令和 2年第5回 9月
定例会 令和2年第5回
丸亀市議会9月
定例会継続会会議録 令和2年10月5日(月) 午前10時 ───────────────
出席議員 25名 1番 武 田 孝 三 君
│ 14番 横 田 隼 人 君 2番 竹 田 英 司 君
│ 15番 小 橋 清 信 君 3番 東 由 美 君
│ 16番 横 川 重 行 君 4番 中 谷 真 裕 美 君
│ 17番 松 浦 正 武 君 5番 神 田 泰 孝 君
│ 18番 加 藤 正 員 君 6番 岡 田 剛 君
│ 19番 山 本 直 久 君 7番 大 西 浩 君
│ 20番 大 前 誠 治 君 8番 香 川 勝 君
│ 21番 福 部 正 人 君 9番 三 宅 真 弓 君
│ 22番 内 田 俊 英 君 10番 川 田 匡 文 君
│ 23番 水 本 徹 雄 君 11番 真 鍋 順 穗 君
│ 24番 国 方 功 夫 君 12番 松 永 恭 二 君
│ 25番 片 山 圭 之 君 13番 多 田 光 廣 君
│ ───────────────
欠席議員 なし ─────────────── 説明のため出席した者市長 梶 正 治 君
│ 都市整備部長 吉 本 博 之 君副市長 徳 田 善 紀 君
│ 産業文化部長 山 地 幸 夫 君
教育長 金 丸 眞 明 君
│ ボートレース事業局次長 │ 矢 野 浩 三 君
モーターボート競走事業管理者 │ 消防長 田 中 道 久 君 大 林 諭 君
│市長公室長 横 田 拓 也 君
│ 教育部長 石 井 克 範 君
総務部長 栗 山 佳 子 君
│ 秘書政策課長 窪 田 徹 也 君
健康福祉部長 宮 本 克 之 君
│ 財務課長 宮 西 浩 二 君
市民生活部長 小 山 隆 史 君 │ ───────────────
事務局職員出席者事務局長 渡 辺 研 介 君
│ 主査 高 橋 幸 見 君次長 平 尾 哲 男 君
│ 主任 伊 藤 傑 君
総括担当長 松 尾 耕 平 君 │ ───────────────
議事日程第1
会議録署名議員の指名第2 認定第1号及び議案第75号第3 議案第93号から議案第95号まで 議案第93号 令和2
年度丸亀市
一般会計補正予算(第9号) 議案第94号 物品の購入について(
丸亀市内小学校GIGAスクール構想に係る端末) 議案第95号 物品の購入について(
丸亀市内中学校GIGAスクール構想に係る端末) ─────────────── 本日の会議に付した
事件日程第1
会議録署名議員の
指名日程第2 認定第1号及び議案第75号日程第3 議案第93号から議案第95号まで ─────────────── 会 議 〔午前10時00分 開議〕 ───────────────
○議長(
山本直久君) ただいまから令和2年第5回
丸亀市議会9月
定例会継続会を開会いたします。 本日の
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 本日の会議を開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
山本直久君) 日程第1、
会議録署名議員を指名いたします。
会議録署名議員は、
会議規則第88条の規定により、17番
松浦正武君、18番
加藤正員君を指名いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第2 認定第1号及び議案第75号
○議長(
山本直久君) 日程第2、認定第1号「令和元
年度丸亀市
一般会計及び各
特別会計歳入歳出決算認定について」及び議案第75号「令和元
年度丸亀市
モーターボート競走事業会計利益の処分及び決算の認定について」を
一括議題といたします。 本件につきましては、去る9月1日の本会議において
決算特別委員会を設置の上、付託いたしましたが、既に
委員長から
付託議案審査の終了した旨報告が参っております。 この際、
委員長から
委員会審査の結果を御報告いたします。 10番
決算特別委員長 川田匡文君。 〔10番(
川田匡文君)登壇〕
◆10番(
川田匡文君) 皆さん、おはようございます。 ただいまから
決算審査について報告いたします。 当
委員会は、9月1日の本会議において設置され、議長、
議員選出の
監査委員を除く23名が委員として選任されました。同日、本
会議終了後、正副
委員長を互選し、
委員長に私、
川田匡文を、また副
委員長に
福部正人君を選任いただきました。 付託されました議案は、認定第1号「令和元
年度丸亀市
一般会計及び各
特別会計歳入歳出決算認定について」及び議案第75号「令和元
年度丸亀市
モーターボート競走事業会計利益の処分及び決算の認定について」の2議案であります。 以後、5日間にわたり
部局ごとに審査を重ねた結果、認定第1号及び議案第75号は原案を承認することといたしましたことをまず報告いたします。 審査におきましては、
委員各位より多岐にわたり質疑がありましたが、この場では抜粋の上、簡潔にその概要を報告させていただきます。 まず、
健康福祉部では、
生活保護費の
医療扶助について、前年度と比べ大幅に減額となっている理由はとの質疑に対し、
医療扶助は前年度と比べ約4,900万円の減額となっている。要因として、
入院件数の減少や、40歳以上の
生活保護受給者への
健康診査の啓発や実施、
ジェネリック医薬品の
使用促進が考えられるとの答弁がありました。 また、
家庭児童相談事業について、前年度より
相談件数が増加しているがどのような要因があるのか。また、現在の体制はとの質疑に対し、
増加要因として、
啓発活動の取組、
家庭児童相談室の設置による相談しやすい
環境整備や、
児童相談所と本
相談室との
役割分担などが考えられる。また、
相談者へのよりよい支援のため、
スーパーバイザー1名を含めた職員7名と、医師や
各種資格を有する
関係者で構成する
協議会を開催し、
体制強化を図っているとの答弁がありました。 また、
移動手段確保モデル事業の
実施状況と、他の
コミュニティへの周知はとの質疑に対し、
モデル事業は昨年10月から3
コミュニティで実施され、
登録会員は138人、
利用者は443人である。今後、
アンケート調査の総括を行い、成果や
課題等を他の
コミュニティへ周知する予定があるとの答弁がありました。 討論では、国保税の3方式全ての
値上げは、結果的に3億4,000万円以上の黒字となっており、
値上げの必要性に疑問を感じるとの
反対意見がありましたので、起立により採決を行い、賛成多数で、
健康福祉部に関する決算は承認いたしました。 次に、
市長公室では、昨年度の
ふるさと納税件数は4,229件、金額は8,991万円であったが、どのような評価をしているのか。また、近隣市の状況はとの質疑に対し、平成30年度
決算額と比べ5,176万円の減少は、
石垣崩落に対する
寄附金や
大口寄附が減少したことが要因として考えられる。近隣市の状況は、坂出市1億8,000万円、三豊市2億5,000万円の見込みと聞いている。より多くの方に
ふるさと返礼品を目にしてもらうため、本年度から新たなポータルサイトを活用し、事業の充実を図っているとの答弁がありました。 また、職員の
長期病気休暇や時間
外勤務、
年休取得状況はとの質疑に対し、
長期病気休暇を取得している職員は延べ14人、うち20日以上が2人である。時間
外勤務は、月80時間以上が延べ85人、
年休取得は平均で約9日である。特に、
幼保関係の職場での
年休取得率が低いため、今後も改善に取り組むとの答弁がありました。 また、
高齢者運転免許証自主返納支援事業の
申請者657人に対する
支援状況はとの質疑に対し、
運転免許証を自主返納された方への
支援実績は、
タクシー利用券426人、JRのICOCA210人、ことでんのIruCa21人である。申請時には、自転車の
運転ルールや、反射材の着用の啓発も併せて行っているとの答弁がありました。
市長公室に関する決算は、討論もなく、承認いたしました。 次に、
会計課では、特に質疑、討論もなく、
会計課に関する決算は承認いたしました。 次に、
市民生活部では、
離島情報通信基盤整備事業費について、本島、広島で光回線による
インターネット環境が整い、サービスを開始したが、県内外への周知はとの質疑に対し、
ホームページや
パンフレットなどで周知に努めているが、島への移住が期待できる県外の方々への
情報発信も強化していきたいとの答弁がありました。 また、
市民交流活動センターの
概要版パンフレットの内容や、配布時期に対する認識はとの質疑に対し、まずは
管理運営計画について市民に周知することが重要であり、内容、配布時期ともに適切であったと認識しているとの答弁がありました。 また、
総合運動公園多目的広場等整備事業に関する
用地取得の
進捗状況はとの質疑に対し、昨年度中に
用地取得予定地全体の約4割を取得、また現時点では登記等の
手続段階のものも含めると約9割が既に
取得済みであり、残りは
地権者と
協議継続中であるとの答弁がありました。 討論では、
プレミアム付自治体ポイント準備事業費について、
マイナポイント事業は
マイナンバーカードの
利用促進、また
消費活性化策として国が進めているが、
執行率は低く、
事務費などに多額の予算を投入しており、
消費活性化策として市民のためになるか疑問であるとの
反対意見がありましたので、起立により採決を行い、賛成多数で、
市民生活部に関する決算は承認いたしました。 次に、
教育部では、
いじめ対策について昨年度の特徴と課題はとの質疑に対し、
いじめの件数は全国的には増加しているが、本市では前年度比80.1%と
減少傾向にある。これは
いじめが減ったのではなく、
いじめの
認知件数が減ったと捉えており、そこが課題となっている。特に、小学校低学年は、
全国平均と比べて本市では
認知件数が少ないことから、様々なささいな行為を積極的に認知することなど、解決に向け対応していくとの答弁がありました。 また、小・中
地域連携の課題はとの質疑に対し、
コミュニティや
学校支援ボランティア、
地域人材の活用により円滑な連携を進めるなど、地域の
教育力を
学校教育に取り入れることで、
子供たちが地域の方に感謝する気持ちや、地域のよさを認識する機会になっている。
行事等の活動が増え、
教育現場への負担が課題の一つと言えるとの答弁がありました。 また、
保育士確保対策事業費について、
就職準備費補助金は
予算額600万円に対し
決算額30万円、
保育士修学費補助金は
予算額720万円に対し
決算額117万円であるが、利用が伸びなかった理由をどう考えて、どのように改善を図るのかとの質疑に対し、
事業初年度であり、細部の周知が不十分であった。
保育士養成施設への進学を考えている高校生を含め、周知、PRに努めていくとの答弁がありました。
教育部に関する決算は、討論もなく、承認いたしました。 次に、
ボートレース事業局では、
競走事業収益が減額となっているが理由はとの質疑に対し、
新型コロナウイルスの影響で、場間、
場外発売ができなくなり、収益全体に影響を及ぼしているとの答弁がありました。 また、新たに取り組んだ
集客イベントはあるのか。
電話投票ファンに対する
イベントや
レース情報の周知はとの質疑に対し、まるサタや
ブルーナイター10周年
イベントに力を入れ、
新規来場者や認知度の拡大、地域への貢献、イメージアップに努めた。
電話投票会員への
イベントも年間を通して行い、SNSを活用し、全国へキャンペーンや
レース情報を発信したとの答弁がありました。 また、
コロナウイルスのような不測の事態に対する対策はとの質疑に対し、SNSを強化して全国的に
ファンを増やし、
電話投票売上げをさらに伸ばしていきたい。また、本場の
パーク化を図り、
新規来場者の拡大を目指すとともに、地域、
社会貢献に努めながら、不測の事態にも備えたいとの答弁がありました。 討論では、
ボートレース事業においては、
売上げを伸ばすために青少年を次世代の
ファンとして開拓していく必要があると思うが、
ギャンブル依存症への対策が現状十分になされていないとの
反対意見がありましたので、起立により採決を行い、賛成多数で、
ボートレース事業局に関する利益の処分と決算は承認いたしました。 次に、
消防本部では、
耐震性の
防火水槽の
整備状況はとの質疑に対し、
防火水槽は市内に234か所あり、そのうち57か所は
耐震性がある。今年度、新たに3か所設置を予定しており、今後も引き続き対応していくとの答弁がありました。 また、島嶼部の
救急搬送の現状を踏まえ、どのような方策を考えているのかとの質疑に対し、市で船を持つことを検討しているが、
財政的負担が大きいため、広域で連携しながら進めていくとともに、国、県の
補助金も活用したいとの答弁がありました。 また、
住宅用火災警報器の設置が進んでいないと思われるが認識はとの質疑に対し、中
讃ケーブルテレビや
ホームページの活用、全
コミュニティへの
チラシ配布など、
普及啓発に取り組んでおり、
コミュニティ行事での
啓発活動も検討したいとの答弁がありました。
消防本部に関する決算は、討論もなく、承認いたしました。 次に、
都市整備部では、
シビックパークゾーン基本計画策定業務委託について、当初の計画から大きく変わっているがその認識はとの質疑に対し、
庁舎南館を利用するため当初計画が変更となったが、一時的なものと考えているとの答弁がありました。 また、
市庁舎整備事業に遅延が生じた理由はとの質疑に対し、
鉄骨鋼材納入の遅れ等により工事に遅れが生じたが、できる限り早期の
供用開始を目指したい。具体的な開庁日は、改めて市民にお知らせしたいとの答弁がありました。 また、
市道原田金倉線と
西土器南北線道路改良工事の状況はとの質疑に対し、
市道原田金倉線は、国の
交付金が当初計画より
低額配分となり、工事がほとんど進んでいない。
西土器南北線は、当初計画に沿った
交付金であったとの答弁がありました。 討論では、
シビックパークゾーン基本計画策定業務委託について、当初計画から大きく変わっている。また、
市道原田金倉線に係る
道路整備事業は、国の
交付金が
低額配分だったとはいえ、地元の人たちがある程度納得できるよう対策を取るべきであるとの
反対意見がありましたので、起立により採決を行い、賛成多数で、
都市整備部に関する決算は承認いたしました。 次に、
産業文化部及び
農業委員会では、
企業立地促進奨励金の現状と課題はとの質疑に対し、昨年度は4億440万6,000円を交付、約111億円の
設備投資が行われ、
市内在住者39名の雇用につなげることができた。
市外業者が工場を本市へ移した事例など、企業の市外への転出を防ぎ、転入の促進を図られている。なお、市民5名以上の
新規雇用を求める条件については、その見直しも
検討課題の一つであるとの答弁がありました。 また、猪熊弦一
郎現代美術館の
地下排水について、収蔵庫の
水害対策はとの質疑に対し、雨水や海水等の
浸入対策としては、
北側通路入り口に設置された
せり上がり装置で、
水位上昇時の
浸水防止が可能である。また、
収蔵庫手前への前室設置により、
浸水対策の一助となる効果も期待できるとの答弁がありました。 また、
指定野菜や果樹の
種苗助成等による成果はとの質疑に対し、タマネギ、レタスについては種苗の補助、桃には苗木と
生産資材の補助を行っている。野菜の
収穫面積は減少しているが、種子の更新を定期的に行うことで品質を確保し、収穫をゼロにしないことに努めている。桃の
作付面積は、平成27年の
台風被害により一旦減少したが、苗木の助成を行うことで面積の拡大を目指しているとの答弁がありました。
産業文化部及び
農業委員会に関する決算は、討論もなく、承認いたしました。 次に、
総務部、
選挙管理委員会及び
監査委員事務局では、
モーターボート収益基金積立金等について、
本市財政に大変寄与しているにもかかわらず、市民の認識は高くない。広く周知する機会を持つべきではないかとの質疑に対し、
モーターボート競走事業から毎年1億円、平成30年度については160億円、また
新型コロナウイルス対策など、本市への繰入れは多額である。
財政状況の報告時など、折に触れて広報紙や
ホームページでPRに努めたいとの答弁がありました。 また、入札の
総合評価落札方式に対する考え方と、業種別の
金額設定の状況はとの質疑に対し、
総合評価落札方式は、今年度から対象となる工事を見直し、
設計金額1,000万円以上としていた基準を、
舗装工事1,500万円以上、
土木一式工事2,000万円以上、その他の工事は3,000万円以上に変更した。今後とも、品質の確保を図り、
公共調達の
適正化に努めていきたいとの答弁がありました。 また、女性の
管理職登用への認識と職員への働きかけはとの質疑に対し、昨年度は
女性職員向けの研修を行い、
管理職になるかならないかだけでなく、働き方やスキルに関する
意見交換等を
先輩管理職職員とともに行った。今年度は、
男性職員対象にも開催する予定だが、
管理職になることに対して前向きなイメージを持てるようサポートしたいとの答弁がありました。
総務部、
選挙管理委員会及び
監査委員事務局に関する決算は、討論もなく、承認いたしました。 最後に、
議会事務局では、
行政視察の受入れと
政務活動費の
交付状況はとの質疑に対し、
行政視察においては37件中、地区別では
関東地方が13件、95名、
東海地方が5件、31名で半数を占めており、
視察目的としては、防災や
コミュニティの
まちづくり活動、
ボートレースまるがめ、まる
育サポートなどが上位となっている。また、
政務活動費の
執行率は、令和元年度78.33%、平成30年度79.32%、平成29年度88.60%であるとの答弁がありました。
議会事務局に関する決算は、討論もなく、承認いたしました。 以上、5日間にわたり審査を行いました結果、認定第1号及び議案第75号は承認することに決定いたしました。 なお、このたびの審査を経まして、
委員会として
提言書を取りまとめ、市長に提出することになっております。
理事者におかれましては、
提言書は基より、
審議過程において委員から出された意見や要望を十分に踏まえ、新年度の
予算編成に反映していただきますよう要望し、報告を終わります。
○議長(
山本直久君) 以上で
委員長の報告は終わりました。
委員長報告は、認定第1号、議案第75号、いずれも
原案承認であります。 これより
委員長報告に対する質疑に入ります。
委員長報告に対する質疑の通告はありません。 質疑もないようでありますので、これにて
委員長報告に対する質疑を終わります。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 4番
中谷真裕美君。 〔4番(
中谷真裕美君)登壇〕
◆4番(
中谷真裕美君)
日本共産党の
中谷真裕美です。 ただいま
委員長報告がありました認定第1号「令和元
年度丸亀市
一般会計及び各
特別会計歳入歳出決算認定について」及び議案第75号「令和元
年度丸亀市
モーターボート競走事業会計利益の処分及び決算の認定について」承認することに反対の立場で討論を行います。 まず、令和元年度の
一般会計につきましては、この間の喫緊の課題であった
待機児童の解消に向けて、
保育士不足を解消する市独自の事業に着手をしたこと、また10月からの保育の
無償化で、
無償化と言いながら副食費を新たに
保護者負担とする国の制度の不十分さを補うため、副食費と
主食費も併せ、丸亀市独自の
財政措置で無償とし、市長が公約に掲げる
給食費無償化への第一歩としたことは、
子育て世帯から大いに歓迎をされております。
子育て支援の充実を掲げる本市にふさわしいこの年度の英断であったと、高く評価をしております。 一方、10月からの
消費税増税となりましたが、その
増税対策として、
景気浮揚策と
マイナンバーカードの
取得促進を無理やりセットにした
プレミアム付自治体ポイント事業は、国が
制度設計を決められないまま、結局年度をまたぎ、
マイナポイント事業へと
さま変わりをしました。本市でも、この年度、
制度設計が決まらない中、とにかく
マイナンバーカード取得促進だけを
準備事業費として執行しています。もちろん、市に責任があるわけではありませんが、
消費増税対策と銘打った
事業費を立て、その趣旨と違う税金の使い方をすることは認めることができません。 また、この
消費増税と併せて、家計へのダブルパンチとなったのが、この年度の
国民健康保険税の
値上げでした。均等割、平等割、所得割、全てで引上げとなったため、
国保世帯の負担、特に
世帯人数の多い被
保険者の負担は大変大きなものでした。これに対し、令和元
年度国民健康保険特別会計の決算では、当初予算に計上しておりました
一般会計からの
赤字補填分、1億円全額を減額してもなお3億6,000万円の黒字となっており、これだけの大きな
値上げが本当に必要だったのかと疑問が残るものでした。 以上の理由から、認定第1号「令和元
年度丸亀市
一般会計及び各
特別会計歳入歳出決算認定について」の承認に反対をするものです。 また、議案第75号「令和元
年度丸亀市
モーターボート競走事業会計利益の処分及び決算の認定について」は、
コロナ禍で無
観客レースなど制約が多くある中、それでも例年とほぼ変わらぬ収益を上げ、
本市財政に寄与されている職員の皆さんの努力に敬意を表します。しかしながら、その
売上げの多くを支えている
電話投票の浸透に見られるように、どこからでも簡単に投票ができる環境が広がり、また若者や
ファミリー層を顧客として巻き込む利用の拡大や、広告を広げていく現在の
経営方針は、
ギャンブル依存症の割合が国際的に見て異常に高い日本において、その十分な対策、例えば
ギャンブル依存症への
予防教育、広報が学校や地域でほとんどなされておらず、正確な情報が知らされていない現状で、青少年への影響が特に懸念をされるところです。確かに、その
売上げが
自治体財政の
健全化を支えている側面がございます。しかし、一方
ギャンブル依存症で、仕事や家庭や
人間関係を失う深刻な事態による
日本社会全体の損失も大きいと考えるものです。 以上、述べてきましたことから、認定第1号及び議案第75号について、その承認に反対をするものです。
○議長(
山本直久君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山本直久君) 討論もないようでありますので、これにて討論を終わります。 これより採決いたします。 認定第1号及び議案第75号に
反対討論がありましたので、それぞれ起立により採決いたします。 認定第1号「令和元
年度丸亀市
一般会計及び各
特別会計歳入歳出決算認定について」、
委員長報告のとおり原案を認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者=起立〕
○議長(
山本直久君) 御着席願います。 起立多数であります。 よって、認定第1号は、原案のとおり認定されました。 次に、議案第75号「令和元
年度丸亀市
モーターボート競走事業会計利益の処分及び決算の認定について」、
委員長報告のとおり原案を可決及び認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者=起立〕
○議長(
山本直久君) 御着席願います。 起立多数であります。 よって、議案第75号は、原案のとおり可決及び認定されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第3 議案第93号から議案第95号まで
○議長(
山本直久君) 日程第3、議案第93号から議案第95号までを
一括議題といたします。 件名は事務局長から朗読いたします。 〔事務局長(渡辺研介君)朗読〕 ─────────────── 議案第93号 令和2
年度丸亀市
一般会計補正予算(第9号) 議案第94号 物品の購入について(
丸亀市内小学校GIGAスクール構想に係る端末) 議案第95号 物品の購入について(
丸亀市内中学校GIGAスクール構想に係る端末) ───────────────
○議長(
山本直久君) 以上、一括上程議案について、市長の提案理由の説明を求めます。 市長 梶 正治君。 〔市長(梶 正治君)登壇〕
◎市長(梶正治君) おはようございます。 提案理由を申し上げます。 議案第93号、
一般会計補正予算につきましては、歳入歳出それぞれ1億5,486万4,000円を追加し、予算の総額を670億8,024万6,000円とするものであります。 その内容といたしまして、予防接種費において、
新型コロナウイルス感染症とインフルエンザ等の同時流行を防ぐため、高齢者のインフルエンザ及び肺炎球菌ワクチンの予防接種、また中学生までの子供のインフルエンザ予防接種等について、接種費用を助成する経費1億5,486万4,000円を計上いたします。 また、これらの財源といたしまして、県支出金のほか、財政調整基金繰入金及び前年度繰越金を措置するものであります。 議案第94号、物品の購入につきましては、
丸亀市内小学校GIGAスクール構想に関わる端末の購入について、去る9月24日に指名競争入札を行いましたところ、株式会社エレパ高松営業所に落札決定し、物品売買仮契約を9月24日に締結しましたので、
丸亀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、御議決を賜りたいのであります。 議案第95号、物品の購入につきましては、
丸亀市内中学校GIGAスクール構想に関わる端末の購入について、去る9月24日に指名競争入札を行いましたところ、シコク・システム工房株式会社に落札決定し、物品売買仮契約を9月24日に締結しましたので、
丸亀市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、御議決を賜りたいのであります。 以上です。
○議長(
山本直久君) 一括上程議案に対する提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第93号から議案第95号までの各案は、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山本直久君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第93号から議案第95号までの各案は、いずれも
委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより質疑に入ります。 質疑の通告はありません。 質疑もないようでありますので、これにて質疑を終わります。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 23番 水本徹雄君。 〔23番(水本徹雄君)登壇〕
◆23番(水本徹雄君) おはようございます。 議案第94号の丸亀市小学校GIGAスクール構想に係る物品の購入について、反対の立場で討論いたします。 このGIGAスクール構想というのは、概要として、義務教育を受ける児童・生徒のために1人1台のパソコンと、高速ネットワーク環境などを整備する計画で、一人一人の個性に合わせた教育の実現を目指す構想であります。よって、個性に合わせた教育の実現を目指す上で、パソコンの性能や中身は大変重要であると思っております。議案第94号の市内小学生に使ってもらうパソコン機器の仕様書を見ますと、CPU、いわゆるパソコンにおける中心的な処理装置は、インテルセレロンのこのプロセッサーを搭載されているようでありますが、この最近のインテルのCPUは、コアアイ3、コアアイ5、コアアイ7といった性能が比較的高いプロセッサーが主流となっており、市場に出ている多くのパソコンが搭載しているCPUは、このコアアイシリーズのようであります。調べてみますと、このセレロンを搭載しているパソコンは、安価ではある反面、パソコンの処理性能が低く、すなわち処理スピードは遅いものとなっております。これは、今後の
子供たちの重要な教育カリキュラムであるプログラミング教育事業においての時間のロスが多く出てくるのではないかと私は心配しております。 議案第94号の内容から、市内小学校の機器等を、6,264台では大体1台当たりの費用も概算で出てくると思いますが、これだけ多くの機器を購入するに当たり、1台当たりの価格が安くなるといったメリットを十分活用し、
子供たちのために少しでも性能のよいものに変えることができるのではないかと私は思っております。これは、授業の進行スピードの妨げや、処理が遅いことによる
子供たちに与えるストレス、またトラブルを回避することにもつながっていくと私は思っております。 これからパソコンを活用した授業や教育場面が増えるに当たり、少しでも質のよい機器を
子供たちに使ってもらうことは重要であると思っております。ましてや、授業としてパソコンに触れる小学校という初期の段階である、この安定したパソコン機器を利用してもらうことは、プログラミング授業に対する
子供たちにとってのイメージや、パソコンを扱うことの魅力を感じてもらうことにおいては、これは大変重要な意味を持ってると私は考えております。 国のGIGAスクール構想で購入するパソコンは、全国的に大量の物品を短期間で納入するということになっておるため、物品が不足している現状もあると考えられますが、もし仮にそういった背景があるとしたならば、その影響で
子供たちが扱うパソコン機器の質が低くなったら、
子供たちに適正な環境で授業に臨むことは、私は到底言い難いと考えております。教育に係る投資は、慎重の上にも慎重でなければならないと私は考えております。例えば、例で申し上げますと、もうこれからは蛍光灯からLEDの時代に入っています。今、このパソコンの仕様書を見ますと、今までどおりの蛍光灯でいいよと、こういうふうな仕様書であります。 よって、議案第94号の
丸亀市内小学校GIGAスクール構想に係る端末における機器の性能に、私は問題が見受けられたため反対いたします。 以上であります。