長の発言を許します。  〔副市長吉岡章君登壇〕 ◎副市長(吉岡章君) ただいま,岡崎市長並びに近藤議員さんより,代表されましての身に余るお言葉をいただき,大変恐縮をいたしておりますとともに,感激をいたしております。その上,この新しい議場におきまして,退任の挨拶を申し上げる機会を与えていただきましたことに,心から感謝を申し上げます。 私は,昭和54年1月に高知市に採用になり,当時の公害対策課へ配属となって以降,人事,財政,地域計画,企画調整などの部署を経験した後,平成16年度には企画財政部副部長に就任し,18年度から総務部長を2年間務めさせていただきました。20年4月に,副市長に御選任をいただきましてからの3期12年間も合わせて,41年間にわたり,市役所生活を送り,その職責を果たすべく,誠心誠意努めてまいりました。 その間,財政課長時代を含め,総務部長,副市長として,都合17年間,この議場メンバーとして大変お世話になったところでもございまして,こうして任期を全うすることができましたのも,市政の発展に御支援,御協力を賜りました市民の皆様,御交誼を賜りました市議会の皆様方,そして,岡崎市長を初め,歴代の同僚副市長である安藤,中嶋,井上,中澤副市長や,ともに仕事に取り組んでまいりました先輩,同僚の皆様方の温かい御指導とお力添えのおかげでございまして,言葉では言い尽くすことができませんが,この場をお借りいたしまして,厚く御礼を申し上げますとともに,心から感謝を申し上げます。 私は,自治体職員として,そのよりどころとなる日本国憲法第92条における地方自治の本旨に基づき,地方自治法第1条の2にうたわれている住民福祉の増進を図ることを基本とし,その職責を果たしていくことが最も重要であるとの信念のもと,職務に専念してまいりました。 私が,高知市に採用となった昭和54年当時は,住民自治の観点から見れば,昭和46年の高知生コン事件に代表されるような公害対策を初めとする住民闘争,住民要求の時代から,地域コミュニティを中心とした住民参加の時代でありました。 その後,昭和60年ごろから平成初期にかけては住民参画の時代へ,平成10年ごろからは市民と行政の協働の時代となり,そして,平成後半から令和に入り,現在は,今後目指すべき地域共生の時代へと大きく転換していく時期にあります。 本市においては,昭和47年から,坂本市長が,さまざまな角度から地域の状況を診断,調査したコミュニティカルテによって地域課題を明確にし,その後,バトンを受け継いだ横山市長が,平成3年策定の高知市総合計画1990において,総合計画と相互補完する行政計画としてコミュニティ計画を位置づけるとともに,6年には,地域課題の解決に向けて地区整備計画を策定し,15年には,松尾市長が,高知市市民と行政のパートナーシップのまちづくり条例を制定,施行するなど,現在につながるコミュニティ行政が段階を踏みながら進化をしてまいりました。 そして,今,岡崎市長が,住民自治の究極とも言える,自助,互助,共助,公助の連携による地域共生社会の実現に向けた取り組みに着手をされました。 私は,平成5年度から,地域計画室の一員としてコミュニティ行政に深くかかわってまいりました。 当時は,市内各地域をくまなく訪問し,各地域のコミュニティ計画の策定と推進に向けて,多くの市民の皆様と膝詰めで意見を出し合いながら,ざっくばらんに語り合いましたし,意見交換の第2部を地域の居酒屋で持つこともしばしばでございましたので,住民自治の最前線である地域へ出かけて仕事ができたことは,自治体職員として住民主体のまちづくりという住民自治の基本を学ぶことができた大変貴重な経験であるとともに,よき思い出となっております。 その後,住民参加が参画に進化し,そして,現在の市民と行政の協働として,本市に根づいてきたことは,私にとりましても,大変感慨深いものがございます。これまで,長年にわたり,本市コミュニティ行政の発展に取り組んでこられた多くの市民の皆様,議員の皆様,職員の皆様に,この場をお借りしまして,重ねて感謝を申し上げます。 そして,令和を迎えたこれからの時代は,まさに地域共生をキーワードとした新たな住民自治を展開していくことが重要になるものと考えております。 誰もが安心して暮らせる,支え合いのあるまちづくりを目指す高知市型共生社会の実現に向けては,これまで本市が長年にわたり築き上げてきた市民と行政の協働を基本として,部局,分野といった行政組織の垣根や,地域,行政といった主体の垣根を越えて連携し合う,将来にわたって息の長い取り組みが必要になります。 こうした取り組みを推進していくためにも,私は,これまで,組織は人,人財であるとの思いから,職員との出会いや交流を大切にしながら,自己研さんと人材育成という視点で,インフォーマルな形では,しばしば若手職員との勉強会を開催し,住民自治について私なりに研究してきた結果をもとにした意見交換を行ってまいりました。 また,フォーマルな形では,政策形成に資する政策研究のための派遣研修の奨励や,職員の政策提言の場を設けるなど,微力ではございましたが,若い職員の人材育成やモラールの向上の一助を担えたのではないかと考えております。 この政策研究のための派遣研修では,平成22年度から令和元年度までの10年間で206人の職員が参加し,132件の御報告を全て聞かせていただくとともに,職員提案制度では,平成29年度から令和元年度までの3カ年で53件の提案があり,18件を表彰させていただくことができました。 本市市政の着実な推進に向けて,職員の皆様が,それぞれの職務の中で問題意識を持ち,その課題解決に向けて前向きに考え,そして行動できるような素地ができつつあると感じております。 このように,次の世代の高知市を担っていかれる若い職員の皆様が,時代や市民のニーズに対応した問題意識を持ち,岡崎市長のリーダーシップのもと,一丸となって取り組めば,総合計画の将来の都市像にもうたわれる自由と創造の共生都市高知,いわゆる高知市型共生社会を必ずや実現できるものと確信をしております。 市民の皆様,そして議員の皆様方におかれましては,それぞれのお立場からの今後ともの市政への変わらぬ温かい御支援,御協力を賜りますようお願いを申し上げます。 結びに当たりまして,高知市の限りない発展を心からお祈りいたしますとともに,皆様方がいつまでも御健康で御活躍されますことを御祈念申し上げまして,副市長退任に当たっての挨拶とさせていただきます。 長い間,本当にお世話になりました。ありがとうございました。(拍手)  ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(寺内憲資君) 以上で今期定例会の会議に付議された事件は全て議了いたしました。 岡崎市長。  〔市長岡崎誠也君登壇〕 ◎市長(岡崎誠也君) 閉会に当たりまして,一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様方には,開会日以来,熱心な御審議を賜り,今回提出いたしました議案につきまして,それぞれ御決定をいただき,まことにありがとうございました。 特に,予算修正となりました民放ラジオ難聴地域の解消事業につきましては,いただきました御意見を真摯に受けとめ,説明が十分でなかったことを反省するとともに,今後,相手方との協議を十分に重ね,議会の皆様に丁寧な御説明を申し上げてまいりますので,事業実施に向けての御理解,御指導を賜りますようお願いいたします。 また,全般的に御審議の過程において承りました御意見,御要望につきましては,その趣旨を十分に生かしながら,今後の市政執行に当たってまいります。 最初に,新型コロナウイルス感染症対策につきましては,執行部の緊急的な対応のために,今議会において個人質問を急遽取りやめていただくという特別の御配慮を賜りまして,高知県とともに万全の体制で臨むことができております。 改めまして,御配慮を賜りましたことに感謝申し上げますとともに,引き続き,国の令和2年度補正予算の編成状況等を注視しながら,景気浮揚対策の具体的な施策などについて,情報を的確に把握し,高知市としましてもスピード感を持って対応してまいります。 新型コロナウイルスの感染状況につきましては,複数の地域で感染経路の不明な患者さんが散発的に発生し,クラスターの発生が懸念される地域があるなど,全国的に緊迫した状況が続いています。 高知県内では,12例目の感染が確認されました今月9日以降は,新たな感染者が出ておらず,全ての患者さんが既に退院されるなど,一定落ちついている状況にあることから,2週間にわたり中止しておりました高知市の日曜市につきましては,マスク着用の義務づけや,消毒液を18カ所に配置するなどの感染拡大防止策を講じまして,今月22日から再開をいたしました。 また,臨時的に休館しておりましたオーテピアなどの公共施設につきましても,順次再開するなど,感染拡大防止対策を徹底しながら,社会経済活動の再開に向けた取り組みを進めてまいります。 臨時休業中でありました高知市立学校につきましては,今月19日の専門家会議の報告を受けました国等の通知などを踏まえ,県内の感染状況を考慮して,臨時休業を終了し,通常の春休みに入ることを今月24日に通知いたしましたが,引き続き,子供たちの安全確保を最優先に対応してまいります。 市民の皆様には,室内の換気の徹底や,多くの人々が密集する場所を避けていただくなどの感染予防対策をお願いしますとともに,人権に配慮した冷静な行動を切にお願いを申し上げます。 世界的なコロナウイルスの感染拡大を受けまして,安倍総理大臣は今月24日,国際オリンピック委員会IOCのバッハ会長と電話会談を行い,東京オリンピック・パラリンピックの開催について,中止ではなく,完全な形で実施するために,1年程度延期することを軸に検討してほしいことを直接伝え,バッハ会長と合意したと発表されました。 今般の政府の的確な対応を評価するとともに,オリンピックの延期を受けまして,高知市でも準備を進めておりました聖火リレーが中止になるなど,オリンピック事前合宿や,関連イベントとして実施予定のプレミアムよさこいin東京2020などにも影響が出てまいりますので,情報収集を図りながら,県を初めとする関係機関と連携し,対応をしてまいります。 市民の皆様の健康と生活を守ることを最優先に,深刻さを増している高知市の経済面への影響を注視し,国の支援策を初めとする予算枠を的確に確保し,県や関係機関と連携して,効果的な対策を速やかに講じてまいります。 次に,新図書館西敷地の利活用につきましては,民間活力による中心市街地の活性化に効果的な整備を図っていくという基本方針を踏まえ,今議会でお認めいただきましたサウンディング型市場調査等を通じて,市場ニーズの把握に努めるとともに,民間の参入意欲の向上を図り,市議会の御意見も承りながら,事業を進めてまいりたいと考えておりますので,御理解をお願いいたします。 令和2年度の新年度予算につきましては,住民一人一人がともに支え合い,地域の多様な主体がつながりを持ち,誰ひとり取り残さない高知市型共生社会の実現に向けて,「あんしん,あんぜん,すこやか,にぎわい,共につくる」,この5つの基本政策に基づく施策を着実に実施してまいります。 財政健全化の取り組みに関しては,今議会で賜りました御意見等も踏まえ,今後,コロナウイルス等の影響による税収等の落ち込みなども想定をしながら,高知市財政健全化プランに基づく取り組みを着実に実行し,持続可能な財政運営を目指してまいります。 さて,最後になりますが,桜咲く季節を迎え,日ごとに暖かさが感じられるようになり,本来でありますと,春の観光シーズンが到来する時期でありますので,新型コロナウイルス感染の早期の終息を切に願うところであります。 議員の皆様方におかれましては,御健康に十分留意されまして,市政発展のためにますます御活躍されますことをお願い申し上げまして,閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 どうもありがとうございました。 ○副議長(寺内憲資君) これにて第474回高知市議会定例会を閉会いたします。  午後3時35分閉会...